8628 松井証 2020-10-27 08:20:00
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年10月27日
上場会社名 松井証券株式会社 上場取引所 東
コード番号 8628 URL https://www.matsui.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 和里田 聰
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役コーポレート部門担当役員 (氏名) 鵜澤 慎一 TEL 03-5216-0606
四半期報告書提出予定日 2020年11月13日 配当支払開始予定日 2020年11月24日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有
(百万円未満四捨五入)
1. 2021年3月期第2四半期の業績(2020年4月1日∼2020年9月30日)
(1) 経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
営業収益 純営業収益 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第2四半期 14,188 25.9 13,440 29.4 5,869 47.2 5,912 45.4 5,488 95.6
2020年3月期第2四半期 11,269 △21.7 10,384 △24.6 3,987 △48.8 4,065 △48.3 2,806 △48.6
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第2四半期 21.36 21.33
2020年3月期第2四半期 10.93 10.91
(2) 財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期第2四半期 841,752 79,720 9.4 309.30
2020年3月期 708,314 80,285 11.3 311.72
(参考)自己資本 2021年3月期第2四半期 79,474百万円 2020年3月期 80,078百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 22.50 ― 22.50 45.00
2021年3月期 ― 20.00
2021年3月期(予想) ― ― ―
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
※現時点において年間の配当予想額については未定です。
※ 注記事項
(1) 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期2Q 259,264,702 株 2020年3月期 259,264,702 株
② 期末自己株式数 2021年3月期2Q 2,316,746 株 2020年3月期 2,373,346 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期2Q 256,910,223 株 2020年3月期2Q 256,823,689 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
当社の主たる事業である証券業の業績は株式市場の動向に大きく左右され、業績予想を行うことが困難であることから、業績予想は開示しておりません。なお、
業績に重要な影響を及ぼす株式等委託売買代金等の業務数値につきましては、月次で開示しております。
松井証券株式会社(8628) 2021年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績等に関する説明 ……………………………………………………………………………2
2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………4
(1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4
(2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………7
(四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………………7
(会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示) ………………………………………7
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松井証券株式会社(8628) 2021年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績等に関する説明
①経営成績の概況及び分析
当第2四半期累計期間の国内株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済悪化への警戒感から、
日経平均株価が2月下旬以降急落し、その後やや値を戻した18,600円台で開始しました。4月に入ると、欧米で新
型コロナウイルスの感染者数がピークアウトしたとの見方が広がったことや、世界各国の大規模な経済対策の決
定を受けて株価は上昇基調となりました。5月下旬以降、欧米における経済活動再開への期待や国内の緊急事態宣
言の解除、ワクチン開発の進展期待等から株価は続伸し、6月上旬には約3ヶ月半ぶりに23,000円を回復しまし
た。その後は、急速な株価上昇に伴う高値警戒感や、新型コロナウイルスの感染第2波への懸念から上値は抑えら
れましたが、8月に入ると、米国の景気刺激策やワクチン開発への期待を背景に堅調に推移しました。その後、米
国における追加経済対策の先行き不透明感の強まりなどから上値の重い展開が続き、9月末の日経平均株価は
23,100円台で取引を終えました。
このような市場環境の中で、二市場(東京、名古屋の各証券取引所)合計の株式等売買代金は、前第2四半期累
計期間と比較して22%増加しました。当社の主たる顧客層である個人投資家についても、株価上昇に伴う買い余
