8593 三菱HCキャピタル 2021-11-24 08:45:00
米国の大手海上コンテナリース企業CAI社の買収完了に関するお知らせ [pdf]
2021年11月24日
各 位
三菱HCキャピタル株式会社
代表取締役 社長執行役員 柳井 隆博
(コード番号:8593)
(上場取引所:東・名)
米国の大手海上コンテナリース企業 CAI 社の買収完了に関するお知らせ
当社は、2021 年 6 月 18 日付「米国の大手海上コンテナリース企業 CAI 社の買収に関するお知らせ」*1
のとおり、このたび、CAI International, Inc.(米国ニューヨーク証券取引所上場:CAI/以下、CAI 社)の
買収手続きを完了し、11 月 22 日(米国時間)、完全子会社化いたしましたので、お知らせいたします。
現在、当社は、高い流動性を有する高付加価値の資産を対象とした「グローバルアセット」を注力領域の
ひとつに掲げて、グローバルに海上コンテナや鉄道貨車、航空機のリースなどを展開、人・モノの円滑な
輸送に貢献しています。
そして、このたび、高い成長性と安定的なリース需要を有する海上コンテナリース事業において、その
競争力を強化し、当社の今後の成長ドライバーのひとつとすべく、本買収を実施しました。当社は、2014年、
グローバルに海上コンテナリース事業を展開する Beacon Intermodal Leasing, LLC の買収をもって
本事業に参入、その強化に取り組んできました。今回、CAI 社を完全子会社化することで、当社グループ
のコンテナ保有数は世界第 2 位グループの規模となります。今後、両社のプラットフォームの有効活用、
ならびに、その経験、知見の融合により、お客さまのニーズに合致したサービスの拡充を実現、成長の
加速を図ることで、グローバルにおけるトッププレーヤーをめざします。
当社は、海上コンテナ、航空機、鉄道貨車のリースや、オートリースの枠を超えたモビリティサービスの
提供、さらには、物流施設の管理・運営など、ロジスティクスの重要な機能を横断的に提供しています。
今後とも各事業の強化はもとより、それぞれの事業が有する多様な機能をより効果的に掛け合わせることで、
お客さまや社会の期待、ニーズに対応した、効率的で利便性が高く、地球環境などにも配慮したロジス
ティクスサービスの実現を図ります。
当社は、本年 4 月の三菱 UFJ リース株式会社と日立キャピタル株式会社の経営統合を通じて、ビジネス
領域や展開地域におけるポートフォリオの分散、ならびにそのフルラインアップ化を実現することで、強固
で安定的な経営基盤の構築を図っています。今後とも、財務の健全性を維持しつつ、グローバルにおける
さらなる成長、企業価値向上に資する事業投資を推進していきます。
*1:2021 年 6 月 18 日付ニュースリリース「米国の大手海上コンテナリース企業 CAI 社の買収に関するお知らせ」
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/investors/library/pressrelease/pdf/2021061801.pdf
1
1. CAI 社の概要
(1) 名 称 CAI International, Inc.
(2) 所 在 地 Steuart Tower, 1 Market Plaza, Suite 2400, San Francisco, CA
(3) 代 表 者 の 役 職 ・ 氏 名 Timothy Page, President and Chief Executive Officer
(4) 事 業 内 容 海上コンテナリース業
(5) 設 立 年 月 日 1989 年 8 月 3 日
(6) 当該会社の最近 3 年間の連結経営成績および連結財政状態
決 算 期 2018 年 12 月期 2019 年 12 月期 2020 年 12 月期
連 結 純 資 産 701 百万米ドル 693 百万米ドル 702 百万米ドル
連 結 総 資 産 3,013 百万米ドル 2,902 百万米ドル 2,613 百万米ドル
普 通 株 式 1 株 当 た り
35.84 米ドル 39.10 米ドル 40.02 米ドル
連 結 純 資 産
連 結 売 上 高 285 百万米ドル 299 百万米ドル 294 百万米ドル
連 結 営 業 利 益 150 百万米ドル 140 百万米ドル 149 百万米ドル
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 77 百万米ドル 47 百万米ドル 72 百万米ドル
(Continuing Operation)*2
普 通 株 式 1 株 当 た り
連 結 当 期 純 利 益 3.92 米ドル 2.62 米ドル 4.08 米ドル
(Continuing Operation) *2
1 株 当 た り 配 当 金
-米ドル -米ドル 0.5 米ドル
( 普 通 株 式 配 当 )
格 付
(7) Standard & Poor’s:BB(長期)、Credit watch positive
(2021 年 11 月 19 日時点)
*2:CAI 社は、2020 年 8 月にロジスティクス事業、2020 年 12 月に鉄道貨車リース事業をそれぞれに売却しており、「親会社株主に
帰属する当期純利益(Continuing Operation)」および「普通株式1株当たり連結当期純利益(Continuing Operation)」は、
売却済み事業を除く CAI 社の現存する事業に係る「親会社株主に帰属する当期純利益の額」および「普通株式1株当たり連結
当期純利益」を記載しています。
2. 取得価額
約 1,109 百万米ドル*3 (約 126,405 百万円)*4
取 得 価 額 【優先株式 :約 104 百万米ドル(約 11,841 百万円)*4
普通株式他:約 986 百万米ドル(約 112,458 百万円)*4】
*3:取得価額は、アドバイザリー費用等の概算額、シリーズ A 優先株式およびシリーズ B 優先株式における未払い配当額等も
*3 含めた金額です。
*4:1 米ドル 114 円で計算。
■三菱HCキャピタルグループについて
三菱HCキャピタルは、2021 年 4 月 1 日、三菱 UFJ リース株式会社と日立キャピタル株式会社の
統合により、誕生しました。三菱HCキャピタルグループは、「社会資本/ライフ」「環境・エネルギー」
「モビリティ」「販売金融」「グローバルアセット」を注力領域としています。三菱HCキャピタルは、絶えず
変化する社会やお客さまのニーズに応えるべく、地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開
することで、明るく希望に満ちた未来社会や豊かな暮らしの実現に貢献していきます。
詳しくは、三菱HCキャピタルのウェブサイトをご覧ください。https://www.mitsubishi-hc-capital.com/
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■予想と見通しに関する注意事項
本プレスリリースには、将来に関する記述が含まれています。本プレスリリースに記載されている過去
の事実以外は、すべて将来の見通しに関する記述です。このプレスリリースで使用されている「期待」、
「確信」、「予想」、「目標」、「計画」、「意図」、「見積り」、「可能性」、「意思」、または、類似する言葉は、
将来の見通しに関する記述を示すことを意図しています。これらの将来見通しに関する記述に過度に
依存されないようお願いいたします。すべての将来予想に関する記述は、本資料公表日現在のもので、
かつ現在の予想に基づくものであり、実際の業績と大きく異なる結果を引き起こす可能性のある多くの
仮定、リスクおよび不確実性を含んでいます。また、本資料に記載されている業績見通し等の将来に
関する記述は、当社が本資料を公表した時点の見解であり、将来の出来事や展開によって、変化する
可能性があります。将来のある時点でこれらの将来予想に関する記述を更新する可能性はありますが、
当社はその義務を負うものではありません。当社の事業、または、財務結果に影響を及ぼす可能性のある
追加的な要因については、当社および CAI 社の公開提出書類に含まれるリスク要因に記載されています。
■本件に関するお問い合わせ先
三菱HCキャピタル株式会社
コーポレートコミュニケーション部
〒100-6525 東京都千代田区丸の内一丁目 5 番 1 号
TEL 03-6865-3002 (直通)
以 上
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