8705 J-岡藤日産証券HD 2021-06-25 17:00:00
連結子会社間の会社分割(吸収分割)、子会社の事業廃業のお知らせ(2) [pdf]
2021年6月25日
各 位
会 社 名 岡藤日産証券ホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 小 崎 隆 司
(コード番号:8705)
問合せ先 取締役総合管理部担当 増 田 潤 治
03-5543-8705
連結子会社間の会社分割(吸収分割)
、子会社の事業廃業のお知らせ(2)
当社連結子会社である三京証券株式会社(以下「三京証券」といいます。
)及び日産証券株式会
社(以下「日産証券」といいます。
)は、それぞれ2021年6月25日開催の取締役会において、2021
年9月6日を効力発生日として、三京証券を分割会社、日産証券を承継会社とする吸収分割の方
法により、三京証券の金融商品取引事業のうち、くりっく365、くりっく株365に関する事業(以
下、
「くりっく事業」
)を、吸収分割の方法により、日産証券株式会社が承継すること(以下「本
吸収分割」といいます。
)を決議しましたので、お知らせいたします。
また、当社の連結子会社である日本フィナンシャルセキュリティーズ株式会社(以下、
「日本F
S」
)は、三京証券を所属金融商品取引業者とする金融商品仲介業者であり、本吸収分割に伴い、
金融商品仲介業を廃業することを決議いたしましたので、併せてお知らせいたします。
なお、本吸収分割は当社連結子会社間の吸収分割であるため、開示事項及び内容を一部省略し
て開示しております。
記
1.本吸収分割の目的
当社グループは、2020年10月1日付で、当社を株式交換完全親会社、日産証券を株式交換完全
子会社とする株式交換により経営統合いたしました。
本経営統合は、両社がグループ会社として一体となることで経営基盤の強化を図り、競争力拡
大に資することを目的としております。本経営統合によるシナジー効果の最大化を図るため、グ
ループ事業再編、システム統合、重複部門の集約等を通じて効率化を促進するとしておりますが、
本吸収分割は、その一環として行うものであり、グループ経営資源の有効活用と激動する時代の
変化に即応する組織態勢の構築を目的としております。
三京証券は1944年に創業し、1949年5月に大阪証券取引所(現大阪取引所)正会員、2013年7月
に東京証券取引所取引参加者となるなど、長年にわたって証券取引業を営んでおります。2007年
9月から、当社グループの傘下企業となり、以降はグループの金融商品取引業を担う事業会社と
しての位置付けております。直近では、グループ会社の金融商品仲介業者である日本フィナンシ
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ャルセキュリティーズ株式会社(以下、
「日本FS」
)でのくりっく事業に係る所属金融商品取引
業者としての役割を果たしてまいりました。
しかしながら、日本FSのビジネスモデルであるくりっく事業に特化した商品提供態勢は、顧
客本位の業務運営を進めるにあたり、顧客に対する商品性のリスクが高いばかりではなく、営業
管理及び顧客管理等の経営上のリスクも高いものと判断し、グループ事業戦略の一環として当社
に集約する事で幅広い商品の提供態勢を整え、顧客意向に沿った提案型営業を展開してまいりま
す。このため、三京証券が日本FSから仲介業として受託するくりっく事業を当社に吸収分割す
るものです。
また、日産証券におきましては、本日付「不正アクセスによるオンライントレードシステムの
障害発生に関するお知らせ(5)」のとおり、2021年4月25日に発生いたしました不正アクセスに
よるオンライントレードシステム(株価指数先物取引・オプション取引、くりっく365、くりっ
く株365)の障害に関して、その事後処理策としてシステムリプレイスを行う予定です。本吸収
分割を行うことによって、当該システムリプレイス(くりっく365、くりっく株365)を円滑に進
めることができるものと考えております。
また、三京証券を所属金融商品取引業者とする日本FSについては、本吸収分割に伴い、三京
証券との仲介関係が解消される事から、金融商品仲介業の廃業を行う予定です。
また、本吸収分割により、三京証券の事業は有価証券取引業となりますが、当該事業は日産証
券と重複する事業であり、グループ事業戦略の一環として、財務基盤の強化とシステムコスト等
削減を図る必要があると考えております。このため、現在、第三者への株式譲渡等について検討
中です。本株式譲渡につきましては、決定次第、適時開示してまいります。
2.本吸収分割の要旨
(1)本吸収分割の日程
取 締 役 会 決 議 日 三京証券:2021年6月25日
日産証券:2021年6月25日
吸収分割 契 約締結日 2021年6月25日
吸収分割承認株主総会 三京証券:2021年6月29日(予定) ※)
(
効 力 発 生 日 2021年9月6日(予定)
(※)日産証券は、会社法第796条第2項に基づく簡易吸収分割であるため、株主総会の承認
を経ずに本吸収分割を行います。
(2)本吸収分割の方法
三京証券を分割会社、日産証券を承継会社とする吸収分割であります。
(3)本吸収分割に係る割当て
本吸収分割による株式その他金銭等の割当てはありません。
(4)本吸収分割に伴う新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い
該当事項はありません。
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(5)本吸収分割により増減する資本金
当事会社において資本金の増減はありません。
(6)承継会社が承継する権利義務
承継会社は、本吸収分割により承継する事業に関する資産、負債その他の権利義務を吸収
分割契約において定める範囲において承継いたします。
(7)債務履行の見込み
本吸収分割後において、承継会社が負担すべき債務については、履行の見込みに問題は
ないものと判断しております。
3.本吸収分割の当事会社の概要
分割会社 承継会社
商号 三京証券株式会社 日産証券株式会社
東京都中央区新川二丁目12番16 東京都中央区日本橋蛎殻町一丁
本店所在地
号 目38番11号
代表者の役職・氏名 代表取締役社長 小崎 隆司 代表取締役社長 二家 英彰
第一種及び第二種金融商品取引 第一種及び第二種金融商品取引
事業内容
業 業、商品先物取引業 他
資本金の額 537百万円 1,500百万円
設立年月日 1944年4月27日 1948年1月13日
発行済株式数 7,260,000株 8,360,000株
決算期 3月31日 3月31日
大株主及び持株比率 岡藤日産証券ホールディングス 岡藤日産証券ホールディングス
(2021年3月31日現在) 株式会社 100% 株式会社 100%
直前事業年度の財政状態及び経営成績(単位:百万円)
決算期 2021年3月期 2021年3月期
純資産 955 9,970
総資産 5,302 66,499
1株当たり純資産(円) 131.64 1,192.70
営業収益 2,896 6,113
営業利益 36 505
経常利益 42 668
当期純利益 37 527
1株当たり当期純利益(円) 5.11 63.07
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4.分割する事業の概要
三京証券の金融商品取引事業のうち、くりっく事業
5.本吸収分割後の状況
本吸収分割後の当事会社である三京証券株式会社の代表者の役職・氏名は以下のとおりです。
その他当事会社の概要に変更はありません。
三京証券株式会社(分割会社)
代表取締役社長 青山 秀世(2021年6月29日就任予定)
6.子会社の事業廃業
日本FS
廃業する事業の内容:金融商品仲介業
廃業予定日 :2021年9月6日
7.今後の見通し
本吸収分割は当社連結子会社を当事会社とするものであり、当社の連結業績への影響は軽微
であります。
以 上
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