8715 アニコム HD 2019-11-08 16:00:00
2020年3月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020 年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2019 年 11 月 8 日
上 場 会 社 名 アニコム ホールディングス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 8715 URL https://www.anicom.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役 (氏名) 小森 伸昭
問合せ先責任者 (役職名) 常務執行役員 (氏名) 亀井 達彦 (TEL)(03)5348-3911
四半期報告書提出予定日 2019 年 11 月 28 日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有(アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020 年3月期第2四半期(中間期)の連結業績(2019 年4月1日~2019 年9月 30 日)
(1)連結経営成績 (%表示は、対前年中間期増減率)
親会社株主に帰属する中
経常収益 経常利益
間純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020 年 3月期中間期 20,045 16.0 497 △62.9 344 △63.9
2019 年 3月期中間期 17,286 11.1 1,340 87.8 953 90.2
(注) 包括利益 2020 年 3月期中間期 474 百万円(△52.5%) 2019 年 3月期中間期 997 百万円(129.4%)
1株当たり 潜在株式調整後
中間純利益 1株当たり中間純利益
円 銭 円 銭
2020 年 3月期中間期 17.05 17.03
2019 年 3月期中間期 52.52 52.24
(2)連結財政状態
総 資 産 純 資 産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020 年 3月期中間期 44,136 22,609 50.9
2019 年 3月期 42,390 22,234 52.1
(参考)自己資本 2020 年 3月期中間期 22,467 百万円 2019 年 3月期 22,082 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第 1 四 半 期 末 第 2 四 半 期 末 第 3 四 半 期 末 期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019 年 3月期 - 0.00 - 5.00 5.00
2020 年 3月期 - 0.00
2020 年 3月期(予想) - - -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2020 年3月期の連結業績予想(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
(%表示は、通期は対前期増減率)
親会社株主に帰属す 1株当たり
経常収益 経常利益
る当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 42,400 18.3 2,300 1.0 1,620 0.6 80.16
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :無
※ 注記事項
(1)当中間期における重要な子会社の異動
:無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020 年3月期中間期 20,214,080 株 2019 年3月期 20,211,480 株
② 期末自己株式数 2020 年3月期中間期 5,162 株 2019 年3月期 1,895 株
③ 期中平均株式数(中間期) 2020 年3月期中間期 20,209,127 株 2019 年3月期中間期 18,152,615 株
(個別業績の概要)
1.2020 年3月期第2四半期(中間期)の個別業績(2019 年4月1日~2019 年9月 30 日)
(1)個別経営成績 (%表示は、対前年中間期増減率)
営業収益 営業利益 経常利益 中間純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020 年 3月期中間期 766 14.2 △7 - △15 - △14 -
2019 年 3月期中間期 671 △0.2 86 △31.7 54 △58.3 34 △62.4
1株当たり
中間純利益
円 銭
2020 年 3月期中間期 △0.71
2019 年 3月期中間期 1.89
(2)個別財政状態
総 資 産 純 資 産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020 年 3月期中間期 17,359 16,544 94.5
2019 年 3月期 17,654 16,658 93.5
(参考)自己資本 2020 年 3月期中間期 16,402 百万円 2019 年 3月期 16,506 百万円
※ 中間決算短信は公認会計士又は監査法人の中間監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に
あたっての注意事項等については、[添付資料]P.3「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参
照ください。
アニコム ホールディングス(株) (8715) 2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当中間期に関する定性的情報 ………………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.中間連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………… 4
(1)中間連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………… 4
(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書 …………………………………………………………… 5
