8593 三菱HCキャピタル 2021-05-17 15:00:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月17日
三菱HCキャピタル株式会社
上場会社名 上場取引所 東 名
(旧 三菱UFJリース株式会社)
コード番号 8593 URL https://www.mitsubishi-hc-capital.com/
代表者 (役職名) 代表取締役 社長執行役員 (氏名)柳井 隆博
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 専務執行役員 (氏名)井上 悟志 (TEL) 03-6865-3002
定時株主総会開催予定日 2021年6月25日 配当支払開始予定日 2021年6月11日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月25日
決算補足説明資料作成の有無: 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家、アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 894,342 △3.2 62,414 △32.1 65,002 △31.1 55,330 △21.8
2020年3月期 923,768 6.9 91,853 14.3 94,376 7.7 70,754 2.8
(注)包括利益 2021年3月期 53,090百万円 (9.9%) 2020年3月期 48,296百万円 (△27.6%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 62.08 61.85 7.0 1.1 7.0
2020年3月期 79.44 79.14 9.2 1.6 9.9
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 3,261百万円 2020年3月期 3,269百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 6,009,831 821,233 13.4 905.16
2020年3月期 6,285,966 798,820 12.4 872.78
(参考)自己資本 2021年3月期 806,920百万円 2020年3月期 777,713百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 199,314 1,220 △372,808 286,213
2020年3月期 △252,199 △32,988 552,320 455,588
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 12.50 - 12.50 25.00 22,272 31.5 2.9
2021年3月期 - 12.75 - 12.75 25.50 22,729 41.1 2.9
2022年3月期(予想) - 13.00 - 13.00 26.00 39.3
(注)当社は、2021年4月1日付で日立キャピタル株式会社と経営統合をいたしましたので、2022年3月期(予想)の配当
性向(連結)は、統合後の株式数で算出しております。
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 円 銭
通期 95,000 - 66.16
(注)1. 2021年4月1日付で経営統合をいたしましたので、対前期増減率の記載を省略しております。
2. 1株当たり当期純利益は、統合後の株式数で算出しております。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 895,834,160株 2020年3月期 895,834,160株
② 期末自己株式数 2021年3月期 4,368,016株 2020年3月期 4,761,716株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 891,207,275株 2020年3月期 890,713,859株
(参考)個別業績の概要
1.2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 445,125 △5.5 22,776 △7.6 61,337 49.3 63,361 63.4
2020年3月期 470,854 △0.7 24,659 △10.2 41,087 △19.1 38,768 △16.2
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 71.10 70.83
2020年3月期 43.53 43.36
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 4,176,384 559,494 13.4 625.87
2020年3月期 4,476,092 508,589 11.3 569.07
(参考)自己資本 2021年3月期 557,941百万円 2020年3月期 507,082百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により異なる可能性があります。
三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………… 7
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………… 11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 16
