8424 芙蓉リース 2019-03-25 15:00:00
国内最大規模の植物工場を運営する合弁会社の設立について [pdf]
2019 年 3 月 25 日
東京電力エナジーパートナー株式会社
芙蓉総合リース株式会社
株式会社ファームシップ
国内最大規模の植物工場を運営する合弁会社の設立について
東京電力エナジーパートナー株式会社 (東京都中央区、 代表取締役社長:川崎敏寛、
以下「東電 EP」)と芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:
辻田泰徳、以下「芙蓉リース」、株式会社ファームシップ(東京都中央区、代表取締役:
)
北島正裕・安田瑞希、以下「ファームシップ」 )は、葉物野菜を中心とした工場野菜
の生産・販売事業を行う合弁会社の設立について、本日、基本契約を締結いたしまし
た。
今後、本年 4 月に会社を設立し、2020 年春頃の操業開始を目指します。
合弁会社は、静岡県藤枝市において、工場内部をクリーンかつ植物の生長に最適な
生育環境に制御する完全閉鎖型・人工光型の植物工場を運営し、レタスを中心とした
葉物野菜を生産する予定です。本工場の生産量は、1日あたり約 4 トンを予定してお
り、単一の植物工場としては現時点において国内最大規模の生産能力になります。生
産された野菜は、主に関東・中部・関西エリアにおける、弁当や惣菜を製造する食品
加工工場やスーパーマーケット等の小売店向けに出荷することを予定しております。
天候の影響を受けない植物工場は、野菜の出荷量・品質・販売価格の安定化や、無
農薬栽培による食の安全の担保等、 日本の農業が抱える社会的課題を解決できる新た
な取り組みとしても注目されております。
そのような中で、東電 EP はこれまでのエネルギーソリューションに加えて、お客
さまへの新たな課題解決や価値の提供に繋げられること、 芙蓉リースは戦略分野であ
るエネルギー・環境分野の強化にあたり、エネルギー設備投資や成長が見込める事業
であることから、かねてより植物工場事業に着目しておりました。
両社は ESCO 事業 ※ およびエネルギー供給サービスで既に協力関係にありましたが、
その後、植物工場事業を検討していく中で、様々な企業と植物工場に関する事業開発
や業務提携の実績があるファームシップを加えた 3 社にて、各社が有する強みを活か
して最適な植物工場事業の運営体制を構築できるものと判断し、 合弁会社を設立する
ことで合意に至りました。
各社の強みとしては、東電 EP は省エネ技術をはじめとしたエネルギーコスト削減
の設備運用ノウハウおよび食品加工工場等との営業ネットワーク、芙蓉リースは金融
事業を通じて蓄積したファイナンスソリューション力およびマネジメント力、ファー
ムシップは植物工場の事業運営における生産・流通・人材育成等の全般におけるノウ
ハウを有しております。
東電 EP、芙蓉リース、ファームシップの 3 社は、合弁会社の事業を通じて、安心・
安全な品質の野菜を安定的に供給することにより、社会的な課題・ニーズの解決、国
内農業の安定的かつ持続的発展に貢献してまいります。
※Energy Service Company 事業の略で、エネルギーコストや効率改善に関する一切の業務をお客
さまに代わって行い、そこで削減されるコストを保証するサービス
<工場の概要>
・所 在 地 : 静岡県藤枝市
・延床面積 : 約 9,000 ㎡
・竣工年月 : 2020 年春頃(予定)
・生産野菜 : レタス
・生産能力 : 1 日あたり約 4t(フル稼働時)
植物工場事業のイメージ
<合弁会社の概要(予定)>
さい さい
商号 彩 菜 生活合同会社
設立予定日 2019 年 4 月
所在地 東京都千代田区内幸町 1 丁目 1 番 3 号
東京電力エナジーパートナー株式会社(代表社員)
業務執行社員
芙蓉総合リース株式会社
出資金 5 億円
東京電力エナジーパートナー株式会社 50%
出資比率 芙蓉総合リース株式会社 49%
株式会社ファームシップ 1%
事業内容 野菜の生産および販売
以 上
【本件に関する報道関係の皆さまからのお問い合わせ先】
東京電力エナジーパートナー株式会社 広報企画グループ 050-3116-3147
芙蓉総合リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室(斎藤・渡邊)03-5275-8891
株式会社ファームシップ(藤田)03-5829-9601