8715 アニコム HD 2019-11-08 16:00:00
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]

2020年3月期 第2四半期

決算補⾜説明資料


    2019年11月8日




    証券コード︓8715
2020年3⽉期 2Q 決算概要

1. 連結経常収益・経常利益・修正利益の推移

      ■ 経常収益 ︓ 20,045 百万円                     (前年同期は        17,286 百万円 16.0% 増                       計画は   20,600 百万円         2.7% 減   )
         ( うち、保険引受収益︓   19,043   百万円            前年同期は        16,695 百万円 14.1 % 増 )

      ■ 経常利益 ︓                  497百万円        (前年同期は           1,340 百万円       62.9% 減               計画は        150   百万円   231.9% 増   )


       ・対前年同期では、新規取組み強化、商品改定等により、保有契約数( 7.1%増                                              )・保険引受収益( 14.1%増)ともに順調に増加。

       ・対前年同期では、遺伝子検査・病院運営等のその他経常収益も順調に拡大し、グループ連結の経常収益・利益ともに堅調な着地。

       ・対計画では、保険引受収益の減少の影響や遺伝子検査関連の研究費用の発生が下期に期ずれしたこと等により、経常利益は上振れの着地。

       ・ペット保険事業の実質的な損益を表す修正利益(注)は対前年同期で減少しているものの、下半期には計画に沿った増加を⾒込む。



       (注)修正利益 ︓ 経常利益から異常危険準備⾦、資産運用収⽀、その他経常収⽀等の影響を除外した利益であり、“ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標。




                    (百万円)                                                                                  (百万円)

                                              経常利益 (左軸)          修正利益 (左軸)            経常収益 (右軸)
                        3,000                                                                               25,000


                                                                                             20,045
                        2,500
                                                                                                            20,000
                                                                   17,286
                                       15,563
                        2,000
                                                                                                            15,000

                        1,500
                                                               1,340
                                                                       1,088                                10,000
                        1,000
                                   714
                                              553
                                                                                                    579
                                                                                          497               5,000
                         500



                           0                                                                                0
                                   2018年3⽉期                     2019年3⽉期                   2020年3⽉期

                                         2Q                        2Q                          2Q



                                                        Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                          2
2020年3⽉期 2Q 決算概要

2. 2020年3⽉期 連結決算概況
                                                                      (百万円)                            主な勘定科目の内容と増減理由
                                    19年3⽉期         20年3⽉期            対前期
                                                                     増減率
                                                                                             ① 保険引受収益(詳細は「6.アニコム損保単体︓経常収益のパラメータ」(P7)参照)
                                      2Q              2Q
                                                                                             ・保有契約数が対前年同期⽐で7.1%増加。
   経常収益                              17,286        20,045            16.0 %                  ・新規契約数累計が対前年同期⽐で6.2%増加。
                                                                                             ・継続契約数の増加、商品(料率)改定、加齢に伴う保険料単価の上昇も寄与。
         保険引受収益                       16,695         19,043             14.1     %

         資産運用収益                          148            193             29.7     %           ② 資産運用収益
                                                                                             ・主に国内株式投信・国内REITにより運用収益を確保。
         その他経常収益                         442            809             83.0     %


   経常費用                              15,945        19,547            22.6 %                  ③ その他経常収益
         保険引受費用                       11,428         13,644             19.4     %           ・遺伝子検査・病院運営を含む保険以外のその他経常収益も順調に拡大。
             (正味⽀払保険⾦)                 (9,064)        (9,852)              8.7   %
                                                                                             ④ 正味⽀払保険⾦
             (損害調査費)                       (499)        (525)              5.2   %
                                                                                             ・保有契約の増加に伴い増加しているものの、対前年同期増加率は低下傾向。
             (諸⼿数料及び集⾦費)               (1,490)        (1,747)            17.2    %