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当期の経営成績
2021年3月期連結会計年度の経営成績は、次のとおりとなりました。
■当連結会計年度の売上総利益は、不動産事業が堅調に推移した一方、航空事業におけるリース料収入や売却益
が減少したこと等により、前期比213億円(11.8%)減少の1,605億円となりました。
■親会社株主に帰属する当期純利益は、航空事業や海外のカスタマービジネスにおける貸倒関連費用、及び日立
キャピタル株式会社との経営統合に関する費用の増加等により、前期比154億円(21.8%)減少の553億円とな
りました。
(単位:百万円)
2020年3月期 2021年3月期 増減率(%)
売上高 923,768 894,342 △3.2
売上総利益 181,964 160,581 △11.8
営業利益 91,853 62,414 △32.1
経常利益 94,376 65,002 △31.1
親会社株主に帰属する
70,754 55,330 △21.8
当期純利益
(報告セグメントの変更とセグメント別の経営成績について)
当社グループは、前中期経営計画から開始した事業部門制を踏まえ、カスタマービジネス及び事業部門ごと
に、経営計画を策定し、PDCAサイクルを回す取り組みを開始しており、この単位での財務情報を活用して戦略の
進化に繋げる仕組みを整えましたので、報告セグメント等の変更を行いました。
これに伴い、当連結会計年度より、報告セグメントを「カスタマーファイナンス事業」及び「アセットファイ
ナンス事業」の2セグメントから「カスタマービジネス」、「環境・エネルギー」、「ヘルスケア」、「不動
産」、「航空」、「ロジスティクス」及び「インフラ・企業投資」の7セグメントに変更しております。
(変更した報告セグメントの内容はP.13「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(セ
グメント情報等)」をご覧ください。)
セグメント別の経営成績は次のとおりとなりました。(セグメント利益は報告セグメント金額を記載しており
ます。)
なお、当連結会計年度より、セグメント利益を営業利益から親会社株主に帰属する当期純利益に変更しており
ます。また、以下の前期比較については、前期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値で比較
しております。
セグメント資産は、各報告セグメントに帰属する営業資産、持分法適用会社への投資額、のれん及び投資有価
証券等であります。
◎ セグメント別の経営成績 (単位:百万円)
カスタマー 環境・ ロジスティ インフラ・
ビジネス エネルギー
ヘルスケア 不動産 航空
企業投資
計 調整額 合計
クス
売上総利益 59,980 7,711 4,967 46,259 27,556 5,032 2,091 153,597 6,983 160,581
セグメント利益 25,567 3,734 741 28,037 2,807 1,878 304 63,072 △7,741 55,330
セグメント資産 2,127,064 198,592 157,373 955,654 1,203,858 545,525 111,688 5,299,758 710,072 6,009,831
(単位:百万円)
カスタマー 環境・ ロジスティ インフラ・
ビジネス エネルギー
ヘルスケア 不動産 航空
企業投資
計 調整額 合計
クス
契約実行高
(元本ベース)
金額 587,203 33,188 39,591 146,445 106,080 75,140 15,510 1,003,159 52 1,003,212
前期比(%) △27.7 △11.3 △3.1 △52.0 △50.0 △35.2 4.0 △34.8 △46.3 △34.8
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
①カスタマービジネス
海外において貸倒関連費用は増加したものの、政策保有株式や社用資産の売却益等により、セグメント利益は
前期比86億円(51.6%)増加の255億円となりました。
②環境・エネルギー
前期に計上した売却益の反動減はあったものの、売電収入の増加等により、セグメント利益は前期比3億円
(11.4%)増加の37億円となりました。
③ヘルスケア
ヘルスケアファンドにおける投資収益の拡大等により、セグメント利益は前期比微増の7億円となりました。
④不動産
売却益の増加や再開発事業に伴う受取補償金等により、セグメント利益は前期比31億円(12.6%)増加の280億
円となりました。
⑤航空
エアラインの破綻等に伴うリース料収入の減少や貸倒関連費用の増加、セカンダリー市場の流動性が低下した
ことに伴う売却益の減少等により、セグメント利益は前期比221億円(88.7%)減少の28億円となりました。
⑥ロジスティクス
市況悪化による鉄道貨車の収益減少はあったものの、海上コンテナの稼働率上昇等により、セグメント利益は
前期比8億円(91.7%)増加の18億円となりました。
⑦インフラ・企業投資
投資案件の積み増しにより収入が増加したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響を主因とする一部投資
先の持分法投資利益の減少等により、セグメント利益は前期比3億円(56.4%)減少の3億円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
① 資産、負債及び純資産の状況
当期末の総資産は、現金及び預金の減少等により、前期末比2,761億円(4.4%)減少の6兆98億円となりまし
