8316 三井住友 2021-06-30 08:45:00
米国証券取引委員会宛年次報告書(Form 20-F)の提出について [pdf]

                                                                 2021 年 6 月 30 日


各    位
                                             株式会社三井住友フィナンシャルグループ
                                             (コード番号:8316)


             米国証券取引委員会宛年次報告書(Form 20-F)の提出について




 当社は、現地時間 2021 年 6 月 29 日に、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange
Commission、以下「米国 SEC」
                    )に対し、Form 20-F による年次報告書を提出いたしましたので、お
知らせいたします。なお、年次報告書(Form 20-F)は、インターネット上の当社ウェブサイト
(https://www.smfg.co.jp/english/investor/financial/disclosure.html)もしくは米国 SEC が
運営する電子開示システムの「EDGAR」(Electronic Data Gathering, Analysis, and Retrieval
system)において閲覧・入手することが可能です。
                                                                        以     上


                                                   【本件に関するお問い合わせ先】
                                                         広報部 TEL:03-4333-4621


添付資料:
 (ご参考1)連結財務諸表(国際会計基準(IFRS))
 (ご参考2)資本及び当期純利益差異(日本基準/IFRS)内訳表




 本資料は、当社が米国証券取引委員会に2021年6月29日に提出した年次報告書(Form 20-F)において開示されている、
 国際会計基準審議会が設定する国際会計基準による連結財務情報の一部に関するものです。したがって、年次報告
 書(Form 20-F)の記載事項のうち、投資家にとって重要性を有しうる情報の全てが本資料に含まれているわけではあ
 りません。当社グループの業務と国際会計基準財務情報及びその関連事項の完全な理解のためには年次報告書(Form
 20-F)において開示された全ての情報を注意してお読みになるようお願いいたします。
 本資料には、当社の財政状態及び経営成績に関する当社及び当社経営陣の見解、判断または現在の予想に基づく、
 「将来の業績に関する記述」が含まれております。多くの場合、この記述には、「予想」、「予測」、「期待」、
 「意図」、「計画」、「可能性」やこれらの類義語が含まれますが、この限りではありません。また、これらの記
 述は、将来の業績を保証するものではなく、リスクと不確実性を内包するものであり、実際の業績は、本資料に含
 まれるもしくは、含まれるとみなされる「将来の業績に関する記述」で示されたものと異なる可能性があります。
 実際の業績に影響を与えうるリスクや不確実性としては、以下のようなものがあります。国内外の経済金融環境の
 悪化、保有株式に係るリスク、不良債権残高及び与信関係費用の増加、当社グループのビジネス戦略が奏功しない
 リスク、合弁事業・提携・出資・買収及び経営統合が奏功しないリスク、海外における業務拡大が奏功しないリス
 クなどです。こうしたリスク及び不確実性に照らし、本資料公表日現在における「将来の業績に関する記述」を過
 度に信頼すべきではありません。当社は、いかなる「将来の業績に関する記述」について、更新や改訂をする義務
 を負いません。当社の財政状態及び経営成績や投資者の投資判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項について
 は、本資料のほか、有価証券報告書等の本邦開示書類や、当社が米国証券取引委員会に提出したForm 20-F等の米国
 開示書類、当社が公表いたしました各種開示資料のうち、最新のものをご参照ください。




                                     - 1 -
(ご参考1)連結財務諸表(国際会計基準(IFRS))
【連結財政状態計算書】
                                                        (単位:百万円)
                                    2020 年 3 月 31 日   2021 年 3 月 31 日
資    産
    現金及び銀行預け金                            62,471,453        73,090,816
    コールローン及び買入手形                            898,256         2,553,468
    買現先勘定及び債券貸借取引支払保証金                   13,745,996        11,738,072
    トレーディング資産                             2,785,016         3,140,736
    デリバティブ金融商品(資産)                        6,279,801         5,521,617
    純損益を通じて公正価値で測定する金融資産                  1,478,356         1,744,848
    投資有価証券                               21,864,386        31,051,461
    貸出金及び債権                              94,671,818        97,714,938
    持分法により会計処理されている投資                       826,736           886,685
    有形固定資産                                1,764,611         1,754,661
    無形資産                                    835,477           819,720
    その他の資産                                4,272,630         4,945,631
    未収還付法人所得税                               161,729            33,376
    繰延税金資産                                  102,198            28,958
    資産合計                                212,158,463       235,024,987
負    債
    預金                                  138,431,418       155,493,654
    コールマネー及び売渡手形                          3,740,540         1,368,515
    売現先勘定及び債券貸借取引受入担保金                   15,455,782        18,509,906
    トレーディング負債                             2,018,484         2,080,826
    デリバティブ金融商品(負債)                        5,555,201         4,949,433
    純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定
     した金融負債                                       —           239,519
    借入金                                  17,121,362        19,423,355
    発行債券                                 10,985,048        11,228,600
    引当金                                     200,053           224,274
    その他の負債                                7,601,355         8,777,502
    未払法人所得税                                  48,159            53,718
    繰延税金負債                                   66,183           399,535
    負債合計                                201,223,585       222,748,837
資    本
    資本金                                   2,339,965         2,341,274
    資本剰余金                                   728,551           722,595
    利益剰余金                                 5,609,854         6,078,208
    自己株式                                   △13,984           △13,699
     当社株主に帰属する持分合計
      (その他の資本の構成要素を除く)                    8,664,386         9,128,378
    その他の資本の構成要素                           1,525,720         2,430,857
     当社株主に帰属する持分合計                       10,190,106        11,559,235
    非支配株主持分                                  60,296            68,379
    その他資本性金融商品の所有者に帰属する持分                   684,476           648,536
    資本合計                                 10,934,878        12,276,150
資本及び負債合計                                212,158,463       235,024,987




