2019年３月期 第３四半期
決算補足説明資料
2019年２月７日
証券コード：8715
2019年３月期 ３Q 決算概要
１. 連結経常収益・経常利益・修正利益の推移
■ 経常収益 ：26,261 百万円 （前年同期は 23,814 百万円 10.3％ 増 ）
（うち、保険引受収益： 25,321 百万円 前年同期は 23,074 百万円 9.7 ％ 増 ）
■ 経常利益 ： 1,833 百万円 （前年同期は 1,281 百万円 43.0％ 増 ）
・新規取組み強化と安定した継続率により、保有契約数は順調に増加（前年同期比8.7％増）。
また、保険引受収益も順調に増加（2019年3月期9.7％増）。
・アニコム損保単体の損害率・事業費率の改善により、ペット保険事業の実質的な損益を表す修正利益（注）は大幅に増加。
・病院運営を含むその他経常収益も順調に拡大しており、その結果、グループ連結の経常利益は大幅な増益で着地。
（注）修正利益 ： 経常利益から異常危険準備金、資産運用収支、その他経常収支等の影響を除外した利益であり、“ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標。
（百万円） （百万円）
経常利益 （左軸） 修正利益 （左軸） 経常収益 （右軸）
4,000 30,000
26,261
3,500 23,814
25,000
21,324
3,000
20,000
2,500
2,000 1,833 15,000
1,699
1,601 1,501
1,500
1,281 10,000
977
1,000
5,000
500
0 0
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
3Q 3Q 3Q
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2019年３月期 ３Q 決算概要
２. 2019年３月期 連結決算概況
（百万円） 主な勘定科目の内容と増減理由
18年３月期 19年３月期 対前期
3Q 3Q 増減率 ① 保険引受収益 （詳細は「4.経常収益のパラメータ」(P6)参照）
・保有契約数が対前年同期比で8.7％増加。
経常収益 23,814 26,261 10.3 ％ ・新規契約数累計が対前年同期比で5.4%増加。
・継続契約数の増加と加齢に伴う保険料単価の上昇（料率改定含む）も一部寄与。
保険引受収益 23,074 25,321 9.7 ％
資産運用収益 287 271 △ 5.8 ％ ② 資産運用収益
その他経常収益 451 669 48.2 ％ ・主に国内株式投信・国内REITにより運用収益を確保。
経常費用 22,532 24,428 8.4 ％ ③ その他経常収益
保険引受費用 16,058 17,496 9.0 ％ ・病院運営を含む保険以外のその他経常収益も順調に拡大。
（正味支払保険金） (12,403) (13,789) 11.2 ％
④ 正味支払保険金
（損害調査費） (756) (761) 0.7 ％
・保有契約の増加に伴い保険金支払も増加。
（諸手数料及び集金費） (1,939) (2,254) 16.2 ％
（支払備金繰入額） (222) (231) 3.9 ％
⑤ 諸手数料及び集金費
・主に代理店に対する手数料。保険引受収益の増加に比例して増加。
（責任準備金繰入額） (736) (459) △ 37.6 ％
（うち未経過保険料） (844) (650) △ 23.0 ％ ⑥ 支払備金繰入額
（うち異常危険準備金） (△107) (△190) △ 76.4 ％ ・将来の保険金支払に備えるための繰入額。
・支払備金（B/S）期末残高－期首残高で算出。
資産運用費用 0 3 987.9 ％
・④正味支払保険金と合算することで、発生保険金となる。
営業費及び一般管理費 6,341 6,654 4.9 ％
⑦ 未経過保険料繰入額
その他経常費用 131 273 108.7 ％
・収入保険料のうち翌期以降に対応する保険料の繰り延べ。
経常利益 1,281 1,833 43.0 ％ ・繰入額は期末残高－期首残高で算出される。なお、その期における保険引受収益
のおおよそ35％-40％前後が期末残高となる。
純利益 914 1,291 41.3 ％ ・保険引受収益から未経過保険料繰入額を差し引くと既経過保険料（≒発生ベース
の保険料）となる。
