8708 アイザワ証G 2020-07-31 14:00:00
2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年7月31日
上 場 会 社 名 藍澤證券株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 8708 URL https://www.aizawa.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 兼 社長執行役員 (氏名) 藍澤 卓弥
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 兼 上席執行役員 (氏名) 真柴 一裕 (TEL) 03(3272)3421
四半期報告書提出予定日 2020年8月6日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
営業収益 純営業収益 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 3,571 1.6 3,543 1.6 97 ― 353 6.3 707 141.3
2020年3月期第1四半期 3,514 2.4 3,489 2.7 8 ― 332 337.5 293 494.1
(注) 包括利益 2021年3月期第1四半期 2,647百万円( ―%) 2020年3月期第1四半期 △462百万円( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 16.93 ―
2020年3月期第1四半期 6.85 ―
(注)当社は「従業員向けインセンティブ・プラン」を導入しており、株主資本において自己株式として計上されてい
る「従業員向けインセンティブ・プラン」のために設定された信託に残存する自社の株式は、1株当たり四半期
純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期第1四半期 96,056 51,392 53.5 1,251.40
2020年3月期 85,134 50,141 58.9 1,182.85
(参考) 自己資本 2021年3月期第1四半期 51,392百万円 2020年3月期 50,141百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 ― 11.00 ― 11.00 22.00
2021年3月期 ―
2021年3月期(予想) ― ― ― ―
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
金融商品取引業の業績は、経済情勢及び市場環境の変動による影響を大きく受ける状況にあり、通常の業績を適正に
予想し、開示することは極めて困難であります。このような状況において業績予想を開示することは投資家等に誤認
を与える恐れがあるため、当社グループでは通常の業績予想を開示しておりません。それに代えて、四半期及び通期
の業績速報値を、決算数値が確定したと考えられる時点で速やかに開示いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名) ― 、 除外 ―社 (社名) ―
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 47,525,649株 2020年3月期 47,525,649株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 6,457,535株 2020年3月期 5,135,135株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 41,804,439株 2020年3月期1Q 42,793,778株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
当社グループの主たる事業は金融商品取引業であり、市場環境の変化により大きく変動する可能性があるため、当
社グループは業績予想の開示を行っておりません。このため、配当予想額についても開示を行わず、期末において
開示が可能になった時点で速やかに開示いたします。
藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………9
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………9
(企業結合等関係) ……………………………………………………………………………………9
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………10
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………11
3.補足情報 …………………………………………………………………………………………………12
2021年3月期 第1四半期連結業績報告
(1)手数料収入 ……………………………………………………………………………………………12
(2)トレーディング損益 …………………………………………………………………………………12
(3)連結損益計算書四半期推移 …………………………………………………………………………13
2021年3月期 第1四半期個別業績報告
(1)株式売買高(先物取引等は除く) …………………………………………………………………14
