8715 アニコム HD 2021-02-05 15:30:00
2021年3月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]
2021年3月期 第3四半期
決算補足説明資料
2021年2月5日
証券コード:8715
新型コロナウイルス感染症の影響等
国内では新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を講じつつ、段階的に経済活動が再開
される中、依然として経済は先行き不透明な状況で推移。
そうした中、第3四半期(10-12月期)においても、ペット飼育需要は堅調に推移。
これに伴い新規・保有契約件数も順調に増加し、ペット飼育世帯の純増にも手応え。
• 4-12月累計の新規契約獲得件数は 15.9万件超を達成(対計画進捗率87%)
• 12月末時点の保有契約件数は 89万件を超え、前年同期比12.6%増を達成
• 新規契約獲得の増加やシムネット社の業績好調などが、ペットの通院数の増加による損害率
の上昇や「どうぶつ健活」のコスト増を吸収し、経常収益、経常利益ともに期初計画を達成
ペット業界のインフラプレーヤーを目指すアニコムグループとして、 #StayAnicom
プロジェクトをはじめ、社会貢献活動を継続実施中(累計お預かり84頭:21年1月末現在)。
コロナ禍での事業拡大とペット業界への貢献を両立させながら、増収増益を継続
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2021年3月期 第3四半期 決算概要
1.連結経常収益・経常利益・修正利益の推移
2.連結損益計算書 サマリー
3.連結経常利益の増減要因(2019年度3Q実績 VS 2020年度3Q実績)
4.連結貸借対照表 サマリー
5.連結キャッシュ・フロー サマリー
6.連結経常費用・利益のパラメータ
7. 中期経営計画 2020年度重点施策の進捗状況
8. 第二期創業期に向けた歩み①(予防型保険の効果イメージ)
9. 第二期創業期に向けた歩み②(予防型保険の効果:継続率の向上)
10. 第二期創業期に向けた歩み③(ペットの顔写真から病気を予測するシステムの特許を取得)
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2021年3月期3Q 決算概要
1. 連結経常収益・経常利益・修正利益の推移
■ 経常収益 : 35,689 百万円 (前年同期は 30,585 百万円 16.7% 増 計画は 33,800 百万円 5.6% 増 )
( うち、保険引受収益: 32,058 百万円 前年同期は 28,879 百万円 11.0 % 増 )
■ 経常利益 : 2,169 百万円 (前年同期は 1,372 百万円 58.0% 増 計画は 1,700 百万円 27.6% 増 )
・対前年同期では、グループ各社のサービスも活用した“独自性を追求する新規取組み”の強化等により、保有契約件数( 12.6%増 )、
保険引受収益( 11.0%増)ともに順調に増加。
シムネット社のグループイン・病院運営・遺伝子検査等により、その他経常収益・利益ともに順調に拡大。
・対計画では、シムネット社の上振れ、異常危険準備金戻入額の影響等により、経常利益は上振れの着地。
(百万円) (百万円)
3,000 経常利益 (左軸) 修正利益 (左軸) 35,689
経常収益 (右軸) 35,000
30,585
2,500
30,000
26,261 2,169
2,000 25,000
1,833
1,501 20,000
1,500 1,372
1,150
15,000
955
1,000
10,000
500
5,000
0 0
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
3Q 3Q 3Q
(注)修正利益 : 経常利益から異常危険準備金、資産運用収支、その他経常収支等の影響を除外した利益。“ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標。
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2021年3月期3Q 決算概要
2. 連結損益計算書 サマリー
(百万円) 主な勘定科目の内容と増減理由
20年3月期 21年3月期 対前期 ① 保険引受収益(詳細は「アニコム損保単体:経常収益のパラメータ」(P17)参照)
増減率
