8518 アジア投資 2020-02-14 15:00:00
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月14日
上場会社名 日本アジア投資株式会社 上場取引所 東
コード番号 8518 URL http://www.jaic-vc.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 下村 哲朗
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 (氏名) 岸本 謙司 TEL 03-3259-8518
四半期報告書提出予定日 2020年2月14日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日∼2019年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
営業収益 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 1,801 △6.6 △391 ― △614 ― △710 ―
2019年3月期第3四半期 1,928 △67.4 △448 ― △647 ― △199 ―
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 △80百万円 (―%) 2019年3月期第3四半期 △412百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第3四半期 △40.14 ―
2019年3月期第3四半期 △11.25 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期第3四半期 29,433 8,316 21.8 362.87
2019年3月期 28,845 8,400 23.6 383.89
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 6,424百万円 2019年3月期 6,796百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2020年3月期 ― 0.00 ―
2020年3月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
当社グループが展開するプライベートエクイティ投資はその事業特性上株式市場等の変動要因による影響が極めて大きく、加えて昨今の変動の激しい環
境下においては合理的な業績予想が困難なため、当社は業績予想を行っておりません。
しかしながら、投資家及び株主の皆さまの利便に資するべく、業績予想に代えて、ある一定の前提を元に策定した「従来連結基準による見込値」を、数値
の合理性は低いものの、参考情報として開示しております。なお、当該「従来連結基準による見込値」をはじめとする本資料に掲載されている全ての将来に
関する記述は、当社が現時点において入手している情報及び一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。実
際の数値は様々な要因により、記述されている内容とは大きく異なる可能性があります。
詳細につきましては18ページ「3.従来連結基準による四半期連結財務諸表等、(1)従来連結基準による業績等の概況、2.2020年3月期の従来連結基準
業績予想(2019年4月1日∼ 2020年3月31日)」をご覧ください。
また、「従来連結基準による見込値」の前提となる条件およびご利用にあたっての注意事項等については、20ページ「3.従来連結基準による四半期連結財
務諸表等(4)従来連結基準による連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」、及び、2020年2月14日付の当社開示資料「従来連結基準による見込
値の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 17,884,392 株 2019年3月期 17,884,392 株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 181,009 株 2019年3月期 181,009 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 17,703,383 株 2019年3月期3Q 17,703,383 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(決算補足説明資料の入手方法について)
決算補足説明資料は、2020年2月14日に当社ウェブサイトに掲載予定であります。
(将来に関する記述等についてのご注意)
「従来連結基準による見込値」をはじめとする本資料に掲載されている全ての将来に関する記述は、当社が現時点において入手している情報及び一定の
前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。実際の数値は様々な要因により、記述されている内容とは大きく異なる
可能性があります。
なお、「従来連結基準による見込値」の前提となる条件およびご利用にあたっての注意事項等については、20ページ「3.従来連結基準による四半期連結財
務諸表等(4)従来連結基準による連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」、及び、2020年2月14日付の当社開示資料「従来連結基準による見込
値の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(1-1)経営成績の内訳 ……………………………………………………………………………………… 2
(1-2)営業活動の状況 ……………………………………………………………………………………… 4
(2)キャッシュ・フローに関する説明 ……………………………………………………………………………… 9
(3)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 9
(4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 11
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 12
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 14
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 15
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 16
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 17
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 17
3.従来連結基準による四半期連結財務諸表等
(1)従来連結基準による業績等の概況 ……………………………………………………………………………… 18
(2)従来連結基準による経営成績に関する説明 …………………………………………………………………… 20