(3)中間連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………… 7
(4)中間連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………… 8
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 9
(6)株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記 …………………………………………………………… 9
(7)セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………… 10
3.中間財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 12
(1)中間貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 12
(2)中間損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 13
(3)中間株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 14
(4)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 15
4.補足情報…………………………………………………………………………………………………………………… 16
(1)2020年3月期中間期 損益状況 ………………………………………………………………………………… 16
(2)経常収益の状況 …………………………………………………………………………………………………… 17
(3)種目別保険料・保険金 …………………………………………………………………………………………… 18
(4)有価証券関係 ……………………………………………………………………………………………………… 19
(5)ソルベンシー・マージン比率 …………………………………………………………………………………… 20
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アニコム ホールディングス(株) (8715) 2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当中間期に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦による世界経済の減速の影響を受けたもの
の、内需は底堅く推移しました。今後は消費税増税による消費の落ち込みが懸念されますが、内需に牽引される
形で、緩やかな回復基調で推移する見通しです。
このようななか、当社グループの中核子会社であるアニコム損害保険株式会社では、重点施策と位置付けてい
る「ペット保険のさらなる収益力拡大と独自性の追求」に向け、商品開発の強化や販売チャネルの営業強化など
に注力しており、保有契約数は781,368件(前連結会計年度末から28,036件の増加・同3.7%増)と、順調に増加
しております。また、E/I損害率 注1)は新規契約増による商品ポートフォリオの改善や商品改定による料率改
定の効果により59.1%と前年同期比で0.3pt改善いたしました。既経過保険料ベース事業費率 注2)は、引き続
き規模拡大に向けた積極投資により37.8%と前年同期比で3.9pt上昇いたしました。この結果、両者を合算した
コンバインド・レシオ(既経過保険料ベース)は前年同期比で3.6pt上昇し96.9%となりました。
また、当社グループは今年度を基礎固めから第二期創業期としてのフェーズへ移行する期と位置付け、あらゆ
るデータから、病気・ケガを分析し、「健康度」を見る予防型保険会社グループへ成長するため、新規事業の重
点施策に対する取組みを加速させております。遺伝子検査事業については、避けられる遺伝病を繁殖前後の遺伝
子検査によって回避し、その後は遺伝子解析といった科学・技術・データに医療のサポートを加えたブリーディ
ング支援に繋げていきます。加えて、腸内フローラ測定によるどうぶつの健康チェックの普及、共生細菌をキー
にしたフード開発、生活習慣コンサル等の事業化を進めております。さらに、どうぶつ医療における高度先進医
療(細胞治療、再生医療)を実用化し、拡大を図るとともに、カルテ管理システム事業の拡大(予約システム等
の機能の充実)等とあわせ、データのさらなる活用による予防法の開発、ペット関連事業の海外展開を目指して
おります。
以上の結果、当社グループにおける当第2四半期連結累計期間の業績は次のとおりとなりました。
保険引受収益19,043百万円(前年同四半期比14.1%増)、資産運用収益193百万円(同29.7%増)、新規事業
等を含むその他経常収益809百万円(同83.0%増)を合計した経常収益は20,045百万円(同16.0%増)となりま
した。一方、保険引受費用13,644百万円(同19.4%増)、営業費及び一般管理費5,553百万円(同27.4%増)な
どを合計した経常費用は19,547百万円(同22.6%増)となりました。この結果、経常利益は497百万円(同62
.9%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は344百万円(63.9%減)となりました。
注1)E/I損害率:発生ベースでの損害率。
(正味支払保険金+支払備金増減額+損害調査費)÷既経過保険料 にて算出。
注2)既経過保険料ベース事業費率:発生ベースの保険料(既経過保険料)に対する発生ベースの事業費率。
損保事業費÷既経過保険料 にて算出。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,745百万円増加して44,136百万円となり
ました。その主な要因は、有価証券の増加5,601百万円であります。
負債の部は、前連結会計年度末に比べ1,370百万円増加して21,526百万円となりました。その主な要因は、保
有契約の増加に伴う保険契約準備金の増加1,519百万円であります。なお、金融機関等からの借入金はありませ
ん。
純資産の部は、前連結会計年度末に比べ375百万円増加して22,609百万円となりました。その主な要因は、親
会社株主に帰属する中間純利益344百万円の計上によるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、保有契約の順調な増加により、責任準備金が1,134百万円増加したこ
