8267 イオン 2019-04-10 16:00:00
2019年2月期 決算短信[日本基準](連結) [pdf]

                      2019年2月期 決算短信[日本基準](連結)
                                                       2019年4月10日
上 場 会 社 名 イオン株式会社                上場取引所 東証一部
コ ー ド 番 号 8267                   URL http://www.aeon.info/
代   表   者 (役職名)取締役兼代表執行役社長       (氏名)岡田 元也
問合せ先責任者 (役職名)執行役 環境・社会貢献・PR・IR担当 (氏名)三宅 香     (TEL)043(212)6042
定時株主総会開催予定日       2019年5月29日     配当支払開始予定日 2019年5月7日
有価証券報告書提出予定日      2019年5月30日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無       :有(機関投資家・アナリスト向け)
                                                                                                         (百万円未満切捨て)
1.2019年2月期の連結業績(2018年3月1日~2019年2月28日)
(1)連結経営成績                                                                                             (%表示は対前期増減率)
                                                                                                       親会社株主に帰属
                      営業収益                          営業利益                         経常利益                   する当期純利益
                          百万円             %           百万円           %                百万円        %                 百万円             %
 2019年2月期        8,518,215           1.5        212,256         0.9             215,117        0.6            23,637    △3.6
 2018年2月期        8,390,012           2.2        210,273        13.8             213,772       14.1            24,522    117.9
(注)包括利益     2019年2月期          36,604百万円( △70.6%)               2018年2月期             124,403百万円( 75.9%)
                   1株当たり                        潜在株式調整後                       自己資本                         総資産
                   当期純利益                      1株当たり当期純利益                     当期純利益率                       経常利益率
                               円      銭                    円    銭                              %                              %
 2019年2月期                 28         11               27       62                    2.1                          2.2
 2018年2月期                 29         23               28       75                    2.1                          2.3
(参考)持分法投資損益      2019月2月期            2,532百万円         2018年2月期              3,839百万円

(2)連結財政状態
                      総資産                           純資産                      自己資本比率                    1株当たり純資産
                                百万円                        百万円                                 %                        円     銭
 2019年2月期       10,049,680                     1,875,364                            10.9                       1,299        32
 2018年2月期        9,452,756                     1,916,737                            12.2                       1,371        60
(参考)自己資本    2019年2月期          1,093,635百万円          2018年2月期            1,151,561百万円

(3)連結キャッシュ・フローの状況
            営業活動による                            投資活動による                       財務活動による                  現金及び現金同等物
           キャッシュ・フロー                          キャッシュ・フロー                     キャッシュ・フロー                    期末残高
                                百万円                        百万円                             百万円                          百万円
 2019年2月期         469,874                      △662,416                         143,792                   814,479
 2018年2月期         463,911                      △427,854                          28,641                   870,013

2.配当の状況
                                          年間配当金                                  配当金総額             配当性向           純資産配当率
               第1四半期末 第2四半期末第3四半期末                    期末            合計            (合計)             (連結)             (連結)
                  円   銭         円    銭        円 銭      円   銭            円   銭         百万円                     %                   %
  2018年2月期            ―        15 00            ―     15 00         30 00           25,250            102.6                 2.2
  2019年2月期            ―        17 00            ―     17 00         34 00           28,620            121.0                 2.5
2020年2月期(予想)          ―        18 00            ―     18 00         36 00                             121.2
※2020年2月期の配当は、中間で普通配当17円、記念配当1円、期末で普通配当17円、記念配当1円であります。

3.2020年2月期の連結業績予想(2019年3月1日~2020年2月29日)                                                               (%表示は対前期増減率)
                                                                                     親会社株主に帰属                     1株当たり
                  営業収益                        営業利益              経常利益
                                                                                      する当期純利益                     当期純利益
                   百万円          %             百万円     %          百万円            %             百万円        %              円         銭
第2四半期(累計)                 ―     ―               ―     ―                 ―       ―                ―      ―                     ―
    通期         8,600,000       1.0        230,000    8.4       220,000       2.3             25,000    5.8         29        70
※第2四半期連結累計期間については業績予想の開示を行っておりません。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無

(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
  ② ①以外の会計方針の変更        :無
  ③ 会計上の見積りの変更         :無
  ④ 修正再表示              :無
  (注)詳細は、添付資料23ページ「会計方針の変更」をご覧ください。

(3) 発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年2月期 871,924,572株 2018年2月期 871,924,572株
  ② 期末自己株式数           2019年2月期  30,227,327株 2018年2月期  32,347,411株
  ③ 期中平均株式数           2019年2月期 840,914,879株 2018年2月期 838,844,483株
  (注)1株当たり当期純利益(連結)の算定の基礎となる株式数については、添付資料29ページ「1株当た
  り情報」をご覧ください。

(参考)個別業績の概要

     2019 年2月期の個別業績(2018 年3月1日~2019 年2月 28 日)
    (1)個別経営成績                                                                   (%表示は対前期増減率)
                    営業収益                   営業利益                   経常利益             当期純利益
                      百万円           %        百万円            %       百万円      %        百万円            %
      2019年2月期    56,424       △4.0      37,899        △2.8     17,643     △5.7   17,668         4.3
      2018年2月期    58,766       △6.2      38,995       △12.1     18,701    △26.4   16,941        41.0

                   1株当たり                 潜在株式調整後
                   当期純利益                1株当たり当期純利益
                           円    銭                 円     銭
      2019年2月期        21       01            21        00
      2018年2月期        20       19            20        19

    (2)個別財政状態
                     総資産                    純資産                 自己資本比率            1株当たり純資産
                               百万円                    百万円                   %               円    銭
      2019年2月期   1,468,864     670,871                                45.6            796       52
      2018年2月期   1,509,365     707,628                                46.9            842       38
    (参考)自己資本 2019年2月期 670,490百万円     2018年2月期                       707,315百万円

※   決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。

※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
  本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
 あると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値
 と大きく異なる可能性があります。業績予想に関する事項につきましては、添付資料 10 ページ「今後の見
 通し」をご覧ください。
                                                     イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信

○添付資料の目次

1.経営成績等の概況 ................................................................        2
(1)当期の経営成績の概況 ..........................................................           2
(2)当期の財政状態及びキャッシュ・フローの概況 ....................................                      9
(3)今後の見通し ..................................................................       10
(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ..................................                       10
2.企業集団の状況 ..................................................................       11
3.経営方針 ........................................................................    12
(1)会社の経営の基本方針 ..........................................................           12
(2)中期的な会社の経営戦略 ........................................................            12
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ............................................                  12
5.連結財務諸表及び主な注記 ........................................................            13
(1)連結貸借対照表 ................................................................        13
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ..........................................                   16
(3)連結株主資本等変動計算書 ......................................................             19
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ...................................................              21
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ..................................................               23
   (継続企業の前提に関する注記) ..................................................              23
   (会計方針の変更) ..............................................................        23
   (表示方法の変更) ..............................................................        23
   (追加情報) ....................................................................     23
   (セグメント情報等) ............................................................         24
   (1株当たり情報) ..............................................................        29
   (重要な後発事象) ..............................................................        30
6.個別財務諸表及び主な注記 ........................................................            31
(1)貸借対照表 ....................................................................      31
(2)損益計算書 ....................................................................      33
(3)株主資本等変動計算書 ..........................................................           34
(4)個別財務諸表に関する注記事項 ..................................................               36
   (継続企業の前提に関する注記) ..................................................              36
7.その他 ..........................................................................   36
(1)役員の異動 ....................................................................      36




                                     -1-
                                             イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
  ① 連結業績の状況
   当連結会計年度(2018 年3月1日~2019 年2月 28 日)の連結業績は、営業収益、営業利益、経常利益
  のいずれもが過去最高を更新しました。営業収益は8兆 5,182 億 15 百万円(前期比 101.5%)、営業利
  益が 2,122 億 56 百万円(同 100.9%)、経常利益が 2,151 億 17 百万円(同 100.6%)、親会社株主に帰属
  する当期純利益が 236 億 37 百万円    (同 96.4%)となりました。   セグメント別営業利益につきましては、
  夏季の集中豪雨や台風、冬季の暖冬等の天候不順により国内小売の業績に影響が出たものの、総合金融
  事業並びにディベロッパー事業の海外業績、海外の小売事業である国際事業の業績が着実に改善し、連
  結業績へ寄与しました。