             (⽀払備⾦繰⼊額)                     (111)        (385)           244.3    %
                                                                                             ⑤ 諸⼿数料及び集⾦費
                                                                                             ・主に代理店に対する⼿数料。保険引受収益の増加に⽐例して増加しているものの、
             (責任準備⾦繰⼊額)                    (262)      (1,134)           331.8    %            対前年同期増加率は低下傾向。
               (うち未経過保険料)
                (うち未経過保険料)                 (414)        (817)             97.1 %
               (うち異常危険準備⾦)
                (うち異常危険準備⾦)            (△151)           (316)               - %              ⑥ ⽀払備⾦繰⼊額
                                                                                             ・将来の保険⾦⽀払に備えるための繰⼊額。
         資産運用費用                               2             1        △ 48.9      %
                                                                                             ・⽀払備⾦(B/S)期末残高-期首残高で算出。
         営業費及び⼀般管理費                    4,358          5,553             27.4     %           ・④正味⽀払保険⾦と合算することで、発生保険⾦となる。

         その他経常費用                           156           348           123.4     %           ⑦ 未経過保険料繰⼊額
   経常利益                               1,340           497 △ 62.9 %                           ・収⼊保険料のうち翌期以降に対応する保険料の繰り延べ。
                                                                                             ・繰⼊額は期末残高-期首残高で算出される。なお、その期における保険引受収益

   純利益                                  953           344 △ 63.9 %                            のおおよそ35%-40%前後が期末残高となる。
                                                                                             ・保険引受収益から未経過保険料繰⼊額を差し引くと既経過保険料(≒発生ベース
                                                                                              の保険料)となる。
   既経過保険料                             16,281         18,226             11.9     %
                                                                                             ⑧ 異常危険準備⾦
   発生保険⾦(損害調査費含む)                      9,675         10,763             11.2     %
                                                                                             ・制度化された積⽴であり、収⼊保険料の3.2%を毎期計上。
                                                                                             ・⼀⽅、当期首残高を限度額として「正味損害率が50%となる水準」まで取崩す
   E/I 損害率                     ①
                                      59.4    %     59.1    %       △ 0.3        pt           こととなり、繰⼊額はそのNet⾦額が計上される。
                                                                                             ・通期では、おおよそ「増収分×3.2%」が繰⼊額として計上される。
   既経過保険料ベース事業費率              ②
                                      33.9    %     37.8    %         3.9        pt

   コンバインド・レシオ(既経過保険料ベース)   ①+②
                                      93.3    %     96.9    %         3.6        pt          ⑨コンバインド・レシオ(既経過保険料ベース)
                                                                                             ・アニコム損保単体では対前年同期⽐で上昇しているものの、下半期には改善
                                                                                              していく⾒込み。

                                                     Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                            3
2020年3⽉期 2Q 決算概要

3. 連結経常利益の増減要因(2018年度2Q実績 VS 2019年度2Q実績)

   保有契約数・保険引受収益の順調な増加があるも、商品改定や新規事業拡大のための費用増等の影響を受け減益
   下半期には損害率及び事業費率の改善等による増益を⾒込む
                    既経過       発生                                                                               (百万円)
                    保険料      保険⾦




                             △1,087



                                        代理店
                                        ⼿数料                                              その他    その他
                    +1,945
                                                                                        経常収益   経常費用
                                         △256       異常危険
                                                     準備⾦                                       △192
                                                                                        +367          販管費
                                                                               資産運用
                                                                 資産運用           費用
                                                     △468         収益
                                                                                  +1
                                                                    +44




                                                                                                      △1,194




            1,340



                                      注1)既経過保険料 =保険引受収益-普通責任準備⾦繰⼊額(未経過保険料)
                                                                                                                497
                                      注2)発生保険⾦  =正味⽀払保険⾦+⽀払備⾦繰⼊額
                                      注3)異常危険準備⾦=異常危険準備⾦繰⼊額+異常危険準備⾦戻⼊額