と等により1,978百万円の収入となりましたが、前第2四半期連結累計期間に比べると70百万円の減少となりま
した。
投資活動によるキャッシュ・フローは、6,271百万円の支出となりました。主に有価証券の取得による支出で
あり、前第2四半期連結累計期間に比べると5,695百万円の支出の増加となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前第2四半期連結累計期間では2,557百万円の収入、当第2四半期連
結累計期間では96百万円の支出となりました。
これらの結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より4,389百
万円減少し、23,303百万円となりました。
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アニコム ホールディングス(株) (8715) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の業績予想のうち、連結業績予想につきましては、2019年5月9日に公表致しました決算短信中
の「2020年3月期の連結業績予想」をご参照ください。なお、今後の業績推移により修正の必要が生じた場合に
は速やかに公表致します。
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アニコム ホールディングス(株) (8715) 2020年3月期 第2四半期決算短信
2.中間連結財務諸表及び主な注記
(1)中間連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当中間連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
現金及び預貯金 29,643 25,253
有価証券 4,660 10,262
貸付金 225 181
有形固定資産 1,367 1,490
無形固定資産 1,506 2,021
その他資産 4,344 4,219
未収金 1,895 1,768
未収保険料 445 492
仮払金 1,396 1,205
その他の資産 606 751
繰延税金資産 718 784
貸倒引当金 △76 △76
資産の部合計 42,390 44,136
負債の部
保険契約準備金 16,041 17,560
支払備金 2,148 2,533
責任準備金 13,893 15,027
その他負債 3,867 3,688
賞与引当金 191 216
特別法上の準備金 54 61
価格変動準備金 54 61
負債の部合計 20,156 21,526
純資産の部
株主資本
資本金 7,950 7,955
資本剰余金 7,840 7,845
利益剰余金 6,443 6,687
自己株式 △0 △0
株主資本合計 22,233 22,488
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △150 △21
その他の包括利益累計額合計 △150 △21
新株予約権 151 142
純資産の部合計 22,234 22,609
負債及び純資産の部合計 42,390 44,136
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アニコム ホールディングス(株) (8715) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書
(中間連結損益計算書)
(単位:百万円)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
経常収益 17,286 20,045
保険引受収益 16,695 19,043
(うち正味収入保険料) 16,695 19,043
資産運用収益 148 193
(うち利息及び配当金収入) 79 99
(うち有価証券売却益) 69 93
その他経常収益 442 809
経常費用 15,945 19,547
保険引受費用 11,428 13,644
(うち正味支払保険金) 9,064 9,852
(うち損害調査費) 499 525
(うち諸手数料及び集金費) 1,490 1,747
(うち支払備金繰入額) 111 385
(うち責任準備金繰入額) 262 1,134
資産運用費用 2 1
営業費及び一般管理費 4,358 5,553
その他経常費用 156 348
(うち支払利息) 0 0
経常利益 1,340 497
特別利益 7 9
固定資産処分益 - 2
新株予約権戻入益 7 6
特別損失 4 26
固定資産処分損 0 11
その他 - 8
特別法上の準備金繰入額 3 6
価格変動準備金繰入額 3 6
税金等調整前中間純利益 1,344 480
法人税及び住民税等 358 252
法人税等調整額 33 △116
法人税等合計 391 136
中間純利益 953 344
親会社株主に帰属する中間純利益 953 344
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(中間連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
中間純利益 953 344
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 44 129
その他の包括利益合計 44 129
中間包括利益 997 474
(内訳)
親会社株主に係る中間包括利益 997 474
非支配株主に係る中間包括利益 - -
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(3)中間連結株主資本等変動計算書
前中間連結会計期間(自2018年4月1日 至2018年9月30日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価 その他の包 新株予約権 純資産合計
株主資本合
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式
計
証券評価差 括利益累計
額金 額合計
当期首残高 4,443 4,333 4,770 △0 13,546 △128 △128 169 13,587
当中間期変動額
新株の発行 1,313 1,313 2,626 2,626
剰余金の配当 △90 △90 △90
親会社株主に帰属する
中間純利益
953 953 953
自己株式の取得 △0 △0 △0
持分法の適用範囲の変
動
153 153 153
株主資本以外の項目の
当中間期変動額(純 44 44 16 60
額)