  【グループ共通戦略】
  ・ 当社はグループの成長と社会の発展を両立させるサステナブル経営における取り組みとして「イオ
    ン 脱炭素ビジョン 2050」を 2018 年3月に発表し、すべてのステークホルダーの皆さまとともに、
    脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めることを宣言しました。さらに、10 月には「イオンの人
    権基本方針」についてお取引先さま等当社の事業活動に関わる全てのステークホルダーを対象とす
    る内容に改訂しました。これらの取り組みを掲載した統合報告書「AEON REPORT 2018」
    は、環境に関する取り組みの目標と実績等が分かりやすく的確にまとめられていると評価をいただ
    き、 「第 22 回環境コミュニケーション大賞 環境報告書部門」の最高賞のひとつである「地球温暖
    化対策報告大賞(環境大臣賞) を受賞しました。」
  ・ 10 月、イオングループ中期経営計画に基づき、国内6地域においてSM事業の経営統合に関する基
    本合意書を締結しました。他地域に先行し中国・四国地域において経営統合を実施するマックスバ
    リュ西日本株式会社、株式会社マルナカ及び株式会社山陽マルナカは、12 月に株式交換契約を締結
    し 2019 年3月1日から経営統合した新体制としてスタートしております。各地域で誕生する統合
    会社は、低価格志向、健康志向、ローカル志向等の食の嗜好の多様化や時短ニーズの高まり、ボー
    ダレス化した食の市場を巡る競争の激化、労働環境の変化等に対応した、最も地域に貢献する企業
    を目指します。
  ・ 10 月、株式会社フジと資本業務提携契約を締結しました。人々のくらしと地域社会への貢献という
    点において共通の理念を持つ両社は、相互の経営資源を最大限に活用し連携することにより、中
    国・四国地域のオリジナルプライベートブランド商品の共同開発やショッピングセンター、総合
    スーパーの活性化に向けた取り組み等、さまざまな分野でシナジーを追求します。この提携の推進
    により、継続的に地域のお客さまに支持され、また地域の発展に寄与し続け、延いては従業員が誇
    りをもって働き続けられる「中国・四国エリアでNO.1の事業連合体」を目指します。
  ・ 当社は、   GLOBALG.A.P.を取得した農場でつくられた農産物であることを示す、 GLOBALG.A.P.Number
    ラベル(以下、GGNラベル)付き商品の展開を、10 月よりアジアで初めて開始しました。
    GLOBALG.A.P.は、環境や労働安全への配慮を含む、食の安全と持続可能な生産管理を実施する農場
    の国際認証です。GGNラベル付き商品の展開により、国際水準の農業生産工程管理に取り組む農
    場で生産した農産物を店頭で簡単に選んでいただくことができるようになりました。また、全国の
    オーガニック農産物生産者とのパートナーシップの強化に取り組み、お客さまにお求めやすい価格
    でかつ鮮度のよい商品をお届けする仕組みを構築し、            「持続可能な調達 2020 年目標」で掲げるオー
    ガニック農産物の売上構成比5%の達成を目指していきます。環境と人にやさしいプライベートブ
    ランド商品である「トップバリュ グリーンアイ」について、健康やエコに関心の高いナチュラル
    志向のお客さまの変化に対応すべく、2016 年 11 月より「オーガニック」        「ナチュラル」  「フリーフ
    ロム」の3つのラインに再構築し商品開発に取り組んでおり、その品揃えは、2019 年2月末現在、
    「オーガニック」約 220 品目、      「ナチュラル」約 150 品目、「フリーフロム」約 105 品目まで拡大し
    ています。
  ・ 12 月、欧州NO.1のスポーツECプラットフォームを展開する SIGNA Sports United GmbH(以下
    SSU社)への出資を発表しました。SSU社は、自転車の組立・自動化された物流システムのほ
    か、独自のソフトウェアでAI(人工知能)を活用した最適な価格設定のノウハウや、ウエアのパ
    ーソナルカスタマイズ等による高い顧客提案力を有しています。この出資により、SSU社が有す
    るノウハウを幅広い分野で活用するとともに、SSU社スポーツECのビジネスモデル、並びに
    ECノウハウを積極的に活用し「デジタルシフト」を加速してまいります。


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・ 1月、日欧EPAが発効するのに先立ち「日欧EPA発効記念先取りセール」をグループ約 420 店
  舗で実施しました。グループの酒類専門輸入商社であるコルドンヴェール株式会社を活用したグル
  ープ共同仕入れによるスケールメリットを活かし、2月からは実施店舗をグループ約 3,000 店舗に
  拡大し、欧州ワイン一斉値下げを実施しました。先取りセール実施の効果もあり、開始から1カ月
  間における欧州ワインの販売点数が前期比約 1.8 倍となりお客さまから大きな支持をいただきまし
  た。

② 個別の状況
 当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当連結会計年
度の比較・分析は、変更後の区分に基づいています。また、「ドラッグ・ファーマシー事業」は「ヘル
ス&ウエルネス事業」に名称変更しました。

<GMS事業>
 GMS(総合スーパー)事業は、営業収益3兆 806 億 30 百万円(前期比 100.0%)、営業利益は 115
億 15 百万円(同 102.3%)となりました。
 イオンリテール株式会社は、当連結会計年度において8店舗を新規出店しました。3月にオープンし
た「イオンスタイル座間」(神奈川県)は、仕事や子育てに忙しい若いファミリー世帯が多い地域である
ことに着目し、   お好みの惣菜や弁当を気軽に楽しむことができるイートインスペースを充実させました。
さらにイオンのオンラインショップで注文した商品を店舗で受け取ることができるサービスを開始す
る等、お客さまのくらしに寄り添った利便性の高いサービスを提供しています。なお、イオンのオンラ
インショップで注文・決済した商品を店舗で受け取れる「店舗受取りサービス」は 11 月より本格展開
を開始し、本州・四国の「イオン」       「イオンスタイル」約 400 店舗にてサービスを提供しています。
9月にオープンした「イオンスタイル仙台卸町」(宮城県) は、宮城県で初となるベビー・キッズの専
門店「KIDS REPUBLIC(キッズリパブリック)      」を中心に、お子さまと一緒に遊べるスペー
スもご用意し、お子さまやママ友との“やすらぎのひととき”を楽しめる施設となっています。11 月
にはイオンの子育て応援アプリ「キッズリパブリックアプリ」にて、産婦人科医や助産師に妊婦が感じ
る悩みごとを相談できるアプリ会員向けサービス「産婦人科オンライン for キッズリパブリック」を
開始し、店舗だけでなくアプリ、オンラインショップを通じて、子育てファミリーに必要な商品・サー
ビスの提供機会を拡大しました。一方で、既存店は 29 店舗で活性化を実施しました。11 月初旬に「イ
オンスタイル」に転換したイオンスタイル板橋(東京都)は食関連の強化に加え、         「キッズリパブリッ
ク」「グラムビューティーク」      「ホームコーディ」
                            「iC(アイシー)  」といった大型専門店売場を導入し
ました。
 イオン北海道株式会社は、8月の記録的な低温、降雪の遅れ等天候不順に加え、9月に発生した北海
道胆振東部地震以降の消費マインド低迷等により、       特に第3四半期連結会計期間の衣料部門の売上に大
きな影響がありました。しかしながら、食品部門は8期連続で増収し、商圏ごとの品揃え等きめ細かい
改善をした小型スーパーのまいばすけっと事業、       スマートフォン対応や店舗受取等お客さまへの利便性
を高める新たなサービスに取り組んだインターネット販売事業の売上は堅調に推移し、また、第4四半
期連結会計期間には衣料部門の売上高が好転したこともあり、        前年売上高となるまでに回復いたしまし
た。

<SM事業>
  SM(スーパーマーケット)事業は、営業収益3兆 2,350 億 64 百万円(前期比 99.8%)、営業利益は
251 億 95 百万円(同 82.0%)となりました。
  マックスバリュ北海道株式会社においては、2店舗の新規出店と6店舗の大型改装を実施しました。
新規出店では、    都市部における限られた敷地でお客さまが買い回りし易い店内設備や売場の配置を行い、
商圏の特性やお客さまのニーズに対応して簡便、即食、健康を意識した商品やこだわり商品の品揃えを
充実いたしました。また、イートインスペースを併設し多くのお客さまにご利用いただいております。
商品・営業面では、野菜の鮮度向上の取り組みとして、地元で採れた「今朝採れ野菜」の販売や商品を
限定して産地から直接自社センターに入れ店舗に納品する物流の変更を実施しました。
  マックスバリュ九州株式会社においては、6店舗の新規出店に加え、15 店舗の活性化、3店舗での
陳列商品の大幅入替を実施し、        お客さまニーズの変化に対応した商品構成や品揃えの見直しを実施しま
した。また、8月には旬鮮工房(福岡水産パックセンター)を開設し福岡都市部の小型6店舗へ刺身や


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寿司、切り身等の商品供給を開始、店内作業の軽減や人時不足を解消し、ローコストオペレーション及
び店舗収益力の向上を図りました。
 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社及び同社連結子会社は、一部商品部
門の仕入統合を継続するとともに、共同企画商品や共同調達を拡大し、さらにICT部門におけるシス
テムコスト削減のほか、資材等の共同調達や電気料契約の見直しによるコスト削減と、総労働時間に着
目した人件費抑制の取り組みを推進しました。株式会社マルエツでは、仕入構造の見直し及び仕入販売
計画の精度向上を図り荒利益率の改善を進めるとともに、省力化施策として「セミセルフレジ」を 198
店舗へ拡大、「電子棚札」を都心店 24 店舗に導入しました。また、食のデリカ化への対応として旬の生
鮮素材を活用した「生鮮デリカ」を 46 店舗へ拡大しました。株式会社カスミでは、お客さまの利便性
向上を図るため3月よりイオンの電子マネー「WAON」の決済サービスを導入し、さらに 10 月にオ
ープンしたカスミ筑波大学店(茨城県)において完全キャッシュレス店舗の実験を開始しました。

<ヘルス&ウエルネス事業>
 ヘルス&ウエルネス事業は、営業収益 7,939 億 62 百万円(前期比 111.7%)、営業利益 262 億 69 百万
円(同 100.9%)となりました。
 ウエルシアホールディングス株式会社及び同社連結子会社は、既存店舗の活性化等ドラッグ&調剤・
カウンセリング・深夜営業・介護を4つの柱とする「ウエルシアモデル」の積極的な推進、お客さまへ
の安心の提供と利便性向上を目的とした 24 時間営業店舗の拡大(2月末現在 203 店舗)     、調剤併設店舗
の増加(2月末現在 1,287 店舗)による調剤売上の伸長等により、既存店の売上高が好調に推移しまし
た。また、健康をキーワードにした商品開発や利便性強化を目的とした弁当・惣菜の販売、収納代行サ
ービスの拡大、ネットショッピングにご利用いただけるプリペイド式カードの販売、宅配便ロッカーの
設置、決済手段の多様化への対応等を積極的に行いました。
 店舗展開については、東北・近畿を重点出店エリアとし、同社グループ全体で 128 店舗を出店すると
ともに、子会社化した株式会社一本堂、株式会社MASAYAの店舗等を加え、当連結会計年度末の店
舗数は 1,878 店舗となりました。

