2020年３月期 第３四半期
決算補足説明資料
2020年２月７日
証券コード：8715
2020年３月期 ３Q 決算概要
１. 連結経常収益・経常利益・修正利益の推移
■ 経常収益 ： 30,585 百万円 （前年同期は 26,261 百万円 16.5％ 増 計画は 31,500 百万円 2.9％ 減 ）
（ うち、保険引受収益： 28,879 百万円 前年同期は 25,321 百万円 14.1 ％ 増 ）
■ 経常利益 ： 1,372 百万円 （前年同期は 1,833 百万円 25.1％ 減 計画は 1,000 百万円 37.3％ 増 ）
・対前年同期では、新規取組み強化、商品改定等により、保有契約数（ 7.4％増 ）・保険引受収益（ 14.1％増）ともに順調に増加。
・対前年同期では、遺伝子検査・病院運営等のその他経常収益も順調に拡大し、グループ連結の経常収益・利益ともに堅調な着地。
・対計画では、保険引受収益の減少による異常危険準備金の減少の影響や資産運用収益の上振れ等により、経常利益は上振れの着地。
・ペット保険事業の実質的な損益を表す修正利益（注）は対前年同期で減少しているものの、下半期は計画に沿った増加を見込む。
（注）修正利益 ： 経常利益から異常危険準備金、資産運用収支、その他経常収支等の影響を除外した利益であり、“ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標。
（百万円） （百万円）
経常利益 （左軸） 修正利益 （左軸） 経常収益 （右軸）
4,000 40,000
3,500 35,000
30,585
3,000 26,261 30,000
23,814
2,500 25,000
2,000 1,833 20,000
1,501
1,500
1,281
1,372 15,000
1,150
977
1,000 10,000
500 5,000
0 0
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
３Q ３Q ３Q
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2020年３月期 ３Q 決算概要
２. 2020年３月期 連結決算概況
（百万円） 主な勘定科目の内容と増減理由
19年３月期 20年３月期 対前期
増減率 ① 保険引受収益（詳細は「6.アニコム損保単体：経常収益のパラメータ」(P7)参照）
３Q ３Q ・保有契約数が対前年同期比で7.4％増加。
経常収益 26,261 30,585 16.5 ％ ・新規契約数累計が対前年同期比で7.5%増加。
・継続契約数の増加、商品（料率）改定、加齢に伴う保険料単価の上昇も寄与。
保険引受収益 25,321 28,879 14.1 ％
資産運用収益 271 374 38.3 ％ ② 資産運用収益
・主に国内株式・投信・国内REITにより堅調な資産運用収益を確保。
その他経常収益 669 1,331 99.0 ％
経常費用 24,428 29,212 19.6 ％ ③ その他経常収益
保険引受費用 17,496 20,251 15.7 ％ ・遺伝子検査・病院運営を含む保険以外のその他経常収益も順調に拡大。
（正味支払保険金） (13,789) (15,160) 9.9 ％
④ 正味支払保険金
（損害調査費） (761) (813) 6.8 ％
・保有契約の増加に伴い増加しているものの、対前年同期増加率は低下傾向。
（諸手数料及び集金費） (2,254) (2,672) 18.6 ％
（支払備金繰入額） (231) (328) 42.1 ％
⑤ 諸手数料及び集金費
・主に代理店に対する手数料。保険引受収益の増加に比例して増加しているものの、
（責任準備金繰入額） (459) (1,276) 177.6 ％ 対前年同期増加率は低下傾向。
（うち未経過保険料）
（うち未経過保険料） (650) (1,033) 59.0 ％
（うち異常危険準備金）
（うち異常危険準備金） (△190) (242) － ％ ⑥ 支払備金繰入額
・将来の保険金支払に備えるための繰入額。
資産運用費用 3 6 105.1 ％
・支払備金（B/S）期末残高－期首残高で算出。
営業費及び一般管理費 6,654 8,392 26.1 ％ ・④正味支払保険金と合算することで、発生保険金となる。
その他経常費用 273 561 105.3 ％ ⑦ 未経過保険料繰入額
経常利益 1,833 1,372 △ 25.1 ％ ・収入保険料のうち翌期以降に対応する保険料の繰り延べ。
・繰入額は期末残高－期首残高で算出される。なお、その期における保険引受収益
純利益 1,291 976 △ 24.4 ％ のおおよそ35％-40％前後が期末残高となる。
・保険引受収益から未経過保険料繰入額を差し引くと既経過保険料（≒発生ベース
の保険料）となる。
既経過保険料 24,671 27,845 12.9 ％
⑧ 異常危険準備金
発生保険金（損害調査費含む） 14,782 16,302 10.3 ％
・制度化された積立であり、収入保険料の3.2％を毎期計上。
