8439 東京センチュリー 2019-09-09 16:45:00
米国航空機リース会社Aviation Capital Groupの完全子会社化について(補足説明資料) [pdf]
米国航空機リース会社Aviation Capital Groupの
完全子会社化について(補足説明資料)
2019年9月9日
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目次
1. 本件買収の概要 3
2. Aviation Capital Groupの概要 4~5
3. 買収の戦略的意義 6
4. 民間航空機市場について 7
5. 当社の航空機ビジネスの全体像 8
6. 今後のスケジュール 9
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本件買収の概要
買収対象 Aviation Capital Group LLC(ACG)
ACGの残り75.5%の持分を米国大手生命保険会社の
ストラクチャー (*1) Pacific Life Insurance Companyより取得し完全子会社化
(当社100%米国子会社のTC Skyward Aviation U.S., Inc. 経由での取得)
取得価額 (*2) 現金対価で約3,000百万米ドル(3,213億円)
財務健全性の維持に配慮した資金調達を行う方針
具体的には、持分取得時点では手元資金及びブリッジローンで調達後、
資金調達 順次パーマネント調達に切り替える予定であり、
金融機関からの借入金のほか、ハイブリッドファイナンスによる
資本性資金の調達も検討
持分譲渡実行予定日 2019年12月(各許認可の取得後)
(*1) 2017年12月に同社の持分20%を取得し、同社を持分法適用関連会社化。2019年3月には、増資を引き受け持分比率を24.5%に引き上げ。
(*2) 実際の取得価額は、クロージング時点での財務数値及び本持分譲渡契約所定の方法に基づいて調整される予定。
また、1米ドル=107.10円で換算して記載。
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Aviation Capital Groupの概要(1/2)
名称 Aviation Capital Group LLC(ACG)
所在地 アメリカ合衆国・カリフォルニア州
Khanh T. Tran
President and Chief Executive Officer
代表者
2016年1月に就任。
前職はPacific LifeにてCFO、President等を歴任。
事業内容 航空機リース事業
設立年 1989年
2017年12月にACGの持分20%を取得、持分法適用関連会社とする。
2019年3月に増資を引き受け、持分比率を24.5%に引き上げ。
当社とACGとの関係
(*1) 当社より2名が取締役として就任。その他複数名をACGに派遣。
当社保有の航空機のアセットマネジメント業務をACGに委託。
(*1) 2019年9月9日時点
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Aviation Capital Groupの概要(2/2)
特徴
保有管理機体数ベースで世界で11位の規模。
流動性の高いナローボディ(単通路)航空機を中心に堅実な運営。
マーケティング、テクニカル、アセットマネジメント機能等の航空機リース事業に
必要不可欠なフルプラットフォームを擁す。
航空機リース会社(管理保有機体数) ACG管理保有機体の機種内訳(*2)
1,166
1,019
ワイドボディー
14%
526 501 483
411 381 363 355 345 316 283
ナローボディー
86%
GECAS AerCap Avolon BBAM Nordic SMBC ICBC Air Lease DAE BOC (*1) Aircastle
2019年6月30日時点
出典:FlightGlobal (Cirium)、ACG対外公表資料
(*1) 発注済およびコミット済みの165機を加えた合計は481機
(*2) 保有管理機体の簿価ベース
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買収の戦略的意義
中長期的かつ安定的な持続的成長を早期に実現できる企業を目指す
戦略的好機
初回持分取得から約2年経過し、強固な信頼関係を構築するとともに、事業内容にも精通
世界有数の航空機リース会社を完全子会社化し、同事業へのコミットメントを強化する買収機会
一層の基盤強化
高い専門性を有するACGのプラットフォームを取り込むことによる競争力の向上
最も成長が期待される最注力分野のうちの1つである「航空機」分野の一層の事業の深掘りと基盤強化
グループシナジー
従来以上に航空機オペレーティングリース事業に対する、より主体的な取り組みが可能に
航空機ファイナンス・アフターマーケット事業等との連携によるバリューチェーンへの対応の強化
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民間航空機市場について
旅客数はアジア圏の旅客増加が寄与し、
2037年には 82億人に到達するとの試算。 ジェット旅客機需要予測(機)
予測運航機数
旅客需要増加により、航空機需要も増加。 40,000 (40,301)
2038年には2018年比で機体数も約倍増する見込み。
旅客数予測(億人)
30,000
90 新規需要
82億人 (16,397)
23,904 納入機体数
(35,312)
60 20,000
代替需要
41億人 (18,915)
30 10,000
既存機
(4,989)
0 0
2017年 2037年 2018年 2038年
出典:IATA(国際航空運送協会) 出典:一般財団法人 日本航空機関開発協会
「民間航空機に関する市場予測 2019 - 2038」
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当社の航空機ビジネスの全体像
GA Telesis
TCの持分法適用関連会社で49.2%を保有
米国を主要拠点とし世界各国で
航空機部品・サービス事業を展開。
中古機体、部品売却等の出口処理が強み
パーツ売買 航空機製造
※MRO(Maintenance, Repair, Overhaul)
(メーカー) Jetstar Japan
航空機関連機材の整備・リぺア・点検 ・MRO※
国内最大級のネットワークを誇るLCC
TCは議決権の16.7%を保有
在庫
航空会社
ファイナンス
Gateway Engine Leasing
GA Telesis 40%、全日空商事 40%、
JOL / JOLCO
TC 20%出資のエンジンリース会社
エンジンリース (日本型オペリース)
航空機
航空機
ファイナンス
オペリース
Aviation Capital Group Tokyo Century
今年で創立30周年となる米国の大手航空機リース会社 航空機ファイナンス
マーケティング、テクニカル、アセットマネジメント機能 JOL / JOLCO(日本型オペレーティングリース)
等、航空機リース事業に必要不可欠なフルプラットフォーム 案件の組成
を擁する
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今後のスケジュール
2019年9月9日 2019年12月末 2020年中
持
分 ク
譲 ロ
渡 ー 順次パーマネント調達に切り替える予定
契 ジ
約 ン
締 グ
結
届出関連 手元資金 金融機関からの借入金
(独禁法等) ブリッジローン ハイブリッドファイナンス
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