8254 さいか屋 2019-05-21 16:00:00
2020年2月期計画 [pdf]

2020年2月期 計画
 企業価値の向上を目指す取り組みについて



                  2019年5月21日
              株式会社      さいか屋

いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
目次

     1.現中期経営計画の進捗状況                  3ページ
       (1)基本戦略                       4ページ
       (2)年度別推移                      5ページ
       (3)店舗別の状況                   6~9ページ
       (4)同業他社との比較                  10ページ
       (5)現中期経営計画の実績および最終年度予想       11ページ
     2.2020年2月期の計画                  12ページ
       (1)営業利益(150百万円)黒字化イメージ(連結)   13ページ
       (2)課題解決策と効果 【財務基盤の強化】        14ページ
       (3)2020年2月期の展開 【財務基盤の強化】     15ページ
       (4)課題解決策と効果 【営業力の強化】         16ページ
       (5)2020年2月期の展開 【営業力の強化】   17~19ページ
     3.2021年2月期以降について               20ページ
       (1)営業力の強化                    21ページ
       (2)経費の削減                     22ページ
       (3)横須賀店の損益改善                 22ページ


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         いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況
現中期経営計画           期間 2018年2月期~2020年2月期 〈3年間〉




                                                         3
 いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況

 (1)基本戦略
                 【店舗】
                 顧客支持の高いテナントを導入するとともに、百貨店ゾーンの見直しをおこない、
                 デイリー商材とオケージョン商材がバランス良く揃っている店舗づくりを進めてまい
                 ります。あわせて、百貨店ゾーンにおいては商品仕入力及び販売力の強化を
                 推進してまいります。
 営業力の強化          【外商】
                 これまでの主力販売商材である宝飾品や美術品に加えて新たな商材を開発
                 し、取扱い商材の幅を拡充してまいります。また、外商活動の営業手法を見
                 直すことにより、お客様と接する機会の更なる拡大を目指し、よりお客様のお
                 役に立てる体制づくりを推進してまいります。

                 営業力強化策の推進により安定したキャッシュフローを確保するとともに、業務
 財務基盤の強化         効率化にともなう経費削減を推進し、ローコストオペレーションを継続してまいり
                 ます。これにより有利子負債の更なる圧縮を進めてまいります。

                 CS=顧客満足度の向上は、企業ビジョンの「また行ってみたいと思っていただ
 CS徹底の推進         ける百貨店」を実現するためには必要不可欠であるという考えのもと、CSの
                 強化を推進してまいります。

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       いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況

  (2)年度別推移
              2018年2月期                       2019年2月期                  2020年2月期
         顧客支持向上の基盤整備                  継続的な損益改善の基盤整備                恒常的な利益計上の実現
              (魅力ある店舗改装                       (営業力強化                  (効果の高い営業施策
            ・CSへの取り組みスタート)                ・業務およびコストの可視化)           ・損益改善が見込める経費削減策)

営業力    リモデル第1弾                        リモデル第2弾                     集客力を高める話題のショップ導入
       [顧客支持の高いテナント(ニトリ・タリーズコーヒー)の導
の強化    入、デイリー性の高い百貨店商材(九州屋・澤光青果
                                      [近隣に固定客を持つ、地域で顧客支持の高いショッ
                                      プの導入。]
                                                                  新たな営業施策の実行
       など)の見直し。]                                                     ・店頭販売力の強化
                                                                     ・デイリーユース商材の拡大
       外商担当者増員                                                       ・ECサイトの活性化
                                                                     ・外商顧客様ポイント付与率アップ
                         営業力強化のための基盤整備                               ・外商サロンの新設
                           ・組織改正
                           ・OJTによる営業を担える人材の早期育成
                           ・PDCAによる業務精度の向上

財務基盤   ローコストオペレーションの推進
の強化                                                   抜本的な経費削減の実施
                                                            ・委託業務のより効率的な仕様変更まで踏み込んだ見直し
                                                            ・水道光熱費、人件費の削減

                                      業務およびコストの可視化・方針の立案
CS徹底   企業ビジョンの策定・実行
の推進    CSプロジェクトの推進
                                                      店頭主体のCS推進体制への再編成

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                いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況