・一方、当期首残高を限度額として「正味損害率が50％となる水準」まで取崩す
E/I 損害率 ①
59.9 ％ 58.5 ％ △ 1.4 pt こととなり、繰入額はそのNet金額が計上される。
・通期では、おおよそ「増収分×3.2％」が繰入額として計上される。
既経過保険料ﾍﾞｰｽ事業費率 ②
34.0 ％ 37.3 ％ 3.3 pt
ｺﾝﾊﾞｲﾝﾄﾞ･ﾚｼｵ(既経過保険料ﾍﾞｰｽ) ①＋②
93.9 ％ 95.8 ％ 1.9 pt ⑨コンバインド・レシオ（既経過保険料ベース）
・アニコム損保単体では対前年同期比で上昇しているものの、下半期には改善
していく見込み。
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2020年３月期 ３Q 決算概要
３. 連結経常利益の増減要因（2018年度３Q実績 VS 2019年度３Q実績）
保有契約数・保険引受収益の増加や損害率の改善等があるも、商品改定や事業拡大のための費用増等の影響により減益
既経過 発生 （百万円）
保険料 保険金
△1,519
代理店
手数料
+3,174 その他 その他
△418 異常危険 経常収益 経常費用
準備金 販管費
△287
資産運用 資産運用
+662
△432 収益 費用
△3
+103
△1,737
1,833
1,372
注１）既経過保険料 ＝保険引受収益－普通責任準備金繰入額（未経過保険料）
注２）発生保険金 ＝正味支払保険金＋支払備金繰入額
注３）異常危険準備金＝異常危険準備金繰入額＋異常危険準備金戻入額
2018年度３Q実績 2019年度３Q実績
連結経常利益 連結経常利益
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４. 連結貸借対照表 サマリー
（百万円）
20年３月期
19年３月期 増減率
３Q 主な勘定科目の内容と増減理由
資産合計 42,390 44,632 5.3 ％
現金及び預貯金 29,643 26,206 △ 11.6 ％ ① 有価証券
有価証券 4,660 9,949 113.5 ％
・ 主に国内株式投信・国内REIT等にて運用。
有形固定資産 1,367 1,537 12.4 ％
無形固定資産 1,506 2,010 33.4 ％
その他資産 4,569 4,234 △ 7.3 ％
繰延税金資産 718 769 7.1 ％
貸倒引当金 △ 76 △ 75 － ％
負債合計 20,156 21,348 5.9 ％
保険契約準備金 16,041 17,646 10.0 ％
うち支払備金 2,148 2,477 15.3 ％ ② 支払備金
うち責任準備金 13,893 15,169 9.2 ％ ・ 将来の保険金支払に備えて計上される未払金。
すでに請求を受けている①普通支払備金と、保険事故は発生している
その他負債 3,867 3,529 △ 8.7 ％ ものの未だ請求を受けていない②IBNR備金を計上。
賞与引当金 191 109 △ 43.1 ％ ・ 基本的に保有契約の増加に伴い保険金請求も増加するため増加傾向。
価格変動準備金 54 62 14.9 ％
純資産合計 22,234 23,284 4.7 ％ ③ 責任準備金
株主資本 22,233 23,169 4.2 ％
・ 未経過保険料である①普通責任準備金（13,819百万円）と、異常災害に
うち資本金 7,950 7,980 0.4 ％ 備えて引き当てる②異常危険準備金（1,349百万円）を計上。
うち資本剰余金 7,840 7,870 0.4 ％ ・ 普通責任準備金は保有契約の増加に伴い増加する傾向であり、当該期に
うち利益剰余金 6,443 7,319 13.6 ％ おける正味収入保険料のおおよそ35％～40％前後が残高として計上され
る傾向。
うち自己株式 △0 △0 － ％
評価・換算差額等 △ 150 △ 24 － ％
新株予約権 151 139 △ 7.9 ％
負債・純資産合計 42,390 44,632 5.3 ％
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５. 連結キャッシュ・フロー サマリー
（百万円）
19年３月期 20年３月期
３Q ３Q
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,038 2,716
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 666 △ 6,056
財務活動によるキャッシュ・フロー 5,861 △ 97
現金及び現金同等物の増減額 8,232 △ 3,436
現金及び現金同等物の期首残高 17,128 27,693
現金及び現金同等物の期末残高 25,360 24,256
・保有契約の順調な増加により、安定した営業キャッシュ・フローを計上。
・投資キャッシュ・フローは有価証券の取得による支出。
・財務キャッシュ・フローは剰余金の配当による支出。
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６. アニコム損保単体：経常収益のパラメータ （ペット保険新規契約獲得数／保有契約数の推移）
