8715 アニコム HD 2021-05-12 15:30:00
2021年3月期 決算説明資料 [pdf]
全体目次
1 2021年3月期 決算概要
2 中期経営計画2年目の振り返り
3 2022年3月期 業績予想
4 APPENDIX
2
決算概要
1.コロナ禍の当社への影響・対応
2.経常収益・経常利益
3.損益計算書 サマリー
4.経常利益の増減要因(前年度対比分析)
5.貸借対照表 サマリー
6.経常費用・利益のパラメータ
7.売上推移(その他経常収益の拡大)
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 3
1.コロナ禍の当社への影響・対応 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
経営環境
■在宅時間の増加等によるライフスタイルの変化
■ペット飼育需要の増加
プラス影響 マイナス影響
新規契約件数は過去最高の21.3万件(前年比+28%) 通院頻度の増加による発生保険金の増加
保有契約件数は92.1万件(2021年3月末)
経常利益
高損害率の主たる原因である“限度なし契約”の減少が進み、
ポートフォリオが改善(限度なし契約:件数比率 32%⇒25%
競争激化による代理店手数料等の増加
発生保険金比率 63.9%⇒57.1%) (競争の最終局面におけるコストアップ)
動物病院・遺伝子検査事業や、
シムネット社のマッチングビジネスが拡大
動物病院・遺伝子検査他の収益(26.6億円)
シムネット社の収益(15.7億円)
#StayAnicomプロジェクトをはじめとした社会貢献活動を推進
CSR活動 本プロジェクトが感染拡大防止対策に貢献したとして、
環境大臣より感謝状を授与(21年3月)
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 4
2. 経常収益・経常利益 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
経常収益
過去
最高 48,049 百万円
前年同期は41,465 百万円 15.9%増 計画は45,600百万円 5.4%増
うち、保険引受収益:43,312百万円 前年は39,106百万円 10.8%増
経常利益
過去
最高 2,758 百万円
前年同期は2,189 百万円 26.0%増 計画は2,900百万円 4.9%減
ペット飼育需要の増加と、グループ各社のサービスを活用した“独自性を追求する新規取組み”の強化等により、
保有契約件数(12.9%増)、保険引受収益(10.8%増)が拡大
経常収益は、中期経営計画を前倒し達成
※中期経営計画(2019年5月策定)では、経常収益の数値目標を年平均成長率10%(2021年度末で47,700百万円~50,000百万円水準へ)と設定
シムネット社のグループイン・動物病院事業・遺伝子検査等の拡大により、その他経常収益・利益ともに順調に増加(対前年)
対計画では、①コロナ禍による在宅時間の増加等による影響もあり通院頻度増→発生保険金が増加
②競争激化による代理店手数料等(競争の最終局面におけるコストアップ)の増加
③新規契約の増加により普通責任準備金(未経過保険料)の増加 等によって、経常利益は未達
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 5
3.損益計算書 サマリー 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
(百万円)
20年3月期 21年3月期 対前期増減率
経常収益 41,465 48,049 15.9 %
保険引受収益 39,105 43,312 10.8 %
資産運用収益 496 488 △ 1.6 %
その他経常収益 1,863 4,248 128.0 %
経常費用 39,275 45,290 15.3 %
保険引受費用 27,212 30,512 12.1 %
・正味支払保険金 (20,492) (23,226) 13.3 %
・損害調査費 (1,109) (1,098) △ 1.0 %
・諸手数料及び集金費 (3,674) (4,539) 23.5 %
・支払備金繰入額 (179) (211) 17.6 %
・責任準備金繰入額 (1,756) (1,437) △ 18.2 %
(うち未経過保険料)
(うち未経過保険料) (1,404) (1,488) 5.9 %
(うち異常危険準備金)
(うち異常危険準備金) (351) (△50) - %
資産運用費用 109 141 29.1 %
営業費及び一般管理費 11,153 13,283 19.1 %
その他経常費用 800 1,353 69.1 %
経常利益 2,189 2,758 26.0 %
純利益 1,525 1,586 4.0 %
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 6
3.損益計算書 サマリー 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
■主な勘定科目の増減理由
① 保険引受収益
対前年同期比で、保有契約件数が105,619件増加(12.9%増)、年間新規契約件数が46,050件増加(27.5%増)
② 資産運用収益
株式投信・REITに加えて債券等の運用を拡大し堅調な資産運用収益を確保
③ その他経常収益
ブリーダーマッチング・動物病院・遺伝子検査等のその他経常収益は大幅に拡大
④ 正味支払保険金
通院頻度および保有契約の増加により、支払保険金が増加
⑤ 諸手数料および集金費
新規契約の増加および競争激化により増加
⑥ 責任準備金(未経過保険料)
新規契約の増加により未経過保険料が増加
(参考)アニコム損保 保険重要指標 (百万円)
20年3月期 21年3月期 対前期増減率
既経過保険料
37,701 41,997 11.4%
発生保険金(損害調査費含む) 21,781 24,535 12.6%
E/I損害率① 57.8% 58.4% 0.6%
既経過保険料ベース事業比率② 37.1% 37.7% 0.6%
コンバインド・レシオ(既経過保険料ベース)①+② 94.9% 96.1% 1.2%
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 7
