8708 アイザワ証G 2019-04-26 14:30:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年4月26日
上 場 会 社 名 藍澤證券株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 8708 URL https://www.aizawa.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 藍澤 卓弥
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名) 真柴 一裕 (TEL) 03(3272)3421
定時株主総会開催予定日 2019年6月25日 配当支払開始予定日 2019年6月5日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月26日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属
営業収益 純営業収益 営業利益 経常利益
する当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 12,701 △29.6 12,579 △29.6 △1,987 ― △1,059 ― 246 △89.1
2018年3月期 18,046 72.5 17,861 72.5 1,855 ― 2,850 374.6 2,255 106.8
(注) 包括利益 2019年3月期 △2,459百万円( ―%) 2018年3月期 4,224百万円( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 営業収益
1株当たり 総資産経常利益率
当期純利益 当期純利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 5.71 ― 0.4 △1.1 △15.6
2018年3月期 52.19 ― 4.1 2.8 10.3
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 ―百万円 2018年3月期 ―百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 85,913 53,626 62.4 1,249.31
2018年3月期 106,105 57,241 53.9 1,324.28
(参考) 自己資本 2019年3月期 53,626百万円 2018年3月期 57,241百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 1,255 423 △2,110 11,469
2018年3月期 △1,333 △1,017 △1,215 11,961
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 ― 10.00 ― 15.00 25.00 1,080 47.9 1.9
2019年3月期 ― 7.00 ― 15.00 22.00 946 385.3 1.7
2020年3月期
― ― ― ― ― ―
(予想)
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
金融商品取引業の業績は、経済情勢及び市場環境の変動による影響を大きく受ける状況にあり、通常の業績を適正
に予想し、開示することは極めて困難であります。このような状況において業績予想を開示することは投資家等に誤
認を与える恐れがあるため、当社グループは通常の業績予想を開示しておりません。それに代えて、四半期及び通期
の業績速報値を、決算数値が確定したと考えられる時点で速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
日本アジア証券株式会社、
アイザワ・ベンチャー1号
新規 ―社 (社名)― 、 除外 3社 (社名)投資事業有限責任組合、ア
イザワ・ベンチャー2号投
資事業有限責任組合
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 47,525,649株 2018年3月期 49,525,649株
② 期末自己株式数 2019年3月期 4,600,871株 2018年3月期 6,300,817株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 43,194,920株 2018年3月期 43,224,869株
(参考) 個別業績の概要
1.2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
営業収益 純営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 11,484 △2.0 11,371 △1.9 △2,145 ― △1,285 ― 425 △79.1
2018年3月期 11,720 12.9 11,594 12.8 434 ― 2,291 410.6 2,038 120.5
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期 9.85 ―
2018年3月期 47.15 ―
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産 自己資本規制比率
百万円 百万円 % 円 銭 %
2019年3月期 85,246 53,047 62.2 1,235.81 504.0
2018年3月期 97,092 56,433 58.1 1,305.59 470.3
(参考) 自己資本
2019年3月期 53,047百万円 2018年3月期 56,433百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
当社グループの主たる事業は金融商品取引業であり、市場環境の変化により大きく変動する可能性があるため、
当社グループは業績予想の開示を行っておりません。このため、配当予想についても開示を行わず、期末において
開示が可能となった時点で速やかに開示いたします。
(日付の表示方法の変更)
「2019年3月期 決算短信」より、日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………4
2.経営方針 ………………………………………………………………………………………………5
(1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………5
(2)会社の対処すべき課題 …………………………………………………………………………5
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………6
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………15
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………15
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………15
