8704 Ｊ－トレイダーズＨＤ 2020-05-14 15:10:00
個別決算における特別損失の計上、繰延税金資産の計上及び通期連結業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ [pdf]
2020年５月14日
各 位
会 社 名 トレイダーズホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 金丸 勲
（JASDAQ・コード 8704 ）
問合せ先 執行役員 CFO 朝倉 基治
（TEL 03-4330-4700（代表）
）
個別決算における特別損失の計上、繰延税金資産の計上
及び通期連結業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ
当社は、2020 年３月期第４四半期連結会計期間（2020 年１月１日～2020 年３月 31 日）の個別決算において
特別損失の計上並びに当社及び当社連結子会社において繰延税金資産の計上を行うとともに、2020 年２月 14
日に公表いたしました 2020 年３月期の通期連結業績予想値と実績値との間に差異が生じましたので、下記の
とおりお知らせいたします。
なお、個別決算における当該特別損失は、連結決算において全額消去されることから、連結業績への影響は
ございません。
記
１．特別損失の内容
貸倒引当金繰入額（個別）
当社子会社である株式会社ZEエナジーに対する貸付金等の債権に関しては、個別決算において前四半
期連結会計期間末（2019年12月31日）までに3,217百万円の貸倒引当金を計上しておりますが、当第４
四半期連結会計期間において、同社の債務超過額が増加したこと及び同社への債権額が増加したことに
より、貸倒引当金繰入額87百万円を特別損失として計上いたしました。なお、上記のとおり、個別決算
における当該特別損失は、連結決算において全額消去されることから、連結業績への影響はございませ
ん。
２．繰延税金資産の計上について
法人税等調整額（連結・個別）
当社は、2021年３月期より連結納税制度を適用することに伴い、2020年３月期及び今後の業績見通し
等を踏まえて、繰延税金資産の回収可能性を慎重に見直した結果、2020年３月期第４四半期会計期間に
おいて、回収可能性のある部分について繰延税金資産を計上し、法人税等調整額を連結で△193百万円、
個別で△272百万円（△は利益）計上することといたしました。
３．通期連結業績予想値と実績値との差異
2020年３月期の通期連結業績（2019年４月１日～2020年３月31日）
（単位：百万円）
営業収益 営業利益 経常利益 親会社株主に
帰属する当期 １株当たり当期純利益
純利益
前回発表予想（A） 5,920 1,940 1,880 1,540 10 円 56 銭
実績値（B） 420
6,677 2,542 2,450 2,227 15 円 28 銭
増減額（B－A） 420
757 602 570 687
増減率（％） 12.8 31.1 30.3 44.6
（ご参考）前期実績 6
4,654 1,061 864 124 1 円 20 銭
（2019 年 3 月期） ％
＜差異が生じた理由＞
当社は、2020年３月期第３四半期連結累計期間（2019年４月１日～2019年12月31日）の業績を踏まえ、
2020年２月14日に業績予想値を公表いたしましたが、下記のとおり当第４四半期連結会計期間の実績値が
予想値と乖離したことにより、差異が生じました。
営業収益は、予想値5,920百万円に対して実績値6,677百万円と757百万円増加しました。これは主に、ト
レイダーズ証券株式会社（以下、
「トレイダーズ証券」といいます。
）の当第４四半期連結会計期間のFXト
レーディング収益が、FX相場のボラティリティ（変動）が高まったことで増加し、実績値が予想値を571百
万円上回ったこと及び株式会社Nextop.Asia（以下、「Nextop.Asia」といいます。）の当第４四半期連結会計
期間の外部売上の実績値が予想値を159百万円上回ったことによります。
営業利益は、予想値1,940百万円に対して実績値2,542百万円と602百万円増加しました。これは主に、上
記営業収益が757百万円増加したものの、完成工事原価及びその他原価の実績値が予想値を62百万円上回っ
たこと、トレイダーズ証券の広告宣伝費の実績値が予想値を41百万円上回ったこと並びにグループ従業員
の増加に伴う給与・福利厚生費等の人件費の実績値が予想値を53百万円上回ったことによります。
経常利益は、予想値1,880百万円に対して実績値2,450百万円と570百万円増加しました。これは主に、営
業利益の実績値が予想値を602百万円上回ったものの、当第４四半期連結会計期間において為替差損が31百
万円発生したことによります。
親会社株主に帰属する当期純利益は、予想値1,540百万円に対して実績値2,227百万円と687百万円増加し
ました。これは主に、経常利益の実績値が予想値を570百万円上回ったことに加え、当第４四半期連結会計
期間においてトレイダーズ証券及びNextop.Asiaの利益が増加したことで、法人税等の実績値が予想値を
130百万円上回り利益差異が減少したものの、上記「２．繰延税金資産の計上について」で記載しました法
人税等調整額の実績値が予想値を△255百万円上回ったことにより利益差異が増加したことによります。
以上