4.経常利益の増減要因(前年度対比分析) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
保険引受収益の増収に加え、その他経常収益の増加も寄与し増益
※1 既経過保険料=保険引受収益-普通責任準備金繰入額(未経過保険料)
※2 発生保険金=正味支払保険金+支払備金繰入額
既経過 ※3 異常危険準備金=異常危険準備金繰入額+異常危険準備金戻入額
発生
保険料 保険金
その他 その他
△2,754 経常収益 経常費用
△552
代理店 販管費
+4,123 手数料
異常危険 資産運用 +2,385
資産運用
準備金 収益
△865 費用 △2,129
△8
+402 △31
2,758
2,189
2019年度実績 2020年度実績
連結経常利益 連結経常利益
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 8
5.貸借対照表 サマリー 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
(百万円)
20年3月期末 21年3月期末 増減率
資産合計 45,598 55,459 21.6 %
現金及び預貯金 24,427 31,683 29.7 %
有価証券 9,999 11,667 16.7 %
固定資産 5,814 5,987 3.0 %
その他資産 5,357 6,121 14.3 %
負債合計 22,273 29,741 33.5 %
保険契約準備金 17,977 19,626 9.2 %
うち支払備金 2,328 (△178)2,539 9.1 %
うち責任準備金 15,649 17,087 9.2 %
社債 - 5,000 - %
その他負債 4,294 5,115 19.1 %
純資産合計 23,325 25,717 10.3 %
株主資本 23,719 25,648 8.1 %
評価・換算差額等 △ 530 69 - %
新株予約権 135 (△178) - - %
負債・純資産合計 45,598 55,459 10.3 %
■主な勘定科目の増減理由
① 有価証券
株式投信やREIT等に加えて債券等の運用を拡大
② 固定資産
動物病院承継の増加によるのれん等の増加
③社債
2020年9月の第1回無担保社債の発行により調達
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 9
6.経常費用・利益のパラメーター※販管費率、経常利益率(連結) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
※ アニコム損保単体の経営パラメータ(損害率・事業費率・契約件数)はAPPENDIX参照
(%)
40 商品改定
連結販管費率
・新付帯サービス「どうぶつ健活」の導入
・保険料改定 連結経常利益率
30 28.9
27.0 27.9 27.7 28.3
26.6 27.0 26.3 26.5 26.9
25.4 26.6
25.1 24.6 23.8 25.1 24.7 25.7 25.6 25.7
20
10
10.3
8.6 8.8 8.8 8.3
6.8 7.5 6.5 6.9
5.0 5.6 6.9 6.7
5.5 4.7 4.8
3.6 4.7 3.2
0 1.8
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
販管費率・経常利益率(連結)について
コロナ禍での通院頻度増による発生保険金の増加や競争激化による代理店手数料等の増加があったものの、これらのコスト増を保険契約の
獲得や、その他経常収益の増加により吸収
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 10
7.売上推移(その他経常収益の拡大) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
ペット保険事業に加えて、その他経常収益も年々増加傾向
(百万円)
50,000
ペット保険事業 病院・遺伝子検査他 シムネット 48,049
1,571
45,000 2,665
41,465
1,843 1,843
40,000
35,829
866
35,000
32,339
337 43,813
30,000 28,978
219 39,622
34,963
25,000 32,002
28,759
20,000
2016 2017 2018 2019 2020 (年度)
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 11
中期経営計画
2年目の振り返り
1.経営数値目標に対する進捗
2.重点施策の進捗状況
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 12
1. 経営数値目標に対する進捗 その1 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
コロナ禍でのペット飼育需要の高まりにより、トップラインの2年平均成長率は15.8%と好調を維持
65,000
連結経営数値目標に対する2年目の実績
3,500
60,000
10%以上
2,758 経常収益は、 3年平均
経常利益(百万円) 上場以来の高成長を継続 成長率
55,000
2,278 2,500
2,189 目標
50,000 48,049 経常利益は、
事業拡大に向けた投資は
行いつつも、成長を狙う
3年平均
成長率 20%以上
45,000 1,500
41,465
経常収益(百万円) 経常収益の2年平均成長率は15.8%と、中期経営計画の想定を
40,000
35,829 上回るペースで進捗。数値目標を前倒し達成
500
35,000 経常利益は、コロナ禍での、
-ペット飼育需要の高まりも踏まえ、新規契約の獲得を優先させた
30,000 ことによる未経過保険料増・代理店手数料等増と、
-500
-通院頻度の増加による発生保険金の増加が重なったこと
25,000 から、利益伸長が抑制(2年平均成長率10%)
実績
⇒中期経営計画策定時には、「事業拡大に向けた投資は行いつつも、
20,000 -1,500 利益成長を狙う」としていたが、ペット飼育需要の高まりもあり、
2018実績 2019実績 2020実績