た。当期末の純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の積上げ等により、前期末比224億円(2.8%)増加の
8,212億円となりました。自己資本比率は、前期末比1.0ポイント上昇の13.4%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末比1,693億円(37.1%)減少して
2,862億円となりました。
資金が1,693億円減少した内訳は、営業活動により1,993億円、投資活動により12億円の資金獲得があった一
方、財務活動により3,728億円の資金を使用したことによるものです。
営業活動におけるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益832億円に、賃貸資産に係る減価償却費・除
却損及び売却原価1,813億円を調整した収入、リース債権・リース投資資産の減少による収入951億円、及び貸付
債権の減少による収入796億円等を、賃貸資産及びその他の営業資産の取得による支出2,187億円、法人税等の支
払による支出223億円等に振り向けた結果、1,993億円の資金収入となりました(前期は2,521億円の支出)。
投資活動におけるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出555億円及び投資有価証券の取得による支
出156億円等に対し、定期預金の払戻による収入542億円、投資有価証券の売却及び償還による収入146億円、及び
社用資産売却に係る収入32億円等により、12億円の資金収入となりました(前期は329億円の支出)。
財務活動におけるキャッシュ・フローは、直接調達で3,071億円、銀行借入等の間接調達で361億円の純支出、
配当金の支払額280億円等により3,728億円の資金支出となりました(前期は5,523億円の収入)。
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
① 業績予想の前提となるマクロ環境について
新型コロナウイルスの変異株の発生や拡大等、先行きに不確実性はあるものの、各国での大規模な金融緩和や
財政政策の継続、また、ワクチンの普及による活動制限の解除等もあり、2021年の世界経済は前年の落ち込みか
ら回復する見通しであります。
但し、ワクチン普及のペースや経済政策による支援規模等により、回復の時期や程度には国や地域間でばらつ
きが生じると想定されます。現時点での主要国、地域別の想定は次のとおりであります。
【日本】経済対策やワクチン接種の進捗により、経済活動は徐々に正常化していくものと期待されるが、実質GDP
が2019年の水準へ回復するのは2022年以降となる見込み。
【米国】ワクチン接種の進展による経済活動や移動制限の緩和により、足元の景気は回復基調にあることに加
え、財政・金融政策による下支え効果もあり、実質GDPは2021年中に2019年の水準へ回復する見込み。
【英国】ワクチン接種の進展や財政・金融政策の継続により、2021年は緩やかな回復を維持する見込み。
【中国】感染拡大の抑制を背景に経済活動は再開されており、2021年の実質GDPは前年比+8%超の高成長となる見
込み。
【ASEAN】新規感染者数が高止まりしている国や地域もあり、2019年の水準へ回復するのは2022年以降となる見込
み。
② 2022年3月期の連結業績予想及び配当予想について
2022年3月期は、営業活動推進に伴う費用や体制整備等に係る費用が増加する一方、前期において減益となって
いた各事業の回復や復調、航空事業における貸倒関連費用の減少等を見込んでおり、2022年3月期の親会社株主に
帰属する当期純利益は950億円と予想しております。
また、1株当たり年間配当金予想は、22期連続増配の実績、及び当社と日立キャピタル株式会社におけるこれま
での配当方針を踏まえ、前期比50銭増配の26円00銭とします。
なお、当社(旧三菱UFJリース株式会社)は、2021年4月1日付で、日立キャピタル株式会社と合併を通じた
経営統合を行い、商号を三菱HCキャピタル株式会社に変更しております。そのため、2022年3月期の連結業績予
想及び配当予想は三菱HCキャピタル株式会社の数値を記載しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、日本基準を適用しておりま
す。IFRSの適用については未定ですが、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく予定です。
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 466,228 294,241
割賦債権 227,280 191,043
リース債権及びリース投資資産 1,583,670 1,414,106
営業貸付金 1,062,740 1,021,492
その他の営業貸付債権 73,657 58,393
賃貸料等未収入金 23,757 33,083
有価証券 819 5,469
商品 21,217 27,468
その他の流動資産 57,086 120,119
貸倒引当金 △5,758 △5,794
流動資産合計 3,510,701 3,159,621
固定資産
有形固定資産
賃貸資産
賃貸資産 2,025,596 2,051,082
賃貸資産前渡金 73,308 59,750
賃貸資産合計 2,098,904 2,110,833
その他の営業資産 120,498 152,138
社用資産 5,967 6,248
有形固定資産合計 2,225,371 2,269,220
無形固定資産
賃貸資産
賃貸資産 8 4
賃貸資産合計 8 4
その他の無形固定資産
