8370 紀陽銀行 2021-05-14 14:30:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
【添付資料】
[目次]
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………2
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………3
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………4
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………4
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………8
(4)連結キャッシュ・フロー計算書……………………………………………………10
(5)連結財務諸表に関する注記事項……………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記)…………………………………………………12
(セグメント情報)…………………………………………………………………13
(1株当たり情報)…………………………………………………………………14
(重要な後発事象)…………………………………………………………………15
4.個別財務諸表………………………………………………………………………………16
(1)貸借対照表……………………………………………………………………………16
(2)損益計算書……………………………………………………………………………18
(3)株主資本等変動計算書………………………………………………………………20
※ 2021年3月期 決算説明資料
1
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
連結経常収益につきましては、貸出金利息や役務取引等収益が増加したものの、有価証券利息配
当金や国債等債券売却益が減少したことなどにより、前期比78億50百万円減少し789億9百万円とな
りました。
連結経常利益につきましては、経費削減への継続的な取組みなどによる営業経費の削減や国債等
債券売却損の減少などがあったものの、連結経常収益の減少や与信関連費用の増加などにより、前
期比12億71百万円減少し204億15百万円となりました。
以上の結果などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比1億28百万円減少し135億91百
万円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
貸出金につきましては、中小企業向け貸出の増加などにより、前期末比1,990億円増加し3兆
2,712億円となりました。
預金・譲渡性預金につきましては、前期末比4,192億円増加し4兆4,567億円となりました。
以上の結果などにより、当期末の連結総資産は5兆6,644億円、連結純資産は2,456億円となりま
した。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、借用金の増加を主因に7,152億円のプラス
となりました。投資活動によるキャッシュ・フローにつきましては、有価証券の取得による支出を
主因に20億円のマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュ・フローにつきましては、配当
金の支払を主因に43億円のマイナスとなりました。
以上の結果などにより、現金及び現金同等物の当期末残高は、期中7,088億円増加し1兆2,167億
円となりました。
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(4)今後の見通し
次期の通期業績予想については、新型コロナウイルス感染症が2022年3月までに収束すると想定
しておりますが、経済活動へ与える影響は一定期間継続することを前提としております。
役務取引等収益については預かり資産関連収益などが前期比減少することを見込んでおります。
与信コストについては新型コロナウイルス感染症が経済活動へ与える影響が継続することやお取引
先の金融支援等に取り組むことなどから、前期比増加することを見込んでおります。
これらを踏まえ、2022年3月期通期業績予想につきましては、連結経常利益182億円、親会社株
主に帰属する当期純利益115億円を見込んでおります。
なお今後の業績、財務状況等につきましては、様々な要因により変動する可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当行グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、会計基準につ
きましては日本基準を適用しております。
なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に
対応していく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
現金預け金 507,968 1,216,774
買入金銭債権 688 38
商品有価証券 45 54
有価証券 1,056,793 1,077,055
貸出金 3,072,120 3,271,208
外国為替 3,726 2,540
その他資産 48,796 51,243
有形固定資産 34,678 34,277
建物 13,873 13,787
土地 18,030 17,812
リース資産 346 507
建設仮勘定 36 44
その他の有形固定資産 2,390 2,126
無形固定資産 3,386 2,966
ソフトウエア 2,891 2,555
リース資産 78 59
その他の無形固定資産 417 351
退職給付に係る資産 13,510 25,714
繰延税金資産 597 580
支払承諾見返 8,845 8,619
貸倒引当金 △22,991 △26,607
資産の部合計 4,728,166 5,664,467
負債の部
預金 3,977,940 4,413,441
譲渡性預金 59,563 43,324
債券貸借取引受入担保金 161,505 184,714
借用金 249,051 709,314
外国為替 217 272
その他負債 48,012 50,235
退職給付に係る負債 28 29
役員退職慰労引当金 30 ―
睡眠預金払戻損失引当金 791 626
偶発損失引当金 408 389
繰延税金負債 1,515 7,801
支払承諾 8,845 8,619
負債の部合計 4,507,910 5,418,767
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部
資本金 80,096 80,096
資本剰余金 3,074 2,835
利益剰余金 130,571 141,773
自己株式 △3,983 △4,505
株主資本合計 209,759 220,200
その他有価証券評価差額金 6,299 14,848
繰延ヘッジ損益 △7 29
退職給付に係る調整累計額 1,510 8,862
その他の包括利益累計額合計 7,802 23,740
新株予約権 130 100
非支配株主持分 2,564 1,658
純資産の部合計 220,256 245,699
負債及び純資産の部合計 4,728,166 5,664,467
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
経常収益 86,759 78,909
資金運用収益 48,353 43,347
貸出金利息 33,076 33,505
有価証券利息配当金 14,882 9,398
コールローン利息及び買入手形利息 6 △0
預け金利息 289 375
その他の受入利息 98 69
役務取引等収益 14,535 15,864
その他業務収益 16,764 11,472
その他経常収益 7,106 8,225
償却債権取立益 1,870 1,583
その他の経常収益 5,235 6,642
経常費用 65,072 58,494
資金調達費用 3,867 1,212
預金利息 637 301
譲渡性預金利息 5 3
コールマネー利息及び売渡手形利息 △44 △16
債券貸借取引支払利息 2,884 599
借用金利息 11 134
その他の支払利息 373 189
役務取引等費用 4,825 5,012
その他業務費用 15,316 7,456
営業経費 34,974 34,393
その他経常費用 6,088 10,420
貸倒引当金繰入額 244 4,135
その他の経常費用 5,844 6,284
経常利益 21,686 20,415
特別利益 95 343
固定資産処分益 95 343
特別損失 1,567 220
固定資産処分損 53 94
減損損失 1,513 125
税金等調整前当期純利益 20,214 20,538
法人税、住民税及び事業税 5,298 6,243
法人税等調整額 1,113 654
法人税等合計 6,412 6,898
当期純利益 13,802 13,640
非支配株主に帰属する当期純利益 82 49
親会社株主に帰属する当期純利益 13,719 13,591
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連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 13,802 13,640
その他の包括利益 △24,573 16,018
その他有価証券評価差額金 △20,533 8,629
繰延ヘッジ損益 544 37
退職給付に係る調整額 △4,584 7,352
包括利益 △10,770 29,659