■ 新規契約獲得数の四半期推移 ■ 保有契約数の四半期推移
（千件） 新規契約獲得は堅調に推移 （千件） 保有契約は順調に増加
45
40.2 40.3 40.6 850 796
40 37.7 38.1 36.9 37.8 781
36.5 36.4 753 766
34.6 35.7 800 741
35 31.6 729
30.2 30.5 31.4 713
750 698
30 682
666
25
700 635 650
610 622
650 597
20
600
15
550
10
500
5
450
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
400
17年３月期 18年３月期 19年３月期 20年３月期
350
一般 5.5 6 5.7 5.5 － － － － － 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
－ － － － － －
NB 24.7 24.4 25.6 26.1 34.6 35.7 36.5 36.4 37.7 38.1 36.9 37.8 40.2 40.3 40.6 17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期
－ － － － － － － － － － －
合計 30.2 30.5 31.4 31.6 34.6 35.7 36.5 36.4 37.7 38.1 36.9 37.8 40.2 40.3 40.6 保有 597 610 622 635 650 666 682 698 713 729 741 753 766 781 796
※ NB：ペットショップチャネル
・新規契約獲得は堅調。 ３Q迄にNB・一般チャネル合わせて12万件を超え、年間計画16.5万件に対して74％の進捗率で概ね計画線の推移。
・既契約の継続率は、87％前後で安定的に推移。
・こうした状況下で、３Q迄に保有契約数は79万件を超え、年間計画81.3万件に対して順調に推移。
・50％プランと70％プランの比率は、保有契約全体ではおおよそ60：40で50％プラン割合が多い。一方、新規契約では70％プランが５割超。
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７. アニコム損保単体：経常費用のパラメータ （損害率（E/I）、既経過保険料ベース事業費率）
【参考情報】 注1） 下表は、四半期毎の平均値を記載しておりますので、当期累計平均とは異なります。
注2） 事業費率は「既経過保険料ベース事業費率」（損保事業費÷既経過保険料）を表しております。
15年３月期 １Q 15年３月期 ３Q
（％） ■ 保険料改定 ■限度日数付き新商品
・平均12％の改定 ■健康割増引制度導入 E/I損害率
70 既経過事業費率
62.1
60.6 60.3 60.8 60.3 59.7 60.9
60.1 61.2 59.1 59.1
57.6 59.4 59.3
60 56.3 58.8 57.6
55.6 56.5
50
■ ８歳以上の保険料改定 ■ 商品改定
・新付帯サービス「どうぶつ健活」の導入
・保険料改定
40
38.5
37.0 36.5
35.5 36.1
33.9 35.4 35.3 34.5 34.2
30 34.1 33.7
32.2 32.8 32.6
31.0 32.1
28.4 29.5
20
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
16年3月期 17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期
・E/I損害率は、動物病院の繁忙期に応じて1Q・2Qに上昇した後、3Qから4Qにかけて通院頻度が減少することで改善していくといった季節性を有する。
当期３Qは、新規契約増により商品ポートフォリオの改善が進んだことに加え、2018年12月の商品改定による料率改定の効果が一巡したことから、
対前年同期比で大幅に改善。
・事業費率は、引き続き、事業規模拡大に向けた積極投資により、対前年同期比で上昇。
これは、損保単体の「どうぶつ健活」のコスト増によるものであり、連結ベースの販管費としては計画線上で推移。
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８. 中期経営計画 2019年度重点施策の進捗状況
■ ペット保険事業のさらなる収益力拡大と独自性の追求（保険金削減と費用改善）
重点施策 直近の進捗状況
(1) NBチャネル営業強化（遺伝子検査をキーとした戦略） ■ 「どうぶつ健活」や「遺伝子検査」といった独自サービスを武器にペットショップにおける営業戦略を展開
(2) 一般チャネル営業強化（新たな柱の構築） ■ ブリーダー直販サイトとの取引開始によりブリーダー向けの付保率向上を企図
■ SEM、SEO等のマーケティング施策や顧客満足度向上施策によるWEBチャネルの強化を実施
