8345 岩手銀 2020-04-01 10:00:00
地域商社事業を営む銀行業高度化等会社の認可取得及び設立に関するお知らせ(開示事項の経過報告) [pdf]
2020 年 4 月 1 日
各 位
会 社 名 株式会社 岩 手 銀 行
代表者名 取締役頭取 田 口 幸 雄
(コード番号 8345 東証第一部)
問合せ先 常務取締役総合企画部長 佐 々 木 泰 司
( T E L 0 1 9 - 6 2 3 - 1 1 1 1 )
地域商社事業を営む銀行業高度化等会社の認可取得及び設立に関するお知らせ
(開示事項の経過報告)
株式会社岩手銀行(頭取 田口幸雄)は、2020 年 3 月 16 日に公表いたしました「子会社の設立に
関するお知らせ」につきまして、このたび関係当局の許認可等を取得し、地域商社「manord
aいわて株式会社」(注1)(以下、「新設会社」といいます)を設立いたしましたので、下記のとお
りお知らせします。
記
1.新設会社の概要
マ ノ ル ダ
商 号 manordaいわて株式会社
代 表 者 菊地 文彦
本社所在地 岩手県盛岡市中央通一丁目2番3号(岩手銀行本店2階)
資 本 金 70 百万円
株 主 構 成 株式会社岩手銀行 100%
従 業 員 数 3名
設 立 日 2020 年 4 月 1 日
開 業 予 定 2020 年 6 月
2.新設会社の会社名及び事業概要
別紙をご参照ください。
注1:銀行法第 16 条の2第1項 第 12 号の3に規定された銀行の子会社
以 上
1, 会社名
マ ノ ル ダ
【mano /マノ】
エスペラント語で「手」 【 norda /ノルダ】
エスペラント語で「北」
かつて宮沢賢治は『農民芸術概論綱要』で、「世界ぜんたいが幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と記しました。
企業にとって、SDGs
(持続可能な開発目標) CSV
や (共通価値の創造)などの取り組みは、まさにその思想を過去から未来へ繋げるものです。
「manordaいわて」 「北」
は、 に生きる人々が共に「手」を取り合い、持続可能な世界の実現と地域社会の価値創造に取り組んでまいります。
【エスペラント(語)とは】世界共通語として考案された言語で、宮沢賢治も学んでいました。「イーハトーヴォ」「モリーオ」などは、エスペラントをもじった言葉です。
シンボルマークについて
「手」が作り出した原初の道具である「石器」をモチーフに、「北」「進行方向」をシンボライズしています。
2, 事業目的・ビジョン
マノルダ
地域商社「manorda いわて」は、岩手銀行グループの情報ネットワークと経営資源を最大限に活用し、
地域活性化プロジェクトの企画・運営を通じて生み出される「経済価値」と「社会価値」が
新たな産業と需要の創出を促す、持続可能な地域循環型社会の実現を目指してまいります。
新たな価値の創造
持続可能な地域循環型社会の実現
ID.LEAGUE
岩手銀行グループ 連携
連携 いわてデザインリーグ
コンサルティング、投融資、リースなど デザインと
関係機関、学校、職能団体等で構成
イノベーションで
金融機関ネットワーク 連携
地域の課題解決 大手企業の新規事業開発チーム
国内外の提携先、各地域のお取引先など 協働
従来の金融仲介機能 商社機能 SDGs 推進部門、R&D(研究開発部門)など
行政機関、自治体、 ビジネス
DMO※等の地域事業者 協働 情報開発 × + 創造的提案
マッチング 連携 プロフェッショナル人材
※観光地域づくりを行う事業体
デザイナー、地域プランナー、アドバイザーなど
Society & 社会 地域
・
Community environment&
Industry & 産業・工 芸 環 境・人
・地産地消の促進 Craft human
・まちづくり支援
・保有不動産活用 ・産業、技術の情報発信 ・循環型共生社会の形成
・エリア価値の創造 ・技術継承、次世代育成 ・再生可能エネルギー活用
・異業種連携 ・高等教育機関との連携
・一次産業 ×IOT、AI ・テレワーク環境整備
【デザイン産業拠点形成】
・「モノ×コト」のプロモーション ・世代間交流促進
岩手銀行赤レンガ館∼
中ノ橋周辺地区の活性化
3, 業務内容・ビジネスモデル
「地域デザイン商社」として、銀商一体で
課題解決策を提供する〝manordaモデル〟を構築
manorda モデル A manorda モデル B manorda モデル C
Environment
環境
Social Governance
社会 企業統治
銀行員が商社を兼務する「銀商マン」 SDGs ※1 やCSV※2 施策に連動した 中長期的には、商社事業の拡大とデ
となって、商社員の立場で地域内ビ ソーシャルインパクト事業により地 ジタル技術の活用により、スピンオ
ジネスの源泉に関与することで、銀 域の持続可能性を高め、地域に内外 フ事業を生み出すマザーカンパニー
行本体のビジネスモデル変革と行員 からのESG投資 ※3 を呼び込みます。 を指向します。
の行動改革を促します。
注1. SDGs : 2015年6月、 国連で採択された持続可能な開発目標、 193の国 地域が2030年までに達成を目指す
・
注2. CSV : Creating Shared Value:共通価値の創造、 社会課題を解決することによって社会価値と経済価値を創り出す経営モデル
注3. ESG投資 : 環境 (Environment)社会
、 (Social)企業統治
、 (Governance)の3つの要素に着目して、優れた取り組みを行う企業に対して行われる投資
地域の持続的発展を支援 ※「デザイン経営」 とは
1, 営業代行による新マーケット創出、新ビジネスのコーディネート 経済産業省 特許庁が推進する、
・ デザイン
の力をブランドの構築やイノベーション
2,「デザイン経営」思考に基づく企業ブランディング(C I)の の創出に活用する経営手法。 その本質は、
基盤構築、地域ブランド開発 人(ユーザー)を中心に考えることで、 根本
的な課題を発見し、 これまでの発想にと
3, 保有不動産活用によるエリア価値の向上 らわれない、 それでいて実現可能な解決
策を、柔軟に反復 改善を繰り返しながら
・
4, 地域課題解決に向けた域内循環型プラットフォームの企画、運営 生み出すことと定義されています。