8518 アジア投資 2020-05-15 15:00:00
2020年3月期期末決算補足資料(従来連結基準) [pdf]
⽇本アジア投資株式会社
2020年3⽉期 期末
決算補⾜資料
決算発表⽇︓2020年5⽉15⽇
(ご注意)本資料に記載された事項は、資料作成時点での当社の判断であり、その情報の正確性を保証するものではありません。また、今後予告
なしに変更されることがあります。本資料に含まれる意⾒や予測などについては、様々な要因の変化により、実際の業績や結果とは⼤きく異なる
可能性があることをご留意下さい。また、本資料は情報の提供のみを⽬的としており、当社が発⾏する有価証券の投資勧誘を⽬的とするものでは
ありません。なお、本資料内の業績数値は全て従来連結基準にて表⽰しております。
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) -1-
⽬次
1. 総括 P3
2. 2020年3⽉期の実績(前期⽐較) P4
3. 中期経営計画の進捗状況 P9
4. 2021年3⽉期の事業⽅針と業績予想 P15
5. 営業活動の状況 P23
6. 参考情報 P32
(ご注意)本資料内の業績数値は全て従来連結基準にて表⽰しております。
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1. 総括
2020年3⽉期の実績(前期⽐較)
• 営業収益27億円、最終利益3億円(前期⽐ 11.5%増収、47.7%減益)
• 特別利益の反動減による減益、評価損の減少やプロジェクト投資からの利益が
増加したが補えず
中期経営計画の進捗状況
• 最終利益の期初⾒込達成率60.5%、株式売却益が⼤幅に下振れ
• プロジェクト投資資産を売却して株式売却益の下振れを補う構図が続くため、
新規投資実⾏を進めているが、残⾼や含み益の増加が遅れている
• 戦略投資は順調に進捗、計画2年⽬で残⾼10億円の⽬標達成
2021年3⽉期の事業⽅針と業績予想
• 新型コロナウイルス感染症の影響は、現段階で顕在化しているものは限定的
• 今後の影響が限定的との前提で、営業収益32.5億円、利益1.8億円を⽬標とする
• プロジェクト投資は、物流施設などの短期売却を前提としたプロジェクトと、
障がい者施設、バイオガス発電などの⻑期保有を前提としたプロジェクトの
最適な組み合わせを⾏う
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2. 2020年3⽉期の実績
ハイライト P5
営業収益・営業原価内訳 P8
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2.2020年3⽉期の実績–ハイライト P/L
(単位︓百万円) 2019/3期 2020/3期
⾦額 ⾦額 増減率
営業収益 2,475 2,760 11.5%
営業原価 1,188 1,401 17.9%
営業総利益 1,286 1,359 5.7%
販管費 1,109 1,094 △1.3%
営業利益 177 265 49.6%
経常利益 83 140 67.9%
親会社株主に帰属
する当期純利益
578 302 △47.7%
増収要因︓メガソーラープロジェクトの売却件数が増加 (4件⇒7件)
減益要因︓他社が運営するプライベートエクイティファンドの利益貢献(営業収益・特別利
益)が合計636百万円減少
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2.2020年3⽉期の実績–ハイライト B/S
(単位︓百万円) 2019/3期末 2020/3期末
⾦額 ⾦額 増減率 主な増減要因
総資産 17,305 15,800 △8.7%
うち 現預⾦ 5,564 3,920 △29.5% 返済△16億円
うち プロジェクト投資 投資実⾏+22億円、分配・償
5,514 5,437 △1.4%
(営業投資有価証券・貸付⾦) 還等-19億円、売却-4億円
うち 戦略投資
373 1,005 169.6% 投資実⾏
(営業投資有価証券)
うち 戦略投資以外のPE投資 投資実⾏∔3億円、売却等-7
4,765 4,282 △10.1%
(営業投資有価証券(引当後)) 億円、
借⼊⾦ 9,784 8,166 △16.5% 返済△16億円
⾃⼰資本 6,840 7,223 5.6% 利益+3億円
現預⾦+プロジェクト投資△借⼊⾦ 1,294 1,191 △7.9%
現預⾦︓借⼊⾦の返済により減少
戦略投資︓5件の投資実⾏により残⾼が増加
財務バランス︓分配・償還・売却によりプロジェクト投資残⾼は減少
(※現預⾦とプロジェクト投資営業資産の合計額と、借⼊⾦とを⽐較した財務バランス)
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2.2020年3⽉期の実績–ハイライト C/F
(単位︓百万円) 2019/3期 2020/3期
営業活動によるCF 299 124
投資活動によるCF 1,224 147
財務活動によるCF △2,173 △1,617
CF増減額 △675 △1,358
期末残⾼ 4,082 2,723
営業CF︓ 124百万円の収⼊
投資活動の進捗に伴い投資事業組合への出資による⽀出が増加
投資CF︓ 147百万円の収⼊
ファンド(投資有価証券)の償還額が減少
財務CF︓ 1,617百万円の⽀出
返済優先の財務対応を改め借⼊⾦の返済額を減額したため、⽀出額は前期から圧縮
新規の投資資⾦と経常的な⽀払いは投資の回収資⾦で賄えているが、借⼊⾦の返済は⼿許
のキャッシュ残⾼を減らして⾏っている状況