(3)従来連結基準による財政状態に関する説明 …………………………………………………………………… 20
(4)従来連結基準による連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………… 20
(5)従来連結基準による四半期連結財務諸表等 …………………………………………………………………… 21
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)における当社グループの業績等の概要は、営業収
益1,801百万円(前年同期比6.6%減)、営業総利益548百万円(同3.1%増)、営業損失391百万円(前年同期 営業損
失448百万円)、経常損失614百万円(前年同期 経常損失647百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失710百万
円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失199百万円)となりました。その内訳や背景となる営業活動の状況
は、次のとおりです。
(1-1)経営成績の内訳
(a) 営業収益・営業原価内訳
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期 前連結会計年度
連結累計期間 連結累計期間
(自 2018年 4月1日 (自 2019年 4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年 12月31日) 至 2019年 12月31日) 至 2019年3月31日)
営業収益合計(A) 1,928 1,801 3,503
うち 管理運営報酬等 118 101 152
うち 営業投資有価証券売却高(B) 649 772 1,897
うち 組合持分利益等 1,145 913 1,419
うち その他営業収益 14 12 33
営業原価合計(C) 1,396 1,253 1,895
うち 営業投資有価証券売却原価(D) 302 478 616
うち 営業投資有価証券評価損・
673 283 710
投資損失引当金繰入額 合計(E)
うち 組合持分損失等 416 486 562
うち その他営業原価 4 4 6
営業総利益(A)-(C) 531 548 1,608
実現キャピタルゲイン(B)-(D) 347 294 1,281
投資損益 (B)-(D)-(E) △325 10 570
(管理運営報酬等・成功報酬)
投資事業組合等の管理運営報酬等は前年同期に比べ減少し101百万円(前年同期比14.3%減)となりました。主な減
少要因は、前連結会計年度に、清算したファンドや報酬体系の変更に伴い報酬額が減少したファンドがあったためで
す。
(投資損益)
営業投資有価証券の売却高は前年同期から増加して772百万円(同18.9%増)となった一方、売却高から売却原価を
差し引いた実現キャピタルゲインは前年同期から減少して294百万円(同15.2%減)となりました。前年同期に比べて
投資倍率の高い上場株式の売却が減少したことや、投資金額が多額な未上場株式について流動化を優先して売却を実行
し売却損を計上したことが要因です。
営業投資有価証券評価損及び投資損失引当金繰入額の合計額は、前年同期から減少し283百万円(同57.8%減)とな
りました。前年同期及び当第3四半期連結累計期間ともに、投資資産のうち売却見込額が投資額を下回ることとなった
銘柄に対して損失を計上しています。前年同期は、投資期間が長期に亘る海外の投資先企業で投資金額が多額な銘柄に
対して損失を計上しました。一方、当第3四半期連結累計期間は、国内外において投資金額がより少額な銘柄への計上
となったため損失額が減少しました。以上の結果、実現キャピタルゲインから営業投資有価証券評価損及び投損失引当
金繰入額の合計を控除した投資損益は、10百万円の利益(前年同期 325百万円の損失)と黒字化しました。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(組合持分利益等)
組合持分利益等には、当社グループが運営するプロジェクトの売電収益及び野菜の販売額、他社が運営するプロジ
ェクトの持分利益(売電収益を源泉としたプロジェクトの純利益や、プロジェクトの売却益)、他社が運営するプライ
ベートエクイティファンドの持分利益、利息・配当収入、及びその他の収益が含まれています。
当第3四半期連結累計期間の組合持分利益等の合計額は、前年同期から減少し913百万円(前年同期比20.2%減)と
なりました。このうち、当社グループが運営するプロジェクトの売電収益や野菜の販売額が818百万円(同5.2%減)を
占めます。前連結会計年度に売却したプロジェクトの売電収益の減少を新規に稼働したプロジェクトで補うことができ
ず、前年同期から減少しました。加えて、他社が運営するプライベートエクイティファンドの持分利益が、ファンドで
発生した株式の売却益が減少したため前年同期から減少し62百万円(同76.3%減)となりました。
(組合持分損失等)
組合持分損失等には、当社グループが運営するプロジェクトの売電原価及び野菜の製造原価、他社が運営するプロ
ジェクトの持分損失(建設中のプロジェクトのコスト等)、及び他社が運営するプライベートエクイティファンドの持
分損失等が含まれています。
当第3四半期連結累計期間の組合持分損失等の合計額は486百万円(同17.0%増)となり、前年同期から増加しまし
た。このうち、当社グループが運営するプロジェクトの売電原価及び野菜の製造原価が463百万円(同24.7%増)を占
めます。前年同期に比べて植物工場における野菜の製造原価が増加しました。
以上の結果、営業収益は1,801百万円(同6.6%減)、営業原価は1,253百万円(同10.3%減)、営業総利益は548百万
円(同3.1%増)となりました。
(b) 販売費及び一般管理費、営業損益
販売費及び一般管理費の合計額は、前年同期に比べ減少し939百万円(同4.1%減)となりました。主な減少要因は、
人件費や事務委託費の削減を進めたことです。
これらの結果、営業損失は391百万円(前年同期 営業損失448百万円)となりました。
(c)営業外収益、営業外費用及び経常損益
営業外収益は、前年同期から減少し22百万円(前年同期比75.6%減)となりました。主な要因は、外貨建て投資資産
の回収時に発生する為替差益の減少です。
営業外費用は、前年同期から減少し245百万円(同15.6%減)となりました。主な要因は支払利息の減少です。当社
単体の借入金を圧縮していることに加え、前連結会計年度に売却したプロジェクト分が減少しました。なお、建設中の
プロジェクトにかかる支払利息は、費用に計上されず建設仮勘定に計上されます。そのため、プロジェクトファイナン
スの残高は増加していますが、支払利息は前年同期に比べ減少しました。
これらの結果、経常損失は614百万円(前年同期 経常損失647百万円)となりました。
(d)特別損益及び親会社株主に帰属する四半期純損益
(特別損益)
特別利益は、前年同期は、投資有価証券の償還益425百万円が発生したこと等から合計で465百万円でした。一方、当
第3四半期連結累計期間は、休眠中のグループ会社の整理に伴う関係会社株式売却益や清算益及び土地の売却益等が発
生し、合計で17百万円となりました。
特別損失は、前年同期は、関係会社整理損失引当金73百万円を繰り入れたこと等から合計で102百万円でした。一
