8704 J-トレイダーズHD 2019-02-08 15:10:00
第12回新株予約権の資金使途変更に関するお知らせ [pdf]
2019年2月8日
各 位
会 社 名 トレイダーズホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 金丸 勲
(JASDAQ・コード 8704 )
問合せ先 執行役員 CFO 朝倉 基治
(TEL 03-4330-4700(代表)
)
第 12 回新株予約権の資金使途変更に関するお知らせ
当社は、2017年12月25日付「第三者割当による第12回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行に関す
るお知らせ」にて開示いたしました第12回新株予約権(以下、「本新株予約権」といいます。)の発行
により調達した資金の具体的な使途及び支出予定時期について、 2018年5月7日付、2018年5月15日付、
2018年7月26日付及び2018年11月30日付「第12回新株予約権の資金使途変更に関するお知らせ」にて変
更を公表いたしましたが、今般、新たに、下記のとおり本新株予約権の資金の具体的な使途及び支出予
定時期について変更することといたしましたので、お知らせいたします。
記
1. 変更の理由・経緯
2018年1月10日に発行した本新株予約権17,300個(潜在株式数:17,300,000株)は、2018年4月24
日に権利行使がすべて完了し、当社は2,035百万円(資金調達費用を除く)の資金を調達いたしまし
た。
調達した資金は、以下に記載のとおり、トレイダーズ証券株式会社からの借入金の返済及び増資、
みんなのビットコイン株式会社への増資、株式会社Nextop.Asiaへの増資、インドネシアにおける外
国為替取引のBtoB取引事業増強のためのトレイダーズインベストメント株式会社(以下、 「トレイダ
ーズインベストメント」といいます。)への増資並びに株式会社ZEエナジー(以下、「ZEエナジー」
といいます。)への貸付、外部調査委員会等費用及び新規事業開発プロジェクトに関する外部コンサ
ルティング費用等への充当及び当社運転資金へ充当し、未使用分268百万円は当社が保有しておりま
す。
当該未使用分268百万円のうち、168百万円については、海外・国内における再生可能エネルギー発
電所等への投資に充当する計画で投資物件の選択を進めておりますが、現時点において、その支出時
期及び支出金額は未定となっております。それ以外の未使用分は、ZEエナジーへの貸付資金380百万
円のうち未だ貸付を実行していない資金が64百万円及び当社運転資金140百万円のうち未使用の資金
が36百万円、あわせて100百万円となっております。
当該未使用資金のうち海外・国内における再生可能エネルギー発電所等への投資資金168百万円を、
以下の二つの使途に変更することといたしました。
1
① 課徴金の支払
2019年1月29日付「金融庁による課徴金納付命令の決定に関するお知らせ」にて公表しましたとお
り、当社において会計上の誤謬があったこと等により過年度有価証券報告書等の訂正が生じた結果、
金融庁より、2019年1月28日付にて納付すべき課徴金の額1億3,170万円及び納付期限を2019年3月
29日とする旨の課徴金納付命令を受けております。
当該課徴金の納付については、 上記納付期限までに当社の手許運転資金の中で賄うことは困難であ
ることから、当社は、本新株の発行により調達した海外・国内における再生可能エネルギー発電所等
への投資資金168百万円のうち1億3,170万円について資金使途の変更を行なうことといたしました。
② ZEエナジーへの貸付
2018年5月15日付及び2018年11月30日付「第12回新株予約権の資金使途変更に関するお知らせ」に
て公表しました「海外・国内における再生可能エネルギー発電所等への投資」から「ZEエナジーへの
貸付金~再生可能エネルギー関連事業の運転資金」への資金使途を変更した300百万円及び80百万円
に関しては、本日までに316百万円の貸付を実行し未実行残高が64百万円となっております。
ZEエナジーへの貸付については、 同社の運転資金として2019年3月まで実行する見込みであること
を2018年11月30日付「第12回新株予約権の資金使途変更に関するお知らせ」にて公表しておりました
が、ZEエナジーが2018年12月及び2019年1月に『もがみまち里山発電所』で実施した試運転調整にお
いて、目標とする売電量に到達することができなかったことから『もがみまち里山発電所』に引き続
き一部設備の追加改良と試運転調整を継続することが必要であり、 2019年3月までに別の新規案件に
着手する当初の計画を達成することは難しい状況です。そのため、ZEエナジーが自己の収支によって