(3) システム化推進（基幹システム強化および事務効率化）
■ 新商品 「どうぶつ健保しにあ」の販売拡大を推進中
(4) 顧客満足度向上（サービスの拡充・指標の見える化） ■ 日本最大のブリーダー直販サイトを運営する株式会社シムネットの株式取得（子会社化）
● 新規契約獲得件数は4-12月で12万件超、保有契約件数は79万件超（前年同期比+7.4％）
(5) 保険金適正化（適正治療と「どうぶつ健活」を中心とした予防の発展戦略）
● 損害率は、58.5％となり前年同期比1.4pt改善
(6) 運用強化（最適ポートフォリオの構築） ● 堅調な資産運用収益を確保
■ 新規事業の拡大、収益化の加速
川上 川中 川下
ペ 日
交 ッ 健 一 二
遺 配 々 （ 次 （ お
ト 康 の 一 次
伝 ・ シ 診 般 診
先
進 診 別
子 暮
出 ョ 断 ら 医 療 医
療 れ
ッ 療 療
産 し ） ）
プ
重点施策 直近の進捗状況
■ ペットショップおよびブリーダーからの検査受注が拡大中、4-12月で11.5万検体を超える検査を実施
（１） 遺伝子検査事業 川上
■ 性格（行動）や品種、毛色、体質、親子判定などを一度に測定が可能なカスタムパネルの開発に成功
（２） ブリーディングサポート事業 川上 ■ 交配や出産に係る研究を継続（交配適期診断、冷凍精子保存技術の向上に向けた研究等）
■「どうぶつ健活」申込み数は、月8千件超に達し、順調に申込み数が増加
（３） 健康的な生活習慣の推進 川中 ■ 猫の行動と傷病の関係性についての共同研究を開始（株式会社RABOとアニコム先進医療研究所株式会社）
■ フードメーカー等と協働したペット用サプリメントを共同開発
■ 病院運営は57病院に拡大、地域の中核病院もグループイン。予防施策も継続実施中
（４） どうぶつ診療関連事業（予防～一般診療） 川中
■ 上海の動物病院は診療件数が順調に伸長
■ 14疾患について有償臨床研究を実施中
（５） 先進医療の提供 川下
■ 「動物再生医療技術研究組合」の設立（セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社）
（６） 高齢のひと・ペットに配慮した事業の展開 川下 ■ 高齢者・高齢ペット向けの新サービス、新商品の開発検討
■ 株式会社アドバンスネットとの業務提携（ペット共生住宅の普及・促進等）
（７） その他（資産運用関連等） －
■ 株式会社フォレストヒルズとの業務提携（ペット領域における相互協力と各種事業の強化）
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9. トピックス①（企業価値向上に向けたM&Aなど）
■ 株式会社シムネットの株式取得 ■ 動物再生医療技術研究組合の設立
（2020年2月1日から子会社化） （セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社）
株式取得の期待効果 動物再生医療技術研究組合とは、
産官学での連携を柱にして、未だ確立されていない飼育動物（イヌ・
日本最大のブリーダー直販サイトのプラットフォームを活用 ネコ）向け細胞治療サービスの各プロセスを標準化し、 あらゆる診療
することによる、 施設の獣医師が、安全かつ有効な細胞治療サービスを提供できる仕組
みを実用化することを目的として農林水産大臣・経済産業大臣の認可
・保険の付保率向上
を受けて設立した非営利共益法人
・代理店手数料等の費用圧縮
本技術研究組合の活動
・効率的な保険募集に関する施策の展開 獣医師を中心とした組合員の連携により、培養、搬送、投与及び経過
観察という細胞治療サービスの一連のプロセスを試験研究するととも
・ブリーディングサポート事業拡大への寄与
に、これらについての自主的な基準を確立していくことで、飼育動物
業績への影響 分野における適切な細胞治療市場の拡大に貢献していく
・2019年度における影響はなし
・2020年度以降は今後の事業計画策定時に織り込む
■ 株式会社RABOとの共同研究開始
～猫の行動と傷病の関係性（アニコム先進医療研究所）～
共同研究の狙い
≪マッチングサイトのスキーム≫
アニコムグループの持つ傷病・遺伝子検査・腸内フローラ測定といっ
た各種データと、株式会社RABOが提供する『Catlog（キャトログ）』
により収集された猫の行動データを組み合わせることで、傷病と行動
の関係性について共同研究を行う。
本取組みにより、猫の行動からケガや病気を予測する技術の開発
など、身近な生活に基づいた傷病の予防に繋げることを目指す。
Catlog（キャトログ）とは
Catlogは、飼い主のかわりに猫を見守る“次世
代”の首輪です。
この首輪を装着した猫の活動データを24時間
記録し、バイオロギング解析技術および機械
学習を用いることで「歩く」「走る」などの
運動や、「睡眠」「休息」「ごはん」などの
行動に分類します。専用のアプリで、猫の行
動をいつでもどこでもスマートフォンで見る
ことができます。
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9. トピックス②（企業価値向上に向けたIR活動の取組みと成果）