 (3)店舗別の状況
        2018年2月期~2019年2月期                          結果と課題
        百貨店ゾーンとテナントゾーンをミックスした                     ➢入店客数が2年連続で増加しており、
        ハイブリッド型百貨店                                2019年2月期の売上高は、前期比
        ➢2018年2月期                                 102.1%と前年実績を上回りました。
        ・顧客支持の高いテナントとして、ニトリ、タリーズコー
 藤沢店    ヒーを導入。
                                                  ➢一部テナント化に伴い、賃料収入も増
                                                  加しております。
        ・澤光青果の導入をはじめとした百貨店ゾーンの見
        直し。
        ➢2019年2月期                                  ➡売上高・入店客数を継続的に増加
        ・婦人服、紳士服を中心に、地元のお客様に支持さ                    させる新たな営業施策の実行が必要。
        れているショップの導入。




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       いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況

 (3)店舗別の状況
         2018年2月期~2019年2月期                          結果と課題
                                                   ➢中元・歳暮需要の低迷、入店客数の
        地元に根差したデイリーでお買物が楽しめる
                                                   伸び悩みから、2019年2月期の売上高
        百貨店
                                                   は、前期比91.7%と前年実績を下回る
        ➢2018年2月期
 横須賀店   ・売上比重が高くデイリー商材でもある食品強化を
                                                   結果となりました。
        目的として九州屋を導入。
        ➢2019年2月期
        ・横須賀・三浦の食品を取りそろえた「よこすかすき                    ➡入店客数の増加に向け、更なる店
        ショップ」をオープン。                                 舗の魅力向上が必要。


         2018年2月期~2019年2月期                          結果と課題
                                                   ➢2018年2月期の外商扱い売上高が
                                                   前年を上回りましたが、中元・歳暮需要
        外商活動をサポートするサテライト型店舗                        の低迷もあり、2019年2月期の売上高
 川崎店    ➢2018年2月期~2019年2月期
                                                   は、前期比95.8%と前年実績を下回る
                                                   結果となりました。
        ・外商担当者の増員をはじめとした、売上比重が高                     ➡外商扱い売上高の更なる増加に向
        い外商部門の強化を推進。                                け、新たな外商企画の実行と、新たな
                                                    商材開発が必要。

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        いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況

 (3)店舗別の状況
         減少していた入店客数が、現中期経営計画実行後プラスに転じ、2年連読で増加して
        おります。売上高についても、2018年2月期に実行したリモデル効果の下支えもあり、
        2019年2月期には前期比102.1%と前年実績を上回りました。
                                    藤沢店 売上高・入店客数の推移
             15,000                                                          5,500
                                                               現中期経営計画
                                                                 スタート
                                                                             5,400
         売 10,000                                                                  入
 藤沢店     上
         高
                                                                             5,300 店
                                                                                   客
                                                                                   数
         (




         百




                                                                                     (
         万                                                                   5,200 千
         円 5,000                                                                   人
         )




                                                                                     )
                                                                             5,100


                 0                                                           5,000
                      2015年2月期   2016年2月期   2017年2月期   2018年2月期   2019年2月期
                        実績         実績         実績          実績        実績

                                        売上高        入店客数


                                                                                         8
       いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況

 (3)店舗別の状況
        ➢横須賀店においては、過去数年間、売上高・入店客数ともにマイナス傾向が継続しておりました。
        ➢MD統括部の取り組みにより、空き区画でのショップ導入など、店頭環境が整ってきており、
        2020年2月期にはいり、4月の外商サロン新設、スペシャルインビテーション開催、話題のショップ
        オープンなどといった集客施策を実施したことに加え、3月末の近隣大型商業施設の一時閉店が
        後押しとなり、入店客数・売上高ともに改善傾向にあります。
                  横須賀店   売上高・入店客数推移                           横須賀店    売上高・入店客数前年比推移
                         売上高   入店客数                                      売上高     入店客数
                                                                         前年比     前年比
             15,000                      2,700


 横須賀店
                                                     105.0%
                                         2,600
         売                                     入
         上 10,000                              店     100.0%
                                         2,500
         高                                     客
         (




         百                                     数
                                         2,400        95.0%




                                                 (
         万 5,000                               千
         円                                     人
                                         2,300
         )




                                                 )
                                                      90.0%

                 0                       2,200
                                                      85.0%

                                                      80.0%   2018年                      2019年
                                                              5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月


                                                               ➢外商サロン新設
                                      現中期経営計画                  ➢スペシャルインビテーション開催
                                        スタート                   ➢ブラックライフルコーヒーオープン
                                                               ➢近隣大型商業施設閉店
                                                                                                 9
        いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
1.現中期経営計画の進捗状況

