8316 三井住友 2020-04-01 16:00:00
グループ経営理念の改定について [pdf]
【NEWS RELEASE】
2020 年 4 月 1 日
各 位
株式会社三井住友フィナンシャルグループ
グループ経営理念の改定について
株式会社三井住友フィナンシャルグループ(執行役社長グループ CEO:太田 純、以下、当社
グループを総称して「SMBC グループ」
)は、本日付でグループの経営理念等を改定しましたので、
お知らせいたします。
1. グループ経営理念の改定
お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する
事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る
勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る
社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する(追加)
当社は、グループ経営における普遍的な考え方として経営理念を定め、企業活動を行う上での
拠りどころと位置付けております。経営理念に基づく企業活動の下、当社グループは、着実に事業
を拡大してきましたが、これは、多くのステークホルダーの皆さまからのご支援あってこそである、
と考えております。従いまして、今後のグループ経営においても、これまで経営理念で掲げてきた
「お客さま」「株主」「従業員」へのコミットメントは変わらない柱として掲げてまいります。
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一方で、2002 年の当社設立より、経営環境が大きく変化していることを踏まえると、年月を
経ても揺るがない普遍的な考え方はしっかりと受け継ぎながら、時代の変化に真摯に向き合い、
あるべき姿を追求していくことが重要であると認識しております。特に、世界規模で環境・社会
問題が深刻化する中、2015 年に国連サミットで採択された SDGs(持続可能な開発目標)や ESG に
対する関心の高まりなど、持続可能な社会の実現に向けた機運が高まっています。
当社グループは、これまでも、社会の公器たる自負の下、金融サービスを中心に社会の健全な
発展に貢献すべく努めてまいりましたが、こうした姿勢を改めて明確なものにするため、今般、
経営理念に、「社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する」を追加しました。
今後、金融サービスに留まらない様々な取組を、より一層の深度で行っていくことで、自らの
社会的使命を果たしていく考えです。
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2. 新たなビジョンの策定
最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー
金融業界においては、2008 年の世界金融危機以降、主要国における緩和的な金融政策により
低金利・資金余剰が常態化し、各種規制も見直されるなど、構造的な変化が生じています。また、
テクノロジーの進展により、異業種・新興プレイヤーの参入が相次ぐなど、競争も激化しています。
このように経営環境が厳しさを増す中、今後も競争力を維持し、持続的な発展を遂げていくため
には、従来の金融サービスに留まらない幅広い観点から、お客さまのニーズや社会課題に対して、
質の高いソリューションを提供していく必要があります。
こうした考えの下、当社グループの新たなビジョンとして、お客さま・社会から求められ、
信頼されるソリューションプロバイダーを掲げ、その実現を目指してまいります。
3. 役職員が共有すべき価値観(Five Values)の見直し
Integrity
プロフェッショナルとして高い倫理観を持ち誠実に行動する
Customer First
お客さま起点で考え、一人ひとりのニーズに合った価値を提供する
Proactive & Innovative
先進性と独創性を尊び、失敗を恐れず挑戦する
Speed & Quality
迅速かつ質の高い意思決定と業務遂行により、競合との差別化を図る
Team “SMBC Group”
多様性に富んだ組織の下で互いを尊重し、グループの知恵と能力を結集する
当社を取り巻く経営環境のみならず、当社グループ自身も、大きく変化しています。海外事業が
順調に成長を続け、様々な業態の有力企業群が傘下に入ったことで、グループが手掛ける事業の
規模や領域が拡大し、組織の風土・カルチャーや役職員の多様化も進んできました。
様々なバックグラウンドや、経験を持つ役職員が、夫々の持てる力を存分に発揮するためには、
グループが重視する価値観を共有し、 つの Team として共通の目標達成に向けて邁進していくこと
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が重要です。
このような状況を踏まえ、グループすべての役職員が共有すべき価値観である「Five Values」
を見直し、改めて浸透を図ることで、新たな経営理念の下、ビジョンの実現に向けて力強く歩を
進めていく考えです。
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<SMBC グループの理念体系>(改定後)
また、ビジョンの実現に向けたグループ経営の方向性として、今年度から始まる 3 ヶ年の中期
経営計画を 5 月に公表する予定ですが、その骨子は以下の通りです。
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<新中期経営計画の骨子>
(前提となる考え方)
グローバル経済の先行きに対する不透明感やダウンサイドリスクの高まりに加え、金融ビジ
ネスの収益環境の悪化、デジタル化の進展による経済・社会構造の変化など、経営環境の見通
しは、決して楽観出来ません。
そうした環境においても、ステークホルダーの皆さまからの期待にしっかりとお応え出来る
よう、変革に向けた強い決意の下、既存の枠組みやレガシーに囚われず、ビジネスモデルやコ
スト構造の抜本的な改革を進めると共に、新たなビジネス領域への積極的な挑戦を続けること
で、グループとしての着実な成長を追求していく考えです。
(基本方針)
新たな中期経営計画は、ビジョン実現に向けた着実な一歩との位置付けであり、基本方針と
して、「Transformation」「Growth」「Quality」を掲げます。
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事業戦略
Transformation:既存ビジネスのモデル改革
メリハリのある資源配分を徹底しつつ、内外主要事業において
ビジネスモデルとコスト構造の抜本的な改革に取り組んでまいります。
Growth:新たなビジネス領域への挑戦
新たな成長事業の創出に向けた投資を果断に実行し、
非金融領域を含めたケイパビリティを強化してまいります。
経営基盤
Quality:あらゆる面での質の向上
グローバル金融グループとして、ステークホルダーの皆さまのご期待に
お応えするべく、経営基盤の不断の強化に取り組んでまいります。
以 上
【本件に関するお問い合わせ先】
広報部 茅野 TEL:03-4333-3730
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