8746 J-第一商品 2021-02-15 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月15日
上場会社名 第一商品株式会社 上場取引所 東
コード番号 8746 URL https://www.dai-ichi.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)木村 学
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員管理本部長 (氏名)渡邊 誠一 TEL 03-3462-8011
四半期報告書提出予定日 2021年2月15日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
営業収益 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 740 - △1,130 - △1,141 - △630 -
2020年3月期第3四半期 - - - - - - - -
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 △715百万円 (-%) 2020年3月期第3四半期 -百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 △40.27 -
2020年3月期第3四半期 - -
※ 当社は、2021年3月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2020年3月期第3四半期の数値及び対前年四半期増減率について
は記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 9,377 5,682 60.6
2020年3月期 - - -
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 5,682百万円 2020年3月期 -百万円
※ 当社は、2021年3月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2020年3月期の数値については記載しておりません。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - - - 5.00 5.00
2021年3月期 - - -
2021年3月期(予想) - -
※ 2021年3月期の配当につきましては未定としております。 (注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
当社グループの業績は、相場環境の動向に大きな影響を受け、適正な業績予想を行うことが非常に難しいことから、
連結業績予想の開示を控えさせていただいております。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :有
④ 修正再表示 :無
(注) 詳細は、添付資料P.7「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計上の見積りの変
更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 20,077,207株 2020年3月期 16,227,207株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 790,026株 2020年3月期 789,942株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 15,661,217株 2020年3月期3Q 15,386,138株
(注) 2020年3月期3Q期中平均株式数は、2020年5月1日実施の訂正後の数値を記載しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
前述のように適正な業績予想を行うことが難しく、その開示を控えておりますが、業績数値の合理的な見積りが可
能となった時点で、別途、連結業績見通し(速報値)の開示を適宜行っていく予定です。
第一商品株式会社(8746) 2021年(令和3年)3月期
第3四半期 決算短信 (連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(会計上の見積りの変更) ………………………………………………………………………………………… 7
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 7
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 7
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 7
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………………… 7
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第一商品株式会社(8746) 2021年(令和3年)3月期
第3四半期 決算短信 (連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におきましては、全世界的な新型コロナウイルス感染症の拡がりによる今後の世界経
済への不透明感はあるものの、各国の中央銀行が通貨供給量を増やしており、株式市場や金市場などにおいてボラ
ティリティの高まりを見せました。国内においては、戦後最長と思われていた景気回復が幻のものとならざるを得
なくなったばかりか、景気が一時的に後退しているものと思われます。
当社グループにおきましては、第2四半期に当社の商品先物取引事業の大部分を譲渡したことから、それ以降は
金融商品取引及び貴金属地金の現物売買などに注力することとなり、当第3四半期連結累計期間における受取手数
