8746 J-第一商品 2020-02-07 15:00:00
令和2年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
令和2年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
令和2年2月7日
上場会社名 第一商品株式会社 上場取引所 東
コード番号 8746 URL https://www.dai-ichi.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)正垣 達雄
問合せ先責任者 (役職名) 取締役総務本部長 (氏名)岡田 義孝 TEL 03-3462-8011
四半期報告書提出予定日 令和2年2月7日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.令和2年3月期第3四半期の業績(平成31年4月1日~令和元年12月31日)
(1) 経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
営業収益 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2年3月期 第3四半期 3,071 27.2 378 - 395 - 361 -
31年3月期 第3四半期 2,415 △14.2 △471 - △435 - △449 -
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2年3月期 第3四半期 23.40 -
31年3月期 第3四半期 △29.11 -
(2) 財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2年3月期 第3四半期 19,896 5,824 29.3 377.30
31年3月期 18,436 5,461 29.6 353.80
(参考)自己資本 2年3月期第3四半期 5,824百万円 31年3月期 5,461百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
31年3月期 - - - 0.00 0.00
2年3月期 - - -
2年3月期(予想) - -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.令和2年 3月期の業績予想(平成31年 4月 1日~令和2年 3月31日)
当社の主力事業は商品先物取引業であり、商品市場や為替市場等の相場環境の動向が業績に大きな影響を与える傾向
があるため、適正な業績予想の開示を行うことが難しくなっております。当社におきましては平成28年3月期まで業績
予想を開示してまいりましたが、株主や投資家の皆様の合理的な判断の形成に有用とはいえないと判断し、平成29年3
月期以降は業績予想の開示を控えさせていただくことといたしました。
※ 注記事項
(1) 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2年3月期 3Q 16,227,207 株 31年3月期 16,227,207 株
② 期末自己株式数 2年3月期 3Q 789,942 株 31年3月期 789,942 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2年3月期 3Q 15,437,265 株 31年3月期 3Q 15,437,265 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
前述のように適正な業績予想を行うことが難しく、その開示を控えておりますが、業績数値の合理的な見積りが可
能となった時点で、別途、業績見通し(速報値)の開示を適宜行っていく予定です。
第一商品株式会社(8746) 令和2年(2020年) 3月期
第3四半期 決算短信 (非連結)
○ 添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 2
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 5
第3四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 5
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 6
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 6
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 6
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 6
継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………………… 6
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第一商品株式会社(8746) 令和2年(2020年) 3月期
第3四半期 決算短信 (非連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間におきましては、年末にかけNYダウが史上最高値を更新しましたが、世界経済は減速の
動きを見せています。米中貿易摩擦の激化、中東や北朝鮮における地政学的リスク、さらには欧州主要国の政権基
盤の不安定化や、英国のブレグジット問題により、サプライチェーン寸断等による世界経済の停滞が懸念されてお
り、米国や欧州の中央銀行は一時金融緩和に舵を戻しています。我が国経済については、成長戦略の柱となるイノ
ベーションは進展しているものの、海外経済の減速や自然災害などの影響によって自動車等の輸出が落ち込み、I