3Q 3Q ・保有契約件数が対前年同期比で12.6%増加。
・新規契約件数累計が対前年同期比で31.5%増加。
経常収益 30,585 35,689 16.7 % ・継続契約件数の増加、商品(料率)改定、加齢に伴う保険料単価の上昇も寄与。
保険引受収益 28,879 32,058 11.0 %
② 資産運用収益
資産運用収益 374 365 △ 2.6 %
・主に債券・株式投信・REIT等により堅調な資産運用収益を確保。
その他経常収益 1,331 3,265 145.3 %
③ その他経常収益
経常費用 29,212 33,519 14.7 % ・病院運営・ブリーダーマッチング・遺伝子検査を含む保険事業以外のその他経常
収益も順調に拡大。
保険引受費用 20,251 22,670 11.9 %
(正味支払保険金) (15,160) (17,344) 14.4 % ④ 正味支払保険金
・保有契約の増加に伴い、保険金支払も増加傾向。
(損害調査費) (813) (832) 2.4 %
(諸手数料及び集金費) (2,672) (3,308) 23.8 % ⑤ 諸手数料及び集金費
(支払備金繰入額) (328) (260) △ 20.8 % ・主に代理店に対する手数料。保険引受収益の増加に伴い増加傾向。
(責任準備金繰入額) (1,276) (924) △ 27.5 % ⑥ 支払備金繰入額
(うち未経過保険料)
(うち未経過保険料) (1,033) (1,102) 6.7 % ・将来の保険金支払に備えるための繰入額。支払備金(B/S)期末残高-期首残高
(うち異常危険準備金)
(うち異常危険準備金) (242) (△178) - % で算出。
・④正味支払保険金と合算することで、発生保険金となる。
資産運用費用 6 41 523.4 %
営業費及び一般管理費 8,392 9,787 16.6 % ⑦ 未経過保険料繰入額
・収入保険料のうち翌期以降に対応する保険料の繰り延べ。
その他経常費用 561 1,019 81.6 %
・繰入額は期末残高-期首残高で算出される。なお、その期における保険引受収益
経常利益 1,372 2,169 58.0 % のおおよそ35%-40%前後が期末残高となる。
・保険引受収益から未経過保険料繰入額を差し引くと既経過保険料(≒発生ベース
特別損益 △ 19 △ 249 1,197.6 %
の保険料)となる。
⑧ 異常危険準備金
純利益 976 1,300 33.1 % ・制度化された積立であり、収入保険料の3.2%を毎期計上。
・一方、当期首残高を限度額として「正味損害率が50%となる水準」まで取崩す
アニコム損害保険株式会社単体指標 こととなり、繰入額はそのNet金額が計上される。
・通期では、おおよそ「増収分×3.2%」が繰入額として計上される。
E/I 損害率 ①
58.5 % 59.3 % 0.8 pt
⑨ 営業費及び一般管理費
既経過保険料ベース事業費率 ②
37.3 % 37.5 % 0.2 pt
・ シムネット社の子会社化や病院承継によるのれん償却が含まれる。
コンバインド・レシオ(既経過保険料ベース) ①+②
95.8 % 96.8 % 1.0 pt
⑩ 特別損益
・ 損保社のソフトウェアの減損損失278百万円等が含まれる。
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2021年3月期3Q 決算概要
3. 連結経常利益の増減要因(2019年度3Q実績 VS 2020年度3Q実績)
保有契約件数の増加や保険引受収益の増収に加え、シムネット社の業績好調等も寄与し増益
既経過 発生
(百万円)
保険料 保険金
その他 その他
経常収益 経常費用
△458
販管費
△2,135
+1,934
+3,109 △1,394
代理店
手数料 異常危険 資産運用
準備金 収益 資産運用
費用
△9
△635 △35
+420
2,169
1,372
注1)既経過保険料 =保険引受収益-普通責任準備金繰入額(未経過保険料)
注2)発生保険金 =正味支払保険金+支払備金繰入額
2019年度3Q実績 注3)異常危険準備金=異常危険準備金繰入額+異常危険準備金戻入額 2020年度3Q実績
連結経常利益 連結経常利益
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2021年3月期3Q 決算概要
4. 連結貸借対照表 サマリー
(百万円)
21年3月期
20年3月期 増減率
3Q 主な勘定科目の内容と増減理由
資産合計 45,598 54,265 19.0 %