         2018年度2Q実績                                                                                         2019年度2Q実績
           連結経常利益                                                                                             連結経常利益

                                            Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                    4
2020年3⽉期 2Q 決算概要

4. 連結貸借対照表 サマリー
                                               (百万円)

                               20年3⽉期
                   19年3⽉期                      増減率
                                 2Q                                             主な勘定科目の内容と増減理由
   資産合計            42,390      44,136            4.1 %
     現⾦及び預貯⾦         29,643       25,253      △ 14.8 %                 ① 有価証券
     有価証券             4,660       10,262       120.2 %
                                                                       ・ 主に国内株式投信・国内REIT等にて運用。
     有形固定資産           1,367        1,490           9.0 %
     無形固定資産           1,506        2,021          34.1 %
     その他資産            4,569        4,400        △ 3.7 %
     繰延税⾦資産             718            784        9.1 %
     貸倒引当⾦             △ 76           △ 76          -    %

   負債合計            20,156      21,526            6.8 %
     保険契約準備⾦         16,041       17,560           9.5 %
      うち⽀払備⾦           2,148          2,533        17.9 %              ② ⽀払備⾦
      うち責任準備⾦         13,893      15,027            8.2 %              ・ 将来の保険⾦⽀払に備えて計上される未払⾦。
                                                                         すでに請求を受けている①普通⽀払備⾦と、保険事故は発生している
     その他負債            3,867        3,688        △ 4.6 %                  ものの未だ請求を受けていない②IBNR備⾦を計上。
     賞与引当⾦              191            216       12.8 %                ・ 基本的に保有契約の増加に伴い保険⾦請求も増加するため増加傾向。
     価格変動準備⾦             54             61        11.9 %

   純資産合計           22,234      22,609            1.7 %                 ③ 責任準備⾦
     株主資本            22,233       22,488           1.1 %
                                                                       ・ 未経過保険料である①普通責任準備⾦(13,603百万円)と、異常災害に
      うち資本⾦            7,950          7,955         0.1 %                備えて引き当てる②異常危険準備⾦(1,423百万円)を計上。
      うち資本剰余⾦          7,840          7,845         0.1 %              ・ 普通責任準備⾦は保有契約の増加に伴い増加する傾向であり、当該期に
      うち利益剰余⾦          6,443          6,687         3.8 %                おける正味収⼊保険料のおおよそ35%〜40%前後が残高として計上され
                                                                         る傾向。
      うち自己株式             △0             △0           - %

     評価・換算差額等         △ 150           △ 21           - %

     新株予約権              151            142      △ 6.3 %

   負債・純資産合計        42,390      44,136            4.1 %

                                  Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                    5
2020年3⽉期 2Q 決算概要

5. 連結キャッシュ・フロー サマリー


                                                                                    (百万円)
                                                                19年3⽉期             20年3⽉期
                                                                  2Q                  2Q

                   営業活動によるキャッシュ・フロー                                        2,048     1,978

                   投資活動によるキャッシュ・フロー                                   △ 575        △ 6,271

                   財務活動によるキャッシュ・フロー                                        2,557     △ 96

                   現⾦及び現⾦同等物の増減額                                           4,030   △ 4,389

                   現⾦及び現⾦同等物の期首残高                                    17,128         27,693

                   現⾦及び現⾦同等物の期末残高                                    21,158         23,303




         ・保有契約の順調な増加により、安定した営業キャッシュ・フローを計上。
         ・投資キャッシュ・フローは有価証券の取得による⽀出。
         ・財務キャッシュ・フローは剰余⾦の配当による⽀出。




                               Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                     6
2020年3⽉期 2Q 決算概要

6. アニコム損保単体︓経常収益のパラメータ                                                                                      (ペット保険新規契約獲得数/保有契約数の推移)



   ■ 新規契約獲得数の四半期推移                                                                                           ■ 保有契約数の四半期推移

