8364 清水銀 2020-02-18 15:00:00
SBIホールディングス株式会社との資本業務提携のお知らせ [pdf]

                                                           2020 年 2 月 18 日
各 位
                                 会    社    名 株式会社 清水銀行
                                 代   表 者 名 取締役頭取         豊島 勝一郎
                                 本 店 所 在 地 静岡県静岡市清水区富士見町 2 番 1 号
                                              (コード番号 8364 東証第一部)
                                 問   合 せ 先 理事経営企画部長 岡田 好史
                                              (TEL 054-353-7895)


      SBI ホールディングス株式会社との資本業務提携のお知らせ
 清水銀行(頭取 豊島 勝一郎)は、以下のとおり資本業務提携を行うこととしましたのでお知らせい
たします。

 当行は、第26次中期経営計画「ADVANCE AS ONE ~地域・お客さまとともに、持続的成長を実現するた
めに~」において、目指す姿として掲げた「存在意義の発揮」に向け、安定的な収益の確保と健全性の
向上に取り組んでまいりました。外部環境が大きく変化するなか、目指す姿「存在意義の発揮」を具現
化し、これまでも多くの企業との外部連携を積極的に実施し、法人・個人のお客さまが抱える課題解決
への支援体制を強化してきました。

 今般、地域金融機関の活性化を通じた地方創生への貢献を掲げるSBIグループとの連携をより一層強化
するため、SBIホールディングス株式会社(以下、「SBIホールディングス」という。)との間で資本業
務提携に関する契約を締結することにいたしました。両社の経営の独立性を尊重しながら、これまでの
関係性をより深化していくために、相互に株式を保有いたします。SBIホールディングスは当行の発行済
普通株式数の3%を上限に既存株主より取得し、当行もSBIホールディングスの普通株式を取得する予定で
す。

 当行とSBIグループとの間では、以下のとおり既に多くの分野において連携を強化・発展してまいりま
したが、このたびの相互的な資本業務提携を通じ、当行としては、地域・お客さまとの密接な関係に磨
きをかけ、地域・お客さまにとってなくてはならない銀行であり続けることで、地方創生と地域経済の
活性化に一層貢献できるほか、SBIグループが目指す地域金融機関との共創を通じた地方創生への貢献に
対し、その一助となるものと考えております。

(これまでのSBIグループとの協業実績)
 当行は、2016年3月にSBIインベストメント株式会社(以下、「SBIインベストメント」)が管理・運営
する「Fintechファンド」への出資を皮切りに、2018年7月に「SBI AI&Blockchainファンド」へも出資し、
ベンチャー企業とのオープンイノベーションを協働して推進してまいりました。また、2017年3月に地方
銀行として全国で初めてとなる株式会社SBI証券(以下、「SBI証券」)との「金融商品仲介業サービス」
で提携し、2017年10月にこちらも全国で初めてとなるSBIマネープラザ株式会社(以下、「SBIマネープ
ラザ」)との「共同店舗運営」を開始し、2020年3月に全国で初となる2店舗目の開設を予定しておりま
す。さらには、2018年7月にお客 さ ま 向 け 資 産 形 成 支 援 の 商 品 導 入 と 自 己 運 用 の 高 度 化 等 を 目 的
に 「 SBI地方創生アセットマネジメント株式会社(以下、「SBI地方創生アセットマネジメント」)」へ
の出資、2018年10月にSBI FinTech Incubation株式会社の技術支援により銀 行 機 能 を ス マ ー ト フ ォ ン
に て 提 供 す る 「 清 水 銀 行 ア プ リ 」 の リ リ ー ス 、 2019年3月に分散台帳技術を活用した次世代金融イ
ンフラの構築を目指す「マネータップ株式会社(以下、「マネータップ社」)」への出資、等 幅広い分
野での連携実績を有しております。さらには、地域・お客さまの多様なニーズに応えるソリューション
の充実を図る目的で、SBIインベストメントから多くの最先端のベンチャー企業のご紹介を受け、2017年
8月にお客さまのECサイト構築を支援し全国へ販路を拡大する目的に、Eコマースプラットフォームを運
営するBASE株式会社(代表取締役CEO:鶴岡裕太、東証マザーズ)と業務提携、2018年9月に事業承継
課題を抱えるお客さまへの事業承継支援サービスの提供を目的に、国内最大級の事業承継・M&Aプラットフォーム
を運営する株式会社トランビ(代表取締役社長:高橋聡)と業務提携をしております。

