8699 J-澤田HD 2020-10-27 16:00:00
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年10月27日
上場会社名 澤田ホールディングス(株) 上場取引所 東
コード番号 8699 URL http://www.sawada-holdings.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 上原 悦人
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名) 松村 恭也 TEL 03-4560-0398
四半期報告書提出予定日 2020年11月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期第2四半期の連結業績(2020年4月1日∼2020年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
営業収益 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 28,036 △7.0 3,668 △28.0 3,833 △29.6 1,623 △64.1
2020年3月期第2四半期 30,149 11.7 5,095 4.9 5,449 △3.2 4,517 44.1
(注)包括利益 2021年3月期第2四半期 188百万円 (△95.8%) 2020年3月期第2四半期 4,492百万円 (84.4%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第2四半期 40.95 ―
2020年3月期第2四半期 113.95 ―
(注) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益は、希薄化効果を有している潜在株式がないため、記載しておりません。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第2四半期 485,887 80,317 12.1
2020年3月期 469,659 80,613 12.6
(参考)自己資本 2021年3月期第2四半期 58,870百万円 2020年3月期 59,057百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 0.00 ― 12.00 12.00
2021年3月期 ― 0.00
2020年3月期 期末配当金の内訳 普通配当10円00銭 記念配当2円00銭
業績予想と同様、予想を合理的に行うことが困難であるため、予想配当についても未定としております。
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
当社グループは、主として、金融商品取引業や海外での金融業を営むグループ会社から構成されており、市場環境の変動や金利等の動向、海外の経済
環境等からの影響を大きく受ける状況にあり、業績予想を合理的に行うことが困難であることから、開示は行っておりません。なお、四半期業績の迅速な開
示を行ってまいります。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 40,953,500 株 2020年3月期 40,953,500 株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 1,309,348 株 2020年3月期 1,309,308 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 39,644,184 株 2020年3月期2Q 39,644,238 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(予想配当額について)
当社グループは、主として、金融商品取引業や海外での金融業を営むグループ会社から構成されており、市場環境の変動や金利等の動向、海外の経済
環境等からの影響を大きく受ける状況にあり、業績予想を合理的に行うことが困難であることから、予想配当額を開示しておりません。予想配当額の開示
が可能となった時点で速やかに開示いたします。
澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 9
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 11
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 12
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 12
※ 当社は、四半期決算の補足説明資料を作成しており、決算短信発表後、速やかに当社ホームページに掲載する
予定です。
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、輸出や消費の
減少、企業収益や雇用環境の悪化など厳しい状況となりました。第2四半期に入り、経済活動が徐々に再開され緩
やかな回復の兆しはあるものの、感染再拡大の懸念もあり景気の先行きは不透明な状況が続いております。また、
同様に世界経済においても個人消費や企業業績は大幅に悪化し経済活動が急速に低下しており、今後の感染状況に
よっては景気回復が遅れ長期停滞となる可能性もあり、内外経済の先行きは依然として不透明な状況にあります。
このような環境の中、当社グループの当第2四半期連結累計期間の営業収益は280億36百万円(前年同期比21億
12百万円減)、経常利益は38億33百万円(前年同期比16億15百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16
億23百万円(前年同期比28億94百万円減)となりました。
当社グループは、当社、連結子会社5社及び持分法適用関連会社2社で構成されており、セグメントごとの分類
は次のとおりであります。