11.0 ⑧ 異常危険準備金
既経過保険料 22,230 24,671 ％
・制度化された積立であり、収入保険料の3.2％を毎期計上。
発生保険金（損害調査費含む） 13,382 14,782 10.5 ％
・一方、当期首残高を限度額として「正味損害率が50％となる水準」まで取崩す
こととなり、繰入額はそのNet金額が計上される。
E/I 損害率 ①
60.2 ％ 59.9 ％ △ 0.3 pt ・通期では、おおよそ「増収分×3.2％」が繰入額として計上される。
既経過保険料ﾍﾞｰｽ事業費率 ②
35.4 ％ 34.0 ％ △ 1.4 pt
⑨コンバインド・レシオ（既経過保険料ベース）
ｺﾝﾊﾞｲﾝﾄﾞ･ﾚｼｵ(既経過保険料ﾍﾞｰｽ) ①＋②
95.6 ％ 93.9 ％ △ 1.7 pt ・アニコム損保単体では対前年同期比で低下。今期計画に沿って改善傾向。
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2019年３月期 ３Q 決算概要
３. 連結貸借対照表 サマリー
（百万円）
19年３月期
18年３月期 増減率
3Q 主な勘定科目の内容と増減理由
資産合計 31,164 39,503 26.8 ％ ① 現金及び預貯金
現金及び預貯金 19,078 27,310 43.2 ％ ・ 収入保険料の増加・新株予約権の行使による株式の発行（資金調達）等
有価証券 4,625 4,707 1.8 ％ により増加。
有形固定資産 1,359 1,399 3.0 ％
無形固定資産 1,462 1,463 0.1 ％ ② 有価証券
その他資産 4,104 4,070 △ 0.8 ％ ・ 主に国内株式投信・国内REIT等にて運用。
繰延税金資産 623 626 0.6 ％
貸倒引当金 △ 88 △ 75 - ％
負債合計 17,576 18,581 5.7 ％
保険契約準備金 14,508 15,199 4.8 ％
うち支払備金 1,952 2,183 11.9 ％ ③ 支払備金
うち責任準備金 12,556 13,016 3.7 ％ ・ 将来の保険金支払に備えて計上される未払金。
すでに請求を受けている①普通支払備金と、保険事故は発生している
その他負債 2,845 3,227 13.4 ％ ものの未だ請求を受けていない②IBNR備金を計上。
賞与引当金 173 100 △ 42.1 ％ ・ 基本的に保有契約の増加に伴い保険金請求も増加するため増加傾向。
価格変動準備金 48 53 10.6 ％
純資産合計 13,587 20,921 54.0 ％ ④ 責任準備金
株主資本 13,546 21,075 55.6 ％
・ 未経過保険料である①普通責任準備金（12,204百万円）と、異常災害に
うち資本金 4,443 7,530 69.5 ％ 備えて引き当てる②異常危険準備金（812百万円）を計上。
うち資本剰余金 4,333 7,420 71.2 ％ ・ 普通責任準備金は保有契約の増加に伴い増加する傾向であり、当該期に
うち利益剰余金 4,770 6,125 28.4 ％ おける正味収入保険料のおおよそ35％～40％前後が残高として計上され
る傾向。
うち自己株式 △0 △0 - ％
評価・換算差額等 △ 128 △ 317 - ％
新株予約権 169 163 △ 3.7 ％
⑤ 資本金、資本剰余金
・ 新株予約権の行使による株式の発行（資金調達）等により増加。
負債・純資産合計 31,164 39,503 26.8 ％
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2019年３月期 ３Q 決算概要
４. 連結キャッシュ・フロー サマリー
（百万円）
18年３月期 19年３月期
3Q 3Q
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,210 3,038
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 191 △ 666
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 56 5,861
現金及び現金同等物の増減額 1,962 8,232
現金及び現金同等物の期首残高 13,492 17,128
現金及び現金同等物の期末残高 15,454 25,360