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △10,850 29,529
非支配株主に係る包括利益 79 129
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 80,096 3,075 119,264 △3,434 199,001
当期変動額
剰余金の配当 △2,412 △2,412
親会社株主に帰属す
13,719 13,719
る当期純利益
自己株式の取得 △1,003 △1,003
自己株式の処分 △1 454 453
株主資本以外の項目
の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― △1 11,307 △549 10,757
当期末残高 80,096 3,074 130,571 △3,983 209,759
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ損益
評価差額金 調整累計額 益累計額合計
当期首残高 26,830 △552 6,094 32,371 106 2,487 233,968
当期変動額
剰余金の配当 △2,412
親会社株主に帰属す
13,719
る当期純利益
自己株式の取得 △1,003
自己株式の処分 453
株主資本以外の項目
の当期変動額 △20,530 544 △4,584 △24,569 23 77 △24,469
(純額)
当期変動額合計 △20,530 544 △4,584 △24,569 23 77 △13,712
当期末残高 6,299 △7 1,510 7,802 130 2,564 220,256
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 80,096 3,074 130,571 △3,983 209,759
当期変動額
剰余金の配当 △2,388 △2,388
親会社株主に帰属す
13,591 13,591
る当期純利益
自己株式の取得 △1,003 △1,003
自己株式の処分 △5 481 475
連結子会社株式の取
△166 △166
得による持分の増減
連結子会社株式の売
△67 △67
却による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― △238 11,202 △522 10,441
当期末残高 80,096 2,835 141,773 △4,505 220,200
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ損益
評価差額金 調整累計額 益累計額合計
当期首残高 6,299 △7 1,510 7,802 130 2,564 220,256
当期変動額
剰余金の配当 △2,388
親会社株主に帰属す
13,591
る当期純利益
自己株式の取得 △1,003
自己株式の処分 475
連結子会社株式の取
△166
得による持分の増減
連結子会社株式の売
△67
却による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額 8,548 37 7,352 15,938 △29 △906 15,002
(純額)
当期変動額合計 8,548 37 7,352 15,938 △29 △906 25,443
当期末残高 14,848 29 8,862 23,740 100 1,658 245,699
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 20,214 20,538
減価償却費 2,905 2,838
減損損失 1,513 125
貸倒引当金の増減(△) △721 3,615
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △2,219 △1,640
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 2 0
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) ― △30
睡眠預金払戻損失引当金の増減(△) △250 △165
偶発損失引当金の増減(△) △27 △19
資金運用収益 △48,353 △43,347
資金調達費用 3,867 1,212
有価証券関係損益(△) △1,417 △4,028
為替差損益(△は益) 4,458 △7,948
固定資産処分損益(△は益) △41 △249
商品有価証券の純増(△)減 △9 △9
貸出金の純増(△)減 △112,778 △199,088
預金の純増減(△) 58,804 435,500
譲渡性預金の純増減(△) △10,431 △16,238
借用金(劣後特約付借入金を除く)の純増減
24,585 460,263
(△)
コールローン等の純増(△)減 111 650
債券貸借取引受入担保金の純増減(△) 79,500 23,208
外国為替(資産)の純増(△)減 △927 1,185
外国為替(負債)の純増減(△) 22 55
資金運用による収入 45,719 42,116
資金調達による支出 △3,977 △1,594
その他 9,063 3,007
小計 69,612 719,960
法人税等の支払額 △4,854 △4,726
営業活動によるキャッシュ・フロー 64,758 715,233
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △770,905 △527,765
有価証券の売却による収入 520,337 357,106
有価証券の償還による収入 138,765 170,187
有形固定資産の取得による支出 △3,691 △1,434
有形固定資産の売却による収入 269 716
無形固定資産の取得による支出 △1,473 △856
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
― 50
収入
その他 △96 △67
投資活動によるキャッシュ・フロー △116,793 △2,061
10
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
劣後特約付借入金の返済による支出 △5,000 ―
自己株式の取得による支出 △1,003 △1,003
自己株式の売却による収入 453 475
配当金の支払額 △2,412 △2,388
非支配株主への配当金の支払額 △2 △2
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
― △1,337
による支出
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の売却
― 20
による収入
その他 △138 △151
財務活動によるキャッシュ・フロー △8,102 △4,388
現金及び現金同等物に係る換算差額 △17 21
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △60,156 708,805
現金及び現金同等物の期首残高 568,124 507,968
現金及び現金同等物の期末残高 507,968 1,216,774
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
当行グループは、当行及び連結子会社8社で構成され、銀行業務を中心として各種金融サービス
に係る事業を行っております。
当行グループでは、取締役会等において、経営資源の配分や業績の評価を定期的に行っており、
その評価単位については、銀行業務を営む当行の計数を主としております。
従いまして、当行グループにおいては、「銀行業」を報告セグメントとしております。
2.報告セグメントごとの経常収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表の作成方法と同一であります。
また、セグメント間の取引価額は第三者間の取引価額に基づいております。
3.報告セグメントごとの経常収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
その他 合計 調整額
銀行業 計上額
経常収益
外部顧客に対する
69,770 9,138 78,909 - 78,909
経常収益
セグメント間の
278 1,574 1,852 △1,852 -
内部経常収益
計 70,049 10,712 80,762 △1,852 78,909
セグメント利益 19,174 1,253 20,428 △13 20,415
セグメント資産 5,660,262 40,045 5,700,308 △35,840 5,664,467
セグメント負債 5,427,065 23,566 5,450,631 △31,863 5,418,767
その他の項目
減価償却費 2,524 313 2,838 - 2,838
資金運用収益 43,369 53 43,423 △75 43,347
資金調達費用 1,211 74 1,285 △73 1,212
特別利益 343 (-) 343 - 343
(固定資産処分益) (343) (-) (343) - (343)
特別損失 220 0 220 - 220
(固定資産処分損) (94) (0) (94) - (94)
(減損損失) (125) (-) (125) - (125)
税金費用 6,469 424 6,893 4 6,898
有形固定資産及び無形
2,344 240 2,584 - 2,584
固定資産の増加額
(注)1.一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
2.「その他」の区分は報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、事務代行業