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………15
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………15
5.補足情報(2019年3月期連結決算資料) …………………………………………………………16
(1)受入手数料 ………………………………………………………………………………………16
(2)トレーディング損益 ……………………………………………………………………………16
(3)連結損益計算書の四半期推移 …………………………………………………………………17
6.個別財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………18
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………18
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………21
7.補足情報(2019年3月期個別決算資料) …………………………………………………………23
(1)受入手数料 ………………………………………………………………………………………23
(2)トレーディング損益 ……………………………………………………………………………23
(3)株式売買高(先物取引等除く) ………………………………………………………………24
(4)引受・募集・売出しの取扱高 …………………………………………………………………24
(5)自己資本規制比率 ………………………………………………………………………………24
(6)損益計算書の四半期推移 ………………………………………………………………………25
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度(2018年4月1日から2019年3月31日まで)における世界経済は、中国では年央より米中摩擦の激
化などを背景に景況感が悪化し、欧州でも年後半より景気の減速が明らかになりました。米国では堅調な個人消費と
設備投資に支えられておおむね堅調でしたが、年度末に向けて減速傾向も出てきました。国内経済は企業業績や雇用
情勢の改善が継続していましたが、中国の経済減速を受けて年末以降は景況感が低下しました。
国内株式市場は、4月2日の日経平均株価終値21,388円58銭から上昇した後、ボックス圏で推移しましたが、9月
には米国株高や円安傾向を背景に再び上昇し10月2日に24,270円62銭の終値をつけました。その後、米国株式市場が
米中摩擦への警戒感から下落に転じると国内株式市場も下落に転じ、さらに年末にかけて米国の利上げ懸念から米国
株式市場が急落すると国内株式市場も急落し、12月25日に19,155円74銭の終値をつけました。しかし米国で利上げ観
測が後退し株式市場が上昇すると回復し、当連結会計年度末の終値は21,205円81銭となりました。
米国株式市場は、堅調な米国経済や企業業績を反映して9月まで上昇基調となりましたが、10月になると米中貿易
摩擦による関税などが世界経済や企業業績に与える影響への懸念が高まり、下落に転じました。年末にかけては、米
中摩擦の懸念が高まる中でFRB(連邦準備制度理事会)による利上げ姿勢が下げを加速し、株式市場は大荒れとなりま
した。年明け後はFRBが利上げに柔軟な姿勢を示し、株式市場は回復しました。
アジア各国の株式市場は、中国・香港では年末まで米中摩擦や中国の減速を背景に軟調になりましたが、年明け後
は回復しました。ASEAN諸国の株式市場は、秋頃まで中国経済の鈍化や米国の利上げが各国に与える影響が懸念され下
落しましたが、年明け後は回復基調となりました。
このような状況のもと、当社グループは、「超リテール証券」の実現に向け、他社とは異なる視点でのサービス提
供を行い、差別化を図っております。当連結会計年度におきましては、2018年7月に創業100周年を迎え、完全子会社
であった日本アジア証券を合併、経営体制を刷新し、新たな時代への一歩を踏み出しました。株主の皆様への利益還
元策として、自己株式の取得(30万株)、および自己株式消却(200万株)を行いました。
主な取り組み施策は下記の通りです。
(地域金融機関との新たな連携)
笠岡信用組合との包括的業務提携契約の締結(2018年8月)や株式会社清水銀行とМ&A業務における協定の締結
(2018年9月)により、従来からの取り組みである地域の金融機関連携を拡大し、新たなソリューションサービスの
提供に努めます。
(サービス提供の充実)
①経済産業省が創設した「おもてなし規格認証制度」において、金融機関としては全国で初めて、全ての営業拠点
において「金認証」を取得しました。
②投資一任運用サービス「アイザワファンドラップ」に新たな運用コースとして「絶対収益追求型」を新たに追加
し、お客様の資産形成の一助となるべく、サービスの向上に努めます。
(提携先との事業活動)
包括的業務提携先である株式会社西京銀行と銀証共同店舗を開設(2019年3月、ゆめモール下関支店)しました。
大規模商業施設内での共同運営により、幅広い年齢層への接触が可能となり、新たな顧客基盤の拡大に努めておりま
す。
(店舗ネットワークの見直し)
合併により増加した部店をより効率的に運営するため統廃合を実施しました。運営経費の圧縮を図り、営業員等の
人的資源の再配置によりお客さまとの密なコミュニケーションを図り、質の高いサービス提供に努めております。
以上のような諸施策の実行の結果、営業収益は127億1百万円(前年度比29.6%減)、営業損失は19億87百万円、経
常損失は10億59百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億46百万円(同89.1%減)となりました。当連結会計年
度における業績の内訳は次のとおりです。
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
①受入手数料
当連結会計年度の受入手数料は、75億23百万円(前年度比29.3%減)となりました。科目別の概況は以下のとおりで
す。
(イ) 委託手数料
委託手数料は国内株式売買代金の減少により、51億88百万円(同33.1%減)となりました。
(ロ) 引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料
引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の手数料は、国内株式の引受額の減少により24百万円(同52.5%
減)となりました。
(ハ) 募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料
募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料は、投資信託の販売の減少により10億16百万円(同
31.5%減)となりました。
(ニ) その他の受入手数料
その他の受入手数料は、株式関連の手数料の減少により、12億94百万円(同4.6%減)となりました。
②トレーディング損益
当連結会計年度のトレーディング損益は、45億29百万円(同32.3%減)となりました。科目別の概況は以下のとおり
