8616 東海東京 2019-11-14 10:00:00
シンガポールのSTO取引所運営会社ICHX社への出資に関するお知らせ [pdf]
Press Release
2019 年 11 月 14 日
各 位
東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
代表取締役社長 石田 建昭
東京都中央区日本橋二丁目 5 番 1 号
証券コード 8616 東証・名証第一部
シンガポールの STO 取引所運営会社 ICHX 社への出資に関するお知らせ
当社のシンガポール現地法人である東海東京グローバル インベストメンツ
・ (Tokai Tokyo Global
Investments Pte. Ltd.)は、シンガポールで STO※1 取引所(セキュリティ・トークン取引所)を運
営する ICHX TECH Pte. Ltd.(本社:シンガポール、CEO:Danny Toe、以下「ICHX 社」
)への出資
(以下「本件出資」)に係る契約を、ICHX 社と締結しましたので、お知らせいたします。
※1 STO:セキュリティ・トークン(ST)とは、ブロックチェーン技術等により主に株式、債券、不動産など
を裏付けとしてデジタル化した証券。 STO」 セキュリティ・トークン・オファリングの略で、
「 は、
ST を発行し投資家に販売することで資金を調達すること。
1.本件出資の背景および目的
当社では、経営計画「New Age's, Flag Bearer 5 ~新時代の旗手~」において、先進的な「総合
金融グループ」への進化に向け、経営基盤の強化に取り組んでおります。その中でも、FinTech
の活用やデジタライゼーション等により先端技術を金融サービスへ積極的に導入し、お客さまの
ニーズに対応した商品・サービスを拡充していくことは、重要な経営課題の一つであると認識し
ております。
近年大きく進化しているブロックチェーン技術を活用した ST 取引は、証券取引の決済期間の短縮化、
24 時間 365 日マーケットにアクセス可能なこと(流動性の向上)やコストの大幅な削減など、発行体・
投資家にとって大きなメリットがもたらされるものと期待されております。
当社グループは、本件出資により、ICHX 社の日本における重要なパートナーとして、本邦の発
行体・投資家をアジアで初めて政府認可を受ける STO 取引所へ取り次ぐなど、共に先進的なサー
ビスの提供を検討してまいります。
2.ICHX 社について
ICHX 社は、シンガポールにて「iSTOX」と呼ばれる STO 取引所を設立し、現在シンガポール
金融当局(以下、 )が推進・監督するサンドボックス※2 上で運営しています。2020 年 2 月
「MAS」
本件に関するお問い合わせは、広報・IR 部 03-3517-8618 までお願いいたします。
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には MAS による RMO(Recognised Market Operator=公認運営業者)ライセンス取得を予定してい
ます。同社はアジアの資本市場全体をターゲットとし、ビジネス展開していく方針です。
※2 サンドボックス:期間や参加者を限定すること等により、既存の規制の適用を受けることなく、新しい
技術等の実証を行うことができる環境を整えることで、迅速な実証を可能とするとと
もに、実証で得られた情報・資料を活用できるようにして、規制改革を推進する制度
3.投資主体および出資金額
◼ 投資主体:東海東京グローバル・インベストメンツ
◼ 出資金額:USD 5,000,000
3.ICHX 社の概要
会社名 ICHX TECH Pte. Ltd.
登記番号(シンガポール) 201731973M
本社 150 Beach Road Gateway West #06-03/04 Singapore 189720
設立 2017 年 11 月 7 日
事業内容 金融サービス事業、情報システム事業
代表者(CEO) Danny Toe
資本金 SGD 5,375,000
ICH Singapore Holdings Pte. Ltd.
Asian Gateway Investments Pte. Ltd.
( SGX100%子会社)
主要株主 Hecolina Capital Management Pte. Ltd.
(シンガポール政府(財務省)が所有する投資会社テマセック
の子会社)
その他
4.日程
株式取得日:2020 年 2 月初旬
以 上
<ご参考:ビジネススキームイメージ>
本件に関するお問い合わせは、広報・IR 部 03-3517-8618 までお願いいたします。
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