務、職業紹介業務、信用保証業務、リース業務、ベンチャーキャピタル業務、投資業務、
クレジットカード業務、電子計算機関連業務を含んでおります。
3.調整額は、次のとおりであります。
(1)経常収益の調整額△1,852百万円は、セグメント間取引消去であります。
(2)セグメント利益の調整額△13百万円は、セグメント間取引消去であります。
(3)セグメント資産の調整額△35,840百万円は、セグメント間取引消去であります。
(4)セグメント負債の調整額△31,863百万円は、セグメント間取引消去であります。
(5)資金運用収益の調整額△75百万円は、セグメント間取引消去であります。
(6)資金調達費用の調整額△73百万円は、セグメント間取引消去であります。
(7)税金費用の調整額4百万円は、セグメント間取引消去であります。
4.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 3,607円40銭
1株当たり当期純利益 200円97銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 200円76銭
(注)1.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりであります。
当連結会計年度
(2021年3月31日)
純資産の部の合計額 百万円 245,699
純資産の部の合計額から控除する金額 百万円 1,758
うち新株予約権 百万円 100
うち非支配株主持分 百万円 1,658
普通株式に係る期末の純資産額 百万円 243,940
1株当たり純資産額の算定に用いられた
千株 67,622
期末の普通株式の数
(注)2.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎
は、次のとおりであります。
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益 百万円 13,591
普通株主に帰属しない金額 百万円 ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
百万円 13,591
当期純利益
普通株式の期中平均株式数 千株 67,627
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額 百万円 ―
普通株式増加数 千株 71
うち新株予約権 千株 71
希薄化効果を有しないため、潜在株式調
整後1株当たり当期純利益の算定に含め ―
なかった潜在株式の概要
(注)3.株主資本において自己株式として計上している紀陽フィナンシャルグループ従業
員持株会信託が保有する当行株式は、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済
株式総数から控除する自己株式数に含めており、また、1株当たり当期純利益及
び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算におい
て控除する自己株式数に含めております。
1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は64千株で
あり、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定
上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は178千株であります。
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(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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4.個別財務諸表
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
現金預け金 507,738 1,216,553
現金 53,996 67,549
預け金 453,742 1,149,004
買入金銭債権 688 38
商品有価証券 45 54
商品国債 45 54
有価証券 1,060,537 1,081,759
国債 197,342 177,931
地方債 199,825 203,915
社債 210,861 180,978
株式 44,817 55,412
その他の証券 407,688 463,521
貸出金 3,084,322 3,283,511
割引手形 14,955 9,114
手形貸付 88,008 84,345
証書貸付 2,613,024 2,844,653
当座貸越 368,335 345,398
外国為替 3,726 2,540
外国他店預け 2,914 2,007
買入外国為替 90 29
取立外国為替 721 503
その他資産 29,237 30,689
前払費用 198 250
未収収益 2,462 2,923
先物取引差入証拠金 1,052 1,052
金融派生商品 2,488 2,776
金融商品等差入担保金 150 430
その他の資産 22,885 23,256
有形固定資産 34,338 33,869
建物 13,872 13,781
土地 18,038 17,812
リース資産 512 610
建設仮勘定 36 17
その他の有形固定資産 1,878 1,647
無形固定資産 3,053 2,688
ソフトウエア 2,748 2,373
その他の無形固定資産 304 315
前払年金費用 11,340 12,980
支払承諾見返 8,845 8,619
貸倒引当金 △20,301 △23,833
資産の部合計 4,723,572 5,649,472
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(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
預金 3,987,606 4,423,216
当座預金 205,043 262,322
普通預金 2,132,918 2,503,615
貯蓄預金 27,335 29,631
通知預金 8,852 10,814
定期預金 1,512,599 1,482,631
その他の預金 100,858 134,200
譲渡性預金 69,563 53,324
債券貸借取引受入担保金 161,505 184,714
借用金 249,051 709,314
借入金 249,051 709,314
外国為替 217 272
売渡外国為替 39 4
未払外国為替 177 268
その他負債 36,856 39,124
未払法人税等 2,601 4,107
未払費用 1,977 1,740
前受収益 1,446 1,352
金融派生商品 2,049 5,237
金融商品等受入担保金 401 950
リース債務 512 610
資産除去債務 788 772
その他の負債 27,079 24,352
役員退職慰労引当金 30 ―
睡眠預金払戻損失引当金 791 626
偶発損失引当金 408 389
繰延税金負債 671 3,589
再評価に係る繰延税金負債 3 3
支払承諾 8,845 8,619
負債の部合計 4,515,552 5,423,194
純資産の部
資本金 80,096 80,096
資本剰余金 1,286 1,283
資本準備金 259 259
その他資本剰余金 1,027 1,023
利益剰余金 124,298 134,732
利益準備金 6,555 7,033
その他利益剰余金 117,743 127,699
繰越利益剰余金 117,743 127,699
自己株式 △3,885 △4,409
株主資本合計 201,797 211,703
その他有価証券評価差額金 6,093 14,437
繰延ヘッジ損益 △7 29
土地再評価差額金 7 7
評価・換算差額等合計 6,092 14,474
新株予約権 130 100
純資産の部合計 208,020 226,278
負債及び純資産の部合計 4,723,572 5,649,472
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
経常収益 77,795 70,049
資金運用収益 48,363 43,369
貸出金利息 33,085 33,523
有価証券利息配当金 14,883 9,402
コールローン利息 6 △0
預け金利息 289 374
その他の受入利息 98 69
役務取引等収益 12,064 13,440
受入為替手数料 2,976 2,881
その他の役務収益 9,087 10,559
その他業務収益 10,900 5,494
外国為替売買益 ― 41
商品有価証券売買益 0 ―
国債等債券売却益 10,139 5,055
国債等債券償還益 167 ―
金融派生商品収益 592 396
その他の業務収益 0 0
その他経常収益 6,467 7,745
償却債権取立益 1,348 1,106
株式等売却益 4,020 5,933
その他の経常収益 1,098 705
経常費用 57,446 50,873
資金調達費用 3,866 1,211
預金利息 637 301
譲渡性預金利息 5 3
コールマネー利息 △44 △16
債券貸借取引支払利息 2,884 599
借用金利息 11 134
金利スワップ支払利息 372 186
その他の支払利息 △0 2
役務取引等費用 5,388 5,604
支払為替手数料 543 502
その他の役務費用 4,845 5,101
その他業務費用 10,620 2,518
外国為替売買損 175 ―
商品有価証券売買損 ― 0
国債等債券売却損 10,445 2,518
営業経費 32,643 32,202
その他経常費用 4,927 9,336