                            - 2 -
【連結損益計算書】
                                                       (単位:百万円)
                              自 2019 年 4 月 1 日    自 2020 年 4 月 1 日
                              至 2020 年 3 月 31 日   至 2021 年 3 月 31 日
利息収益                                  2,407,045           1,780,370
利息費用                                  1,090,730             397,245
利息収益純額                                1,316,315           1,383,125


受入手数料                                 1,147,132           1,174,382
支払手数料                                   203,822             201,723
受入手数料純額                                 943,310             972,659


トレーディング収益純額                             134,069             237,746
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産及び金融
 負債に係る純利益又は純損失(△)                      △21,939              280,012
投資収益純額                                  176,464             153,820
その他の収益                                  155,631             138,223
経常収益合計                                2,703,850           3,165,585


金融資産に係る減損費用                             259,938             282,486
経常収益純額                                2,443,912           2,883,099


一般管理費                                 1,696,386           1,679,115
その他の費用                                  488,806             283,879
経常費用                                  2,185,192           1,962,994


持分法による投資利益                               24,031              36,373
税引前利益                                   282,751             956,478


法人所得税                                    51,768             251,402
当期純利益                                   230,983             705,076

当期純利益の帰属:
 当社株主                                   200,052             687,483
 非支配株主持分                                 18,567               4,471
 その他資本性金融商品の所有者                          12,364              13,122


1株当たり当期純利益:
 基本的 1 株当たり利益(円)                         145.48              501.73
 希薄化後 1 株当たり利益(円)                        145.39              501.49




                      - 3 -
【連結包括利益計算書】
                                                         (単位:百万円)
                                自 2019 年 4 月 1 日    自 2020 年 4 月 1 日
                                至 2020 年 3 月 31 日   至 2021 年 3 月 31 日
当期純利益                                     230,983             705,076

その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目:
 確定給付制度に係る再測定(税引前):
  当期中の発生額                                △88,950              327,681
 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  資本性金融資産の公正価値の変動(税引前):
  当期中の発生額                               △507,362            1,183,628
 純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定
  した金融負債に係る自社信用リスクの変動
  (税引前):
  当期中の発生額                                       —             △4,981
 持分法適用会社におけるその他の包括利益
  又は損失(△)に対する持分                           △3,746                6,375
 振替のない項目に係る法人所得税                          181,202           △465,333
純損益に振り替えられることのない項目合計(税引後)               △418,856            1,047,370

純損益にその後に振り替えられる可能性のある項目:
 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
  負債性金融資産の公正価値の変動(税引前):
  当期中の発生額                                 329,196           △186,656
  純損益へ振り替えられた金額                          △96,624             △79,711
 在外営業活動体の換算損益(税引前):
  当期中の発生額                                △78,742               86,842
  純損益へ振り替えられた金額                               204                 446
 持分法適用会社におけるその他の包括利益
  又は損失(△)に対する持分                           △7,859                2,960
 振替の可能性のある項目に係る法人所得税                     △68,152               82,405
純損益にその後に振り替えられる可能性のある
 項目合計(税引後)                                 78,023            △93,714

税引後その他の包括利益又は損失(△)                      △340,833              953,656
当期包括利益合計又は損失合計(△)                       △109,850            1,658,732

当期包括利益合計又は損失合計(△)の帰属:
 当社株主                                   △138,071            1,640,700
 非支配株主持分                                   15,857               4,910
 その他資本性金融商品の所有者                            12,364              13,122




                        - 4 -
(ご参考2)資本及び当期純利益差異(日本基準/IFRS)内訳表
                                                                     (単位:億円)
                                                         2021 年 3 月期(末)
                                                        資本           当期純利益

      IFRS                                                122,762          7,051

      日本基準/IFRS 差異が発生する会計項目

      1. 連結の範囲                                               1,441          △57

      2. デリバティブ金融商品                                          2,350         △948

      3. 投資有価証券                                           △3,429         △1,133

      4. 貸出金及び債権                                             3,379         △609

      5. 持分法により会計処理されている投資                                    955           △34

      6. 有形固定資産                                               222             25

      7. リース会計                                                  8           △10

      8. 確定給付制度                                               460              -

      9. 繰延税金資産                                              △367            155

      10. 外貨換算                                                  -            202

      11. 資本と負債の分類                                        △6,584           △125

      その他                                                    △960          △154

      上記の税効果                                              △1,247             796

      日本基準                                                118,990          5,159


以下は、日本基準と IFRS の資本及び(又は)当期純利益の差異要因として、その影響額が特に重要な調整項
目の概要です。より詳細な説明は、2021 年 6 月 29 日に米国 SEC に提出した年次報告書(Form 20-F)中の“Item
5.Operating and Financial Review and Prospects”中の“Reconciliation with Japanese GAAP”に記載し
ております。