のれん 65,580 57,277
ソフトウエア 9,198 8,467
電話加入権 37 27
その他 92,167 84,984
その他の無形固定資産合計 166,984 150,757
無形固定資産合計 166,993 150,762
投資その他の資産
投資有価証券 313,947 357,791
破産更生債権等 24,693 39,269
繰延税金資産 14,797 8,761
退職給付に係る資産 30 21
その他の投資 43,263 46,885
貸倒引当金 △13,831 △22,501
投資その他の資産合計 382,901 430,226
固定資産合計 2,775,265 2,850,209
資産合計 6,285,966 6,009,831
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 74,918 81,000
短期借入金 454,137 236,730
1年内償還予定の社債 224,536 244,025
1年内返済予定の長期借入金 329,818 372,344
コマーシャル・ペーパー 762,100 434,171
債権流動化に伴う支払債務 59,109 61,995
リース債務 25,213 23,133
未払法人税等 6,924 10,805
割賦未実現利益 12,740 10,095
賞与引当金 6,668 5,384
役員賞与引当金 486 505
その他の流動負債 93,535 102,196
流動負債合計 2,050,190 1,582,388
固定負債
社債 945,016 980,181
長期借入金 2,079,301 2,261,273
債権流動化に伴う長期支払債務 76,671 44,234
リース債務 86,203 66,667
資産除去債務 21,288 25,055
繰延税金負債 53,508 52,816
役員退職慰労引当金 119 112
退職給付に係る負債 3,344 3,060
その他の固定負債 171,501 172,806
固定負債合計 3,436,955 3,606,209
負債合計 5,487,146 5,188,597
純資産の部
株主資本
資本金 33,196 33,196
資本剰余金 167,164 167,280
利益剰余金 538,977 571,459
自己株式 △1,665 △1,528
株主資本合計 737,671 770,407
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 10,752 30,678
繰延ヘッジ損益 △5,597 △15,519
為替換算調整勘定 36,219 22,278
退職給付に係る調整累計額 △1,333 △925
その他の包括利益累計額合計 40,041 36,512
新株予約権 1,507 1,552
非支配株主持分 19,599 12,760
純資産合計 798,820 821,233
負債純資産合計 6,285,966 6,009,831
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 923,768 894,342
売上原価 741,804 733,761
売上総利益 181,964 160,581
販売費及び一般管理費 90,110 98,166
営業利益 91,853 62,414
営業外収益
受取利息 749 356
受取配当金 2,803 3,384
受取賃貸料 334 319
持分法による投資利益 3,269 3,261
その他の営業外収益 3,301 2,664
営業外収益合計 10,457 9,986
営業外費用
支払利息 4,849 4,205
デリバティブ評価損 404 756
為替差損 619 853
その他の営業外費用 2,060 1,581
営業外費用合計 7,934 7,397
経常利益 94,376 65,002
特別利益
投資有価証券売却益 1,358 10,029
関係会社株式売却益 237 431
段階取得に係る差益 3,433 1,395
受取補償金 - 3,488
社用資産売却益 - 3,112
特別利益合計 5,030 18,457
特別損失
投資有価証券評価損 308 -
投資有価証券売却損 - 242
特別損失合計 308 242
税金等調整前当期純利益 99,097 83,217
法人税、住民税及び事業税 20,642 22,457
法人税等調整額 6,288 3,918
法人税等合計 26,931 26,375
当期純利益 72,166 56,842
非支配株主に帰属する当期純利益 1,411 1,512
親会社株主に帰属する当期純利益 70,754 55,330
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 72,166 56,842
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △10,321 19,845
繰延ヘッジ損益 △8,400 △10,516
為替換算調整勘定 △5,351 △14,194
退職給付に係る調整額 △10 330
持分法適用会社に対する持分相当額 213 782
その他の包括利益合計 △23,869 △3,751
包括利益 48,296 53,090
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 47,015 51,801
非支配株主に係る包括利益 1,280 1,288
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 33,196 167,147 491,963 △1,867 690,439
当期変動額
