8202 ラオックス 2021-02-12 16:00:00
2020年12月期 決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月12日
上場会社名 ラオックス株式会社 上場取引所 東
コード番号 8202 URL https://www.laox.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 羅 怡文
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員コーポレート統括本部長 (氏名) 若林 孝太郎 TEL 03-5405-8859
定時株主総会開催予定日 2021年3月26日 有価証券報告書提出予定日 2021年3月26日
配当支払開始予定日 ―
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年12月期の連結業績(2020年1月1日∼2020年12月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期 82,988 △35.9 △3,359 ― △3,444 ― △16,641 ―
2019年12月期 129,520 9.8 △3,103 ― △3,684 ― △7,872 ―
(注)包括利益 2020年12月期 △16,624百万円 (―%) 2019年12月期 △8,193百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当た 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
り当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年12月期 △182.04 ― △47.4 △4.6 △4.0
2019年12月期 △118.58 ― △18.2 △4.3 △2.4
(参考) 持分法投資損益 2020年12月期 △150百万円 2019年12月期 △48百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年12月期 63,523 27,575 42.2 293.31
2019年12月期 85,327 44,221 50.9 475.43
(参考) 自己資本 2020年12月期 26,813百万円 2019年12月期 43,462百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フ 投資活動によるキャッシュ・フ 財務活動によるキャッシュ・フ
現金及び現金同等物期末残高
ロー ロー ロー
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年12月期 1,424 78 △3,037 12,100
2019年12月期 △2,879 △159 11,684 13,684
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年12月期 ― ― ― 0.00 0.00 ― ― ―
2020年12月期 ― ― ― 0.00 0.00 ― ― ―
2021年12月期(予想) ― ― ― 0.00 0.00 ―
3. 2021年12月期の連結業績予想(2021年 1月 1日∼2021年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益
百万円 % 百万円 % 百万円 %
通期 95,000 14.5 200 ― 100 ―
(注)第2四半期連結累計期間の連結業績予想は行っておりません。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期 93,335,103 株 2019年12月期 93,335,103 株
② 期末自己株式数 2020年12月期 1,918,349 株 2019年12月期 1,918,274 株
③ 期中平均株式数 2020年12月期 91,416,784 株 2019年12月期 66,389,401 株
(参考)個別業績の概要
2020年12月期の個別業績(2020年1月1日∼2020年12月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期 17,818 △68.9 △2,978 ― △4,683 ― △16,363 ―
2019年12月期 57,333 6.1 △854 ― △2,656 ― △6,925 ―
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年12月期 △179.00 ―
2019年12月期 △104.31 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年12月期 32,944 23,529 71.4 257.20
2019年12月期 51,477 39,876 77.4 436.00
(参考) 自己資本 2020年12月期 23,512百万円 2019年12月期 39,857百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断している一定の前提に基づいて
おり、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………5
