8382 中国銀 2020-08-31 15:10:00
新型コロナウイルス対策融資を資金使途としたソーシャルボンドの発行に関するお知らせ [pdf]
2020 年 8 月 31 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 中 国 銀 行
代表者名 取締役頭取 加 藤 貞 則
(コード番号 8382 東証第1部)
本社所在地 岡山市北区丸の内一丁目 15 番 20 号
問合せ先 執行役員総合企画部長 山縣 正和
(T E L:086−223−3111)
新型コロナウイルス対策融資を資金使途としたソーシャルボンドの発行
に関するお知らせ
中国銀行(岡山市北区丸の内一丁目 15 番 20 号 頭取 加藤 貞則)は、新型コロナウイルス
感染症の影響を受けているお客さまへの融資を資金使途とする、公募形式による期限前償還条
項付無担保社債(実質破綻時免除特約及び劣後特約付)
(以下、本社債)に関する発行登録書お
よび訂正発行登録書を本日付で関東財務局長宛に提出いたしましたので、下記のとおりお知ら
せします。なお、本社債は、地方銀行で初めてのソーシャルボンド(※1)になります。
※1 ソーシャルボンドとは、国際資本市場協会(ICMA)が定めたソーシャルボンド原則に定義された、社会
的課題の解決に資するプロジェクトの資金調達のために発行される債券。
<本社債発行の目的>
当行は、「自主健全経営を貫き、ゆるぎない信頼と卓越した総合金融サービスで、地域社会と
ともに発展する」を経営理念とし、従来から地域社会の課題やお客さまの課題解決に対して、
本業を通じた地域貢献や本業を超えた幅広い社会貢献活動に取組んでまいりました。
2020 年 3 月には、地域の社会・環境課題に対する取組み方針をまとめた「ちゅうぎん SDGs
宣言」を制定し、2020 年 4 月よりスタートした中期経営計画「未来共創プラン ステージⅡ」
では「地方創生と SDGs の取組み強化」を戦略の第一の柱とし、当行グループの持つさまざま
なノウハウやネットワーク、役職員の力を総動員し、お客さま・地域社会の持続可能な発展を
目指して取組んでおります。
今般の新型コロナウイルス感染症の拡大は地域社会に大きな影響を及ぼしており、コロナ禍
による新たな社会課題に対して当行グループでは、地域金融機関としての社会インフラ機能の
維持を図りながら、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているお客さまの資金繰り支援を
はじめとしたさまざまな取組みに努めております。そうした中、総自己資本比率の維持と資本
効率の向上を図るとともに、お客さま・地域社会の課題解決を通じて、地域における雇用の維
持や経済の安定回復に貢献するために、本社債を発行することといたしました。
<本社債が対象とする融資の実績(2020 年 7 月末時点)>
件数 残高
合計 ※2 3,493 件 1,042 億円
うち中小企業のお客さま向け 3,465 件 842 億円
※2 下記 A~D に該当する融資残高。本融資を含めた新型コロナウイルスに関連した総融資金額
(実行額ベース)は 1,965 億円。
<本社債の概要>
株式会社中国銀行第1回期限前償還条項付無担保社債(実質破綻時免除特
社債名称
約及び劣後特約付)(ソーシャルボンド)
発行額 100 億円
発行年限 10 年(期限前償還条項付)
発行時期 2020 年 10 月
野村證券株式会社
主幹事 SMBC 日興証券株式会社
三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会社
Social Bond
Structuring SMBC 日興証券株式会社
Agent(※3)
新型コロナウイルス感染症の流行により、事業に直接的また
は間接的に影響を受けているお客さまへの融資
資金使途の概要 A.中銀新型肺炎対策緊急特別融資
と SDGs との B.(各都道府県制度融資)新型コロナウイルス感染症対応資金
適合性 C.資本性ローン
D.その他、上記に準じた新型コロナウイルス感染症に対応する融資
※上記の新規および既存の融資金に充当します。
当行は、国際資本市場協会(ICMA)の「ソーシャルボンド原則 2020」
に即したソーシャルボンド・フレームワークを策定し、株式会社格付投資
外部評価 情報センター(R&I)(以下、「R&I」という。)より、当該フレームワー
クが「ソーシャルボンド原則 2020」に適合する旨のセカンドオピニオン
を取得しております。
取得格付 「A(R&I)
」を取得予定
※3 ソーシャルボンド・ストラクチャリングエージェント。ソーシャルボンドのフレームワークの策定および
セカンドオピニオン等外部の第三者評価の取得に関する助言等を通じて、ソーシャルボンドの発行支援を
行う者。
以上
[ 本件に関するお問合せ先 ]
総合企画部 文 山 TEL:086−223−3111