現金及び預貯金 24,427 29,890 22.4 % ① 有価証券
有価証券 9,999 12,562 25.6 % ・ 主に債券・株式投信・REIT等にて運用。
有形固定資産 1,858 2,281 22.7 %
無形固定資産 3,956 3,523 △ 10.9 %
その他資産 4,390 5,231 19.2 % ② 無形固定資産
繰延税金資産 1,041 853 △ 18.1 % ・ シムネット社の子会社化や病院承継によるのれんが含まれる。
貸倒引当金 △ 75 △ 77 - %
負債合計 22,273 28,977 30.1 %
保険契約準備金 17,977 19,162 6.6 %
うち支払備金 2,328 2,588 11.2 % ③ 支払備金
うち責任準備金 15,649 16,574 5.9 % ・ 将来の保険金支払に備えて計上される未払金。
すでに請求を受けている①普通支払備金と、保険事故は発生している
社債 - 5,000 - % ものの未だ請求を受けていない②IBNR備金を計上。
その他負債 4,018 4,607 14.7 % ・ 基本的に保有契約の増加に伴い保険金請求も増加するため増加傾向。
賞与引当金 209 129 △ 38.3 %
価格変動準備金 68 78 15.0 %
④ 責任準備金
純資産合計 23,325 25,287 8.4 % ・ 未経過保険料である①普通責任準備金(15,294百万円)と、異常災害に
株主資本 23,719 25,305 6.7 % 備えて引き当てる②異常危険準備金(1,280百万円)を計上。
うち資本金 7,981 8,174 2.4 % ・ 普通責任準備金は保有契約の増加に伴い増加する傾向であり、当該期に
おける正味収入保険料のおおよそ35%~40%前後が残高として計上され
うち資本剰余金 7,871 8,064 2.5 %
る傾向。
うち利益剰余金 7,868 9,067 15.2 %
うち自己株式 △ 0 △1 - %
⑤ 社債
評価・換算差額等 △ 530 △ 18 - %
・ 2020年9月の第1回無担保社債(特定社債間限定同順位特約付)の発行
新株予約権 135 - - % により調達。
負債・純資産合計 45,598 54,265 19.0 %
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2021年3月期3Q 決算概要
5. 連結キャッシュ・フロー サマリー
(百万円)
20年3月期 21年3月期
3Q 3Q
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,716 2,544
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 6,056 △ 2,238
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 97 5,157
現金及び現金同等物の増減額 △ 3,436 5,463
現金及び現金同等物の期首残高 27,693 21,577
現金及び現金同等物の期末残高 24,256 27,040
・保有契約件数は順調に増加しており、安定した営業キャッシュ・フローを計上。
・投資キャッシュ・フローは有価証券の取得による支出。
・財務キャッシュ・フローは社債の発行による収入。
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2021年3月期3Q 決算概要
6. 連結経常費用・利益のパラメータ (※連結販管費率、連結経常利益率)
※ 経常費用・利益のパラメータは連結ベースにて記載することに変更しております。
アニコム損保単体の経営パラメータ(損害率・事業費率・契約件数)はAPPENDIX参照
(%)
40
連結販管費率
連結経常利益率
30 28.9
27.0 27.0
27.9 27.7
26.6 26.3 26.5 26.9
25.7 26.6
25.1 25.1 25.7 25.6 25.4
24.6 23.8 24.7
20 ■ 商品改定
・新付帯サービス「どうぶつ健活」の導入
・保険料改定
10
10.3
8.6 8.8 8.8 8.3
6.8 7.5 6.5 6.9
6.9 6.7
5.0 5.6 5.5 4.7
3.6 4.7 3.2
1.8
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
・連結販管費率について、好調な新規契約の獲得や「どうぶつ健活」の申込みの増加等がある中でも、横ばいで推移。