力の増加や、値動きの激しい相場環境等を背景に取引が拡大し、二市場全体における個人の株式等委託売買代金
は、同57%と大幅に増加しました。その結果、二市場における個人の株式等委託売買代金の割合は22%と、前第2
四半期累計期間の17%から大きく上昇しました。また、当社の株式等委託売買代金についても、個人投資家の売
買が活発化したことを受け、同51%の増加となりました。
当第2四半期累計期間における当社の取組みとしては、新たな投資情報ツールとして、アクティビストを含む大
口投資家の取引動向を把握し、株価チャートと組み合わせて利用できる「アクティビスト追跡ツール」の提供を
開始しました。また、投資信託について、信託報酬の一部をお客様に現金で還元する日本初のサービス「投信毎
月現金還元サービス」を開始したほか、10月には、個人型確定拠出年金「iDeCo」の取扱商品を業界最多水準の40
本へ大幅に拡充しました。その他、FXについては、全通貨ペアのスプレッドを縮小するなど、サービスの向上に
努めました。
以上を背景に、当第2四半期累計期間においては、株式等委託売買代金の増加等により受入手数料が8,789百万
円(対前第2四半期累計期間比46.1%増)となりました。また、信用取引平均買残高はほぼ横ばいとなったもの
の、その他の金融収支の増加により金融収支は同12.5%増の4,236百万円となりました。
この結果、営業収益は14,188百万円(同25.9%増)、純営業収益は13,440百万円(同29.4%増)となりまし
た。また、営業利益は5,869百万円(同47.2%増)、経常利益は5,912百万円(同45.4%増)となりました。投資
有価証券売却益1,994百万円を計上したこともあり、四半期純利益は5,488百万円(同95.6%増)となりました。
前第2四半期累計期間と比較して、営業収益、純営業収益、営業利益、経常利益、四半期純利益は大幅な増加とな
りました。新型コロナウイルスの感染拡大は株式市場に影響を与えておりますが、市場の動向そのものを別とす
れば、オンライン証券という当社の業態の性質もあり、業績への重要な影響はありませんでした。
収益・費用の主な項目については以下の通りです。
(受入手数料)
受入手数料は8,789百万円(同46.1%増)となりました。そのうち、委託手数料は8,425百万円(同48.3%増)
となりました。これは主として、株式等委託売買代金が同51%増となったことによるものです。
(トレーディング損益)
トレーディング損益は、主としてFX取引のトレーディング益により、414百万円の利益となりました。
(金融収支)
金融収益から金融費用を差し引いた金融収支は4,236百万円(同12.5%増)となりました。これは主として、信
用取引平均買残高はほぼ横ばいとなったものの、その他の金融収支が増加したことによるものです。
(販売費・一般管理費)
販売費・一般管理費は、同18.3%増の7,570百万円となりました。これは主として、広告宣伝費や取引所費の増
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松井証券株式会社(8628) 2021年3月期 第2四半期決算短信
加等による取引関係費の増加(同30.8%増)によるものです。
(営業外損益)
営業外損益は合計で42百万円の利益となりました。これは主として、受取配当金56百万円によるものです。
(特別損益)
特別損益は合計で1,994百万円の利益となりました。これは主として、投資有価証券売却益1,994百万円による
ものです。
②経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の主たる事業は、個人投資家向けの株式等委託売買業務であり、収入項目としては受入手数料、とりわけ
株式等売買に関する委託手数料が当社の業績に重要な影響を及ぼします。また、主として信用取引に起因する金
融収益についても当社の業績に重要な影響を及ぼす要因となります。しかしながら、その水準はともに株式市場
の相場環境に大きく左右されます。
③財政状態の概況及び分析
当第2四半期会計期間末の資産合計は、対前事業年度末比18.8%増の841,752百万円となりました。これは主と
して、信用取引貸付金が同41.1%増の217,697百万円となったことや、預り金や受入保証金等の増加に伴い預託金
が同11.6%増の501,612百万円となったことによるものです。
負債合計は、同21.3%増の762,032百万円となりました。これは主として、信用取引貸付金の増加等に伴い短期
借入金が同93.8%増の152,900百万円となったことや、預り金が同8.7%増の293,538百万円、受入保証金が同10.3
%増の234,417百万円となったことによるものです。
純資産合計は、同0.7%減の79,720百万円となりました。当第2四半期累計期間においては、2020年3月期期末配
当金5,780百万円を計上する一方、四半期純利益5,488百万円を計上しております。
当社の主な資産は、顧客からの預り金や受入保証金等を信託銀行に預託した顧客分別金信託(預託金に含まれま
す)と、信用取引貸付金を中心とする信用取引資産です。一方、信用取引貸付金に充当することを目的として、短
期借入金等による調達を行っております。当社の主な負債は、預り金、受入保証金及び短期借入金です。
当第2四半期会計期間末において、預り金は同8.7%増の293,538百万円、受入保証金は同10.3%増の234,417百
万円となりました。これに伴い、預託金は同11.6%増の501,612百万円となりました。また、信用取引貸付金が同
41.1%増の217,697百万円となったことに伴い、短期借入金は同93.8%増の152,900百万円となりました。
④資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社が行う資金調達は、主として信用取引貸付金の増加に対応するものですが、経常的な信用取引貸付金の増
減については、銀行等金融機関からの短期借入金の増減を中心に対応しております。信用取引貸付金の水準が大
きく増加する場合に備えて、社債による資金調達を機動的に行えるよう発行登録も行っておりますが、当第2四半