です。
(イ) 株券
外国株国内店頭取引売買代金の減少により、34億42百万円(30.5%減)となりました。
(ロ) 債券
外国債券の取扱いの減少により、6億38百万円(同32.7%減)となりました。
(ハ) その他
外国為替取引から生じる損益の減少等により、4億47百万円(同43.2%減)となりました。
③金融収支
金融収益は信用取引収益の減少等により6億24百万円(同5.1%減)、金融費用は信用取引費用の減少等により1億
21百万円(同33.9%減)となりました。これにより、金融収支は5億2百万円(同6.2%増)となりました。
④販売費・一般管理費
販売費・一般管理費は、人件費の減少等により、145億67百万円(同9.0%減)となりました。
⑤営業外損益
営業外収益は受取配当金5億77百万円、収益分配金1億81百万円等により9億29百万円となりました。営業外費
用は和解金等により1百万円となりました。これにより営業外損益は9億27百万円の利益となりました。
⑥特別損益
特別利益は投資有価証券売却益24億55百万円、金融商品取引責任準備金戻入14百万円等により24億74百万円とな
りました。特別損失は合併関連費用5億44百万円、減損損失64百万円等により6億14百万円となりました。これに
より特別損益は18億60百万円の利益となりました。
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度
の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年
度との比較・分析を行っております。
①資産の状況
当連結会計年度末の資産合計は859億13百万円と、前連結会計年度末に比べ201億91百万円の減少となりました。
主な要因は、現金・預金5億59百万円の減少、預託金23億84百万円の減少、信用取引資産135億70百万円の減少、投
資有価証券15億21百万円の減少によるものです。
②負債の状況
当連結会計年度末の負債合計は322億87百万円と、前連結会計年度末に比べ165億76百万円の減少となりました。
主な要因は、信用取引負債107億92百万円の減少、預り金18億80百万円の減少、受入保証金11億62百万円の減少、短
期借入金9億50百万円の減少によるものです。
③純資産の状況
当連結会計年度末の純資産合計は536億26百万円と前連結会計年度末に比べ36億15百万円の減少となりました。主
な要因は、利益剰余金9億26百万円の減少、その他有価証券評価差額金26億9百万円の減少によるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ4億91百万円減少し、114億69百万円と
なりました。当連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は12億55百万円となりました。これは主に顧客分別金信託の減少、信用取引資産の
減少、信用取引負債の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は4億23百万円となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出、投資有
価証券の売却による収入、差入保証金の回収による収入によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は21億10百万円となりました。これは主に短期借入金の減少、配当金の支払いによ
るものです。
(4)今後の見通し
金融商品取引業の業績は、経済情勢及び市場環境の変動による影響を大きく受ける状況にあり、通常の業績を適
正に予想し、開示することは極めて困難であります。このような状況において業績予想を開示することは投資家等
に誤認を与える恐れがあるため、当社グループは通常の業績予想を開示しておりません。それに代えて、四半期及
び通期の業績速報値を、決算数値が確定したと考えられる時点で速やかに開示いたします。
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは、「より多くの人に証券投資を通じ、より豊かな生活を提供する」という経営理念のもと、お客様
から信頼され、選ばれる存在であり続けるために、企業規模ではなく、お客様に提供する価値の大きさで評価される
企業を目指します。
また経営理念を実現すべく、当社の将来像を描く経営ビジョンとして2つのビジョンを掲げています。
『Hope Courier(希望の宅配人)』・・・「豊かな生活=将来への希望」を具体的な形にする。
我々は金融商品の提供を通じて社会に希望をもたらし、お客様に希望を届けるHope Courier(ホープクーリエ: 希
望の宅配人) となる。
『超リテール証券』・・・証券会社の、その先へ
我々はお客様の人生に寄り添い、従来の証券業務だけでなく、お客様の課題を解決するお手伝いをする超リテール
証券を目指す。
また、“富と喜びと希望を与えること” を当社の使命とし、経営姿勢として従来より推進している「ソリューショ
ンスタイル」にて、お客様のことを思う気持ちを根幹にし、お客様から喜んでいただき、お客様に感謝していただく
ことを目指します。
もう1つの経営姿勢として「お客様の人生に寄り添う」ことを掲げ、お客様とコミュニケーションを密にとり、お
客様の人生に寄り添い、資産形成とその継承において安心をお届けすることでサポートしてまいります。
(2)会社の対処すべき課題
①顧客基盤の拡大
持続的な成長を遂げるために預り資産の増大が必要となります。当社は2025年3月末までにグループ預り資産を2
兆円にすることを計画しており、投資家層の拡大が急がれますが、対象となる個人の金融資産に占める預貯金の割合
は依然として高く、“貯蓄から資産形成へ”が浸透していないのが現状です。また、新たな開拓先でもある資産形成
層に向けて、商品・サービスの導入も必要であると考えております。
他方、顧客の高齢化が進み、次世代への資産継承も重要な課題と認識しています。これらの課題に対して、営業推
進体制の抜本的な改革を行い、新たな営業スタイルCXD(Customer Experience Design)の導入、相続包括支援サービ
スの導入、FintTechの活用と連携、また、その他新サービスの導入等を検討してまいります。
②顧客満足度の向上
お客様に喜んでいただくこと、お客様から感謝していただくことは我々の「仕事の喜び」や「働きがい」となりま
す。従来からのお客様にとどまらず、当社の提携先である企業や大学も対象とし、当社の推進する「ソリューション
スタイル」を更に拡充させることで、より顧客満足度の向上を目指してまいります。
一方、営業員の知識、能力、スキルのレベルによって、お客様に提供するサービスレベルが一定でないことが課題
であります。お客様に喜んでいただくこと、感謝・ご満足いただくことが顧客ロイヤリティを高め、結果として収益
の向上、預り資産の増加に大きく寄与してくると意識して、現在提供しているサービスに満足することなく、持続的
にサービスの向上に努めてまいります。
③ストック収益の拡大
証券会社は経済情勢および市場環境の変動による影響を大きく受けていますが、営業収益に占める株式関連収益の
割合が高い当社においては、株式市況の影響を大きく受けています。