料は580百万円となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は740百万円となりました。経費抑制は継続して行ったものの
収益減少分を補えず、営業損失は1,130百万円となりました。経常損失については1,141百万円となりました。ま
た、事業整理損失引当金繰入額360百万円(早期退職費用分約313百万円、事業所廃止費用等約47百万円)、上場契約
違約金20百万円が特別損失で計上され、事業譲渡益793百万円、退職給付に係る負債戻入額73百万円が特別利益で
計上され、親会社株主に帰属する四半期純損失は630百万円となりました。
なお、当社は2020年5月にOKプレミア証券株式会社を完全子会社化し、第1四半期より、同社を連結子会社とす
る連結決算に移行しましたが、みなし取得日を第1四半期連結会計期間末日としているため、被取得企業である同
社の第1四半期の業績に関しては、第3四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書には含まれておりませ
ん。
(2)財政状態に関する説明
資産合計は、9,377百万円となりました。これは主に事業譲渡により商品先物取引に係る当社の差入証拠金等が
9,729百万円減少した一方、2020年5月25日付で取得した連結子会社に係る証券業における短期差入証拠金等が
3,284百万円、投資有価証券が1,406百万円となったことによるものであります。
負債合計は、3,694百万円となりました。これは主に事業譲渡により商品先物取引に係る当社の預り証拠金が
9,623百万円減少した一方、子会社に係る証券業における受入保証金等が3,122百万円となったことによるもので
あります。
純資産合計は、5,682百万円となりました。これは主に増資で資本金2,979百万円、資本剰余金2,928百万円とな
りましたが、利益剰余金が97百万円となったことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループは、証券市場、為替市場及び商品市場等の相場環境の動向が業績に大きな影響を与える傾向がある
ため、適正な業績予想の開示を行うことは非常に難しくなっております。2016年3月期までは業績予想を開示して
おりましたが、株主や投資家の皆様の合理的な判断の形成に有用とはいえないと判断し、2017年3月期以降は業績
予想の開示を控えさせていただいております。それに代え、業績数値の合理的な見積りが可能となった時点で、別
途、連結業績見通し(速報値)の開示を適宜行っていく予定です。
新型コロナウイルス感染症につきましては、当社グループの対面営業活動への影響が考えられますが、世界的な
被害状況が市況に一定の影響を与える可能性もあり、今後の当社グループの業績への影響は合理的には見通せない
状況となっております。
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第一商品株式会社(8746) 2021年(令和3年)3月期
第3四半期 決算短信 (連結)
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,372,169
委託者未収金 6,294
商品 1,070,730
保管有価証券 32,799
差入保証金 24,375
証券業における預託金 475,007
証券業における信用取引資産 1,127,840
証券業における短期差入保証金 1,681,992
その他 92,635
貸倒引当金 △2,895
流動資産合計 6,880,950
固定資産
有形固定資産 399,584
無形固定資産
のれん 133,707
その他 0
無形固定資産合計 133,707
投資その他の資産
投資有価証券 1,406,264
退職給付に係る資産 64,199
固定化営業債権 1,080,718
破産更生債権等 9,282
その他 478,343
貸倒引当金 △1,075,904
投資その他の資産合計 1,962,904
固定資産合計 2,496,196
資産合計 9,377,146
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第一商品株式会社(8746) 2021年(令和3年)3月期
第3四半期 決算短信 (連結)
(単位:千円)
当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日)
負債の部
流動負債
未払法人税等 12,279
賞与引当金 1,000
訴訟損失引当金 320,652
特別調査費用引当金 36,000
事業整理損失引当金 5,273
預り証拠金 24,375
預り証拠金代用有価証券 32,799
証券業における信用取引負債 929,495
証券業における預り金 344,274
証券業における受入保証金 1,848,893
その他 105,822
流動負債合計 3,660,865
固定負債
その他 6,294
固定負債合計 6,294
特別法上の準備金
商品取引責任準備金 25,536
金融商品取引責任準備金 1,835
特別法上の準備金合計 27,372
負債合計 3,694,532
純資産の部
株主資本
資本金 2,979,975
資本剰余金 2,928,675
利益剰余金 97,612
自己株式 △245,971
株主資本合計 5,760,292
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △77,677
その他の包括利益累計額合計 △77,677
純資産合計 5,682,614
負債純資産合計 9,377,146
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第一商品株式会社(8746) 2021年(令和3年)3月期
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
至 2020年12月31日)
営業収益
受取手数料 580,976
売買損益 151,336
その他の営業収益 8,279
営業収益合計 740,591
営業費用 1,870,961