(2)引受・募集・売出しの取扱高 ………………………………………………………………………14
(3)自己資本規制比率 ……………………………………………………………………………………14
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から6月30日まで)において、世界的にリスクオフ優勢のなかで株
高となりました。世界的に先進国、新興国ともに、政府主導で景気下支えに向けた金融緩和方針を明確に示してい
ることで、不景気の株高につながっていると思われます。
国内株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大から緊急事態宣言が出されたことにより停滞した経済活動を尻
目に、主要国の金融緩和政策と株高の流れに乗ってリスクオンの動きを強めました。日経平均株価の当期間の期間
騰落率は+17.82%と2桁の伸び率となり、6月末の日経平均株価の終値は22,288円14銭でした。
米国株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大による急落から回復する局面になりました。米国各地で外出制
限などの措置が取られ感染者数の増加が落ち着く中で、FRB(米連邦準備理事会)による緊急利下げや経済対策が
株価にプラスに働きました。経済指標も改善傾向となりましたが、6月中旬に入ると感染者数の増加ピッチが再び
拡大し、株価の頭を押さえました。一方、大型ハイテク株は引き続き上昇する銘柄が目立ち、相場の二極化が進み
ました。
一方、アジア株式市場では、中国、韓国、台湾など東アジア各国市場の回復が鮮明になり、周回遅れでその他新
興国市場が追随するというパターンとなりました。新型コロナウイルス問題への対応の差がパフォーマンスの違い
に表れています。当期間の期間騰落率は、韓国総合株価指数が20.2%、台湾加権指数が19.7%、上海総合指数が
7.8%、香港ハンセン株価指数が3.5%でした。ハイテク市況の回復が鮮明になり、関連銘柄の好調さが目立ちまし
た。
その他アジアの中で、特に好調さが目立ったのはベトナムです。他国に先行するかたちで経済正常化しており、
同時に株式市場の回復も顕著となりました。ベトナムVN指数の期間騰落率は、24.5%となっています。国内経済
の正常化や欧州との自由貿易協定(FTA)発効などを材料視してベトナムに対する投資が拡大したと思われま
す。
当社グループは、「より多くの人に証券投資を通じ、より豊かな生活を提供する」という経営理念の下、「Hope
Courier(希望の宅配人)」「超リテール証券」を我々の目指すビジョンとして掲げ、役職員一同、お客様の資産
形成に資する、当社の強みであるソリューションスタイルの実践を常に意識し、お客様に感謝していただくことを
目指しています。昨年度より3カ年計画で推進中である中期経営計画「Design Next 100 ~証券会社の、その先へ
~ 」は、本年度で2年目に突入しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、営業活動の自粛や従業員
の勤務体系変更など、当社を取り巻く環境は一変しました。同ウイルスの感染は第2波の到来も迫り、以前のよう
な営業活動とは異なる施策が迫られていますが、役職員一同、経営理念および基本方針を念頭に当社の強みでもあ
るアジア株や金融機関連携を基軸に据え、ソリューションスタイルを実践してまいります。
このような状況のもと、地域金融機関との提携を活用した取組みである「異業種間シームレス&可逆型人材交流
制度」が、証券会社で唯一選定され、内閣府特命担当大臣(地方創生担当)より表彰されました。
全社で取組みを強化している資産形成ビジネスにおいては、同ビジネスを推進するべく、日本のヘッジファンド
運用会社の草分け的な存在である、あすかアセットマネジメント株式会社を子会社化に加えて、顧客嗜好に合致し
た運用商品の提供を目指している、独立系運用会社のファイブスター投信投資顧問株式会社と資本業務提携を行い
ました。これにより個人のお客様だけにとどまらず、金融機関への当社独自のサービス充実化等も期待されます。
また、老後資産2,000万円問題やつみたてNISAなど、国内において資産形成や資産運用の意識が高まる中、金融
商品の仲介に留まらず、顧客に寄り添い、総合的なアドバイスを実践するファイナンシャル・アドバイザーへの支
援や普及促進を目的に設立された一般社団法人「ファイナンシャル・アドバイザー協会」に委託正会員として入会
しました。
当社は、お客様の人生に寄り添い大切な資産を管理し、一生涯のパートナーになるため、現在提供しているサー
ビスに満足することなく、新株価情報システムの提供や金融商品の開発および拡充、また、安心納得できる客観的
な情報の提供など、お客様の嗜好やニーズに応え、他社との差別化を明確にし、総合的な資産形成ビジネスの確立
を目指してまいります。
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間における業績の内訳は次のとおりです。
(受入手数料)
外国株式委託取引の増加等により、受入手数料は24億63百万円(前年同期比38.1%増)となりました。
(トレーディング損益)
外国債券の取扱いの減少等により、トレーディング損益は10億3百万円(同37.7%減)となりました。
(金融収支)
金融収益は96百万円(同15.3%減)、金融費用は24百万円(同3.5%減)となり、差引金融収支は71百万円(同18.8%
減)となりました。