Tサイクルの調整局面でもあったことから、緩やかな拡大を続けてきた景気が一時減速したと考えられます。
国内商品先物市場における金の市況については、4月から5月にかけては1グラム4,500円台を中心とした値動
きにとどまり売買高は低迷しましたが、世界経済の停滞感が強まってくるにつれて安全資産としての金に投資資金
が集まり、6月から9月にかけて国内外で金買いが優勢となり、9月初旬には1グラム5,300円を超えて売買高が
増加しました。その後値動きは小康状態となりましたが、年末にかけては米国の再利下げにより一時1グラム
5,331円まで値を上げ、上場来高値を更新しました。
白金の市況については、4月上旬の南アフリカの白金生産コスト上昇の見通しにより白金価格が1グラム3,000
円付近から3,200円台まで急騰しました。5月に入ってからは米中貿易摩擦の激化から世界経済減速による自動車
触媒需要の減少懸念が相場を圧迫し、5月末には1グラム2,700円台まで下落しました。また8月末から9月初め
にかけ、中国の国内主要都市の自動車購入規制緩和見通しや、パラジウムとの価格差を意識した買いなどが入り、
1グラム3,400円台まで急伸し、売買高が増加しました。その後1グラム3,000円台まで値を戻しましたが、12月中
旬以降、南アフリカの計画停電や米国の再利下げにより1グラム3,400円手前まで再び急伸し、売買高も伸ばしま
した。
国内商品先物市場においては、貴金属市場以外は売買高が回復しなかったことから、当第3四半期累計期間にお
ける国内商品取引所の総売買高(東京商品取引所の金現物取引及び金先物オプション取引を含む)は29,182千枚
で、前年同期比12.1%の減少となりました。
当社においては、主力商品である金標準取引の当第3四半期累計期間における委託売買高は208千枚で前年同期
比4.5%の増加、準主力商品である白金標準取引の委託売買高が97千枚で前年同期比66.5%の増加となり、全商品
の総委託売買高は307千枚で前年同期比17.3%の増加となりました。(なお今年7月中に上記金標準取引及び白金
標準取引を含む貴金属市場等が、東京商品取引所(TOCOM)の商品デリバティブ市場から大阪取引所(OSE)の商品デリ
バティブ市場へ移管される予定となっております。)
この結果、受取手数料は2,845百万円(前年同期比21.8%増)で 売買損益は金地金取引等により225百万円(前
年同期比182.9%増)となり、営業収益は3,071百万円(前年同期比27.2%増)となりました。広告宣伝費や人件費
等、経費抑制は継続して行っており、営業利益は378百万円(前年同期は471百万円の損失)となりました。経常利
益については395百万円(前年同期は435百万円の損失)となりました。また、商品取引責任準備金の戻入額112百
万円と繰入額109百万円との差引利益分が2百万円、投資有価証券売却益が74百万円、固定資産等の減損損失が33
百万円となっており、四半期純利益は361百万円(前年同期は449百万円の損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
資産合計は、前事業年度末に比べ1,459百万円増加し、19,896百万円となりました。これは主に現金及び預金の
増加(653百万円)、差入保証金の増加(510百万円)等によるものです。
負債合計は、前事業年度末に比べ1,096百万円増加し、14,071百万円となりました。これは主に預り証拠金の増
加(993百万円)等によるものです。
純資産合計は、前事業年度末に比べ362百万円増加し、5,824百万円となりました。これは主に四半期純利益を
361百万円計上したこと等によるものです。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社の主力事業は商品先物取引業であり、商品市場や為替市場等の相場環境の動向が業績に大きな影響を与える
傾向があるため、適正な業績予想の開示を行うことが難しくなっております。当社におきましては平成28年3月期
まで業績予想を開示してまいりましたが、株主や投資家の皆様の合理的な判断の形成に有用とはいえないと判断
し、平成29年3月期以降は業績予想の開示を控えさせていただくことといたしました。それに代え、業績数値の合
理的な見積りが可能となった時点で、別途、業績見通し(速報値)の開示を適宜行っていく予定です。
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第一商品株式会社(8746) 令和2年(2020年) 3月期
第3四半期 決算短信 (非連結)
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(平成31年3月31日) (令和元年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,910,686 3,564,186
受取手形及び売掛金 49,464 115,940
委託者未収金 48,436 50,194
商品 623,749 638,970
保管有価証券 2,425,373 2,470,426
差入保証金 8,880,051 9,390,056
委託者差金 1,325,408 1,789,428
その他 302,348 327,600
貸倒引当金 △133 △8,521
流動資産合計 16,565,382 18,338,281
固定資産
有形固定資産 450,871 449,219
無形固定資産 0 0
投資その他の資産
投資有価証券 85,224 25,888
固定化営業債権 585,950 570,531
破産更生債権等 229,282 9,282
その他 1,101,337 1,068,682
貸倒引当金 △581,243 △565,594
投資その他の資産合計 1,420,551 1,108,790
固定資産合計 1,871,422 1,558,009
資産合計 18,436,805 19,896,291