銀行関連事業 ハーン銀行(Khan Bank LLC)、キルギスコメルツ銀行(OJSC Kyrgyzkommertsbank)、
ソリッド銀行(JSC Solid Bank)
証券関連事業 エイチ・エス証券株式会社
債権管理回収関連事業 エイチ・エス債権回収株式会社
IT関連事業 iXIT株式会社 ※
その他事業 当社、H.S. International (Asia) Limited、株式会社外為どっとコム
※ 当第2四半期連結累計期間において、当社は、当社の連結子会社であるiXIT株式会社の全株式を譲渡い
たしました。本株式譲渡により、iXIT株式会社は連結の範囲から除外されることになります。なお、報
告セグメントごとの業績における「IT関連事業」は、第1四半期連結累計期間の業績となります。
報告セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。
① 銀行関連事業
銀行関連事業の当第2四半期連結累計期間の営業収益は242億78百万円(前年同期比14億92百万円減)、営業
利益は31億64百万円(前年同期比17億47百万円減)となりました。また、持分法適用関連会社であるソリッド銀
行の業績は、持分法による投資損益に反映されます。
ハーン銀行(本店所在地:モンゴル国)
モンゴル経済につきましては、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、中国との国境閉鎖や外国か
らの入国制限、各種イベントや施設利用の禁止などの措置がとられており、景気は急速に悪化しております。
特に、中国との国境閉鎖と中国経済の減速は中国への鉱物資源の輸出や石炭等の鉱物生産の大幅な減少をもた
らし、実質GDP(1-6月)は前年同期比で9.7%減少、インフレ率は食品価格等の上昇もあり前年同期比2.8%
上昇となりました。外貨準備高は2019年度の好調な経済状況を背景に35億ドル台(前年同期比13.3%減少)と
なりましたが、貿易収支(1-6月)はモンゴルの輸出の大半を占める対中国輸出の減少により368百万ドルの
黒字(前年同期比64.8%減少)となっております。為替市場では、現地通貨トゥグルク(以下、MNTという。)
が前年同期比で米ドルに対して6.3%下落(ドル高)、円に対して6.2%下落(円高)となりました。
モンゴルの銀行業界につきましては、景気悪化に伴い、金融セクターの融資残高は前年同期比で4.6%減少し
ました。また、延滞債権残高は34.1%増加、不良債権残高は0.3%増加となりました。この結果を受け、モンゴ
ル中央銀行は4月に政策金利を引き下げるとともに、8月には消費者ローンを対象とした延滞債権の期限延長を
実施することを決定しました。
このような環境の中、モンゴルにおいて最大級の商業銀行であるハーン銀行につきましては、中小企業向け
融資と個人向け融資、個人向けのデジタルバンキングサービスを中心に積極的に展開してまいりました。しか
し、2020年3月24日に発表いたしましたとおり、2020年1月に施行されました年金担保融資の国による返済に
関する法律(英語法律名「One-time State Repayment for Pension Secured Loan of a Citizen」)の影響が
依然として残っており、個人向け融資や資金運用収益が減少し、貸倒引当金繰入額が増加しました。また新型
コロナウイルス感染症拡大に伴う景気悪化なども影響し、結果として、現地通貨ベースでは、預金残高は前年
同期比で19.5%増加、融資残高は1.8%増加、資金運用収益は2.2%減少、税引前四半期純利益は31.8%減少い
たしました。また、融資残高の内訳としましては、法人向け融資は前年同期比で39.2%増加、個人向け融資は
26.3%減少、農牧業向け融資は53.1%増加いたしました。
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
キルギスコメルツ銀行(本店所在地:キルギス共和国)
キルギス経済につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大を受け景気は悪化し、貿易総額が前年同期比
22.4%の減少となり、また、自粛や検疫制度なども実施され、主にホテルやレストランなどのサービス部門の
落ち込みが大きく、実質GDP(1-6月)は前年同期比で5.3%減少となりました。インフレ率は食料品価格の
上昇や現地通貨(キルギスソム)の下落の影響により前年同期比で5.8%の上昇となりました。
このような環境の中、キルギスコメルツ銀行につきましては、融資残高と預金残高を慎重に運用し、新規貸
出を抑えながら既存融資先のサポートに注力いたしました。景気が急速に悪化する状況下で融資残高と預金残
高は横ばいとなっておりますが、経費削減などの対策の結果、業績は改善してきております。
今後につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により融資先の財政状態が不透明となってきている
ため、貸出審査及びリスク管理を厳格化し、慎重な業務を行うことといたします。また、リテール事業の拡大
に向けて、新決済システムの導入によるオンラインバンキングやクレジットカード事業の強化、個人向けの新
商品開発を進めてまいります。
ソリッド銀行(本店所在地:ロシア連邦)
ロシア経済につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大を受け外出禁止措置などがとられた結果、ホテ
ルやレストランなどのサービス部門が大きく落ち込むなど景気は悪化しており、実質GDP(1-6月)は前年同
期比で8.0%減少、インフレ率は1.3%上昇となりました。また、ロシア中央銀行は、新型コロナウイルス感染
症拡大への対応として、数回にわたって政策金利を引き下げており、原油相場の下落により現地通貨(ルーブ
ル)の下落基調が続きました。
このような環境の中、ソリッド銀行につきましては、融資残高と預金残高の増加を抑え、安定した業種の中
堅優良企業への貸出、銀行保証や為替取引などの非金利収入の維持に注力いたしました。また、継続的なコス
ト削減や不良債権の回収、担保物権の売却に取り組んでまいりました。