連結の範囲(項目番号 1)
   IFRS において、当社グループは、当社グループが事業体を「支配」する場合に、当該事業体を連結してお
    ります。通常、当社グループが、議決権の過半数を所有することにより、あるいは法律上又は契約上の取
    り決め等により、事業方針及び財務方針を指図する力を持つ場合に支配力が存在するとみなされます。
   また、IFRS では、事業体の目的及び法形態等を問わず、当社グループが実質的に支配していると考えら
    れる全ての事業体について、連結対象となります。このため、日本基準においては連結されない証券化
    ビークル等の中には、IFRS においては、連結対象となっているものがあります。




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 デリバティブ金融商品(項目番号 2)
 (ヘッジ会計)
  当社グループは、日本基準ではヘッジ会計を適用しておりますが、IFRS のヘッジ会計で求められる要件
  は日本基準対比厳格であることから、当社グループは、IFRS では公正価値ヘッジ及び在外営業活動体に
  対する純投資ヘッジを除いてはヘッジ会計を適用せず、日本基準におけるヘッジ会計の処理を取り消し
  ております。


投資有価証券(項目番号 3)
 (時価/公正価値)
  日本基準では、その他有価証券のうち、非上場株式を含む市場価格のない株式等は、取得原価をもって
  貸借対照表価額としていますが、IFRS では公正価値で測定することが求められており、評価手法を用い
  て算定しています。
 (時価/公正価値変動額の取扱い)
  日本基準では、その他有価証券の評価差額の変動額は、その他の包括利益として認識後、売却した時点
  で、当期純利益に組替調整額として振り替えます。一方、IFRS では、事後の公正価値の変動をその他の
  包括利益に計上するという取消不能の選択を行った資本性金融商品の公正価値の変動額は、その他の包
  括利益として認識後、純損益として振り替えられません。
  また、投資信託等、日本基準でその他有価証券に計上される金融資産のうち、IFRS では純損益を通じて
  公正価値で測定する金融資産に計上されるものがあります。これらの金融資産の公正価値の変動は、
  IFRS では損益に計上される一方、日本基準ではその他の包括利益に計上されます。


貸出金及び債権(項目番号 4)
 (減損)
  当社グループは、日本基準では期末時点の資産査定に基づき貸倒引当金を測定します。一般貸倒引当金
  は債務者格付けごとの過去の貸倒実績率等に基づき将来見込を踏まえて必要な修正を加えて算定しま
  す。個別に重要な減損貸出金の貸倒引当金について、日本基準では、ディスカウント・キャッシュ・フ
  ロー法(以下「DCF 法」
              )を適用し、合理的に見積もられた将来キャッシュ・フローを当初の約定利子率
  で割り引くことによって貸倒引当金を算定します。その他の個別貸倒引当金は、担保、保証からの回収
  と貸倒実績率に基づいて算定されます。
  IFRS では、金融資産の信用リスクが当初認識以降著しく増大しているかを判定した上で、予想信用損失
  を測定します。なお、予想信用損失は、過去、現在、将来の情報を反映する方法で見積っています。貸
  倒引当金は、当初認識以降、信用リスクが著しく増大していなければ 12 か月の予想信用損失で、信用
  リスクが著しく増大していれば、全期間の予想信用損失で算定されます。また、個別に重要な減損債権
  については、DCF 法を適用し、将来キャッシュ・フローの見積りを行い、当初の実効金利で割り引くこ
  とによって予想信用損失を算定して貸倒引当金を測定します。DCF 法が適用される債権の範囲は、IFRS
  の方が日本基準よりも広くなっています。




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 (貸出金実行手数料及び費用)
  日本基準では、貸出金の組成に係る手数料及び費用は発生した期に損益として認識されますが、IFRS に
  おいては、貸出金の実行に付随して発生し、貸出金の組成に直接帰属する手数料及び費用は実効金利の
  算定に含められ、貸出期間に亘って繰延べられます。


繰延税金資産(項目番号 9)
  IFRS においては、繰延税金資産は、一時差異に対して将来の課税所得を利用できる可能性が高い範囲で
  認識されます。例えば、金融商品の減損等に係る将来減算一時差異のうち、一時差異が解消する時期が
  明確でないものについては、日本基準では繰延税金資産を計上していませんが、IFRS では将来の課税所
  得を利用できる可能性が高いと判断される範囲内で繰延税金資産を認識することができます。


資本と負債の分類(項目番号 11)
  IFRS においては、発行した金融商品を、契約の実質及び IFRS の定義に基づいて、資本と負債に分類す
  ることが求められています。契約上、現金等の支払義務又は固定額を可変数の株式等で決済する義務が
  ある場合、金融商品は負債に分類されます。一方、当該義務を回避できる場合、金融商品は資本に分類
  されます。




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