 (千件)                             新規契約獲得は堅調に推移                                                              (千件)                             保有契約は順調に増加
  45
                                                                                              40.2 40.3     850
  40                                                      37.7 38.1 36.9 37.8                                                                                                                      781
                                           35.7 36.5 36.4                                                   800                                                                        753 766
  35                                34.6                                                                                                                                         741
                       31.6                                                                                                                                                729
        30.2 30.5 31.4                                                                                                                                               713
                                                                                                            750                                                698
  30                                                                                                                                                     682
                                                                                                                                                   666
                                                                                                            700                        635   650
  25
                                                                                                                         610     622
                                                                                                            650    597
  20
                                                                                                            600
  15
                                                                                                            550
  10
                                                                                                            500
   5
                                                                                                            450
   0
        1Q     2Q     3Q     4Q      1Q     2Q    3Q     4Q     1Q     2Q     3Q       4Q      1Q    2Q
                                                                                                            400
               17年3⽉期                       18年3⽉期                     19年3⽉期                  20年3⽉期
                                                                                                            350
  ⼀般    5.5     6     5.7    5.5                                                                                    1Q    2Q     3Q    4Q     1Q   2Q    3Q    4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q    2Q
                                     -      -      -      -      -      -      -        -      -      -
  NB    24.7   24.4   25.6   26.1   34.6   35.7   36.5   36.4   37.7   38.1   36.9    37.8    40.2   40.3                 17年3⽉期                   18年3⽉期                  19年3⽉期            20年3⽉期
                                     -      -      -      -      -      -      -      --       -      -
  合計    30.2   30.5   31.4   31.6   34.6   35.7   36.5   36.4   37.7   38.1   36.9     37.8   40.2   40.3     保有   597   610     622   635   650   666   682   698   713   729   741   753   766   781


 ※ NB︓ペットショップチャネル



  ・新規契約獲得は堅調。 2Q迄にNB・⼀般チャネル合わせて8万件を超え、年間計画16.5万件に対して49%の進捗率で概ね計画線で推移。

  ・既契約の継続率は、87%前後で安定的に推移。

  ・こうした状況下で、2Q迄に保有契約数は78万件を超え、年間計画81.3万件に対して順調に推移。
  ・50%プランと70%プランの⽐率は、保有契約全体ではおおよそ60︓40で50%プラン割合が多い。⼀⽅、新規契約では70%プランが5割超。




                                                                                     Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                                                           7
2020年3⽉期 2Q 決算概要

7. アニコム損保単体︓経常費用のパラメータ                                                           (損害率(E/I)、既経過保険料ベース事業費率)

            【参考情報】                                                                            注1) 下表は、四半期毎の平均値を記載しておりますので、当期累計平均とは異なります。
                                                                                              注2) 事業費率は「既経過保険料ベース事業費率」(損保事業費÷既経過保険料)を表しております。
              15年3⽉期 1Q         15年3⽉期 3Q
     (%)      ■ 保険料改定           ■限度日数付き新商品
              ・平均12%の改定         ■健康割増引制度導⼊                                                                                         E/I損害率
      70                                                                                                                           既経過事業費率

           62.1
                  60.6    60.3                             60.8             60.3                                     59.7   60.9
                                         59.4     60.1                                61.2     59.1           59.1
                                  57.6                                                                                                           59.3
      60                                                                                               56.3                               58.8
                                                                    55.6                                                           56.5




      50
                                                           ■ 8歳以上の保険料改定                                ■ 商品改定
                                                                                                       ・新付帯サービス「どうぶつ健活」の導⼊
                                                                                                       ・保険料改定

      40

                                                                                                                                                 38.5
                                                                                                                                          37.0
                                                                                       35.5                                        36.1
                          33.9                                                35.4              35.3                        34.2
      30                                                                                               34.5   34.1   33.7
                                  32.2     32.8                      32.6
                                                    31.0    32.1
           28.4    29.5


