8287 MV西日本 2021-09-01 16:30:00
株式会社フジとマックスバリュ西日本株式会社の経営統合に関する基本合意書の締結についてのお知らせ [pdf]
2021 年 9 月 1 日
各 位
会 社 名 株式会社フジ
代 表 者 名 代表取締役会長 尾﨑 英雄
コード番号 8278 東証第一部
問 合 せ 先 代表取締役専務 専務執行役員
企画 開発本部長兼総合企画部長 松川 健嗣
・
(TEL 089-922-8115)
会 社 名 マックスバリュ西日本株式会社
代表者名 代表取締役社長 平尾 健一
コード番号 8287 東証第二部
問 合 せ 先 取締役管理担当兼リスクマネジメント担当
伊渡村 直樹
(TEL 082-535-8500)
会 社 名 イオン株式会社
代 表 者 名 取締役兼代表執行役社長 吉田 昭夫
コード番号 8267 東証第一部
問 合 せ 先 財経担当 責任者 宮崎 剛
(TEL 043-212-6042)
株式会社フジとマックスバリュ西日本株式会社の経営統合に関する基本合意書の締結についてのお知らせ
株式会社フジ(本社:愛媛県松山市、代表取締役会長:尾﨑英雄、以下「フジ」、マックスバリュ西日本株
)
式会社(本社:広島県広島市、代表取締役社長:平尾健一、以下「MV西日本」、及びイオン株式会社(本社:
)
千葉県千葉市、取締役兼代表執行役社長:吉田昭夫、以下「イオン」
)は、多様化するお客さまのニーズにお応
えし、より豊かなくらしの実現と、中国・四国地方の産業、社会、文化、雇用などの問題解決に積極的に参画
し、地域の共創の一翼を担い得る企業体へと進化することを目的として、2024 年 3 月のフジとMV西日本の合
併による統合新会社の設立に基本合意しました。
それに先駆け、2022 年 3 月1日を効力発生日として、フジとMV西日本がイオンの連結子会社となる共同持
株会社を設立し経営統合することについても併せて基本合意し、以下の通り基本合意書(以下、
「本合意書」と
いう)を締結しましたのでお知らせします。
記
1. 本合意書締結の背景
フジは、創業以来、
「よりよい品をより安く」
「地域の人々のくらしに貢献する」ことを目指し、小売事
業を中核として事業エリアを拡大しながら成長してまいりました。スーパーマーケット(以下「SM」
)事
業をコア事業と位置づけ、お客さまの視点でくらしに寄り添い、地域の拠点となる店づくりや豊かなくら
しを創造する企業づくりを進めております。
MV西日本は、
「地域密着型経営」の実践による中国・四国エリア市場シェア No.1 のリージョナルSM
企業となるべく、同地域でSMを運営する株式会社マルナカと株式会社山陽マルナカ(以下、
「両子会社」
)
を 2019 年 3 月に子会社化し経営統合を進め、2021 年 3 月には両子会社を吸収合併することにより、新生
マックスバリュ西日本として、新たにスタートしました。2019 年 3 月の経営統合を皮切りに、MV西日本
と両子会社の間で①兵庫県西部(西播、東播地区)
・岡山市・広島市・山口県西部・香川県への積極出店に
よるドミナントエリア強化、② 広島県東部・愛媛県の空白エリアへの出店によるシェア拡大、③ 徳島県
西部の買い物困難エリアへの移動販売事業やネットスーパーをはじめとするノンストア事業の確立等に
向けた取り組みを実現させるべく推進するとともに、2021 年 3 月の吸収合併以降も、デジタル改革や物流
改革、経営効率化を通じ、お客さまにより一層価値ある商品・サービスの提供を実現してまいりました。
イオンは、
「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という基本理念に基
づく経営を推進してまいりました。消費者のライフスタイルや購買行動の変化を背景に、業態、業際の垣
根を超えた競争は、さらに激しさが増すと考えられる中で、ますます多様化する環境変化に対応し、お客
さまへより豊かな生活と便利さをご提供し続け、
「最も地域に貢献する企業」となることを目指しており
ます。
各社が事業展開する中国・四国地方は、豊富な自然資源を活かした多彩な農林水産業、製造業が集積し
た地域として、国内経済の発展成長に大きな役割を担ってきましたが、近年は人口減少・高齢化による担
い手不足や市場規模の縮小等、地域の活力低下が危ぶまれております。さらに新型コロナウイルス感染症
の拡大により消費者のライフスタイルは変化し、競争環境は業態、業際を超え、生き残りをかけた競争の
時代に突入しております。
このような環境をふまえ、フジ及びイオンは、2018 年 10 月公表の資本業務提携において、イオンはフ
ジの株式を取得し、フジはMV西日本の株式を取得いたしました。上記資本業務提携を契機に、イオング