利益の本格的な刈取りよりも、保有契約のポートフォリオ改善を含め、
※CAGR(Compound Average Growth Rate):年平均成長率
収益側を、計画を大幅に上回るペースで拡大させることを優先
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 13
1. 経営数値目標に対する進捗 その2 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
ROEが2020年度では6.5%に低下(前年度6.7%)、エクイティ・スプレッドは0.2%
事業拡大・企業価値向上に向けたキャピタルアロケーションを継続しながら、
財務体質の維持と配当の継続を考慮していく
キャピタルアロケーション • 財務体質の健全性の維持 • ペット保険事業の盤石化と更なる拡大
• 適切な資本配分による資本効率の • 保険以外の事業(動物病院・遺伝子検査・ブリーディング
の考え方
改善と企業価値の向上の実現 サポートなど)の拡大に向けた重点配分
【 ERM (Enterprise Risk Management)関連指標の実績 】
損保単体 SMR380%程度 ROE 10~12%程度へ
2020年度 損保単体 2020年度
ソルベンシーマージン比率 資本 ROE実績は 6.5%
(SMR)実績は 355% 資本コストは 6.3%を想定
財務健全性 資本効率の
の確保 向上
企業価値の
最大化
リスク リターン
リスク
リターン管理
の強化
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 14
2. 重点施策の進捗状況 その1 保険事業・資産運用の取組み 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
保険事業
■ コロナ禍でのペット飼育需要の高まりにより、新規・保有契約件数は堅調に増加
■ WEB、ブリーダーマッチングサイト、ブリーダー直販等の各チャネルでの保険販売も拡大
■ シムネット社でのリアルとデジタルの融合推進により保険付保率も向上
新規契約獲得件数は21.3万件、保有契約件数は92.1万件を達成
損害率は、通院頻度の増加により上昇傾向
資産運用
■ 柔軟かつ機動的な資産運用により計画を達成
■ 資産運用とペット共生に向けた取組みの協働
(ペット共生賃貸住宅の普及・促進等)
ペット共生賃貸住宅「アニコフローラ東中野」入居者募集開始
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 15
2. 重点施策の進捗状況 その1 保険事業の主なトピックス 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
明治安田生命との取組み
×
明治治安田生命においてペット保険の取扱いを開始
2020年10月~ 来店型ショップ先行取扱い開始
2021年4月~「MYライフプランアドバイザー」
による取扱い開始
4月の本格取扱い開始以降、順調な滑り出し
「どうぶつ健活」といった独自サービスが奏効しているといった動きも確認
新たな対面販売ノウハウを蓄積し、引き続き一般チャネルでの獲得を拡大
ペット保険への加入の ”当たり前化“ を目指す
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 16
2. 重点施策の進捗状況 その2 保険事業以外の事業の取組み 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
どうぶつのライフステージ
産まれる前から 日々の暮らし 治らないを治す
川上 川中 川下
遺伝子 / 交配・出産 / ペットショップ 健康診断 / 暮らし / 一次診療 二次診療 / お別れ
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved 17
2. 重点施策の進捗状況 その2 川上分野事業の取組み 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
産まれる前から
川上
遺伝子検査事業 ブリーディングサポート事業 シムネット社の子会社化
コーギー・シェパード・柴犬等の 事業化に向けた準備を加速 高い投資リターンによる業績貢献
防ぐべき遺伝病の撲滅・管理を宣言
登録ブリーダー数を伸ばし、
遺伝病撲滅に向けた取組みを推進 “遺伝病を判別する遺伝子検査”だけ 高まるペット需要を確実に取り込む
でなく、改正動物愛護法への対応も
ブリーダー、ペットショップ向けに 含め、各種サポートメニューの開発 高いマッチング数(収益性)と
遺伝子検査の提供と、 を促進 投資効率で連結業績・グループ事業
その結果に基づく適切なブリーディング に貢献
や販売方法を提案
ブリーディングサポートメニュー 【シムネット社2020年度年間業績】
■売上高 : 17.3億円
遺伝子検査
繁殖・交配サポート ■経常利益 : 3.7億円
医療サポート ■総資産 : 29.1億円
システム・事業支援
引退/保護犬猫の引取・譲渡 ■ROA : 12.7%
(総資産経常利益率)
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 18
2. 重点施策の進捗状況 その2 遺伝子検査事業のトピックス 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
防ぐべき遺伝病の「撲滅」に向けて
遺伝子検査検体数(累計) コーギーのDMにおけるアフェクテッドの割合
全体 80%
(件)
60%
300,000
40%
250,000
20%
200,000 0% 2018年4月 2018年5月 2018年6月 2018年7月 2018年8月 2018年9月 2018年10月 2018年11月 2018年12月 2019年1月 2019年2月 2019年3月 2019年4月 2019年5月 2019年6月 2019年7月 2019年8月 2019年9月 2019年10月 2019年11月 2019年12月 2020年1月 2020年2月 2020年3月 2020年4月 2020年5月 2020年6月 2020年7月 2020年8月 2020年9月 2020年10月 2020年11月 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月