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第一商品株式会社(8746) 令和2年(2020年) 3月期
第3四半期 決算短信 (非連結)
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(平成31年3月31日) (令和元年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 14,844 95,550
未払法人税等 43,462 100,309
賞与引当金 35,192 15,098
訴訟損失引当金 - 1,500
預り証拠金 9,956,300 10,949,631
預り証拠金代用有価証券 2,425,373 2,470,426
その他 219,254 172,498
流動負債合計 12,694,427 13,805,014
固定負債
退職給付引当金 247,637 237,637
その他 6,233 4,585
固定負債合計 253,871 242,222
特別法上の準備金
商品取引責任準備金 26,791 24,526
特別法上の準備金合計 26,791 24,526
負債合計 12,975,090 14,071,763
純資産の部
株主資本
資本金 2,693,150 2,693,150
資本剰余金 2,672,071 2,672,071
利益剰余金 335,644 696,852
自己株式 △245,957 △245,957
株主資本合計 5,454,908 5,816,117
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 6,805 8,410
評価・換算差額等合計 6,805 8,410
純資産合計 5,461,714 5,824,527
負債純資産合計 18,436,805 19,896,291
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第一商品株式会社(8746) 令和2年(2020年) 3月期
第3四半期 決算短信 (非連結)
(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 平成30年4月1日 (自 平成31年4月1日
至 平成30年12月31日) 至 令和元年12月31日)
営業収益
受取手数料 2,335,457 2,845,391
売買損益 79,846 225,868
営業収益合計 2,415,304 3,071,259
営業費用 2,886,773 2,693,219
営業利益又は営業損失(△) △471,468 378,040
営業外収益
受取利息 48 79
受取配当金 614 696
貸倒引当金戻入額 7,081 7,261
為替差益 523 -
残余資産分配金 13,894 -
倉荷証券保管料 12,530 8,050
その他 2,151 1,625
営業外収益合計 36,845 17,712
営業外費用
支払利息 109 50
敷金償却費 350 -
為替差損 - 157
その他 800 31
営業外費用合計 1,259 239
経常利益又は経常損失(△) △435,882 395,513
特別利益
固定資産売却益 5,531 162
商品取引責任準備金戻入額 107,945 112,079
投資有価証券売却益 - 74,291
特別利益合計 113,476 186,533
特別損失
固定資産除売却損 5,657 0
商品取引責任準備金繰入額 106,854 109,814
減損損失 98 33,595
リース解約損 - 3
特別損失合計 112,610 143,413
税引前四半期純利益又は税引前四半期純損失(△) △435,016 438,633
法人税、住民税及び事業税 14,377 77,424
法人税等合計 14,377 77,424
四半期純利益又は四半期純損失(△) △449,394 361,208
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第一商品株式会社(8746) 令和2年(2020年) 3月期
第3四半期 決算短信 (非連結)
(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、第44期1,332百万円、第45期716百万円、第46期145百万円、第47期327百万円の営業損失を計上いたしま
した。広告宣伝費や人件費などで削減に努めたものの、商品先物取引事業の収益面の減少から営業損失が続いてお
り、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況となっております。
このような状況を早期に脱却するため、次のような施策を講じてまいります。
まずは、ソーシャルメディア等も活用した効率的な広告宣伝により顧客基盤の拡大を推し進めてまいります。次
に、お客さま目線をより重視した営業推進体制とお客さまのニーズやマーケットの動向をより的確に捉えた質の高
い提案営業を確立することで、お客さま本位に立脚した営業体制の構築を図ってまいります。また、お客さまのあ
らゆるニーズに応える属性に応じた適切なサービスの提供と、お客さまの資産運用に資する情報発信およびサポー
ト体制の強化を図ることで、お客さまの利益チャンスの提供体制を構築してまいります。
一般管理費につきましては、令和元年6月28日付にて横浜支店および埼玉支店を廃止しており、また役員数の減
少および報酬の一部カット等により更なる経費抑制に努めております。
以上のことを精力的かつ効果的に取り組んでまいりますので、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認めら
れないものと認識しております。
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