8714 池田泉州 2020-05-15 15:30:00
経営ビジョン『Vision’25』の策定について [pdf]

                                                 2020年5月15日

 各      位
                              会 社 名    株式会社 池田泉州ホールディングス
                              代表者名     取締役社長兼CEO 鵜 川 淳
                              (コード番号   8714  東証第1部)
                              問合せ先     執行役員企画総務部長 塚 越  治
                              (TEL     06-4802-0013)



                    経営ビジョン『Vision’25』の策定について

 池田泉州銀行を中核とする池田泉州ホールディングスグループ(以下、「当社グループ」という)
は、2025年に向けた経営ビジョンとして、
                    『Vision’25』を策定しましたので、概要を下記のとおり
お知らせいたします。


                               記

1. 策定の経緯
      当社は 2009 年 10 月に設立以来、経営理念に基づき、地域の皆さまに愛される金融グループを
     目指して、様々な取り組みを進めてまいりました。そして、本年5月には、傘下の池田泉州銀行
     が合併して 10 年という節目を迎えました。
      また、2025 年に大阪・関西万博が開催されるなど、さらなる飛躍が地元大阪では期待されてい
     ます。
      地域が一丸となって、     「いのち輝く未来社会のデザイン」づくりに集中していく 2025 年に焦点
     を当て、当社グループは、新しい時代の大阪・関西のお役に立ち、次の 10 年においても、皆さ
     まから愛される金融グループであるために、旗印としての『Vision’25』を策定することといた
     しました。
      現在進めております第4次中期経営計画は、体質強化中計と位置づけて、マイナス金利の深掘
     りや競争の激化など、厳しさを増す環境への対応と安定した収益基盤の確立を狙いとして取り組
     んでおり、本年度が最終年度となります。
      足元では、新型コロナウィルスの感染拡大により、社会や経済は困難な状況にあり、当面はこ
     の対策に全力を挙げてまいりますが、合併 10 年の節目に当たり、2025 年に向けた経営ビジョン
     を掲げて、店舗・チャネル体制のさらなる変革や経営資源の適正配分、戦略的な人材強化策から
     着手し、生産性の革新を図ります。
      尚、第5次中期経営計画は今年度から策定作業に入り、このビジョンを達成していくための具
     体的な戦略、施策及び収益計画等を具体化してまいります。



2. 『Vision’25』の概要

     コンセプト
     徹底したソリューションで地域の皆さまのお役に立ち、自らのポテンシャルを引き上げていくこ
     とで、誰もが安心して輝けるような未来社会づくりに貢献します。




                               1/2
基本方針
1. お客さまのさまざまな課題を知り、お客さまの視点に立って、最適なソリューションを的確
  にご提供します
2. お客さまの信頼にお応えすることで、やりがいを感じ自らも成長し、職員が多様な活躍が出
  来る職場を創ります
3. 事業活動を通じて、地域社会の持続的な発展と地域の皆さまの安心で豊かな暮らしづくりに
  貢献します

                                         以 上




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経営ビジョン『Vision’25』の策定について



      2020年5月15日
1.Vision’25の位置づけ

・第4次中期経営計画における、B/S P/L問題解決
・2020年5月合併10周年
                                                  2030
 ⇒ 次の10年を睨み、
                                                  SDGs
  2025年大阪・関西の飛躍の年に向けて
  当社グループのありたい姿として                          2025
  『Vision’25』を策定                           大阪・関西万博
                                      将来の社会課題、お客さまのニーズ
              2020年5月
              合併 10周年               Vision’25
    済        済

  第1の矢     第2の矢
  B/S問題の   P/L問題の
    解決       解決
 2018               2020   2021

    第4次 中期経営計画                第5次 中期経営計画
                                                         1
2.当社グループの経営理念
経営理念
          「幅広いご縁」と「進取の精神」を大切に、
          お客様のニーズに合ったサービスを提供し、
        地域の皆様に「愛される」金融グループを目指します。
 ミッション
~地域のお客様の課題を解決し、その成長のお役に立つために、真に「お客様の
 ニーズに合ったサービスを提供する」ことが当社グループの責務
 バリュー
~そのためには、自前だけでなく、「幅広いご縁」を活かしてオープンな連携を図り、
 「進取の精神」により、世の中の新しい動きに目を凝らすことで、よりよいものを
 取り入れていくことが、当社グループの組織共通の価値感
 ビジョン
~これらを通じて、地域のお客様やそのご家族・ご友人、お取引様などから、
 信用され、頼りにされる存在、すなわち「地域の皆様に愛される金融グループ」に
 なっていくことが、当社グループの将来ありたい姿
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3.ビジョン
Vision’25

      徹底したソリューションで地域の皆さまのお役に立ち、
        自らのポテンシャルを引き上げていくことで、
     誰もが安心して輝けるような未来社会づくりに貢献します。