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2.2020年3⽉期の実績 -営業収益・営業原価 内訳
合計 プライベートエクイティ投資 プロジェクト投資
(単位︓百万円) 2019/3期 2020/3期 2019/3期 2020/3期 2019/3期 2020/3期
営業収益 2,475 2,760 1,474 1,104 1,000 1,656
管理運営報酬等 241 199 239 195 1 3
営業投資有価証券売却⾼ 1,746 2,349 865 806 881 1,542
組合持分利益等 429 172 337 87 91 84
その他営業収益 57 40 31 14 26 25
営業原価 1,188 1,401 960 760 228 640
営業投資有価証券売却原価 554 965 325 476 228 489
営業投資有価証券評価損・
579 245 579 245 - -
投資損失引当⾦繰⼊額
組合持分損失等 49 184 49 33 - 150
その他営業原価 6 5 6 5 - -
営業総利益 1,286 1,359 514 343 772 1,015
プライベートエクイティ投資︓減収・減益
・営業収益のうち組合持分利益等が減少︓他社が運営するファンドからの利益が減少のため
・営業原価のうち株式の売却原価が増加︓投資倍率の⾼い上場株式の売却が減少したことや、
⼤型未上場株式の流動化を優先した結果、売却損が発⽣。他⽅、評価損・繰⼊額は減少
プロジェクト投資︓増収・増益
・営業収益のうち売却⾼が増加︓メガソーラープロジェクトの売却件数が増加(4件⇒7件)
・営業原価のうち組合持分損失等が増加︓植物⼯場の⽴上げに伴う先⾏費⽤が発⽣
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3. 中期経営計画の進捗状況
中期経営計画の概要 P10
2020年3⽉期の重点施策 P11
数値計画の達成状況 P13
KPIの進捗状況 P14
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3. 中期経営計画の進捗状況 - 中期経営計画の概要
計画の背景となる課題
1. 収益構造が不安定︓
収益の⼤半をベンチャー投資のキャピタルゲインに依存しているため
2. 財務健全性が低い︓
回収の不確実性が⾼いPE投資資産の⼀部を借⼊⾦で調達しているため
3. 充分な投資資⾦が確保できない︓
返済優先の財務対応により収益償還⼒を超えた返済を継続しているため
中期経営計画(2019年3⽉期からの3か年計画)
既存のPE投資資産の⼤半を3年間で売却し、利益と資⾦を確保する
売却によって得た資⾦で、プロジェクト投資や、「企業への投資」と
「プロジェクト(事業)への投資」を組み合わせる「戦略的投資」を⾏う
流動性の⾼い資産へと⼊れ替えを進めるとともに、プロジェクト資産の含み益
(将来の安定収益)を積上げる
再⽣可能エネルギー、スマートアグリ(植物⼯場等)、ヘルスケア(介護・医
療)の3つを事業テーマに選定
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3. 中期経営計画の進捗状況-2020年3⽉期の重点施策
-プライベートエクイティ投資
項⽬ 施策 進捗状況
• IPO済みの国内株式の売却や、中国の未上場株式
既存資産の IPOによる売却益獲得に加え、未上場株 の流動化を実現
流動化 式や営業外の資産も流動化を促進する • 第4四半期に⾒込んでいた株式売却益が⼤幅に下
振れし、期初の業績⾒込を下⽅修正
• 地域⾦融機関と協業して中堅中⼩企業の海外進出
ファンドの 海外進出⽀援、対⽇直接投資⽀援を を⽀援するファンドの募集活動を実施
新設 ⽬的とする2つのファンドを設⽴する • 対⽇直接投資の⽀援ファンドは、投資家との⽅向
性が⼀致せず、設⽴に⾄っていない
• 中国では、⻄安市ハイテク産業区、煙台市投資促
・社外ネットワーク(国内・アジア) 進センター、武漢市商務局と協⼒協定を締結
を強化し、グローバル⽀援体制を
• バンコクでは現地のベンチャーキャピタル、証券
ネットワー 構築する
会社と協⼒協定を締結
ク、M&A
・クロスボーダーM&Aを中⼼としたFA • アジアのビジネスパートナーからの譲渡案件を、
業務への取り組みを開始する 当社の国内ネットワークを⽤いて⽇本の上場会社
に仲介し、譲渡条件を交渉中
• 障がい者向けグループホームの建設プロジェクト
Bankable(⾦融機関からの負債性資⾦ を開始、3件を建設中
調達が可能)な新規事業を創出し、
戦略投資 • 国内のディストリビューションセンター(物流施
プロジェクトへの投資と共に、
設)の建設プロジェクトを開始、2件に投資実⾏
パートナー企業への戦略投資も⾏う
• 上記のパートナー企業を含め5社に投資を実⾏
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3. 中期経営計画の進捗状況-2020年3⽉期の重点施策
-プロジェクト投資
項⽬ 施策 進捗状況
• メガソーラーを最優先として、
• バイオガス発電所の原料となる廃棄物の、中間
バイオガス・バイオマスの新規案件
再⽣可能 処理施設のオペレーターに対して投資を実⾏
にも投資する
エネルギー • FIT価格30円台のメガソーラープロジェクト新
• ⾼採算案件への投資機会は時限性が
規案件3件、既存案件1件に投資実⾏
あるため、積極投資を継続する
• 1号⼯場では、⼤⼿外⾷チェーンを販売先として
確保し順調に稼働中。ただし、期末時点で単⽉⿊