財務的に自立する体制を構築することは当面の期間は難しいと判断し、2019年4月以降におけるZE
エナジーで固定的に支出される金額(人件費、東京及び富山における事務所家賃等の不動産費、技術
人員の出張費等の旅費交通費等)及びその他の販売費及び一般管理費については、当社が引き続き資
金援助しなければならないと判断しております。こうしたZEエナジーの運転資金は、毎月34百万円程
度と見込んでおり、 2019年1月末時点での貸付未実行残高64百万円に加えた追加的な支援が必要と考
えております。
上記追加的な支援資金については、本新株予約権の権利行使により調達した「海外・国内における
再生可能エネルギー発電所等への投資」に係る未使用資金168百万円から、上記課徴金の納付資金132
百万円を差し引いた36百万円の資金使途を、「ZEエナジー(再生可能エネルギー関連事業)の運転資
金」に変更することといたしました。
上記資金使途の変更に伴い、「海外・国内における再生可能エネルギー発電所等への投資」資金168
百万円は全額が他の使途に変更されました。現時点では海外・国内ともに投資対象となる物件の決定
までには至っておらず資金の支出はありませんでしたが、スリランカの小・中規模の中古の小水力発
電所への投資に関しては、引き続き候補物件の選定や案件調査を継続的に注力していく予定です。ま
た投資規模が大きく、当社グループの自己資金のみで投資ができない大型案件の場合などは、利回り
見込み等を勘案した上で1~2年以内に環境ファンドとして組成し、証券化した金融商品として国内
投資家等へ販売する手数料ビジネスへの展開を図っていく予定です。
2
2. 変更の内容
変更箇所は下線で示しております。
<変更前>(2018年11月30日に公表した資金使途変更後)
第12回新株予約権
具体的な資金使途 金額 支出予定時期
トレイダーズ証券からの借入金の返
500百万円 支出済
済及び増資
みんなのビットコインの増資~マー
200百万円 支出済
ケティング強化資金
Nextop.Asiaの増資~仮想通貨関連
300百万円 支出済
システムの開発資金
スリランカの協業先企業が発行する
転換社債の引受~再生可能エネルギ 100百万円 支出済
ー関連事業の増強資金
海外・国内における再生可能エネル
ギー発電所等への投資~再生可能エ 168百万円 2019年3月~2019年6月
ネルギー関連事業の増強資金
ZEエナジーへの貸付金~再生可能エ 242百万円 支出済
380百万円
ネルギー関連事業の運転資金 2018年12月~2019年3月
外部調査委員会費用等
140百万円 支出済
新規事業開発プロジェクトに関する 31百万円 支出済
42百万円
外部コンサルティング費用等 2018年12月~2019年1月
当社運転資金
140百万円 2018年11月~2019年3月
トレイダーズインベストメント及び
PJBの増資~インドネシアにおける 65百万円 支出済
FX取引 BtoB事業の増強資金
トレイダーズインベストメントの増
資~アクセラレーターとしてベンチ - -
ャー企業支援資金
合 計 2,035百万円 -
3
<変更後>
第12回新株予約権
具体的な資金使途 金額 支出予定時期
トレイダーズ証券からの借入金の返
500百万円 支出済
済及び増資
みんなのビットコインの増資~マー
200百万円 支出済
ケティング強化資金
Nextop.Asiaの増資~仮想通貨関連
300百万円 支出済
システムの開発資金
スリランカの協業先企業が発行する
転換社債の引受~再生可能エネルギ 100百万円 支出済
ー関連事業の増強資金
海外・国内における再生可能エネル
ギー発電所等への投資~再生可能エ - -
ネルギー関連事業の増強資金
ZEエナジーへの貸付金~再生可能エ 316百万円 支出済
416百万円
ネルギー関連事業の運転資金 2019年2月~2019年4月
外部調査委員会費用等
140百万円 支出済
新規事業開発プロジェクトに関する
42百万円 支出済
外部コンサルティング費用等
当社運転資金 104百万円 支出済
140百万円
2019年2月~2019年3月
課徴金納付資金
132百万円 2019年3月
トレイダーズインベストメント及び
PJBの増資~インドネシアにおける 65百万円 支出済
FX取引 BtoB事業の増強資金
トレイダーズインベストメントの増
資~アクセラレーターとしてベンチ - -
ャー企業支援資金
合 計 2,035百万円 -
3. 今後の見通し
本変更による当期業績への影響は軽微であると見込んでおりますが、開示の必要性が生じた場合に
は速やかにお知らせいたします。
以 上
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