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………7
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………15
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………15
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………15
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………16
4.個別財務諸表 …………………………………………………………………………………………17
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………17
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………19
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………20
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ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染症の影響を受け、輸出・生産等の
減少や諸外国の貿易摩擦による通商問題等の懸念により、極めて厳しい環境となりました。また、全国緊急事態宣言
の解除後は個人消費や輸出に持ち直しの動きが見られたものの、11月以降には当該感染症の再拡大による不要不急の
外出自粛要請が発令されるなど、収束の見通しは未だ立たない状況にあり、不透明な経済環境は長期化することが想
定されます。
当社が主力に展開している小売業界については、自家需要ニーズは引き続き高く、コンビニ・スーパーを含む飲食
料品店やドラッグストア等の医薬・化粧品店、ECの販売額は前年同期比で堅調に推移いたしました。一方で、百貨店、
ショッピングセンター等の販売額は前年同期比で減少が続き、依然として厳しい状況となっています。
海外情勢については、7月下旬よりビジネス目的での入国が限定的に再開されたものの、観光目的での入国は未だ
認められず、当連結会計年度(1月~12月)における訪日外国人は4,115,900人(推計)と前年同期比87.1%減の大幅
減少となりました。
当社グループにおいては、このような厳しい環境を強固な経営基盤を確立するための好機と捉え、「抜本的な収益
構造改革」と「新たな収益源の創造」を推進いたしました。「抜本的な収益構造改革」については、店舗集客の減少
や一時休業の影響を受けて、店舗事業の採算性の見直しによる徹底したコスト圧縮や在庫削減によるキャッシュ・フ
ローの改善など収益体質の改善に取り組みました。また、Withコロナ時代のビジネススタイルの変化に対応すべく、
組織機能の強化と効率化、グループシナジーの最大化に向けた組織構造改革を行いました。
「新たな収益源の創造」については、当社グループにおいて、豊かで多様なライフスタイル“グローバルライフス
タイル”の提案とその進化・創造の支援を企業方針とし、日本国内外の方々に対して様々な価値ある商品やサービス
をお届けする取り組みを継続しております。こうした方針のもと新たな取り組みとして、海外向け事業では、越境EC
および輸出貿易の拡大を目指し、ダブルイレブン等をはじめとした大型セールスイベントの強化やライブコマースで
の販売を行ったほか、カルフール中国への卸売りおよび新規出店、業務提携による日本企業の海外進出支援を行う新
サービス「中国販路拡大パッケージ」の提供を開始いたしました。国内向け事業では、6月に当社グループの新たな
ビジネスモデル店舗として、国籍を問わずお客様に楽しんでいただける旗艦店「Laox道頓堀店」をオープンしたほか、
その他既存店舗においても、そのエリアのお客様のニーズにお応えした商品拡充およびリニューアルを進めてまいり
ました。
以上の結果、当連結会計年度の連結業績は、新型コロナウイルスの影響により店舗の一時休業や集客の苦戦を余儀
なくされたインバウンド事業および生活ファッション事業の大幅な減収を受けて、売上高は82,988百万円(前年同期
比35.9%減)となりました。損益面は、一部において収益改善の効果が表れましたものの、 営業損失3,359百万円(前年
同期は3,103百万円の損失)、経常損失3,444百万円(前年同期は3,684百万円の損失)の損失計上となりました。な
お、インバウンド事業および生活ファッション事業において、当該感染症による事業環境の激変を受け、店舗固定資
産の減損損失および棚卸資産評価損、店舗撤退に係る諸費用等を構造改革損失として10,234百万円を特別損失に計上
したこと等により、親会社株主に帰属する当期純損失は16,641百万円(前年同期は7,872百万円の損失)となりまし
た。
(インバウンド事業)
インバウンド事業では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い、2月以降の訪日外国人の大幅な減少等に加
えて、全国緊急事態宣言の発令による一時休業等で甚大な影響を受けました。また、当該感染症を契機としたビジネ
ス環境の変化に対応すべく一部店舗の閉店および都市部への店舗集約を実施するなど、大規模な構造改革を実施いた
しました。