方、当第3四半期連結累計期間は発生しませんでした。
これらの結果、税金等調整前四半期純損失は596百万円(前年同期 税金等調整前四半期純損失284百万円)となりま
した。
(親会社株主に帰属する四半期純損益)
法人税等合計については、主に子会社において15百万円(前年同期比19.9%増)発生しました。なお、前年同期及び
当第3四半期連結累計期間ともに税務上繰越欠損金が生じる見込みであることから、税効果会計については保守的に見
積もっており繰延税金資産を計上しておりません。
非支配株主に帰属する四半期純損益については、当社グループが運営するファンドやプロジェクトの損益のうち、当
社グループ以外の出資者に帰属する部分が計上されています。当第3四半期連結累計期間は、これらのファンドやプロ
ジェクトで発生した利益が損失の額を超過したため、98百万円の利益(前年同期 97百万円の損失)となりました。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は710百万円(前年同期 親会社株主に帰属する四半期純損失199百
万円)となりました。
(1-2)営業活動の状況
(a)投資の状況
当社グループによる自己勘定並びに当社グループが運営の任にある、又は運営の為に必要な情報の提供を行っている
ファンド、並びに当社グループが運営に関わらない当社以外の第三者が運営するファンドのうち投資対象が特定されて
いる、又は当社が投資対象を選択できる実態のあるものによる投資実行額及び投資残高の内訳は以下のとおりでありま
す。
① 投資実行額内訳
前第3四半期 当第3四半期 前連結会計年度
連結累計期間 連結累計期間
(自2018年4月1日 (自2019年4月1日 (自2018年4月1日
至2018年12月31日) 至2019年12月31日) 至2019年3月31日)
社数又は 社数又は 社数又は
金額 金額 金額
件数 件数 件数
(百万円) (百万円) (百万円)
(社・件) (社・件) (社・件)
1)地域別
日本 10 2,733 18 2,927 14 3,662
中華圏(中国、香港、台湾) 1 86 - - 1 86
東南アジア - - - - - -
その他 1 0 - - 1 0
2)業種別
プロジェクト投資 8 2,683 9 1,950 12 3,612
プライベートエクイティ投資 小計 4 136 9 977 4 136
うち QOL関連 1 86 2 112 1 86
うち IT・インターネット関連 1 0 1 77 1 0
うち 機械・精密機器 - - 2 370 - -
うち サービス関連 2 50 2 56 2 50
うち その他 - - 2 361 - -
合計 12 2,819 18 2,927 16 3,749
(注)1. QOL関連とは、生活の質「Quality of Life」を高める事業分野として、バイオ、医療機器、医薬品、環境、
福祉・介護などを表しております。
2. 当社の投資実績をより適切に示す目的で、当第3四半期連結累計期間より集計方法を変更しました。従来
は、当社グループが運営に関わらない当社以外の第三者が運営するファンドへの出資分は含めていませんで
したが、当第3四半期連結累計期間より、当該ファンド出資分のうち投資対象が特定されているもの、及
び、当社が投資対象を選択できる実態のあるものを含めています。その結果、当第3四半期連結累計期間の
プロジェクト投資の投資実行額は、従来の方法で集計した場合に比べ623百万円増加しています。なお、当
該集計方法の変更が、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度の集計結果に与える影響はありませ
ん。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
② 投資残高内訳
前第3四半期 当第3四半期
前連結会計年度末
連結会計期間末 連結会計期間末
(2019年3月31日現在)
(2018年12月31日現在) (2019年12月31日現在)
社数又は 社数又は 社数又は
金額 金額 金額
件数 件数 件数
(百万円) (百万円) (百万円)
(社・件) (社・件) (社・件)
1)地域別
日本 84 7,924 88 9,898 81 8,485
中華圏(中国、香港、台湾) 42 5,164 36 4,293 42 5,164
東南アジア 5 189 5 189 5 189
その他 7 116 6 109 6 111
2)業種別
プロジェクト投資 26 4,836 32 6,191 26 5,514
プライベートエクイティ投資 小計 112 8,558 103 8,298 108 8,437
うち QOL関連 29 3,540 27 3,194 29 3,540
うち IT・インターネット関連 51 2,230 42 1,830 48 2,119
うち 機械・精密機器 6 462 7 738 6 462
うち サービス関連 15 1,183 15 1,015 14 1,173
うち その他 11 1,141 12 1,519 11 1,141
合計 138 13,394 135 14,490 134 13,951
(注)1. QOL関連とは、生活の質「Quality of Life」を高める事業分野として、バイオ、医療機器、医薬品、環境福
祉・介護などを表しております。
2. 当社の投資実績をより適切に示す目的で、当第3四半期連結累計期間より集計方法を変更しました。従来
は、当社グループが運営に関わらない当社以外の第三者が運営するファンドへの出資分は含めていませんで
したが、当第3四半期連結累計期間より、当該ファンド出資分のうち投資対象が特定されているもの、及
び、当社が投資対象を選択できる実態のあるものを含めています。その結果、当第3四半期連結累計期間の
プロジェクト投資の投資残高は、従来の方法で集計した場合に比べ623百万円増加しています。なお、当該
集計方法の変更が、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度の集計結果に与える影響はありません。
当第3四半期連結累計期間の、当社グループの自己勘定及び当社グループが管理運営するファンドからの投資実行額
は、総計で18件、2,927百万円(前年同期比3.8%増)となり、前年同期から増加しました。
また、当社グループの自己勘定及び当社グループが管理運営するファンドからの投資残高は、当第3四半期連結会計
期間末において135社、14,490百万円(前連結会計年度末134社、13,951百万円)と前連結会計年度末から増加しまし
た。
プライベートエクイティ投資については、原則として、当社の自己資金を用いる場合は、経営理念に従った事業テー
マに基づきプロジェクト投資のパートナー企業に対して選別的に戦略投資を行います。また、ファンドの資金を用いる
場合は、ファンドの投資方針に基づいて投資を行います。
当第3四半期連結累計期間の投資実行額は、戦略投資の増加に伴い前年同期から大きく増加し合計で9社、977百万
円(前年同期比614.7%増)となりました。投資回収については、国内上場株式の売却や海外の未上場株式の回収を進
めました。その結果、投資残高は前連結会計年度末から減少し、103社、8,298百万円(前連結会計年度末108社、8,437
百万円)となりました。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