<総合金融事業>
 総合金融事業は、営業収益 4,365 億 65 百万円(前期比 107.0%)、
                                        営業利益 708 億 39 百万円(同 101.5%)
となりました。
 イオンフィナンシャルサービス株式会社の国内事業では、           当期の重点施策である若年層を中心とした
新規顧客層の獲得を目的とし、第3四半期連結会計期間においてイオンカード(SKE48)や、イオン
カードセレクト(ミニオンズ)等、各種新規カードを発行しました。また、イオンの小売店舗でのポイ
ント販促等営業施策を強化したほか、大手旅行代理店等との協業を進める等、収益基盤の拡大に努め、
有効会員数並びにショッピング取扱高が拡大しました。
 貸出金、資産運用商品残高等アセットについても着実に積み上がりました。特に、住宅ローンについ
ては、首都圏における住宅ローン需要の取り込みを主な目的とし、東京八重洲店を開設したほか、継続
して競争力のある特別金利プランを提供したこと等が収益拡大に寄与しました。また、資産運用商品に
ついてもⅰDeCo、つみたてNISAのほか、新サービスの外貨預金積立等、積立型商品の取扱数が
伸長しました。加えて、お取引内容に応じて預金金利の優遇等を受けられるポイントプログラムを開始
し、ロイヤリティの向上を図りました。
 中期経営計画に掲げるシステム(IT)投資については、クレジットカードの磁気不良をATMにて
復元する日本初のサービスを導入しました。これによりコールセンターの受電件数が減少し、業務効率
化に繋がりました。また、資産管理が可能な家計簿アプリの開発に加えて、ATMにスマートフォンを
かざすだけで一部のお取引が可能なアプリの提供を開始する等、           スマートフォンアプリを通じたサービ
スを拡充し、お客さまの利便性向上に取り組みました。
 同社の国際事業においても、各国において新規顧客層の獲得に努めたほか、コストコントロールを着
実に進めたこと等により収益、利益ともに好調に推移しました。香港、タイ、マレーシアの現地上場会
社では、中・高所得者層を対象とした新規カードを発行しました。2017 年7月にフィリピンにおいて
中・低所得者層向けに開始した IoTデバイスを活用したオートローン事業では、ローン利用者が着実
に拡大したことから、同国にてサービス対象車両を拡充したほか、第3四半期連結会計期間にインドネ
シアにおいても同様のサービスを開始しました。



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<ディベロッパー事業>
  ディベロッパー事業は、    営業収益 3,602 億 59 百万円(前期比 107.3%)、営業利益 555 億 90 百万円(同
107.9%)となりました。
  イオンモール株式会社は、当連結会計年度おいて、国内では2モールの増床、6モールのリニューア
ルを実施し、新フォーマットの THE OUTLETS HIROSHIMA(ジ アウトレット広島)    (広島県)を含む4モ
ールをオープンしました。11 月にオープンしたイオンモール津南(三重県)は、1978 年に開業し 2016
年に閉店した「イオン津南ショッピングセンター サンバレー」を建て替え、規模を拡大し再オープン
しました。お客さまの利便性向上のため、イベント広場に 270 インチの大型LEDビジョンを設置し、
館内約 60 面にデジタルサイネージを設置する等、         最新のデジタルコンテンツを導入しています。          また、
国内における消費需要の喚起を目的として、11 月 23 日から 25 日の3日間に「イオンモール ブラック
フライデー」を全国のイオンモールで実施しました。本企画は今回で3年目を迎えたことでお客さまの
認知度が高まり、   本年も目玉商品を期間限定価格で取り揃えるほかさまざまな企画実施により集客拡大
を図った結果、期間中の来店客数、売上ともに前年を上回り好調に推移しました。
  今後の成長ドライバーとして位置付けている海外事業では、           当連結会計年度においてイオンモール煙
台金沙灘(中国 山東省煙台市)     、イオンモールセンソックシティ(カンボジア プノンペン都)               、イオン
モール広州金沙(中国 広東省広州市)の3モールをオープンしました。11 月にオープンしたイオンモ
ール広州金沙は、   公共交通機関や住宅開発の進行に伴い人口増加が期待できるエリアに立地しています。
広州市1号店のイオンモール広州番禺広場(中国 広東省広州市)             、佛山市1号店のイオンモール佛山大
瀝(中国 広東省佛山市)とともに、広東エリアにおけるドミナント形成を強化していきます。また、
既存モールにおいては、前連結会計年度までにオープンしたアセアンの全7モールで黒字化を達成し、
中国でも同 17 モール中 10 モールで黒字化しました。イオンモールの海外事業における営業収益は 446
億 17 百万円(前期比 136.8%)と伸長し、営業利益は5億 46 百万円と黒字転換しました。

<サービス・専門店事業>
 サービス・専門店事業は、営業収益 7,685 億 48 百万円(前期比 101.2%)、営業利益 197 億 62 百万円
(同 90.1%)となりました。
 イオンディライト株式会社は、10 月、  「イオンディライト ビジョン 2025」を策定し、アジアにおい
て「安全・安心」「人手不足」「環境」の3つを成長戦略の柱に社会課題を解決する環境価値創造企業
           、     、
を目指すことを宣言しました。   「安全・安心」に対する取り組みでは、     日本各地で発生した地震や豪雨、
台風に際し、発災直後より「対策本部」を設置し、建物の復旧工事や臨時清掃の実施、資材の納入等の
サービス提供を通じて被災地の早期復旧に取り組みました。       「人手不足」に対する取り組みでは、サー
ビスを提供する施設内外から得られたデータを収集・蓄積し、AIにより分析することで、それぞれの
お客さまが抱える課題に最適なソリューションを提供するイオンディライトプラットフォームの構築
に着手しました。   「環境」に対する取り組みでは、地域社会に必要なエネルギー供給から施設管理の省
エネオペレーションまでを含めたエネルギーマネジメントサービスを早期に確立するため、             電力を使っ
た新たなビジネスの創出に着手しました。
 また、海外では、中国事業の更なる拡大を目的に、10 月に現地中核事業会社2社を持分追加取得に
より完全子会社化しました。さらにアセアンでは、12 月にインドネシアで事業を展開する清掃会社の
株式 90%を取得しました。今後、事業領域を拡大しアセアン事業を牽引するファシリティマネジメン
ト企業へと成長させていきます。
 株式会社イオンファンタジーは、国内外において新規出店、新規事業開発と並行して既存店の活性化
と不採算店の閉店を推進しました。国内事業においては、11 店舗の新規出店と 22 店舗の閉店、43 店舗
の活性化と増床を実施しました。3月からスタートした新規事業のオンラインクレーンゲーム「モーリ
ーオンライン」は、同社限定のオリジナル景品等が人気を博し計画を上回る売上を達成し初年度より黒
字化となりました。同社のアセアン事業においては、当連結会計年度に 35 店舗の新規出店と 16 店舗の
閉店を実施し、同社の中国事業においても 33 店舗の新規出店、16 店舗の閉店、26 店舗の活性化を実施
しました。

<国際事業>(連結対象期間は主として1月から 12 月)
 国際事業は、営業収益 4,375 億 67 百万円(前期比 104.5%)、営業利益 34 億 14 百万円(前期より 31
億 81 百万円の増益)となりました。



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  マレーシアでは、        6月から6%の物品 サービス税が廃止され、
                              ・              廃止後の売上が大きく伸張しました。
一方で9月から売上・サービス税が導入されたため、9月からの買い控えへの対策として価格凍結セー
ルを実施し、イオンマレーシア(AEON CO.(M)BHD.)においては昨年を上回る売上となりました。12 月に
はイオンビッグマレーシア(AEON BIG(M)SDN.BHD.)が今後のモデルタイプとなる実験店舗としてクアラ
ルンプール市内に新店をオープンしました。またアセアン地域各国のGMS店舗において 11 月第4金
曜日にブラックフライデーセールを実施し、順調に売上を伸ばしました。
  イオンベトナム(AEON VIETNAM CO.,LTD.)は、既存店売上高が前期比 109.7%と伸長しました。
衣料部門では現地のニーズに合わせた差別化となる自社開発商品の展開拡大を推進し、                前期比 113.9%、
食品では   「安心・安全・高品質な商品」        への購買行動が増えていることに対応し生鮮食品の強化を図り、
水産前期比 121.9%、畜産同 117.2%、農産同 113.6%と伸長し、食品部門で前期比 114.4%と全体を牽
引しました。
  中国においては、1月から2月にかけての寒波が冬物衣料の売上増加に寄与したことや、春節商戦に
対する早期対応が奏功したこと、加えて曜日市を軸に 52 週マーチャンダイジングの取り組みを行い、
食品の売上が好調だったこと等により増収、損益改善となりました。イオンストアーズ香港(AEON
STORES(HONG KONG)CO.,LTD.)においては 2016 年にイオンスタイルへ全面活性化した旗艦店のイオンコ
ーンヒル店、イオンワンポア店等が好調で同社業績を牽引しました。




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③ 「コーポレート・ガバナンス」に関する当期実施状況
 当社は「グループ全体を視野に入れた基本理念に基づく経営」「透明かつ持続性と安定性を持った経
営」「お客さまを原点とした絶えざる革新」を追求し、これらを実践するための最適な企業統治体制と
して、指名委員会等設置会社を選択しています。また、経営の監督と業務執行を分離し、執行役に大幅
な権限移譲を行い迅速な経営の意思決定を実践する体制を整える一方、社外取締役を過半数とする監
査・指名・報酬の3委員会を設置して、経営の透明性と客観性を担保しています。

【取締役会・各委員会の実施状況】                                      (*社外取締役)
         開催
                  構成                            主な役割
         状況
            議長 横尾 博         *内永ゆか子      ・ 取締役及び執行役の職務遂行の監督
               岡田元也         *長島 徹       ・ 会社法第416条に定められる取締役会
 取 締 役 会 8回    森 美樹         *塚本隆史         で決定しなければならない事項及び
               山下昭典         *大野恒太郎        執行役に委任することができない事
                            *ピーター         項の決定
                                チャイルド
              議長   *大野恒太郎               ・ 取締役及び執行役の職務執行の監査
                   *内永ゆか子               ・ 株主総会に提出する会計監査人の選
 監査委員会   9回
                   *長島 徹                  任・解任・再任しないことに関する議
                   *塚本隆史                  案内容の決定
              議長   *内永ゆか子               株主総会に提出する取締役の選任及び
                   *大野恒太郎               解任に関する議案内容の決定
 指名委員会   3回
                   *ピーターチャイルド
                    岡田元也
              議長   *長島 徹                取締役及び執行役が受ける個人別の報
                   *塚本隆史                酬等の内容の決定
 報酬委員会   5回
                   *ピーターチャイルド
                    岡田元也

