8601 大和証G 2019-10-31 08:30:00
英国現地法人に対する訴訟の判決に関するお知らせ [pdf]
2019 年 10 月 31 日
各 位
会 社 名 株式会社大和証券グループ本社
代表者名 執行役社長 中田 誠司
(コード番号 8601 東証・名証(第 1 部))
英国現地法人に対する訴訟の判決に関するお知らせ
株式会社大和証券グループ本社の英国現地法人である大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッ
パリミテッド(以下「DCME」)が、Singularis Holdings Limited(以下「SHL」)から提起され
た訴訟について、英国最高裁判所に上告していましたが、この度、判決が言い渡されましたので、
下記のとおりお知らせします。
記
1.判決のあった裁判所および年月日
英国最高裁判所(The Supreme Court of the United Kingdom)
2019 年 10 月 30 日
2.判決の内容
裁判所は、英国控訴院民事部の判決内容を支持し、DCME の控訴を退けました。
3.判決による影響
当社は既に、本訴訟に係る引当金を計上しております。本判決による当社の連結業績への影
響は限定的です。
4.訴訟の経緯
2009 年 6 月及び 7 月、DCME は、SHL の 100%株主であり、且つ、SHL の取締役会長を
務めること等によって同社を支配していた人物から、同人が支配しているグループ会社に対し
SHL との取引清算代金を支払うよう指示を受けました。DCME は、送金の根拠となる資料を
SHL から受領する等、合理的な手続きを履践したうえで、当該送金指示を拒む正当な理由が
ないことから、送金を実施しました。
2014 年 7 月、SHL の管財人から、DCME に対し、SHL の株主からの詐欺的且つ不正な送
金指示に基づき SHL の資金を第三者に送金したとして、上記取引清算代金(2 億 449 万米ド
ル)の支払いを求める損害賠償請求訴訟が提起されました。
2017 年 2 月 16 日、英国高等法院衡平法部において、DCME が SHL に対し 1 億 5,280 万
米ドルを支払うよう命ずる第一審判決が言い渡され、DCME は控訴しました。
2018 年 2 月 1 日、英国控訴院民事部において、英国高等法院衡平法部の判決内容を支持し、
DCME の控訴を退ける判決が言い渡され、DCME は上告しておりました。
【ご参考】2018 年 2 月 2 日付ニュースリリース
「英国現地法人に対する訴訟の判決に関するお知らせ」
http://www.daiwa-grp.jp/data/attach/2378_12_20180202a.pdf
以 上
<お問い合わせ先>
大和証券グループ本社 広報部 山村・青山・上岡・橋本(Tel.03-5555-1165)