・保有契約の順調な増加により、安定した営業キャッシュ・フローを計上。
・運用資産への投資を進める一方で売却による回収も実行し、投資キャッシュ・フローをコントロール。
・財務キャッシュ・フローは新株予約権の行使による株式の発行（資金調達）等による収入。
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2019年３月期 ３Q 決算概要
５. アニコム損保単体：経常収益のパラメータ （ペット保険新規契約獲得数／保有契約数の推移）
■ 新規契約獲得数の四半期推移 ■ 保有契約数の四半期推移
（千件） 新規契約獲得は堅調に推移
40 37.7 38.1 36.9
（千件） 保有契約は順調に増加
36.5 36.4 800
34.6 35.7 741
35 729
30.5 31.4 31.6 750 698 713
682
30 28.8 30.2 666
27.0 27.4 650
26.6 700 635
622
25 610
650 585 597
20 565 575
600 554
15
550
10
500
5
450
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 400
16年３月期 17年３月期 18年３月期 19年３月期
350
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
一般 5.7 5.9 5.9 5.4 5.5 6 5.7 5.5 － － － － － － －
16年3月期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
NB 21.3 20.7 21.4 23.4 24.7 24.4 25.6 26.1 34.6 35.7
－ 36.5
－ 36.4
－ 37.7
－ 38.1
－ 36.9
－
－
合計 34.6 35.7 36.5 保有 554 565 575 585 597 610 622 635 650 666 682 698 713 729 741
27.0 26.6 27.4 28.8 30.2 30.5 31.4 31.6 36.4 37.7 38.1 36.9
※ NB：ペットショップチャネル
・新規契約獲得は堅調に推移。
12月度単月はＮＢチャネルのペット販売減少等の影響もあり前年割れ。一般チャネルも順調に拡大しており、ＷＥＢ広告等を使いながら施策を継続。
・既契約の継続率は、88％前後で堅調に推移（12月度単月は商品改定・保険料改定の一時的影響もあり若干低下しているが、引き続き注視）。
・こうした状況下で、保有契約数は順調に増加。
・50％プランと70％プランの比率は、保有契約全体ではおおよそ60：40で50％プラン割合が多い。一方、新規契約では70％プランが５割超。
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2019年３月期 ３Q 決算概要
６. アニコム損保単体：経常費用のパラメータ （損害率（E/I）、既経過保険料ベース事業費率）
注1） 下表は、四半期毎の平均値を記載しておりますので、当期累計平均とは異なります。
注2） 事業費率は「既経過保険料ベース事業費率」（損保事業費÷既経過保険料）を表しております。
（％）
E/I損害率
68.9
70 66.7 既経過事業費率
64.2
62.1 61.2
60.8 60.3
58.7 60.6 60.3 59.4 59.1 59.1 59.7 60.9
57.6 60.1
60 55.6 56.3
■ 保険料改定
・平均12％の改定
50
■ 商品改定
■ 限度日数付き新商品 ■ ８歳以上の保険料改定 ・新付帯サービス「どうぶつ健活」の導入
■ 健康割増引制度導入 ・保険料改定
40
35.4 35.5 35.3
34.5 34.1 34.2
30 33.9 33.7
32.2 32.8 32.1 32.6
31.0
29.2 29.5
28.7 28.3 28.4
26.8
20
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
15年3月期 16年3月期 17年3月期 18年3月期 19年3月期
・E/I損害率は、動物病院の繁忙期に応じて1Q・2Qに上昇した後、3Qから4Qにかけて通院頻度が減少することで改善していくといった季節性を有する。