当中間期変動額合計 1,313 1,313 1,016 △0 3,642 44 44 16 3,702
当中間期末残高 5,756 5,646 5,786 △0 17,189 △84 △84 186 17,290
当中間連結会計期間(自2019年4月1日 至2019年9月30日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価 その他の包 新株予約権 純資産合計
株主資本合
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式
計
証券評価差 括利益累計
額金 額合計
当期首残高 7,950 7,840 6,443 △0 22,233 △150 △150 151 22,234
当中間期変動額
新株の発行 5 5 11 11
剰余金の配当 △101 △101 △101
親会社株主に帰属する
中間純利益
344 344 344
自己株式の取得
持分法の適用範囲の変
動
株主資本以外の項目の
当中間期変動額(純 129 129 △9 120
額)
当中間期変動額合計 5 5 243 - 254 129 129 △9 375
当中間期末残高 7,955 7,845 6,687 △0 22,488 △21 △21 142 22,609
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アニコム ホールディングス(株) (8715) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(4)中間連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前中間純利益 1,344 480
減価償却費 261 335
支払備金の増減額(△は減少) 111 385
責任準備金の増減額(△は減少) 262 1,134
貸倒引当金の増減額(△は減少) △0 △0
賞与引当金の増減額(△は減少) 19 24
価格変動準備金の増減額(△は減少) 3 6
利息及び配当金収入 △79 △99
有価証券関係損益(△は益) △10 △96
株式報酬費用 - 49
新株予約権戻入益 △7 △6
支払利息 0 0
有形固定資産関係損益(△は益) 0 8
その他資産(除く投資活動関連、財務活動関連)
108 △35
の増減額(△は増加)
その他負債(除く投資活動関連、財務活動関連)
121 199
の増減額(△は減少)
小計 2,135 2,385
利息及び配当金の受取額 113 107
利息の支払額 △0 △0
法人税等の支払額 △199 △514
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,048 1,978
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △1,338 △8,962
有価証券の売却・償還による収入 1,026 3,722
資産運用活動計 △311 △5,240
営業活動及び資産運用活動計 1,737 △3,261
有形固定資産の取得による支出 △44 △209
有形固定資産の売却による収入 0 8
無形固定資産の取得による支出 △186 △303
事業譲受による支出 - △519
その他 △33 △7
投資活動によるキャッシュ・フロー △575 △6,271
財務活動によるキャッシュ・フロー
株式の発行による収入 2,650 8
リース債務の返済による支出 △2 △4
配当金の支払額 △90 △101
その他 △0 -
財務活動によるキャッシュ・フロー 2,557 △96
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 4,030 △4,389
現金及び現金同等物の期首残高 17,128 27,693
現金及び現金同等物の中間期末残高 21,158 23,303
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アニコム ホールディングス(株) (8715) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記
該当事項はありません。
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(7)セグメント情報
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能で
あり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっ
ているものであります。
当社グループは、保険業法第3条に基づき損害保険業の免許を取得したアニコム損害保険株式会社が
行う損害保険事業(ペット保険)を中核事業としております。従って、損害保険事業を報告セグメント
としております。「損害保険事業」は、ペット保険の保険引受業務及び資産運用業務を行っておりま
す。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「中間連結財務諸表作成のための基本となる重要な
事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は経常利益をベースとした数値でありま
す。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前中間連結会計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメン 連結財務諸
その他
ト 合計 調整額 表計上額
(注)1
損害保険事業 (注)2
外部顧客への経常収益 16,859 427 17,286 17,286
セグメント間の内部経常収益
- 148 148 △148 -
又は振替高
計 16,859 576 17,435 △148 17,286
セグメント利益
1,449 △108 1,340 - 1,340
又は損失(△)
セグメント資産 33,999 1,646 35,646 - 35,646
セグメント負債 18,089 265 18,355 - 18,355
その他の項目
減価償却費 194 46 240 - 240
資産運用収益 148 0 148 - 148
支払利息 0 0 0 - 0
持分法投資利益
- △56 △56 - △56
又は損失(△)
持分法適用会社への投資額 - 483 483 - 483
有形固定資産及び
193 82 275 - 275
無形固定資産の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、保険代理店事