④ 「企業の社会的責任遂行」に関する当期実施状況
 イオンの基本理念である「人間尊重」の経営を推進するため、2018 年 10 月に「イオンの人権基本方
針」を改訂しました。国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」を支持すること、お取引先さま等イ
オンの事業活動に関わる全てのステークホルダーの皆さまを対象とすることを明記するとともに、     事業
活動による人権への影響を検証・改善するプロセスを構築し、人権が尊重される社会の実現を目指すこ
とを定めました。また「イオンの人権基本方針」の改訂に伴い「イオン サステナビリティ基本方針」
の社会面の重点課題も見直し改訂しました。




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【持続可能な社会の実現に向けて】
・ 「脱炭素社会の実現」の取り組みでは、2018 年3月に「イオン 脱炭素ビジョン 2050」及び中間目
  標として 2030 年の CO₂の排出削減目標(2010 年度比 35%削減)を策定しました。店舗で排出する
  CO₂等を排出総量でゼロにすることを目指すとともに、店舗をご利用のお客さま、商品の製造・物
  流等サプライチェーン全体に関わるお取引先さまをはじめ、すべてのステークホルダーの皆さまと
  ともに脱炭素化に取り組むことを宣言しました。        さらに、 「100%再生可能エネルギーでの事業運営」
  を目標に掲げる国際イニシアチブ「RE100」に日本の大手小売業として初めて加盟しました。
・ 「生物多様性の保全」の取り組みでは、      「イオン持続可能な調達方針」及び「持続可能な調達 2020
  年目標」のもと、ASC 認証商品(養殖水産物)や MSC 認証商品(天然水産物)      、FSC 認証商品(林産
  物)等、グローバル基準に基づいて生産された商品の調達を推進しています。2018 年6月には「イ
  オン ウナギ取り扱い方針」を策定し、持続可能な調達に向けてウナギでは世界初となる漁業改善
  プロジェクトをインドネシアで開始しました。
・ 「資源循環の促進」の取り組みでは、      「イオングループ食品廃棄物削減目標」のもと、2025 年まで
  食品廃棄物を半減、   2020 年までに食品資源循環モデルを全国 10 カ所以上に展開することを目指し、
  エリア毎に推進組織を立ち上げて取り組みを開始しています。
・ 「コミュニティとの協働」の取り組みでは、お客さまとともに地域に貢献する団体等を応援する活
  動として、投函レシート合計金額の1%相当の品物を寄贈する「イオン 幸せの黄色いレシートキ
  ャンペーン」の推進や、ご利用金額の一部を地域社会の発展に活用するご当地WAONの拡大に継
  続して取り組みました。また、地域の安全・安心や活性化、住民サービスの向上等に向けて日本各
  地の自治体と包括協定の締結を推進しました。
・ イオンの基本理念のもと 1990 年に設立された公益財団法人イオン環境財団は、世界各地における
  植樹活動、環境活動に取り組む団体への助成・支援、生物多様性の保全等に貢献した団体・個人へ
  の顕彰、環境人材育成のための環境教育、世界各地の大学、行政、学術研究機関並びに国際専門機
  関との連携事業等を推進しました。
・ 「お客さまから頂いた利益を社会のために役立てたい」という想いを込めて、グループ主要企業が
  税引前利益の1%を公益財団法人イオンワンパーセントクラブに拠出しています。次代を担う青少
  年の健全な育成、諸外国との友好親善の促進、地域社会の持続的発展を目指し活動する同財団への
  支援は、設立の 1989 年(平成元年)から累計で約 269 億円になりました。

【被災地支援の活動】
 東日本大震災後の復興支援から次のステージの地域(ふるさと)の創生を目指し、      「にぎわい東北―
つなげよう、ふるさとのチカラ」のスローガンのもとさまざまな取り組みを推進しています。10 年間
にわたる復興支援に労使一体で取り組む「イオン 心をつなぐプロジェクト」では、従業員によるボラ
ンティア参加者が 30 万人を突破しました。また、植樹活動については 2019 年3月に実施した「仙台地
区海岸防災林植樹」で目標の 30 万本を達成しました。




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                                                          イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



(2)当期の財政状態及びキャッシュ・フローの概況
  (連結資産・負債・純資産・キャッシュ・フローの状況)
                                       2019 年2月期
               区     分                               2018 年2月期     2017 年2月期     2016 年2月期
                                          (当期)
   総           資           産 (百万円)     10,049,680     9,452,756     8,750,856     8,225,874
   有      利     子     負     債 (百万円)     2,552,589     2,344,381     2,257,094     2,170,800
   ( 金 融 子 会 社 有 利 子 負 債 ) (百万円)         (905,802)     (809,773)     (823,800)     (796,448)
   ( 金 融 子 会 社 除 く 有 利 子 負 債 ) (百万円)   (1,646,787)   (1,534,608)   (1,433,294)   (1,374,351)
   純           資           産 (百万円)      1,875,364     1,916,737     1,862,410     1,819,474
   現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 (百万円)      814,479       870,013       802,099       700,511
   営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円)                 469,874       463,911       294,893        43,156
   投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円)               △662,416      △427,854      △267,710      △446,612
   財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円)                 143,792        28,641        81,450       313,344

 (当連結会計年度末の資産・負債・純資産の状況)
  当連結会計年度末の総資産は、前期末より 5,969 億 24 百万円増加し、10 兆 496 億 80 百万円(前期
 比 106.3%)となりました。前期末からの増加の主な要因は、主として金融子会社が保有する有価証券
 が 2,197 億 90 百万円、金融子会社の割賦売掛金を中心に受取手形及び売掛金が 1,695 億 13 百万円、銀
 行業における貸出金が 1,456 億 71 百万円それぞれ増加したこと等によるものです。
  負債は、前期末より 6,382 億 97 百万円増加し、8兆 1,743 億 16 百万円(前期比 108.5%)となりま
 した。  前期末からの増加の主な要因は、銀行業における預金が 4,357 億 63 百万円、    有利子負債が 2,082
 億8百万円それぞれ増加したこと等によるものです。
  純資産は、前期末より 413 億 72 百万円減少し、1兆 8,753 億 64 百万円(前期比 97.8%)となりま
 した。前期末からの減少の主な要因は、その他有価証券評価差額金が 303 億9百万円減少したこと等に
 よるものです。

 (当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況)
   当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、           前期末より 555 億 33 百万円減少し、8,144
 億 79 百万円(前期比 93.6%)となりました。
   営業活動の結果、増加した資金は 4,698 億 74 百万円(前期比 101.3%)となりました。前期に比べ
 59 億 62 百万円増加した主な要因は、その他の資産・負債の増減額が 1,262 億 20 百万円、銀行業にお
 ける預金の増減額が 728 億円減少し資金が減少した一方で、        銀行業における貸出金の増減額が 2,053 億
 73 百万円減少し資金が増加したこと等によるものです。
   投資活動の結果、   減少した資金は 6,624 億 16 百万円(前期比 154.8%)となりました。  前期に比べ 2,345
 億 61 百万円支出が増加した主な要因は、銀行業における有価証券の売却及び償還による収入が 3,785
 億8百万円増加した一方で、銀行業における有価証券の取得による支出が 5,914 億 97 百万円増加した
 こと等によるものです。
   財務活動の結果、   増加した資金は 1,437 億 92 百万円(前期比 502.0%)となりました。  前期に比べ 1,151
 億 51 百万円増加した主な要因は、   短期借入金及びコマーシャル ペーパーの増減額が 555 億 61 百万円、
                                         ・
 社債の発行による収入が 303 億 73 百万円増加したこと等によるものです。




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(3)今後の見通し
                                                              2019 年2月期
            連   結   業   績   予   想            2020 年2月期
                                                              (当期実績)
   営    業   収    益                  (百万円)         8,600,000        8,518,215
   営    業   利    益                  (百万円)           230,000          212,256
   経    常   利    益                  (百万円)           220,000          215,117
   親会社株主に帰属する当期純利益                  (百万円)            25,000           23,637

   当社は、絶えず革新し続ける企業集団として、グループの成長と社会の発展を両立させるサステナブ
  ル経営の実現に取り組むとともに、2018 年2月期を初年度とする「イオングループ中期経営計画」を
  策定し、既存事業の収益構造改革と新たな成長に向けたグループ構造改革を掲げました。
   2017 年 12 月には中期経営計画をさらに深化させた「イオングループ 2020 年に向けて」を発表し、
  グループの変革の方向性としてリージョナルシフト、デジタルシフト、アジアシフトとそれらに連動す
  る投資のシフトを打ち出しました。前期に引き続き当期においても、各地域におけるSM事業の経営統
  合を推進するとともに、GMS事業の主要企業であるイオンリテール株式会社においては、「強い食」
  と「専門性の高い事業」の集合体への改革を進めてまいります。また、IT・物流・デジタル領域への
  投資配分、並びに海外で展開する成長事業への投資配分を増やし、グループのデジタル売上比率と、グ
  ループの営業利益に占める海外比率の引き上げに取り組みます。同時に、収益性改善に向けたグループ
  企業の重点管理や戦略的再編を推進・検討してまいります。

(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
  ① 中長期的な基本方針
   当社は、中長期的な成長による企業価値向上と利益還元のバランスの最適化を図ることを重要施策とし
  て位置づけ、経営パートナーである株主の皆さまに利益配分をいたします。