ループの企業間連携を強化すべくMV西日本はフジの代表取締役を取締役として受け入れ、『中国・四国
エリアでNO.1の事業連合体』を目指すべく各社が掲げる理念の実現と企業価値向上を図るとともに、
継続的に相互に情報共有・課題認識について共有等を図ってまいりました。そのような中、地域環境の変
化や競争の激化に対応し、持続的なお客さまの豊かなくらしづくりと、中国・四国地方の産業、社会、文
化、雇用などの問題解決についてスピードを上げて取り組むためには、各社の関係をより一層深化させる
ことが必要であるとの考えに3社で至ったため、本日、本合意書を締結することに合意いたしました。
フジとMV西日本は対等の精神の下、共同持株会社形態にて経営統合し、一定期間、両社の企業文化・
風土、制度の理解を深めつつ事業の融合、シナジーの創出への取り組みを進めた上で、最終的には合併に
よる完全統合を目指すことといたしました。統合新会社においては、公正で透明性の高いガバナンス体制
を確立し、柔軟かつ革新力あふれる企業風土づくりを推進するとともに、お互いが培った知見の総和だけ
でなく、相乗効果を発揮し、商品、物流・プロセスセンター等の最適化やデジタルテクノロジーの活用に
よるコスト削減と新たなビジネスモデルの創造を目指してまいります。
人々のくらしと地域社会への貢献を共通の基本理念とする、フジ、MV西日本、及びイオンは、従業員
ひとりひとりが仕事に使命感と誇りを持ち、さまざまな改革に挑戦し続け、最も地域に貢献する企業集団
「中国・四国 No.1 のスーパーリージョナルリテイラー」への深化を果たし、企業価値の最大化を実現し
てまいります。
2.本合意書の内容
① フジとMV西日本は、2024 年 3 月までに合併し、統合新会社を設立する。なお、合併の具体的な内容
は今後協議のうえ決定した段階で開示いたします。
② ①の統合新会社設立に先駆け、2022 年 3 月 1 日を効力発生日とし、フジを分割会社とする会社分割
により、フジを持株会社化するために必要な機能を除く全ての事業を新会社に継承し、フジは共同持
株会社フジとなる。
③ ②により共同持株会社となったフジは、MV西日本と株式交換を行い、分割した新会社(事業会社フ
2
ジ)とMV西日本を子会社とする持株会社体制へ移行する。
④ ③の持株会社体制への移行に伴い、フジは共同持株会社として東京証券取引所市場第一部への上場を
維持し中国・四国の地域社会に貢献する上場企業としての独立性を維持するとともに、公正で透明性
の高いガバナンス体制、柔軟かつ革新力あふれる企業風土づくりを推進する。MV西日本は非上場と
なる。
⑤ ③の持株会社体制への移行に伴い、共同持株会社フジはイオンの連結子会社となる
⑥ 2024 年 3 月の新会社設立に向けて速やかに統合準備委員会を設置し、フジとMV西日本は人材交流
を活発化させ、お互いの企業文化・風土、制度の理解を深めると同時に、収益力向上、コスト削減の
シナジー創出への取り組みを推進する。
⑦ 株式交換比率の決定等、持株会社体制への移行の詳細条件については、今後フジとMV西日本が相互
に実施するデュー・ディリジェンス及び企業価値算定の結果を元に誠実に協議する。なお、株式交換
の具体的な内容は、株式交換契約締結までに決定し、決定次第開示いたします。
3.両社の概要
(1)フジの概要
(1) 名 称 株式会社フジ
(2) 所 在 地 愛媛県松山市宮西一丁目2番1号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役会長 尾﨑 英雄
(4) 事 業 内 容 チェーンストア業(食料品、衣料品、日用雑貨品等の小売販売)
(5) 資 本 金 19,407 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1967 年9月 12 日
イオン株式会社 15.0%
株式会社アスティ 11.3%
フジ共栄会 6.8%
フジ親栄会 3.9%
大株主及び持株比率 株式会社伊予銀行 3.0%
(7)
(2021 年 2 月 28 日現在) 株式会社広島銀行 3.0%
株式会社愛媛銀行 3.0%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口4) 2.4%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 2.4%
株式会社もみじ銀行 1.7%
フジは、MV西日本の発行済株式数(52,541,954 株)の
資 本 関 係
7.61%に相当する 4,000,000 株を保有しております。
MV西日本においては、フジより 1 名が社外取締役に就任
人 的 関 係
(8) 当 事 会 社 間 の 関 係 しております。
