8704 J-トレイダーズHD 2020-10-14 15:10:00
海外子会社の清算及び特別損失の計上に関するお知らせ [pdf]
2020年10月14日
各 位
会 社 名 トレイダーズホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役会長兼社長 金丸 貴行
(JASDAQ・コード 8704 )
問合せ先 取締役 古橋 弘光
(TEL 03-4330-4700(代表)
)
海外子会社の清算及び特別損失の計上に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会にて、当社の連結子会社で、インドネシア共和国において商品先物
取引事業を営む PT.PIALANG JEPANG BERJANGKA(以下「PJB」といいます。)について、清算に関する
手続きを開始することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
本件清算に伴い 2021 年3月期第2四半期連結会計期間(2020 年7月1日~2020 年9月 30 日)に
おいて、PJB で貸倒引当金繰入額 61 百万円及び事業整理損失引当金繰入額 35 百万円を特別損失と
して計上いたします。
また、当社個別決算において貸倒引当金繰入額 74 百万円を特別損失として計上いたしますが、個
別決算における当該特別損失は、連結決算において全額消去されることから連結業績への影響はご
ざいません。
記
1.海外子会社(PJB)の清算の理由
当社は、インドネシア共和国(以下、 「インドネシア」といいます。 )の個人投資家向けに金先物取
引等のコモディティ先物取引仲介事業を行なうことや、当社グループの中長期的な海外事業の拡充
及び海外金融事業展開に向けた橋頭保として、2014年5月にPJBを設立し、同国の主要先物取引所で
あ る イ ン ド ネ シ ア 商 品 先 物 デ リ バ テ ィ ブ 取 引 所 ( Indonesia Commodity and Derivatives
Exchange(ICDX)のライセンスを取得し、同取引所の会員として、商品先物取引事業や当社グループ
のアジアにおけるビジネス構築を目指してまいりました。
しかしながら、事業開始以降、収益面で当初計画に未達の状況が続き、その後、当社グループの証
券子会社や同国協業先との連携を強化しながら、インドネシアにおける外国為替取引のBtoB取引事
業を増強することでグループの海外金融事業の収益化を目指してテコ入れを図ってまいりましたが、
十分な成果はあげることはできませんでした。さらに、今年に入り新型コロナウイルスの感染拡大
の影響を懸念した同国での都市封鎖(ロックダウン)の実施など、事業活動上の様々な制約や、同国
金融市場における投資活動の低迷などが重なり、 同社を取り巻く事業環境は一層厳しくなりました。
今後、事業改善を図っていくことが困難な見通しとなった状況を踏まえ、当社取締役会で慎重に
検討した結果、インドネシアにおける同事業から撤退し、当社グループの経営資源を国内の金融商
品取引事業や金融システム開発事業に振り向けることが得策であると判断し、 今般、 PJBについては、
インドネシアにおいて清算の手続きを開始することといたしました。
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2.清算する海外子会社(PJB)の概要
(1) 名 称 PT.PIALANG JEPANG BERJANGKA
(2) 所 在 地 インドネシア共和国ジャカルタ
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 竹下 充
(4) 事 業 内 容 インドネシア共和国における商品先物取引業
(5) 資 本 金 22,250百万IDR(182百万円相当額)
(6) 設 立 年 月 2014年5月
(7) 大株主及び持株比率 トレイダーズインベストメント株式会社 94.9%
(8) 上場会社と当該会社 資 本 関 係 当社子会社は当該会社の議決権の94.9%を所有し
と の 間 の 関 係 ております。
人 的 関 係 当社の従業員が当該会社の代表取締役を兼務し
ております。
取 引 関 係 当社から当該会社に資金の貸付けを行っており
ます。
関連当事者への 当該会社は当社の連結子会社であります。
該 当 状 況
当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態(注) (単位:百万円)
決 算 期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
純 資 産 △0 43 32
総 資 産 122 113 141
1株当たり純資産(円) △4,179 111,347 73,579
売 上 高 4 3 0
営 業 利 益 △16 △21 △23
経 常 利 益 △19 △22 △25
当 期 純 利 益 △19 △22 △25
1株当たり当期純利益(円) △85,603 △57,263 △57,728
1株当たり配当金 - - -
(注)上記経営成績及び財政状態は、現地の財務諸表を基に日本会計基準及び当社の会計期間に修
正を行った後の数値を記載しております。
3.清算の日程
本件決議以降、インドネシアにおいて、同社の清算手続きを開始いたします。同国の諸法制に基
づく必要な清算手続きが完了(結了)するまでは、約8ヶ月程度の期間を要するものと見込んでお
ります。
4.今後の見通し
本件清算に伴う2021年3月期 (2020年4月1日~2021年3月31日)における連結業績への影響は、
特別損失として計上する貸倒引当金繰入額61百万円及び事業整理損失引当金繰入額35百万円となり
ますが、2020年5月14日に公表いたしました2021年3月期の通期連結業績予想について修正はござ
いません。
今後、開示すべき事項が生じた場合は、速やかにお知らせいたします。
以上
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