期会計期間末現在においては、信用取引貸付金と内部留保の水準を踏まえ、資金調達の大部分はコール・マネー
を含む短期借入金によっております。
なお、複数の金融機関と当座貸越契約やコミットメントライン契約を締結することで、資金調達の安全性を確
保しております。
また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う資金調達への重要な影響はありませんでした。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金・預金 52,501 60,678
預託金 449,312 501,612
金銭の信託 2,844 2,846
トレーディング商品 1,877 2,374
商品有価証券等 0 511
デリバティブ取引 1,877 1,863
約定見返勘定 3 -
信用取引資産 161,594 227,707
信用取引貸付金 154,302 217,697
信用取引借証券担保金 7,292 10,011
有価証券担保貸付金 21,188 26,363
借入有価証券担保金 21,188 26,363
立替金 148 55
募集等払込金 354 394
短期差入保証金 3,378 3,092
その他 4,121 5,160
貸倒引当金 △49 △69
流動資産計 697,272 830,213
固定資産
有形固定資産 1,410 1,451
無形固定資産 4,410 5,220
ソフトウエア 4,410 5,220
その他 0 0
投資その他の資産 5,222 4,867
投資有価証券 3,874 3,363
その他 2,753 2,927
貸倒引当金 △1,405 △1,423
固定資産計 11,042 11,539
資産合計 708,314 841,752
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(単位:百万円)
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2020年3月31日) (2020年9月30日)
負債の部
流動負債
トレーディング商品 120 113
デリバティブ取引 120 113
約定見返勘定 - 480
信用取引負債 44,846 50,875
信用取引借入金 6,369 3,259
信用取引貸証券受入金 38,477 47,616
有価証券担保借入金 14,782 22,387
有価証券貸借取引受入金 14,782 22,387
預り金 270,003 293,538
受入保証金 212,539 234,417
有価証券等受入未了勘定 27 -
短期借入金 78,900 152,900
未払法人税等 1,707 2,554
賞与引当金 125 84
その他 1,580 1,538
流動負債計 624,628 758,885
固定負債
長期借入金 150 100
未払役員退職慰労金 204 -
その他 202 201
固定負債計 556 301
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 2,845 2,845
特別法上の準備金計 2,845 2,845
負債合計 628,029 762,032
純資産の部
株主資本
資本金 11,945 11,945
資本剰余金 9,797 9,798
利益剰余金 57,841 57,549
自己株式 △1,794 △1,752
株主資本合計 77,789 77,541
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 2,290 1,933
評価・換算差額等合計 2,290 1,933
新株予約権 206 246
純資産合計 80,285 79,720
負債・純資産合計 708,314 841,752
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(2)四半期損益計算書
第2四半期累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業収益
受入手数料 6,015 8,789
委託手数料 5,681 8,425
引受け・売出し・特定投資家向け売付け勧誘
6 26
等の手数料
募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等
28 -
の取扱手数料
その他の受入手数料 301 338
トレーディング損益 602 414
金融収益 4,651 4,984
その他の営業収益 1 1
営業収益計 11,269 14,188
金融費用 885 749
純営業収益 10,384 13,440
販売費・一般管理費
取引関係費 2,052 2,684
人件費 1,333 1,356
不動産関係費 564 513
事務費 1,316 1,566
減価償却費 992 1,042
租税公課 145 261
貸倒引当金繰入れ △83 59
その他 78 90
販売費・一般管理費計 6,397 7,570
営業利益 3,987 5,869
営業外収益
受取配当金 79 56
その他 11 7
営業外収益計 90 63
営業外費用
その他 13 21
営業外費用計 13 21
経常利益 4,065 5,912
特別利益
投資有価証券売却益 - 1,994
特別利益計 - 1,994
特別損失
固定資産除売却損 2 0
投資有価証券評価損 20 -
特別損失計 22 0
税引前四半期純利益 4,043 7,906
法人税、住民税及び事業税 1,151 2,399
法人税等調整額 85 19
法人税等合計 1,236 2,417
四半期純利益 2,806 5,488
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松井証券株式会社(8628) 2021年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
該当事項はありません。
(会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示)
該当事項はありません。
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