プロジェクト投資は、当第3四半期連結累計期間の投資実行額は前年同期から減少し9件、1,950百万円(前年同期
比27.3%減)となりました。主な減少要因は、前年同期に比べ投資したメガソーラープロジェクトが小型だったことで
す。
メガソーラープロジェクトでは新規案件3件、既存案件1件へ投資を行いました。加えて、植物工場への追加投資
や、バイオガス発電所の原料となる廃棄物の中間処理施設のオペレーターに投資を行いました。また、新たなプロジェ
クト投資の分野として、国内の物流施設の建設プロジェクトや商業ビルの運営プロジェクトにも投資を行いました。
投資回収については、前年同期には1件、1.2MWのメガソーラープロジェクトの回収を行いましたが、当第3四半
期連結累計期間はプロジェクトの売却や回収はありませんでした。一方で、分配金を受領したため既存のプロジェクト
の残高が減少しました。その結果、投資残高は前連結会計年度末から増加し32件、6,191百万円(前連結会計年度末26
件、5,514百万円)となりました。
なお、当第3四半期連結会計期間末現在において投資を行っている売電中や建設・企画中のメガソーラープロジェク
トは合計で24件、99.8MWです。このうち、当社が出資した持分に帰属する部分は56.4MWとなります。また、メガソ
ーラー以外の再生可能エネルギープロジェクトについては、バイオガスプロジェクト2件、1.6MW(うち1件0.03MW
が売電中)、木質バイオマスプロジェクト1件、2.0MW(売電中)、風力発電プロジェクト1件、最大25.2MW(企画
中)となりました。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(b)IPO(新規上場)の状況
当社グループによる自己勘定並びに当社グループが運営の任にある、又は運営の為に必要な情報の提供を行ってい
るファンドから投資を行った投資先企業の新規上場の状況は以下のとおりであります。
① IPOの状況
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日 (自 2018年4月1日
投資先企業の所在地 至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日) 至 2019年3月31日)
会社数(社) 会社数(社) 会社数(社)
国内 1 2 2
海外 - 1 -
合計 1 3 2
② 初値倍率の状況
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日 (自 2018年4月1日
投資先企業の所在地 至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日) 至 2019年3月31日)
倍率(倍) 倍率(倍) 倍率(倍)
国内 10.8 8.8 9.7
海外 - 8.6 -
(注)初値倍率=初値時価総額の合計/取得額の合計。なお、初値倍率の計算には株式交換等による上場株式取得
分は含めておりません。
③ 新規上場した投資先企業の一覧
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
本社
社数 投資先企業名 上場年月日 上場市場 事業内容
所在地
国内:2社 特許・文書解析ツール「TechRadar」、
海外:-社 東京証券取引所 「DocRadar」のASPライセンスサービス及び
VALUENEX株式会社 2018年10月30日 東京都
マザーズ これを用いたコンサルティングサービスの
提供
AI、クラウドインプットによる情報生成技
株式会社ミンカブ・ジ・イン 東京証券取引所 術を活用した金融情報メディア(「みんなの
2019年3月19日 東京都
フォノイド マザーズ 株式」等)の運営並びに金融機関向け情報系
フィンテックソリューションの提供
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
本社
社数 投資先企業名 上場年月日 上場市場 事業内容
所在地
国内:2社 生体内に存在する幹細胞を活性化し、損傷
海外:1社 東京証券取引所 組織の再生を誘導する医薬品・医療機器及
株式会社ステムリム 2019年8月9日 大阪府
マザーズ び遺伝子治療等製品の研究、開発、製造、
販売
企業の基幹システムをクラウド化する「セ
株式会社ピー・ビーシステム 福岡証券取引所 キュアクラウドシステム事業」、VRシア
2019年9月12日 福岡県
ズ Q-Board ター4D王の製造販売を行う「エモーショナ
ルシステム事業」
米国NASDAQ 中国最大の不動産仲介サイト「房多多」の
Fangdd Network Group Ltd. 2019年11月1日 中国
グローバル 運営
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(c)ファンドの状況
当第3四半期連結会計期間末における当社グループが管理、運用又は投資情報の提供を行っているファンドの運用残
高は、10ファンド、16,094百万円(前連結会計年度末10ファンド、16,494百万円)となりました。当第3四半期連結累
計期間においては、ファンドの新設や清算等による増減は発生せず、為替の変動により前連結会計年度末から運用残高
が減少しました。
① 運用残高
前第3四半期 当第3四半期 前連結会計年度末
連結会計期間末 連結会計期間末
(2018年12月31日現在) (2019年12月31日現在) (2019年3月31日現在)
ファンド総額(百万円) 18,062 16,094 16,494
うち当社グループ出資額
5,377 5,191 5,344
(百万円)
ファンド数 11 10 10
(注)満期を迎えた後に清算期間に入っているファンドは上記の数値に含めておりません。
② 新規設立又はファンド総額が増加したファンド
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
新規設立 ファンド総額増加
ファンド総額(百万円) - ファンドの増加額(百万円) 2,000
ファンド数 - ファンド数 1
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
新規設立 ファンド総額増加
ファンド総額(百万円) - ファンドの増加額(百万円) -
ファンド数 - ファンド数 -
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
新規設立 ファンド総額増加
ファンド総額(百万円) - ファンドの増加額(百万円) 2,000
ファンド数 - ファンド数 1
③ 新規設立又はファンド総額増加ファンド一覧
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
ファンド総額
ファンド総額
ファンド名 増加額 特徴
増加時期
(百万円)
サクセッション1号 日本国内の事業承継問題を抱える中小企
2018年6月、10月 2,000
投資事業有限責任組合 業を投資対象とするファンド
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
該当事項はありません。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
④ 当第3四半期連結会計期間末日以降3年以内において満期を迎えるファンド