・連結経常利益率については、保険事業における保険金については、例年、狂犬病予防接種などにより動物病院の繁忙期である1Q・2Qに上昇した後、
3Qから4Qにかけて通院頻度が減少することで改善していくといった季節性を有している。
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2021年3月期3Q 決算概要
7. 中期経営計画 2020年度重点施策の進捗状況
■ ペット保険事業のさらなる収益力拡大と独自性の追求(保険金削減と費用改善)
重点施策 直近の進捗状況
(1) 販売チャネルの拡大・強化(ブリーダー、譲渡、動物病院等) ■ WEB、マッチングサイト、ブリーダー、譲渡、動物病院等の販売チャネルの拡大推進
(2) 商品・サービスの拡大(「どうぶつ健活」等、独自サービスの拡充) ■ シムネット社との連携により、保険付保率の向上、動愛法改正を踏まえたリアルとデジタルの融合推進
⇒登録ブリーダーの代理店化を進め、保険の対面販売を開始。付保率も向上中
(3) 疾病毎の予防取組みの拡充、保険金の適正化
● 新規契約獲得件数は4-12月で15.9万件超(10-12月も5.2万件超)
(4) 将来を見据えた基幹システムのバージョンアップと盤石化 ● 保有契約件数は89.6万件超(前年同期比+12.6%)
(5) シムネット社とのグループシナジー拡大(リアルとデジタルの融合推進) ● どうぶつ健活の申込数の増加により、継続率が改善基調(10‐12月で88%超)
(6) 運用強化(柔軟かつ機動的な運用、G事業に寄与する不動産の取得・開発) ● 資産運用収益は対計画で堅調に推移
■ 新規事業の拡大、収益化の加速
川上 川中 川下
ペ 日
交 ッ 健 一 二
遺 配 々 ( 次 ( お
ト 康 の 一 次
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重点施策 直近の進捗状況
■ ロボットを導入し遺伝子検査体制を強化
(1) 遺伝子検査事業の拡充 川上
■ 性格(行動)、品種、毛色、体質、親子判定などを一度に測定可能に。実装準備中
■ 動物愛護法の改正対応に向けた各種サポート(医療、販売、引退動物等)を検討中
(2) ブリーディングサポートの事業化 川上
■ 交配や出産に係る研究を継続(交配適期診断、冷凍精子保存技術の向上に向けた研究等)
■「どうぶつ健活」申込み数は、今年度累計は既に10万件超に達し、順調に申込み数が増加
(3) 健康診断+フード・商材等の事業化推進 川中
■ フードメーカー等と協働したペット用サプリメントを共同開発。販売開始
(4) 動物病院承継の推進 川中 ■ 病院運営を更に拡大し、地域の中核病院もグループイン。予防施策も継続実施中
■ 当社のグループ会社が中心となって設立した動物再生医療技術研究組合では、全国の動物病院に向けて「間葉
(5) 細胞治療・再生医療の実用化拡大・普及 川下
系幹細胞」の搬送を開始。慢性腸症他、犬14疾患、猫12疾患の細胞治療サービスを推進中
(6) 高齢のひと・ペットに配慮した事業の展開 川下 ■ 高齢者・高齢ペット向けの新サービス、新商品の開発検討
■ ペットの顔写真から病気を予測するシステムの特許を取得
(7) その他 -
■ 中国平安財産保険との業務提携に関する基本合意書締結
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2021年3月期3Q 決算概要
8. 第二期創業期に向けた歩み①(予防型保険の効果イメージ)
従来 現在 将来
どうぶつ健活
(腸内フローラ測定)
新たな健診
保険金 サービス
どうぶつ健活
(腸内フローラ測定等)
保険金
保険金
5回 頻度は増加 頻度は増加
1契約者当たりの
年平均保険金請求回数 @6千円 単価は減少
単価は減少
OR
@1件当たり請求金額 頻度・単価
ともに減少 注)この図はイメージです。
入って健康になる保険のポイント! ① 付加価値の向上により、
どうぶつ健活(腸内フローラ測定等)による疾病の早期発見(ex.猫の腎臓病等)に加え、 新規契約獲得、継続率向上にも寄与
様々な疾病に対応した新たな健診サービスの追加による、掛け捨てでない、アニコムの保険
② 新たな治療法等を確立することで
に入ってよかったと思えるサービスを提供
保険金減少にも寄与
+
①診察頻度が増えても、
「治らない病気」を治すために
②病院に行かず自宅ケア(食事療法等)
診察単価が減少(保険金減少) の促進(保険金減少) ③再生医療をより一層、強力に推進