2018年度 2019年度 2020年度
150,000 子のみ 60%
50%
100,000 40%
30%
50,000 20%
10%
0 2018年4月 2018年5月 2018年6月 2018年7月 2018年8月 2018年9月 2018年10月 2018年11月 2018年12月 2019年1月 2019年2月 2019年3月 2019年4月 2019年5月 2019年6月 2019年7月 2019年8月 2019年9月 2019年10月 2019年11月 2019年12月 2020年1月 2020年2月 2020年3月 2020年4月 2020年5月 2020年6月 2020年7月 2020年8月 2020年9月 2020年10月 2020年11月 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月
0% 2018年4月 2018年5月 2018年6月 2018年7月 2018年8月 2018年9月 2018年10月 2018年11月 2018年12月 2019年1月 2019年2月 2019年3月 2019年4月 2019年5月 2019年6月 2019年7月 2019年8月 2019年9月 2019年10月 2019年11月 2019年12月 2020年1月 2020年2月 2020年3月 2020年4月 2020年5月 2020年6月 2020年7月 2020年8月 2020年9月 2020年10月 2020年11月 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月
2018年度 2019年度 2020年度 2018年度 2019年度 2020年度
※DM:変性性脊椎症 ※アフェクテッド:疾遺伝子変異を保有し、疾患リスクが高い
ブリーダー、ペットショップ等に提供している遺伝子検査検体数は増加
遺伝子検査結果に基づく交配により、コーギーのDM等のアフェクテッドの割合が減少
防ぐべき遺伝病の撲滅・管理宣言を発出
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 19
2. 重点施策の進捗状況 その2 川中~川下分野事業の取組み 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
日々の暮らし ~ 治らないを治す
川中 川下
健康的な生活習慣の推進 動物医療関連事業(予防~一般・再生医療)
「どうぶつ健活」の浸透 動物の再生医療事業をアニコム先進医療研究所にて承継
再生医療の実用化・普及に向けて、富士フイルム社と
2020年度 申込数 14.9万件超
合弁で設立したセルトラスト社の事業を当社グループ
で承継 ⇒ 今後、よりグループ一体で本格的に推進
保険事業(新規獲得、継続)にも寄与
動物再生医療技術研究組合において、「間葉系幹細胞」
NBチャネルでの申込者の継続率が上昇
の全国動物病院搬送を開始 ※犬脂肪由来間葉系幹細胞の写真
健診段階で、指定動物 組合加入動物病院は200病院超。犬14疾患(慢性腸症等)、猫12疾患(腎臓病等)の
病院に送客することで、 細胞治療サービスを提供
病気の重篤化を回避
グループ動物病院の拡大
アニコム先進医療研究所の直営動物病院は54病院(手術対応可能12病院)
となり、順調に拡大
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 20
2. 重点施策の進捗状況 その2 どうぶつ健活のトピックス 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
どうぶつ健活(腸内フローラ測定)申込数(累計) 全体継続率の推移(四半期毎)
(件)
300,000 90.0%
どうぶつ健活申込数(累計)
261千件 89.5%
250,000 どうぶつ健活(2回目)
89.0%
どうぶつ健活(3回目) どうぶつ健活
88.5% 申込件数の増加に
200,000
よる継続率の改善
88.0%
150,000
87.5%
87.0%
100,000
どうぶつ健活付帯開始
86.5%
保険料改定
2018年12月
50,000 56千件 86.0%
7.6千件 85.5%
0 2018年4月 2018年5月 2018年6月 2018年7月 2018年8月 2018年9月 2018年10月 2018年11月 2018年12月 2019年1月 2019年2月 2019年3月 2019年4月 2019年5月 2019年6月 2019年7月 2019年8月 2019年9月 2019年10月 2019年11月 2019年12月 2020年1月 2020年2月 2020年3月 2020年4月 2020年5月 2020年6月 2020年7月 2020年8月 2020年9月 2020年10月 2020年11月 2020年12月 2021年1月 2021年2月 2021年3月
2018年度 2019年度 2020年度 85.0%
16/3Q
16/1Q
16/2Q
16/4Q
17/1Q
17/2Q
17/3Q
17/4Q
18/1Q
18/2Q
18/3Q
18/4Q
19/1Q
19/2Q
19/3Q
19/4Q
20/1Q
20/2Q
20/3Q
20/4Q
※2018年12月サービス開始
腸内フローラ測定の申込数が順調に増加
2、3回目の申込も着実に増加しており、同一生体の多様なデータを更に蓄積
保険付帯することで保険商品の独自性を追求し、継続率向上にも寄与
保険金請求データからターゲットを絞り(金額が大きい/有意差があるなど)、蓄積データ+腸内フローラ 特許出願中
測定結果を活用した疾病リスク評価の新サービスを開発中(疾病の予兆を早期に発見⇒適切な動物病院に送客)
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 21
業績予想
1. 経営環境の見通し・グループ戦略
2. 事業計画の全体像
3. 損益計画
4. 経常利益の増減要因(前年度対比分析)
5. 年度重点施策
6. アニコムGの企業価値創造モデル
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 22
