8368 百五銀 2019-03-12 10:00:00
中期経営計画の策定について [pdf]
2019 年3月 12 日
各 位
会 社 名 株式会社 百五銀行
代表者名 取締役頭取 伊藤 歳恭
(コード 8368 東証第1部、
: 名証第1部)
問合せ先 経営企画部長 辻 利之
(TEL. 059-223-2301)
中期経営計画の策定について
百五銀行(本店 三重県津市、頭取 伊藤 歳恭)は、今後3年間(2019 年4月1日~2022 年
3月 31 日)を計画期間とする中期経営計画および長期ビジョンを策定いたしましたので、その内
容について下記のとおりお知らせいたします。
記
1 長期ビジョンについて
(1)長期ビジョン
お客さまと地域の未来を切り拓く「デジタル&コンサルティングバンク」
(2)策定の背景
当行を取り巻く環境、そして社会が劇的に変化するなかにおいて、過去から現在の
延長線上で将来を予測して策定する3年間の中期経営計画では大きな成長をなし得る
のは難しい状況にあります。
10 年先を見据えた大胆な当行のありたい姿を明確に描き、そこから足元の数年間を
どう対処すべきかを検討し、環境の変化に負けない持続可能なビジネスモデルの実現
をめざす必要があると考え、長期ビジョンを策定いたしました。
(3)めざす姿
従来からの預貸拡大ビジネスモデルによる収益の先細りが懸念されるなか、お客さ
まの課題やニーズは多様化・深刻化しており、質の高い最適な商品・サービス・課題
解決(ソリューション)を提供することで、競合他社との差別化を図り、お客さまか
ら最も頼りにされることが、将来の理想の姿であると考えます。
また、進展するデジタルイノベーションの動きに対して、次世代店舗、銀行業務・
顧客手続のデジタル化による顧客利便性の向上や大胆なコスト削減、若年層などデジ
タル世代に対する新たな非対面チャネル展開を進展させる必要があります。
そうしたリアル(対面営業、コンサルティング、店舗など)とデジタル(非対面チ
ャネルなど)の取組みを融合し、お客さま、そして地域とともに、社会の変化に適合
し、共通価値の創造を図ることで、持続的かつ安定的に成長していくことをめざして
まいります。
2 新中期経営計画について
(1)計画名称
KAI-KAKU150 1st STAGE 「未来へのとびら」
~ デジタル&コンサルティングバンクをめざして ~
(2)コンセプト
新中期経営計画は、創立 150 周年を迎える 10 年後のめざす姿「デジタル&コンサル
ティングバンク」を見据え、改革の第一歩を踏み出していくための計画であります。
10 年先を見据えて、新中期経営計画はあらゆる面で土台作りの3年間となります。
土台が揺らぐと持続可能な成長が実現できないため、短期での結果を追い求めるので
はなく、中長期的な視点をあわせ持った改革を進めてまいります。
(3)3つの改革と 14 の基本戦略
3つの改革
「収益構造改革」
「組織・人材改革」
「IT・デジタル改革」
14 の基本戦略
① トップライン(貸出金収益)の増強
② トップライン(役務収益)の増強
③ 新事業・新分野の開拓
④ 有価証券ポートフォリオの再構築
⑤ 抜本的なコスト構造の見直し
⑥ 組織風土改革(ダイバーシティ推進)
⑦ 組織・人員の効率化
⑧ プロフェッショナル人材の育成
⑨ 経営管理態勢の強化
⑩ モバイル戦略
⑪ 新ビジネス戦略
⑫ 業務デジタル化戦略
⑬ 店舗デジタル化戦略
⑭ ESG/SDGsへの取組み
(4)計数目標(2021 年度)
KGI(重要目標達成指標:最終的なゴールの達成度合いを測る指標)
当期純利益 100 億円以上
ROE (株主資本ベース) 3.7%以上
OHR (コア業務粗利益ベース) 79%未満
自己資本比率 9.5%以上
KPI(重要業績評価指標:KGIを達成するために必要なプロセスの実行度合いを
測る指標)
総預金平残 (譲渡性預金含む) 5兆 2,300 億円以上
総貸出金平残 3兆 7,000 億円以上
預貸率 (平残ベース) 70%以上
3 添付資料
長期ビジョンと実現したい5つの未来
新中期経営計画の全体像
以 上