剰余金の配当 △23,601 △23,601
親会社株主に帰属する当期
純利益
70,754 70,754
連結範囲の変動 △139 △139
持分法の適用範囲の変動 -
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
2 2
自己株式の処分 14 201 216
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - 17 47,013 201 47,232
当期末残高 33,196 167,164 538,977 △1,665 737,671
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他有価 退職給付に その他の包 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算調 持分
証券評価差
損益 整勘定
係る調整累 括利益累計
額金 計額 額合計
当期首残高 21,032 2,431 41,742 △1,425 63,780 1,471 22,890 778,582
当期変動額
剰余金の配当 △23,601
親会社株主に帰属する当期
純利益
70,754
連結範囲の変動 △139
持分法の適用範囲の変動 -
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
2
自己株式の処分 216
株主資本以外の項目の当期
△10,279 △8,028 △5,522 92 △23,739 35 △3,291 △26,994
変動額(純額)
当期変動額合計 △10,279 △8,028 △5,522 92 △23,739 35 △3,291 20,237
当期末残高 10,752 △5,597 36,219 △1,333 40,041 1,507 19,599 798,820
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 33,196 167,164 538,977 △1,665 737,671
当期変動額
剰余金の配当 △22,501 △22,501
親会社株主に帰属する当期
純利益
55,330 55,330
連結範囲の変動 △336 △336
持分法の適用範囲の変動 △10 △10
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
83 83
自己株式の処分 32 137 169
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - 115 32,482 137 32,735
当期末残高 33,196 167,280 571,459 △1,528 770,407
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他有価 退職給付に その他の包 新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算調 持分
証券評価差
損益 整勘定
係る調整累 括利益累計
額金 計額 額合計
当期首残高 10,752 △5,597 36,219 △1,333 40,041 1,507 19,599 798,820
当期変動額
剰余金の配当 △22,501
親会社株主に帰属する当期
純利益
55,330
連結範囲の変動 △336
持分法の適用範囲の変動 △10
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
83
自己株式の処分 169
株主資本以外の項目の当期
19,925 △9,922 △13,940 407 △3,528 45 △6,838 △10,322
変動額(純額)
当期変動額合計 19,925 △9,922 △13,940 407 △3,528 45 △6,838 22,413
当期末残高 30,678 △15,519 22,278 △925 36,512 1,552 12,760 821,233
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 99,097 83,217
賃貸資産減価償却費 125,252 135,610
賃貸資産除却損及び売却原価 125,152 45,783
その他の営業資産減価償却費 3,488 5,488
社用資産減価償却費及び除却損 3,693 3,557
その他減価償却費 1,260 1,286
のれん償却額 5,931 5,866
貸倒引当金の増減額(△は減少) △143 9,810
受取利息及び受取配当金 △3,552 △3,741
資金原価及び支払利息 63,646 65,803
投資有価証券評価損益(△は益) 308 -
投資有価証券売却損益(△は益) △1,358 △9,787
関係会社株式売却損益(△は益) △237 △431
段階取得に係る差損益(△は益) △3,433 △1,395
受取補償金 - △3,488
社用資産売却損益(△は益) - △3,112
賃貸料等未収入金の増減額(△は増加) △2,428 △28,439
割賦債権の増減額(△は増加) 7,006 23,824
リース債権及びリース投資資産の増減額(△は増
△32,523 95,110
加)
貸付債権の増減額(△は増加) △39,334 79,633
営業有価証券及び営業投資有価証券の増減額(△
△17,516 △17,293
は増加)
賃貸資産の取得による増加 △412,643 △185,989
その他の営業資産の取得による支出 △47,073 △32,781
仕入債務の増減額(△は減少) △14,519 7,483
その他 △32,377 1,275
小計 △172,305 277,289