  <配当金について>
   株主の皆さまからお預かりした資本に対していかに報いるかという視点に立ち、 連結業績を勘案した配
  当政策を行ってまいります。具体的には、1株当たり年間配当金については前年以上を維持しつつ、連結
  配当性向 30%を目標として定め、さらなる利益成長並びに株主還元に努めてまいります。

  <内部留保資金の主な使途について>
   内部留保資金については、将来の事業発展に必要不可欠な成長投資として活用し、中長期的な成長に
  よる企業価値向上を通じて、株主の皆さまの期待にお応えしてまいります。

  ② 2019 年2月期の利益配分及び株主配当金の支払い開始日
   当期の剰余金の期末配当は、2019 年4月 10 日開催の取締役会決議により、1株当たり普通配当 17 円
  とさせていただきました。  これにより、中間配当 17 円と合わせた当期の年間配当金は1株当たり 34 円と
  なります。なお、期末配当金の支払開始日(効力発生日)は、2019 年5月7日(火)からとさせていた
  だきます。

  ③ 2020 年2月期の利益配分(予定)
   当社は、2020 年、前身であるジャスコ株式会社の誕生から 50 周年を迎えました。株主の皆さまから
  の永年にわたるご支援にお応えするため、2020 年2月期の剰余金の配当予想は、上記の基本方針に基づ
  く中間 17 円、期末 17 円の普通配当に、記念配当として中間1円、期末1円を加えた、1株当たり年間
  配当金 36 円とさせていただく予定です。




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2.企業集団の状況
  当社グループは、当社(純粋持株会社)及び 293 社の連結子会社、29 社の持分法適用関連会社に
 より構成され、GMS事業を核とした小売事業を中心として、総合金融、ディベロッパー、サー
 ビス・専門店等の各事業を複合的に展開しています。
  当社及び関係会社の事業にかかる位置づけ並びに報告セグメント及びその他事業セグメント等
 との関連は以下のとおりです。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更してお
 ります。詳細は、「5.連結財務諸表及び主な注記 (5)連結財務諸表に関する注記事項 (セグ
 メント情報等)
       」をご参照ください。
                                                             純粋持株会社
                                                             イ オ ン (株)
                                                          (連結財務諸表提出会社)



                                                                                                                      28
                             ≪GMS事業≫                                               ≪総合金融事業≫                            8
                    連結子会社          持分法適用関連会社                                 連結子会社
                    ※イオン北海道㈱              8社                                 ※イオンフィナンシャルサービス㈱
                    ※㈱サンデー                                       クレジット業務受託   ※AEON CREDIT SERVICE(ASIA)CO.,LTD.
                    ※イオン九州㈱                                      電子マネーサービス   ※AEON THANA SINSAP(THAILAND)PLC.
                     イオンリテール㈱                                                ※AEON CREDIT SERVICE(M)BERHAD
                     イオン琉球㈱                                                   イオンクレジットサービス㈱
                     オリジン東秀㈱  他22社                                            ㈱イオン銀行                    他30社

                                                                             持分法適用関連会社
                                                                              イオンリート投資法人                他1社
                             ≪SM事業≫
                    連結子会社          持分法適用関連会社
                    ※マックスバリュ北海道㈱    ㈱ベルク
                    ※マックスバリュ東北㈱     ㈱いなげや
                    ※マックスバリュ東海㈱          他7社
                    ※マックスバリュ中部㈱
                    ※マックスバリュ西日本㈱
                    ※マックスバリュ九州㈱
                    ※ユナイテッド・スーパーマーケット・
                      ホールディングス㈱
                                                                                                                      65
                    ※ミニストップ㈱                                      店舗等の                                                 9
                     ㈱ダイエー                                        開発・賃貸         ≪ディベロッパー事業≫
                     ㈱光洋                                                     連結子会社
                     ㈱マルナカ                                                   ※イオンモール㈱
                     ㈱山陽マルナカ                                                  イオンタウン㈱       他43社
        お            ㈱マルエツ
                     ㈱カスミ
                     イオンビッグ㈱
                     アコレ㈱
        客            まいばすけっと㈱  他48社


              商品・
        さ   サービス
             の提供
                         ≪ヘルス&ウエルネス事業≫
                    連結子会社          持分法適用関連会社                      各種サービスの
                    ※ウエルシア          ㈱メディカル一光                      提供             ≪その他の事業≫
        ま             ホールディングス㈱
                             他13社
                                         他2社                                 連結子会社
                                                                              イオンマーケティング㈱               他3社




                                  ≪国際事業≫
                    連結子会社
                    ※AEON STORES (HONG KONG) CO.,LTD.
                    ※AEON CO.(M)BHD.
                     永旺商業有限公司
                     青島永旺東泰商業有限公司
                     AEON SOUTH CHINA CO.,LTD.                                    ≪機 能≫                           2
                     GUANGDONG AEON TEEM CO.,LTD.                 商品の供給      連結子会社
                     AEON(Thailand) CO.,LTD.                      サービスの提供     イオントップバリュ㈱
                                       他14社                                   イオングローバルSCM㈱              他14社

                    持分法適用関連会社2社                                              持分法適用関連会社
                                                                              ㈱やまや                      他1社



                               ≪サービス・専門店事業≫
                                                                                                                      20
                                                                                                                       1
                                       専門店                                        サービス
                      連結子会社                   持分法適用関連会社                      連結子会社
                      ※㈱コックス                   ㈱タカキュー             各種サービスの    ※イオンディライト㈱
                      ※㈱ジーフット                                     提供         ※㈱ツヴァイ
                       ㈱メガスポーツ                                               ※㈱イオンファンタジー
                       イオンペット㈱                                                リフォームスタジオ㈱
                       ㈱未来屋書店            他15社                                 ㈱イオンイーハート
                                                                              イオンエンターテイメント㈱
                                                                                          他38社
                                                                             持分法適用関連会社2社




※国内外の証券市場に公開している連結子会社は以下の通りです。
 東 証 市 場 第 一 部:イオン北海道㈱、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱、ミニストップ㈱、
                     ウエルシアホールディングス㈱、イオンフィナンシャルサービス㈱、イオンモール㈱、
                     ㈱ジーフット、イオンディライト㈱、㈱イオンファンタジー
 東 証 市 場 第 二 部:マックスバリュ東北㈱、マックスバリュ東海㈱、マックスバリュ西日本㈱、㈱ツヴァイ
 東証 JASDAQ スタンダード:㈱サンデー、イオン九州㈱、マックスバリュ北海道㈱、マックスバリュ九州㈱、㈱コックス
 名 証 市 場 第 二 部:マックスバリュ中部㈱
 マ レ ー シ ア 証 券 取 引 所:AEON CO.(M)BHD.、AEON CREDIT SERVICE(M)BERHAD
 香 港 証 券 取 引 所:AEON STORES(HONG KONG)CO.,LTD.、AEON CREDIT SERVICE(ASIA)CO.,LTD.
 タ イ 証 券 取 引 所:AEON THANA SINSAP(THAILAND)PLC.

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3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
   イオンは、「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という不変の企
  業理念のもと、「すべてはお客さまのために」という視点から、外部環境やお客さまニーズの変化に迅
  速かつ的確に対応し、絶えず革新し続けることで「お客さま第一の顧客満足業」への進化を果たしてまいり
  ます。
   イオンは、「グローカル」な企業を目指しています。「グローカル」とは、グローバルレベルで通用
  する経営品質と地域(ローカル)に密着した経営の双方を高いレベルで真に実現しようとするものです。
   イオンはCSRの視点から、イオンピープルが共有すべき日常行動の基本的な考え方、判断基準をま
  とめた「イオン行動規範」を策定し、定着・浸透を図っています。
   この行動規範に則り、お客さまをはじめ、株主や取引先の皆さま、地域社会、従業員と良好な関係を
  築き、お客さまにご満足いただける商品やサービスを提供し続けることで、長期的な繁栄と成長を遂げ
  てまいります。

(2)中期的な会社の経営戦略
 【グループの持続的な成長】
   近年、お客さまの嗜好やニーズは、健康志向や低価格志向に加え、地球環境、地域社会に配慮したエ
  シカル消費への関心が高まる等ますます多様化するとともに、Eコマース事業を主とする企業の存在感
  が一層強まり競争も激しさを増しています。このような環境のなか、イオンは“絶えず革新し続ける企
  業集団”としてお客さまの変化にいち早く対応するため、2020 年に向けたイオングループ中期経営方針
  (2018 年~2020 年)において、変革の方向性として掲げた「リージョナルシフト」「デジタルシフト」
  「アジアシフト」と、それらを支える「投資のシフト」を推進し、それぞれの地域と領域においてナン
  バーワン企業を目指して革新を続けてまいります。

 【組織体制の改革】
   リージョナル、デジタル、アジアの3つのシフトの実行スピードを加速するため、2019 年度は、新た
  に3名の代表執行役副社長をそれぞれのシフトに配置するとともに、プラットフォームの強化として、
  新たに物流とICTの担当を配置し、権限移譲を進め責任を明確化することにより、スピード感を持っ
  て経営課題の解決と経営目標を達成する組織体制といたします。

 【ダイバーシティと健康経営の推進】
   当社は、従業員一人ひとりの価値観や考え方の違いを尊重し、多様な人材が活躍できるダイバーシテ
  ィ経営を推進しています。
   創業以来、人材こそが最大の経営資源であるとの信念に基づき、多様な人材が健康で能力を発揮でき
  るようにグループ内のベストプラクティスの共有や管理職の意識改革の推進、事業所内保育施設の拡大
  等に継続的に取り組んでいます。こうした取り組みが評価され、2019 年2月には3年連続で「健康経営
  優良法人 2019(ホワイト 500)
                    」の認定を受けたほか、2019 年3月には、女性活躍推進に優れた上場企
  業として「なでしこ銘柄」に2年連続で選定されました。

4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
  当社グループは日本基準を適用しています。
  なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用については、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対
 応していく方針です。




