8601 大和証G 2021-09-27 15:00:00
四国銀行と大和証券の新たな協業態勢構築に向けた包括的業務提携に関する基本合意書締結のお知らせ [pdf]
2021 年 9 月 27 日
各 位
会社名 株式会社四国銀行
代表者名 取締役頭取 山元文明
コード番号 8387 東証第一部
会社名 株式会社大和証券グループ本社
代表者名 執行役社長 中田誠司
コード番号 8601 東証・名証第一部
四国銀行と大和証券の新たな協業態勢構築に向けた
包括的業務提携に関する基本合意書締結のお知らせ
株式会社四国銀行(取締役頭取 山元文明、以下「四国銀行」)と株式会社大和証券グル
ープ本社(執行役社長 中田誠司、以下「大和証券グループ本社」)の 100%子会社である大
和証券株式会社(代表取締役社長 中田誠司、以下「大和証券」)は、高知県を中心とした
エリアのお客さまに対してより高付加価値な金融サービス・ソリューションを提供するた
めの新たな協業態勢構築に向けた検討を進めるため、本日、包括的業務提携(以下「本提
携」)に関する基本合意書(以下「本基本合意書」)を締結することについて、両社それぞ
れの取締役会にて決議いたしましたので、お知らせいたします。
今後、両社は 2022 年 3 月末までの最終契約の締結を目指し、本提携に係る協議・検討を
進めていく予定です。以下の内容は本基本合意書の締結時点で予定しているものであり、
本提携の最終契約に向けた両社の協議・検討の結果、内容を変更する可能性があります。
本提携に係る最終契約を締結した場合には、その内容について速やかにお知らせいたしま
す。
1. 本提携の背景・目的
四国銀行は、2013 年 4 月より「真っ先に相談され、地域の発展に貢献する ベスト リラ
イアブル・バンク」を 10 年ビジョンに掲げ、実現に向けた各種施策を実施してまいりまし
た。特にリテール分野においては預金取引を軸に、投資信託・保険商品といった資産形成・
運用、相続・資産承継、住宅ローンをはじめとする各種ローンなど、個人のお客さまの幅
1
広いニーズにお応えする行員として「リテールアソシエイト」を配置し、お客さまに寄り
添った対応に取り組んでまいりました。
大和証券は、「お客さまの最善の利益」を追求するため、ビジネスモデルの転換を加速さ
せており、他社資産を含めたお客さまへの包括的な資産運用コンサルティングを実現する
ためのゴールベースアプローチツールの開発や、お預り資産に応じて手数料をいただくフ
ァンドラップサービスの拡充、投信フレックスプランの導入等の取組みを行ってまいりま
した。
人生 100 年時代を迎えて資産形成・資産管理に対する重要性が高まる中で、高知県は 65
歳以上の人口比率1が 35.2%(全国平均 28.4%)と全国でも特に高齢化が進んでおり、地域
のお客さまが豊かな暮らしを実現するためには、資産形成層から高齢者層まで幅広いお客
さまに金融に関するアドバイスの重要性がさらに増すものと考えております。
本提携の実施により、四国銀行と大和証券の両社は、大和証券の証券ビジネスにおける
知見・経験・プラットフォームと、四国銀行の地域に密着したサポート態勢を組み合わせ
ることで、四国銀行のお客さまにはより幅広い商品・サービスラインアップを提供し、大
和証券のお客さまにはよりきめ細やかなコンサルティング機会を提供するための態勢を構
築していくことを企図しております。また、両社は、金融商品仲介のみならず、相続・事
業承継などのソリューション提案の強化や非金融資産に係る提案等を含めた高度なコンサ
ルティング態勢の実現を目指してまいります。
今後、両社は、それぞれの強みを活かした相乗効果により、地域のお客さまのご期待に
高い次元で応えられる新たな協業態勢を構築し、資産形成・資産管理サービスをより身近
なものとしてご提供していくことで、お客さまの豊かな生活の実現、ひいては地域経済の
発展に貢献してまいる所存です。
2. 本提携の内容
本基本合意書締結日時点で予定している本提携の内容は以下のとおりです。
(1) お客さまの証券口座の統合
四国銀行の公共債、投資信託の窓販業務に係る口座を大和証券が承継します。
承継の方法は吸収分割の方法によることを予定しています。詳細は決定次第、
開示いたします。
大和証券は、上記口座に加えて、四国銀行と大和証券の間で既に締結している
金融商品仲介契約に係る口座及び大和証券高知支店の口座(上場法人・金融法
人等の一部の口座を除く)を統合して管理します。
(2) 大和証券から四国銀行への金融商品仲介業務等の委託
大和証券は、上記「(1) お客さまの証券口座の統合」に記載の統合後の口座に
1
内閣府「令和 3 年版高齢社会白書」より
2
ついて、株式、債券、投資信託、為替取引等の金融商品仲介業務及びファンド
ラップ等の投資一任契約締結の媒介に関する業務等を四国銀行に委託します。
四国銀行は、同行内に金融商品仲介等を行うための新たな組織を設置するとと
もに、当該新組織と四国銀行の既存組織とを緊密に連携させ、かつ、上記の大