ただし、当期３Ｑは、商品ポートフォリオの改善は順調に進んだものの、天候の影響等もあり、例年とは多少違う傾向。
・事業費率は、引き続き、規模拡大に向けた投資を行っているなか、費用支出の管理等により、対前年同期比で改善。
・安定した利益計上と新規投資のバランスを図るため、両者を合算したコンバインド・レシオを中期的には90％程度でコントロールする方針。
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2019年３月期 ３Q 決算概要
７. 中期経営計画 2018年度重点施策の進捗状況
１．売上の拡大 ２．費用の改善
重点施策 直近の進捗状況 重点施策 直近の進捗状況
(1) 一般契約の大規模な獲得（効果的なWEB戦略） ■LINEから保険加入できる業界初のサービスを開始 ■各種予防施策を継続実施中（外耳炎、
(1) 保険金の適正化（誤請求・
■三井住友銀行で、ペット保険販売を開始 骨折対策等）
(2) ペットショップチャネルの更なる拡大 ■株式会社西武ペットケアとの業務提携に合意 不正請求の防止を徹底） ■「どうぶつ診療費.com」運用開始
■予防型保険を目指した健診サービス付帯の新商品を発表
(3) ブリーダー・譲渡会等チャネルの新規開拓
■継続率は安定的に推移
(4) 無事故・NB2年目の継続率の向上 (2) ペットの生活習慣に関する ⇒ 損害率は前年から改善基調
⇒ 保有契約件数は着実に拡大基調
(5) 新商品の開発 予防の取組みを拡充
３．新規事業への投資・予防戦略の全体像
川上 川中 川下
遺 交 ペ 健 日 一 二 お
伝 配 ッ 康 々 （ 次 （ 次 別
子 ・ ト 診 の
一 診 先
診 れ
般 進
出 シ 断 暮 医 療 医 療
産 ョ ら 療 療
ッ し
） ）
プ
重点施策 直近の進捗状況
■遺伝子検査事業を実施中、ペットショップ販売時にも拡大予定
■次世代シーケンサーIon GeneStudio™ S5 Prime Systemの導入
（１） 遺伝子検査事業を本格化（支援事業化） 川上
■「集団ゲノム解析によるイヌ、ネコの近交度と遺伝構造」学会発表
■交配や出産に係る研究を継続、ブリーダー向け医療サポートを実施中
■腸内フローラ測定・健診受診勧奨サービスの保険付帯を開始（12月～）
（２） 腸内フローラ測定等の販売を拡大 川中
■定量可能な糞便採取キットの開発、特許出願
（３） 予防医療の推進 川中 ■予防に特化した病院の運営・予防施策を継続実施中
（４） カルテ管理システム事業の拡大・機能追加 川中 ■EPARK事業との協業。「対応動物病院検索サイト」での予約連携開始
（５） 細胞治療・再生医療の実用化・拡大 川下 ■イヌの難治性疾患（乾性角結膜炎・慢性腸症）を対象とした細胞診療を開始
（６） 動物病院事業の海外展開スタート ー ■上海で動物病院をOPEN
■ペット向け商品の評価サービス「獣医のイチオシ」提供開始 ■ねこと暮らすリノベーションマンション監修
（７） その他 ー
■「アニコム家庭どうぶつ白書2018」発刊
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2019年３月期 ３Q 決算概要
８. 周辺新規事業の収益機会とペット保険のシナジー相関
遺 交 ペ 健 日 一 二 お
ど 伝 配 ッ 康 々 次 次 別
う 子 ・ ト 診 の 診 診 れ
ぶ 出 シ 断 暮 療 療
つ 産 ョ ら （ （
の ッ し 一 先
生 プ 般 進
涯 医 医
療 療
） ）
▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
新
遺 精 ブ マ 遺 保 腸 他 フ 予 一 電 二 再 終 ペ
規 伝 子 リ ッ 伝 険 内 企 ー 約 次 子 次 生 生 ッ
事 子 バ ー チ 子 新 フ 業 ド 送 病 カ 病 医 飼 ト
業 検 ン デ ン 情 サ ロ と 開 客 院 ル 院 療 養 霊
の 査 ク ィ グ 報 ー ー の 発 事 運 テ 運 提 施 園
収 事 ン サ 証 ビ ラ 提 と 業 営 拡 営 供 設 紹
業 グ イ 明 ス 測 携 販 （ 販 介
益 支 ト 書 付 定 売 海
機 援 の 帯 事 外
会 発 業 含
行 ）
保
険
事 ▼川上での寄与 ▼川中での寄与 ▼川下での寄与
業