このような状況を改善するには、市場の変動等に対して影響を受けにくく、持続的な高収益体制を構築できるよう
安定収益(ストック収益)の獲得や新商品、新サービスの開発に努めるとともに、安定収益の拡大により固定費カバ
ー率を高めてまいります。
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
④人材開発
お客様のニーズは資産運用に関するアドバイスにとどまらず、相続や事業承継といった問題に対する「ソリューシ
ョンサービス」の提案にまで多様化、拡大しています。
これらのニーズに応える人材を早急に確保、および育成してくことが急務と考えております。一方、当社におきま
しては、従業員の高齢化進捗による中長期的な従業員不足や全世代的に女性社員が少ないことを課題として認識して
います。
これらの課題の解消のために、新たな育成スタイルEXD(Employee Experience Design)を導入し、従業員の成長支
援としてCDP(キャリア・デベロップメント・プラン)を導入いたします。従業員の自覚を促し、モチベーションを高
めるため、「本人がどうなりたいか」という思いを共有してキャリアを形成できるよう、中長期的な視点で育成して
まいります。
⑤生産性向上
従業員のワークライフバランスを実現し、より働きがいのある会社とするために、労働生産性の向上(労働時間の
短縮)が課題となります。そのため、業務プロセス改革部および部門横断的な組織として業務プロセス改革委員会を
新たに設置し、業務内容の見直し、ルールの再整備、業務プロセスの効率化を推進するとともに営業員がより多くの
お客様と接触できるよう営業活動の効率性向上として、CRM、営業ツール、事務フローの見直しについて検討してまい
ります。既に一部業務において導入済みであるRPAについては、一層の効率化と生産性の向上のために同対象業務を拡
大していきます。
また、女性の活躍推進、高齢者の就労促進等にも取り組んでまいります。
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、経年での比較可能性確保等のため、会計基準については日本基準を適用しています。
なお、今後のIFRS(国際財務報告基準)の適用については、国内外の諸情勢を考慮のうえ、適切に対応していく方
針であります。
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金・預金 12,501 11,942
預託金 22,952 20,568
顧客分別金信託 22,932 20,568
その他の預託金 20 0
営業投資有価証券 187 167
トレーディング商品 609 399
商品有価証券等 608 399
デリバティブ取引 1 ―
約定見返勘定 749 708
信用取引資産 33,323 19,753
信用取引貸付金 33,097 19,290
信用取引借証券担保金 226 462
立替金 2,179 785
顧客への立替金 2,179 265
その他の立替金 0 519
短期差入保証金 10 ―
その他の流動資産 1,107 1,129
貸倒引当金 △1 △0
流動資産合計 73,620 55,454
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 1,274 1,243
器具備品(純額) 262 279
土地 2,295 2,231
その他(純額) 2 0
有形固定資産合計 3,835 3,756
無形固定資産
ソフトウエア 13 14
その他 51 51
無形固定資産合計 65 66
投資その他の資産
投資有価証券 26,677 25,156
退職給付に係る資産 748 771
繰延税金資産 89 ―
その他 1,156 794
貸倒引当金 △88 △85
投資その他の資産合計 28,583 26,637
固定資産合計 32,485 30,459
資産合計 106,105 85,913
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
トレーディング商品 5 185
商品有価証券等 ― 185
デリバティブ取引 5 ―
信用取引負債 12,418 1,625
信用取引借入金 11,792 367
信用取引貸証券受入金 626 1,258
有価証券担保借入金 1,223 1,104
有価証券貸借取引受入金 1,223 1,104
預り金 16,550 14,670
顧客からの預り金 13,587 13,157
募集等受入金 10 ―
その他の預り金 2,953 1,513
受入保証金 6,932 5,769
短期借入金 4,745 3,795
未払法人税等 391 96
賞与引当金 791 315
役員賞与引当金 63 ―
その他の流動負債 1,048 856
流動負債合計 44,171 28,420
固定負債
繰延税金負債 3,901 3,075
その他の固定負債 594 609
固定負債合計 4,496 3,685
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 195 181
特別法上の準備金合計 195 181
負債合計 48,863 32,287
純資産の部
株主資本
資本金 8,000 8,000
資本剰余金 8,050 7,863
利益剰余金 32,879 31,952
自己株式 △1,193 △988
株主資本合計 47,736 46,827
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 9,346 6,737
退職給付に係る調整累計額 158 61
その他の包括利益累計額合計 9,505 6,798
純資産合計 57,241 53,626
負債・純資産合計 106,105 85,913
8
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業収益
受入手数料 10,649 7,523
トレーディング損益 6,690 4,529
金融収益 658 624
その他の営業収益 48 23
営業収益計 18,046 12,701
金融費用 184 121
純営業収益 17,861 12,579
販売費・一般管理費
取引関係費 2,624 2,586
人件費 8,812 7,705
不動産関係費 1,271 1,311
事務費 2,297 1,972
減価償却費 322 380
租税公課 313 240
貸倒引当金繰入れ 0 △1
その他 363 373
販売費・一般管理費計 16,006 14,567
営業利益又は営業損失(△) 1,855 △1,987
営業外収益
受取配当金 504 577
収益分配金 140 181
投資事業組合運用益 293 83
貸倒引当金戻入額 13 2
その他 48 84
営業外収益合計 1,000 929
営業外費用
和解金 3 0
その他 0 1
営業外費用合計 4 1
経常利益又は経常損失(△) 2,850 △1,059
9
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 3 0
投資有価証券売却益 12 2,455
投資有価証券償還益 ― 5
金融商品取引責任準備金戻入 22 14
特別利益合計 39 2,474
特別損失