一方で、6月には「Laox道頓堀店」をグランドオープンさせ、世界各地から多彩な商品を提案し、国籍を問わずお
買い物を楽しんでいただける売り場を展開する新たなビジネスモデル店舗として、メディア注目のなか好調なスター
トを切りました。7月以降は一時休業していた店舗を順次再開し、セールによる余剰在庫の処分を進めるとともに、
秋葉原本店やデックス東京ビーチ台場店等の既存店舗において、そのエリアのお客様のニーズにお応えした商品拡充
およびリニューアルを進めてまいりました。さらに、9月以降は、中国およびタイ・ベトナムに向けたライブコマー
ス配信を本格的に開始するなど、訪日が難しい状況の中でも海外のお客様に商品を届ける新たな取り組みを実施いた
しました。
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ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
以上の結果、新店舗モデルへの取組みおよび既存店舗のリニューアル等により、新たな国内のお客様は着実に増え
つつあるものの、新型コロナウイルスによる訪日客の減少等の影響により、当連結会計年度の売上高は5,939百万円
(前年同期比86.0%減)と減収となりました。また、損益面は不採算店舗の見直しや家賃の減免交渉等の抜本的なコ
スト圧縮をより一層推進し、厳しい環境下においても利益が創出できる収益体質へと確実な変化が表れつつあります
が、減収による影響は大きく、1,582百万円の営業損失(前年同期は1,724百万円の利益)となりました。
(グローバル事業)
グローバル事業では、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、ヘルスケア用品や化粧品、家電製品における中
国国内のニーズは減退することはなく、販売は順調に推移いたしました。また、主力カテゴリである理美容家電メー
カーとの取引拡大によって海外での販売数が増加するとともに、毎年11月に開催される中国最大級のECセールスイベ
ント「ダブルイレブン」においては、 日本の大手家電メーカー等との連携による販売拡大により、 総売上は過去最高を記
録し、 業績に大きく貢献いたしました。
当連結会計年度における新たな取り組みの経過については、6月より開始した華東地域(上海市、江蘇省、浙江省
を含む7都市の地域)の大型スーパーマーケット・カルフールへの卸売りおよび出店する「カルフール上海古北店」
の売上が堅調に推移したほか、中国向けのライブコマースにおいては、特に企業のトップが出演する「中日BOSS
LIVE」が人気を博し、認知度や取引先の着実な増加とともに国内外のメディアからも注目を集めました。また、7月
より提供を開始したアライドアーキテクツ株式会社との協業サービス「中国販路拡大パッケージ」についても引き合
いは増加しているほか、新規出店した東南アジア最大級のECサイトLazadaについても着実に商品数を拡充し、運営は
堅調に推移いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は20,599百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は298百万円(前年
同期は9百万円の損失)と増収増益となりました。
(生活ファッション事業)
ギフト販売事業では、新型コロナウイルスの感染拡大によりブライダル・セレモニーを始めとする各種儀礼の中
止・延期、ならびに主要販売チャネルである全国販売店の一時休業等の影響を受けるなど厳しい事業環境となりまし
た。当該事業会社の主力商戦の一つである中元・歳暮については、帰省に代わる贈り物として需要が増加し、一定規
模のギフト需要を獲得いたしました。また、自宅時間の増加や対面での接触を控える傾向にある背景から、自家需要
商品やカジュアルギフト(誕生日プレゼントやシーズンギフト)のニーズは堅調に推移しており、当該事業会社の強
みであるオリジナル商品や人気商品をアソート化したギフトやスイーツ、冷凍食品やお取り寄せグルメ等の商品を強
化いたしました。しかしながら、当該感染症の影響を受け、お客様が実店舗での購入を控える傾向にあったことから、
売上高は前年を下回る実績となりました。
当該感染症による業績への影響は大きく、売上高は前年同期比で減収となりましたが、物流改革や不採算事業の整
理等の構造改革および、販促費等の販売管理費の徹底的なコスト削減が功を奏し、損益面は大幅に改善し、営業利益
は前年同期比で増益となりました。
靴事業では、新型コロナウイルスの影響により、主要販売チャネルである百貨店の休業があったほか、営業再開後
においても当該感染症の再拡大や消費マインドの冷え込みから集客に苦戦するなど事業環境は厳しい状況が続く一方
で、ECの強化および催事、ファミリーセール等での積極的な販売等を行ってまいりました。また、新たな取り組みと
して次期を見据えた30代女性向けの新ブランドの立ち上げや、お客さまの適切な足形にあった提案が可能な新たなフ
ィッティングサービス「3D計測」の導入に向けた準備を進めてまいりました。
売上高は前年同期比減収となった一方で、損益面については、これまで取り組んできた不採算店舗および仕入の見
直しや在庫の圧縮等のコスト削減に取り組んだ結果、損失額は縮小いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は新型コロナウイルスの影響による集客の減少により50,645百万円(前年同