      20
            1Q      2Q     3Q      4Q      1Q      2Q        3Q       4Q       1Q       2Q       3Q     4Q    1Q     2Q      3Q    4Q      1Q     2Q

                     16年3⽉期                         17年3⽉期                               18年3⽉期                       19年3⽉期                20年3⽉期




    ・E/I損害率は、動物病院の繁忙期に応じて1Q・2Qに上昇した後、3Qから4Qにかけて通院頻度が減少することで改善していくといった季節性を有する。
     当期2Qは、新規契約増により商品ポートフォリオの改善が進んだことに加え、2018年12⽉の商品改定による料率改定の効果が現れ始めてきたことから、

     対前年同期⽐で改善。
    ・事業費率は、引き続き、事業規模拡大に向けた積極投資により、対前年同期⽐で上昇。

     これは、損保単体の「どうぶつ健活」のコスト増によるものであり、連結ベースの販管費としては計画線上で推移。


                                                           Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                                    8
2020年3⽉期 2Q 決算概要

8. 中期経営計画 2019年度重点施策の進捗状況
 ■ ペット保険事業のさらなる収益⼒拡大と独⾃性の追求(保険⾦削減と費用改善)
                            重点施策                                                            直近の進捗状況

    (1) NBチャネル営業強化(遺伝子検査をキーとした戦略)                        ■ 「どうぶつ健活」や「遺伝⼦検査」といった独⾃サービスを武器にペットショップにおける営業戦略を展開
    (2) 一般チャネル営業強化(新たな柱の構築)                              ■ ブリーダー直販サイトとの取引開始によりブリーダー向けの付保率向上を企図
                                                         ■ SEM、SEO等のマーケティング施策や顧客満⾜度向上施策によるWEBチャネルの強化を実施
    (3) システム化推進(基幹システム強化および事務効率化)
                                                         ■ 新商品 「どうぶつ健保しにあ」の発売を開始
    (4) 顧客満⾜度向上(サービスの拡充・指標の⾒える化)
                                                         ● 新規契約獲得件数は4-9⽉で8万件超、保有契約件数は78万件超(前年同期⽐+7.1%)
    (5) 保険⾦適正化(適正治療と「どうぶつ健活」を中⼼とした予防の発展戦略)               ● 発⽣保険⾦の減少 ⇒ 限度⽇数なし契約から限度⽇数あり契約への移⾏促進
    (6) 運用強化(最適ポートフォリオの構築)                               ● 損害率は、59.1%となり前年同期⽐0.3pt改善


 ■ 新規事業の拡大、収益化の加速
                   川上                                              川中                                              川下

                        交          ペ                 健
      遺                            ッ
                                                                            日                   一              二            お
      伝                 配                            康                      々               (   次              次            別
                                   ト                                                                      (先
      子                                              診                      の               ⼀   診              診        れ
                        ・          シ                                        暮               般
                                                                                                療
                                                                                                          進
                    出              ョ                 断                                      医             医    療
                                                                            ら
                    産              ッ                                        し
                                                                                            療
                                                                                            )         )
                                                                                                          療
                                   プ

                    重点施策                                                                 直近の進捗状況

                                            ■ ペットショップおよびブリーダーからの検査受注が拡大中、4-9月で7万検体を超える検査を実施
    (1)   遺伝子検査事業                      川上
                                            ■ 横浜ラボを増床し検査機器を追加導⼊することで月間2万検体の検査が実施可能な体制を構築中

    (2)   ブリーディングサポート事業                川上   ■ 交配や出産に係る研究を継続(交配適期診断、冷凍精子保存技術の向上に向けた研究等)

