8304 あおぞら 2020-05-14 16:00:00
中期経営計画AOZORA2022の策定について [pdf]

                                               2020 年 5 月 14 日
各位
                                    株 式 会 社 あ お ぞ ら 銀 行
                                    代表取締役社長:馬場 信輔
                                    ( コード番 号 : 8304)
                                    問 合 せ 先 : 経 営 企 画 部
                                    広報室長:後藤敦彦(電話:03(6752)1111)



           中期経営計画 AOZORA2022 の策定について

            ~   AOZORA パートナーバンク宣言 ~

 株式会社あおぞら銀行は、今年度から 2022 年度までの 3 年間を計画期間とする、中期経営計画
「AOZORA 2022」を策定しましたので、お知らせいたします。


 銀行を取り巻く経営環境の著しい変化に対応するために、あおぞら銀行グループの経営や業務
の基本的な考え方となる経営理念を見つめ直すことから始め、存在意義(ミッション)、目指す姿
(バリュー)
     、行動指針(アクション)を明確にしました。
 あおぞら銀行グループは金融のプロフェッショナルとして「新たな金融の付加価値を創造し、
社会の発展に貢献する」ことをミッションとし、社会・お客さま・株主・従業員のすべてのステ
ークホルダーに貢献することで、持続的な成長と中長期的な企業価値の創出を目指します。


 「AOZORA 2022」は、あおぞら銀行グループの羅針盤の役割を果たすものであり、他にはな
い“新たなパートナーバンク”となるための実行プランです。
 IT 社会の到来を見据えた新産業や新興企業の育成、地域活性化・地方創生に向けた取り組み、
個人資産形成や円滑な承継の支援等により、社会のサステイナブルな発展に積極的に貢献してい
くとともに、6 つの柱それぞれの業務分野でのイノベーションを実行し、高い専門性、優れた機
動力と柔軟性を武器に、豊富なアイディアから生み出される商品や相対での高品質なサービスを、
個人のお客さまや、事業法人・金融法人のお取引先に提供することのできる“新たなパートナー
バンク”に成長することを目指します。
 現在、世界的な感染症拡大に伴う経済的な影響を受け、多くのお客さまが困難な状況に直面さ
れています。あおぞら銀行グループでは、お客さまのニーズを踏まえたきめ細かな対応を行うと
ともに、お客さまの新しいビジネスへの取り組みにも、パートナーとして支援してまいります。


 そして、機動的で健全なリスクテイクとプロアクティブなリスクコントロールによって持続的
な成長を目指し、変化する経営環境を踏まえつつ、業績に応じた還元を行ってまいります。また、
この持続的な成長の実現のため、従業員に対してもチームワークとチャレンジを支援する新人事
制度を導入し、一体感をもって成長・活躍できる職場を提供していきます。


 今後ともご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

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1.「AOZORA パートナーバンク宣言」


  AOZORA は、2022 年度までの 3 年間で、
  各業務分野でのイノベーションを実行し、
  高い専門性、優れた機動力と柔軟性を武器に、
  豊富なアイディアから生み出される商品や相対での高品質なサービスを、
  個人のお客さまや、事業法人・金融法人のお取引先に提供する、
  他にはない、日本の“新たなパートナーバンク”に成長する。
  AOZORA2022 は、そのための実行プランです。




2.新経営理念について


あおぞらミッション(存在意義)
 新たな金融の付加価値を創造し、社会の発展に貢献する


あおぞらビジョン(目指す姿)
 時代の変化に機動的に対応し、常に信頼され親しまれるスペシャリティー高い金
 融グループであり続ける


あおぞらアクション(行動指針)
 1. ユニークで専門性の高い金融サービスを提供する
 2. 迅速に行動し、粘り強く丁寧に対応する
 3. チームワークを重視し、みんなで楽しく仕事をする
 4. 仲間の多様な生き方、考え方、働き方を尊重し、仲間の成長を支援する
 5. 過去を理解し未来志向で今日の課題に取り組む
 6. 創意工夫で新規領域にチャレンジする
 7. 社会のサステイナブルな発展に積極的に貢献する

 当行グループの存在意義は、金融のプロフェッショナルとして、新たな金融の付加価値を創造
することで社会の発展に貢献することにあり、そのためには、お客さまをよく理解し、他社にな
い新しい商品やサービスの研究と開発を行うことがもっとも重要であると考えます。
 メガバンクでも地域金融機関でもない当行グループは、機動的で専門的であると同時に、お客
さまに信頼され親しまれることが大切です。グループの将来に向けて、従来の銀行の枠組を超え
た金融グループとしての可能性に挑戦してまいります。




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3.中期経営計画「AOZORA2022」の全体像

                           新経営理念



                      すべてのステークホルダーへの貢献
                      (社会・お客さま・株主・従業員)


          環境変化への対応                       当行グループの特色

        デジタライゼーション
                                          コンパクトな規模
        グローバル経済の動向
                                           高度な専門性
         国内金融環境の動向
                                             中立性
         持続的社会の実現