今後につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響、現地通貨(ルーブル)の為替動向、原油価格の推
移、経済制裁及び国際情勢の緊迫化等の影響もあり、ロシア経済は低成長が続くと予想されますが、優良企業
への貸出増加、預金コストの削減等に注力し、業務の合理化とともに財務状態の改善に取り組んでまいりま
す。
② 証券関連事業
当第2四半期連結累計期間における国内株式市場は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による景
気後退懸念から下落して始まりましたが、4月上旬に政府が緊急事態宣言発令と同時に発表した108兆円規模の
緊急経済対策を好感し上昇に転じると、6月初旬には、緊急事態宣言が解除されたことによる国内経済の回復へ
の期待感から、機関投資家等の買戻しが増加したことに加え、先進国の経済活動再開や米国経済指標が改善した
ことなどを好感し、株価は3ヶ月半振りに23,000円を回復しました。
しかし、その後は新型コロナウイルス感染症の拡大懸念が再び広がったことで上値は抑えられる展開となり、
狭いレンジでのもみ合いが続きました。また、8月下旬に安倍首相の辞意を受け、一時的に下落する局面もあり
ましたが、その後は新政権への期待感や出遅れ銘柄に買いが入ったことから緩やかに上昇しました。
結果として、9月末の日経平均株価は23,185円12銭で取引を終えました。なお、当第2四半期連結累計期間に
おける東証の売買代金は前年同期比で13.7%増加いたしました。
このような環境の中、エイチ・エス証券株式会社につきましては、お客様のパフォーマンスに貢献する証券会
社として、国内株式営業への取り組み、外貨建て債券の販売、米国株式を中心とした外国株式の販売に注力いた
しました。引受業務におきましては、新規公開(IPO)3社の幹事参入を果たしました。また、9月末における
預り資産は、2,782億31百万円(前年同期比593億88百万円減)となりました。
結果として、当第2四半期連結累計期間における営業収益は17億7百万円(前年同期比32百万円増)、営業利
益は1億51百万円(前年同期比90百万円増)となりました。
(受入手数料)
当第2四半期連結累計期間の受入手数料は5億77百万円(前年同期比96百万円減)となりました。
その内訳としましては、委託手数料が4億89百万円(前年同期比1億33百万円増)、引受け・売出し・特定
投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料が0百万円(前年同期比64百万円減)、募集・売出し・特定投資家向け
売付け勧誘等の取扱手数料が25百万円(前年同期比2百万円増)、主に投資信託事務代行事務手数料と投資銀
行業務に係る手数料で構成されるその他の受入手数料は62百万円(前年同期比1億67百万円減)となりまし
た。
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
(トレーディング損益)
当第2四半期連結累計期間のトレーディング損益につきましては、株券等は4億68百万円(前年同期比1億
95百万円増)となりました。また、債券・為替等は4億12百万円(前年同期比47百万円減)となり、合計で8
億80百万円(前年同期比1億48百万円増)となりました。
(金融収支)
当第2四半期連結累計期間における金融収益は2億49百万円(前年同期比19百万円減)、金融費用は63百万
円(前年同期比7百万円減)となり、金融収益から金融費用を差し引いた金融収支は1億86百万円(前年同期
比12百万円減)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当第2四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費は、14億93百万円(前年同期比51百万円減)となりまし
た。
③ 債権管理回収関連事業
サービサー業界につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による景気後退に伴い、各金融機関において
不良債権の発生を不安視しているものの、顧客に対し制度融資や緊急融資などの活用を行い不良債権の発生を抑
えているため、各金融機関が不良債権市場に債権を売却するまでには至っておらず、依然として業界の競争は激
しく債権の買取価格の高騰が続いております。
このような環境の中、エイチ・エス債権回収株式会社につきましては、既存の取引先金融機関からの債権買取
が堅調に推移しておりますが、今後の景気動向を鑑み、買取債権の査定をより厳格に行いながら債権の買い取り
を進めております。前年同期において大型債権群からの回収等があったため、当第2四半期連結累計期間の営業
収益である債権回収高は相対的に減収となりましたが、引当金計上済みの買取債権の回収及び債権譲渡による償
却により貸倒関連費用の戻し入れがあったことから、営業利益は増益となりました。
結果として、当第2四半期連結累計期間の営業収益は18億72百万円(前年同期比2億64百万円減)、営業利益
は3億87百万円(前年同期比2億44百万円増)となりました。
④ IT関連事業
IT関連事業であるiXIT株式会社は、株式譲渡により連結の範囲から除外されております。
なお、第1四半期連結累計期間の営業収益は2億17百万円(前年同期比3億89百万円減)、営業損失は47百万
円(前年同期は営業損失10百万円)となりました。
⑤ その他事業
当社(単体)の他、他のセグメントに分類されていない連結子会社及び持分法適用関連会社は、その他事業に
分類しております。なお、持分法適用関連会社の業績は、持分法による投資損益に反映されます。
その他事業の当第2四半期連結累計期間の営業収益は1億68百万円(前年同期比22百万円増)、営業損失は2
百万円(前年同期は営業損失64百万円)となりました。
⑥ 持分法による投資損益
持分法適用関連会社である株式会社外為どっとコム及びソリッド銀行の業績は、持分法による投資損益に反映
されます。
株式会社外為どっとコムにつきましては、主にドル円のスプレッドを縮小したことにより取引数量は増加した
ものの収益性が低下し、当第2四半期連結累計期間の業績は前年同期比で減収減益となりました。