スマート 植物⼯場1号案件を軌道に乗せ、 字化を⾒込んでいたものの実現しておらず、21
アグリ 後続案件に投資する 年3期末までの単⽉⿊字化を⽬指す。
• 2号⼯場への投資は、1号⼯場の⿊字化の⽬途を
つけた後に⾏う計画
件数を追わず採算性を重視し、
ヘルスケア 東京都江東区東雲のプロジェクト1件へ投資実⾏
介護施設開発案件に選別的に投資する
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3. 中期経営計画の進捗状況-数値計画の達成状況
期初業績⾒込
単位︓百万円 2020年3⽉期実績
(2019/5/15発表)
⾦額 ⾦額 達成率
営業収益 3,500 2,760 78.9%
営業原価 1,600 1,401 87.6%
営業総利益 1,900 1,359 71.6%
販管費 1,100 1,094 99.5%
営業利益 800 265 33.2%
経常利益 650 140 21.7%
親会社株主に帰属する
当期純利益
500 302 60.5%
プライベートエクイティ投資
• IPOを延期した銘柄や、IPOを果たした銘柄の株価下振れが主因となって、株式の売却益が計
画を⼤幅に下振れ
• 投資有価証券の売却による特別利益の計上を含めても、計画の2割程度の達成状況
プロジェクト投資
• 植物⼯場の⽴ち上げに伴う費⽤が先⾏するため⾚字の計画としていたが、PE投資の⼤幅な下
振れの状況から、稼働済みメガソーラープロジェクトの売却を実施
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3. 中期経営計画の進捗状況-KPIの進捗状況
KPI KPI KPI
戦略 施策 2019/3期 2020/3期 2021/3期
実績(億円) 実績(億円) ⽬標(億円)
プロジェクト投資資産残⾼※1 55 54 90
プロジェクト投
プロジェクト投資資産の累計利益
資資産からの安 70 58 200
合計額※2
定収益拡⼤
現預⾦とプロジェクト投資資産の
+13 +11 +56
合計額と借⼊⾦のバランス
戦略投資等以外の資産の早期流動 残⾼47 残⾼42 残⾼10
プライベートエ 化・収益化 (引当後) (引当後) (引当後)
クイティ投資資
産他の⼊替 ・新規投資⽤のファンド設⽴
残⾼3.7 残⾼10 残⾼10
・戦略投資の実⾏
プロジェクト投資資産を売却してPE下振れを補ったために、プロジェクト投資資産の新規投
資実⾏を進めているが、残⾼や含み益が増加していない
戦略投資以外のプライベートエクイティ投資資産の流動化・収益化が遅れている
戦略投資の投資実⾏は順調に進捗し、計画2年⽬で⽬標を達成
※1︓貸付⾦残⾼を含む
※2︓⼀定の仮定で試算した、当社グループの運営するプロジェクトからの累計利益⾒込額の合計(割引前)
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想
事業⽅針 P16
新型コロナウイルス感染症の影響 P19
中期経営計画との差異 P20
業績⾒込値の詳細 P21
将来に関する記述等についてのご注意 P22
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想–事業⽅針①
PE投資資産の早期流動化・収益化に注⼒
中期経営計画2年⽬までは⼤きく計画を下振れしているが、
重要な課題であることは変わらず
計画の達成率を少しでも⾼めるように鋭意努⼒する
バックアッププランとしてのプロジェクト売却
株式の売却は株式市場や経済環境の動向に⼤きく左右されるため、
その変動をコントロールすることは困難
株式売却益が下振れた場合には、プロジェクトの売却により
⼀部を補完する
短期売却⽬的のプロジェクト投資を推進
これまで売却したメガソーラープロジェクトに替わる資産の残⾼を早期に
増加させるため、今後の投資に実⾏については、⻑期保有による安定収益
獲得を⽬的としたプロジェクト投資から、短期(2~3年)での売却を前
提としたプロジェクト投資に軸⾜を移し、⻑期的・短期的収益の最適な組
み合わせを⾏う
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想–事業⽅針②
事
業 収益機会を⻑期安定収益、短期的収益に区別し、最適な組み合わせを⾏うことでサステナビリテ
⽅ ィのある収益構造を構築する
針
資産の⻑期保有により 資産の短期回転により
安定的な収益貢献 インパクトの⼤きな収益貢献
プ (CF、利益)を期待 (CF、利益)を期待
ロ
投 ジ
資 ェ
ク
ト ディストリ
スマート ヘルスケア ヘルスケア
再⽣可能 ビューショ
アグリ (障がい者 (⾼齢者
エネルギー ンセンター
(植物⼯場) 施設) 施設)
(物流施設)
海外進出 事業拡⼤ M&A
P 仲介
⽀援 ⽀援
E
投
ファンド
資 事務受託
/ パートナー
フィナン
フ 企業への
シャル投資
ィ 戦略投資
|
安定的な収益貢献を期待 変動するが⼤きな収益貢献を期待
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想–事業⽅針③
再⽣可能 メガソーラープロジェクトについては、これまで以上に採算性を慎重に
エネルギー 検証して投資を実⾏する
スマートアグリ 2021年3⽉末までの第1号⼯場の⿊字化を⽬指す
2号⼯場への投資は、⿊字化の⽬途が付いた後に⾏う
ディストリビュー 中型から⼤型の物流施設を対象として積極的に投資を⾏う
ションセンター プロジェクトの初期段階に投資することで⾼いリターンを⽬指す
ヘルスケア 障がい者施設への投資を継続し、パートナー企業を⽀援する
