8562 福島銀 2020-08-11 16:00:00
2021年3月期第2四半期および2021年3月期通期業績予想ならびに配当予想に関するお知らせ [pdf]
2020年8月11日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 福 島 銀 行
代表者名 取締役社長 加 藤 容 啓
(コード番号 8562 東証第1部)
問合せ先 常務取締役企画本部長 佐 藤 明 則
(TEL 024-525-2525)
2021 年 3 月期第 2 四半期および 2021 年 3 月期通期業績予想
ならびに配当予想に関するお知らせ
本日開催の取締役会において、2021年3月期第2四半期および2021年3月期通期業績予想ならびに
配当予想を発表することを決議しましたので、お知らせいたします。
1. 業績予想および配当予想の開示の理由
2018年9月28日公表の中期経営計画「新生ふくぎん3Cプロジェクト」(計画期間:2018年4月1日
~2021年3月31日)の着実な進展により、当行の本業収益(投信解約益を除くコア業務純益)の収益
力は大幅に改善しており、足元の2021年3月期第1四半期においても黒字化を達成しております。
しかしながら、世界規模で拡大している新型コロナウイルスの感染は、国内においても全都道府
県に拡大し、経済活動に与える影響も多岐に渡り深刻化しております。
コロナ禍の影響は先行き不透明であり、想定以上に長期化する可能性もあることから、このよう
な状況に備えるため、今後当初の想定を超えて発生する可能性のある不安定な要素について前倒し
で処理するとともに、将来に向けて安定的な収益を確保出来る態勢を構築するための前向きな損失
計上を見込み、その内容を反映した2021年3月期第2四半期、および2021年3月期通期の業績予想を発
表することといたしました。
なお、抜本的な収益構造の転換に向けた前向きな損失として計上する内容は以下の通りです。
(1)有価証券運用の大幅な見直し
過去に投資し、コロナ禍による影響で顕在化した評価損を抱える受益証券や株式等を売却
するとともに、SBIグループの資産運用ノウハウやグローバルなネットワークから得られるフ
ァンド情報等の活用によって、債券中心によるインカム収入重視の有価証券ポートフォリオ
を再構築いたします。なお、有価証券の評価損を抱える株式・受益証券等の処分による損失
は株式等売却損等または国債等債券償還損等として通期で16億円程度を計上する見込みです。
(2)信用コストに備えた予防的引当金の計上
コロナ禍が当行の貸出債権に与える影響は不確実性を増しております。今後当初の想定を
超えて発生する可能性のある信用コストに備えるため、数億円程度の損失計上を見込みます。
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2. 2021年3月期第2四半期および2021年通期業績予想ならびに配当予想
上記のとおり、今後のリスク要因となる有価証券ポートフォリオの刷新と信用コストの積み増し
を当年度中に行うことを決定した結果、2021年3月期の当期純利益は19億円程度の赤字を見込んでお
ります。なお、貸出金利息、手数料収入は対前年度比増加、また営業経費については対前年度比減
少を予想しており、本業収益は7億円程度の黒字を見込んでおります。また、2021年3月期の配当は、
誠に遺憾ではございますが無配とさせていただく予定です。
なお、2021年3月期の自己資本比率は銀行単体で7.4%程度を見込んでおり、バーゼル3国内基準
(4%以上)を上回る水準を確保する見通しです。
(1) 業績予想について
① 2021年3月期第2四半期(中間期)
【連結】 (単位:百万円)
親会社株主に帰属
経常収益 経常利益 する中間期純利益
1株当たり中間純利益
前回発表予想(A) - - - -
今回発表予想(B) 6,700 △2,300 △2,300 △82円21銭
増減額(B-A) - - - -
増減率 - - - -
(ご参考)前期第2四半期実績
(2020年3月期第2四半期)
6,395 313 273 11円88銭
【単体】 (単位:百万円)
経常収益 経常利益 中間純利益 1株当たり中間純利益
前回発表予想(A) - - - -
今回発表予想(B) 5,600 △2,300 △2,300 △82円21銭
増減額(B-A) - - - -
増減率 - - - -
(ご参考)前期第2四半期実績
(2020年3月期第2四半期)
5,381 273 255 11円11銭
② 2021年3月期通期
【連結】 (単位:百万円)
親会社株主に帰属
経常収益 経常利益 する当期純利益
1株当たり当期純利益
前回発表予想(A) - - - -
今回発表予想(B) 13,000 △1,900 △1,900 △67円91銭
増減額(B-A) - - - -
増減率 - - - -
(ご参考)前期通期実績
(2020年3月期通期) 13,475 494 409 17円20銭
【単体】 (単位:百万円)
経常収益 経常利益 当期純利益 1株当たり当期純利益
前回発表予想(A) - - - -
今回発表予想(B) 10,900 △2,000 △1,900 △67円91銭
増減額(B-A) - - - -
増減率 - - - -
(ご参考)前期通期実績
11,373 404 350 14円72銭
(2020年3月期通期)
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(2) 配当予想について
年間配当額
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
前回発表予想(A) - - - - -
今回発表予想(B) - 0円00銭 - 0円00銭 0円00銭
当期実績 - -
前期実績(2020年3月期) - 0円00銭 - 2円00銭 2円00銭
3. 今後の取り組み(「ふくぎんV字回復プラン」)
この度の抜本的な収益構造の転換に向けた取り組みの実施により、当行としては有価証券関係
損益の安定化を図り、今後は日々の市場の変動に左右されることなく、コロナ禍で苦しむ地元の
お客さまの支援に一層注力し、積極的な貸出金の供給を通じて地域経済の活性化に貢献してまい
ります。
また、SBIグループとの協業を深化させ、有価証券ポートフォリオを再構築するなど当行の財務
基盤の強化に加え、SBIグループの幅広い金融商品・サービスやノウハウなど様々な経営資源を活
用することで、来期には業績をV字回復させ復配を実現させたいと考えております。
(注)本資料には、将来の業績および計画等に関する記述が含まれております。こうした記
述は、将来の業績に影響を与える不確実な要因によって将来実現する保証はなく、実際の結
果と大きく異なる可能性があります。
また、事業戦略や業績など、将来の見通しに関する事項には、一定のリスクや不確実性等
が含まれております。
以 上
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