業、動物病院支援事業、動物医療分野における臨床・研究事業等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の合計額は、中間連結損益計算書の経常利益と一致しておりま
す。
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当中間連結会計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメン 連結財務諸
その他
ト 合計 調整額 表計上額
(注)1
損害保険事業 (注)2
外部顧客への経常収益 19,244 801 20,045 20,045
セグメント間の内部経常収益
- 211 211 △211 -
又は振替高
計 19,244 1,013 20,257 △211 20,045
セグメント利益
655 △157 497 - 497
又は損失(△)
セグメント資産 42,221 2,436 44,658 △522 44,136
セグメント負債 21,102 945 22,048 △522 21,526
その他の項目
減価償却費 233 77 310 - 310
資産運用収益 192 0 193 - 193
支払利息 0 0 0 - 0
持分法投資利益
- 4 4 - 4
又は損失(△)
持分法適用会社への投資額 - 532 532 - 532
有形固定資産及び
261 750 1,012 - 1,012
無形固定資産の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、保険代理店事
業、動物病院支援事業、動物医療分野における臨床・研究事業等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の合計額は、中間連結損益計算書の経常利益と一致しておりま
す。
【関連情報】
1.製品及びサービスごとの情報
単一の製品・サービスの区分の外部顧客への経常収益が中間連結損益計算書の経常収益の90%を超えるた
め、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
本邦以外の国または地域に所在する連結子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前中間連結会計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
該当事項はありません。
当中間連結会計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
重要性が乏しいため記載を省略しております。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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3.中間財務諸表及び主な注記
(1)中間貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当中間会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,813 3,858
未収入金 804 452
その他 195 156
流動資産合計 4,813 4,467
固定資産
有形固定資産 84 77
無形固定資産 72 44
投資その他の資産
投資有価証券 - 36
関係会社株式 12,278 12,278
繰延税金資産 41 49
その他 457 505
投資損失引当金 △93 △102
投資その他の資産合計 12,684 12,768
固定資産合計 12,841 12,891
資産合計 17,654 17,359
負債の部
流動負債
リース債務 5 5
未払法人税等 431 220
賞与引当金 6 14
その他 109 133
流動負債合計 553 373
固定負債
リース債務 12 10
長期預り保証金 431 431
固定負債合計 443 441
負債合計 996 814
純資産の部
株主資本
資本金 7,950 7,955
資本剰余金
資本準備金 7,840 7,845
資本剰余金合計 7,840 7,845
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 716 601
利益剰余金合計 716 601
自己株式 △0 △0
株主資本合計 16,506 16,402
新株予約権 151 142
純資産合計 16,658 16,544
負債純資産合計 17,654 17,359
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(2)中間損益計算書
(単位:百万円)
前中間会計期間 当中間会計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業収益
経営管理料 669 763
関係会社受取配当金 1 2
営業収益合計 671 766
営業費用
販売費及び一般管理費 584 773
営業費用合計 584 773
営業利益又は営業損失(△) 86 △7
営業外収益
受取利息 0 0
その他 0 0
営業外収益合計 0 0
営業外費用
投資損失引当金繰入額 32 9
その他 0 0
営業外費用合計 32 9
経常利益又は経常損失(△) 54 △15
特別利益
新株予約権戻入益 - 6
特別利益合計 - 6
特別損失
固定資産除却損 - 2
その他 2 -
特別損失合計 2 2
税引前中間純利益又は税引前中間純損失(△) 52 △11
法人税、住民税及び事業税 27 10
法人税等調整額 △9 △7
法人税等合計 18 3
中間純利益又は中間純損失(△) 34 △14
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(3)中間株主資本等変動計算書
前中間会計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利 新株予約権 純資産合計
資本金 益剰余金 自己株式
株主資本
資本剰余 利益剰余 合計
資本準備金
金合計 繰越利益 金合計
剰余金
当期首残高 4,443 4,333 4,333 715 715 △0 9,492 169 9,662
当中間期変動額
新株の発行 1,313 1,313 1,313 2,626 2,626
剰余金の配当 △90 △90 △90 △90
中間純利益又は中間純損失
(△)
34 34 34 34
自己株式の取得 △0 △0 △0
