8425 みずほリース 2019-02-26 16:30:00
株式会社みずほ銀行と興銀リース株式会社による資本業務提携契約の締結に関するお知らせ [pdf]
2019 年 2 月 26 日
各 位
会 社 名 株式会社みずほフィナンシャルグループ
代表者名 執行役社長 坂井 辰史
(コード:8411、東証第一部)
会 社 名 興銀リース株式会社
代表者名 代表取締役社長 本山 博史
(コード:8425、東証第一部)
株式会社みずほ銀行と興銀リース株式会社による
資本業務提携契約の締結に関するお知らせ
株式会社みずほフィナンシャルグループ(本社:東京都千代田区、執行役社長:坂井 辰史、以下「みずほ FG」とい
います。)の連結子会社である株式会社みずほ銀行(本社:東京都千代田区、取締役頭取:藤原 弘治、以下「みずほ
銀行」といいます。)と、興銀リース株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:本山 博史、以下「興銀リース」とい
います。)は、本日、資本業務提携(以下「本資本業務提携」といいます。)を行うことを決議し、以下のとおり、本資本業
務提携に関する契約(以下「本資本業務提携契約」といいます。)を締結致しましたので、お知らせ致します。
本資本業務提携において、みずほ銀行は、興銀リースの実施する普通株式の第三者割当増資(以下「本増資」とい
います。)を全額引き受けるとともに、本日付で興銀リースの既存株主との間で、当該既存株主が保有する興銀リース普
通株式合計 2,654,200 株を市場外の相対取引により取得する旨の株式譲渡契約を締結しており、その結果、みずほ
FG は、グループ全体で、既存の保有株式と合わせて 22.2%の興銀リース普通株式を保有することになります。これに
より、興銀リースはみずほ FG の持分法適用関連会社となる予定です。
1.本資本業務提携の目的
みずほ FG は、2016 年度からの3年間を計画期間とする中期経営計画『進化する“One MIZUHO”~総合金融コン
サルティンググループを目指して~』を策定し、推進しております。また、2017 年 11 月には、足許の厳しい収益環境や、
経済・社会の大きな構造変化を踏まえ、10 年後を見据えたグループの持続的成長と将来の競争優位性確保に向けた、
抜本的構造改革を公表し、コスト競争力の強化や生産性の向上を図るとともに、テクノロジーのめざましい進展をオー
プンイノベーションの考えのもとで活用し、金融の枠を超えた他社との協働による新たなビジネス機会の創出も含めた
収益増強を目指しております。
企業金融の分野においては、お客さまのニーズがますます高度化・多様化してきており、また、将来的には、IoT の
進展やシェアリング・エコノミーの拡大等に伴い企業金融のあり方そのものが構造的に変容していく可能性も展望されま
す。みずほ FG としては、これらの構造的変化に着実かつ十分に対応するためには、デジタル化や異業種等とのオー
プンな協業や戦略投資を通じた連結事業ポートフォリオの組み換えにより、ソリューション領域を拡大することが不可欠
と考えており、企業の保有するアセットの価値に着目したファイナンス提供力やお客さまと事業のリスクとプロフィットを共
にするエクイティ性資金の提供力等を重点的に強化していく方針です。
一方、興銀リースは「モノ」に関する広範な知見と商流に対する深い理解及び高度な金融ノウハウを用いて、お客さま
のバランスシートや事業戦略上の課題を解決するソリューションの提供に強みを持ち、設備投資に関わるファイナンス
や幅広い金融分野への取り組み等を通じて事業領域を拡大させて参りました。
現在推進中の第5次中期経営計画(2017 年度~2019 年度)では、「お客様と共に挑戦を続ける、価値創造カンパニ
ー」をビジョンとし、企業のビジネスモデルの変化や社会構造・産業構造の変化を捉え、お客さまのビジネスパートナー
として“商流サポート”や“ビジネスの共同推進”等、収益性の高い新たなビジネス領域の拡充を強化した結果、収益は
中期経営計画を大きく上回る進捗で推移しており、順調に成長を加速させております。
このような中、両社間で協議を進めて参りました結果、わが国最大級の法人顧客基盤、グローバルな拠点網、信託・
証券等を含めたグループ連携力、資本力等を有するみずほ銀行と、大手リース会社としてアセットの価値評価や管理
能力に優れ、銀行とは異なる柔軟かつ多様な金融サービスを提供できる興銀リースとが資本業務提携を行い、銀行とリ
ース会社それぞれの強みを活かしてわが国産業・経済の持続的成長を金融面から牽引する「次世代の金融プラットフ
ォーム」を共に構築することこそが、みずほ FG と興銀リースそれぞれの企業価値の向上に資するとの認識で一致し、本