1.目的
 当行は、これまで多くの協業実績のあるSBIグループとの関係性をより発展的なものとすることで、SBI
グループが持つあらゆるテクノロジーやネットワークを積極的に活用し、質の高い金融サービスを追求
し、地域・お客さまのライフステージに合わせたニーズを幅広く捉え、密接な関係に磨きをかけ、真に
役立つ商品・サービスの提供を通じて地方創生に積極的に取り組んでまいります。

2.資本提携の内容
 SBIホールディングスは、当行の発行済普通株式数の3%を上限に既存株主より取得する予定であります
が、当行では本資本提携に伴う第三者割当増資等による新株発行の予定はございません。
 なお、当行としては既にSBIグループのSBI地方創生アセットマネジメントやマネータップ社に出資を
行っておりますが、今般SBIホールディングスの普通株式も取得する予定です。

3.業務提携の内容(既に実施済みの案件、今後の検討案件を含みます)

<地域・お客さまに対するご提供商品ラインナップの充実>
① 地方銀行として全国で初めてとなるSBI証券との金融商品仲介業サービスやSBIマネープラザとの共
  同店舗運営のさらなる拡充を通じた、地域・お客さまのニーズにあった豊富な商品の提供
② 出資先のSBI地方創生アセットマネジメントとの地域を支援する投資信託商品の開発、お客さまへの
  資産形成支援の提案力向上を目指した研修制度の充実
③ SBI地域事業承継投資株式会社及びSBI証券との事業承継課題を抱えた地域・お客さまへの事業承継・
  M&A支援における協業
④ その他SBIグループの金融サービス事業各社との提携を通じた魅力ある金融商品・サービスの提供

<地域・お客さまに貢献する地域経済の活性化への取り組み>
⑤ フィンテック企業やベンチャー企業とのアライアンスを通じた地場商品の国内外への販路拡大や経
  費削減による地域・お客さまの収益力向上への取り組み
⑥ SBIグループとのストラクチャードファイナンス等の協業による、これまで当行単独では限界のあっ
  た地元の大手企業さまへの十分な資金調達支援
⑦ 出資先のマネータップ社との分散台帳技術を活用した次世代送金サービスの連携、地域・お客さまへ
  のキャッシュレス化支援
⑧ 清水銀行アプリの機能拡張による地域・お客さまの利便性向上

<システムの高度化ならびに共通システム活用による最先端のテクノロジーの導入>
⑨ 一層の安定的な稼働と保守費用の低減を目的に、SBIグループが活用するシステムの将来的な導入を
  視野に入れた検討
⑩ 高度化するマネーロンダリング・テロ資金供与対策(AML/CFT)への共通プラットフォームの活用
⑪ SBI FinTech Incubationが提供するフィンテックプラットフォームを通じたフィンテック企業やベン
  チャー企業とのAPI接続による地域・お客さまへの最先端テクノロジーの機動的な提供

<安定的な収益の確保と健全性の向上>
⑫ SBIグループの資産運用事業のノウハウを活用した当行資産運用の高度化
⑬ SBIグループのグローバルネットワークを活用した国際分散投融資による収益力の強化
⑭ 当行及びお客さまの保有不動産の有効活用への取り組み
4.提携の相手先の概要


  名称                SBIホールディングス株式会社
  所在地               東京都港区六本木一丁目6番1号
  代表者の役職・氏名         代表取締役社長          北尾   吉孝
  事業内容              株式等の保有を通じた企業グループの統括・運営等
  資本金               92,018 百万円(2019 年 12 月 31 日現在)
  設立年月日             1999 年 7 月 8 日

5.日程
  資本業務提携契約締結日       2020 年 2 月 18 日

6.今後の見通し
 本件による当行の 2020 年 3 月期の連結業績への影響は軽微である見通しですが、今後、公表すべき事
項が生じた場合には速やかに開示いたします。


                                                     以   上