1. 経営環境の見通し・グループ戦略 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
2021年度の経営環境
コロナ禍における、
ペット飼育需要の高まりは今後も一定程度続くとともに、
これまで以上にペットの健康管理を意識する飼い主が増加する見込み
ペット保険を含むペット関連市場への需要の高まりは継続する見込み
アニコムグループの戦略
新たに創出されたペット保険等の需要を確実に取り込むことで、
足元のみならず、将来利益の確保
新たな契約者を獲得していくことで、収益拡大のみならず、データ等の収集を
行い、予防型保険会社の確立やより独自性のあるサービスを構築する
ことを優先し、短期的な視点だけではなく、中・長期的な持続的成長を目指す
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 23
2. 事業計画の全体像 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
“入って健康になる保険会社” を確立し、ビッグデータを活用したBio-Insur-Tech企業へ
保険事業以外の
保険事業 事業
1.保険事業 2.保険事業以外の新規事業
(1)売上拡大 (1)再生医療の普及・拡大
NB:ブリーダー代理店の 新たな診療方法の確立⇒収益化
新規開拓+付保率アップ 治らないを治すことで保険金削減
一般:企業・WEBチャネル積極展開
継続率アップ:どうぶつ健活利用の向上 (2)ブリーディングサポート事業の拡大
遺伝子検査、繁殖・交配サポ、医療サポ、
(2)費用改善 システム・事業支援、
標準診療フローチャートの活用・拡大 引退/保護犬猫の引取・譲渡
動物病院送客の仕組み構築
(3)遺伝子・腸内フローラ測定事業の拡大
(3)BS力の向上 ビッグデータの活用 遺伝病撲滅⇒検査数拡大・保険金削減へ
資産運用の高度化による安定運用収益の確保 体質・品種判定などの新たな検査
システム化 ⇒フード等への展開へ
の推進 (4) 動物病院事業拡大
(5)シムネット社の事業拡大
3.システム化の推進
(1)AI・DLを活用した発明・特許申請取得 (2)ビッグデータの構築と活用
市場で競争優位を獲得するための参入障壁の構築、
ライセンス収益の獲得
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 24
3. 損益計画 (年間・四半期累計) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
経常収益は、中期経営計画の目標水準を大きく上回る
経常利益は、経営環境の変化を見込み中期計画と乖離させる計画を策定
【年間計画】 【四半期累計計画】
65,000
3,300
60,000 3,500 3,300
65,000 3,500
経常利益(百万円)
2,758
55,000 53,000 3,000
2,278 2,189 2,300 53,000
2,500 55,000
2,500
50,000 48,049
2,000
45,000 1,500
45,000 1,500 39,000
経常収益(百万円) 41,465 経常利益(百万円) 1,500
40,000 35,000 660 1,000
35,829
500
35,000 26,000 500
25,000
0
30,000 経常収益(百万円)
-500
13,000 -500
25,000 15,000
-1,000
20,000 -1,500 5,000 -1,500
2018実績 2019実績 2020実績 2021計画 1Q 2Q 3Q 4Q
※ 2019.5策定中期経営計画数値目標:3年平均成長率 経常収益10%以上、経常利益20%以上
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 25
3. 損益計画 (中期経営計画との差異・経営環境変化) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
4,000 (参考)中期経営計画2019-2021への対応
【年間計画(対比)】
5,000
3,3003,500 中期経営計画の数値目標の達成度を自己判定したところ、
0,000
経常利益 ・経常収益の進捗を目標通り(47,700百万円(3年平均成長率 10%))とした場合は、
(百万円) 2,758
5,000 53,000 ・経常利益の目標を達成(4,000百万円(3年平均成長率 20%))と試算
2,278 2,189 2,500 (新規保険契約獲得を抑制することにより、上記試算の実現は可能)
0,000 48,049
5,000 47,700~ ただし、この結果
経常収益 41,465 1,500
50,000
(百万円)
0,000 経営環境の変化を捉えた足元のペット飼育需要の高まりを
35,829
5,000
500 取り込めない
予防型保険会社の確立・独自性追求といったグループ戦略の
0,000
-500 転換が余儀なくされ、中・長期的には価格競争に巻き込まれる
5,000
0,000 -1,500
2018実績 2019実績 2020実績 2021計画
2018実績 2019実績 2020実績 2021計画
経常収益は、ペット保険の新たな需要を確実に取り込み、数値目標(3年平均成長率10%)を大幅に
上回る約14%成長
経常利益は、収益拡大を優先させる結果、数値目標(3年平均成長率20%・40億円水準)とは乖離
⇒ 保有契約のポートフォリオ改善や将来収益の極大化を図ることで、中・長期的な本質的企業価値
の向上を実現していく計画を策定
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 26
3. 損益計画 (経営環境変化への対応) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
経営環境の変化への対応
新規契約の獲得 ペット保険事業以外の収益
ペット飼育需要の高まりを捉え、
新規契約の獲得は引き続き堅調な見込み 順調に増加の見込み
発生保険金の増加 保険獲得に係る競争
コロナ禍の影響は継続する想定 保険獲得に係る競争も最終段階ではあるものの、