へ ・遺伝子ベースの保険料設計や引受診断 ・保険の付加価値を向上 ・重症化予防による損害率低下
の ・新生児チャネルを拡大 ・生活習慣病予防による損害率低下 ・難病治療の確立に伴う損害率低下
寄
与 ・遺伝病減少にともなう損害率低下 ・企業集団の獲得 ・高齢者等の飼育に対して裾野を拡大
どうぶつデータベースの構築 ▶ 新規事業・保険事業での、さらなる活用
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APPENDIX
１．主要経営パラメータ
２. 今期資金調達の背景・目的・使途
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APPENDIX
１．主要経営パラメータ
① ② ③ ③－① ③－②
18年３月期 19年３月期 前年同期比 対前期末 19年３月期末
18年３月期末
3Q 3Q 件数 率 件数 率 （５月９日予想）
① 保有契約数 682,513 件 698,566 件 741,641 件 59,128 件 8.7 ％ 43,075 件 6.2 ％ 776,080 件
② 新規契約数 106,954 件 143,365 件 112,753 件 5,799 件 5.4 ％ - - 166,000 件
③ 継続率 88.2 % 88.2 % 87.9 % - - - - 88.2 %
④ 保険金支払件数 2,278 千件 3,006 千件 2,423 千件 92 千件 6.3 ％ - - 3,218 千件
⑤ 対応動物病院数 6,178 病院 6,265 病院 6,378 病院 200 病院 3.2 ％ 88 病院 1.4 ％ 6,400 病院
1８年３月期 1９年３月期 19年３月期
対前年同期増減
3Q 3Q （５月９日予想）
⑥ E/I 損害率 60.2 % 59.9 % 0.3 Pt 改善 59.0 %
⑦ 既経過保険料ベース事業費率 35.4 % 34.0 % 1.4 Pt 改善 34.5 %
⑧ コンバインド・レシオ
95.6 % 93.9 % 1.7 Pt 改善 93.5 %
（既経過保険料ベース）
19年３月期 19年３月期
18年３月期末 対前期末増減
3Q （５月９日予想）
⑨ 単体ソルベンシー･マージン比率 305.6 % 370.3 % 64.7 pt 315.0 ％前後
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APPENDIX
２. 今期資金調達の背景・目的・使途
保険事業のシェア拡大と財務/システム基盤強化、新規事業の構築・収益拡大の両立
第6回新株予約権の概要 具体的な用途 用途の内訳
●発行株数：200万株 ①財務基盤を柔軟かつ
強固に構築しながら、 ・ペットショップチャネルに加え、WEB
●発行決議日／割当日：2018年8月15日／2018年9月3日 チャネルをはじめとした一般チャネルの
●本スキームのポイント： ペット保険事業に
おけるシェアを持続 強化（営業拠点の拡充・代理店支援強化・
発行株式数が固定、行使価額は行使請求の直前取引日終値の92％に修正、 戦略的なマーケティングを実施・継続
株価・行使状況を見て行使の停止・再開が可能 的に拡大するための
投資資金 するための広告宣伝費等）
●行使完了日：2019年1月9日
●最終調達額：66.6億円 合計 3,000 百万円 ・ペット保険事業単体の柔軟かつ強固な
アニコム損保へ
財務基盤を確保
増資実施済
（2018.10.19）
中期経営計画達成に向けた資金調達の目的
・基幹システム増強、サイバーセキュリティ
●当社創業からの思いである「予防型保険会社」の実現に向け、保険事業の ②ペット保険事業を 対策
拡大・磐石な基盤確立に加え、ペット産業に関連するインフラビジネスの 盤石とするための
構築・収益拡大が急務と認識 システム等への ・顧客とペットショップ・ブリーダーを
●新規事業を積極的に展開し、保険事業とのシナジーを効かせながら、 投資資金 繋ぐWEB上のプラットフォーム構築
どうぶつ業界の川上から川下までを発展的に繋ぐインフラプレーヤー
としての地位を確立 合計1,500 百万円 ・予約、送客を含む動物病院システム・
●保険事業で獲得したキャッシュを新規事業に活用したいが、保険業には
情報集約システムの強化
厳しい資本規制が存在するため、安定的な財務基盤の構築が重要
●単体ソルベンシーマージン比率は、現状300％を超えており、健全性の