日、本資本業務提携契約の締結に至ったものです。
2.本資本業務提携の内容等
(1)業務提携の内容等
みずほ銀行及び興銀リースは、互いの事業成長及び企業価値向上の実現のため、両社の保有するノウハウや国内
外の法人顧客基盤・ネットワークを最大限活用し、リース・ファイナンス事業を強化・拡充すると共に、一層の高度化・多
様化が予想されるお客さまのニーズに対応すべく、両社の保有するノウハウや次世代テクノロジー等を融合させること
で、金融の枠を超えた新たなビジネス機会を創出し、より付加価値の高いビジネスを重点的に推進して参ります。特に、
グローバル、医療・ヘルスケア、環境・エネルギー、テクノロジー等の成長分野を中心に収益拡大を目指して参ります。
本資本業務提携では、主に以下(i)から(ⅲ)に定める事業領域で協業して参りますが、これら以外にも幅広い領域・
テーマについて、協業の可能性につき具体的な検討を進めて参ります。
【業務提携契約に定める事業領域】
(i) 各種商品、動産、不動産等のリース及びファイナンス(ファイナンスリース、オペレーティングリース、ストラク
チャードリース、ノンリコースファイナンス等)
(ii) リース資産に関連する役務の提供(商流・サービス事業関連等)
(iii) 資本性資金の投融資(メザニン投融資、エクイティ投資、ファンド投資等)
(2)資本提携の内容等
これらの業務提携の効果をより早期に発揮すべく、みずほ銀行は第三者割当増資の引受けにより興銀リース普通株
式 6,355,000 株(本増資後の発行済み株式総数の 13.0%)を取得する予定です。また、みずほ銀行は、本増資の引受
けと併せて、興銀リースの既存株主との間で、本日付で当該既存株主が保有する興銀リース普通株式合計 2,654,200
株(本増資後の発行済み株式総数の 5.4%)を市場外の相対取引により取得する旨の株式譲渡契約を締結しておりま
す。なお、本増資の詳細につきましては、本日、興銀リースにおいて適時開示しております「第三者割当による新株式
の発行並びに主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動の予定に関するお知らせ」をご参照ください。
(3)その他
なお、興銀リースは、2019 年6月に開催予定の第 50 回定時株主総会での承認を前提に、商号を「みずほリース株
式会社」へと変更することを予定しております。また、興銀リースは、必要な社内選定手続を経ることを前提に、みずほ
FG が指名する者1名を興銀リースの社外取締役の候補者とすることを予定しております。
3.当事会社の概要
(1)興銀リースの概要
(1) 名 称 興銀リース株式会社
(2) 所 在 地 東京都港区虎ノ門一丁目2番6号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 本山 博史
(4) 事 業 内 容 総合リース業
(5) 資 本 金 17,874 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1969 年 12 月 1 日
第一生命保険株式会社 6.87%
日産自動車株式会社退職給付信託口座(信託受託者 みずほ
信託銀行株式会社)再信託受託者(資産管理サービス信託銀 4.10%
行株式会社)
株式会社みずほ銀行 3.81%
大株主及び持株比率 ユニゾホールディングス株式会社 3.62%
(7) (2018 年 9 月 30 日現 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 3.55%
在)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 3.54%
明治安田生命保険相互会社 2.93%
DOWAホールディングス株式会社 2.63%
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人香港上海銀行) 2.50%
新日鉄興和不動産株式会社 2.29%
みずほ銀行は興銀リースの普通株式 1,626 千株を保有し
資 本 関 係
ております。
当事会社間の関係
(8) 興銀リースの取締役のうち 5 名はみずほ銀行の出身者で
人 的 関 係 あります。また、本日時点において、興銀リースは、みずほ
銀行より 8 名の出向者を受け入れております。
興銀リースはみずほ銀行との間で預金取引を行っている
取 引 関 係 ほか、短期・長期の借入、リース等の取引を行っておりま
す。
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2016 年 3 月期 2017 年 3 月期 2018 年 3 月期