難治性疾患に対する新たな治療法で
保険金減少に寄与
保険金と付帯サービス費用の合計額が減少 「動物再生医療技術研究組合」にて慢性腸症他、
(コンバインド・レシオの低下) 犬14疾患、猫12疾患の細胞治療サービスを推進中
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2021年3月期3Q 決算概要
9. 第二期創業期に向けた歩み②(予防型保険の効果:継続率の向上)
どうぶつ健活(健診サービス)の申込数は、2020年度から毎月1万件を超える状況が継続
どうぶつ健活を利用した層の継続率改善により、全体の継続率は前年度から約1%の改善
(件)
どうぶつ健活 月次申込件数の推移 全体継続率の推移
16,000 (全体:月次公表ベース) 90.0% (四半期毎)
89.5%
14,000
89.0%
12,000
88.5%
10,000 88.0%
87.5%
8,000
どうぶつ健活 どうぶつ健活付帯開始
申込件数の増加 87.0%
保険料改定
6,000 2018年12月 どうぶつ健活
申込件数の増加に
86.5% よる継続率の改善
4,000
86.0%
2,000 85.5%
※月次公表の申込件数は、当月に申込のあった実績件数を集計
85.0%
0
16/1Q
16/2Q
16/3Q
16/4Q
17/1Q
17/2Q
17/3Q
17/4Q
18/1Q
18/2Q
18/3Q
18/4Q
19/1Q
19/2Q
19/3Q
19/4Q
20/1Q
20/2Q
20/3Q
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2021年3月期3Q 決算概要
10. 第二期創業期に向けた歩み③(ペットの顔写真から病気を予測するシステムの特許を取得)
顔写真からその後の病気を予測する世界初(※)の特許を日本で取得(特許第6734457号)
※:世界初…「動物の顔画像」と「その動物の撮影時から所定期間内の疾患罹患の有無」を教師データに利用して学習を行った学習済みモデルを用いて、
動物の顔写真から病気を予測する疾患予測システムとその疾患予測方法。当社調べ
【トイ・プードルの1年以内の眼科疾患の判別精度は約70%】
疾患予測特許により、
「健康の自動運転」が一歩前進!
これまでの保険金データ(品種・年齢・請求内容など)
を活用した知識の普及・啓発を通じた「予防」に加え、
本特許により、AI(人工知能)を用いて、
顔写真のみでも、一定の疾患発症リスク予測が
可能に
今後は、品種や年齢などの大枠情報だけでなく、より細分化された、個体ごとの疾病リスクの評価
本特許を活用した新サービスの提供を通じ、One to Oneの「予防」を実現
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APPENDIX
1.主要経営パラメータ
2.アニコム損保単体:経常収益のパラメータ(ペット保険新規契約獲得件数/保有契約件数の推移)
3.アニコム損保単体:経常費用のパラメータ(損害率(E/I)、既経過保険料ベース事業費率)
4.新規事業の収益機会とペット保険のシナジー相関
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APPENDIX
1.主要経営パラメータ
① ② ③ ③-① ③-②
20年3月期 21年3月期 前年同期比 対前期末 21年3月期末
20年3月期末
3Q 3Q 件数 率 件数 率 (5月12日予想)
① 保有契約数 796,167 件 816,254 件 896,247 件 100,080 件 12.6 % 79,993 件 9.8 % 885,000 件
② 新規契約数 121,183 件 167,318 件 159,368 件 38,185 件 31.5 % - - 183,600 件
③ 継続率 87.1 % 87.2 % 87.7 % - - - - 87.0 %
④ 保険金支払件数 2,558 千件 3,407 千件 2,829 千件 270 千件 10.6 % - - 3,586 千件
⑤ 対応動物病院数 6,482 病院 6,466 病院 6,505 病院 23 病院 0.4 % 39 病院 0.6 % 6,650 病院
20年3月期 21年3月期 21年3月期
対前年同期増減
3Q 3Q (5月12日予想)
⑥ E/I 損害率 58.5 % 59.3 % 0.8 Pt 57.6 %
⑦ 既経過保険料ベース事業費率 37.3 % 37.5 % 0.2 Pt 37.2 %
