8418 山口ＦＧ 2020-05-15 15:00:00
グループガバナンス体制の見直しについて [pdf]
２０２０年５月１５日
各 位
株 式 会 社 山口フィナンシャルグループ
グループガバナンス体制の見直しについて
山口フィナンシャルグループ（社長 吉村 猛）は、下記のとおり、グループガバナンス体制
を見直すこととしましたのでお知らせします。
記
１．背景
我々地域金融機関を取り巻く外部環境は、地域社会における人口減少、高齢化、中小企業
の後継者不足などの社会課題が一層顕著化してきており、加えてマイナス金利の長期化、デ
ジタル技術の発展やそれらを利用した新たな金融サービスの増加が見られるなど、大きな変
化が生じています。
また、SDGs（持続的な開発目標）やSociety5.0の高まりといった流れを受けて、我々地
域金融機関とともにある地域社会においても、長期的に持続可能で多様性と包摂性ある社
会・経済システムを構築していく必要があると考えております。
これらの環境を踏まえ、当社は中期経営計画において、
「地域共創モデルの確立」と「金
融モデルの“SHINKA”
」を通じて、地域における多元的なマルチステークホルダーを巻き
込みながら、金融の枠を超え、
「地域価値向上会社」へ転換することを標榜しています。
今年度は計画期間の 2 年目として、昨年から取り組む 2 つの事業モデルの更なる磨き上
げを行い、地域価値向上会社への転換をさらに強力に推し進めるため、グループガバナンス
体制の見直しを行うこととしました。
２．見直し概要
⑴ 取締役会の強化・多様化
• 地域価値向上会社として「企業価値向上」につながる事業構造への変革を図る
ため、社内取締役を中心としたメンバー構成を見直し、取締役会のダイバーシ
ティを高めます。
• 取締役会の過半数を社外とし、既存の価値観やビジネスモデルにとらわれず、
多面的かつ客観的な視点で、会社や地域の成長に資する戦略かどうかの議論を
活発化させ、スピード感をもって意思決定を行ってまいります。
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⑵ 「ユニット制」の導入
• 取締役会のダイバーシティを高めることにより従来より多彩な意思決定が行
われ、その執行への監督機能にも重点が置かれた体制となることから、実行部
隊である執行ラインの強化を図ってまいります。
• 今回の改正においては、現状のミッションにおいてマネジメント手法の異なる
ビジネスモデルごとに 2 つのユニットを設置いたします。
〔設置するユニット〕
➢ 地域共創ユニット…地域の社会課題を解決する地域エコシステムを地域を巻
き込みながら次々と生み出すモデルを、スピードを上げて探索し価値を確立し
ていくユニット
➢ 金融ユニット…従来の銀行機能を軸として徹底的な顧客代理・顧客最適化の観
点からお客さまにとってより高付加価値で便利な金融モデルに SHINKA（進
化・深化）させていくユニット
⑶ イノベーション投資戦略事業本部の設置
• 地域共創ユニットと金融ユニットを繋ぐプラットフォーム部門を統括する
「イノベーション投資戦略事業本部」を設置します。
• 同事業本部においては、金融ユニットの持つ経営基盤である地元ネットワー
クや統合データベースを活用した DX （デジタル・トランスフォーメーショ
ン）、事業性評価を基礎としたエクイティ投資ノウハウの活用により、グルー
プ企業価値の向上を図ってまいります。
⑷ コーポレートスタッフ部門の設置
• ２ユニットおよびイノベーション投資戦略事業本部に共通するミドルバック
機能を担うコーポレートスタッフ部門を設置します。
⑸ 「チーフオフィサー（CⅹO）制度」の導入
• チーフオフィサー（CⅹO）制度を導入し、グループ CEO の全体統括のもと、
所管分野の責任者としてチーフオフィサーを配置します。
〔配置するチーフオフィサー〕
ＣＥＯ…グループ最高経営責任者
ＣＯＯ…グループ最高執行責任者・ユニット最高執行責任者
ＣＳＯ…グループ最高戦略責任者
ＣＩＯ…グループ最高イノベーション／情報・データ／投資戦略責任者
３．実施日
２０２０年６月２５日（木）
以 上
【本件に関するお問い合わせ先】
山口フィナンシャルグループ 経営管理部 渡部・井口
ＴＥＬ：０８３―２２３－７１２０
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