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
16 16
当中間期変動額合計 1,313 1,313 1,313 △55 △55 △0 2,570 16 2,586
当中間期末残高 5,756 5,646 5,646 660 660 △0 12,062 186 12,248
当中間会計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利 新株予約権 純資産合計
資本金 益剰余金 自己株式
株主資本
資本剰余 利益剰余 合計
資本準備金
金合計 金合計
繰越利益
剰余金
当期首残高 7,950 7,840 7,840 716 716 △0 16,506 151 16,658
当中間期変動額
新株の発行 5 5 5 11 11
剰余金の配当 △101 △101 △101 △101
中間純利益又は中間純損失
(△)
△14 △14 △14 △14
自己株式の取得
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
△9 △9
当中間期変動額合計 5 5 5 △115 △115 - △104 △9 △113
当中間期末残高 7,955 7,845 7,845 601 601 △0 16,402 142 16,544
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(4)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
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4.補足情報
(1)2020年3月期中間期 損益状況
(単位:百万円)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
増減率
区 分 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日 比較増減
(%)
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
保 険 引 受 収 益 16,695
19,043 2,347 14.1
( う ち 正 味 収 入 保 険 料 ) ( 16,695 ) ( 19,043 ) 2,347 14.1
保 険 引 受 費 用 11,428 13,644 2,215 19.4
経
( う ち 正 味 支 払 保 険 金 ) ( 9,064 ) ( 9,852 ) 788 8.7
( う ち 損 害 調 査 費 ) ( 499 ) ( 525 ) 26 5.2
( う ち 諸 手 数 料 及 び 集 金 費 ) ( 1,490 ) ( 1,747 ) 256 17.2
常 ( う ち 支 払 備 金 繰 入 額) ( 111 ) ( 385 ) 273 244.3
( うち責任準備金繰入額) ( 262 ) ( 1,134 ) 871 331.8
益
資 産 運 用 収 148 193 44 29.7
損 ( うち利息及び配当金収入 ) ( 79 ) ( 99 ) 20 25.4
( う ち 有 価 証 券 売 却 益 ) ( 69 ) ( 93 ) 24 34.7
資 産 運 用 費 用 2
1 △1 △48.9
益 ( う ち 有 価 証 券 売 却 損 ) ( 2 ) ( 1 ) △1 △48.9
営 業 費 及 び 一 般 管 理 費 4,358
5,553 1,194 27.4
そ の 他 経 常 損 益 286
460 174 60.9
経 常 利 益 1,340
497 △842 △62.9
特 別 利 益 7
9 1 24.0
特
別
特 別 損 失 4
26 22 565.2
損
益
特 別 損 益 3
△16 △20 △543.0
税 金 等 調 整 前 中 間 純 利 益 1,344
480 △863 △64.2
法 人 税 及 び 住 民 税 等 358
252 △105 △29.5
法 人 税 等 調 整 額 33
△116 △149 △451.4
法 人 税 等 合 計 391
136 △254 △65.1
中 間 純 利 益 953
344 △608 △63.9
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る 中 間 純 利 益 953
344 △608 △63.9
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(2)経常収益の状況
経常収益をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
対前年
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
増減(△)率
セグメントの名称 至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
金額(百万円) 金額(百万円) (%)
損害保険事業(ペット保険) 16,859 19,244 14.1
損害保険(アニコム損害保険㈱) 16,859 19,244 14.1
(うち正味収入保険料) 16,695 19,043 14.1
その他の事業 427 801 87.4
動物病院支援事業 101 109 7.4
保険代理店 7 7 6.5
小動物先進医療臨床・研究 239 340 42.1
その他 79 343 334.9
合計 17,286 20,045 16.0
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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(3) 種目別保険料・保険金
アニコム損害保険株式会社における保険引受の実績は以下のとおりであります。
① 元受正味保険料(含む収入積立保険料)
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
区分
対前年増減 対前年増減
金額 構成比 金額 構成比
(△)率 (△)率
(百万円) (%) (百万円) (%)
(%) (%)
ペット保険 16,695 100.0 10.1 19,043 100.0 14.1
合計 16,695 100.0 10.1 19,043 100.0 14.1
(うち収入積立保険料) (-) (-) (-) (-) (-) (-)
(注) 元受正味保険料(含む収入積立保険料)とは、元受保険料から元受解約返戻金及び元受その他返戻金を
控除したものであります。(積立型保険の積立保険料を含む)