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5.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
                                                     (単位:百万円)
                             前連結会計年度             当連結会計年度
                            (2018年2月28日)        (2019年2月28日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                             918,053              852,382
   コールローン                                  ―                27,138
   受取手形及び売掛金                        1,292,103            1,461,616
   有価証券                               208,866              428,657
   たな卸資産                              600,287              598,420
   繰延税金資産                              45,707               47,349
   営業貸付金                              347,829              393,914
   銀行業における貸出金                       1,819,681            1,965,353
   その他                                298,118              335,513
   貸倒引当金                             △56,525             △104,335
   流動資産合計                           5,474,121            6,006,010
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物(純額)                    1,529,041            1,549,236
     工具、器具及び備品(純額)                    228,380              224,925
     土地                               828,326              890,857
     リース資産(純額)                         75,653               73,515
     建設仮勘定                             93,251               51,887
     その他(純額)                              459                  449
     有形固定資産合計                       2,755,112            2,790,872
   無形固定資産
     のれん                              155,628              147,727
     ソフトウエア                            77,090               88,989
     リース資産                             26,584               27,101
     その他                               35,796               37,304
     無形固定資産合計                         295,100              301,123
   投資その他の資産
     投資有価証券                           252,386              231,120
     退職給付に係る資産                         16,209               19,552
     繰延税金資産                            96,951              112,080
     差入保証金                            406,500              424,362
     店舗賃借仮勘定                            2,349                2,378
     その他                              166,126              172,734
     貸倒引当金                           △12,102              △10,554
     投資その他の資産合計                       928,421              951,674
   固定資産合計                           3,978,634            4,043,669
 資産合計                               9,452,756           10,049,680




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                              前連結会計年度             当連結会計年度
                             (2018年2月28日)        (2019年2月28日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                           906,195             914,150
   銀行業における預金                         3,007,289           3,443,053
   短期借入金                               332,486             385,634
   1年内返済予定の長期借入金                       272,136             230,054
   1年内償還予定の社債                           25,803              96,312
   1年内償還予定の新株予約権付社債                         ―               29,946
   コマーシャル・ペーパー                          81,049              92,079
   リース債務                                14,460              13,908
   未払法人税等                               50,003              56,526
   賞与引当金                                31,874              33,078
   店舗閉鎖損失引当金                             5,790              10,882
   ポイント引当金                              19,435              20,943
   設備関係支払手形                            106,253              68,999
   その他                                 594,862             611,585
   流動負債合計                            5,447,642           6,007,156
 固定負債
   社債                                  482,112             489,661
   新株予約権付社債                             29,948                  ―
   長期借入金                             1,026,738           1,127,742
   リース債務                                61,055              63,128
   繰延税金負債                               54,648              41,623
   役員退職慰労引当金                               927                 911
   店舗閉鎖損失引当金                             3,776               2,958
   偶発損失引当金                                  75                  62
   利息返還損失引当金                             3,098               3,842
   商品券回収損失引当金                            4,956               5,154
   退職給付に係る負債                            25,643              28,311
   資産除去債務                               85,993              94,955
   長期預り保証金                             264,591             265,622
   その他                                  44,811              43,184
   固定負債合計                            2,088,377           2,167,159
 負債合計                                7,536,019           8,174,316




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                           前連結会計年度             当連結会計年度
                          (2018年2月28日)        (2019年2月28日)
純資産の部
 株主資本
   資本金                              220,007              220,007
   資本剰余金                            306,464              302,636
   利益剰余金                            574,409              561,135
   自己株式                            △38,962              △36,290
   株主資本合計                         1,061,920            1,047,490
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                      77,701               47,391
   繰延ヘッジ損益                          △3,013               △2,542
   為替換算調整勘定                          13,356                2,155
   退職給付に係る調整累計額                       1,597                △859
   その他の包括利益累計額合計                     89,641               46,145
 新株予約権                                1,921                1,960
 非支配株主持分                            763,254              779,768
 純資産合計                            1,916,737            1,875,364
負債純資産合計                           9,452,756           10,049,680




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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
                                                        (単位:百万円)
                              前連結会計年度              当連結会計年度
                            (自 2017年3月1日         (自 2018年3月1日
                            至 2018年2月28日)        至 2019年2月28日)
営業収益
 売上高                                7,380,567            7,452,464
 総合金融事業における営業収益                       363,824              391,363
 その他の営業収益                             645,620              674,388
 営業収益合計                             8,390,012            8,518,215
営業原価
 売上原価                               5,325,422            5,392,966
 総合金融事業における営業原価                        31,260               34,767
 営業原価合計                             5,356,683            5,427,734
売上総利益                               2,055,144            2,059,497
営業総利益                               3,033,329            3,090,481
販売費及び一般管理費
 広告宣伝費                                184,715              188,760
 貸倒引当金繰入額                              45,597               50,126
 従業員給料及び賞与                            990,440            1,002,740
 賞与引当金繰入額                              31,874               33,078
 法定福利及び厚生費                            169,113              173,797
 水道光熱費                                146,381              152,694
 減価償却費                                225,982              231,590
 修繕維持費                                145,802              152,383
 地代家賃                                 435,817              444,569
 のれん償却額                                15,405               15,150
 その他                                  431,926              433,332
 販売費及び一般管理費合計                       2,823,056            2,878,224
営業利益                                  210,273              212,256
営業外収益
 受取利息                                   2,540                3,257
 受取配当金                                  2,371                2,421
 持分法による投資利益                             3,839                2,532
 未回収商品券受入益                              3,414                3,725
 テナント退店違約金受入益                           2,759                2,671
 貸倒引当金戻入額                                 716                  773
 差入保証金回収益                               2,707                1,594
 その他                                    9,756               10,771
 営業外収益合計                               28,106               27,748
営業外費用
 支払利息                                  15,321               16,409
 その他                                    9,286                8,477
 営業外費用合計                               24,607               24,887
経常利益                                  213,772              215,117




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                                   イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信

                                                      (単位:百万円)
                            前連結会計年度              当連結会計年度
                          (自 2017年3月1日         (自 2018年3月1日
                          至 2018年2月28日)        至 2019年2月28日)
特別利益
 固定資産売却益                             22,582               26,258
 受取保険金                                  220                8,935
 その他                                  4,384                3,475
 特別利益合計                              27,186               38,669
特別損失
 固定資産売却損                              3,606                  887
 減損損失                                48,332               62,724
 店舗閉鎖損失引当金繰入額                         4,132                8,878
 固定資産除却損                              3,466                3,119
 店舗閉鎖損失                               3,558                1,475
 災害による損失                                 ―                 7,222
 その他                                  9,267                1,394
 特別損失合計                              72,364               85,703
税金等調整前当期純利益                         168,594              168,083
法人税、住民税及び事業税                         83,807               89,629
法人税等調整額                             △8,072               △9,800
法人税等合計                               75,735               79,829
当期純利益                                92,859               88,253
非支配株主に帰属する当期純利益                      68,336               64,615
親会社株主に帰属する当期純利益                      24,522               23,637




                  -17-
                                       イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信

連結包括利益計算書
                                                         (単位:百万円)
                              前連結会計年度               当連結会計年度
                            (自 2017年3月1日          (自 2018年3月1日
                            至 2018年2月28日)         至 2019年2月28日)
当期純利益                                  92,859                 88,253
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                           23,645               △29,511
 繰延ヘッジ損益                                  △54                     842
 為替換算調整勘定                                7,087               △19,635
 退職給付に係る調整額                                706                △3,060
 持分法適用会社に対する持分相当額                          159                  △283
 その他の包括利益合計                             31,544               △51,648
包括利益                                   124,403                 36,604
(内訳)
 親会社株主に係る包括利益                           53,041               △19,858
 非支配株主に係る包括利益                           71,361                56,463




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                                                              イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信

(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年3月1日        至 2018年2月28日)
                                                    (単位:百万円)
                                     株主資本

                資本金       資本剰余金      利益剰余金      自己株式       株主資本合計

当期首残高           220,007    315,813    575,147    △40,709    1,070,259
 会計方針の変更による
 累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                220,007    315,813    575,147    △40,709    1,070,259
当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                               △25,249                △25,249
 親会社株主に
                                       24,522                  24,522
 帰属する当期純利益
 自己株式の取得                                            △27          △27

 自己株式の処分                                 △10       1,775        1,764
 非支配株主との
 取引に係る親会社の                 △9,348                             △9,348
 持分変動
 株主資本以外の
 項目の当期変動額
 (純額)
当期変動額合計               -    △9,348       △738       1,747      △8,338

当期末残高           220,007    306,464    574,409    △38,962    1,061,920



                              その他の包括利益累計額
                 その他                            退職給付に       その他の                  非支配株主
                          繰延ヘッジ      為替換算                               新株予約権                純資産合計
                有価証券                            係る調整        包括利益                    持分
                            損益       調整勘定
               評価差額金                             累計額       累計額合計
当期首残高            52,440    △2,588      10,178      1,091       61,121     1,820    729,209   1,862,410
 会計方針の変更による
 累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                 52,440    △2,588      10,178      1,091       61,121     1,820    729,209   1,862,410
当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                                                                                       △25,249
 親会社株主に
                                                                                               24,522
 帰属する当期純利益
 自己株式の取得                                                                                         △27

 自己株式の処分                                                                                        1,764
 非支配株主との
 取引に係る親会社の                                                                                    △9,348
 持分変動
 株主資本以外の
 項目の当期変動額        25,261      △425       3,177        505       28,519       100     34,045     62,665
 (純額)
当期変動額合計          25,261      △425       3,177        505       28,519       100     34,045     54,326

当期末残高            77,701    △3,013      13,356      1,597       89,641     1,921    763,254   1,916,737




                                        -19-
                                                              イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信

当連結会計年度(自 2018年3月1日        至 2019年2月28日)
                                                    (単位:百万円)
                                     株主資本