期比22.9%減)、営業利益は徹底したコスト削減と収益構造改革により158百万円(前年同期は1,694百万円の損失)
と大幅に改善いたしました。
(エンターテインメント事業)
エンターテインメント事業では、既存運営施設の効率化およびグループ遊休不動産の売却による収益改善に取り組
んでまいりました。運営する商業施設およびその他飲食店においては、リピーターのお客様を中心に一定数の集客を
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確保したものの、新型コロナウイルスの感染拡大により、一時休業や営業時間の短縮、GOTOキャンペーンの停止によ
る集客の減少等の影響が及びました。一方で、中国で展開する高級日本料理店「くろぎ上海」では7月に過去最高の
来店客数を記録して以降も運営は堅調に推移いたしました。
不動産売買および仲介事業では、当該感染症の影響により、各種交渉の一時的な中断がありましたものの、大型物
件を含む複数件の不動産売却や仲介案件の成約により、収益面において大きく寄与いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は5,804百万円(前年同期比144.5%増)、営業損失は1,043百万円(前年同期
は1,475百万円の損失)となり、大幅な増収ならびに損失額の縮小となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、63,523百万円(前連結会計年度末85,327百万円)となりました。総資産の減少は、
主に、現金及び預金が1,618百万円、受取手形及び売掛金が2,681百万円、たな卸資産が9,011百万円、有形固定資産
が4,796百万円減少したことによるものです。
(負債)
負債合計は、35,947百万円(前連結会計年度末41,105百万円)となりました。負債の減少は、主に、流動負債そ
の他が1,222百万円増加したものの、支払手形及び買掛金が1,187百万円、短期借入金が1,978百万円、一年内返済予
定の長期借入金1,273百万円、リース債務が2,352百万円減少したことによるものです。
(純資産)
純資産合計は、27,575百万円(前連結会計年度末44,221百万円)となりました。純資産の減少は、主に、親会社株
主に帰属する当期純損失16,641百万円を計上したことによるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,584百万円減少し、12,100百万円とな
りました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1,424百万円の収入(前連結会計年度は2,879百
万円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失16,756百万円があったものの、減価償却費1,685
百万円、減損損失939百万円、構造改革損失10,234百万円、売上債権の減少2,716百万円、たな卸資産の減少2,320百
万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、78百万円の収入(前連結会計年度は159百万円の
支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,192百万円、無形固定資産の取得による支出
1,574百万円があったものの、有形固定資産売却による収入1,578百万円、敷金及び保証金の回収による収入1,267百
万円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、3,037百万円の支出(前連結会計年度は11,684百
万円の収入)となりました。これは主に、短期借入金返済による支出2,005百万円、長期借入金の返済による支出
1,223百万円があったことによるものです。
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(4)今後の見通し
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症の収束の目処が立っていない国内においては、本格的な
回復には時間を要するものと予想されます。また、世界経済におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大による
経済活動への影響に加え、諸外国の貿易摩擦による通商問題等の懸念など先行き不透明な状況が続くと予想されま
す。
このように新型コロナウイルス感染症拡大の当社事業に与える影響については、今後も予断を許さない状況ですが、
次期(2021年12月期)につきましては、当連結会計年度における収益構造改革をさらに推進し、確実に利益が創出で
きる事業体質へと変革を進めてまいります。また、当社根幹であるリテールビジネスのブランディング及び販売・商
品強化に取り組むとともに、厳しい環境においても拡大基調を維持する海外マーケットでの戦略展開を推進するなど、
新型コロナウイルス感染症の影響を注視しながらも慎重かつ積極的な投資を進め、新たな収益源の創造に取り組んで
まいります。
これらの状況をふまえ、次期(2021年12月期)の連結業績見通しにつきましては、売上高95,000百万円(前年同期
比14.5%増)、営業利益200百万円(当期は3,359百万円の営業損失)、経常利益100百万円(当期は3,444百万円の経
常損失)を予想しております。
