8303 新生銀 2021-01-29 15:30:00
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年1月29日
上場会社名 株式会社 新生銀行 上場取引所 東
コード番号 8303 URL https://www.shinseibank.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)工藤 英之
問合せ先責任者 (役職名) グループ財務管理部GM (氏名)三宅 剛 TEL 03-6880-7000
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 特定取引勘定設置の有無 有
配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
経常収益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 275,735 △7.7 31,706 △36.1 26,182 △42.0
2020年3月期第3四半期 298,799 7.0 49,609 9.5 45,105 8.5
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 25,294百万円(△35.6%) 2020年3月期第3四半期 39,294百万円(△1.5%)
潜在株式調整後
1株当たり四半期純利益
1株当たり四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 116.13 116.10
2020年3月期第3四半期 187.00 186.96
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 10,514,956 911,684 8.6
2020年3月期 10,226,571 910,485 8.8
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 902,635百万円 2020年3月期 902,994百万円
(注)「自己資本比率」は、(期末純資産の部合計-期末新株予約権-期末非支配株主持分)を期末資産の部合計で除し
て算出しております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 0.00 - 10.00 10.00
2021年3月期 - 0.00 -
2021年3月期(予想) - -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
(注1)当行は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としておりますが、定款上は、別途
期日を定めて剰余金の配当をすることが可能です。
(注2)2021年3月期の期末配当予想につきましては、現時点においては未定とさせていただきました。詳細は、添付資
料3ページをご覧ください。
3.2021年3月期の通期業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期純利益 1株当たり当期純利益
百万円 % 円 銭
通期 34,000 △25.4 152.20
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
(注1)2021年3月期の通期業績予想の詳細につきましては、添付資料3ページをご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注)詳細は、添付資料8ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注
記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 259,034,689株 2020年3月期 259,034,689株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 42,003,670株 2020年3月期 28,290,791株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 225,454,773株 2020年3月期3Q 241,200,670株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当行の経営方針・財務状況を踏まえつつ、当行が現在入
手している情報及び合理的であると判断する一定の前提のもとに作成されたものであり、当行としてその実現を約束
する趣旨のものではありません。実際の業績等は、今後の様々な要因によって大きく異なる可能性があります。業績
予想等に関する事項は、添付資料3ページをご覧ください。
(株)新生銀行(8303)2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………………… 8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………………… 8
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(株)新生銀行(8303)2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間において、経常収益は2,757億円(前年同期比230億円減少)、経常費用は2,440億
円(同比51億円減少)、経常利益は317億円(同比179億円減少)となりました。
資金利益については、海外金利低下に伴う利息収入の大幅な減少に加え、個人向け無担保カードローン業務に
おける利息収入の減少等により、前年同期に比べて減少しました。非資金利益(役務取引等利益、特定取引利
益、その他業務利益等の合計)については、アプラスフィナンシャルにおいてショッピングクレジット等の主要
業務が伸長したものの、前年同期に計上した保有株式の売却益がなくなったことに加えて、法人業務での手数料
収入及びデリバティブ関連収益の減少や連結子会社が保有するLimited Partnershipに対する出資持分に係る損
失の発生、さらにリテールバンキングでの資産運用商品の販売関連収益の減少等により、前年同期に比べて減少
しました。次に、人件費・物件費といった経費については、前期の子会社買収に伴う増加があるものの、システ
ム関連費用を中心とした抑制的な経費運営等により、前年同期に比べて減少しました。与信関連費用について
は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による貸出先の業況悪化に伴い貸倒引当金を積み増した