通院頻度の増加による発生保険金の増加傾向は続く見込み 獲得コストは増加傾向・高止まりの見込み
予兆を早期発見(腸内フローラ・AI等)、 高コスト代理店に依存しない
標準診療の浸透から適切な動物病院への 獲得手段へより一段のシフト
送客といった予防施策で対応 (一般チャネルなど)
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 27
4. 経常利益の増減要因 (前年度対比分析) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
既経過 発生 ※1 既経過保険料=保険引受収益-普通責任準備金繰入額(未経過保険料)
保険料 保険金 ※2 発生保険金=正味支払保険金+支払備金繰入額
※3 異常危険準備金=異常危険準備金繰入額+異常危険準備金戻入額
その他 その他
△2,049
経常収益 経常費用
代理店 △570 販管費
手数料
+3,932 +1,536
資産運用
△717 異常危険 資産運用 費用 △1,654
準備金 収益 +141
△153 +77
3,300
2,759
2020年度実績 2021年度計画
連結経常利益 連結経常利益
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 28
5. 年度重点施策 (データベース構築と知財化推進) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
遺伝子検査 腸内フローラ測定 再生医療
標準診療フローチャート AI活用
ビッグデータ 特許知財化
の構築・活用 更なる優位性の獲得
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 29
5. 年度重点施策① (遺伝子検査の拡大による保険金削減) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
遺伝子検査
重点施策
プロジェクト
(投資)
目的・効果
(リターン)
単事業で収益化実現・保険金削減(社会課題解決)
更なる
ブリーダーサポート事業(可愛くて、健康な生体の流通・生産効率アップ)
リターン
生体販売チャネル拡大(代理店化・保険獲得アップ)
事業規模等(イメージ)
①流通頭数(40~50万頭)の●●%に遺伝子検査を10,000円/頭で提供した場合、●●億円の事業規模
①流通頭数(40~50万頭)の50%に遺伝子検査を10,000円/頭で提供した場合、20億円の事業規模
②遺伝病撲滅により、遺伝病由来保険金(直接・間接)の●●%を削減した場合、●億円の影響
②遺伝病撲滅により、遺伝病由来(直接・間接)の保険金(3億円)の10%を削減した場合、0.3億円の影響
③対象ブリーダー2,000件にサポートメニューを●円/月で提供した場合、●億円の事業規模
③対象ブリーダー2,000件にサポートメニューを10,000円/月で提供した場合、2.4億円の事業規模
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 30
5. 年度重点施策② (疾病の早期発見による保険金削減) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
腸内フローラ測定
重点施策
プロジェクト
(投資)
目的・効果
(リターン)
保険金削減 ・継続率向上
更なる
フード開発・販売
リターン
新たな治療法開発・提供
事業規模等(イメージ)
予兆を早期に発見し、適切な動物病院に送客/フード等での予防で、
予兆を早期に発見し、適切な病院に送客/フード等での予防で、
発生保険金(約250億円)を5%削減した場合、12.5億円の影響+フード売上
を●%削減した場合、●億円の影響+フード売上
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 31
5. 年度重点施策③ (再生医療の拡大による保険金削減) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
再生医療
重点施策
プロジェクト
(投資)
目的・効果
(リターン)
単事業で収益化・保険金削減
更なる
リターン 適用拡大・新たな技術の開発
事業規模等(イメージ)
①飼育犬猫(1,800万頭)の●%に再生医療を●万円/回で提供した場合、●●●億円の事業規模
②再生医療により、対象疾患に係る保険金の●●%を削減した場合、●億円の影響
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 32
5. 年度重点施策④ (標準診療の浸透による保険金削減) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
標準診療フローチャート
重点施策
プロジェクト
(投資)
目的・効果
(リターン)
保険金削減
更なる
リターン 顧客満足度向上・予約サービス拡大
事業規模等(イメージ)
飼い主への適切な診療の啓発+適切な治療で、
発生保険金(約250億円)を3%削減した場合、7.5億円の影響
を●%削減した場合、●億円の影響
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 33
5. 年度重点施策⑤ (AI活用による保険金削減) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
重点施策
プロジェクト
(投資) AI活用
目的・効果
(リターン)
保険金削減・保険の独自サービス化
更なる
リターン 個体識別等の新たなサービス開発
事業規模等(イメージ)
予兆を早期に発見し、適切な動物病院に送客で、
予兆を早期に発見し、適切な病院に送客で、
発生保険金(約250億円)を3%削減した場合、7.5億円の影響
を●%削減した場合、●億円の影響
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 34
5. 年度重点施策 (AI活用関連のトピックス) 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
顔写真からその後の病気を予測する世界初※の特許を取得
疾患予測特許により、「健康の自動運転」が一歩前進!