営業損失(△) △1,130,370
営業外収益
受取利息 70
受取配当金 656
倉荷証券保管料 1,550
その他 4,727
営業外収益合計 7,004
営業外費用
支払利息 10
為替差損 586
貸倒引当金繰入額 4,691
株式交付費 11,750
その他 1,436
営業外費用合計 18,475
経常損失(△) △1,141,841
特別利益
固定資産売却益 801
商品取引責任準備金戻入額 30,796
退職給付に係る負債戻入額 73,101
事業譲渡益 793,032
特別利益合計 897,731
特別損失
固定資産除売却損 2,649
商品取引責任準備金繰入額 11,934
事業整理損失引当金繰入額 360,000
上場契約違約金 20,000
特別損失合計 394,583
税金等調整前四半期純損失(△) △638,693
法人税、住民税及び事業税 6,496
法人税等調整額 △14,578
法人税等合計 △8,082
四半期純損失(△) △630,611
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △630,611
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第3四半期 決算短信 (連結)
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
至 2020年12月31日)
四半期純損失(△) △630,611
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △84,510
その他の包括利益合計 △84,510
四半期包括利益 △715,122
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △715,122
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第一商品株式会社(8746) 2021年(令和3年)3月期
第3四半期 決算短信 (連結)
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
2020年12月16日公表の「第三者割当増資による新株式発行の払込完了に関するお知らせ」のとおり、第三者割当
増資(現物出資)による新株式発行の払込が完了し、資本金が286,825千円、資本準備金が286,825千円増加した結
果、当第3四半期連結会計期間末において資本金が2,979,975千円、資本剰余金が2,928,675千円となっておりま
す。
また、2020年11月30日公表の「クラウドバンク株式会社との資本業務提携に関する資本事業提携契約書の締結及
び第三者割当により発行される募集(現物出資)並びに主要株主、主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社
の異動に関するお知らせ」のとおり、CB戦略1号投資事業有限責任組合が新たに主要株主である筆頭株主となり
ます。
(会計上の見積りの変更)
当社は早期退職者の募集、事業譲渡及び支店廃止等に伴い、従業員数が著しく減少し、退職給付に係る財務諸表
項目の重要性が乏しくなったため、当第2四半期連結会計期間より退職給付債務の計算を原則法から簡便法に変更
しております。
当該会計上の見積りの変更により、当第2四半期連結会計期間において「退職給付に係る負債」が42,315千円、
「退職給付に係る調整累計額」が4,618千円それぞれ減少したため、当該減少額合計の46,933千円を「退職給付に
係る負債戻入額(特別利益)」に計上しております。なお、当該「退職給付に係る調整累計額」に係る繰延税金負
債を2,038千円取崩し、法人税等調整額に同額を計上しております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当第3四半期連結累計期間(自 令和2年4月1日 至 令和2年12月31日)
当社は、金融商品取引及び商品先物取引の関連事業を主業務とする投資・金融サービス事業の単一セグメン
トであるため、記載を省略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、当社の事業譲渡による営業収益の90%以上を占める貴金属先物事業の喪失、早期退職種募集
等による従業員数の85%減少、本社を除く全営業店(10店舗)の閉鎖などにより、従前の企業活動を継続するこ
とが困難な状況にあり、株式会社東京証券取引所による特設注意市場銘柄指定により上場継続にも懸念が出てお
り、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
当社は、当該状況を解消すべく、情報サービス等の特色ある営業手法などの導入により子会社であるOKプレミ
ア証券株式会社の業績向上及び新規事業の開発によって当社グループの業績回復を図ってまいります。また、
2020年5月1日付で公表した再発防止策(改善措置)及び2020年12月15日付で公表した改善計画・状況報告書(原
因の総括と再発防止策の進捗状況)にもあるように、内部管理体制等を早急に整えます。特にコンプライアンス
意識を強化するため、コンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス研修を開催するなど恒常的な周知活
動を開始しており、継続してまいります。特設注意市場銘柄指定による上場廃止を回避できるよう役職員が一丸
となり、信頼回復に向けて、誠心誠意、最大限の努力を尽くしてまいります。
一方で、当社グループは当第3四半期連結会計期間末日に現金及び預金として23億円保有し、純資産も約56億
円となっており、コスト削減の効果も第4四半期以降に表れることから、当面の事業の展開・継続を図るに足る
十分な現金及び預金を有しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しておりま
す。
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