基準（200％）は十分に満たすものの、損保業界全体で見ると最低水準 ・遺伝子解析、遺伝病撲滅に向けた
●ペット保険のリスクは限定的と考えられるが、財務基盤の ブリーディング支援
強化を前提として新規事業へ投資すべきと判断
③ペットのインフラ
・発症予防に向けたフード・生活環境等の
ビジネスの構築及び
提供による生活習慣コンサルティング等
資金調達の主旨と方法についての考え方 収益拡大に向けた
の事業化
費用
●ペット保険事業を拡大しながら、新規事業を早期に軌道に乗せ、企業価値 ・細胞治療・再生医療等の研究開発・実用化
合計 2,160 百万円
向上によって株主還元を実現
●希薄化を段階的にすることで、極力株価に影響を与えないスキームを ・ペット関連企業のM&A・資本業務提携の
検討・選択 検討
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（参考）保険会計が経常損益に与える影響①
１．保険料の増加が経常損益に与える影響（日本の損保会計ベース）
・一般的に、保険料の増加は経常収益の増加に寄与しますが、事業年度における保険料の未経過期間部分については、普通責任準備金
（未経過保険料）として次年度に繰り越すことが法令により定められています。一方で、発生保険金、代理店手数料、社費等の費用に
ついては、保険料の増加に対応する費用を含め、これらの費用が発生する年度において計上することとされています。
・したがって、保険料の増加に伴い増収となる場合であっても、当該費用が既経過保険料を超過する場合は、当該年度の経常損益にマイ
ナスの影響を与えることとなります。
当年度（※既経過保険料） 翌年度（未経過保険料）
4月契約
5月契約
6月契約
７月契約
８月契約
９月契約
10月契約
・
・
・
3月契約
発生
保険金
代理店
既経過
手数料
保険料
社費
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（参考）保険会計が経常損益に与える影響②
２．異常危険準備金が経常損益に与える影響（日本の損保会計ベース）
・異常危険準備金は、巨大災害等が生じた場合の保険金の支払いに備えるために法令により積み立てておくこととされているものであり、
各保険会社が毎期積み立てを行っているものです。
・異常危険準備金は、正味損害率（※）が50％を超えると取崩し（費用のマイナス）が行われます。
（※）正味支払保険金を正味収入保険料で除した割合です。
３．修正利益について
・当社における「修正利益」とは、経常利益から異常危険準備金、資産運用収支、その他経常収支等の影響を除外した利益としており、
“ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標です。なお、計算式は、以下のとおりです 。
・上記の異常危険準備金等（※）の影響を受けない「修正利益」の方が、“ペット保険事業の実質的な損益”を表すものとして重要な指標で
あると考えています。異常危険準備金等の要素を除くと、「修正利益」は、経常利益が減少した場合でも増加することがあります。
（※）当該影響等には、上記１．の未経過保険料の影響は含まれていません。
当社の「修正利益」の算出方法
異常危険準備金 保険引受以外の
修正利益 ＝ 経常利益 ± 影響額
± 資産運用収支 ± その他経常収支 + 営業費・一般管理費
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（参考）経常収益・経常利益・修正利益の推移
120,000 5,000 （百万円）
4,500
100,000
4,000
3,500
80,000
3,000
60,000 2,500 経常収益（左軸）
経常利益（右軸）
2,000
修正利益（右軸）
40,000
1,500
1,000
20,000
500
0 0
※2018年度は「見込」、2019年度・2020年度は
「計画」となっております。
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東京都新宿区西新宿８-17-１ 住友不動産新宿グランドタワー39階
URL：http://www.anicom.co.jp/
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