貸倒引当金繰入額 107 3,852
貸出金償却 1,245 485
株式等売却損 2,435 4,438
株式等償却 102 7
その他の経常費用 1,035 550
経常利益 20,349 19,175
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
特別利益 94 336
固定資産処分益 94 336
特別損失 1,566 220
固定資産処分損 52 94
減損損失 1,513 125
税引前当期純利益 18,878 19,291
法人税、住民税及び事業税 4,922 5,855
法人税等調整額 1,057 613
法人税等合計 5,979 6,469
当期純利益 12,898 12,822
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益
資本金 その他資本 資本剰余金 剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
剰余金 合計 繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 80,096 259 1,028 1,287 6,072 107,681 113,754
当期変動額
剰余金の配当 482 △2,894 △2,412
当期純利益 12,898 12,898
自己株式の取得
自己株式の処分 △0 △0
土地再評価差額金の
58 58
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― ― △0 △0 482 10,061 10,544
当期末残高 80,096 259 1,027 1,286 6,555 117,743 124,298
株主資本 評価・換算差額等
その他有価証 繰延ヘッジ 土地再評価 評価・換算 新株予約権 純資産合計
自己株式 株主資本合計
券評価差額金 損益 差額金 差額等合計
当期首残高 △3,335 191,803 26,623 △552 65 26,136 106 218,046
当期変動額
剰余金の配当 △2,412 △2,412
当期純利益 12,898 12,898
自己株式の取得 △1,003 △1,003 △1,003
自己株式の処分 453 453 453
土地再評価差額金の
58 58
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額 △20,530 544 △58 △20,043 23 △20,020
(純額)
当期変動額合計 △549 9,993 △20,530 544 △58 △20,043 23 △10,026
当期末残高 △3,885 201,797 6,093 △7 7 6,092 130 208,020
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益
資本金 その他資本 資本剰余金 剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
剰余金 合計 繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 80,096 259 1,027 1,286 6,555 117,743 124,298
当期変動額
剰余金の配当 477 △2,866 △2,388
当期純利益 12,822 12,822
自己株式の取得
自己株式の処分 △3 △3
株主資本以外の項目
の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― ― △3 △3 477 9,955 10,433
当期末残高 80,096 259 1,023 1,283 7,033 127,699 134,732
株主資本 評価・換算差額等
その他有価証 繰延ヘッジ 土地再評価 評価・換算 新株予約権 純資産合計
自己株式 株主資本合計
券評価差額金 損益 差額金 差額等合計
当期首残高 △3,885 201,797 6,093 △7 7 6,092 130 208,020
当期変動額
剰余金の配当 △2,388 △2,388
当期純利益 12,822 12,822
自己株式の取得 △1,003 △1,003 △1,003
自己株式の処分 479 475 475
株主資本以外の項目
の当期変動額 8,344 37 ― 8,381 △29 8,352
(純額)
当期変動額合計 △523 9,906 8,344 37 ― 8,381 △29 18,258
当期末残高 △4,409 211,703 14,437 29 7 14,474 100 226,278
21
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
2021年3月期
決算説明資料
株式会社 紀陽銀行
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
【 目 次 】
1.中期経営計画について …………… P2∼3
2.2021年3月期 決算ダイジェスト …………… P4∼9
3.決算の概況
(1)損益状況 …………… P10∼11
(2)業務純益(単体) …………… P12
(3)利鞘(単体) …………… P12
(4)有価証券関係損益(単体) …………… P12
(5)有価証券の評価損益 …………… P13
(6)自己資本比率(国内基準) …………… P14
(7)ROE …………… P15
4.貸出金等の状況
(1)リスク管理債権(連結) …………… P16
(2)リスク管理債権(単体) …………… P17
(3)金融再生法開示債権(単体) …………… P18
(4)開示債権における各種基準の比較(単体) …………… P19
(5)業種別貸出状況等(単体) …………… P20
(6)消費者ローン残高(単体) …………… P21
(7)中小企業等貸出比率(単体) …………… P21
(8)預金等、貸出金の残高(単体) …………… P21
(9)預かり資産残高、預かり資産関連販売額(単体) …………… P21
(注)本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当行が現在入手している情報及び
合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異
なる可能性があります。
1
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
1.中期経営計画について
(1)第5次中期経営計画の最終実績(2021 年 3 月期実績)
第5次中期経営計画(2018 年 4 月~2021 年 3 月)における経営指標
経営指標 2021年3月期(計画) 2021年3月期(実績)
収益性 親会社株主に帰属する当期純利益 <連結> 100億円以上 135億円
本業OHR<単体>
効率性 90%以下 78.0%
(顧客向けサービス業務収益増強と経費削減)
健全性 自己資本比率 <連結> 9%以上 10.4%
株主還元 株主還元率 安定的に30%程度 24.7%
※本業OHR<単体>=営業経費÷(貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益)
※株主還元率=(年間配当額+自己株式取得額)÷親会社株主に帰属する当期純利益<連結>
【実績】
1.親会社株主に帰属する当期純利益<連結> 2.本業 OHR<単体>
3.自己資本比率<連結> 4.株主還元率<連結>
(ご参考1)顧客向けサービス業務利益<単体> (ご参考2) 貸出金利息額<単体>
顧客向けサービス業務利益
=貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益-営業経費
2
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(2)第6次中期経営計画について(ご参考)
第6次中期経営計画(2021 年 4 月~2024年 3 月)において目標とする経営指標
目標とする経営指標 2024年3月期(最終期)
顧客向けサービス業務利益<単体> 100億円以上
本業OHR<単体> 75%以下
親会社株主に帰属する当期純利益<連結> 125億円以上
ROE<連結> 5%以上
※顧客向けサービス業務利益<単体>=貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益-営業経費
※本業OHR<単体>=営業経費÷(貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益)
【目標】
1.顧客向けサービス業務利益<単体> 2.本業 OHR<単体>
3.親会社株主に帰属する当期純利益<連結> 4.ROE<連結>
(ご参考1)自己資本比率<連結> (ご参考2) 貸出金利息額<単体>
3
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
2.2021年3月期 決算ダイジェスト
(1)損益の状況
① 連結
○当期の連結の経営成績は、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比1億円減少の135
億円となりました。
役務取引等利益や国債等債券損益は増加し、営業経費は減少したものの、与信コスト総額
は増加しました。
○当初業績予想との比較では、親会社株主に帰属する当期純利益は+35億円となり、業績
予想を上回る実績となりました。
(単位:百万円)
(前期実績との比較) 2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 経常収益 78,909 △ 7,850 86,759
2 連結粗利益 57,003 1,359 55,644
3 資金利益 42,135 △ 2,351 44,486