                            ビジネスモデル「6 つの柱」が 3 年後に目指す姿


                                 あらたな成長イニシアチブ
  ビジネスモデルの改革                 「ビジネスのコ・ワーク」と「デジタル化」


                            健全なリスクテイクを支えるリスクコントロール


             新人事制度                       SDGs/ESG への取り組み




ビジネスモデル「6 つの柱」が 3 年後に目指す姿


     リテール業務                事業法人業務               金融法人業務

                       M&A やバイアウトファイナン
   個人のお客さまに、                                   地域金融機機関の
                       スなどの事業再構築ビジネスの
 専門的なコンサルティングと                                経営課題解決により、
                         主要プレイヤーとしての
  総合金融サービスを実現                                 地域経済活性化に貢献
                             地位確立


   スペシャルティファイナンス業務         国際業務                マーケット業務

                       グローバルでシームレスなモニ      リスクヘッジ関連のセールス・
不動産・事業再生に関する高い
                        タリング態勢の確立により、        商品開発能力の向上と
 専門性を発揮したスペシャル
                         ポートフォリオを機動的に      市況変動に強いポートフォリオ
  ティファイナンスの拡大
                        コントロールする能力を向上            の構築




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あらたな成長イニシアチブ「ビジネスのコ・ワーク」と「デジタル化」

                                          個人のお客さまに対する
      事業法人のお取引先への積極的な支援
                                         コンサルティングサービス強化

                                    「ファイナンシャル・アドバイザー・オフィス」
   グループ機能を活用、業務改善や事業再構築支援           新設
   お取引先のニーズを踏まえたきめ細かい支援            当行ネットワークを活用した事業承継ニーズ等
                                     対応


       金融機関のお取引先に対する                  GMO あおぞらネット銀行との連携による
       トータルソリューションの提供                     フィンテック関連事業の支援

                                    「フィンテック営業室」を新設
   「金融法人ソリューショングループ」の新設            フィンテック関連新規事業やスタートアップ企
   資産・負債・資本・顧客取引等の総合コンサルテ           業群を支援
    ィング                             「API No.1 Bank」としての IT ソリューション
                                     能力活用



健全なリスクテイクを支えるリスクコントロール
    リスクアペタイトの明確化と機動的なモニタリングによるリスクコントロールによって、慎重
なリスク管理運営を行います。
    資金調達手段の多様化の他、コンプライアンス態勢の高度化やサイバーセキュリティ対応につ
いても積極的に取り組んでまいります。


新人事制度の導入
    チームワークでチャレンジを続ける金融グループであるための新人事制度を導入することによ
り、キャリアコースや世代間の壁を無くし、一体感をもって成長・活躍できる制度を実現いたし
ます。キャリアコースの統合、若手従業員の成長機会を広げるためのチャレンジプログラムの拡
充、専門人材の登用、シニア層の活用などの施策を推進してまいります。


SDGs/ESG への取り組み
    新経営理念のあおぞらアクション(行動指針)に定めた「社会のサステイナブルな発展に積極
的に貢献する」を実現するために、中期経営計画における SDGs/ESG の取り組みとして「環境保護」、
「イノベーション促進」「人生の充実」を重点課題と位置付けております。
          、
    当行グループの SDGs/ESG への取組状況について情報開示をさらに充実させ、取引先や投資家の
皆様のご理解を深めてまいります。




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4.中期財務目標

収益目標
 本中期経営計画では、従来からのビジネスモデル「6つの柱」の更なる進化とあらたな成長の
ためのイニシアチブに取り組み、最終年度の収益水準は 2019 年度実績を上回る水準を目指します。
 具体的な収益目標額については、不透明な経済環境を勘案し、毎年度における業績予想におい
て開示してまいります。


主要業績評価指標(KPI)目標
 中期経営計画期間における主要業績評価指標(KPI)目標は以下の通り定めます。当行グループ
の強みである効率性を維持しつつ、安定的・持続的な成長を目指してまいります。


       主要業績評価指標      2019年度           中期目標
         (KPI)         実績        (2020~2022年度)

 経費率(OHR)              56%         50%台前半

 業務純益*ROA             0.8%          1%程度
 ROE                  6.4%          8%以上


 *持分法投資損益を含んだ連結実質業務純益


5.資本・配当政策
 「健全性の維持」を念頭に置きつつ、
                 「安定的な株主還元」「戦略的な資本活用」ともバランス
                           、
がとれた資本政策を実施し、持続的な企業価値の向上を図ってまいります。


自己資本
 自己資本比率(国内基準) Basel3 完全適用ベースで最低 9%、
             は、                    当面の運営目標としては 9.5%
程度を目指してまいります。


株主還元
 株主還元については配当による還元を原則とします。配当性向を原則 50%とし、業績に応じた
還元を行ってまいります。また、引き続き四半期ベースの配当を実施いたします。


                                                 以上




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