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日) 至 2022年3月31日)
ファンド総額(百万円) 3,649 6,944 500
ファンド数 3 4 1
(注)上記①から④の各表について
1. 外貨建によるファンドは、各連結会計期間末日及び年度末日現在の為替レートを乗じて計算した金額を記
載しております。従って、運用資産の増減額には為替による影響額も含まれております。
2. ファンド総額につきましては、コミットメントベース(契約で定められた出資約束金額ベース)の金額を
記載しております。
(2)キャッシュ・フローに関する説明
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動による
994 △950 299
キャッシュ・フロー
投資活動による
703 64 1,224
キャッシュ・フロー
財務活動による
△2,173 △1,617 △2,173
キャッシュ・フロー
現金及び
4,265 1,557 4,082
現金同等物期末残高
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前四半期純損失を計上したことや、投資活動の進捗に伴い投資事業組合への出資による支出が1,383百万
円(前年同期260百万円)となったこと等から、950百万円の支出(前年同期994百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
収入額が前年同期から減少し、64百万円の収入(同703百万円の収入)となりました。主な要因は、投資有価証券の
償還による収入が47百万円(前年同期696百万円)に減少したためです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入金の返済により、1,617百万円の支出(同2,173百万円の支出)となりました。返済優先の財務対応を改め返
済額を減額したことから、前年同期に比べて支出額が減少しました。
これから現金及び現金同等物に係る換算差額20百万円を控除した結果、当第3四半期連結会計期間末において現金
及び現金同等物の残高は2,524百万円減少して1,557百万円となりました。
(3)財政状態に関する説明
(資産)
当社グループが運営するプロジェクトの再生可能エネルギー発電所や植物工場の設備が増加したこと等により、資産
合計は前連結会計年度末から増加し29,433百万円(前連結会計年度末28,845百万円)となりました。
このうち現金及び預金は、借入金の返済や投資の実行により前連結会計年度末から減少し、3,370百万円(同 7,108
百万円)となりました。なお、当該金額には、当社グループの運営するファンドに帰属する預金が含まれています。こ
れらは各ファンドの組合契約に従い運用しなければならない資金であり、当社グループに帰属する資金と明確に分別し
て管理しています。当社グループに帰属する資金は、連結キャッシュ・フロー計算書の現金及び現金同等物の期末残高
の1,557百万円(同 4,082百万円)となります。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
加えて、当社グループが展開するプライベートエクイティ投資はその事業特性上株式市場等の変動要因による影響が
極めて大きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては合理的な業績予想が困難な事業です。そのため、プライベ
ートエクイティ投資からの資金回収額が大きく下振れすることも想定されます。そのような状況の中、経費や利息の支
払い及び借入金の返済だけでなく、将来の成長に向けた投資を確実に行うために、当社グループは常に一定の現預金残
高を保有する必要があります。
資産のうち有形固定資産については、当社グループが運営するプロジェクトの再生可能エネルギー発電所や植物工場
の設備が増加したこと等により、前連結会計年度末から増加して14,030百万円(同 10,656百万円)となりました。
資産のうち営業投資有価証券の残高は、10,232百万円(同 10,242百万円)となりました。投資を実行した一方で投
資の回収も進捗したことから、前連結会計年度と同程度の残高となりました。
また、投資損失引当金については、引当済みの投資資産の売却や評価損の計上に伴う取り崩しが生じた一方、投資資
産の価値の毀損に伴う繰入を行ったことから、前連結会計年度末から増加し1,624百万円(同 1,538百万円)となりまし
た。
その結果、当四半期連結会計期間末における引当率(営業投資有価証券の期末残高に対する投資損失引当金の期末残
高の割合)は15.9%となり、前連結会計年度末から0.9ポイント上昇しました。
前第3四半期連結会計期間末 当第3四半期連結会計期間末 前連結会計年度末
(2018年12月31日現在) (2019年12月31日現在) (2019年3月31日現在)
期末残高
引当率(%) 引当率(%) 引当率(%)
金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
(b)/(a) (b)/(a) (b)/(a)
営業投資有価証券残高(a) 9,433 - 10,232 - 10,242 -
投資損失引当金残高(b) △1,519 16.1 △1,624 15.9 △1,538 15.0
(負債)
当社グループが運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンスの残高が増加したため、負債合計は前連
結会計年度末から増加して21,117百万円(同 20,444百万円)となりました。
負債のうち借入金及び社債は、当第3四半期連結会計期間末の残高が、合計で20,325百万円(同 19,552百万円)と
なりました。このうち、当社単体の金融機関からの借入額は8,166百万円(同 9,784百万円)です。残額は、当社グル
ープが運営するプロジェクトにおけるプロジェクトファイナンスと社債の残高12,158百万円(同 9,768百万円)です。
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間末 当第3四半期連結会計期間末 前連結会計年度末
(2018年12月31日現在) (2019年12月31日現在) (2019年3月31日現在)
借入金・社債残高合計 20,806 20,325 19,552
うち 当社単体借入額 9,784 8,166 9,784
うち 匿名組合等による
プロジェクトファイナン 11,021 12,158 9,768
ス・社債
当社単体の借入金については、当第3四半期連結累計期間に1,617百万円を返済したため、前連結会計年度末から減
少しました。当社は今後も、当社単体の借入額は引き続き圧縮して参ります。他方、当社グループの運営するプロジェ
クトにおけるプロジェクトファイナンスは、プロジェクトの資産や収益のみを返済原資としているため、当社グループ
の財務健全性には影響を与えません。そのため、当社は、今後も当社グループの運営する再生可能エネルギー等の多様
なプロジェクトにおいて、プロジェクトファイナンス等による資金調達を拡大することでレバレッジを効かせた投資を
行い、財務健全性を損ねることなく収益性を高めていく方針です。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(純資産)