■ 開示や対話の工夫と新たなチャレンジ ■対話を通じた企業価値創造の議論に参画
経済産業省が主催する
有価証券報告書記載内容の刷新
「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」の
有価証券報告書において、経営者のメッセージや図表等を盛り込んだ 検討委員メンバー企業に選出され、検討会(2019.11～2020.3）に参画
情報開示を行うことや総会前提出（10日前）などにより、投資家が 本検討会の目的
「伊藤レポート」、「伊藤レポート2.0」、「価値協創ガイダンス」などの取組みや議論の
当社を理解するための情報を積極的に提供し、対話へ繋げる 成果を踏まえた上で、企業や投資家が様々な環境変化に直面する中で、対話を通じて価値を
協創していくに当たっての課題や対応策を検討する。対話の一層の「実質化」を図り、企業
と投資家等の「協創」に向けた好循環を生み出していくための更なる一歩を踏み出すことを
目指す。 出典：「第1回サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」（経済産業省）
【2019年３月期有価証券報告書】 資料2 サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会について
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/sustainable_kigyo/pdf/001_02_00.pdf (参照 P.1)
（経営者メッセージ） （役員の状況）
出典：「第1回サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」（経済産業省）.資料5 事務局説明資料
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/sustainable_kigyo/pdf/001_05_00.pdf （参照 P.2）
【検討会委員メンバー】
【座長】
伊藤 邦雄 一橋大学大学院 経営管理研究科 特任教授
【検討会委員メンバー会社】
（事業会社）
アニコム ホールディングス株式会社、オムロン株式会社、亀田製菓株式会社、キリンホールディングス
株式会社、コニカミノルタ株式会社、塩野義製薬株式会社、株式会社セブン＆アイ・ホールディングス、
ＴＯＴＯ株式会社、株式会社丸井グループ、三井化学株式会社
（投資運用会社・証券会社）：
農林中金バリューインベストメンツ株式会社、フィデリティ投信株式会社、ブラックロック・ジャパン
株式会社、株式会社りそな銀行、レオス・キャピタルワークス株式会社、ＢＮＰパリバ証券株式会社
【オブザーバー】
金融庁、企業年金連合会、国家公務員共済組合連合会、地方公務員共済組合連合会、株式会社東京証券
取引所、一般社団法人日本投資顧問業協会、公益社団法人日本証券アナリスト協会、一般財団法人企業
（財政状態、経営成績及びキャッシュ （財政状態、経営成績及びキャッシュ 活力研究所、一般社団法人日本ＩＲ協議会
フローの状況分析①） フローの状況分析②） 【事務局】 出典：「第1回サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会」（経済産業省）
資料3 委員名簿
経済産業省 経済産業政策局 産業資金課 https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/sustainable_kigyo/pdf/001_03_00.pdf
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APPENDIX
１．主要経営パラメータ
２．新規事業の収益機会とペット保険のシナジー相関
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APPENDIX
１．主要経営パラメータ
① ② ③ ③－① ③－②
19年３月期 20年３月期 前年同期比 対前期末 20年３月期末
19年３月期末
３Q ３Q 件数 率 件数 率 （５月９日予想）
① 保有契約数 741,641 件 753,332 件 796,167 件 54,526 件 7.4 ％ 42,835 件 5.7 ％ 813,000 件
② 新規契約数 112,753 件 150,625 件 121,183 件 8,430 件 7.5 ％ - - 164,620 件
③ 継続率 87.9 % 87.7 % 87.1 % - - - - 87.0 %
④ 保険金支払件数 2,423 千件 3,204 千件 2,558 千件 135 千件 5.6 ％ - - 3,488 千件
⑤ 対応動物病院数 6,378 病院 6,417 病院 6,482 病院 104 病院 1.6 ％ 65 病院 1.0 ％ 6,400 病院
19年３月期 20年３月期 20年３月期
対前年同期増減
３Q ３Q （５月９日予想）
⑥ E/I 損害率 59.9 % 58.5 % △1.4 Pt 56.9 %