4 役務取引等利益 10,851 1,142 9,709
5 その他業務利益 4,016 2,569 1,447
6 うち国債等債券損益 2,537 2,675 △ 138
7 営業経費(△) 34,393 △ 581 34,974
8 一般貸倒引当金繰入額①(△) 1,513 1,574 △ 61
9 不良債権処理額②(△) 3,978 1,309 2,669
10 (与信費用①+②(△)) (5,491) (2,883) (2,608)
11 うち貸出金償却(△) 1,026 △ 836 1,862
12 うち個別貸倒引当金繰入額(△) 2,622 2,316 306
13 償却債権取立益 1,583 △ 287 1,870
14 株式等関係損益 1,491 △ 64 1,555
15 経常利益 20,415 △ 1,271 21,686
16 特別損益 123 1,594 △ 1,471
17 うち減損損失(△) 125 △ 1,388 1,513
18 法人税、住民税及び事業税(△) 6,243 945 5,298
19 法人税等調整額(△) 654 △ 459 1,113
20 親会社株主に帰属する当期純利益 13,591 △ 128 13,719
21 与信コスト総額(△) 3,888 3,178 710
(注)1.連結粗利益=(資金運用収益−資金調達費用)+(役務取引等収益−役務取引等費用)
+(その他業務収益−その他業務費用)
2.与信コスト総額は、与信費用に償却債権取立益などの与信関連損益を加味して算出して
おります。
3.(△)は損失項目です。
(単位:百万円)
2021年3月期 2021年3月期
当初業績予想(2020年5月)との比較
実績 当初業績予想比 当初業績予想
1 経常収益 78,909 4,009 74,900
2 経常利益 20,415 5,615 14,800
3 親会社株主に帰属する当期純利益 13,591 3,591 10,000
4
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
② 単体
○当期の単体の経営成績につきましては、当期純利益は主に貸出金利息や役務取引等利益の増加と経
費の減少などにより128億円となり、当初業績予想を上回りました。
○資金利益は、貸出金利息が増加したものの、有価証券利息配当金の減少などから、前期比23億円
減少の421億円となりました。
○役務取引等利益は、事業性関連収益や預かり資産関連収益の増加などから、前期比11億円増加の
78億円となりました。
○その他業務利益は、国債等債券売却益が増加したことなどから、前期比26億円増加の29億円と
なりました。
○経費は、物件費の減少などから、前期比8億円減少の333億円となりました。
○与信コスト総額は、個別貸倒引当金繰入額の増加などから、前期比31億円増加の33億円となり
ました。
(単位:百万円)
(前期実績との比較) 2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 経常収益 70,049 △ 7,746 77,795
2 業務粗利益 52,969 1,517 51,452
3 資金利益 42,157 △ 2,339 44,496
4 うち貸出金利息 33,523 438 33,085
5 うち有価証券利息配当金 9,402 △ 5,481 14,883
6 うち投資信託解約損益 720 △ 2,598 3,318
7 うち預金等利息(△) 304 △ 338 642
8 役務取引等利益 7,835 1,160 6,675
9 その他業務利益 2,975 2,696 279
10 うち国債等債券損益 2,537 2,675 △ 138
11 経費(除く臨時処理分)(△) 33,365 △ 852 34,217
12 人件費(△) 17,629 △ 187 17,816
13 物件費(△) 13,237 △ 540 13,777
14 税金(△) 2,497 △ 125 2,622
15 実質業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 19,604 2,369 17,235
16 うちコア業務純益 17,066 △ 308 17,374
17 うちコア業務純益(除く投資信託解約損益) 16,346 2,291 14,055
18 一般貸倒引当金繰入額①(△) 1,427 1,464 △ 37
19 業務純益 18,176 903 17,273
20 不良債権処理額②(△) 3,057 1,465 1,592
21 (与信費用①+②(△)) (4,485) (2,930) (1,555)
22 うち貸出金償却(△) 485 △ 760 1,245
23 うち個別貸倒引当金繰入額(△) 2,425 2,280 145
24 償却債権取立益 1,106 △ 242 1,348
25 株式等関係損益 1,487 5 1,482
26 その他臨時損益 1,463 △ 374 1,837
27 経常利益 19,175 △ 1,174 20,349
28 特別損益 116 1,587 △ 1,471
29 法人税、住民税及び事業税(△) 5,855 933 4,922
30 法人税等調整額(△) 613 △ 444 1,057
31 当期純利益 12,822 △ 76 12,898
32 与信コスト総額(△) 3,359 3,181 178
33 顧客向けサービス業務利益 9,067 2,353 6,714
(注)1.コア業務純益とは、一般貸倒引当金繰入前、国債等債券損益(債券5勘定尻)控除後の業務純益です。
2.与信コスト総額は、与信費用に償却債権取立益などの与信関連損益を加味して算出しております。
3.顧客向けサービス業務利益は、以下の通りです。
顧客向けサービス業務利益=貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益−営業経費
4.(△)は損失項目です。
(単位:百万円)
2021年3月期 2021年3月期
当初業績予想(2020年5月)との比較
実績 当初業績予想比 当初業績予想
1 経常収益 70,049 4,549 65,500
2 コア業務純益 17,066 4,766 12,300
3 コア業務純益(除く投資信託解約損益) 16,346 4,046 12,300
4 実質業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 19,604 3,604 16,000
5 経常利益 19,175 5,375 13,800
6 当期純利益 12,822 3,422 9,400
7 与信コスト総額(△) 3,359 △ 2,041 5,400
5
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(2)主要勘定、預かり資産の状況(単体)
○貸出金残高は、中小企業向け貸出が増加したことなどから、前期末比1,991億円増加の
3兆2,835億円となりました。
○預金・譲渡性預金合計は、前期末比4,193億円増加の4兆4,765億円となりました。
(単位:百万円)
(期末残高) 2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 貸出金 3,283,511 199,189 3,084,322
2 うち中小企業等貸出金 2,452,040 205,104 2,246,936
3 預金・譲渡性預金合計 4,476,541 419,371 4,057,170
4 うち個人預金 3,061,317 182,251 2,879,066
5 預かり資産残高 124,789 19,619 105,170
6 投資信託 120,598 19,912 100,686
7 国債等 4,191 △ 293 4,484
<預金等、貸出金残高> (億円) <預かり資産残高> (億円)
預金等 44,765 2,000
40,077 40,571 計1,300
45,000 貸出金 1,500 1,051 1,247
国債等
30,843 32,835 41
35,000 29,680 1,000 55 44
投資信託 1,205
25,000 500 1,066
1,244
15,000 0
2019/3 2020/3 2021/3 2019/3 2020/3 2021/3
(単位:百万円)
(期中実績) 2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 預かり資産関連販売額 106,854 21,452 85,402
2 投資信託 62,665 16,258 46,407
3 証券仲介 13,944 506 13,438
4 個人年金保険等 30,244 4,688 25,556
(3)有価証券の状況(単体)
○当期は、株式相場が上昇したことなどから、その他有価証券評価差額は、前期末比
106億円増加し、192億円の評価益となりました。
<その他有価証券で時価のあるもの> (単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
評価損益 評価損益
評価益 評価損 評価益 評価損
2020年3月末比
1 株式 21,536 11,650 21,736 199 9,886 12,286 2,399
2 国内債券 1,714 △ 2,569 3,780 2,066 4,283 5,405 1,121
3 外国債券 △ 604 △ 3,758 4,761 5,366 3,154 3,749 594
4 その他 △ 3,472 5,621 4,010 7,482 △ 9,093 656 9,750
5 うち投資信託 △ 3,560 5,567 3,921 7,482 △ 9,127 622 9,750
6 小計 19,173 10,942 34,289 15,115 8,231 22,097 13,866
保有目的区分の変
7 55 △ 312 55 − 367 367 −