純資産のうち自己資本は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により前連結会計年度末から減少し、6,424百
万円(同 6,796百万円)となりました。その結果、当四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末
から1.8ポイント低下し21.8%(同 23.6%)となりました。一方で、当社単体の自己資本比率は41.7%(同 38.9%)
であり、前連結会計年度から2.8ポイント上昇しています。これは、借入金の圧縮に伴い財務健全性が改善しているた
めです。
なお、非支配株主持分が増加したため、純資産全体では前連結会計年度末並みの8,316百万円(同 8,400百万円)と
なりました。当社グループが運営するファンドやプロジェクトから、当社グループ以外の出資者に帰属する利益や含み
益が発生したため、非支配株主持分が増加しました。
(4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループが展開するプライベートエクイティ投資はその事業特性上株式市場等の変動要因による影響が極めて
大きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては合理的な業績予想が困難なため、当社は業績予想を行っておりま
せん。
しかしながら、投資家及び株主の皆さまの利便に資するべく、業績予想に代えて、ある一定の前提を元に策定した
「従来連結基準による見込値」を、数値の合理性は低いものの、参考情報として開示しております。
なお、当該「従来連結基準による見込値」をはじめとする本資料に掲載されている全ての将来に関する記述は、当
社が現時点において入手している情報及び一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものでは
ありません。実際の数値は様々な要因により、記述されている内容とは大きく異なる可能性があります。
詳細につきましては18ページ「3.従来連結基準による四半期連結財務諸表等、(1)従来連結基準による業績等の
概況、2.2020年3月期の従来連結基準業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)」をご覧ください。また、「従来
連結基準による見込値」の前提となる条件及びご利用にあたっての注意事項等については、20ページ「3.従来連結基
準による四半期連結財務諸表等、(4)従来連結基準による連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧く
ださい。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,108 3,370
営業投資有価証券 10,242 10,232
投資損失引当金 △1,538 △1,624
営業貸付金 204 204
その他 347 432
貸倒引当金 △0 -
流動資産合計 16,363 12,616
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 29 29
減価償却累計額 △16 △16
建物及び構築物(純額) 13 12
機械及び装置 7,207 7,671
減価償却累計額 △547 △884
機械及び装置(純額) 6,659 6,787
車両運搬具及び工具器具備品 70 71
減価償却累計額 △60 △62
車両運搬具及び工具器具備品(純額) 10 8
土地 22 87
建設仮勘定 3,949 7,134
有形固定資産合計 10,656 14,030
無形固定資産
その他 783 1,705
無形固定資産合計 783 1,705
投資その他の資産
投資有価証券 514 453
破産更生債権等 82 64
その他 470 581
貸倒引当金 △24 △18
投資その他の資産合計 1,042 1,081
固定資産合計 12,481 16,817
資産合計 28,845 29,433
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
短期借入金 1,250 1,580
1年内償還予定の社債 - 320
未払費用 219 144
未払法人税等 67 41
賞与引当金 62 22
関係会社整理損失引当金 63 -
その他 48 34
流動負債合計 1,711 2,143
固定負債
社債 - 220
長期借入金 18,302 18,205
繰延税金負債 12 63
退職給付に係る負債 116 120
資産除去債務 301 365
固定負債合計 18,733 18,974
負債合計 20,444 21,117
純資産の部
株主資本
資本金 5,426 5,426
資本剰余金 3,408 3,408
利益剰余金 △1,952 △2,662
自己株式 △353 △353
株主資本合計 6,528 5,817
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 71 449
為替換算調整勘定 195 156
その他の包括利益累計額合計 267 606
新株予約権 21 24
非支配株主持分 1,583 1,867
純資産合計 8,400 8,316
負債純資産合計 28,845 29,433
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業収益 1,928 1,801
営業原価 1,396 1,253
営業総利益 531 548
販売費及び一般管理費 979 939
営業損失(△) △448 △391
営業外収益
受取利息 13 5
受取配当金 17 4
為替差益 52 2
投資事業組合運用益 - 6
雑収入 8 3
営業外収益合計 92 22
営業外費用
支払利息 288 243
雑損失 2 2
営業外費用合計 290 245
経常損失(△) △647 △614
特別利益
固定資産売却益 - 6
投資有価証券売却益 4 2
投資有価証券償還益 425 -
関係会社清算益 - 3
関係会社株式売却益 - 4
受取保険金 35 1
その他 - 0
特別利益合計 465 17
特別損失
投資有価証券評価損 4 -
投資有価証券償還損 24 -
関係会社整理損失引当金繰入額 73 -
その他 0 -
特別損失合計 102 -
税金等調整前四半期純損失(△) △284 △596
法人税、住民税及び事業税 12 15
法人税等合計 12 15
四半期純損失(△) △296 △612
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
△97 98
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △199 △710
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純損失(△) △296 △612
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 25 374
為替換算調整勘定 △137 △41
持分法適用会社に対する持分相当額 △3 198
その他の包括利益合計 △115 531
四半期包括利益 △412 △80