なお、上記の業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、
今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、当連結会計年度において、営業損失、経常損失および親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、
3期連続で損失を計上いたしました。当連結会計年度においては、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によ
る業績の急激な落ち込み等により、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しております。ま
た、2020年11月以降、当該感染症の再拡大による不要不急の外出自粛要請が発令されているほか、世界各国からの入
国規制が継続されるなど、感染収束の見通しが未だ立っていない状況から、不透明な経済環境は長期化することが想
定されています。
これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しておりますが、当
社では当該重要事象等を解消、改善するため以下の対応策を講じております。
① インバウンド事業の免税店舗に関しては、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって世界各国からの入国
規制が継続し、当事業の主要顧客である海外からの訪日旅行客が大幅に減少する中で、早期に希望退職者の募集や
従業員の休業対応等の対応を行うとともに不採算店舗の閉店や各種固定費の圧縮など、コスト削減に着手しており
ます。一方で、国内客もターゲットとした、「食」を中心とした商品ラインナップを揃える新コンセプト店舗の展
開や、既存店舗においてもその店舗エリアのお客様ニーズにお応えした商品拡充および売り場リニューアル等を行
うなど顧客の裾野を広げることにより売上拡大を図ります。
② 急成長しておりますグローバル事業においては、過去訪日したお客様が自国ECサイトでリピート購入できるよう、
中国市場での日本製品に対するニーズに対応した商品供給体制及びサプライチェーンの強化を図ります。また、中
国の大手ECプラットフォームであるT-mall、Suning.com、Kaola.com、Lazadaにおけるラオックス旗艦店を運営し中
国での収益基盤の拡大を図るとともに、ライブコマースでの配信等による、新たな顧客獲得に向けた取り組みも強
化してまいります。
③ 生活ファッション事業のギフト販売事業においては、新型コロナウイルスの影響によりブライダル・セレモニー
を始めとする各種儀礼の中止・延期、ならびに主要販売チャネルである全国販売店の一時休業等の影響を受けるな
ど厳しい事業環境となる中で、物流改革や不採算事業の整理等の構造改革および、販売管理費の圧縮など徹底した
コスト削減を推進しております。また、中元・歳暮のギフト需要の獲得のみならず、自家需要やカジュアルギフト
需要においてもシェア拡大に向け、スイーツをはじめとしたオリジナル商品の強化を行ってまいります。
靴事業においては、仕入の見直しおよび在庫の圧縮等のコスト削減に引き続き取り組んで行くとともに、自社EC
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サイトの販売強化等に取り組んでまいります。
④ エンターテインメント事業の不動産事業においては、引き続き既存運営施設の効率化およびグループ遊休不動産
の売却による収益改善に努めてまいります。また、不動産仲介及び不動産売買による取引高を増やすとともに、仲
介手数料・売買益の着実な積み上げを図ります。
⑤ グループ組織横断でシナジー効果を高めるべく、より効率的な組織運営を行うため人員数の見直し、それに伴う
人件費・販売費一般管理費の削減を実施し、総コストを改善することでより確実に収益の出る体質にいたします。
また、グループ機能横断による改革プロジェクトチームを立ち上げ、当社グループの事業課題の解決を図ってまい
ります。
上記施策の実行に加えまして、当社グループは、2020年12月期連結会計年度末において現金及び預金12,857百万円
を保有しており、財務面における安定性については十分に確保されていると考えていることから、継続企業の前提に
関する重要な不確実性は認められないと判断し、連結財務諸表への注記は記載しておりません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の企業間の比較可能性などを考慮し、日本基準で連結財務諸表を作成しておりま
す。なお、今後につきましては、諸情勢を考慮の上、国際会計基準(IFRS)の適用について検討を進めていく方針で
あります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年12月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 14,476 12,857
受取手形及び売掛金 19,261 16,579
たな卸資産 17,400 8,388
短期貸付金 4,000 3,500
その他 4,555 3,365
貸倒引当金 △308 △312
流動資産合計 59,385 44,377
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 17,999 13,579