⑧ コンバインド・レシオ
95.8 % 96.8 % 1.0 Pt 94.8 %
(既経過保険料ベース)
21年3月期 21年3月期
20年3月期末 対前期末増減
3Q (5月12日予想)
⑨ 単体ソルベンシー・マージン比率 357.0 % 353.9 % △3.1 pt 370.0 %前後
20年3月期 21年3月期
対前年同期増減
3Q 3Q
⑩ どうぶつ健活(腸内フローラ測定)申込数 65,843 件 108,721 件 42,878 件
⑪ 遺伝子検査検体数 115,003 件 77,714 件 △37,289 件
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APPENDIX
2. アニコム損保単体:経常収益のパラメータ(ペット保険新規契約獲得件数/保有契約件数の推移)
■ 新規契約獲得件数の四半期推移 ■ 保有契約件数の四半期推移
(千件) 新規契約は堅調に推移 (千件) 保有契約は順調に増加
60 1000
53.4 53.8
52.0
950
896
50 46.1 900 870
816 842
40.6 850 781 796
37.8 40.2 40.3 753 766
36.5 36.4 37.7 38.1 36.9 729 741
40 34.6 35.7 800 713
698
750 682
666
700 650
30
650
600
20
550
500
10
450
400
0 350
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
NB・一般合計 34.6 35.7 36.5 36.4 37.7 38.1 36.9 37.8 40.2 40.3 40.6 46.1 53.4 53.8 52.0 保有 650 666 682 698 713 729 741 753 766 781 796 816 842 870 896
※ NB:ペットショップチャネル
・新規契約獲得は堅調。NB・一般チャネル合わせて15.9万件となり、年間計画18.3万件に対して87%の進捗率で計画線を上回って推移。
・既契約の継続率も、87%台半ばで改善傾向(10‐12月では88%超)。
・新規取組み強化継続・1Qから続くコロナ禍の影響・継続率の上昇等により、対前年同期で保有契約件数(12.6%増)と順調に増加。
・50%プランと70%プランの比率は、保有契約全体ではおおよそ60:40で50%プラン割合が多い。一方、新規契約では70%プランが5割超。
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APPENDIX
3. アニコム損保単体:経常費用のパラメータ(損害率(E/I)、既経過保険料ベース事業費率)
【参考情報】 注1) 下表は、四半期毎の平均値を記載しておりますので、当期累計平均とは異なります。
注2) 事業費率は「既経過保険料ベース事業費率」(損保事業費÷既経過保険料)を表しております。
15年3月期 1Q 15年3月期 3Q
(%) ■ 保険料改定 ■限度日数付き新商品
・平均12%の改定 ■健康割増引制度導入
E/I損害率
70 既経過事業費率
60.1 60.8 61.2 60.9
59.4 60.3 59.1 58.8 59.3
59.1 59.7 59.8 59.4
60 55.6 56.3 56.5 57.6 58.7
55.6
50
■ 8歳以上の保険料改定 ■ 商品改定
・新付帯サービス「どうぶつ健活」の導入
・保険料改定
40
38.5 38.0
37.0 36.7 37.7
35.5 36.5 36.3
35.4 35.3 36.1
34.5 34.1 33.7 34.2
30 32.8 32.1 32.6
31.0
20
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
17年3月期 18年3月期 19年3月期 20年3月期 21年3月期
・E/I損害率は、例年、狂犬病予防接種などにより動物病院の繁忙期である1Q・2Qに上昇した後、3Qから4Qにかけて通院頻度が減少することで改善し
ていく季節性を有している。当期は、新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加等を要因として通院数が増加したことから、対前年同期比で上昇。
・事業費率は、事業規模拡大に向けた積極投資の継続により、対前年同期比で上昇。
これは、独自サービスである「どうぶつ健活」の申込みの増加によるコスト増であり、連結ベースの販管費は計画線上で推移。