    (4)同業他社との比較
   藤沢店につきましては、施策効果が出てきました2019年2月期におきまして、大都市百貨店および地方百貨店のト
  レンド値を上回る結果となりました。3ヶ月トレンドにおきましても、大都市百貨店と違い、インバウンド需要が少ない中、
  2018年7月を境に大都市百貨店のトレンド値を上回っております。
   横須賀店につきましては、地方百貨店のトレンド同様、前年実績からの乖離が顕著であり、抜本的な見直しの必要
  が生じております。

               百貨店売上高(年間)      前年比推移                           百貨店売上高(3ヶ月トレンド)        前年比推移
105.0%                                               105.0%


                                                     100.0%
100.0%


                                                      95.0%
 95.0%

                                                      90.0%

 90.0%
                                                      85.0%


 85.0%
         2016年2月期   2017年2月期   2018年2月期   2019年2月期

         さいか屋藤沢店    さいか屋横須賀店    大都市百貨店     地方百貨店              さいか屋藤沢店   さいか屋横須賀店   大都市百貨店   地方百貨店


                     大都市百貨店=全国10都市(札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡)
                     地方百貨店=上記「全国10都市」以外の地区
                                                                                               10
                    いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 1.現中期経営計画の進捗状況

      (5)現中期経営計画の実績および最終年度予想
         百貨店業界におきましては、地方百貨店の低調な消費傾向が依然として続いており、当社におきまして
        も中元・歳暮需要の低迷などもあり、現中期経営計画の実績は以下のとおりとなりました。

       2020年2月期は、次ページ以降に記載の業務およびコストの可視化による「大幅な固
       定費削減」と、営業力強化のための基盤整備により可能となった「新たな営業施策の実
       行」により、黒字化を実現してまいります。
➢実績および最終年度予想
                             現中期経営計画(3年間)
                                                           単位:百万円
                                                                                 年度別        前年差
         2017年2月期    2018年2月期     2019年2月期    2020年2月期
            実 績         実 績          実 績         予 想          400
                                                              200
売上高      21,060百万円    19,855百万円   19,384百万円    19,600百万円
                                                                0
営業利益      ▲105百万円      ▲13百万円      ▲34百万円        150百万円
                                                            ▲ 200
経常利益      ▲202百万円     ▲124百万円      ▲157百万円        30百万円
                                                            ▲ 400
純利益       ▲185百万円     ▲125百万円      ▲145百万円        20百万円     ▲ 600
➢前年差                                                        ▲ 800

              2018年2月期      2019年2月期   2020年2月期            ▲ 1,000
                 実 績           実 績        予 想              ▲ 1,200

売上高           ▲1,205百万円      ▲471百万円         216百万円        ▲ 1,400
                                                                     売上高          営業利益             経常利益       純利益
営業利益                92百万円     ▲21百万円         184百万円
                                                                     前年差              前年差          前年差        前年差
経常利益                78百万円     ▲33百万円         187百万円
                                                                           2018年2月期     2019年2月期   2020年2月期
純利益                 60百万円     ▲20百万円         165百万円

                                                                                                                11
                     いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
       2.2020年2月期の計画
     業務およびコストの可視化による「大幅な固定費削減」と
営業力強化のための基盤整備により可能となった「新たな営業施策の実行」により
                     黒字化を実現



                                                             12
     いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
2.2020年2月期の計画

 (1)営業利益(150百万円)黒字化イメージ(連結)
 2020年2月期におきましては、前年からの売上高トレンドや消費増税の影響などによる売上高減少に伴う損益減少(▲146百万
円・図1:A)や設備工事竣工による一時的費用増(▲40百万円・図1:B)などのマイナス要因はあるものの、業務およびコストの可
視化による「大幅な固定費削減」により、前期実績に対し240百万円の経費削減(図1:C+D+E)をはかり、営業損益黒字化を見
込んでおります。
 更に、営業力強化のための基盤整備により可能となった「新たな営業施策の実行」により、前期実績に対し130百万円の損益増加
(図1:F+G)をはかり、黒字化(営業利益150百万円、経常利益30百万円、当期純利益20百万円)を着実に実現します。
 <図1>
 単位:百万円
                                                                      G
                                                                              営業力強化のための基盤整備により可能と
                                                                F             なった「新たな営業施策の実行」により、前期
                                                                      +86
                                                    E                         実績に対し130百万円の損益増加
                                                            +44
               A
   ▲34

                                 C          D
                                            +20
                                                   +110
                                                                              業務およびコストの可視化による「大幅な固
                                                                              定費削減」により、前期実績に対し240百
                           B                                                  万円の経費削減(実施済み)
              ▲146

