8473 SBI 2021-04-02 15:45:00
当社子会社の取り扱う一部ファンドにおける未償還元本相当額の償還に向けた取り組みの開始とこれに伴う関連損失計上に関するお知らせ [pdf]
2021 年 4 月 2 日
各 位
本店所在地 東京都港区六本木一丁目6番1号
会 社 名 SBIホールディングス株式会社
( コ ー ド番 号 8 4 7 3 東 証 第 一 部 )
代 表 者 代表取締役社長 北 尾 吉 孝
問い合せ先 責任者役職名 執 行 役 員
勝 地 英 之
電 話 番 号 0 3 - 6 2 2 9 - 0 1 0 0 ( 代 表 )
当社子会社の SBI ソーシャルレンディングの取り扱う一部ファンドにおける
未償還元本相当額の償還に向けた取り組みの開始と
これに伴う関連損失計上に関するお知らせ
このたび、当社子会社の SBI ソーシャルレンディング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社
長:宮地 直紀、以下「SBISL」)が取り扱う一部ファンドについて、投資家の皆様に対し未償還元本
相当額を償還する取り組みを進めることとなりました。また、これに伴う関連損失を 2021 年 3 月期
において計上することとなりましたので、あわせてお知らせいたします。
1. 本件の経緯および概要
SBISL が同社ウェブサイトで 2 月 5 日付で公表した「第三者委員会設置に関するお知らせ」
、およ
び 2 月 17 日に公表した「当社が取り扱う一部ファンドに関するお知らせ」にもあります通り、同社
のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたこ
とから、SBISL は第三者委員会を設置し、その調査に誠実に協力するとともに、関係当局への報告等
も行ってまいりました。第三者委員会による調査は継続しており、その最終調査結果につきましては
4 月中を目途に受領する予定であり、受領次第、速やかにお知らせすることとなっております。
SBISL が本日公表したプレスリリース(別紙)に記載のとおり、第三者委員会による調査の途中で
はございますが、SBISL においては、投資家の皆様にご出資いただいたファンドの一部(以下「対象
ファンド」)について、その取得勧誘にあたり結果的に金融商品取引法違反に該当する行為があった
可能性が高いとの考えに至っており、SBISL が第三者委員会へ照会したところ、SBISL の考えは現
時点における調査結果に矛盾するものではないとの回答を得ております。
第三者委員会の最終調査結果を踏まえて SBISL において改めて判断いたしますが、SBISL といた
しましては、当該違反行為によって生じたファンドの損失について投資家の皆様にご負担いただくこ
とは適切でなく、ついては投資家の皆様への未償還元本相当額の償還に向けた取り組みを進めてまい
りたいと考えております。
投資家の皆様への損失の補塡は法律によって原則として禁止されておりますが、例外として、金融
商品取引法第 39 条第 3 項に規定する事故(以下「事故」)による場合は、所要の要件のもと認めら
れることとなっております。
未償還元本相当額の償還に係る手続きについては第三者委員会の最終調査結果を受領次第、SBISL
において実施予定でございますが、その後速やかに手続きを開始することができるよう、SBISL は 4
月 7 日頃より、対象ファンドに出資いただいている投資家の皆様に対して、その未償還元本相当額等
の確認のための個別のご案内を行うことを予定しております。
2. 今後の見通しについて
対象ファンドの未償還元本相当額の償還の実施に際しては、当社または当社子会社がその資金を拠
出することを予定しております。今後、SBISL の貸付先等の問題の全貌を明らかにし、その責任を明
確にしていくなどの対応も行いながら債権回収に努めてまいりますが、当該債権の一部または全部が
回収不能となることに備え、2021 年 3 月期第 4 四半期(2021 年 1-3 月)において損失処理を行い、
連結決算における税引前利益への影響額は最大で約 150 億円と見積もっております。また、個別決算
においても特別損失として最大で約 150 億円を計上することを予定しております。なお、債権の回収
可能性については現在も精査を続けており、当該損失額につきましては今後変動する可能性がありま
す。
一方で、2021 年 3 月期第 4 四半期においては、国内外の株式市場が好調に推移し、SBI 証券を中
心とする金融サービス事業において 2021 年 3 月期第 3 四半期までと同様に好業績が期待されるこ
と、また、アセットマネジメント事業においても当社グループが投資している一部の上場株式におけ
る大幅な株価上昇に伴う多額の評価益の計上が見込まれていることなどから、現在精査中の当社の
2021 年 3 月期通期の連結税引前利益は、先述の損失処理後においても 1,300 億円を超え、過去最高
となる見通しです。
なお、当社の 2021 年 3 月期通期連結業績の公表は 2021 年 4 月 28 日を予定しております。
以上
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本件に関するお問い合わせ先:
SBI ホールディングス株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 TEL:03-6229-0126
【別紙】
2021 年 4 月 2 日
各位
SBI ソーシャルレンディング株式会社
未償還元本相当額の償還に向けた取り組みに関するお知らせ
当社ウェブサイトにおいて 2021 年 2 月 5 日及び同月 17 日にお知らせいたしましたとおり、
当社のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認め
られたことから、第三者委員会を設置し、その調査に誠実に協力するとともに、関係当局への報
告等も行ってまいりました。第三者委員会による調査は継続しており、その最終調査結果につき
ましては 4 月中を目途に受領する予定であり、受領次第、速やかにお知らせいたします。
当社においては、第三者委員会による調査の途中ではございますが、投資家の皆様にご出資頂
いたファンドの一部について、その取得勧誘にあたり結果的に金融商品取引法違反に該当する行
為があった可能性が高いものと考えております。なお、第三者委員会へ照会したところ、当社の
考えは現時点における調査結果に矛盾するものではないとの回答を得ております。
第三者委員会の最終調査結果を踏まえて当社において改めて判断いたしますが、当社といたし
ましては、当該違反行為によって生じたファンドの損失について投資家の皆様にご負担頂くこと
は適切でなく、ついては投資家の皆様への未償還元本相当額の償還に向けた取り組みを進めてま
いりたいと考えております。
投資家の皆様への損失の補塡は法律によって原則として禁止されておりますが、例外として、
金融商品取引法第 39 条第 3 項に規定する事故(以下「事故」)による場合は、所要の要件のも
と認められることとなっております。
未償還元本相当額の償還に係る手続については第三者委員会の最終調査結果を受領次第、当社
において実施予定でございますが、その後速やかに手続を開始することができるよう、投資家の
皆様に、手続に必要な、事故の概要と未償還元本相当額等のご確認のお願いをさせて頂く次第で
ございます。
つきましては、未償還元本相当額の償還の対象としようとするファンドにご出資頂いている投
資家の皆様には、その未償還元本相当額等の確認につき、個別にご連絡させて頂きます。
なお、投資家の皆様への個別のご連絡につきましては、次週 4 月 7 日頃を予定しております。
投資家の皆様におかれましては、大変お手数ではございますが、別途ご案内させて頂く内容に
沿ってご確認を頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
本件につきまして、投資家の皆様には多大なご迷惑及びご心配をおかけしており、深くお詫び
申し上げます。
以上
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本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先:
SBI ホールディングス株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 TEL:03-6229-0126
投資家様からのお問い合わせ先:
SBI ソーシャルレンディング株式会社 カスタマーセンター
TEL:0120-104-168(受付時間:年末年始・土日祝日を除く平日 10:00~16:00)