ものの、個人向け無担保カードローン業務において貸倒引当金繰入額が減少したこと等により、前年同期に比べ
て減少しました。利息返還損失引当金については、近時の利息返還動向に基づき、将来の過払負担をカバーする
ために、必要額を再計算した結果、全体で9億円の取崩超となり、当該金額を利息返還損失引当金戻入益へ計上
しました。
また、繰延税金資産を一部取り崩したこと等により法人税等が62億円(費用)となり、さらに特別損益や非支
配株主に帰属する四半期純損失を加除した結果、当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利
益は261億円(前年同期比189億円減少)となりました。
セグメント別では、「法人業務」は、顧客基盤の拡充や収益力の強化に向けた取り組みが成果を上げつつある
ものの、前年同期に計上した保有株式の売却益がなくなったことに加えて、法人営業やストラクチャードファイ
ナンス業務における手数料収入の減少や、デリバティブ関連収益の減少、さらにプリンシパルトランザクション
ズにおいて連結子会社が保有するLimited Partnershipに対する出資持分に係る損失が発生したこと等により、
業務粗利益は前年同期に比べて減少しました。与信関連費用は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染
拡大による貸出先の業況悪化に伴い貸倒引当金を積み増したこと等により増加しました。その結果、セグメント
利益は前年同期に比べて減少しました。
「個人業務」について、まずリテールバンキングは、資産運用商品の販売関連収益が減少したこと等により業
務粗利益が減少したことから、セグメント損益は前年同期に比べて減少しました。
次にコンシューマーファイナンスは、レイク事業の利息収入が減少したものの、アプラスフィナンシャルのシ
ョッピングクレジットの取り扱いが増加したこと等により、業務粗利益は前年同期に比べて増加しました。与信
関連費用は、個人向け無担保カードローン業務における貸出債権の残高減少を主因に減少しました。その結果、
セグメント利益は前年同期に比べて増加しました。
「経営勘定/その他」のセグメント損益は、前年同期に比べて減少しました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末において、総資産は10兆5,149億円(前連結会計年度末比2,883億円増加)となり
ました。
主要な勘定残高としては、貸出金は、個人向け貸出において住宅ローン残高やコンシューマーファイナンス業
務での残高が減少した一方で、ストラクチャードファイナンス業務での残高が着実に積みあがったことや、2020
年9月にUDC Finance Limitedを連結したこと等により、全体では5兆1,837億円(前連結会計年度末比733億円
増加)となりました。有価証券は9,022億円(同比547億円減少)となり、このうち、日本国債の残高は3,175億
円(同比430億円減少)となりました。一方、預金・譲渡性預金は6兆4,629億円(同比1,577億円増加)とな
り、引き続き、当行の安定的な資金調達基盤の重要な柱である個人のお客さまからの預金を中心に各ビジネスを
積極的に推進するのに十分な水準を維持しております。また、社債は、貸出金と同様に、2020年9月にUDC
Finance Limitedを連結したこと等により、3,481億円(同比1,816億円増加)となりました。
純資産は、利益の計上により着実に積み上げつつ、資本の状況や収益力、1株当たりの価値等に鑑み自己株式
の取得(2020年5月13日開催の取締役会決議に基づく取得)を行った結果、9,116億円(前連結会計年度末比11
億円増加)となりました。
不良債権については、金融再生法ベースの開示債権(単体)において、当第3四半期会計期間末は440億円
(前事業年度末は176億円)、不良債権比率は0.84%(前事業年度末は0.34%)と、引き続き低水準を維持して
おります。
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銀行法に基づく連結自己資本比率(バーゼルⅢ、国内基準)は10.97%となり、引き続き十分な水準を確保し
ております。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の通期業績予想につきましては、当第3四半期の業績および今後の見通し等を勘案し、2020年11
月12日に公表した、連結は親会社株主に帰属する当期純利益340億円、単体は当期純利益275億円を据え置くこと
といたしました。
なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染状況やその経済環境への影響の変化等により、業績予想
の修正が必要であると判断した場合には、適切に開示してまいります。
2021年3月期の業績予想
(単位:億円)
2021年3月期 2020年3月期
(予想) (実績)
【連結】
親会社株主に帰属する当期純利益 340 455
1株当たり当期純利益(注) 152円20銭 190円59銭
【単体】
実質業務純益 390 418
当期純利益 275 331
(注)当行は2020年5月13日開催の取締役会において、自己株式の取得について決議いたしました。連結業績予
想の1株当たり当期純利益については、当該自己株式の2020年12月までの取得の影響を考慮しておりま
す。
今後の配当を含む株主還元については、収益動向等の経営成績やその将来の見通しを踏まえた株主重視の利益
配分を行うことを基本方針と考えておりますが、安全性や内部留保とのバランスに加えて、公的資金注入を受け
ている銀行として経営健全化計画にも留意して決定したいと考えております。具体的には、国内銀行の一般的な
総還元性向の水準を念頭に置きつつ、総還元性向の維持・向上を目指しており、株主還元における配当と自己株
式取得との内訳につきましては、その時点の経営状況や市場動向等に鑑みて適時適切に決定してまいる所存で
す。したがいまして、2021年3月期の当行普通株式の配当については、5月13日付2020年3月期決算短信と同様
に、現時点においては未定とさせていただきました。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
現金預け金 1,614,134 1,798,195
買入金銭債権 63,575 51,147
特定取引資産 213,707 185,351
金銭の信託 415,107 392,148
有価証券 957,040 902,246
貸出金 5,110,404 5,183,726
外国為替 73,879 50,207
リース債権及びリース投資資産 193,445 193,985
その他資産 1,007,605 1,161,740
有形固定資産 69,414 64,626