                        ▲40     +110

 2019年2月期   前年からの売上高 設備工事竣工    委託業務のよ   電力の自由化    効率的な要員   店舗・EC部門   外商部門によ
 営業利益       トレンドや消費増 による一時的    り効率的な仕   などを活用し    配置、役員報   による損益増    る損益増加額
            税の影響などによ 費用増       様変更による   た固定費削減    酬の見直しな   加額
            る売上高減少に伴           固定費削減額   額         どによる人件
            う損益減少額                                費削減額

                                                                                                13
                     いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 2.2020年2月期の計画

   (2)課題解決策と効果 【財務基盤の強化】

これまで実施した施策                 課題
➢継続的なローコストオペレーション          ➢売上高の減少傾向が続く中、更なる経費削減が必要となることから、
 の実行。                       固定費・人件費をはじめとした損益改善効果の大きい抜本的な費用構造の
                            見直しが必要。

                                           課題解決のために


抜本的な費用構造                        『2017年12月 「構造改革推進部」を新設』
                                   ➢業務およびコストの可視化の実行
 の見直しのための           組織改正           ➢損益改善効果の大きい、固定費・人件費をはじめとした、
   基盤整備                             構造改革方針の立案・実行



➢委託業務のより効率的な仕様変更まで踏み込んだ固定費の削減による経費の削減をはかります。
➢効率的な業務運用を含めた要員配置による人件費の削減を実現します。



                                                                     14
             いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
2.2020年2月期の計画

  (3)2020年2月期の展開 【財務基盤の強化】
    ■経費の削減(削減額:240百万円・P13図1:C+D+E)

委託業務のより
効率的な仕様     ➢「構造改革推進部」により実施した、業務            ➢委託業務のより効率的な仕様変更まで踏み込ん
変更まで踏み込    の可視化、構造改革方針の立案をもとに、             だ見直しが実現したことにより、2020年2月期にお
 んだ見直し
 (110百万円   2019年2月期に交渉をスタートしました。           いては、110百万円の固定費削減効果があります。
 の経費削減)


水道光熱費      ➢電力の自由化などを活用した水道光熱費
などの削減                                      ➢水道光熱費をはじめとした固定費の削減により、
           の削減をはじめ、現在実行中の固定費の削
 (20百万円                                    20百万円の固定費削減効果を見込んでおります。
 の経費削減)    減策を2020年2月期中に実現させます。


           ➢効率的な業務運用を含めた要員配置を               ➢効率的な業務運用を含めた要員配置に加え、
人件費の削減     おこなうことにより、定年退職者をはじめとした           2019年2月期の業績を勘案した役員などの報酬・
 (110百万円   退職者の補充を最小限に留めることに加え、             給与の見直しを実行することにより、2020年2月
 の経費削減)    2019年2月期の業績を勘案し、役員など             期においては、110百万円の人件費の削減をはかり
           の報酬・給与の見直しを実行します。                ます。

                                                                    15
            いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 2.2020年2月期の計画

  (4)課題解決策と効果 【営業力の強化】
これまで実施した施策                 課題
➢店舗の魅力向上のためのリモデル           ➢藤沢店の売上高・入店客数を継続的に増加させる新たな営業施策の実行
➢外商担当者の増員およびスキルアップ         ➢横須賀店の入店客数の増加に向け、更なる店舗の魅力向上
                           ➢新たな外商企画の実行と新たな商材の開発への取り組み
                                           課題解決のために

                                『2018年6月 「営業企画部」を新設』
                                   ➢新たな営業施策立案・実行の推進スピードを向上
                                『2018年6月 「MD統括部」を再編』
                  組織改正
                                   ➢商品調達力、店頭販売力の強化
 営業力強化                          『2018年9月 「外商部」を新設』
のための基盤整備                           ➢新たな外商企画、商品企画の立案・実行
                OJTによる育成           ➢営業を担える人材の早期育成
             PDCAによる精度の向上          ➢PDCAの徹底による、施策および業務の精度向上


➢営業力強化のための基盤整備により可能となった効果の高い施策をスピーディーに実行することや、店頭販売力を
強化することで、売上高増をはかります。
➢外商顧客様のロイヤリティー向上を目指した新たな施策を立案実行することで、外商扱い売上高増をはかります。

                                                                     16
             いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
2.2020年2月期の計画

  (5)2020年2月期の展開 【営業力の強化】
    ■店舗部門・EC部門 (損益増加額:44百万円・P13図1:F)