更による評価差額
8 合計 19,229 10,631 34,345 15,115 8,598 22,465 13,866
6
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(4)不良債権(金融再生法開示債権)の状況(単体)
○新型コロナウイルス感染症の影響などから、危険債権が前期末比で116億円増加、要管理債権が
前期末比で57億円増加し、金融再生法ベースの不良債権残高は802億円となりました。
また、不良債権比率は、前期末比で0.39%上昇し、2.40%となりました。
○なお、当期末の引当率は44.3%、保全率は76.5%となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響などを踏まえ、お取引先の資金繰り支援等に関するサポート体制
の強化を行っております。引き続きコロナ禍にあるお取引先の「経営改善・事業再生支援」活動の
一層の取組強化を行ってまいります。
① 不良債権(金融再生法開示債権)の状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 15,406 △ 380 15,786
2 危険債権 54,118 11,693 42,425
3 要管理債権 10,715 5,777 4,938
4 小計(不良債権) 80,240 17,091 63,149
5 正常債権 3,252,935 181,265 3,071,670
6 合計 3,333,176 198,357 3,134,819
7 再生法開示債権比率(不良債権比率) 2.40% 0.39% 2.01%
② 保全状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 不良債権額 80,240 17,091 63,149
2 担保・保証等 46,422 7,986 38,436
不良債権額のうち、担保・保証等により
3 33,818 9,105 24,713
カバーされていない部分
4 貸倒引当金 14,986 3,056 11,930
5 引当率 44.3% △ 3.9% 48.2%
6 保全率 76.5% △ 3.2% 79.7%
<金融再生法開示債権・不良債権比率の推移>
(億円) (%)
1,100 3.00
不良債権比率
2.36 2.40
2.15 2.01
900 2.00
802
金融再生法開示債権残高
689
700 650 1.00
631
500 0.00
2018/3 2019/3 2020/3 2021/3
7
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(5)自己資本比率の状況
○自己資本比率(国内基準)につきましては、自己資本の額が増加したことやリスク・
アセット等の額が減少したことなどから、連結自己資本比率は前期末比+0.44%
の10.40%、単体自己資本比率は前期末比+0.26%の9.75%となりまし
た。
① 連結
(単位:百万円)
2021年3月末
2020年3月末
(速報値) 2020年3月末比
1 自己資本比率(2÷5) 10.40% 0.44% 9.96%
2 自己資本(3−4) 206,472 4,760 201,712
3 コア資本に係る基礎項目 227,373 13,882 213,491
4 コア資本に係る調整項目 20,901 9,123 11,778
5 リスク・アセット等 1,985,239 △ 39,574 2,024,813
6 総所要自己資本額(5×4%) 79,409 △ 1,583 80,992
② 単体
(単位:百万円)
2021年3月末
2020年3月末
(速報値) 2020年3月末比
1 自己資本比率(2÷5) 9.75% 0.26% 9.49%
2 自己資本(3−4) 193,979 4,683 189,296
3 コア資本に係る基礎項目 209,447 9,898 199,549
4 コア資本に係る調整項目 15,467 5,214 10,253
5 リスク・アセット等 1,988,569 △ 4,394 1,992,963
6 総所要自己資本額(5×4%) 79,542 △ 176 79,718
<自己資本比率の推移>
(%)
11.50
10.40
10.50 9.96
連結自己資本比率(国内基準)
9.32
9.50
9.75
9.49
8.50 8.90
単体自己資本比率(国内基準)
7.50
2019/3 2020/3 2021/3
※信用リスク計測手法について、2019/3は「標準的手法」、2020/3及び2021/3は「基礎的内部格付手法」を
採用しております。
8
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(6)2022年3月期 業績予想・配当予想
① 業績予想
○通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症が2022年3月までに収束すると想定
しておりますが、経済活動へ与える影響は一定期間継続することを前提としております。
○経常収益につきましては、有価証券関係収益が前期比減少する見込みであることなどから、前期
比減少することを見込んでおります。
○貸出金利息につきましては、利回りの低下傾向が続くことを想定しておりますが、残高の増加に
より前期比増加することを見込んでおります。
○役務取引等利益につきましては、預かり資産関連収益などが前期比減少することを見込んでおり
ます。
○有価証券関係損益につきましては、一部売却益を見込んでおります。
○与信コストにつきましては、新型コロナウイルスが経済活動へ与える影響が継続することやお取
引先の金融支援等に取組むことなどから、前期比増加することを見込んでおります。
○これらを踏まえ、2022年3月期通期業績予想につきましては、連結経常利益182億円、親会社
株主に帰属する当期純利益115億円を見込んでおります。
(単位:億円)
実績 予想
(連結) 2022年3月期
2021年3月期通期 2022年3月期通期
第2四半期連結累計期間
1 経常収益 789 380 756
2 経常利益 204 88 182
3 親会社株主に帰属する当期(中間)純利益 135 57 115
(単位:億円)
実績 予想
(単体) 2022年3月期
2021年3月期通期 2022年3月期通期
第2四半期累計期間
1 経常収益 700 337 664
2 コア業務純益 170 81 167
3 コア業務純益(除く投資信託解約損益) 163 76 162
4 実質業務純益(コア業務純益+国債等債券損益) 196 89 185
5 経常利益 191 86 174
6 当期(中間)純利益 128 56 110
7 与信コスト総額(△) 33 30 55
② 配当予想
○2022年3月期の普通株式配当金につきましては、2021年3月期に引き続き、年間35円を期末一
括でお支払いさせていただく予定です。
2022年3月期通期
中間 期末
1 普通株式 − 35円00銭 35円00銭
9
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
3.決算の概況
(1)損益状況
【連結】 (単位:百万円)
2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 経常収益 78,909 △ 7,850 86,759
2 連結粗利益 57,003 1,359 55,644
3 資金利益 42,135 △ 2,351 44,486
4 役務取引等利益 10,851 1,142 9,709
5 その他業務利益 4,016 2,569 1,447
6 うち国債等債券損益 2,537 2,675 △ 138
7 営業経費(△) 34,393 △ 581 34,974
8 一般貸倒引当金繰入額①(△) 1,513 1,574 △ 61
9 不良債権処理額②(△) 3,978 1,309 2,669
10 (与信費用①+②(△)) (5,491) (2,883) (2,608)
11 貸出金償却(△) 1,026 △ 836 1,862
12 個別貸倒引当金繰入額(△) 2,622 2,316 306
13 その他の不良債権処理額(△) 328 △ 172 500
14 償却債権取立益 1,583 △ 287 1,870
15 株式等関係損益 1,491 △ 64 1,555
16 その他 222 23 199
17 経常利益 20,415 △ 1,271 21,686
18 特別損益 123 1,594 △ 1,471
19 うち減損損失(△) 125 △ 1,388 1,513
20 税金等調整前当期純利益 20,538 324 20,214
21 法人税等合計(△) 6,898 486 6,412
22 法人税、住民税及び事業税(△) 6,243 945 5,298
23 法人税等調整額(△) 654 △ 459 1,113
24 当期純利益 13,640 △ 162 13,802
25 非支配株主に帰属する当期純利益(△) 49 △ 33 82
26 親会社株主に帰属する当期純利益 13,591 △ 128 13,719
27 与信コスト総額(△) 3,888 3,178 710
(注)1.連結粗利益=(資金運用収益−資金調達費用)+(役務取引等収益−役務取引等費用)
+(その他業務収益−その他業務費用)
2.与信コスト総額は、与信費用に償却債権取立益などの与信関連損益を加味して算出して
おります。
3.(△)は損失項目です。
(連結対象会社数)
2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 連結子会社数 8 2 6
2 持分法適用会社数 − − −
10
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
【単体】 (単位:百万円)