無形固定資産 67,073 69,089
退職給付に係る資産 5,683 6,063
繰延税金資産 16,977 14,578
支払承諾見返 526,520 549,563
貸倒引当金 △107,998 △107,715
資産の部合計 10,226,571 10,514,956
負債の部
預金 5,849,211 6,022,396
譲渡性預金 455,950 440,527
コールマネー及び売渡手形 165,000 82,404
売現先勘定 38,956 26,908
債券貸借取引受入担保金 350,407 335,070
特定取引負債 183,943 163,415
借用金 881,991 968,288
外国為替 687 2,219
短期社債 221,300 224,400
社債 166,500 348,169
その他負債 404,973 380,179
賞与引当金 8,560 6,130
役員賞与引当金 47 34
退職給付に係る負債 8,422 8,438
役員退職慰労引当金 50 18
睡眠預金払戻損失引当金 621 557
睡眠債券払戻損失引当金 3,513 3,385
利息返還損失引当金 49,308 40,780
繰延税金負債 119 382
支払承諾 526,520 549,563
負債の部合計 9,316,086 9,603,272
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
純資産の部
資本金 512,204 512,204
資本剰余金 78,506 72,961
利益剰余金 389,600 413,177
自己株式 △61,097 △78,916
株主資本合計 919,214 919,426
その他有価証券評価差額金 4,755 7,834
繰延ヘッジ損益 △15,719 △19,446
為替換算調整勘定 △1,670 △1,714
退職給付に係る調整累計額 △3,585 △3,464
その他の包括利益累計額合計 △16,219 △16,791
新株予約権 125 147
非支配株主持分 7,364 8,900
純資産の部合計 910,485 911,684
負債及び純資産の部合計 10,226,571 10,514,956
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
経常収益 298,799 275,735
資金運用収益 115,537 101,338
(うち貸出金利息) 105,487 95,471
(うち有価証券利息配当金) 7,951 4,232
役務取引等収益 44,322 41,021
特定取引収益 7,542 2,067
その他業務収益 111,974 115,306
その他経常収益 19,423 16,001
経常費用 249,189 244,028
資金調達費用 15,165 9,656
(うち預金利息) 4,378 3,262
(うち借用金利息) 2,103 2,157
(うち社債利息) 179 374
役務取引等費用 20,177 19,335
特定取引費用 - 64
その他業務費用 71,545 74,776
営業経費 113,106 112,063
その他経常費用 29,194 28,133
経常利益 49,609 31,706
特別利益 0 32
特別損失 1,009 325
税金等調整前四半期純利益 48,600 31,413
法人税等 3,609 6,271
四半期純利益 44,991 25,141
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △113 △1,041
親会社株主に帰属する四半期純利益 45,105 26,182
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(株)新生銀行(8303)2021年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 44,991 25,141
その他の包括利益 △5,697 152
その他有価証券評価差額金 △7,035 3,267
繰延ヘッジ損益 △671 △3,726
為替換算調整勘定 217 △18
退職給付に係る調整額 △27 120
持分法適用会社に対する持分相当額 1,819 509
四半期包括利益 39,294 25,294
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 39,488 25,355
非支配株主に係る四半期包括利益 △194 △61
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(株)新生銀行(8303)2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用は、当第3四半期連結累計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実
効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じることにより算定しております。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響拡大に伴う貸倒引当金の計上)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大やそれに伴う経済活動停滞による影響は概ね2021年3月
末頃までに収束するものの、一部の特定債務者向け貸出金等の信用リスクに対する影響はさらに数年程度続く
ものと想定し、当行及び一部の連結子会社の特定債務者及び特定業種向け貸出金等の信用リスクに大きな影響
があるとの仮定を置いております。なお、当該仮定については、足許の状況を踏まえ、前連結会計年度末に想
定した一部の特定債務者向け貸出金等の信用リスクに対する影響を及ぼす期間に関して変更しております。
こうした仮定のもと、当該影響から予想される損失に備えるため、当第3四半期連結会計期間において影響
があると見込まれる特定債務者及び特定業種の見直しを行い、特定債務者の債務者区分を予想される業績悪化
の状況を踏まえて修正するとともに、当該特定業種ポートフォリオの貸倒実績に予想される業績悪化の状況に
基づく修正を加えた予想損失率によって、貸倒引当金5,632百万円(前連結会計年度末は7,011百万円)を計上
しております。
なお、当該金額は現時点の最善の見積りであるものの見積りに用いた仮定の不確実性は高く、新型コロナウ
イルス感染症(COVID-19)の感染状況やその経済環境への影響が変化した場合には、第4四半期連結会計期間
以降において増減する可能性があります。
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