結果として、当第2四半期連結累計期間の持分法による投資利益は3億66百万円(前年同期比1億27百万円
減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
① 資産
当第2四半期連結会計期間末の資産合計につきましては、4,858億87百万円となり、前期末比162億28百万円増
加しました。
これは主に、「投資有価証券」が122億18百万円、投資その他の資産「その他」が40億55百万円増加したこと
によるものであります。なお、投資その他の資産「その他」の内容は、主にハーン銀行における長期性預金であ
ります。
主な増減要因は、「投資有価証券」及び投資その他の資産「その他」はハーン銀行における資金運用に伴う増
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
加によるものであります。
② 負債
負債合計につきましては、4,055億69百万円となり、前期末比165億24百万円増加しました。
これは主に、「信用取引負債」が24億29百万円、「預金」が298億98百万円増加し、一方で「長期借入金」が
99億65百万円、「売現先勘定」が78億58百万円減少したことによるものであります。
主な増減要因は、「信用取引負債」はエイチ・エス証券における信用取引の増加、「預金」はハーン銀行が顧
客から預かる預金の増加、「長期借入金」はハーン銀行における借入金の減少、「売現先勘定」はハーン銀行に
おける売現先取引により発生した金銭債務の減少によるものであります。
③ 純資産
純資産合計につきましては、803億17百万円となり、前期末比2億95百万円減少しました。
これは主に、「利益剰余金」が11億47百万円増加、「繰延ヘッジ損益」が3億72百万円減少、「為替換算調整
勘定」が11億27百万円減少したことによるものであります。なお、「繰延ヘッジ損益」はハーン銀行におけるデ
リバティブに係る損益を繰り延べたものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループは、主として、金融商品取引業や海外での金融業を営むグループ会社から構成されており、市場環
境の変動や金利等の動向、海外の経済環境等からの影響を大きく受ける状況にあり、業績予想を合理的に行うこと
が困難であることから、開示は行っておりません。なお、四半期業績の迅速な開示を行ってまいります。
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 108,380 114,654
買現先勘定 3,968 499
預託金 16,470 19,145
顧客分別金信託 16,370 19,045
その他の預託金 100 100
トレーディング商品 315 676
商品有価証券等 315 676
有価証券 80,720 82,038
信用取引資産 7,628 9,961
信用取引貸付金 6,847 7,497
信用取引借証券担保金 781 2,464
貸出金 198,190 191,626
差入保証金 401 381
デリバティブ債権 3,376 2,080
その他 15,347 15,568
貸倒引当金 △14,390 △14,504
流動資産合計 420,409 422,128
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 7,112 6,896
器具及び備品(純額) 7,571 6,735
土地 143 130
リース資産(純額) 654 484
建設仮勘定 556 519
有形固定資産合計 16,038 14,767
無形固定資産
のれん 26 18
ソフトウエア 1,812 1,889
その他 24 26
無形固定資産合計 1,863 1,935
投資その他の資産
投資有価証券 19,994 32,213
関係会社株式 9,231 9,065
長期差入保証金 263 214
破産更生債権等 113 111
繰延税金資産 459 633
その他 1,442 5,498
貸倒引当金 △157 △679
投資その他の資産合計 31,348 47,056
固定資産合計 49,249 63,758
資産合計 469,659 485,887
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
トレーディング商品 68 67
商品有価証券等 68 67
約定見返勘定 74 367
信用取引負債 4,070 6,499
信用取引借入金 2,494 3,614
信用取引貸証券受入金 1,575 2,884
有価証券担保借入金 207 194
有価証券貸借取引受入金 207 194
預り金 10,851 12,562
顧客からの預り金 10,389 11,524
その他の預り金 462 1,037
受入保証金 6,698 6,472
信用取引受入保証金 6,689 6,464
先物取引受入証拠金 8 7
有価証券等受入未了勘定 13 -
預金 287,503 317,402
売現先勘定 7,858 -
短期借入金 4,036 3,425
1年内返済予定の長期借入金 22,241 22,688
リース債務 316 258
未払法人税等 753 778
賞与引当金 140 152
その他 10,621 11,210
流動負債合計 355,454 382,080
固定負債
長期借入金 32,554 22,589
リース債務 389 252
繰延税金負債 253 186
役員退職慰労引当金 17 17
退職給付に係る負債 248 261
その他 41 97
固定負債合計 33,504 23,402
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 85 85
特別法上の準備金計 85 85
負債合計 389,045 405,569
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 12,223 12,223
資本剰余金 7,837 7,837
利益剰余金 50,807 51,954
自己株式 △2,201 △2,201
株主資本合計 68,665 69,813