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △291 △372
非支配株主に係る四半期包括利益 △121 291
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純損失(△) △284 △596
減価償却費 12 11
投資損失引当金の増減額(△は減少) △258 78
貸倒引当金の増減額(△は減少) △37 △6
賞与引当金の増減額(△は減少) △27 △39
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 11 4
受取利息及び受取配当金 △20 △8
支払利息 139 117
投資有価証券償還損益(△は益) △400 -
営業投資有価証券評価損 371 49
営業投資有価証券の増減額(△は増加) 45 △158
破産更生債権等の増減額(△は増加) 8 17
投資事業組合への出資による支出 △260 △1,383
投資事業組合からの分配金 1,437 1,353
投資事業組合等の非支配株主持分の増減額(△は
99 △140
減少)
その他 △23 △123
小計 812 △826
利息及び配当金の受取額 20 8
利息の支払額 △176 △148
法人税等の支払額 △14 △18
法人税等の還付額 352 34
営業活動によるキャッシュ・フロー 994 △950
投資活動によるキャッシュ・フロー
無形固定資産の取得による支出 △47 △9
投資有価証券の取得による支出 △15 △2
投資有価証券の償還による収入 696 47
その他 70 28
投資活動によるキャッシュ・フロー 703 64
財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出 △2,170 △1,617
その他 △3 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー △2,173 △1,617
現金及び現金同等物に係る換算差額 △17 △20
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △491 △2,524
現金及び現金同等物の期首残高 4,757 4,082
現金及び現金同等物の四半期末残高 4,265 1,557
16
日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(補足情報)従来連結基準
3.従来連結基準による四半期連結財務諸表等
(1)従来連結基準による業績等の概況
2020 年 3 月期第 3 四半期決算短信〔日本基準〕
(連結)
2020 年 2 月 14 日
当社グループでは、2007 年 3 月期より、 「投資事業組合に対する支配力基準及び影響力基準の適用に関する実務上の取扱い」
(企業会計基準委員会 2006 年 9 月 8 日 実務対応報告第 20 号)を適用し、当社グループで運営している投資事業組合等の
一部を連結の範囲に加えて連結財務諸表等を作成しております。
しかしながら、投資家及び株主の皆さまに、当社グループの経営成績及び財務状況を正しくご認識頂くためには、従来から
の会計基準による財務諸表等の開示も必要と考えております。
以上のことから、今後も参考情報として、従来の会計基準による連結財務諸表等を継続的に開示して参ります。
(百万円未満切捨て)
1.2020 年 3 月期第 3 四半期の従来連結基準業績(2019 年 4 月 1 日 ~ 2019 年 12 月 31 日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は対前年同期増減率)
親会社株主に帰属
営 業 収 益 営 業 利 益 経 常 利 益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 937(△22.8) △658( ― ) △753( ― ) △752( ― )
2019年3月期第3四半期 1,214(△61.5) △459( ― ) △512( ― ) △197( ― )
1 株 当 た り 潜在株式調整後
四 半 期 純 利 益 1株当たり四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 △42 53 ―
2019年3月期第3四半期 △11 18 ―
(2)連結財政状態
総 資 産 純 資 産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第3四半期 14,972 6,452 42.9 363 09
2019年3月期 17,305 6,861 39.5 386 38
(参考) 自己資本 2020 年 3 月期第 3 四半期 6,427 百万円 2019 年 3 月期 6,840 百万円
2.2020 年 3 月期の従来連結基準業績予想(2019 年 4 月 1 日 ~ 2020 年 3 月 31 日)
業績予想につきましては、当社グループが展開するプライベートエクイティ投資はその事業特性上株式市場等
の変動要因による影響が極めて大きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては合理的な業績予想が困難な
ため、当社は業績予想を行っておりません。
しかしながら、投資家及び株主の皆さまの利便に資するべく、業績予想に代えて、ある一定の前提を元に策定
した「従来連結基準による見込値」を、数値の合理性は低いものの、参考情報として開示しております。
(参考情報)従来連結基準による見込値 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に
1 株当たり
営業収益 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円
通期 2,600 5.0 70 △60.5 △60 ― 100 △82.7 5.65
(注)直近に公表されている「従来連結基準による見込値」からの修正の有無: 有
2020 年 3 月期の従来連結基準による見込値については、 株当たり当期純利益」の算定上の基礎となる期中平
「1
均株式数については、2019 年 12 月 31 日現在の発行済み株式数(自己株式を除く)を使用しております。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(補足情報)従来連結基準
なお、当該「従来連結基準による見込値」をはじめとする本資料に掲載されている全ての将来に関する記述は、
当社が現時点において入手している情報及び一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨の
ものではありません。 実際の数値は様々な要因により、 記述されている内容とは大きく異なる可能性があります。
また、
「従来連結基準による見込値」の前提となる条件およびご利用にあたっての注意事項等については、20 ペ
ージ「3.従来連結基準による四半期連結財務諸表等(4)従来連結基準による連結業績予想などの将来予測情報
に関する説明」、及び 2020 年 2 月 14 日付の当社開示資料「従来連結基準による見込値の修正に関するお知らせ」
をご覧ください。