連 結 純 資 産 132,786 百万円 141,755 百万円 154,632 百万円
連 結 総 資 産 1,718,720 百万円 1,752,284 百万円 1,821,501 百万円
1株当たり連結純資産 2,978.61 円 3,202.27 円 3,492.55 円
連 結 売 上 高 364,174 百万円 429,405 百万円 399,738 百万円
連 結 経 常 利 益 18,570 百万円 18,789 百万円 19,964 百万円
親会社株主に帰属する
11,609 百万円 12,414 百万円 13,643 百万円
当 期 純 利 益
1 株 当 た り 連 結 当 期 純 利益 272.20 円 291.08 円 319.91 円
1 株 当 た り 配 当 金 60.00 円 64.00 円 70.00 円
(2)みずほ銀行の概要
(1) 名 称 株式会社みずほ銀行
(2) 所 在 地 東京都千代田区大手町一丁目5番5号
(3) 代表者の役職・氏名 取締役頭取 藤原 弘治
(4) 事 業 内 容 銀行業
(5) 資 本 金 1,404,065 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1923 年 5 月 7 日
(7) 大株主及び持株比率 株式会社みずほフィナンシャルグループ 100.0%
みずほ銀行は興銀リースの普通株式 1,626 千株を保有し
資 本 関 係
ております。
興銀リースの取締役のうち 5 名はみずほ銀行の出身者で
人 的 関 係 あります。また、本日時点において、興銀リースは、みずほ
銀行より 8 名の出向者を受け入れております。
(8) 当事会社間の関係
興銀リースはみずほ銀行との間で預金取引を行っている
取 引 関 係 ほか、短期・長期の借入、リース等の取引を行っておりま
す。
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2016 年 3 月期 2017 年 3 月期 2018 年 3 月期
連 結 純 資 産 8,769,839 百万円 8,281,707 百万円 8,664,467 百万円
連 結 総 資 産 161,697,891 百万円 170,400,577 百万円 171,298,240 百万円
1株当たり連結純資産 473,966.90 円 472,337.25 円 495,940.60 円
連 結 経 常 収 益 2,481,377 百万円 2,580,331 百万円 2,862,291 百万円
連 結 経 常 利 益 834,004 百万円 583,565 百万円 647,076 百万円
親会社株主に帰属する
559,798 百万円 408,511 百万円 485,102 百万円
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純利益 34,659.03 円 25,292.35 円 30,034.39 円
普通株式 17,330 円 普通株式 12,676 円 普通株式 15,018 円
第二回第四種優先株 第二回第四種優先株 第二回第四種優先株
式 42,000 円 式 42,000 円 式 42,000 円
1 株 当 た り 配 当 金 第八回第八種優先株 第八回第八種優先株 第八回第八種優先株
式 47,600 円 式 47,600 円 式 47,600 円
第十一回第十三種優 第十一回第十三種優 第十一回第十三種優
先株式 16,000 円 先株式 16,000 円 先株式 16,000 円
4.日 程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2019 年 2 月 26 日
(2) 資 本 業 務 提 携 契 約 締 結 日 2019 年 2 月 26 日
(3) 株 式 譲 渡 契 約 締 結 日 2019 年 2 月 26 日
(4) 第 三 者 割 当 増 資 実 施 日 2019 年 3 月 29 日(予定)
(5) 相 対 取 引 実 施 日 2019 年 3 月 29 日(予定)
なお、第三者割当増資の払込み及び株式譲渡の実行につきましては、競争当局からの許認可の取得等を前提として
おります。
5.今後の見通し
本資本業務提携がみずほ FG の当期の業績に与える影響は軽微です。今後、みずほ FG の業績に重要な影響を及
ぼすことが明らかになった場合には、速やかにお知らせ致します。
本資本業務提携が興銀リースの当期の業績に与える影響は軽微です。今後、興銀リースの業績に重要な影響を及
ぼすことが明らかになった場合には、速やかにお知らせ致します。
以 上