⾼齢者施設は案件を厳選して投資を実⾏する
PE投資 海外進出⽀援ファンドを組成し、フィー事業に繋げる
既存投資先の成⻑⽀援、早期流動化・収益化に向けて取り組む
M&A仲介 投資案件の開拓の過程で得られるM&Aのニーズを基に、FAとして仲介業務
を⾏う
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想
–新型コロナウイルス感染症の影響
項⽬ 想定されるリスク
上場株式の売却 売却株価の低迷、IPOの延期
未上場株式の売却 買⼿の資⾦調達の難航、売却対象企業の業績悪化
プロジェクトの売却 買⼿の資⾦調達の難航
投資先企業の評価 投資先企業の経営状態悪化による評価損や引当⾦の発⽣
建設中のプロジェクト 建設の中断
売電中のプロジェクト 消費電⼒量減少に伴う出⼒抑制の増加
スマートアグリプロジェクト 外⾷企業への販売額減少
当社の営業活動 新規投資の停滞、投資回収の効率低下
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想 – 中期経営計画との差異
最終⽬標 2021/3期⾒込 2021/3期⽬標 差異
親会社株主に帰属す
る当期純利益 1.8億円 7億円 △5.2億円
ROE 2.5% 9% △6.5%
KPI KPI
戦略 施策 2021/3期 2021/3期
⾒込(億円) ⽬標(億円)
プロジェクト投資 プロジェクト資産残⾼ 61 90
資産からの安定収
益拡⼤ 現預⾦とプロジェクト投資資産
+26 +56
の合計額と借⼊⾦のバランス
戦略投資等以外の資産の早期流 残⾼25 残⾼10
プライベートエク 動化・収益化 (引当後) (引当後)
イティ投資資産他
の⼊替 ・新規投資⽤のファンド設⽴
残⾼10 残⾼10
・戦略投資の実⾏
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想 –業績⾒込値の詳細
2021/3期 2021/3期 営業収益の主な内訳
単位︓百万円 株式売却⾼(IPO) 1,350
通期⾒込 2Q累計⾒込 株式売却⾼(IPO以外) 1,650
営業収益 3,250 850 管理報酬 150
他社ファンド 75
営業原価 1,800 380 その他 25
営業総利益 1,450 470
販管費 1,100 590 営業原価の主な内訳
株式売却原価 (IPO) 370
営業利益 350 △120 株式売却原価 (IPO以外) 880
引当・評価損 350
経常利益 200 △190 プロジェクトからのコスト 100
他社ファンド 100
親会社株主に帰属する当期純利益 180 △210
ROE 2.5% -
営業収益32.5億円、利益1.8億円
上期・第3四半期累計は⾚字の⾒込み
下期に国内IPOと中国トレードセールによる株式売却益を⾒込む
プロジェクトの売却は現時点では⾒込まず
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4. 2021年3⽉期の事業⽅針・業績予想
- 将来に関する記述等についてのご注意
業績予想につきましては、当社グループが展開するプライベートエク
イティ投資はその事業特性上株式市場等の変動要因による影響が極め
て⼤きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては合理的な業績
予想が困難なため、当社は業績予想を⾏っておりません。
しかしながら、投資家及び株主の皆さまの利便に資するべく、業績予
想に代えて、ある⼀定の前提を元に策定した「従来連結基準による⾒
込値」を、数値の確度は低いものの、参考情報として開⽰しておりま
す。
なお、当該「従来連結基準による⾒込値」をはじめとする本資料に掲
載されている全ての将来に関する記述は、当社が現時点において⼊⼿
している情報及び⼀定の前提に基づいており、その達成を当社として
約束する趣旨のものではありません。実際の数値は様々な要因により
記述されている内容とは⼤きく異なる可能性があります。
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5. 営業活動の状況
プライベートエクイティ投資 P24
プロジェクト投資 P27
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5. 営業活動の状況-プライベートエクイティ投資 投資実⾏
投資実⾏ 合計 12社、12億円
うち、戦略投資 5社
スマートソーラー㈱ KICホールディングス㈱ MDーFarm㈱
事業内容︓メガソーラー発電所事 事業内容︓ディストリビューショ 事業内容︓イチゴの閉鎖型植物⼯
業、公共・産業⽤スマートシティ ンセンター(物流施設)の開発、 場プラントの開発・販売、農業コ
事業、住宅⽤太陽光発電事業 ファイナンス、管理計画⽴案、ア ンサルティング等
セットマネジメント
ソーシャルインクルー㈱ ㈱森久エンジニアリング
事業内容︓障がい者向けグループホーム「ソーシャ 事業内容︓植物⼯場の開発・企画・建設・運営、ブ
ルインクルーホーム」の運営 ランド野菜「モーベル」の⽣産
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5. 営業活動の状況-プライベートエクイティ投資 IPO実績
㈱ステムリム ㈱ピー・ビーシステムズ
上場市場︓東証マザーズ(4599) 上場市場︓福証Q-Board(4447)
上場⽇ ︓2019年8⽉9⽇ 上場⽇ ︓2019年9⽉12⽇
Fangdd Network Group
㈱リグア
Ltd.