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日本アジア投資㈱(8518) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(補足情報)従来連結基準
(2)従来連結基準による経営成績に関する説明
(単位:百万円)
前第 3 四半期 当第 3 四半期
前連結会計年度
連結累計期間 連結累計期間
(自 2018 年4月 1日
(自 2018 年4月 1日 (自 2019 年4月 1日
至 2019 年3月 31 日)
至 2018 年 12 月 31 日) 至 2019 年 12 月 31 日)
営業収益合計(A) 1,214 937 2,475
うち 管理運営報酬等 187 153 241
うち 営業投資有価証券売却高(B) 602 566 1,746
うち 組合持分利益等 391 187 429
うち その他営業収益 32 29 57
営業原価合計(C) 857 815 1,188
うち 営業投資有価証券売却原価(D) 272 436 554
うち 営業投資有価証券評価損・
540 237 579
投資損失引当金繰入額 合計 (E)
うち 組合持分損失等 40 137 49
うち その他営業原価 4 4 6
営業総利益(A)-(C) 356 121 1,286
実現キャピタルゲイン(B)-(D) 330 129 1,192
投資損益 (B)-(D)-(E) △209 △107 613
(3)従来連結基準による財政状態に関する説明
(単位:百万円)
前第 3 四半期 当第 3 四半期
連結会計期間末 連結会計期間末 前連結会計年度末
(2019 年3月 31 日現在)
(2018 年 12 月 31 日現在) (2019 年 12 月 31 日現在)
資産合計 16,646 14,972 17,305
負債合計 10,370 8,520 10,443
うち 借入金 9,784 8,166 9,784
純資産合計 6,276 6,452 6,861
うち 自己資本 6,255 6,427 6,840
(4)従来連結基準による連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019 年 5 月 15 日付の「2019 年 3 月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」で公表致しました「従来連結基準による
見込値」を 2020 年 2 月 14 日付で変更しております。変更の詳細、並びに「従来連結基準による見込値」の前提
となる条件およびご利用にあたっての注意事項等については、2020 年 2 月 14 日付の当社開示資料「従来連結基準
による見込値の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
なお、当該「従来連結基準による見込値」をはじめとする本資料に掲載されている全ての将来に関する記述は、
当社が現時点において入手している情報及び一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨の
ものではありません。 実際の数値は様々な要因により、 記述されている内容とは大きく異なる可能性があります。
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(補足情報)従来連結基準
(5) 従来連結基準による四半期連結財務諸表等
①四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,564 2,125
営業投資有価証券 11,671 12,795
投資損失引当金 △ 1,018 △ 1,104
営業貸付金 204 294
その他 140 205
貸倒引当金 △0 -
流動資産合計 16,561 14,316
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 29 29
減価償却累計額 △ 16 △ 16
建物及び構築物 (純額) 13 12
車両運搬具及び工具器具備品 70 69
減価償却累計額 △ 60 △ 62
車両運搬具及び工具器具備品 (純額) 10 7
土地 22 9
有形固定資産合計 46 29
無形固定資産
その他 94 96
無形固定資産合計 94 96
投資その他の資産
投資有価証券 514 453
破産更生債権等 82 64
その他 30 30
貸倒引当金 △ 24 △ 18
投資その他の資産合計 602 529
固定資産合計 743 655
資産合計 17,305 14,972
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(補足情報)従来連結基準
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
短期借入金 896 507
未払費用 71 68
未払法人税等 67 41
賞与引当金 62 22
関係会社整理損失引当金 63 -
その他 265 37
流動負債合計 1,426 677
固定負債
長期借入金 8,887 7,658
繰延税金負債 12 63
退職給付に係る負債 116 120
固定負債合計 9,017 7,842
負債合計 10,443 8,520
純資産の部
株主資本
資本金 5,426 5,426
資本剰余金 3,505 3,505
利益剰余金 △ 2,006 △ 2,759
自己株式 △ 353 △ 353
株主資本合計 6,571 5,818
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 312 620
為替換算調整勘定 △ 44 △ 12
その他の包括利益累計額合計 268 608
新株予約権 21 24
純資産合計 6,861 6,452
負債純資産合計 17,305 14,972
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(補足情報)従来連結基準
②四半期連結損益計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業収益 1,214 937
営業原価 857 815
営業総利益 356 121
販売費及び一般管理費 816 780
営業損失(△) △ 459 △ 658
営業外収益
受取利息 11 5
受取配当金 17 4
為替差益 52 2
投資事業組合運用益 - 6
雑収入 7 3
営業外収益合計 89 22
営業外費用
支払利息 139 117
雑損失 2 0
営業外費用合計 141 117
経常損失(△) △ 512 △ 753
特別利益
固定資産売却益 - 6
投資有価証券売却益 4 2
投資有価証券償還益 425 -
関係会社清算益 - 3
関係会社株式売却益 - 4
その他 - 0
特別利益合計 429 16
特別損失
投資有価証券評価損 4 -
投資有価証券償還損 24 -
関係会社整理損失引当金繰入額 73 -
その他 0 -
特別損失合計 102 -
税金等調整前四半期純損失(△) △ 185 △ 737
法人税、住民税及び事業税 12 15
法人税等合計 12 15
四半期純損失(△) △ 197 △ 752
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △ 197 △ 752
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