                                            ■「どうぶつ健活」申込み数は、月7千件超に達し、概ね計画通りの申込み率で推移
    (3)   健康的な生活習慣の推進                  川中
                                            ■ フードメーカー等と協働したペット用サプリメントを共同開発
                                            ■ 病院運営は57病院に拡大(10/1日現在)、地域の中核病院もグループイン。予防施策も継続実施中
    (4)   どうぶつ診療関連事業(予防〜一般診療)          川中
                                            ■ 上海の動物病院は診療件数が順調に伸⻑
                                            ■ 14疾患について有償臨床研究を実施中
    (5)   先進医療の提供                      川下
                                            ■ 細胞を共有化する仕組みの構築に向け準備中
    (6)   高齢のひと・ペットに配慮した事業の展開          川下   ■ 高齢者・高齢ペット向けの新サービス、新商品の開発検討
                                            ■ 株式会社アドバンスネットとの業務提携(ペット共生住宅の普及・促進等)
    (7)   その他(資産運用関連等)                 -
                                            ■ 株式会社フォレストヒルズとの業務提携(ペット領域における相互協⼒と各種事業の強化)

                                             Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                          9
2020年3⽉期 2Q 決算概要

9. トピックス
     【 ペット保険事業 】                                              【 遺伝子検査事業 】
    ■ 新商品「どうぶつ健保しにあ」発売                                   ■遺伝病のその先へ 〜カスタムパネルの開発〜
     商品の特徴                                                  次世代シーケンサー(Next Generation Sequencer︓NGS)とは、
                                                            ⇒ 2000年半ばに⽶国で登場した、遺伝子の塩基配列を高速に
     ・犬猫飼育頭数1,850万頭に対する普及率向上へ
                                                              読み出せる装置。塩基配列を並列に読み出せるDNA断片数が、
     ・⽇本初︕高齢動物専用のペット保険を発売                                     従来のDNAシーケンサーに⽐べて桁違いに多い
      8歳以上、引受年齢上限なし                                           このため、ゲノム(遺伝情報)を圧倒的な低コスト・短時間で
     ・高齢×健康などうぶつ向けの商品                                         解析することを可能にした

     ・窓口精算可能(70%・50%補償プラン)                                  ・アニコムではこの次世代シーケンサーを用いた解析技術により、
                                                             これまで遺伝性疾患の検査を⾏って来たが、これに加え、今回、
     ・万⼀の⼊院・⼿術に対応                                            性格(⾏動)や品種、⽑⾊、体質、親子判定などを一度に測定
                                                             することが可能なカスタムパネルの開発に成功
     ・高齢でも⼿軽な保険料

     ・通院補償ありに移⾏が可能
      ※「どうぶつ健活」の結果による


                    高齢


                                                                            カスタムパネル検査に用いる
                                                                              次世代シーケンサー




     病気                             健康                      ≪ 多様な遺伝子検査サービスの提供へ ≫

                                                                 ブリーダー向けに
                                                                  ■ 親子判定、⽑⾊遺伝子検査
                                                                   ⇒ 最適な交配、産子数の増加など

                                                                 ペットショップ・譲渡団体向けに
                    若齢                                            ■ 品種判定、性格・体質遺伝子検査
                                                                   ⇒ 新たなサービスの開発、提供

                                Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                 10
APPENDIX

 1.主要経営パラメータ

 2.新規事業の収益機会とペット保険のシナジー相関




                Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved   11
APPENDIX

1.主要経営パラメータ
                         ①              ②                   ③                       ③-①                          ③-②
                      19年3⽉期                           20年3⽉期                   前年同期⽐                        対前期末                20年3⽉期末
                                     19年3⽉期末
                        2Q                                 2Q                件数                 率        件数              率       (5⽉9⽇予想)

      ① 保有契約数         729,842    件    753,332   件        781,368     件     51,526    件          7.1 %   28,036    件      3.7 %    813,000   件

      ② 新規契約数           75,852   件    150,625   件         80,533     件       4,681   件          6.2 %                -       -    164,620   件