利息及び配当金の受取額 4,561 5,338
利息の支払額 △63,864 △64,466
補償金の受取額 - 3,488
法人税等の支払額 △20,590 △22,335
営業活動によるキャッシュ・フロー △252,199 199,314
投資活動によるキャッシュ・フロー
社用資産の取得による支出 △4,330 △2,648
社用資産の売却による収入 9 3,272
投資有価証券の取得による支出 △14,542 △15,699
投資有価証券の売却及び償還による収入 2,924 14,664
連結の範囲の変更を伴う子会社株式等の取得によ
△20,808 -
る支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式等の売却によ
3,871 2,019
る収入
定期預金の預入による支出 △1,641 △55,524
定期預金の払戻による収入 1,648 54,250
その他 △120 886
投資活動によるキャッシュ・フロー △32,988 1,220
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 143,201 △211,716
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) 19,900 △328,318
債権流動化による収入 141,750 103,767
債権流動化の返済による支出 △151,353 △132,989
長期借入れによる収入 579,134 578,241
長期借入金の返済による支出 △268,898 △402,652
社債の発行による収入 351,409 280,426
社債の償還による支出 △237,137 △230,079
配当金の支払額 △23,601 △22,501
非支配株主への配当金の支払額 △2,149 △5,530
その他 65 △1,456
財務活動によるキャッシュ・フロー 552,320 △372,808
現金及び現金同等物に係る換算差額 1,670 2,818
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 268,803 △169,455
現金及び現金同等物の期首残高 186,489 455,588
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
294 80
額(△は減少)
現金及び現金同等物の期末残高 455,588 286,213
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、前中期経営計画から開始した事業部門制を踏まえ、カスタマービジネス及び事業部門ごと
に、経営計画を策定し、PDCAサイクルを回す取り組みを開始しており、この単位での財務情報を活用して戦略の
進化に繋げる仕組みを整えましたので、報告セグメント等の変更を行いました。
これに伴い、当連結会計年度より、報告セグメントを「カスタマーファイナンス事業」及び「アセットファイ
ナンス事業」の2セグメントから「カスタマービジネス」、「環境・エネルギー」、「ヘルスケア」、「不動
産」、「航空」、「ロジスティクス」及び「インフラ・企業投資」の7セグメントに変更し、セグメント利益を営
業利益から親会社株主に帰属する当期純利益に変更しております。
変更した報告セグメントの内容は以下のとおりです。
報告セグメント 主なサービス・事業内容
設備機器リース・ファイナンス
1 カスタマービジネス
中古機器の販売・買取
再生可能エネルギー発電事業、環境関連機器リース・ファイナンス
2 環境・エネルギー
ESCO(Energy Service Company)事業
医療機器リース・ファイナンス、中古医療機器の販売・買取
3 ヘルスケア
医療機器導入・経営支援コンサルティング
不動産リース・ファイナンス
4 不動産
不動産流動化、不動産再生投資
航空機リース
5 航空
航空機エンジンリース
海上コンテナリース、鉄道貨車リース
6 ロジスティクス
船舶ファイナンス、オートリース
社会インフラへの投資・ファイナンス
7 インフラ・企業投資
PFI事業、企業投資事業
なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の報告セグメントの区分により作成したものを記
載しております。
2.報告セグメントごとの利益又は損失、資産の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している会計処理基準に
基づく金額により記載しております。
報告セグメントの利益は、親会社株主に帰属する当期純利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
3.報告セグメントごとの利益又は損失、資産の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
(注)1 計上額
カスタマー 環境・ ロジスティ インフラ・
ビジネス エネルギー
ヘルスケア 不動産 航空
クス 企業投資
計 (注)2
セグメント利益
16,869 3,351 661 24,902 24,932 980 698 72,396 △1,641 70,754
又は損失(△)
セグメント資産
2,362,937 185,035 152,654 980,124 1,162,335 522,304 95,485 5,460,876 825,090 6,285,966
(注)3
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、主に、販売費及び一般管理費のうち報告セグメントに帰属しない