減価償却累計額 △11,221 △9,797
建物及び構築物(純額) 6,777 3,782
機械装置及び運搬具 7,125 7,682
減価償却累計額 △6,567 △6,810
機械装置及び運搬具(純額) 558 871
工具、器具及び備品 3,188 2,390
減価償却累計額 △2,453 △2,231
工具、器具及び備品(純額) 735 159
土地 2,433 1,606
リース資産 1,478 683
減価償却累計額 △931 △644
リース資産(純額) 546 39
建設仮勘定 205 -
有形固定資産合計 11,256 6,459
無形固定資産
リース資産 2,315 30
その他 953 2,334
無形固定資産合計 3,269 2,365
投資その他の資産
関係会社出資金 2,285 2,352
長期貸付金 3,556 121
繰延税金資産 60 55
退職給付に係る資産 - 44
敷金及び保証金 5,360 4,206
投資不動産 - 3,064
減価償却累計額 - △0
投資不動産(純額) - 3,063
その他 1,792 1,185
貸倒引当金 △1,741 △772
投資その他の資産合計 11,313 10,257
固定資産合計 25,840 19,082
繰延資産
開業費 8 -
株式交付費 93 62
繰延資産合計 102 62
資産合計 85,327 63,523
7
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年12月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 10,806 9,618
電子記録債務 2,591 2,218
短期借入金 7,815 5,837
1年内返済予定の長期借入金 2,545 1,271
リース債務 766 55
未払法人税等 303 489
賞与引当金 70 69
ポイント引当金 169 102
製品補償損失引当金 14 14
厚生年金基金脱退損失引当金 66 40
転貸損失引当金 - 146
契約損失引当金 - 131
資産除去債務 - 50
その他 7,365 8,563
流動負債合計 32,516 28,610
固定負債
長期借入金 208 658
リース債務 1,777 136
繰延税金負債 1,699 1,422
役員退職慰労引当金 49 45
関係会社整理損失引当金 - 53
退職給付に係る負債 1,870 1,470
資産除去債務 1,024 1,514
その他 1,959 2,035
固定負債合計 8,589 7,337
負債合計 41,105 35,947
純資産の部
株主資本
資本金 26,850 23,000
資本剰余金 23,137 19,303
利益剰余金 △4,590 △13,547
自己株式 △2,419 △2,419
株主資本合計 42,977 26,335
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △46 △5
為替換算調整勘定 519 471
退職給付に係る調整累計額 12 11
その他の包括利益累計額合計 484 477
新株予約権 18 16
非支配株主持分 740 744
純資産合計 44,221 27,575
負債純資産合計 85,327 63,523
8
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 129,520 82,988
売上原価 92,483 63,699
売上総利益 37,037 19,289
販売費及び一般管理費 40,140 22,648
営業損失(△) △3,103 △3,359
営業外収益
受取利息 165 219
その他 210 139
営業外収益合計 375 359
営業外費用
支払利息 166 146
持分法による投資損失 48 150
為替差損 73 -
貸倒引当金繰入額 472 -
その他 195 147
営業外費用合計 956 444
経常損失(△) △3,684 △3,444
特別利益
固定資産売却益 275 36
関係会社株式売却益 - 72
助成金収入 - 216
事業構造改善引当金戻入額 150 -
その他 - 37
特別利益合計 426 363
特別損失
固定資産売却損 - 124
固定資産除却損 69 43
減損損失 2,772 939
構造改革損失 - 10,234
店舗休業損失 - 1,152
店舗整理損 69 259
投資有価証券評価損 389 76
その他 487 844
特別損失合計 3,787 13,675
税金等調整前当期純損失(△) △7,046 △16,756
法人税、住民税及び事業税 △6 118
法人税等調整額 1,158 △258
法人税等合計 1,151 △139
当期純損失(△) △8,198 △16,616
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
△325 25
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純損失(△) △7,872 △16,641
9
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
当期純損失(△) △8,198 △16,616
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 30 42