(販売費・一般管理費)
取引関係費のうち、広告宣伝費の減少等により、販売費・一般管理費は34億46百万円(同1.0%減)となりました。
(営業外損益)
営業外収益は受取配当金2億54百万円等により2億78百万円、営業外費用は投資事業組合運用損17百万円等により
23百万円となりました。これにより営業外損益は2億55百万円(同21.0%減)の利益となりました。
(特別損益)
特別利益は投資有価証券売却益4億78百万円等により4億90百万円、特別損失は投資有価証券評価損により1億18
百万円となりました。これにより特別損益は3億71百万円の利益となりました。
以上により、当第1四半期連結累計期間の営業収益は35億71百万円(同1.6%増)、営業利益は97百万円、経常利益は
3億53百万円(同6.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億7百万円(同141.3%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
① 資産の状況
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は960億56百万円と、前連結会計年度末に比べ109億22百万円の増加とな
りました。主な要因は、現金・預金36億36百万円の増加、預託金41億72百万円の増加、投資有価証券27億4百万円
の増加によるものです。
② 負債の状況
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は446億64百万円と、前連結会計年度末に比べ96億71百万円の増加となり
ました。主な要因は、信用取引負債19億44百万円の増加、有価証券担保借入金14億54百万円の増加、預り金60億11
百万円の増加によるものです。
③ 純資産の状況
当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は513億92百万円と前連結会計年度末に比べ12億50百万円の増加となり
ました。主な要因は、自己株式9億24百万円の増加、その他有価証券評価差額金19億44百万円の増加によるもので
す。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループは、金融商品取引業を中核とする「投資・金融サービス業」を主な事業内容としていることから、そ
の業績は、国内外の株価、売買高(売買代金)、金利、為替等の経済環境の変動による影響を大きく受ける状況にあり
ます。また、自己勘定(トレーディング)取引においては、当該市場リスクに関し厳正なモニタリングを行っておりま
すが、これによるリスクの排除には限界があり、損益が大きく変動する可能性があります。
このような状況の中、あらかじめ将来の不確定要因を的確に把握し、将来の市場動向を予想することは非常に困難
な状況にあります。このため、当社グループは業績予想を開示しておりません。それに代えて四半期及び年間の業績
速報値を決算数値が確定したと考えられる時点で速やかに開示してまいります。
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金・預金 15,635 19,272
預託金 22,089 26,261
顧客分別金信託 22,089 26,261
その他の預託金 0 0
営業投資有価証券 495 509
トレーディング商品 996 657
商品有価証券等 996 657
約定見返勘定 357 364
信用取引資産 13,834 14,280
信用取引貸付金 13,418 13,518
信用取引借証券担保金 415 761
立替金 238 428
顧客への立替金 236 426
その他の立替金 2 1
その他の流動資産 1,184 1,098
貸倒引当金 △0 △0
流動資産合計 54,831 62,872
固定資産
有形固定資産 4,492 4,580
無形固定資産 58 136
のれん ― 79
その他 58 57
投資その他の資産 25,751 28,467
投資有価証券 24,451 27,155
退職給付に係る資産 616 638
繰延税金資産 1 ―
その他 768 758
貸倒引当金 △85 △85
固定資産合計 30,303 33,184
資産合計 85,134 96,056
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
トレーディング商品 91 150
商品有価証券等 90 150
デリバティブ取引 1 0
信用取引負債 1,365 3,310
信用取引借入金 391 1,765
信用取引貸証券受入金 974 1,545
有価証券担保借入金 1,218 2,673
有価証券貸借取引受入金 1,218 2,673
預り金 18,395 24,407
顧客からの預り金 16,297 20,210
その他の預り金 2,098 4,197
受入保証金 5,770 5,744
短期借入金 3,795 3,795
未払法人税等 216 50
賞与引当金 443 218
役員賞与引当金 21 5
その他の流動負債 1,054 868
流動負債合計 32,373 41,225
固定負債
繰延税金負債 1,988 2,798
株式給付引当金 68 90
その他の固定負債 380 380
固定負債合計 2,437 3,269
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 181 169
特別法上の準備金合計 181 169