上場市場︓NASDAQグローバル(DUO) 上場市場︓東証マザーズ(7090)
上場⽇ ︓2019年11⽉1⽇ 上場⽇ ︓2020年3⽉13⽇
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5. 営業活動の状況- アジアネットワーク
当社の強みであるアジ
アのビジネスネット
ワークをさらに強化し、
M&A事業の⽴上げや投
資先企業の⽀援に活⽤
中国では、⻄安市ハイ
テク産業開発区、煙台
市投資促進センター、
武漢市商務局と協⼒協
定を締結
タイでは、現地のベン
チャーキャピタル、証
券会社と協⼒協定を締
結
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5. 営業活動の状況-プロジェクト投資 投資実⾏
投資実⾏ 10件、合計21.5億円
再⽣可能エネルギー
FIT30円台のメガソーラープロジェクト4件
バイオガス発電所に併設する廃棄物処理施設運営者
スマートアグリ
植物⼯場の操業資⾦を追加投資
ヘルスケア
東京都江東区東雲の⼤型⾼齢者向け施設
ディストリビューションセンター
国内物流施設の新規建設プロジェクト2件
その他
収益不動産(国内の商業ビル)への中期投資
上記の他、障がい者向けグループホームプロジェクト1件に貸付を実⾏
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5. 営業活動の状況-プロジェクト投資 新規ファンド設⽴
JAICソーラー2号投資事業有限責任組合
ファンド運営者 JAIC・キャピタル・パートナーズ株式会社(当社100%⼦会社)
ファンド出資者 無限責任組合員 JAIC・キャピタル・パートナーズ株式会社(出資⽐率0.07%)
及び出資⽐率
有限責任組合員 当社(出資⽐率0.07%)、その他2社(出資⽐率99.85%)
ファンド総額 1,359百万円
投資対象 稼働済みメガソーラープロジェクト
設⽴⽇ 2020年3⽉4⽇
組⼊プロジェクト 当社グループから6件(合計14.2MW)のプロジェクトを譲渡して組み⼊れ
東王⽥(ひがしおうだ)池 球磨錦(くまにしき)味岡⾃然電⼒
ソーラー発電所 太陽光発電所 野間池ソーラー発電所
中王⽥(なかおうだ)池
御⽥神辺池(みたかべいけ)
ソーラー発電所 岩⼿⼀関ソーラーパーク
ソーラー発電所
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 28 -
5. 営業活動の状況-プロジェクト投資
再⽣可能エネルギープロジェクト⼀覧 (2020年3⽉末)
メガソーラープロジェクト ⻘森県
売電中 14件 47.9MW バイオガス 北海道 太陽光
3件 22.1MW
1件 0.03MW
建設・企画中 11件 49.6MW 1件 2.3MW
合計 25件 97.5MW 岩⼿県 太陽光
(うち当社出資持分 45.2MW) 1件 2.4MW
2件 5.3MW 宮城県 太陽光
上記の他当社グループ運営ファンド以外への
1件 2.4MW
売却・他回収済 23件 122.0MW
東京都 バイオガス
福島県 太陽光
※下線のある売電中プロジェクト︓ 1件 1.6MW
JAICソーラー2号ファンドからの投資 2件 3.9MW
1件 2.4MW
栃⽊県 太陽光
3件 6.0MW
神奈川県 太陽光
三重県 1件 2.4MW
熊本県 太陽光 福岡県 太陽光
⽊質バイオマス 1件 2.0MW
1件 3.1MW 3件 2.9MW ⾹川県 太陽光
太陽光 1件 21.8MW
1件 11.8MW 4件 8.7MW ⾵⼒ 1件 最⼤25.2MW
※各プロジェクトに対する当社の出資⽐率はプロジェクト毎に異なるため、当社の投資額や当社に帰属する売電収益の⾦額は、必ずしもプロジェクト
のMW数に連動しておりません。
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 29 -
5. 営業活動の状況-プロジェクト投資
ヘルスケアプロジェクト (障がい者向けグループホーム)
パートナー企業のソーシャルインクルーと3件のプロジェクトを開始
静岡県浜松市のグループホーム
• 静岡県浜松市、栃⽊県宇都宮市、広島県広島市でプロジェクトを開始
• ソーシャルインクルー㈱にも投資を⾏い、その成⻑を⽀援
※グループホーム︓
グループホームでは、10名から20名程度の⾝体・知的・精神障がい者が、24時間常駐の世話⼈の⽀援を受けながら共同
⽣活をします。従来の障がい者向け⼊所施設に⽐べ⼩規模なため、⼊居者ひとりひとりのニーズに沿った⽀援が可能と
なります。また、⼊居の効果として、孤⽴の防⽌、⽣活への不安の軽減、共同⽣活による⾝体・精神状態の安定などが
期待されています。
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 30 -
5. 営業活動の状況-プロジェクト投資
ディストリビューションセンター(物流施設)プロジェクト
パートナー企業のKICホールディングスと2件の施設を開発中
KIC越⾕ディストリビューションセンター KIC厚⽊ディストリビューションセンター
完成予想図 完成予想図
所在地 埼⽟県越⾕市⼤⾥下371番地 所在地 神奈川県厚⽊市下⾐知字中河
他 原673-1他
アクセス 東北⾃動⾞道「浦和IC」より アクセス 圏央⾃動⾞道「圏央厚⽊IC」
約6㎞、東武スカイツリーライ から約1.46km、JR相模線