                資本金       資本剰余金      利益剰余金      自己株式       株主資本合計

当期首残高           220,007    306,464    574,409    △38,962    1,061,920
 会計方針の変更による
                                      △9,971                  △9,971
 累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                220,007    306,464    564,438    △38,962    1,051,948
当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                               △26,935                △26,935
 親会社株主に
                                       23,637                  23,637
 帰属する当期純利益
 自己株式の取得                                            △29          △29

 自己株式の処分                                  △4       2,701        2,697
 非支配株主との
 取引に係る親会社の                 △3,828                             △3,828
 持分変動
 株主資本以外の
 項目の当期変動額
 (純額)
当期変動額合計               -    △3,828     △3,302       2,672      △4,458

当期末残高           220,007    302,636    561,135    △36,290    1,047,490



                              その他の包括利益累計額
                 その他                            退職給付に       その他の                  非支配株主
                          繰延ヘッジ      為替換算                               新株予約権                純資産合計
                有価証券                            係る調整        包括利益                    持分
                            損益       調整勘定
               評価差額金                             累計額       累計額合計
当期首残高            77,701    △3,013      13,356      1,597       89,641     1,921    763,254   1,916,737
 会計方針の変更による
                                                                                   △18,269    △28,240
 累積的影響額
会計方針の変更を反映した
                 77,701    △3,013      13,356      1,597       89,641     1,921    744,985   1,888,496
当期首残高
当期変動額

 剰余金の配当                                                                                       △26,935
 親会社株主に
                                                                                               23,637
 帰属する当期純利益
 自己株式の取得                                                                                         △29

 自己株式の処分                                                                                        2,697
 非支配株主との
 取引に係る親会社の                                                                                    △3,828
 持分変動
 株主資本以外の
 項目の当期変動額       △30,309        471    △11,200    △2,457      △43,496        39      34,783    △8,673
 (純額)
当期変動額合計         △30,309        471    △11,200    △2,457      △43,496        39      34,783    △13,131

当期末残高            47,391    △2,542       2,155      △859        46,145     1,960    779,768   1,875,364




                                        -20-
                                          イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信

(4)連結キャッシュ・フロー計算書
                                                             (単位:百万円)
                                   前連結会計年度              当連結会計年度
                                 (自 2017年3月1日         (自 2018年3月1日
                                 至 2018年2月28日)        至 2019年2月28日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税金等調整前当期純利益                               168,594              168,083
 減価償却費                                     239,835              247,136
 のれん償却額                                     15,405               15,150
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                             2,056               10,689
 利息返還損失引当金の増減額(△は減少)                         △709                   743
 賞与引当金の増減額(△は減少)                             5,152                1,669
 退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                         △897                 △289
 退職給付に係る資産の増減額(△は増加)                       △3,302               △4,232
 受取利息及び受取配当金                               △4,912               △5,678
 支払利息                                       15,321               16,409
 為替差損益(△は益)                                △1,234                 1,383
 持分法による投資損益(△は益)                           △3,839               △2,532
 固定資産売却益                                  △22,582              △26,258
 固定資産売除却損                                    8,787                6,408
 減損損失                                       48,332               62,724
 有価証券及び投資有価証券売却損益(△は益)                       △870                 △646
 売上債権の増減額(△は増加)                           △95,615             △153,680
 たな卸資産の増減額(△は増加)                           △9,768                   837
 営業貸付金の増減額(△は増加)                          △37,224              △38,344
 銀行業における貸出金の増減額(△は増加)                    △351,701             △146,327
 仕入債務の増減額(△は減少)                             13,112               11,472
 銀行業における預金の増減額(△は減少)                       508,564              435,763
 その他の資産・負債の増減額                              66,386             △59,834
 その他                                       △2,778                20,864
 小計                                        556,112              561,511
 利息及び配当金の受取額                                 6,328                7,776
 利息の支払額                                   △14,866              △16,262
 法人税等の支払額                                 △83,662              △83,151
 営業活動によるキャッシュ・フロー                          463,911              469,874




                         -21-
                                           イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信

                                                              (単位:百万円)
                                    前連結会計年度              当連結会計年度
                                  (自 2017年3月1日         (自 2018年3月1日
                                  至 2018年2月28日)        至 2019年2月28日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
 有価証券の売却及び償還による収入                                -                  767
 銀行業における有価証券の取得による支出                      △333,760             △925,257
 銀行業における有価証券の売却及び償還による
                                            312,791              691,300
 収入
 固定資産の取得による支出                             △465,236             △469,650
 固定資産の売却による収入                               77,808               99,022
 投資有価証券の取得による支出                            △7,228               △27,414
 投資有価証券の売却による収入                              3,802                3,332
 連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
                                           △13,277               △6,819
 る支出
 差入保証金の差入による支出                             △37,959              △50,314
 差入保証金の回収による収入                               34,991              30,424
 預り保証金の受入による収入                               23,075              26,298
 預り保証金の返還による支出                             △21,468              △23,097
 その他                                        △1,391              △11,008
 投資活動によるキャッシュ・フロー                         △427,854             △662,416
財務活動によるキャッシュ・フロー
 短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの増減
                                             12,990               68,551
 額(△は減少)
 長期借入れによる収入                                 332,895              340,684
 長期借入金の返済による支出                            △306,502             △284,538
 社債の発行による収入                                  71,742              102,116
 社債の償還による支出                                △27,499              △26,562
 自己株式の取得による支出                                  △27                  △29
 非支配株主からの払込みによる収入                            10,185                4,195
 非支配株主への払戻による支出                             △4,140                 △219
 配当金の支払額                                   △25,249              △26,935
 非支配株主への配当金の支払額                            △21,132              △23,274
 連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の売却
                                              2,859                    -
 による収入
 連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
                                           △34,622               △6,441
 による支出
 その他                                         17,141              △3,752
 財務活動によるキャッシュ・フロー                            28,641              143,792
現金及び現金同等物に係る換算差額                              3,726              △6,785
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                          68,425             △55,533
現金及び現金同等物の期首残高                              802,099              870,013
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減
                                              △511                     -
額(△は減少)
現金及び現金同等物の期末残高                              870,013              814,479




                          -22-
                                        イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



(5)連結財務諸表に関する注記事項
   連結貸借対照表、連結損益計算書及び連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結
  キャッシュ・フロー計算書に関する注記事項等については、決算短信における開示を省略しており
  ます。

  (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。

  (会計方針の変更)
    在外連結子会社等において、当連結会計年度より下記の会計基準を適用しております。
    なお、これらの基準の適用にあたっては、経過措置として認められている、基準の適用による累積的影
  響を適用開始日に認識する方法を採用しております。

  1.IFRS 第9号「金融商品」
    本基準は、金融商品の分類及び測定並びにヘッジ会計について新たな要求事項を導入したものです。
   在外連結子会社等における当該基準の適用により、主として総合金融事業の売掛金及び営業貸付金に係
   る貸倒引当金の測定手法が変更されております。
    この結果、  当連結会計年度の期首の貸倒引当金が 35,017 百万円、  繰延税金資産が 6,776 百万円それぞ
   れ増加し、非支配株主持分が 18,269 百万円、利益剰余金が 9,971 百万円それぞれ減少しております。
    なお、当連結会計年度の損益及び1株当たり情報に与える影響は軽微であります。

  2.IFRS 第 15 号「顧客との契約から生じる収益」
    本基準は、顧客との契約から生じる収益の会計処理において、企業が使用する単一の包括的なモデル
   を導入したものです。在外連結子会社等における当該基準の適用により、従来販売費及び一般管理費と
   して会計処理されていた一部の販売促進費について、    当連結会計年度より売上高から控除しております。
    なお、当連結会計年度の損益及び1株当たり情報に与える影響は軽微であります。

  (表示方法の変更)
   (連結損益計算書関係)
    前連結会計年度において、 「特別利益」の「その他」に含めておりました「受取保険金」は、金額的重
   要性が増したため、当連結会計年度より「特別利益」に区分掲記することとしております。この表示方
   法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組み替えを行っております。
    この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、    「特別利益」 「その他」
                                       の     に表示していた 4,604
   百万円は、「受取保険金」220 百万円、
                      「その他」4,384 百万円として組み替えております。

  (追加情報)
    (従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引)
     当社は、中長期的な企業価値向上をはかることを目的とし、信託型従業員持株インセンティブ・プラ
    ンとして「従業員持株 ESOP 信託」
                      (以下、「ESOP 信託」といいます。  )を導入しておりましたが、2018
    年6月をもって終了しております。
     ESOP 信託が所有する当社株式は純資産の部に自己株式として表示しており、      当該自己株式の帳簿価額
    及び株式数は、前連結会計年度末において、2,617 百万円、2,062,800 株であります。また、総額法の適
    用により計上された1年内返済予定の長期借入金の帳簿価額は、前連結会計年度末 1,200 百万円であり
    ます。当連結会計年度末においては、自己株式及び1年内返済予定の長期借入金の計上はありません。




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                                      イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



(セグメント情報等)
 【セグメント情報】
 1. 報告セグメントの概要
   当社は「指名委員会等設置会社」を経営統治形態としています。経営の監督と執行の機能を各々取締役
  と執行役に明確に分離し、中長期目標の達成に向けて執行役に大幅な権限委譲を図ることで、迅速な経営
  の意思決定を実現しています。
   当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、経営資源の配
  分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
   当社グループは、当社(純粋持株会社)の下、GMS事業(総合スーパー)を核とした小売事業を中心
  として、総合金融、ディベロッパー、サービス・専門店等の各事業を複合的に展開しています。
   報告セグメント及びその他事業セグメントの主な事業内容は以下のとおりであります。
   GMS事業······················総合スーパー、弁当惣菜専門店
   SM事業························スーパーマーケット、ディスカウントストア、コンビニエンス
                               ストア、小型スーパーマーケット
   ヘルス&ウエルネス事業 ··········ドラッグストア、調剤薬局等
   総合金融事業····················クレジットカード事業、フィービジネス、銀行業
   ディベロッパー事業··············ショッピングセンターの開発及び賃貸
   サービス・専門店事業 ············総合ファシリティマネジメントサービス業、アミューズメント、
                               外食、ファミリーカジュアルファッション・婦人服・靴等を販売
                               する専門店
   国際事業························アセアン地区及び中国における小売事業
   その他事業······················モバイルマーケティング事業、デジタル等