負債合計 34,992 44,664
純資産の部
株主資本
資本金 8,000 8,000
資本剰余金 8,097 8,097
利益剰余金 31,774 32,010
自己株式 △1,580 △2,505
株主資本合計 46,291 45,602
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 4,011 5,955
退職給付に係る調整累計額 △161 △165
その他の包括利益累計額合計 3,850 5,790
純資産合計 50,141 51,392
負債・純資産合計 85,134 96,056
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
営業収益
受入手数料 1,783 2,463
トレーディング損益 1,611 1,003
金融収益 114 96
その他の営業収益 6 7
営業収益計 3,514 3,571
金融費用 25 24
その他の営業費用 ― 2
純営業収益 3,489 3,543
販売費・一般管理費
取引関係費 594 547
人件費 1,898 1,908
不動産関係費 296 290
事務費 472 495
減価償却費 78 74
租税公課 57 55
貸倒引当金繰入れ △0 0
その他 83 73
販売費・一般管理費計 3,480 3,446
営業利益 8 97
営業外収益
受取配当金 292 254
収益分配金 26 14
貸倒引当金戻入額 0 0
その他 9 9
営業外収益合計 328 278
営業外費用
投資事業組合運用損 2 17
自己株式取得費用 0 5
その他 1 0
営業外費用合計 4 23
経常利益 332 353
6
藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
特別利益
固定資産売却益 1 ―
投資有価証券売却益 ― 478
金融商品取引責任準備金戻入 0 12
特別利益合計 1 490
特別損失
投資有価証券評価損 5 118
特別損失合計 5 118
税金等調整前四半期純利益 327 724
法人税、住民税及び事業税 19 8
法人税等調整額 14 8
法人税等合計 34 17
四半期純利益 293 707
親会社株主に帰属する四半期純利益 293 707
7
藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益 293 707
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △744 1,944
退職給付に係る調整額 △10 △4
その他の包括利益合計 △755 1,939
四半期包括利益 △462 2,647
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △462 2,647
非支配株主に係る四半期包括利益 ― ―
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
取得による企業結合
当社は、2020年5月20日開催の取締役会において、あすかアセットマネジメント株式会社(以下、「AAM」とい
います。)を子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結いたしました。また、本株式譲渡契約に
基づき、2020年6月2日に株式を取得しております。
1.企業結合の概要
(1)被取得企業の名称及び事業の内容
被取得企業の名称 あすかアセットマネジメント株式会社
事業の内容 第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業
(2)企業結合を行った主な理由
当社グループは、「より多くの人に証券投資を通じ、より豊かな生活を提供する」という経営理念の下、
「Hope Courier(希望の宅配人)」「超リテール証券」をビジョンとして掲げ、顧客本位の姿勢に裏打ちされた
資産形成ビジネスを目指しております。
AAMは、オルタナティブ投資に特化した独立系投資顧問会社であり、日本のヘッジファンド運用会社の草分け的
存在です。資産形成ビジネスの展開にあたり、優れた運用機能を有するAAMが当社グループに加わることで、個人
のお客様に提供する商品の高度化、金融機関向けサービスの充実化、自己運用のパフォーマンスの向上等、様々
なシナジーが発揮されることが期待できます。
今後、AAMと共に、当社独自の資産形成ビジネスの推進並びに金融機関向けサービスを加速してまいります。
(3)企業結合日
2020年6月2日
(4)企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
(5)取得した議決権比率
100%
(6)取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価として株式を取得することによります。
2.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
本件株式取得価額については、守秘義務契約により開示は控えさせていただきます。ただし、当該取得価額は、
当社の当第1四半期連結会計期間末の純資産額の15%未満の額であります。
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
3.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
(1)発生したのれんの金額