      ③ 継続率               88.1   %       87.7   %             87.0   %                -             -                -       -       87.0   %

      ④ 保険⾦⽀払件数         1,599   千件    3,204   千件          1,672   千件           72   千件          4.5 %                -       -     3,488   千件

      ⑤ 対応動物病院数         6,353   病院    6,417   病院          6,463   病院         110    病院          1.7 %       46   病院      0.7 %     6,400   病院



                                      19年3⽉期            20年3⽉期                                      20年3⽉期
                                                                           対前年同期増減
                                        2Q                  2Q                                      (5⽉9⽇予想)

      ⑥ E/I 損害率                             59.4   %            59.1   %        △0.3      Pt            56.9     %

      ⑦ 既経過保険料ベース事業費率                       33.9   %            37.8   %            3.9   Pt            35.4     %

      ⑧ コンバインド・レシオ
                                            93.3   %            96.9   %            3.6   Pt            92.3     %
        (既経過保険料ベース)



                                                        20年3⽉期                                      20年3⽉期
                                     19年3⽉期末                               対前期末増減
                                                            2Q                                      (5⽉9⽇予想)

      ⑨ 単体ソルベンシー・マージン⽐率                 379.8      %         372.7     %        △7.1      pt        380.0   %前後


                                      19年3⽉期            20年3⽉期
                                                                           対前年同期増減
                                        2Q                  2Q

      ⑩ どうぶつ健活(腸内フローラ測定)申込数                   -    件       39,497      件             -    件


      ⑪ 遺伝子検査検体数                              -    件       72,761      件             -    件




                                                    Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                                   12
APPENDIX
2. 新規事業の収益機会とペット保険のシナジー相関
    ど
    う           遺                 交                   ペ                             健                         日                   一                                 二           お
    ぶ                                                                                                                             次                                 次
                伝                 配                   ッ                             康                         々                                                                 別
    つ                                                                                                                             診
    の           子                 ・                   ト                             診                         の                                                     診           れ
    ラ                         出                       シ                             断                         暮                   療                                 療
    イ                         産                       ョ                                                       ら               (
    フ                                                                                                                                                          (先
                                                      ッ                                                       し               ⼀
    ス                                                 プ                                                                       般                                進
    テ                                                                                                                         医                                医
    ー                                                                                                                         療                                療
    ジ                                                                                                                     )                                    )

                    ・     ・           ・   ・   ・           ・                     ・           ・             ・       ・   ・                        ・    ・      ・            ・   ・           ・
    新               遺     精           ブ   マ       遺       し                     保           腸             他       フ   予                             電      二            再   終           ペ
    規                     子           リ           伝                             険           内             企       ー                        一               次            生   生
                    伝                     ッ               つ                                                           約                    次        子                                   ッ
    事               子     バ           ー   チ       子       け                     新           フ             業       ド                        病               病            医   飼           ト
                                                  検                                                                   送                             カ
    業               検     ン           デ   ン               サ                     サ           ロ             と       開   客                    院        ル      院            療   育       霊
                          ク           ィ   グ       査       ー                     ー           ー                     発                        運               運            提   施       園
    の               査                             証                                                       の           事                             テ
    収               事                 ン   サ               ビ                     ビ           ラ             連       と                        営               営            供   設       紹
                                                  明                                                                   業                             拡
    益               業                 グ   イ       書       ス                     ス       測                 携       販                   (海            販                               介
    機                                 支   ト       の       提                 付           定                         売                   外
    会                                 援           発       供                 帯           事                                             含
                                                  ⾏                                     業                                             )


    保
    険
    事                   ▼川上での寄与                                                                 ▼川中での寄与                                                 ▼川下での寄与
    業
                ・遺伝子ベースの保険料設計や引受診断                                 ・保険の付加価値を向上                                                                     ・重症化予防による損害率低下
    へ
    の           ・新生児チャネルを拡大                                        ・生活習慣病予防による損害率低下                                                                ・難病治療の確⽴に伴う損害率低下
    寄
    与           ・遺伝病減少にともなう損害率低下                                   ・企業集団の獲得                                                                        ・高齢者等の飼育に対して裾野を拡大