投資有価証券評価損 9 5
合併関連費用 205 544
減損損失 48 64
その他 0 ―
特別損失合計 264 614
税金等調整前当期純利益 2,625 801
法人税、住民税及び事業税 416 125
法人税等調整額 △46 428
法人税等合計 369 554
当期純利益 2,255 246
親会社株主に帰属する当期純利益 2,255 246
10
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連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 2,255 246
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,972 △2,609
退職給付に係る調整額 △4 △97
その他の包括利益合計 1,968 △2,706
包括利益 4,224 △2,459
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 4,224 △2,459
非支配株主に係る包括利益 ― ―
11
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価 退職給付に その他の包 純資産合計
株主資本合
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 証券評価差 係る調整累 括利益累計
計
額金 計額 額合計
当期首残高 8,000 8,050 31,487 △1,193 46,345 7,374 162 7,536 53,882
当期変動額
剰余金の配当 △864 △864 △864
親会社株主に帰属す
2,255 2,255 2,255
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0 △0
自己株式の消却 ― ― ― ―
利益剰余金から資本
― ― ― ―
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 1,972 △4 1,968 1,968
額)
当期変動額合計 ― ― 1,391 △0 1,391 1,972 △4 1,968 3,359
当期末残高 8,000 8,050 32,879 △1,193 47,736 9,346 158 9,505 57,241
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価 退職給付に その他の包 純資産合計
株主資本合
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 証券評価差 係る調整累 括利益累計
計
額金 計額 額合計
当期首残高 8,000 8,050 32,879 △1,193 47,736 9,346 158 9,505 57,241
当期変動額
剰余金の配当 △950 △950 △950
親会社株主に帰属す
246 246 246
る当期純利益
自己株式の取得 △204 △204 △204
自己株式の消却 △410 410 ― ―
利益剰余金から資本
222 △222 ― ―
剰余金への振替
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △2,609 △97 △2,706 △2,706
額)
当期変動額合計 ― △187 △926 205 △908 △2,609 △97 △2,706 △3,615
当期末残高 8,000 7,863 31,952 △988 46,827 6,737 61 6,798 53,626
12
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 2,625 801
減価償却費 322 380
減損損失 48 64
貸倒引当金の増減額(△は減少) △159 △4
賞与引当金の増減額(△は減少) 202 △475
役員賞与引当金の増減額(△は減少) 38 △63
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △187 △162
受取利息及び受取配当金 △1,157 △1,202
支払利息 184 121
投資有価証券売却損益(△は益) △12 △2,455
投資有価証券償還損益(△は益) ― △5
投資有価証券清算損益(△は益) 0 ―
投資有価証券評価損益(△は益) 9 5
固定資産売却損益(△は益) △3 △0
投資事業組合運用損益(△は益) △293 △83
顧客分別金信託の増減額(△は増加) △2,200 2,364
立替金の増減額(△は増加) △873 1,393
短期差入保証金の増減額(△は増加) ― 10
トレーディング商品(資産)の増減額(△は増
1,923 210
加)
約定見返勘定の増減額(△は増加) △1,191 40
営業投資有価証券の増減額(△は増加) 9 13
信用取引資産の増減額(△は増加) △7,754 13,570
金融商品取引責任準備金の増減額(△は減少) △22 △14
預り金の増減額(△は減少) 1,897 △1,880
トレーディング商品(負債)の増減額(△は減
△173 179
少)
信用取引負債の増減額(△は減少) 2,667 △10,792
有価証券担保借入金の増減額(△は減少) 1,199 △119
受入保証金の増減額(△は減少) 171 △1,162
その他 690 △331
小計 △2,039 403
利息及び配当金の受取額 1,129 1,230
利息の支払額 △187 △121
法人税等の支払額 △384 △454
法人税等の還付額 147 197
営業活動によるキャッシュ・フロー △1,333 1,255
13
藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △1,874 △416
定期預金の払戻による収入 2,277 484
有形固定資産の取得による支出 △258 △183
有形固定資産の売却による収入 9 0
無形固定資産の取得による支出 △0 △5
投資有価証券の取得による支出 △1,555 △2,638
投資有価証券の売却による収入 13 2,563
投資有価証券の償還による収入 ― 58
投資有価証券の清算による収入 49 ―
投資事業組合からの分配による収入 557 350
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△161 ―
る支出
差入保証金の差入による支出 △111 △28
差入保証金の回収による収入 121 407
長期前払費用の取得による支出 △86 △71
資産除去債務の履行による支出 ― △102
その他 1 5
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,017 423
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △350 △950
リース債務の返済による支出 △1 △1
自己株式の取得による支出 △0 △204
配当金の支払額 △863 △953
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,215 △2,110