全社費用の調整額であります。
セグメント資産の調整額は、主に、現預金、社用資産及び2007年にダイヤモンドリース株式会社とUFJセント
ラルリース株式会社が合併して三菱UFJリース株式会社となった際に計上したのれん等の各報告セグメントに
帰属するセグメント資産以外の資産であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の親会社株主に帰属する当期純利益と調整を行っておりま
す。
3.セグメント資産は、各報告セグメントに帰属する営業資産、持分法適用会社への投資額、のれん及び投資有価
証券等であります。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
(注)1 計上額
カスタマー 環境・ ロジスティ インフラ・
ビジネス エネルギー
ヘルスケア 不動産 航空
クス 企業投資
計 (注)2
セグメント利益
25,567 3,734 741 28,037 2,807 1,878 304 63,072 △7,741 55,330
又は損失(△)
セグメント資産
2,127,064 198,592 157,373 955,654 1,203,858 545,525 111,688 5,299,758 710,072 6,009,831
(注)3
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、主に、販売費及び一般管理費のうち報告セグメントに帰属しない
全社費用の調整額であります。
セグメント資産の調整額は、主に、現預金、社用資産及び2007年にダイヤモンドリース株式会社とUFJセント
ラルリース株式会社が合併して三菱UFJリース株式会社となった際に計上したのれん等の各報告セグメントに
帰属するセグメント資産以外の資産であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の親会社株主に帰属する当期純利益と調整を行っておりま
す。
3.セグメント資産は、各報告セグメントに帰属する営業資産、持分法適用会社への投資額、のれん及び投資有価
証券等であります。
4.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
全社・消去 合計
カスタマー 環境・ ロジスティ インフラ・
ビジネス エネルギー
ヘルスケア 不動産 航空
クス 企業投資
計
減損損失
- - - - 2,578 - - 2,578 - 2,578
(注)
(注)減損損失は、売上原価に計上しております。
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 872.78円 905.16円
1株当たり当期純利益 79.44円 62.08円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 79.14円 61.85円
(注)1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下の
とおりであります。
1.1株当たり純資産額
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 798,820 821,233
純資産の部の合計額から控除する金額
21,107 14,313
(百万円)
(うち新株予約権(百万円)) (1,507) (1,552)
(うち非支配株主持分(百万円)) (19,599) (12,760)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 777,713 806,920
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普
891,072 891,466
通株式の数(千株)
2.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益
70,754 55,330
(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
70,754 55,330
利益(百万円)
期中平均株式数(千株) 890,713 891,207
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(百万円)
普通株式増加数(千株) 3,333 3,334
(うち新株予約権(千株)) (3,333) (3,334)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株 ― ―
当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株
式の概要
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(重要な後発事象)
(日立キャピタル株式会社との経営統合について)
三菱UFJリース株式会社(以下、「三菱UFJリース」)と日立キャピタル株式会社(以下、「日立キャピタ
ル」)は、2021年4月1日付で経営統合(以下「本経営統合」といいます)し、同日付で商号を「三菱HCキャピタル
株式会社」へ変更しました。
1.企業結合の概要
(1)被取得企業の名称及び事業の内容、規模
被取得企業の名称:日立キャピタル株式会社
事業の内容:総合リース業、割賦販売業、その他金融、サービス業
規模:2021年3月期(参考情報)
連結(国際財務報告基準)
売上収益 467,176百万円
当期利益 33,195百万円
資産合計 3,811,002百万円
資本合計 439,338百万円
従業員数 5,563人
単体(日本基準)