2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 経常収益 70,049 △ 7,746 77,795
2 業務粗利益 52,969 1,517 51,452
3 (除く国債等債券損益) 50,432 △ 1,159 51,591
4 資金利益 42,157 △ 2,339 44,496
5 うち貸出金利息 33,523 438 33,085
6 うち有価証券利息配当金 9,402 △ 5,481 14,883
7 うち投資信託解約損益 720 △ 2,598 3,318
8 うち預金等利息(△) 304 △ 338 642
9 役務取引等利益 7,835 1,160 6,675
10 その他業務利益 2,975 2,696 279
11 国内業務粗利益 48,827 3,167 45,660
12 (除く国債等債券損益) 47,203 △ 2,027 49,230
13 資金利益 39,416 △ 3,195 42,611
14 役務取引等利益 7,786 1,173 6,613
15 その他業務利益 1,624 5,188 △ 3,564
16 (うち国債等債券損益) 1,624 5,194 △ 3,570
17 国際業務粗利益 4,141 △ 1,651 5,792
18 (除く国債等債券損益) 3,229 869 2,360
19 資金利益 2,741 856 1,885
20 役務取引等利益 49 △ 13 62
21 その他業務利益 1,351 △ 2,493 3,844
22 (うち国債等債券損益) 912 △ 2,519 3,431
23 経費(除く臨時処理分)(△) 33,365 △ 852 34,217
24 人件費(△) 17,629 △ 187 17,816
25 物件費(△) 13,237 △ 540 13,777
26 税金(△) 2,497 △ 125 2,622
27 実質業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 19,604 2,369 17,235
28 うちコア業務純益 17,066 △ 308 17,374
29 うちコア業務純益(除く投資信託解約損益) 16,346 2,291 14,055
30 一般貸倒引当金繰入額①(△) 1,427 1,464 △ 37
31 業務純益 18,176 903 17,273
32 うち国債等債券損益 2,537 2,675 △ 138
33 臨時損益 999 △ 2,077 3,076
34 不良債権処理額②(△) 3,057 1,465 1,592
35 (与信費用①+②(△)) (4,485) (2,930) (1,555)
36 貸出金償却(△) 485 △ 760 1,245
37 個別貸倒引当金繰入額(△) 2,425 2,280 145
38 貸出債権譲渡損(△) 6 6 0
39 その他の不良債権処理額(△) 140 △ 60 200
40 償却債権取立益 1,106 △ 242 1,348
41 株式等関係損益 1,487 5 1,482
42 株式等売却益 5,933 1,913 4,020
43 株式等売却損(△) 4,438 2,003 2,435
44 株式等償却(△) 7 △ 95 102
45 その他臨時損益 1,463 △ 374 1,837
46 経常利益 19,175 △ 1,174 20,349
47 特別損益 116 1,587 △ 1,471
48 固定資産処分損益 242 201 41
49 減損損失(△) 125 △ 1,388 1,513
50 税引前当期純利益 19,291 413 18,878
51 法人税等合計(△) 6,469 490 5,979
52 法人税、住民税及び事業税(△) 5,855 933 4,922
53 法人税等調整額(△) 613 △ 444 1,057
54 当期純利益 12,822 △ 76 12,898
55 与信コスト総額(△) 3,359 3,181 178
56 顧客向けサービス業務利益 9,067 2,353 6,714
(注)1.コア業務純益とは、一般貸倒引当金繰入前、国債等債券損益(債券5勘定尻)控除後の業務
純益です。
2.与信コスト総額は、与信費用に償却債権取立益などの与信関連損益を加味して算出しており
ます。
3.顧客向けサービス業務利益は、以下の通りです。
顧客向けサービス業務利益=貸出金平残×預貸金利回差+役務取引等利益−営業経費
4.(△)は損失項目です。
11
(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(2)業務純益(単体)
(単位:百万円)
2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 コア業務純益 17,066 △ 308 17,374
2 職員一人当たり(千円) 7,565 △ 45 7,610
3 コア業務純益(除く投資信託解約損益) 16,346 2,291 14,055
4 職員一人当たり(千円) 7,245 1,089 6,156
5 実質業務純益(一般貸倒引当金繰入前) 19,604 2,369 17,235
6 職員一人当たり(千円) 8,689 1,140 7,549
7 業務純益 18,176 903 17,273
8 職員一人当たり(千円) 8,056 491 7,565
(3)利鞘(単体)
(単位:%)
(全体) 2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 資金運用利回 (A) 1.01 △ 0.19 1.20
2 貸出金利回 (B) 1.04 △ 0.05 1.09
3 有価証券利回 0.93 △ 0.60 1.53
4 資金調達原価 (C) 0.69 △ 0.14 0.83
5 預金等原価 (D) 0.77 △ 0.08 0.85
6 預金等利回 0.00 △ 0.01 0.01
7 経費率 0.76 △ 0.08 0.84
8 外部負債利回 0.02 0.02 △ 0.00
9 総資金利鞘 (A)−(C) 0.32 △ 0.05 0.37
10 預貸金利鞘 (B)−(D) 0.27 0.03 0.24
(単位:%)
(国内業務部門) 2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 資金運用利回 (A) 0.97 △ 0.15 1.12
2 貸出金利回 (B) 1.04 △ 0.04 1.08
3 有価証券利回 0.78 △ 0.57 1.35
4 資金調達原価 (C) 0.69 △ 0.08 0.77
5 預金等原価 (D) 0.76 △ 0.08 0.84
6 預金等利回 0.00 △ 0.01 0.01
7 経費率 0.75 △ 0.08 0.83
8 総資金利鞘 (A)−(C) 0.28 △ 0.07 0.35
9 預貸金利鞘 (B)−(D) 0.28 0.04 0.24
(4)有価証券関係損益(単体)
(単位:百万円)
2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 国債等債券損益(債券5勘定尻) 2,537 2,675 △ 138
2 売却益 5,055 △ 5,084 10,139
3 償還益 − △ 167 167
4 売却損(△) 2,518 △ 7,927 10,445
5 償還損(△) − − −
6 償却(△) − − −
(単位:百万円)
2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 株式等関係損益(株式3勘定尻) 1,487 5 1,482
2 売却益 5,933 1,913 4,020
3 売却損(△) 4,438 2,003 2,435
4 償却(△) 7 △ 95 102
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(5)有価証券の評価損益
①有価証券の評価基準
売買目的有価証券 時価法(評価差額を損益処理)
満期保有目的有価証券 償却原価法
その他有価証券 時価法(評価差額を全部純資産直入)
子会社株式及び関連会社株式 原価法
②評価損益
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
(連結)
評価損益 評価損益
2020年 評価益 評価損 評価益 評価損
3月末比
1 満期保有目的 170 12 170 − 158 158 −
2 その他有価証券 20,258 11,363 35,373 15,115 8,895 22,761 13,866
保有目的区分の変更に
3 よる評価差額(注2) 55 △ 312 55 − 367 367 −
4 合計 20,484 11,063 35,600 15,115 9,421 23,288 13,866
5 株式 22,620 12,070 22,820 199 10,550 12,950 2,399
6 債券 1,884 △ 2,558 3,951 2,066 4,442 5,564 1,121
7 その他 △ 4,076 1,862 8,772 12,849 △ 5,938 4,406 10,345
保有目的区分の変更に
8 よる評価差額(注2) 55 △ 312 55 − 367 367 −
(注)1.「その他有価証券」については、時価評価しておりますので、上記の表上は、貸借対照表価額(時
価)と取得原価との差額を計上しております。
2.変動利付国債の保有目的区分変更(「その他有価証券」から「満期保有目的」へ)により発生した
評価差額を記載しております。
3.純資産の部に計上している「その他有価証券評価差額金」は、2021年3月末 14,848百万円、2020年
3月末 6,299百万円であります。
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
(単体)
評価損益 評価損益
2020年 評価益 評価損 評価益 評価損
3月末比