79百万円
(2)発生原因
取得原価が企業結合時の時価純資産額を上回ったことによるものであります。
(3)償却方法及び償却期間
3年間にわたる均等償却
(追加情報)
信託を用いた従業員向けインセンティブ・プラン
当社は、2019年7月22日より、当社の中長期的な企業価値を高めることを目的として、従業員向けインセンテ
ィブ・プラン(以下、「本制度」といいます。)を導入しております。
1.本制度の目的および概要
当社従業員(以下、「従業員」といいます。)の当社業績や当社株式価値への意識を高めることにより、業績
向上を目指した業務遂行を一層促進するとともに、中長期的な企業価値向上を図ることを目的としたインセンテ
ィブ・プランとして、本制度を導入しております。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として本信託を設定し、本信託を通じて当社の普通株式(以下、「当社
株式」といいます。)の取得を行い、従業員のうち一定の要件を充足する者に対して、当社取締役会が定める
「従業員向け株式交付規程」に従い、従業員の役職や勤続年数に応じて、本信託を通じて当社株式を交付するイ
ンセンティブ・プランであります。本信託により取得する取得資金は、全額当社が拠出するため、従業員の負担
はありません。本制度の導入により、従業員は当社株式の株価上昇による経済的な利益を享受することができる
ため、株価を意識した従業員の業務遂行を促すとともに、従業員の勤労意欲を高める効果が期待できます。
2.信託に残存する自社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株
式として計上しております。当第1四半期連結会計期間末における当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、329百
万円及び496千株であります。
3.総額法の適用により計上された借入金の帳簿価額
該当事項はありません。
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藍澤證券株式会社(8708) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(重要な後発事象)
自己株式の取得
当社は、2020年2月28日開催の取締役会において、会社法第459条第1項の規定に基づき自己株式取得に係る事項を
決議し、取得を実施いたしました。
1.自己株式取得に関する取締役会の決議内容
(1)自己株式の取得を行う理由
資本効率の向上と株主還元の充実を図り、機動的な資本政策を遂行するため。
(2)取得に係る事項の内容
①取得対象株式の種類 当社普通株式
②取得し得る株式の総数 2,500,000株(上限)(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合5.9%)
③株式の取得価額の総額 2,500百万円(上限)
④取得期間 2020年3月2日から2021年2月26日
⑤取得方法 東京証券取引所における市場買付
2.自己株式取得の実施内容
(1)取得対象株式の種類 当社普通株式
(2)取得した株式の総数 188,900株
(3)株式の取得価額の総額 130百万円
(4)取得期間 2020年7月1日から2020年7月29日
(5)取得方法 東京証券取引所における市場買付
なお、上記取締役会決議に基づき2020年7月29日までに取得した自己株式の累計は以下の通りです。
(1)取得した株式の総数 1,807,900株
(2)取得した取得価額の総額 1,246百万円
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3.補足情報
2021年3月期 第1四半期連結業績報告
(1)手数料収入
① 科目別内訳
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 前年同期比 前連結会計年度
連結累計期間 連結累計期間
委託手数料 1,230 2,052 166.8% 5,406
株券 1,205 1,999 165.8% 5,271
債券 ― ― ― ―
受益証券 25 53 212.0% 134
引受け・売出し・特定投資家
11 1 8.9% 15
向け売付け勧誘等の手数料
株券 10 0 1.8% 11
債券 1 0 67.8% 3
募集・売出し・特定投資家向
196 116 59.2% 672
け売付け勧誘等の取扱手数料
その他の受入手数料 344 293 85.2% 1,248
合計 1,783 2,463 138.1% 7,342
② 商品別内訳
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 前年同期比 前連結会計年度
連結累計期間 連結累計期間
株券 1,240 2,010 162.0% 5,344
債券 1 1 90.4% 4
受益証券 393 319 81.3% 1,492
その他 148 132 89.3% 500
合計 1,783 2,463 138.1% 7,342
(2)トレーディング損益
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 前年同期比 前連結会計年度
連結累計期間 連結累計期間
株券等 1,071 772 72.1% 4,197
債券・為替等 539 230 42.8% 2,122
債券等 373 61 16.6% 1,559
為替等 165 168 101.8% 563