和証券からの委託業務を効果的に遂行するための態勢を整備し、お客さまへの
資産形成・資産管理に関するご提案、金融商品等の勧誘・販売、アフターフォ
ロー、内部管理等を行います。
(3) 社員の出向等
大和証券は四国銀行に社員を出向等させ、当該社員は、四国銀行の行員ととも
に上記「(2) 大和証券から四国銀行への金融商品仲介業務の委託」に記載の委
託業務に関連する業務に従事します。
3. 両社の概要
(1) 四国銀行の概要(2021 年 3 月 31 日時点)
名称 株式会社四国銀行
所在地 高知市南はりまや町一丁目 1 番 1 号
代表者の役職・氏名 取締役頭取 山元 文明
事業内容 銀行業
資本金 250 億円
設立年月日 1878 年 10 月 17 日
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 5.70%
明治安田生命保険相互会社 4.35%
株式会社日本カストディ銀行(信託口4) 2.81%
日亜化学工業株式会社 2.37%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社
2.34%
(信託口)
大株主及び持株比率 四国銀行従業員持株会 2.17%
日本生命保険相互会社 1.85%
損害保険ジャパン株式会社 1.54%
DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO
(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東 1.42%
京支店)
四銀総合リース株式会社 1.13%
最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2019 年 3 月期 2020 年 3 月期 2021 年 3 月期
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連結純資産 148,041 百万円 138,003 百万円 158,537 百万円
連結総資産 3,078,883 百万円 2,997,845 百万円 3,330,943 百万円
1 株当たり連結純資産 3,483.19 円 3,243.76 円 3,810.73 円
連結経常収益 45,227 百万円 42,970 百万円 41,502 百万円
連結経常利益 9,586 百万円 3,097 百万円 9,482 百万円
親会社株主に帰属する
6,221 百万円 3,096 百万円 6,641 百万円
当期純利益
1 株当たり連結当期純利益 145.80 円 72.92 円 156.80 円
1 株当たり配当金 35.00 円 30.00 円 30.00 円
(2) 大和証券の概要(2021 年 3 月 31 日時点)
名称 大和証券株式会社
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 1 号
代表者の役職・氏名 代表取締役社長 中田 誠司
有価証券等の売買、有価証券等の売買の媒介、取次又は代理、有価
事業内容
証券の引受等の金融商品取引業及びそれに付帯する事業
資本金 1,000 億円
開業年月日 1999 年 4 月 26 日
大株主及び持株比率 株式会社大和証券グループ本社 100.0%
最近3年間の経営成績及び財政状態
決算期 2019 年 3 月期 2020 年 3 月期 2021 年 3 月期
純資産 772,281 百万円 744,927 百万円 794,415 百万円
総資産 9,832,825 百万円 11,980,325 百万円 13,097,445 百万円
1 株当たり純資産 953,198.18 円 919,436.73 円 980,517.50 円
営業収益 332,374 百万円 298,652 百万円 315,179 百万円
経常利益 53,710 百万円 29,788 百万円 66,283 百万円
当期純利益 38,297 百万円 11,646 百万円 41,393 百万円
1 株当たり当期純利益 47,269.49 円 14,374.46 円 51,091.03 円
1 株当たり配当金 79,531 円 47,269 円 14,374 円
4. 本提携のスケジュール
(1) 本基本合意書締結に係る取締役会決議(両社)2021 年 9 月 27 日(本日)
(2) 本提携の最終契約の締結 2022 年 3 月末まで
(3) 本提携による新態勢の開始 2023 年中
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5. 今後の見通し
現時点で、本提携が四国銀行及び大和証券グループ本社の連結業績に与える影響は軽微
であると考えておりますが、重要な影響を与えることが判明した場合には速やかに開示し
ます。
以 上
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