現金及び現金同等物に係る換算差額 △49 △60
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △3,616 △491
現金及び現金同等物の期首残高 15,571 11,961
非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の
6 ―
増加額
現金及び現金同等物の期末残高 11,961 11,469
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
当社グループは①有価証券の売買等、②有価証券の売買等の取次ぎ等、③有価証券の引受け及び売出し、④有価
証券の募集及び売出しの取扱いなどの金融商品取引業を中心とする営業活動を展開しております。これらの営業活
動は、金融その他の役務提供を伴っており、この役務提供と一体となった営業活動を基に収益を得ております。従
って、当社グループの事業区分は、「投資・金融サービス業」という単一セグメントであるため、記載を省略して
おります。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 1,324.28円 1,249.31円
1株当たり当期純利益金額 52.19円 5.71円
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 2,255 246
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
2,255 246
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 43,224 43,194
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
15
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5.補足情報(2019年3月期連結決算資料)
(1)受入手数料
①科目別内訳
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分 (2017年4月1日 (2018年4月1日 前年度比
2018年3月31日) 2019年3月31日)
委託手数料 7,756 5,188 66.9%
株券 7,633 5,059 66.3%
債券 0 ― ―
受益証券 123 128 104.1%
引受け・売出し・特定投資家向
51 24 47.5%
け売付け勧誘等の手数料
株券 50 22 45.0%
債券 0 1 183.1%
募集・売出し・特定投資家向け
1,482 1,016 68.5%
売付け勧誘等の取扱手数料
その他の受入手数料 1,357 1,294 95.4%
合計 10,649 7,523 70.7%
②商品別内訳
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分 (2017年4月1日 (2018年4月1日 前年度比
2018年3月31日) 2019年3月31日)
株券 7,817 5,174 66.2%
債券 84 2 2.9%
受益証券 2,256 1,872 83.0%
その他 490 474 96.9%
合計 10,649 7,523 70.7%
(2)トレーディング損益
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分 (2017年4月1日 (2018年4月1日 前年度比
2018年3月31日) 2019年3月31日)
株券等 4,954 3,442 69.5%
債券・為替等 1,736 1,086 62.6%
債券等 948 638 67.3%
為替等 787 447 56.8%
合計 6,690 4,529 67.7%
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(3)連結損益計算書の四半期推移
(単位:百万円)
前第1四半期 前第2四半期 前第3四半期 前第4四半期 当第1四半期 当第2四半期 当第3四半期 当第4四半期
区分 2017.4.1 2017.7.1 2017.10.1 2018.1.1 2018.4.1 2018.7.1 2018.10.1 2019.1.1
2017.6.30 2017.9.30 2017.12.31 2018.3.31 2018.6.30 2018.9.30 2018.12.31 2019.3.31
営業収益
受入手数料 2,378 2,442 3,186 2,640 2,019 1,929 1,895 1,678
委託手数料 1,719 1,697 2,405 1,933 1,371 1,297 1,392 1,127
引受け・売出し・特定投
資家向け売付け勧誘等の 1 45 0 3 9 3 9 2
手数料
募集・売出し・特定投資
家向け売付け勧誘等の取 363 394 406 318 314 297 169 234
扱手数料
その他の受入手数料 293 304 373 385 324 332 324 314
トレーディング損益 1,726 1,698 1,714 1,551 1,233 1,369 831 1,094
金融収益 152 156 171 176 179 161 152 131
その他の営業収益 13 13 14 7 0 6 6 10
営業収益計 4,271 4,311 5,087 4,376 3,433 3,466 2,885 2,915
金融費用 42 44 56 41 35 33 27 25
純営業収益 4,229 4,266 5,030 4,335 3,397 3,433 2,858 2,890
販売費・一般管理費
取引関係費 602 653 696 672 605 798 600 581
人件費 2,153 2,144 2,330 2,184 1,937 1,978 1,917 1,872
不動産関係費 317 340 319 294 354 330 315 310
事務費 568 537 594 597 549 479 469 473
減価償却費 76 78 80 86 90 98 94 97
租税公課 71 73 82 86 62 60 56 60
貸倒引当金繰入れ △0 △0 0 1 △0 △0 △0 △0
その他 90 73 83 116 93 87 108 83
販売費・一般管理費 計 3,879 3,900 4,187 4,039 3,691 3,833 3,562 3,479
営業利益又は営業損失(△) 350 366 843 295 △293 △399 △704 △589
営業外収益 318 82 220 378 372 139 249 167
営業外費用 5 6 6 △13 2 △2 0 0
経常利益又は経常損失(△) 663 442 1,057 688 75 △258 △454 △422
特別利益 6 6 8 18 424 582 717 751
特別損失 3 ― 6 254 184 364 50 15
税金等調整前四半期純利益又
は税金等調整前四半期純損失 665 449 1,058 452 315 △40 212 313
(△)
税金費用 140 29 236 △37 266 9 102 174
親会社株主に帰属する四