店頭販売力の     ➢マネージャーの店頭での指揮時間を増加さ
                                           ➢接客機会を増加させるともに、ご来店されたお客
  強化       せ、繁閑による販売員の適正配置などをリア
                                           様への接客サービスの強化をおこなうことにより、売
 (75百万円の   ルタイムで実行し、より一層の販売時間の創
                                           上高増をはかります。
 売上高増加)    出をおこないます。

                                           ➢ショップの退店などにより、空き区画となっている売
食品強化による    ➢2019年3月の組織改正により、「食品            場への催事ショップ、常設ショップの新規誘致または
デイリーユース    部」を新設しました。                      入替えを迅速に進め、売上高増をはかります。・
 商材の拡大     ➢食品施策を各店舗個別ではなく、全社的             ➢仕入お取引先様との交渉をより深く、よりスピー
 (25百万円の
 売上高増加)    に立案推進します。                       ディーにおこない魅力ある品揃えおよび施策を実現
                                           します。
                                            ➢多くの潜在顧客が想定されるECサイトにおいて、
 EC部門の     ➢2019年3月の組織改正により、ECサイ            商品仕入れの担当部署「MD統括部」と連携し、品
  活性化      トの活性化を目的とした「Web計画グルー             揃えを強化するとともに、商品紹介の充実をはかる
 (35百万円の
 売上高増加)    プ」を新設しました。                       など、魅力あるECサイトの構築を実行し、ECサイト
                                            売上高の拡大をはかります。

                                                                    17
            いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 2.2020年2月期の計画

  (5)2020年2月期の展開 【営業力の強化】
    ■店舗部門・EC部門

                                            ➢藤沢店、横須賀店のメイン入口のイメージアップ
           ➢店舗イメージの向上(モンソーフルール、ブ
集客力を高める                                     をはかり、入店客数を増加させるとともに、売上高増
           ラックライフルコーヒー)と、近隣に固定客を
話題のショップの                                    をはかります。
           持つ地域で顧客支持の高いショップを導入し
導入                                          ➢早期に効果が期待できる、固定客を持ち、地域で
           ました。
                                            の顧客支持の高いショップの導入をはかりました。

                         フランス・パリ17区、モンソー公園に面したアパ
                         ルトマンの一角で生まれたフラワーショップ。

                         モンソーフルール
                         藤沢店2階
                         2019年4月24日オープン


                               アメリカの退役軍人によって、2014年に設立さ
                               れたコーヒーブランドをイベント出店。

                               ブラックライフルコーヒー
                               横須賀店1階
                               2019年4月27日オープン


                                                                    18
            いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
 2.2020年2月期の計画

  (5)2020年2月期の展開 【営業力の強化】
    ■外商部門 (損益増加額:86百万円・P13図1:G)
 ➢以下の施策をはじめとした諸施策を実行することにより、外商扱い売上高を460百万円増加させます。
                                            ➢ポイント付与率をアップしたことを切り口とし、外商
外商顧客様向     ➢2019年3月から外商顧客様に限定し、             顧客様との接触機会をこれまで以上に増加させると
け「さいか屋カー
ド」ポイント付与   これまで一律でありました「さいか屋カード」の           ともに、新たな外商顧客様の創出活動を活性化させ
  率アップ     ポイント付与率をアップいたしました。               ることにより、外商顧客様の裾野を拡大し、売上高
                                            増をはかります。

                                            ➢ごゆっくりとお買物を楽しめる環境を整備するととも
 外商サロン     ➢2019年4月に横須賀店におきまして、
                                            に、サービスの徹底をおこない、外商顧客様の来店
  の新設      「外商サロン」を新設しました。
                                            頻度増加に伴う、売上高増をはかります。

                                             ➢2019年4月に、藤沢店、横須賀店でスペシャルイ
           ➢外商顧客様をはじめ、各ショップの上得意              ンビテーションを開催しました。
  スペシャル
           様をお招きし、特別な限定品、イベント企画              ➢ご好評いただき、両店ともに前年を大きく上回る実
インビテーション
           などをご用意した1日限りのご招待会を藤沢              績をあげることができました。
 の新規開催
           店、横須賀店で開催しました。                    ➢今後におきましては、施策効果の大きい同様の施
                                             策を実行してまいります。

                                                                     19
             いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
3.2021年2月期以降について

          継続的な業績の改善




                                                        20
いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
3.2021年2月期以降について                                                矢印の見方