 基本方針

1.お客さまのさまざまな課題を知り、お客さまの視点に立って、最適なソリューションを
  的確にご提供します

2.お客さまの信頼にお応えすることで、やりがいを感じ自らも成長し、職員が多様な
  活躍が出来る職場を創ります

3.事業活動を通じて、地域社会の持続的な発展と地域の皆さまの安心で豊かな
  暮らしづくりに貢献します


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4.将来の社会課題・お客さまニーズと徹底したソリューションビジネス
将来の社会課題、お客さまニーズ            お客さま起点cx※             ポテンシャルB/S
・高齢化の進展、認知症への備え       個人                   アドバンテージ            アライアンス
・少子化、人口減少、格差拡大              お客さま本位の
・資産寿命の延伸、人生の充実               業務運営       恵まれた地盤              オープンな連携
・富裕層ファミリーの繁栄                             企業数、富裕層              脱自前
・経営者高齢化、大廃業時代
                      法人     徹底した                             産学官
・新しい技術・サービスの創出
・急速なビジネスのデジタル化への対応
                            ソリューション     万博、IR                   リソース
・アジアゲートとしてのグローバル化                       うめきた2期
・万博/IRを中心とした地域の活性化          事業性評価
・深刻な人手不足、外国人就労一般化                       サービス・商品               多様な人材
・データエコノミー社会の到来                           雇用、事業承継・M&A          少数精鋭
                      地域                 池田泉州TT証券
・SDGsに向けた取り組み加速                                              戦略パートナー
                                         自然総研
・環境、気候変動問題がビジネスに直結
・Afterコロナのニューノーマルへの対応          SDGs      池田泉州キャピタル
                                                       ※Customer Experience:顧客体験価値




    中小企業      人材紹介、M&A・事業承継、事業計画策定、海外ビジネスサポート…

    ベンチャー     助成金、イノベーションファンド、販路拡大サポート・・・

     個人       ライフプランコンサル、ウェルスマネジメント、高齢者生活サポート・・・


    KPI       ソリューション件数*   2019年度 4,000件 ⇒ 2025年度 10,000件

*取組ベース                                                                               4
5.Vision’25を支える体制整備(1)
     人員の自然減により、5年先に1,800名体制*となることを見据えて、
    店舗・チャネル体制の再構築や重点戦略への経営資源の適正配分を実施
                       ① 店舗・チャネル体制
        現在                    2025年        [ソリューション営業]
   人員 2,350名                               ・中小企業、富裕層集積エリアに
                          人員 1,800名
                                           有人店舗を配置し、相談・推進業
                                           務を展開
統括店          29        フルバンキング
                                           [銀行業務のデジタル化]
独立店          32   61                  61   【タブレット化】
出張所           1        個人向け
                  エ                   エ    ・窓口業務の80%をタブレット化
                  リ    法人向け           リ     店舗以外の場所でも取引可能に
リテール         41   ア                   ア    ・従来型店舗の一部をタブレット
                       情報発信拠点
                                            拠点に置き換え
                       タブレット拠点             ⇒拠点網の維持と効率化を実現
パーソナル        14        (セルフ・少人数拠点)
                                           【デジタルチャネル拡充】
                       ATM                 ・非対面取引による利便性を向上
ATM
                       デジタルチャネル            [銀行自身のデジタル化]
                       (HP・スマホアプリ)
                                           ・高度にデータを活用した新収益
                                            源の獲得
                       デジタルバンク             ・顧客利便を更に重視した商品、
*銀行本体人員
                       (次世代型銀行)             サービスの提供
                                                              5
5.Vision’25を支える体制整備(2)
     ② 資源の適正配分                  ③ 人材戦略
     ・2025年の人員数・人員構成の推計 ~将来の戦力確保の見通しを把握

・重点戦略の選定                ・重点戦略に応じた計画的人材育成の実施
~お客さまニーズの徹底分析による戦略選定    ~Vision’25で求められる人材の計画的な育成
~地域のSDGs達成に向けた戦略選定
~ニューノーマルを見据えた戦略策定
                        ・人事制度等の見直し
                        ~職員の働きがいの向上
~各戦略のコスト・収益対比等による戦略選定
                         多様な働き方・柔軟な働き方
・資源配分計画の策定              ~専門・プロ人材の処遇、職能度に応じた処遇

           ・重点戦略を確実に実行するためのロードマップの策定
              ・経営資源(ヒト・モノ・カネ)の積極投入



     お客さま視点に立った           やりがいを感じ自らも成長することで
   最適なソリューションのご提供          多様な活躍が出来る職場の実現

   地域社会の持続的な発展と地域の皆さまの安心で豊かな暮らしづくりに貢献

                                                    6
終




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