半期純利益又は親会社株
524 419 822 489 49 △50 109 138
主に帰属する四半期純損
失(△)
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6.個別財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金・預金 7,414 11,605
預託金 17,970 20,568
顧客分別金信託 17,950 20,568
その他の預託金 20 0
トレーディング商品 594 399
商品有価証券等 594 399
デリバティブ取引 0 ―
約定見返勘定 528 708
信用取引資産 28,157 19,753
信用取引貸付金 27,971 19,290
信用取引借証券担保金 186 462
有価証券担保貸付金 ― 1
借入有価証券担保金 ― 1
立替金 651 785
顧客への立替金 642 265
その他の立替金 9 519
短期貸付金 0 0
前払金 5 4
前払費用 259 195
未収入金 223 516
未収収益 408 412
貸倒引当金 △1 △0
流動資産合計 56,213 54,950
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 1,143 1,179
器具備品(純額) 167 279
土地 2,191 2,160
その他(純額) 1 0
有形固定資産合計 3,504 3,620
無形固定資産
借地権 26 26
ソフトウエア 13 14
電話加入権 22 22
その他 0 0
無形固定資産合計 62 62
18
藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
投資その他の資産
投資有価証券 25,348 24,062
関係会社株式 10,660 1,021
その他の関係会社有価証券 183 104
出資金 2 18
従業員に対する長期貸付金 4 2
長期差入保証金 362 519
長期前払費用 196 178
前払年金費用 520 683
長期立替金 82 82
その他 38 25
貸倒引当金 △88 △85
投資その他の資産合計 37,311 26,612
固定資産合計 40,878 30,296
資産合計 97,092 85,246
負債の部
流動負債
トレーディング商品 5 185
商品有価証券等 ― 185
デリバティブ取引 5 ―
信用取引負債 10,725 1,625
信用取引借入金 10,200 367
信用取引貸証券受入金 524 1,258
有価証券担保借入金 1,035 1,104
有価証券貸借取引受入金 1,035 1,104
預り金 12,565 14,670
顧客からの預り金 10,274 13,157
募集等受入金 10 ―
その他の預り金 2,280 1,513
受入保証金 6,473 5,769
短期借入金 3,925 3,795
未払金 448 468
未払費用 265 241
未払法人税等 109 67
賞与引当金 470 315
役員賞与引当金 34 ―
その他の流動負債 125 144
流動負債合計 36,183 28,389
固定負債
繰延税金負債 3,818 3,023
長期預り金 249 333
長期未払金 226 223
その他の固定負債 25 47
固定負債合計 4,319 3,628
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 154 181
特別法上の準備金合計 154 181
負債合計 40,658 32,199
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 8,000 8,000
資本剰余金
資本準備金 7,863 7,863
その他資本剰余金 187 ―
資本剰余金合計 8,050 7,863
利益剰余金
利益準備金 3,202 3,202
その他利益剰余金
修繕積立金 3,000 3,000
買換資産土地圧縮積立金 141 141
別途積立金 22,000 23,000
繰越利益剰余金 4,092 2,344
利益剰余金合計 32,436 31,689
自己株式 △1,193 △988
株主資本合計 47,294 46,563
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 9,139 6,483
評価・換算差額等合計 9,139 6,483
純資産合計 56,433 53,047
負債・純資産合計 97,092 85,246
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業収益
受入手数料 7,862 7,030
委託手数料 5,909 4,835
引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘
36 24
等の手数料
募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等
835 943
の取扱手数料
その他の受入手数料 1,081 1,226
トレーディング損益 3,328 3,862
金融収益 529 591
営業収益計 11,720 11,484
金融費用 125 113
純営業収益 11,594 11,371
販売費・一般管理費
取引関係費 2,071 2,457
人件費 5,636 7,043
不動産関係費 879 1,221
事務費 1,837 1,860
減価償却費 301 367
租税公課 195 217
貸倒引当金繰入れ 0 △1
その他 237 350
販売費・一般管理費計 11,160 13,516
営業利益又は営業損失(△) 434 △2,145
営業外収益
不動産賃貸料 17 17
受取配当金 1,436 567
収益分配金 137 175
投資事業組合運用益 216 23
貸倒引当金戻入額 13 2
その他 38 75
営業外収益合計 1,859 862
営業外費用
和解金 2 0
その他 0 1
営業外費用合計 2 1
経常利益又は経常損失(△) 2,291 △1,285
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 3 0
投資有価証券売却益 12 2,455
金融商品取引責任準備金戻入 17 14
抱合せ株式消滅差益 ― 189
特別利益合計 33 2,659
特別損失
投資有価証券評価損 6 ―
関係会社株式評価損 2 ―
合併関連費用 94 475
減損損失 8 64
その他 0 ―
特別損失合計 112 539
税引前当期純利益 2,212 834
法人税、住民税及び事業税 170 77
法人税等調整額 3 331
法人税等合計 174 409
当期純利益 2,038 425
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7.補足情報(2019年3月期 個別決算資料)
(1)受入手数料
①科目別内訳
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
区分 (2017年4月1日 (2018年4月1日 前年度比
2018年3月31日) 2019年3月31日)