1 満期保有目的 170 12 170 − 158 158 −
2 その他有価証券 19,173 10,942 34,289 15,115 8,231 22,097 13,866
保有目的区分の変更に
3 よる評価差額(注2) 55 △ 312 55 − 367 367 −
4 合計 19,400 10,643 34,515 15,115 8,757 22,624 13,866
5 株式 21,536 11,650 21,736 199 9,886 12,286 2,399
6 債券 1,884 △ 2,558 3,951 2,066 4,442 5,564 1,121
7 その他 △ 4,076 1,862 8,772 12,849 △ 5,938 4,406 10,345
保有目的区分の変更に
8 よる評価差額(注2) 55 △ 312 55 − 367 367 −
(注)1.「その他有価証券」については、時価評価しておりますので、上記の表上は、貸借対照表価額(時
価)と取得原価との差額を計上しております。
2.変動利付国債の保有目的区分変更(「その他有価証券」から「満期保有目的」へ)により発生した
評価差額を記載しております。
3.純資産の部に計上している「その他有価証券評価差額金」は、2021年3月末 14,437百万円、2020年
3月末 6,093百万円であります。
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(6)自己資本比率(国内基準)
【算出方法】
信用リスク 基礎的内部格付手法
オペレーショナル・リスク 粗利益配分手法
(単位:百万円)
2021年3月末
(連結) (速報値)
2020年3月末
2020年3月末比
1 自己資本比率(2÷8) 10.40% 0.44% 9.96%
2 自己資本(3−7) 206,472 4,760 201,712
3 コア資本に係る基礎項目 227,373 13,882 213,491
4 うち引当金 111 △ 3,354 3,465
5 一般貸倒引当金 111 17 94
6 適格引当金 − △ 3,370 3,370
7 コア資本に係る調整項目 20,901 9,123 11,778
8 リスク・アセット等 1,985,239 △ 39,574 2,024,813
9 信用リスク 1,889,333 △ 39,586 1,928,919
10 オペレーショナル・リスク 95,906 12 95,894
11 総所要自己資本額(8×4%) 79,409 △ 1,583 80,992
(単位:百万円)
2021年3月末
(単体) (速報値)
2020年3月末
2020年3月末比
1 自己資本比率(2÷8) 9.75% 0.26% 9.49%
2 自己資本(3−7) 193,979 4,683 189,296
3 コア資本に係る基礎項目 209,447 9,898 199,549
4 うち引当金 10 1 9
5 一般貸倒引当金 10 1 9
6 適格引当金 − − −
7 コア資本に係る調整項目 15,467 5,214 10,253
8 リスク・アセット等 1,988,569 △ 4,394 1,992,963
9 信用リスク 1,899,912 △ 4,467 1,904,379
10 オペレーショナル・リスク 88,657 73 88,584
11 総所要自己資本額(8×4%) 79,542 △ 176 79,718
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(7)ROE
(単位:%)
(連結) 2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 親会社株主に帰属する当期純利益ベース(注1) 5.89 △ 0.22 6.11
親会社株主に帰属する当期純利益
(注1) ×100
{(期首純資産の部合計−新株予約権−非支配株主持分)+(期末純資産の部合計−新株予約権−非支配株主持分)}÷2
(単位:%)
(単体) 2021年3月期 2020年3月期
2020年3月期比
1 業務純益ベース(注2) 8.37 0.26 8.11
2 当期純利益ベース(注3) 5.90 △ 0.15 6.05
業務純益
(注2) ×100
{(期首純資産の部合計−新株予約権)+(期末純資産の部合計−新株予約権)}÷2
当期純利益
(注3) ×100
{(期首純資産の部合計−新株予約権)+(期末純資産の部合計−新株予約権)}÷2
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
4.貸出金等の状況
(1)リスク管理債権(連結)
*部分直接償却実施後
*未収利息計上基準:自己査定ベース
① リスク管理債権の状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 リ 破綻先債権額 1,418 △ 298 1,716
ス
2 延滞債権額 67,379 11,500 55,879
ク
3 管 3カ月以上延滞債権額 2 △ 2 4
理
4 債 貸出条件緩和債権額 13,650 7,536 6,114
5 権 合計 82,449 18,734 63,715
(注) 部分直接償却による減少額
2021年3月末:破綻先債権額 3,804百万円、 延滞債権額 8,126百万円
2020年3月末:破綻先債権額 5,674百万円、 延滞債権額 8,543百万円
(単位:百万円)
6 貸出金残高(末残) 3,271,208 199,088 3,072,120
(単位:%)
7 破綻先債権額 0.04 △ 0.01 0.05
貸
8 出 延滞債権額 2.05 0.24 1.81
金
9 3カ月以上延滞債権額 0.00 △ 0.00 0.00
残
10 高 貸出条件緩和債権額 0.41 0.22 0.19
比
11 合計 2.52 0.45 2.07
② 貸倒引当金等の状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 貸倒引当金合計 26,607 3,616 22,991
2 一般貸倒引当金 9,483 1,513 7,970
3 個別貸倒引当金 17,123 2,102 15,021
4 特定海外債権引当勘定 − − −
③ リスク管理債権に対する引当率
(単位:%)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 部分直接償却前 40.97 △ 6.98 47.95
2 部分直接償却後 32.27 △ 3.81 36.08
(注)貸倒引当率=貸倒引当金/リスク管理債権
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(2)リスク管理債権(単体)
*部分直接償却実施後
*未収利息計上基準:自己査定ベース
① リスク管理債権の状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 リ 破綻先債権額 1,732 △ 237 1,969
ス
2 延滞債権額 67,608 11,533 56,075
ク
3 管 3カ月以上延滞債権額 2 △ 2 4
理
4 債 貸出条件緩和債権額 10,713 5,780 4,933
5 権 合計 80,056 17,074 62,982
(注) 部分直接償却による減少額
2021年3月末:破綻先債権額 2,998百万円、 延滞債権額 7,539百万円
2020年3月末:破綻先債権額 4,767百万円、 延滞債権額 7,878百万円
(単位:百万円)
6 貸出金残高(末残) 3,283,511 199,189 3,084,322
(単位:%)
7 破綻先債権額 0.05 △ 0.01 0.06
貸
8 出 延滞債権額 2.05 0.24 1.81
金
9 3カ月以上延滞債権額 0.00 △ 0.00 0.00
残
10 高 貸出条件緩和債権額 0.32 0.17 0.15
比
11 合計 2.43 0.39 2.04
② 貸倒引当金等の状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 貸倒引当金合計 23,833 3,532 20,301
2 一般貸倒引当金 7,604 1,428 6,176
3 個別貸倒引当金 16,229 2,104 14,125
4 特定海外債権引当勘定 − − −
③ リスク管理債権に対する引当率
(単位:%)
2021年3月末 2020年3月末
2020年3月末比
1 部分直接償却前 38.09 △ 5.69 43.78
2 部分直接償却後 29.77 △ 2.46 32.23
(注)貸倒引当率=貸倒引当金/リスク管理債権
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(株)紀陽銀行(8370) 2021年3月期 決算短信
(3)金融再生法開示債権(単体)
*部分直接償却実施後
① 金融再生法開示債権の状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末比 2020年3月末
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権 15,406 △ 380 15,786
2 危険債権 54,118 11,693 42,425
3 要管理債権 10,715 5,777 4,938
4 小計 ① 80,240 17,091 63,149
5 (合計債権残高に占める比率) (2.40%) (0.39%) (2.01%)
6 正常債権 3,252,935 181,265 3,071,670
7 合計 3,333,176 198,357 3,134,819
(注)部分直接償却による減少額
2021年3月末:10,655百万円、2020年3月末:12,764百万円
② 金融再生法開示債権の保全状況
(単位:百万円)
2021年3月末 2020年3月末比 2020年3月末