⑦ 既経過保険料ベース事業費率 34.0 % 37.3 % 3.3 Pt 35.4 %
⑧ コンバインド・レシオ
93.9 % 95.8 % 1.9 Pt 92.3 %
（既経過保険料ベース）
20年３月期 20年３月期
19年３月期末 対前期末増減
３Q （５月９日予想）
⑨ 単体ソルベンシー･マージン比率 370.3 % 371.2 % 0.9 pt 380.0 ％前後
19年３月期 20年３月期
対前年同期増減
３Q ３Q
⑩ どうぶつ健活（腸内フローラ測定）申込数 － 件 65,843 件 － 件
⑪ 遺伝子検査検体数 － 件 115,003 件 － 件
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APPENDIX
２. 新規事業の収益機会とペット保険のシナジー相関
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保
険 ▼川上での寄与 ▼川中での寄与 ▼川下での寄与
事
業 ・遺伝子ベースの保険料設計や引受診断 ・保険の付加価値を向上 ・重症化予防による損害率低下
へ ・新生児チャネルを拡大 ・難病治療の確立に伴う損害率低下
の ・生活習慣病予防による損害率低下
寄 ・遺伝病減少にともなう損害率低下 ・企業集団の獲得 ・高齢者等の飼育に対して裾野を拡大
与
資
産 ▼資産運用（不動産運用）による下支え
運
用
展
開 ▼どうぶつデータベースの構築（新規・保険事業でのさらなる活用へ）
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（参考）保険会計が経常損益に与える影響①
１．保険料の増加が経常損益に与える影響（日本の損保会計ベース）
・一般的に、保険料の増加は経常収益の増加に寄与しますが、事業年度における保険料の未経過期間部分については、普通責任準備金
（未経過保険料）として次年度に繰り越すことが法令により定められています。一方で、発生保険金、代理店手数料、社費等の費用に
ついては、保険料の増加に対応する費用を含め、これらの費用が発生する年度において計上することとされています。
・したがって、保険料の増加に伴い増収となる場合であっても、当該費用が既経過保険料を超過する場合は、当該年度の経常損益にマイ
ナスの影響を与えることとなります。
当年度（※既経過保険料） 翌年度（未経過保険料）
4月契約
5月契約
6月契約
７月契約
８月契約
９月契約
10月契約
・
・
・
3月契約
発生
保険金
代理店
既経過
手数料
保険料
社費
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（参考）保険会計が経常損益に与える影響②
２．異常危険準備金が経常損益に与える影響（日本の損保会計ベース）
・異常危険準備金は、巨大災害等が生じた場合の保険金の支払いに備えるために法令により積み立てておくこととされているものであり、
各保険会社が毎期積み立てを行っているものです。
・異常危険準備金は、正味損害率（※）が50％を超えると取崩し（費用のマイナス）が行われます。
（※）正味支払保険金を正味収入保険料で除した割合です。
３．修正利益について
・当社における「修正利益」とは、経常利益から異常危険準備金、資産運用収支、その他経常収支等の影響を除外した利益としており、
“ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標です。なお、計算式は、以下のとおりです 。
・上記の異常危険準備金等（※）の影響を受けない「修正利益」の方が、“ペット保険事業の実質的な損益”を表すものとして重要な指標で
あると考えています。異常危険準備金等の要素を除くと、「修正利益」は、経常利益が減少した場合でも増加することがあります。
（※）当該影響等には、上記１．の未経過保険料の影響は含まれていません。
当社の「修正利益」の算出方法
異常危険準備金 保険引受以外の
修正利益 ＝ 経常利益 ± 影響額
± 資産運用収支 ± その他経常収支 + 営業費・一般管理費
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お問合せ先
アニコム ホールディングス株式会社 経営企画部（IR事務局）
東京都新宿区西新宿８-17-１ 住友不動産新宿グランドタワー39階
URL：https://www.anicom.co.jp/
【本資料に関する注意事項】
本資料は、現在当社が入手している情報に基づいて、当社が本資料の作成時点において行った予測等を基に記載しております。
これらの記述は将来の業績を保証するものではなく、一定のリスクや不確実性を内包しております。
従いまして、将来の実績が本資料に記載された見通しや予測と大きく異なる可能性がある点をご承知おきください。
なお、本資料は情報提供のみを目的としたものであり当社が発行する有価証券への投資の勧誘・募集を目的としたものではございません。
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