ン「⼤袋駅」より約1㎞ 「海⽼名駅」から約1.8㎞
延床⾯積 11,250m²、地上4階建 延床⾯積 10,890㎡(予定)、地上2
階建
竣⼯予定 2021年9⽉ 竣⼯予定 2022年2⽉
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 31 -
6. 参考情報
プロジェクト投資の案件⼀覧 P33
プライベートエクイティ投資 投資残⾼内訳 P35
ファンド運⽤残⾼・投資残⾼・営業投資有価証券残⾼の関係 P36
主要データの推移 P37
営業収益・営業原価 内訳 P39
投資領域 P40
JAICの強み P41
収益構造 P42
会社概要 P44
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 32 -
(参考情報)
プロジェクト投資 案件⼀覧-1 (2020年3⽉末)
プロジェクト 発電所名/所在地 発電容量 プロジェクト進捗状況 FIT(税抜、円) プロジェクト総額
種類 (MW)
メガソーラー 1 熊本県球磨郡錦町(※) 3.1 売電中 (2015年12⽉売電開始) 40 約10.5億円
発電
2 野間池ソーラー発電所(※) 2.4 売電中 (2017年5⽉売電開始) 36 約8億円
3 福島猪苗代太陽光発電所 1.2 売電中 (2017年9⽉売電開始) 36 約3.4億円
4 御⽥神辺池ソーラー発電所(※) 1.5 売電中 (2017年9⽉売電開始) 32 約5億円
5 岩⼿⼀関ソーラーパーク(※) 2.4 売電中 (2018年1⽉売電開始) 36 約8億円
6 帯広ソーラーパーク 4.4 売電中 (2018年3⽉売電開始) 40 約22億円
7 中王⽥池ソーラー発電所(※) 2.4 売電中 (2018年4⽉売電開始) 36 約8.6億円
8 ⼀関市吉⾼太陽光発電所 2.6 売電中 (2018年6⽉売電開始) 36 -
9 東王⽥池ソーラー発電所(※) 2.4 売電中 (2018年7⽉売電開始) 36 約8.6億円
10 ⼀関市鈴ヶ沢太陽光発電所 2.7 売電中 (2018年10⽉売電開始) 36 -
11 加美ソーラーパーク 2.4 売電中 (2018年10⽉売電開始) 36 約9.6億円
12 北海道紋別市弘道太陽光発電所 15.7 売電中 (2020年2⽉売電開始) 40 約66億円
13 北海道⻲⽥郡七飯(ななえ)町 2.0 売電中 (2020年3⽉売電開始) 36 -
14 三重県 21.8 建設・企画中 24 -
15 福島県 2.4 建設・企画中 32 -
16 福島県双葉郡広野町 2.7 売電中 (2020年2⽉売電開始) 40 -
17 熊本県 11.8 建設・企画中 36 -
18 北海道 2.3 建設・企画中 40 -
19 神奈川県 2.4 建設・企画中 32 -
20~
福岡県(3か所) 合計2.9 建設・企画中 36 -
22
23 栃⽊県 2.0 建設・企画中 36 -
24 栃⽊県 2.0 建設・企画中 32 -
25 栃⽊県 2.0 建設・企画中 32 -
合計97.5MW (うち当社出資持分 45.2MW)
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 33 -
(参考情報)
プロジェクト投資 案件⼀覧-2 (2020年3⽉末)
プロジェクト 発電所名/所在地 発電容量 プロジェクト進捗状況 FIT(税抜、円) プロジェクト総額
種類 (MW)
⽊質バイオマス
三重県松阪市 2.0 売電中 (2018年1⽉売電開始) - -
発電
バイオガス発電 1 東京都 1.6 建設・企画中 39 -
併設する廃棄物中間処理施設のオペレーター - -
2 ⻘森東北町発電所 0.03 売電中 (2018年11⽉売電開始) 39 -
⾵⼒発電 三重県 最⼤25.2 建設・企画中 22 -
植物⼯場 兵庫県丹波篠⼭市 - 操業中(2019年3⽉操業開始) - 約7億円
⾼齢者向け施設 東京都江東区東雲 - 建設中 - -
障がい者向け 1 静岡県浜松市 - 建設中 - -
グループホーム
2 栃⽊県宇都宮市 - 企画中 - -
3 広島県広島市 - 建設中 - -
商業ビル 愛知県 - 営業中(既存ビルへの投資) - -
物流施設 1 埼⽟県越⾕市 - 建設中 - -
2 神奈川県厚⽊市 - 建設中 - -
※︓JAICソーラー2号投資事業組合から投資しているプロジェクト。
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(参考情報)
プライベートエクイティ投資 投資残⾼内訳
投資残⾼ 98社、合計84億円
【地域別内訳】 【業種別内訳】 【QOL内訳】
その他
中華圏 QOL
12社
24社
他 16億円
46社
総計 ⽇本 サービス
15社 総計 31億円
52社
46億
98社 11億円
98社
円 84億円 38億 84億円
精密機器
円 7億円
7社
19億円
IT
40社
1社当たり平均投資⾦額︓
⽇本73百万円、中華圏他99百万円/QOL130百万円、IT46百万円
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(参考情報)
ファンド運⽤残⾼・投資残⾼・営業投資有価証券残⾼の関係
ファンド投資残⾼ 損益・分配・含み損益 未払込残⾼
ファンド運⽤残⾼
173億円 58 77 31