委託手数料 5,909 4,835 81.8%
株券 5,803 4,709 81.2%
債券 ― ― ―
受益証券 105 125 119.0%
引受け・売出し・特定投資家向
36 24 68.1%
け売付け勧誘等の手数料
株券 35 22 65.0%
債券 0 1 183.1%
募集・売出し・特定投資家向け
835 943 112.9%
売付け勧誘等の取扱手数料
その他の受入手数料 1,081 1,226 113.4%
合計 7,862 7,030 89.4%
②商品別内訳
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
区分 (2017年4月1日 (2018年4月1日 前年度比
2018年3月31日) 2019年3月31日)
株券 5,930 4,808 81.1%
債券 1 2 205.5%
受益証券 1,451 1,751 120.7%
その他 478 467 97.6%
合計 7,862 7,030 89.4%
(2)トレーディング損益
(単位:百万円)
当事業年度 当事業年度
区分 (2017年4月1日 (2018年4月1日 前年度比
2018年3月31日) 2019年3月31日)
株券等 1,943 2,861 147.3%
債券・為替等 1,385 1,001 72.3%
債券等 657 560 85.3%
為替等 727 440 60.5%
合計 3,328 3,862 116.0%
23
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(3)株式売買高(先物取引等除く)
(単位:百万株・百万円)
前事業年度 当事業年度 前年同期比
区分
株数 金額 株数 金額 株数 金額
合計 2,317 1,764,846 1,475 1,435,981 63.7% 81.4%
自己 24 141,456 49 245,789 200.3% 173.8%
委託 2,292 1,623,389 1,425 1,190,191 62.2% 73.3%
委託比率 98.9% 92.0% 96.6% 82.9%
東証シェア 0.15% 0.10% 0.12% 0.08%
1株当たりの委託手数料 2円51銭 3円27銭
(4)引受・募集・売出しの取扱高
(単位:百万株・百万円)
区分 前事業年度 当事業年度 前年同期比
株券 (株数) 3 0 7.6%
引 株券 (金額) 4,586 434 9.5%
受
高 債券 (額面金額) 221 441 199.5%
コマーシャル・ペーパ
(額面金額) ― ― ―
ー及び外国証券
株券 (株数) 4 0 13.2%
の募 株券 (金額) 5,766 997 17.3%
取集
扱売 債券 (額面金額) 12,285 8,616 70.1%
高出
※し 受益証券 (額面金額) 505,970 418,154 82.6%
コマーシャル・ペーパ
(額面金額) ― ― ―
ー及び外国証券
※ 募集売出しの取扱高は、売出高及び私募の取扱高を含んでおります。
(5)自己資本規制比率
(単位:百万円)
区分 前事業年度 当事業年度
基本的項目 (A) 46,645 45,919
その他有価証券評価差額金(評価益)等 9,139 6,483
金融商品取引責任準備金等 154 181
補完的項目
一般貸倒引当金 1 0
計 (B) 9,296 6,665
控除資産 (C) 18,187 10,017
固定化されていない自己資本 (A)+(B)-(C) (D) 37,754 42,568
市場リスク相当額 4,365 3,971
取引先リスク相当額 952 831
リスク相当額
基礎的リスク相当額 2,708 3,641
計 (E) 8,026 8,445
自己資本規制比率 (D)/(E)×100 470.3% 504.0%
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藍澤證券株式会社(8708) 2019年3月期 決算短信
(6)損益計算書の四半期推移
(単位:百万円)
前第1四半期 前第2四半期 前第3四半期 前第4四半期 当第1四半期 当第2四半期 当第3四半期 当第4四半期
区分 2017.4.1 2017.7.1 2017.10.1 2018.1.1 2018.4.1 2018.7.1 2018.10.1 2019.1.1
2017.6.30 2017.9.30 2017.12.31 2018.3.31 2018.6.30 2018.9.30 2018.12.31 2019.3.31
営業収益
受入手数料 1,752 1,756 2,365 1,987 1,525 1,929 1,895 1,678
委託手数料 1,336 1,289 1,827 1,455 1,018 1,297 1,392 1,127
引受け・売出し・特定投
資家向け売付け勧誘等の 1 30 0 3 9 3 9 2
手数料
募集・売出し・特定投資
家向け売付け勧誘等の取 188 202 235 209 241 297 169 234
扱手数料
その他の受入手数料 226 233 301 319 256 332 324 314
トレーディング損益 822 895 883 727 567 1,369 831 1,094
金融収益 127 126 132 143 146 161 152 131
営業収益計 2,702 2,777 3,380 2,858 2,239 3,460 2,879 2,904
金融費用 30 29 33 31 27 33 27 25
純営業収益 2,671 2,747 3,347 2,827 2,212 3,427 2,851 2,879
販売費・一般管理費
取引関係費 462 513 558 536 476 798 600 581
人件費 1,354 1,379 1,487 1,414 1,275 1,978 1,917 1,872
不動産関係費 219 216 219 224 247 335 321 316
事務費 438 427 480 491 441 478 468 471
減価償却費 72 74 75 79 79 97 93 96
租税公課 46 50 53 44 44 58 55 58
貸倒引当金繰入れ △0 △0 0 1 △0 △0 △0 △0
その他 61 54 59 62 73 86 107 83
販売費・一般管理費 計 2,655 2,715 2,934 2,854 2,637 3,833 3,563 3,481
営業利益又は営業損失(△) 16 32 413 △27 △425 △406 △711 △601
営業外収益 319 81 1,159 299 366 112 246 136
営業外費用 3 △0 6 △6 8 △4 △0 △0
経常利益又は経常損失(△) 332 114 1,566 278 △67 △289 △464 △464
特別利益 4 4 7 17 418 772 717 751
特別損失 3 ― 6 102 115 359 49 14
税金等調整前四半期純利益 333 118 1,568 192 236 122 203 271
税金費用 85 △14 116 △12 161 △9 102 155
四半期純利益 247 132 1,452 205 75 131 101 116
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