② 正味収入保険料
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
区分
対前年増減 対前年増減
金額 構成比 金額 構成比
(△)率 (△)率
(百万円) (%) (百万円) (%)
(%) (%)
ペット保険 16,695 100.0 10.1 19,043 100.0 14.1
合計 16,695 100.0 10.1 19,043 100.0 14.1
③ 正味支払保険金
前中間連結会計期間 当中間連結会計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
区分
対前年増減 対前年増減
金額 構成比 金額 構成比
(△)率 (△)率
(百万円) (%) (百万円) (%)
(%) (%)
ペット保険 9,064 100.0 10.9 9,852 100.0 8.7
合計 9,064 100.0 10.9 9,852 100.0 8.7
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(4) 有価証券関係
企業集団の事業の運営において重要なものであり、かつ、前連結会計年度の末日に比べて著しい変動が認められる
ものは、次のとおりであります。
1.満期保有目的の債券
該当事項はありません。
2.その他有価証券
前連結会計年度(2019年3月31日)
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
種類
(百万円) (百万円) (百万円)
株式 67 63 3
連結貸借対照表計上額
が取得原価を超えるも その他 482 478 3
の
小計 549 541 7
株式 178 199 △20
連結貸借対照表計上額
が取得原価を超えない その他 3,017 3,213 △196
もの
小計 3,196 3,413 △217
合計 3,745 3,955 △209
(注)時価を把握することが極めて困難と認められるその他有価証券は、上表に含めておりません。
当中間連結会計期間(2019年9月30日)
中間連結貸借対照表 取得原価 差額
種類
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
株式 18 18 0
中間連結貸借対照表計
上額が取得原価を超え その他 5,083 4,863 219
るもの
小計 5,101 4,882 219
株式 333 374 △41
中間連結貸借対照表計
上額が取得原価を超え その他 3,829 4,037 △207
ないもの
小計 4,163 4,411 △248
合計 9,265 9,294 △29
(注)時価を把握することが極めて困難と認められるその他有価証券は、上表に含めておりません。
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(5) ソルベンシー・マージン比率
アニコム損害保険株式会社の「ソルベンシー・マージン比率」については、以下のとおりであります。
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
(百万円) (百万円)
(A)ソルベンシー・マージン総額 17,566 18,383
資本金又は基金等 16,321 16,574
価格変動準備金 54 61
危険準備金 - -
異常危険準備金 1,106 1,423
一般貸倒引当金 266 309
その他有価証券の評価差額(税効果控除前) △209 △29
土地の含み損益 26 43
払戻積立金超過額 - -
負債性資本調達手段等 - -
払戻積立金超過額及び負債性資本調達手段等のう
- -
ち、マージンに算入されない額
控除項目 - -
その他 - -
(B)リスクの合計額
9,248 9,863
√{(R1+R2)²+(R3+R4)²}+R5+R6
一般保険リスク(R1) 8,991 9,517
第三分野保険の保険リスク(R2) - -
予定利率リスク(R3) - -
資産運用リスク(R4) 1,009 1,548
経営管理リスク(R5) 200 221
巨大災害リスク(R6) - -
(C)単体ソルベンシー・マージン比率(%)
379.8% 372.7%
[(A)/{(B)×1/2}]×100
(注) 上記の金額及び数値は、保険業法施行規則第86条及び第87条並びに平成8年大蔵省告示第50号の規定に基づい
て算出しております。
<ソルベンシー・マージン比率>
・損害保険会社は、保険事故発生の際の保険金支払や積立型保険の満期返戻金支払等に備えて準備金を積み立てておりますが、巨大災
害の発生や、損害保険会社が保有する資産の大幅な価格下落等、通常の予測を超える危険が発生した場合でも、十分な支払能力を
保持しておく必要があります。
・この「通常の予測を超える危険」を示す「リスクの合計額」(上表の(B))に対する「損害保険会社が保有している資本金・準備金等
の支払余力」(すなわちソルベンシー・マージン総額:上表の(A))の割合を示す指標として、保険業法等に基づき計算されたのが、
「単体ソルベンシー・マージン比率」(上表の(C))であります。
・「通常の予測を超える危険」とは、次に示す各種の危険の総額をいいます。
① 保険引受上の危険 :保険事故の発生率等が通常の予測を超えることにより発生し得る危険
(一般保険リスク) (巨大災害に係る危険を除く)
(第三分野保険の保険リスク)
② 予定利率上の危険 :積立型保険について、実際の運用利回りが保険料算出時に予定した利回りを下回ることにより発生
(予定利率リスク) し得る危険
③ 資産運用上の危険
:保有する有価証券等の資産の価格が通常の予測を超えて変動することにより発生し得る危険等
(資産運用リスク)
④ 経営管理上の危険
:業務の運営上通常の予測を超えて発生し得る危険で上記①~③及び⑤以外のもの
(経営管理リスク)
⑤ 巨大災害に係る危険
:通常の予測を超える巨大災害(関東大震災や伊勢湾台風相当)により発生し得る危険
(巨大災害リスク)
・「損害保険会社が保有している資本金・準備金等の支払余力」(ソルベンシー・マージン総額)とは、損害保険会社の純資産(社外流
出予定額等を除く)、諸準備金(価格変動準備金・異常危険準備金等)、土地の含み益の一部等の総額であります。
・ソルベンシー・マージン比率は、行政当局が保険会社を監督する際に、経営の健全性を判断するために活用する客観的な指標のひとつ
でありますが、その数値が200%以上であれば「保険金等の支払能力の充実の状況が適当である」とされております。
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