現預⾦等
8
当社 他社
本体投資残⾼
投資残⾼ 出資分 出資分
151億円 93
16 42
従来連結基準
連結以外プロジェクト 連結プロジェクト その他
営業投資有価証券
/PE投資, 63 31 ※ 16 8
残⾼ ※ファンド連結基準では、本体投
117億円 資額のうち、当社が運営するプロ
ジェクトに対する投資部分は、⼦
ファンド連結基準 会社に対する投資とみなされ消去
営業投資有価証券 63 16 9
される。
⼦会社ファンド 他⽅、プロジェクトが保有する発
残⾼
電所や⼯場の設備等が、固定資産
98億円 他社出資分, 12
に計上される。
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 36 -
(参考情報)
主要データの推移 ①
・ファンドの状況、投資の状況
(単位︓百万円) 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 20/3
ファンド設⽴・増加額 - 5,201 500 1,000 2,000 1,359
ファンド運⽤残⾼ 43,897 39,335 28,753 19,150 16,494 17,390
うち 当社グループ出資額 14,004 9,427 5,867 5,344 5,163
投資実⾏額(プライベートエクイティ投資) 1,470 1,304 1,131 1,205 136 1,224
投資残⾼ (プライベートエクイティ投資) 18,385 15,061 11,981 10,398 8,437 8,405
投資実⾏額(プロジェクト投資) 1,257 2,788 3,184 2,681 3,612 2,150
投資残⾼ (プロジェクト投資) 1,337 3,722 4,576 3,582 5,514 6,696
⽇本アジア投資株式会社 2020年3⽉期 期末決算補⾜資料 (2020年5⽉15⽇ 発表) - 37 -
(参考情報)
主要データの推移 ②
・業績、財務状況
(単位︓百万円) 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 20/3
業績
営業収益 4,532 4,043 3,926 5,403 2,475 2,760
営業総利益 882 1,554 2,176 2,328 1,286 1,359
販売費及び⼀般管理費 1,433 1,472 1,339 1,311 1,109 1,094
営業利益 △550 82 836 1,017 177 265
経常利益 △610 612 726 954 83 140
親会社株主に帰属する当期純利益 △850 597 553 874 578 302
財務状況
現預⾦ 9,437 8,202 6,213 7,308 5,564 3,920
営業投資有価証券・貸付⾦(プロジェクト投資) 1,337 3,722 4,081 3,582 5,514 5,437
営業投資有価証券(戦略投資投資) - 100 100 373 373 1,005
引当後 営業投資有価証券
10,364 8,126 7,256 5,657 4,765 4,282
(戦略投資以外のプライベートエイクイティ投資)
借⼊⾦ 20,193 16,910 14,128 11,954 9,784 8,166
⾃⼰資本 3,373 4,976 5,686 6,545 6,840 7,223
総資産 24,396 22,680 20,305 19,220 17,305 15,800
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(参考情報)
営業収益・営業原価 内訳
(単位︓百万円) 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 20/3 増減率(%)
1. 投資事業組合等管理業務
管理運営報酬等 571 441 364 277 241 199 △17.6%
成功報酬 63 288 101 86 - - -
営業収益 634 729 466 364 241 199 △17.6%
営業原価 - - - - - - -
営業総利益 634 729 466 364 241 199 △17.6%
2. 投資業務
営業投資有価証券売却⾼ 3,651 2,954 2,275 3,219 1,746 2,349 34.5%
組合持分利益等 193 345 1,159 1,677 429 172 △60.0%
営業収益 3,844 3,300 3,434 4,897 2,176 2,521 15.9%
営業投資有価証券売却原価 1,767 1,863 1,423 2,469 554 965 74.3%
営業投資有価証券評価損・
1,704 569 274 562 579 245 △57.6%
投資損失引当⾦繰⼊額
組合持分損失等 168 47 46 36 49 184 274.3%
営業原価 3,640 2,481 1,744 3,069 1,182 1,395 18.0%
営業総利益 203 818 1,690 1,827 993 1,125 13.3%
3. その他
営業収益 53 13 25 142 57 40 △30.2%
営業原価 9 7 6 5 6 5 △8.0%
営業総利益 44 5 19 136 51 34 △32.9%
合計
連結営業収益 4,532 4,043 3,926 5,403 2,475 2,760 11.5%