            資
            産
            運                                                      ▼資産運用(不動産運用)による下支え
            用

        展
        開                                             ▼どうぶつデータベースの構築(新規・保険事業でのさらなる活用へ)


                                                              Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                                                                                     13
(参考)保険会計が経常損益に与える影響①

 1.保険料の増加が経常損益に与える影響(日本の損保会計ベース)

  ・⼀般的に、保険料の増加は経常収益の増加に寄与しますが、事業年度における保険料の未経過期間部分については、普通責任準備⾦
   (未経過保険料)として次年度に繰り越すことが法令により定められています。⼀⽅で、発生保険⾦、代理店⼿数料、社費等の費用に
   ついては、保険料の増加に対応する費用を含め、これらの費用が発生する年度において計上することとされています。


  ・したがって、保険料の増加に伴い増収となる場合であっても、当該費用が既経過保険料を超過する場合は、当該年度の経常損益にマイ
   ナスの影響を与えることとなります。

              当年度(※既経過保険料)                                 翌年度(未経過保険料)

                4月契約

                  5月契約

                       6月契約

                         7月契約

                              8月契約

                                9月契約

                                       10月契約
                                                                          ・
                                                                          ・
                                                                          ・
                                                           3月契約




                                      発生
                                      保険⾦

                                      代理店
                  既経過
                                      ⼿数料
                  保険料
                                       社費



                                     Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved   14
(参考)保険会計が経常損益に与える影響②

 2.異常危険準備⾦が経常損益に与える影響(日本の損保会計ベース)

  ・異常危険準備⾦は、巨大災害等が生じた場合の保険⾦の⽀払いに備えるために法令により積み⽴てておくこととされているものであり、
   各保険会社が毎期積み⽴てを⾏っているものです。


  ・異常危険準備⾦は、正味損害率(※)が50%を超えると取崩し(費用のマイナス)が⾏われます。
   (※)正味⽀払保険⾦を正味収⼊保険料で除した割合です。




 3.修正利益について

  ・当社における「修正利益」とは、経常利益から異常危険準備⾦、資産運用収⽀、その他経常収⽀等の影響を除外した利益としており、
   “ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標です。なお、計算式は、以下のとおりです 。


  ・上記の異常危険準備⾦等(※)の影響を受けない「修正利益」の⽅が、“ペット保険事業の実質的な損益”を表すものとして重要な指標で
   あると考えています。異常危険準備⾦等の要素を除くと、「修正利益」は、経常利益が減少した場合でも増加することがあります。
   (※)当該影響等には、上記1.の未経過保険料の影響は含まれていません。




                            当社の「修正利益」の算出⽅法


                           異常危険準備⾦                                                       保険引受以外の
  修正利益      =   経常利益   ±     影響額
                                           ±      資産運用収⽀            ±     その他経常収⽀   +   営業費・⼀般管理費




                              Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved                             15
                                 お問合せ先

 アニコム ホールディングス株式会社 経営企画部(IR事務局)
         東京都新宿区⻄新宿8-17-1             住友不動産新宿グランドタワー39階
                   URL︓https://www.anicom.co.jp/




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 本資料は、現在当社が⼊⼿している情報に基づいて、当社が本資料の作成時点において⾏った予測等を基に記載しております。
        これらの記述は将来の業績を保証するものではなく、⼀定のリスクや不確実性を内包しております。
    従いまして、将来の実績が本資料に記載された⾒通しや予測と大きく異なる可能性がある点をご承知おきください。
なお、本資料は情報提供のみを目的としたものであり当社が発⾏する有価証券への投資の勧誘・募集を目的としたものではございません。




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