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APPENDIX
4. 新規事業の収益機会とペット保険のシナジー相関
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会 援 発供 帯事 含
行 業 )
保
険 ▼川上での寄与 ▼川中での寄与 ▼川下での寄与
事
業 ・遺伝子ベースの保険料設計や引受診断 ・保険の付加価値を向上 ・重症化予防による損害率低下
へ ・新生児チャネルを拡大 ・難病治療の確立に伴う損害率低下
の ・生活習慣病予防による損害率低下
寄 ・遺伝病減少にともなう損害率低下 ・企業集団の獲得 ・高齢者等の飼育に対して裾野を拡大
与
資
産 ▼資産運用(不動産運用)による下支え
運
用
展
開 ▼どうぶつデータベースの構築(新規・保険事業でのさらなる活用へ)
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(参考)保険会計が経常損益に与える影響①
1.保険料の増加が経常損益に与える影響(日本の損保会計ベース)
・一般的に、保険料の増加は経常収益の増加に寄与しますが、事業年度における保険料の未経過期間部分については、普通責任準備金
(未経過保険料)として次年度に繰り越すことが法令により定められています。一方で、発生保険金、代理店手数料、社費等の費用に
ついては、保険料の増加に対応する費用を含め、これらの費用が発生する年度において計上することとされています。
・したがって、保険料の増加に伴い増収となる場合であっても、当該費用が既経過保険料を超過する場合は、当該年度の経常損益にマイ
ナスの影響を与えることとなります。
当年度(※既経過保険料) 翌年度(未経過保険料)
4月契約
5月契約
6月契約
7月契約
8月契約
9月契約
10月契約
・
・
・
3月契約
発生
保険金
代理店
既経過
手数料
保険料
社費
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(参考)保険会計が経常損益に与える影響②
2.異常危険準備金が経常損益に与える影響(日本の損保会計ベース)
・異常危険準備金は、巨大災害等が生じた場合の保険金の支払いに備えるために法令により積み立てておくこととされているものであり、
各保険会社が毎期積み立てを行っているものです。
・異常危険準備金は、正味損害率(※)が50%を超えると取崩し(費用のマイナス)が行われます。
(※)正味支払保険金を正味収入保険料で除した割合です。
3.修正利益について
・当社における「修正利益」とは、経常利益から異常危険準備金、資産運用収支、その他経常収支等の影響を除外した利益としており、
“ペット保険事業の実質的な損益”を表す当社グループ独自の指標です。なお、計算式は、以下のとおりです 。
・上記の異常危険準備金等(※)の影響を受けない「修正利益」の方が、“ペット保険事業の実質的な損益”を表すものとして重要な指標で
あると考えています。異常危険準備金等の要素を除くと、「修正利益」は、経常利益が減少した場合でも増加することがあります。
(※)当該影響等には、上記1.の未経過保険料の影響は含まれていません。
当社の「修正利益」の算出方法
異常危険準備金 保険引受以外の
修正利益 = 経常利益 ± 影響額
± 資産運用収支 ± その他経常収支 + 営業費・一般管理費
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お問合せ先
アニコム ホールディングス株式会社 経営企画部(IR事務局)
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階
URL:https://www.anicom.co.jp/
【本資料に関する注意事項】
本資料は、現在当社が入手している情報に基づいて、当社が本資料の作成時点において行った予測等を基に記載しております。
これらの記述は将来の業績を保証するものではなく、一定のリスクや不確実性を内包しております。
従いまして、将来の実績が本資料に記載された見通しや予測と大きく異なる可能性がある点をご承知おきください。
なお、本資料は情報提供のみを目的としたものであり当社が発行する有価証券への投資の勧誘・募集を目的としたものではございません。
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