 (1)営業力の強化                                             A           B          C
                                                  効果があがった後、   強みがあり効果が    未着手の施策であり
                                                  その効果が継続する   継続的に拡大する   徐々に効果が拡大する
 2020年2月期に実施した営業施策を継続的に推進し、
 2021年2月期以降は、その効果を拡大します。
                    ➢2020年2月期に、店頭での販売指揮を担当するマネージャーの育成を進めることにより、2021
店頭販売力の強化            年2月期は、マネージャーのスキルアップ、経験値向上により、更なる店頭販売力の強化がはかられ
                    ます。                                                                A
                    ➢空き区画となっている売場へのショップ導入を2020年度2月期に実行することにより、2021年2
食品強化による             月期は、年間をとおして売上高の増加効果がはかられます。
                    ➢2020年2月期は、新設した「食品部」により、従来以上に仕入お取引先様と共同した施策を実
デイリーユース商材の拡大        行することにより、2021年2月期は、仕入お取引先様との信頼関係もより一層強くなり、営業施策                     B
                    の内容、精度も高くなることにより、売上高増がはかられます。

                    ➢2020年2月期は、新設した「Web計画グループ」により、ECサイトの品揃え強化および魅力ある
EC部門の活性化            ECサイト構築を推進し、新規顧客の増加を実現。2021年2月期は、更なるECサイトの充実を進
                    めるとともに、リピーター客数の増加により、売上高増をはかります。                                   C
外商顧客様向け「さいか屋        ➢2020年2月期に実施した「ポイント付与率のアップ」「外商サロン」の認知度を向上させ、外商顧
カード」ポイント付与率アップ      客様のサービス強化を推進することにより、外商顧客様の裾野を広げます。2021年2月期は、拡
                    大した外商顧客様に対するアプローチの更なる徹底をおこない、売上高増をはかります。                           A
外商サロンの新設
スペシャルインビテーション       ➢2020年2月期に、新たな営業施策の第1弾として「スペシャルインビテーション」を開催。2021年
                    2月期以降は、営業本部の組織力を活かし、新たな営業施策をスピーディーに実施することにより、
の新規開催               売上高増をはかります。                                                        C

                                                                                  21
           いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
3.2021年2月期以降について                                              矢印の見方


                                                     A           B          C
                                                効果があがった後、   強みがあり効果が    未着手の施策であり
 (2)経費の削減                                       その効果が継続する   継続的に拡大する   徐々に効果が拡大する


 2020年2月期に新たな経費削減策を実現し、
 2021年2月期以降も継続的なローコストオペレーションを進めます。
                  ➢委託業務のより効率的な仕様変更まで踏み込んだ経費の見直しにより、2020年2月期は、期
委託業務のより効率的な仕      中からの経費削減効果が出ております。2021年2月期は、年間を通じての効果となるため、前期
様変更まで踏み込んだ見直し     に比べ年間の効果額は増加します。                                                   A
                  ➢また、委託業務の更なる見直しをはかり、経費削減を推進します。

                  ➢電力の自由化などを活用した水道光熱費の削減につきましては、2020年2月期中からの経費
水道光熱費などの削減        削減が確定しております。 2021年2月期は、年間を通じての削減効果となることに加え、施策を
                  他店舗に横展開することにより、前期に比べ年間の効果額は増加します。                                  A

退職者の補充を最小限に留      ➢2020年2月期に実施した、退職者の補充を最小限に留めることによる人件費の削減の効果は、
                  2021年2月期以降も継続して出てまいります。
めることによる人件費の削減     ➢要員配置の適正化など、効率的な業務運用を更に推進してまいります。                                  A

 (3)横須賀店の損益改善
 業績が低迷している横須賀店におきましては、店舗改装を検討するなど、損益の改善を進めます。
                  ➢業績が低迷している横須賀店におきましては、地域の皆様に支持していただける存在であり続け
横須賀店の損益改善         るために、「高付加価値商品群の導入」や「地域オンリーワン商品群の導入」などを目指し、百貨店
                  面積の適正化を含めた店舗改装の検討や、更なるコスト構造の見直しをはかります。                             C

                                                                                22
         いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店
3.2021年2月期以降について




               以上のことから、弊社の損益構造は
           2021年2月期以降も継続的に改善傾向にあり、
                 更なる業績の改善策を進め、
              企業価値の向上に邁進してまいります。




                                                                 23
         いつ行っても欲しいものがあり、いつ行っても気持ちよく買い物ができ、また行ってみたいと思っていただける百貨店