これまでの保険金データ(品種・年齢・
請求内容など)を活用した知識の普及・
啓発を通じた「予防」に加え、
本特許により、AI(人工知能)を用い
て、顔写真のみでも、一定の疾患発症
リスク予測が可能に
トイ・プードルの1年以内の眼科疾患の判別精度は約70%
※世界初…「動物の顔画像」と「その動物の撮影時から所定期間内の疾患罹患の有無」を教師データに利用して学習を行った学習済みモデル
を用いて、動物の顔写真から病気を予測する疾患予測システムとその疾患予測方法。当社調べ
特許 今後は、より多くのデータを収集・活用し、保険金請求データからターゲットを絞り
(金額が大きい/有意差があるなど)、より細分化された個体ごとの疾病リスク評価や、個体
出願中
識別などの新サービスを開発中
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 35
6. アニコムGの企業価値創造モデル① 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved 36
6. アニコムGの企業価値創造モデル② 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
企業価値創造
(経常収益) ペット保険事業と保険事業以外の事業のシナジー効果により、新たな企業価値を創造し高成長を継続
あらゆるデータから病気・ケガを分析し、
保険事業以外の事業 「健康度」を見る予防型保険会社グループへ向け、
シナジー拡大
■その他(フード、終生飼育施設、不動産開発等)
■マッチングサイトの拡大
■遺伝子検査事業の拡大
■ブリーディングサポートの事業化
■動物病院承継の推進
■細胞治療・再生医療の実用化・普及拡大
ペット保険事業
■売上拡大
(販売チャネルの拡大、商品拡大、継続率の向上)
■費用改善
■システムの盤石化に向けたバージョンアップ
2000年 創業から基礎固め期(2018年度迄) 第二期創業期(2019年度以降)
会社設立
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 37
APPENDIX
1. 主要経営パラメータ
2. アニコム損保単体:経常収益のパラメータ
(ペット保険新規契約獲得件数/保有契約件数の推移)
3. アニコム損保単体:経常費用のパラメータ
(損害率(E/I)、既経過保険料ベース事業費率)
4. 保険事業以外の事業の収益機会と
ペット保険のシナジー相関
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 38
1. 主要経営パラメータ 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
対前期末 22年3月期末
20年3月期末 21年3月期末
件数 率 (5月12日予想)
① 保有契約数 816,254 件 921,873 件 105,619 件 12.9 % 1,010,000 件
② 新規契約数 167,318 件 213,368 件 46,050 件 27.5 % 223,000 件
③ 継続率 87.2 % 87.7 % - - 87.1 %
④ 保険金支払件数 3,407 千件 3,752 千件 344 千件 10.1 % 4,000 千件
⑤ 対応動物病院数 6,466 病院 6,541 病院 75 病院 1.2 % 6,650 病院
22年3月期末
20年3月期末 21年3月期末 対前年同期増減
(5月12日予想)
⑥E/I損害率 57.8 % 58.4 % 0.6 % 58.0 %
⑦既経過保険料ベース事業費率 37.1 % 37.7 % 0.6 % 38.0 %
⑧コンバインド・レシオ(既経過保険料ベース) 94.9 % 96.1 % 1.2 % 96.0 %
22年3月期末
20年3月期末 21年3月期末 対前年同期増減
(5月12日予想)
⑨単体ソルベンシー・マージン比率 357.0 % 355.5 % △1.5 % 350 % 前後
20年3月期末 21年3月期末 対前年同期増減
⑩どうぶつ健活(腸内フローラ測定)申込数 96,949 件 149,269 件 54.0 %
⑪遺伝子検査検体数 148,535 件 103,658 件 △30.2 %
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 39
2. アニコム損保単体:経常収益のパラメータ 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
新規契約獲得件数の四半期推移 保有契約件数の四半期推移
54.0 (千件)
(千件) 53.4 53.8
52.0 950 896 921
870
50 46.1 842
816
796
781
40.2 40.3 40.6 850
766
753
37.7 38.1 37.8 741
40 36.5 36.4 36.9 729
34.6 35.7
750 698 713
682
666
650
30
650
20
550
10
450
0 350
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
系列2 系列1 650 666 682 698 713 729 741 753 766 781 796 816 842 870 896 921
系列1 34.6 35.7 36.5 36.4 37.7 38.1 36.9 37.8 40.2 40.3 40.6 46.1 53.4 53.8 52 54
系列3
新規契約獲得は堅調 保有契約件数
NB・一般チャネル合わせて21万件を超え、年間計画18.3万件 92.1万件となり、年間計画88.5万件を大きく上回って着地。
を大きく上回って着地。
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 40
3. アニコム損保単体:経常費用のパラメータ 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