取 引 関 係 該当事項はありません。
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2019 年2月期 2020 年2月期 2021 年2月期
連 結 純 資 産 85,524 百万円 88,390 百万円 93,922 百万円
連 結 総 資 産 159,973 百万円 171,757 百万円 181,067 百万円
1 株 当 た り 連 結 純資 産 2,231.31 円 2307.38 円 2,454.01 円
連 結 営 業 収 益 312,389 百万円 313,463 百万円 315,383 百万円
連 結 営 業 利 益 7,167 百万円 6,496 百万円 5,980 百万円
連 結 経 常 利 益 8,637 百万円 8,264 百万円 8,012 百万円
親 会 社 株 主 に 帰 属す る
7,255 百万円 5,241 百万円 4,179 百万円
当 期 純 利 益
3
1株当たり連結当期純利益 189.78 円 137.16 円 109.47 円
1 株 当 た り 配 当 金 20.00 円 20.00 円 20.00 円
(2)MV西日本の概要
(1) 名 称 マックスバリュ西日本株式会社
(2) 所 在 地 広島県広島市南区段原南 1 丁目 3 番 52 号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 平尾 健一
(4) 事 業 内 容 食料品及び日用雑貨用品の小売販売
(5) 資 本 金 17 億 24 百万円
(6) 設 立 年 月 日 1982 年 3 月 5 日
イオン株式会社 72.81%
株式会社フジ 7.61%
マックスバリュ西日本グループ社員持株会 1.19%
丸魚水産株式会社 0.61%
大株主及び持株比率 加藤産業株式会社 0.61%
(7)
(2021 年 2 月 28 日現在) イオンフードサプライ株式会社 0.45%
イオンフィナンシャルサービス株式会社 0.44%
新光商事株式会社 0.42%
山根 利明 0.34%
石丸 美代子 0.31%
フジは、MV西日本の発行済株式数(52,541,954 株)の
資 本 関 係
7.61%に相当する 4,000,000 株を保有しております。
MV西日本においては、フジより 1 名が社外取締役に就任
人 的 関 係
(8) 当 事 会 社 間 の 関 係 しております。
取 引 関 係 該当事項はありません。
関連当事者へ
該当事項はありません。
の該当状況
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2019 年2月期 2020 年2月期 2021 年2月期
連 結 純 資 産 49,531 百万円 99,353 百万円 101,967 百万円
連 結 総 資 産 94,457 百万円 265,429 百万円 261,622 百万円
1 株 当 た り 連 結 純資 産 1,884.76 円 1,890.60 円 1,940.45 円
連 結 営 業 収 益 274,937 百万円 542,990 百万円 563,218 百万円
連 結 営 業 利 益 2,690 百万円 2,742 百万円 8,575 百万円
連 結 経 常 利 益 3,000 百万円 3,172 百万円 8,883 百万円
親 会 社 株 主 に 帰 属す る
992 百万円 △5,327 百万円 3,950 百万円
当 期 純 利 益
1株当たり連結当期純利益 37.81 円 △101.48 円 75.23 円
1 株 当 た り 配 当 金 38.00 円 38.00 円 40.00 円
4.日 程
(1) フジ、MV西日本取締役会決議日(本日決議済) 2021 年 9 月 1 日
(2) 基本合意書締結日(本日締結済) 2021 年 9 月 1 日
(3) 統合準備委員会の設置(予定) 2021 年 9 月上旬
(4) フジ、MV西日本臨時株主総会基準日(予定) 2021 年 11 月下旬
(5) 会社分割及び株式交換契約書の締結(予定) 2021 年 12 月上旬
(6) フジ、MV西日本臨時株主総会(予定) 2022 年 1 月下旬
4
(7) 持株会社体制の発足(予定) 2022 年 3 月 1 日
(8) 共同持株会社フジ、事業会社フジ、MV西日本の合
2024 年 3 月 1 日
併による新会社の設立(予定)
5.今後の見通し
フジ、MV西日本、イオンの 2022 年 2 月期業績に与える影響は軽微ですが、中長期的には各社の業績
の向上に資するものと考えております。今後、業績に重大な影響を与えることが明らかになった場合は速
やかに開示いたします。
以 上
5