営業収益 36,007百万円
当期純利益 14,657百万円
資産合計 1,615,518百万円
純資産合計 240,676百万円
従業員数 930人
(2)企業結合の理由及び目的
本経営統合の背景
① 社会の情勢
昨今、外部環境の変化は激しく、「気候変動・資源不足」「脱資源・脱化石燃料」「人口構造の変化」「テク
ノロジーの進歩」「都市化」「世界の経済力のシフト」「多極化する世界」といった長期的に内外経済の動向を
左右する潮流、メガトレンドの動きが加速しております。
さらに、新型コロナウイルス感染の世界的な拡大により、経済・社会全体のパラダイムシフトが発生してお
り、企業活動においては「サプライチェーンの質的再構築」「デジタル化・データエコノミー化」「大量生産・
消費から循環経済への変革」などが進展するものと考えられます。
② 課題認識
このような外部環境の変化に伴い、リース会社に求められる役割は、従来型のリース・ファイナンスに加え
て、事業の投資・運営などを通じた社会的課題の解決へと変化しております。
しかも、With/Afterコロナの環境下では、想像以上のスピードで産業レベルでのビジネスモデルチェンジが生
じるとみられ、各企業が環境変化に適応していく上では、アセットに関する多様な機能を有し、金融機能にとど
まらない柔軟なサービスを提供するリース会社の存在意義がさらに高まるものと考えております。
さまざまな産業と密接な連携を図ってきた両社においては、このような社会や業界の大きな環境変化を新たな
ビジネスの機会と捉え、多様なお客様や地域社会に貢献し、社会価値を創出するためにも、一層の事業基盤の拡
大・財務基盤の強化が必要との判断にいたりました。
本経営統合の目的
経営統合前の両社においては、それぞれの中期経営計画の中長期ビジョンに掲げてきたとおり、環境変化に適
応した豊かな社会の実現に向けた社会価値の創出、さらに、それらを通じた持続的な企業価値の向上に努めてま
いりました。本経営統合により、統一されたビジョン・理念のもと、一つの会社として事業を展開することで、
「(ⅰ)ビジネス領域の相互補完」、「(ⅱ)経営基盤の強化」、さらに、これらをベースとした「(ⅲ)新た
な価値創造」を実現し、より力強く成長してまいります。
(ⅰ)ビジネス領域の相互補完
理想的な相互補完関係の構築により、ビジネス領域をフルラインアップ化できるとともに、ビジネス領域、
展開地域双方におけるポートフォリオの分散が実現します。これにより、外部環境の影響を受けにくい強固で
安定的な収益基盤の実現に加え、その強化される体力を活かした投資活動の一層の拡大により、収益力の向上
を図ります。
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三菱HCキャピタル㈱ (8593) (旧 三菱UFJリース㈱) 2021年3月期決算短信
(ⅱ)経営基盤の強化
企業の競争力の源泉である、人材(財)の活用・強化、パートナー・ネットワークの活用、財務基盤強化、
リスクマネジメントの高度化、デジタル化の推進といった経営資源・ノウハウを結集することで、持続的成長
を支える強靭な経営基盤の構築を図ります。
(ⅲ)新たな価値創造
強みを有するビジネス領域を強化、拡大するとともに、新たな領域・地域にチャレンジすることで、お客様
に対する従来のリース会社の枠を超えた新しい価値の提供をめざします。
本経営統合により、当社は規模・領域ともに業界屈指のグローバルプレイヤーとなります。今後、拡大する
規模と蓄積される資本を活かし、世界各地のお客様や地域社会のニーズの変化を的確に捉え、その実現に貢献
していく新時代の社会的課題解決企業への成長を図ります。
(3)企業結合日
2021年4月1日
(4)企業結合の法的形式
三菱UFJリースを吸収合併存続会社、日立キャピタルを吸収合併消滅会社とする吸収合併
(5)結合後企業の名称
三菱HCキャピタル株式会社
2.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価 企業結合直前に所有していた普通株式の企業結合日における時価 16,725百万円
取得の対価 企業結合日に交付した当社の普通株式の時価 381,480百万円
取得原価 398,205百万円
3.株式の種類別の交換比率及びその算定方法並びに交付した株式数
(1)株式の種類別の交換比率
三菱UFJリース 日立キャピタル
会社名
(吸収合併存続会社) (吸収合併消滅会社)
合併比率 1 5.10
本経営統合により交付する株式数 普通株式:571,078,084株
(2)株式交換比率の算定方法
本合併比率の公正性を確保するため、各社がそれぞれ別個に独立した第三者算定機関に合併比率の算定を依頼
することとし、三菱UFJリースは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社を、日立キャピタルはゴー
ルドマン・サックス証券株式会社を選定しました。
三菱UFJリース及び日立キャピタルは、両社が選定した第三者算定機関から受領した算定結果等を参考に、
それぞれ両社の財務状況、業績動向、株価動向等を勘案し、合併比率について真摯に交渉・協議を重ねた結果、
最終的に上記の合併比率が妥当であり、それぞれの株主様の利益に資するものであると判断し、合意・決定しま
した。
4.主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザリー業務等に対する報酬・手数料 6,494百万円
5.発生したのれんの金額、発生原因、償却の方法及び償却期間又は負ののれん発生益の金額及び発生原因
現在算定中であり、確定しておりません。
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