合計 1,611 1,003 62.3% 6,320
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(3)連結損益計算書四半期推移
(単位:百万円)
当連結会計年
前連結会計年度
度
区分 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期
2019.4.1 2019.7.1 2019.10.1 2020.1.1 2020.4.1
2019.6.30 2019.9.30 2019.12.31 2020.3.31 2020.6.30
営業収益
受入手数料 1,783 1,508 2,106 1,943 2,463
委託手数料 1,230 1,086 1,585 1,503 2,052
引受け・売出し・特定投資家向
11 1 0 1 1
け売付け勧誘等の手数料
募集・売出し・特定投資家向け
196 125 219 130 116
売付け勧誘等の取扱手数料
その他の受入手数料 344 295 300 308 293
トレーディング損益 1,611 1,738 1,312 1,658 1,003
金融収益 114 140 113 140 96
その他の営業収益 6 6 6 △1 7
営業収益計 3,514 3,394 3,538 3,741 3,571
金融費用 25 34 32 26 24
その他の営業費用 ― ― ― ― 2
純営業収益 3,489 3,360 3,505 3,715 3,543
販売費・一般管理費
取引関係費 594 501 591 579 547
人件費 1,898 1,871 1,915 1,946 1,908
不動産関係費 296 299 304 296 290
事務費 472 437 466 480 495
減価償却費 78 78 72 78 74
租税公課 57 65 59 67 55
貸倒引当金繰入れ △0 △0 △0 △0 0
その他 83 78 69 77 73
販売費・一般管理費計 3,480 3,331 3,478 3,526 3,446
営業利益 8 28 27 188 97
営業外収益 328 390 250 331 278
営業外費用 4 △2 0 29 23
経常利益 332 421 276 491 353
特別利益 1 21 55 321 490
特別損失 5 0 55 551 118
税金等調整前四半期純利益 327 441 276 261 724
税金費用 34 108 46 178 17
親会社株主に帰属する四半期純利益 293 333 230 83 707
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2021年3月期 第1四半期個別業績報告
(1)株式売買高(先物取引等は除く)
(単位:百万株・百万円)
前第1四半期 当第1四半期
前年同期比 前期
区分 累計期間 累計期間
株数 金額 株数 金額 株数 金額 株数 金額
合計 323 312,615 394 416,598 122.0% 133.3% 1,695 1,432,984
自己 9 69,544 17 57,035 184.8% 82.0% 53 305,102
委託 313 243,070 377 359,563 120.2% 147.9% 1,641 1,127,881
委託比率 97.1% 77.8% 95.7% 86.3% 96.8% 78.7%
東証シェア 0.10% 0.07% 0.12% 0.09% 0.12% 0.08%
1株 当 たり の
3円81銭 5円26銭 3円19銭
委託手数料
(2)引受・募集・売出しの取扱高
(単位:百万株・百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 前年同期比 前期
累計期間 累計期間
株券 (株数) 0 ― ― 0
引 株券 (金額) 130 ― ― 154
受
高 債券 (額面金額) 314 211 67.2 999
コマーシャル・ペー
(額面金額) ― ― ― ―
パー及び外国証券
株券 (株数) 0 ― ― 0
の募 株券 (金額) 895 ― ― 921
取集
扱売 債券 (額面金額) 5,359 361 6.7% 12,622
高出
※し 受益証券 (金額) 92,633 114,816 123.9% 448,263
コマーシャル・ペー
(額面金額) ― ― ― ―
パー及び外国証券
※ 募集売出しの取扱高は、売出高及び私募の取扱高を含んでおります。
(3)自己資本規制比率
(単位:百万円)
区分 前第1四半期末 当第1四半期末 前期末
基本的項目 (A) 45,998 45,316 45,537
その他有価証券評価差額金(評価益)等 5,738 5,698 3,816
金融商品取引責任準備金等 181 169 181
補完的項目
一般貸倒引当金 0 0 0
計 (B) 5,920 5,868 3,997
控除資産 (C) 10,261 13,822 13,446
固定化されていない自己資本 (A)+(B)-(C) (D) 41,657 37,362 36,089
市場リスク相当額 4,099 4,032 3,566
取引先リスク相当額 653 912 731
リスク相当額
基礎的リスク相当額 3,558 3,312 3,344
計 (E) 8,311 8,256 7,643
自己資本規制比率 (D)/(E)×100 501.2% 452.5% 472.1%
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