連結営業原価 3,650 2,488 1,750 3,074 1,188 1,401 17.9%
連結営業総利益 882 1,554 2,176 2,328 1,286 1,359 5.7%
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(参考情報)
投資領域
プライベートエクイティ投資 戦略投資 プロジェクト投資
成⻑性の⾼いベンチャー企業やスモール 当社の注⼒する事業テーマに関 メガソーラーを始めとする再⽣可能エネ
キャップ企業、事業承継問題を抱える中 連する企業に、戦略的な投資を ルギーや、介護施設などのヘルスケア、
⼩・中堅企業に対し成⻑資⾦を投資しま ⾏います。 植物⼯場などのスマートアグリ、物流施
す。 投資後は、当社が事業上のパー 設のディストリビューションセンタープ
投資後は、当社が⽇本とアジアに有する トナーとなり、事業での協業を ロジェクトに投資をしています。
リソースを活⽤して、企業の成⻑戦略を 通じて、資⾦⽀援や営業⽀援を プロジェクトファイナンスによる融資資
⽀援します。 ⾏います。 ⾦を活⽤して投資の採算性を追求します。
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(参考情報)
JAICの強み
1981年に経済同友会を⺟体に設⽴
されて以来、35年に亘り⽇本とア
投資候補となる企業やプ ジアの経済交流に貢献し、アジアで
ロジェクトの発掘を通じ の⾼い知名度を有しています。
て、専⾨性の⾼い、業界
の最先端の動向を把握し
ています。
国内外で3,300億円の累計投資実績
を有しています。
プロジェクト投資事業では、当社か
国内外で300社超の上場実績を有し、これまでの投 らの投資資⾦だけでなく、プロジェ
資活動を通じて、多数のベンチャー企業と親密な関 クトファイナンスなどの融資資⾦も
係を構築しています。 交えた調達スキームを構築していま
そのネットワークを、投資先企業の⽀援や、当社が す。
新規事業テーマを開拓する際のアライアンスに活⽤
します。
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(参考情報)
収益構造 – 投資業務
●投資業務︓プライベートエクイティ
投資資⾦は、
・JAIC⾃⾝の⼿元資⾦からの拠出
・ファンドを通じて国内外のファンド
出資者から運⽤を委託された資⾦
の2通りがあります
ファンドには、JAIC⾃⾝も⼀部出資し、
出資⽐率に応じた運⽤益を獲得します。
●投資業務︓再⽣可能エネルギープロジェクト 発電事業者は、発電所建設資⾦を、
・JAIC、他の投資家の出資⾦
・⾦融機関からの借⼊⾦
の2通りで調達し、発電所を保有
します。
発電した電⼒は、固定価格で電⼒会社に買
い取られます
JAIC等の投資家は、出資⽐率に応じて、
売電を源泉とした安定収益を獲得します
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(参考情報)
収益構造 – ファンド管理業務
●投資事業組合等(ファンド)の管理業務
ファンドの管理業務では、
・経常的な管理・運営に対して受領する
管理報酬
・ファンドのパフォーマンスに応じて受領
する成功報酬
の2種類の報酬があります
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(参考情報)
会社概要(2020年3⽉末現在)
商号 ⽇本アジア投資株式会社 (略称)JAIC
本社所在地 東京都千代⽥区神⽥錦町三丁⽬11番地
設⽴年⽉⽇ 1981年7⽉10⽇
資本⾦ 5,426百万円
株式上場市場 東京証券取引所 市場第⼀部 (証券コード︓8518)
従業員数 単体20名/連結38名
事業領域 プライベートエクイティ投資、プロジェクト投資
役員 取締役会⻑(独⽴社外) 川俣 喜昭 ︓ 取締役会議⻑
代表取締役社⻑ 下村 哲朗
取締役(執⾏役員) ⼋⽥ 正史
取締役 ⼤森 和徳 ︓ 監査等委員⻑
取締役(独⽴社外) 安川 均 ︓ 監査等委員
取締役(独⽴社外) 沼波 正 ︓ 監査等委員
取締役(独⽴社外) ⽚桐 春美 ︓ 監査等委員
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JAIC
⽇本アジア投資株式会社
〒101-8570 東京都千代⽥区神⽥錦町三丁⽬11番地 精興⽵橋共同ビル
代表 Tel(03)3259-8518 Fax(03)3259-8511
http://www.jaic-vc.co.jp
IRに関するお問合せ先︓
執⾏役員 岸本
管理グループ 丸⼭
IRに関するお問合せアドレス︓ir@jaic-vc.co.jp
(ご注意)本資料に記載された事項は、資料作成時点での当社の判断であり、その情報の正確性を保証するものではありません。また、今後
予告なしに変更されることがあります。本資料に含まれる意⾒や予測などについては、様々な要因の変化により、実際の業績や結果とは⼤き
く異なる可能性があることをご留意下さい。また、本資料は情報の提供のみを⽬的としており、当社が発⾏する有価証券の投資勧誘を⽬的と
するものではありません。なお、本資料内の業績数値は全て従来連結ベースにて表⽰しております。
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