2. 報告セグメントの変更等に関する事項
   当社は、機構改革に伴い、当連結会計年度より「ドラッグ・ファーマシー」事業を「ヘルス&ウ
 エルネス」事業に改称し、従来「サービス・専門店」事業に含めていた一部の連結子会社を「ヘル
 ス&ウエルネス」事業に変更しております。また、従来「GMS」事業に含めていた「デジタル」
 事業を「その他」に変更しております。前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区
 分方法により作成しております。




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                                                     イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



3.報告セグメントごとの営業収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
  前連結会計年度(自 2017 年3月1日 至 2018 年2月 28 日)
                                                                          (単位:百万円)
                                            報告セグメント
                                           ヘルス&                   ディベ         サービス・
                  GMS          SM                     総合金融
                                          ウエルネス                   ロッパー         専門店
営業収益
 外部顧客への営業収益       2,875,424   3,225,229    710,624     363,824      257,579      580,713
 セグメント間の内部
                   206,715       15,749       442        44,267      78,084      178,996
 営業収益又は振替高
      計           3,082,139   3,240,978    711,067     408,092      335,664      759,710
セグメント利益又は
                     11,257      30,722     26,022       69,766      51,542       21,938
損失(△)
セグメント資産           1,458,655   1,151,421    346,107    4,612,894   1,308,628      410,469
セグメント有利子負債         415,119     253,950      48,650     809,773      498,650       88,695
その他の項目
 減価償却費               54,631      50,414     12,423       23,873      51,417       18,582
 持分法投資利益又は
                        12       1,020        606        1,996           ―            86
 損失(△)
 減損損失                15,526      16,337     2,264           52       8,173         4,534
 持分法適用会社への
                     1,782       24,061     3,729        36,100          ―         2,693
 投資額
 有形固定資産及び
                     65,441      71,118     15,311       31,756     223,942       30,062
 無形固定資産の増加額

                     報告セグメント                                                  連結財務諸表
                                                                   調整額
                                           その他         合計                       計上額
                   国際           計                                 (注)1、2
                                                                                (注)3
営業収益
 外部顧客への営業収益         416,431   8,429,828        806    8,430,635    △40,622     8,390,012
 セグメント間の内部
                      2,453     526,709     17,231      543,940   △543,940           ―
 営業収益又は振替高
      計             418,884   8,956,538     18,037    8,974,575   △584,563     8,390,012
セグメント利益又は
                        232     211,481      △307       211,174      △901       210,273
損失(△)
セグメント資産             320,973   9,609,151     20,776    9,629,928   △177,171     9,452,756
セグメント有利子負債           65,017   2,179,855      7,214    2,187,069     157,312    2,344,381
その他の項目
  減価償却費            17,898   229,241 470   229,711 10,123 239,835
  持分法投資利益又は
                    △262      3,459  ―      3,459    379   3,839
  損失(△)
  減損損失              1,261    48,152 180    48,332     ―   48,332
  持分法適用会社への
                      835    69,204  ―     69,204  4,576  73,781
  投資額
  有形固定資産及び
                   19,240   456,872 595   457,468 11,394 468,862
  無形固定資産の増加額
(注) 1 外部顧客への営業収益の調整額△40,622 百万円の主な内訳は、下記のとおりであります。
    ① 報告セグメントにおいては当該事業セグメントの業績表示に適した総額表示としている一部のサービス取
       引について、連結損益計算書では付随的な収益であるため純額表示へ組み替えている調整額△76,811 百万
       円
    ② 事業セグメントに帰属しない本社機能の一部として、グループ内の商品供給等を行っている会社の、持分
       法適用関連会社等に対する営業収益 36,089 百万円
    2 セグメント利益の調整額△901 百万円の主な内訳は、下記のとおりであります。
     ① 事業セグメントに配分していない純粋持株会社の利益 1,055 百万円
     ② 事業セグメントに帰属しないグループ内の商品供給等を行っている会社の利益△10 百万円
     ③ セグメント間取引消去△1,908 百万円
    3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。



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                                                          イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



  当連結会計年度(自 2018 年3月1日            至         2019 年2月 28 日)
                                                                               (単位:百万円)
                                                報告セグメント
                                              ヘルス&                     ディベ         サービス・
                  GMS           SM                   総合金融
                                             ウエルネス                     ロッパー         専門店
営業収益
 外部顧客への営業収益       2,851,900   3,221,964         793,547     391,363      279,365      585,824
 セグメント間の内部
                   228,729       13,099            415        45,201      80,893      182,724
 営業収益又は振替高
       計          3,080,630   3,235,064         793,962     436,565      360,259      768,548

セグメント利益              11,515      25,195          26,269       70,839      55,590       19,762

セグメント資産           1,418,264   1,149,345         377,172    5,184,643   1,397,489      390,852
セグメント有利子負債         347,701      253,184          56,799     905,802      610,494       78,717
その他の項目
 減価償却費               52,417      50,393          13,277       26,506      57,056       18,044
 持分法投資利益又は
                        114           663          556        1,969           ―         △555
 損失(△)
 減損損失                23,456      20,022          3,027           56       9,179         5,907
 持分法適用会社への
                     1,818       20,008          4,155        36,018          ―         2,051
 投資額
 有形固定資産及び
                     85,525      69,153          25,624       36,036     170,773       23,178
 無形固定資産の増加額

                     報告セグメント                                                       連結財務諸表
                                                                        調整額
                                               その他          合計                       計上額
                   国際            計                                     (注)1、2
                                                                                     (注)3
営業収益
 外部顧客への営業収益         434,291   8,558,256           3,915    8,562,172    △43,956     8,518,215
 セグメント間の内部
                      3,276     554,341          12,979      567,321   △567,321           ―
 営業収益又は振替高
       計            437,567   9,112,598          16,895    9,129,493   △611,277     8,518,215

セグメント利益               3,414     212,586             196      212,783      △526       212,256

セグメント資産             318,276   10,236,042         21,867   10,257,910   △208,229    10,049,680
セグメント有利子負債           70,874   2,323,574           8,212    2,331,786     220,803    2,552,589
その他の項目
  減価償却費            18,613   236,308 555   236,864 10,271 247,136
  持分法投資利益又は
                    △673      2,074  ―      2,074    457   2,532
  損失(△)
  減損損失                829    62,479  56    62,535    189  62,724
  持分法適用会社への
                        0    64,051  ―     64,051  4,949  69,001
  投資額
  有形固定資産及び
                   29,789   440,080 476   440,557  8,414 448,971
  無形固定資産の増加額
(注) 1 外部顧客への営業収益の調整額△43,956 百万円の主な内訳は、下記のとおりであります。
    ① 報告セグメントにおいては当該事業セグメントの業績表示に適した総額表示としている一部のサービス取
       引について、連結損益計算書では付随的な収益であるため純額表示へ組み替えている調整額△80,596 百万
       円
    ② 事業セグメントに帰属しない本社機能の一部として、グループ内の商品供給等を行っている会社の、持分
       法適用関連会社等に対する営業収益 36,523 百万円
    2 セグメント利益の調整額△526 百万円の主な内訳は、下記のとおりであります。
     ① 事業セグメントに配分していない純粋持株会社の利益 2,427 百万円
     ② 事業セグメントに帰属しないグループ内の商品供給等を行っている会社の利益△165 百万円
     ③ セグメント間取引消去△2,677 百万円
    3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。




                                   -26-
                                                     イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



【関連情報】
 前連結会計年度(自 2017 年3月1日 至 2018 年2月 28 日)
1.製品及びサービスごとの情報
  セグメント情報に同様の情報を記載しているため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報
(1)営業収益
                                                                     (単位:百万円)
     日本           アセアン                中国               その他             合計
      7,674,425      334,981               262,081        118,523      8,390,012
 (注)営業収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。


(2)有形固定資産
                                                                     (単位:百万円)
     日本           アセアン                中国               その他             合計
      2,408,350      250,696               87,038            9,027     2,755,112


3.主要な顧客ごとの情報
  外部顧客への営業収益のうち、連結損益計算書の営業収益の 10%以上を占める相手先がないため、記載
 を省略しております。

 当連結会計年度(自 2018 年3月1日 至 2019 年2月 28 日)
1.製品及びサービスごとの情報
  セグメント情報に同様の情報を記載しているため、記載を省略しております。

2.地域ごとの情報
(1)営業収益
                                                                     (単位:百万円)
     日本           アセアン                中国               その他             合計
      7,757,433      365,741               278,952        116,088      8,518,215
 (注)営業収益は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。


(2)有形固定資産
                                                                     (単位:百万円)
     日本           アセアン                中国               その他             合計
      2,441,024      259,233               81,690            8,923     2,790,872


3.主要な顧客ごとの情報
  外部顧客への営業収益のうち、連結損益計算書の営業収益の 10%以上を占める相手先がないため、記載
 を省略しております。

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
 前連結会計年度(自 2017 年3月1日 至 2018 年2月 28 日)
  セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 当連結会計年度(自 2018 年3月1日 至 2019 年2月 28 日)
  セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。




                               -27-
                                                    イオン㈱(8267)2019年2月期 決算短信



【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
 前連結会計年度(自 2017 年3月1日 至 2018 年2月 28 日)
                                                                           (単位:百万円)
                                          報告セグメント
                                        ヘルス&                    ディベ         サービス・
                GMS         SM                  総合金融
                                       ウエルネス                    ロッパー         専門店
 当期償却額            2,464      2,753        3,456   2,856           2,628         980
 当期末残高            18,078     31,608        53,729      20,075     23,537       7,684

                  報告セグメント
                                         その他        調整額