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 651 816
繰延ヘッジ損益 △11 △384
為替換算調整勘定 △10,247 △11,375
その他の包括利益累計額合計 △9,607 △10,942
非支配株主持分 21,556 21,447
純資産合計 80,613 80,317
負債純資産合計 469,659 485,887
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澤田ホールディングス㈱(8699) 2021年3月期第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業収益
受入手数料 673 577
トレーディング損益 732 880
金融収益 232 209
資金運用収益 22,754 20,981
役務取引等収益 2,679 2,839
その他業務収益 336 457
売上高 2,740 2,090
営業収益合計 30,149 28,036
金融費用 70 63
資金調達費用 13,812 13,096
その他業務費用 12 298
売上原価 1,839 1,101
純営業収益 14,415 13,476
販売費及び一般管理費
取引関係費 1,017 982
人件費 3,599 3,439
不動産関係費 1,257 1,267
事務費 428 384
減価償却費 1,209 1,398
租税公課 182 145
貸倒引当金繰入額 686 1,113
その他 938 1,076
販売費及び一般管理費合計 9,320 9,808
営業利益 5,095 3,668
営業外収益
受取利息及び配当金 95 83
持分法による投資利益 493 366
その他 5 4
営業外収益合計 594 453
営業外費用
支払利息 35 38
為替差損 179 190
その他 24 58
営業外費用合計 239 288
経常利益 5,449 3,833
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(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
特別利益
投資有価証券売却益 2,502 68
その他 0 1
特別利益合計 2,502 70
特別損失
関係会社株式売却損 - 104
役員退職慰労引当金繰入額 110 -
減損損失 - 66
その他 40 21
特別損失合計 150 192
税金等調整前四半期純利益 7,801 3,711
法人税、住民税及び事業税 1,421 1,050
法人税等調整額 144 △71
法人税等合計 1,566 978
四半期純利益 6,235 2,733
非支配株主に帰属する四半期純利益 1,717 1,110
親会社株主に帰属する四半期純利益 4,517 1,623
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益 6,235 2,733
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,121 118
繰延ヘッジ損益 640 △684
為替換算調整勘定 △1,253 △1,868
持分法適用会社に対する持分相当額 △7 △110
その他の包括利益合計 △1,742 △2,545
四半期包括利益 4,492 188
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 2,848 288
非支配株主に係る四半期包括利益 1,644 △100
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
調整額 損益計算書
銀行関連 証券関連 債権管理回 その他 (注)1 計上額
IT関連事業 計
事業 事業 収関連事業 事業 (注)2
営業収益
外部顧客に対する
営業収益
25,770 1,638 2,136 602 1 30,149 - 30,149
セグメント間の内部
営業収益又は振替高
- 37 - 5 144 187 △187 -
計 25,770 1,675 2,136 607 146 30,337 △187 30,149
セグメント利益又は
損失(△)
4,911 60 143 △10 △64 5,040 54 5,095
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額54百万円は、セグメント間取引消去であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
調整額 損益計算書
銀行関連 証券関連 債権管理回 その他 (注)1 計上額
IT関連事業 計
事業 事業 収関連事業 事業 (注)2
営業収益
外部顧客に対する
営業収益
24,278 1,667 1,872 215 2 28,036 - 28,036
セグメント間の内部
営業収益又は振替高
- 40 - 1 166 208 △208 -
計 24,278 1,707 1,872 217 168 28,245 △208 28,036
セグメント利益又は
損失(△)
3,164 151 387 △47 △2 3,653 14 3,668
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額14百万円は、セグメント間取引消去であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
「証券関連事業」セグメントにおいて、収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった連結子会社に
おける事業用資産の帳簿価額を、回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上
しております。
なお、当該減損損失の計上額は、当第2四半期連結累計期間においては66百万円であります。
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