【参考情報】
15年3月期 1Q 15年3月期 3Q
注1) 下表は、四半期毎の平均値を記載しておりますので、当期累計平均とは異なります。
■ 保険料改定 ■限度日数付き新商品
注2) 事業費率は「既経過保険料ベース事業費率」(損保事業費÷既経過保険料)を表しております。
(%) ・平均12%の改定 ■健康割増引制度導入
E/I損害率
70 既経過事業費率
60.8 61.2 60.9
59.4 60.1 60.3 59.1 58.8 59.3 59.8
59.1 59.7 59.4
60 55.6 56.3 56.5 57.6 58.7
55.6 55.9
50 商品改定
8歳以上の保険料改定
・新付帯サービス「どうぶつ健活」の導入
・保険料改定
40
38.5
37.7 38.0 38.4
37.0 36.5 36.3 36.7
35.4 35.5 36.1
35.3 34.5
30 32.8 34.1 33.7 34.2
32.1 32.6
31.0
20
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
E/I損害率について 事業費率について
当期は新規契約増により商品ポートフォリオの改善が 事業拡大に向けた積極投資の継続、独自サービスである
進んだが、コロナ禍の巣ごもりによりペットの異変に 「どうぶつ健活」のコスト増、NBチャネルの競争激化に
気付く等で、通院頻度の増加による保険金増加により、 伴う代理店手数料の増加等の影響で上昇傾向。
高止まり傾向。
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 41
4. 保険事業以外の事業の収益機会とシナジー相関 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
川上 川中 川下
ラど
イう
フぶ
スつ
テの
ー
ジ
遺伝子 日々の暮らし 二次診療(先進医療)
保 ・遺伝子検査事業 ・フード開発と販売 ・再生医療提供
険 ・他企業との連携 ・二次動物病院運営
事
業 交配・出産
以 健康診断 お別れ
外 ・マッチングサイト
の ・ブリーディング支援 ・腸内フローラ測定事業 ・ペット霊園紹介
事
業 ・精子バンク ・保険新サービス付帯 ・終生飼育施設
の
収 ペットショップ 一次診療(一般診療)
益
機
会 ・しつけサービス提供 ・電子カルテ拡販
・遺伝子検査証明書の発行 ・一次動物病院運営(海外含)
・予約送客事業
へ保
の険
寄事 ・遺伝子ベースの保険料設計や引受診断 ・保険の付加価値を向上 ・重症化予防による損害率低下
与業 ・新生児チャネルを拡大 ・生活習慣病予防による損害率低下 ・難病治療の確立に伴う損害率低下
・遺伝病減少にともなう損害率低下 ・企業集団の獲得 ・高齢者等の飼育に対して裾野を拡大
資
産
運 資産運用(不動産運用)による下支え
用
展
開 ビッグデータの構築と活用
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved 42
(参考) 保険会計が経常損益に与える影響 決算概要 振り返り 業績予想
APPEN
DIX
1.保険料の増加が経常損益に与える影響(日本の損保会計ベース)
一般的に、保険料の増加は経常収益の増加に寄与しますが、事業年度における保険料の未経過期間部分については、普通責任準備金(未経過保険料)
として次年度に繰り越すことが法令により定められています。一方で、発生保険金、代理店手数料、社費等の費用については、保険料の増加に対応す
る費用を含め、これらの費用が発生する年度において計上することとされています。したがって、保険料の増加に伴い増収となる場合であっても、当
該費用が既経過保険料を超過する場合は、当該年度の経常損益にマイナスの影響を与えることとなります。
当年度(※既経過保険料) 翌年度(未経過保険料)
4月契約
5月契約
6月契約 発生
保険金
7月契約
8月契約
代理店
9月契約 既経過 手数料
保険料
10月契約
社費
3月契約
2.異常危険準備金が経常損益に与える影響(日本の損保会計ベース)
・異常危険準備金は、巨大災害等が生じた場合の保険金の支払いに備えるために法令により積み立てておくこととされているものであり、
各保険会社が毎期積み立てを行っているものです。
・異常危険準備金は、正味損害率(※)が50%を超えると取崩し(費用のマイナス)が行われます。(※)正味支払保険金を正味収入保険料で除した割合です。
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved. 43
お問合せ先
アニコム ホールディングス株式会社
経営企画部(IR事務局)
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー39階
URL:https://www.anicom.co.jp/
本資料に関する注意事項
本資料は、現在当社が入手している情報に基づいて、当社が本資料の作成時点において行った予
測等を基に記載しておりますため、その正確性または完全性について、当社は何ら表明または保
証するものではありません。
本資料に記載された情報は、事前に通知することなく変更されることがあります。
これらの記述は将来の業績を保証するものではなく、一定のリスクや不確実性を内包しておりま
す。そのため、将来の実績が本資料に記載された見通しや予測と大きく異なる可能性がある点を
ご承知おきください。
従いまして、将来予想に関する記述に依拠することのないようにご注意ください。新たな情報、
将来の出来事やその発見に照らして、将来予想に関する記述を変更または訂正する一切の義務を
当社は負いません。
なお、本資料は情報提供のみを目的としたものであり当社が発行する有価証券への投資の勧誘・
Anicom Holdings, Inc. All Rights Reserved.
募集を目的としたものではございません。