為替換算調整勘定 △5 △51
退職給付に係る調整額 △26 △3
持分法適用会社に対する持分相当額 6 3
その他の包括利益合計 4 △8
包括利益 △8,193 △16,624
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △7,870 △16,648
非支配株主に係る包括利益 △322 23
10
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 22,633 18,920 3,332 △2,419 42,466
当期変動額
新株の発行 4,217 4,217 8,434
親会社株主に帰属す
△7,872 △7,872
る当期純損失(△)
連結範囲の変動 △50 △50
自己株式の取得 △0 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 4,217 4,217 △7,923 △0 511
当期末残高 26,850 23,137 △4,590 △2,419 42,977
その他の包括利益累計額
その他有価証券 為替換算調整勘 退職給付に係る その他の包括利 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 定 調整累計額 益累計額合計
当期首残高 △73 517 39 483 13 1,017 43,979
当期変動額
新株の発行 8,434
親会社株主に帰属す
△7,872
る当期純損失(△)
連結範囲の変動 △50
自己株式の取得 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 27 1 △26 1 5 △276 △269
額)
当期変動額合計 27 1 △26 1 5 △276 241
当期末残高 △46 519 12 484 18 740 44,221
11
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 26,850 23,137 △4,590 △2,419 42,977
当期変動額
減資 △3,850 3,850 -
欠損填補 △7,685 7,685 -
親会社株主に帰属す
△16,641 △16,641
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △0 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 △3,850 △3,834 △8,956 △0 △16,641
当期末残高 23,000 19,303 △13,547 △2,419 26,335
その他の包括利益累計額
その他有価証券 為替換算調整勘 退職給付に係る その他の包括利 新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
評価差額金 定 調整累計額 益累計額合計
当期首残高 △46 519 12 484 18 740 44,221
当期変動額
減資 -
欠損填補 -
親会社株主に帰属す
△16,641
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 41 △47 △0 △7 △1 4 △4
額)
当期変動額合計 41 △47 △0 △7 △1 4 △16,645
当期末残高 △5 471 11 477 16 744 27,575
12
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純損失(△) △7,046 △16,756
減価償却費 2,417 1,685
減損損失 2,772 939
貸倒引当金の増減額(△は減少) 615 △71
賞与引当金の増減額(△は減少) △77 △1
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △471 △400
事業構造改善費用引当金の増減額(△は減少) △141 -
契約損失引当金の増減額(△は減少) - 131
受取利息及び受取配当金 △175 △226
支払利息 166 146
持分法による投資損益(△は益) 48 150
投資有価証券評価損益(△は益) 389 76
有形固定資産除売却損益(△は益) △275 130
助成金収入 - △216
構造改革損失 - 10,234
リース解約損 - 153
特別退職金 - 107
売上債権の増減額(△は増加) 942 2,716
たな卸資産の増減額(△は増加) 2,799 2,320
仕入債務の増減額(△は減少) △5,010 △1,625
未収入金の増減額(△は増加) 383 638
未払金の増減額(△は減少) △437 454
未払消費税等の増減額(△は減少) 61 608
その他 195 435
小計 △2,844 1,631
利息及び配当金の受取額 208 213
利息の支払額 △170 △118
助成金の受取額 - 216
リース解約損の支払額 - △153
特別退職金の支払額 - △107
構造改革損失の支払額 - △232
法人税等の支払額 △72 △25
営業活動によるキャッシュ・フロー △2,879 1,424
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △1,848 △800
定期預金の払戻による収入 6,399 813
有形固定資産の取得による支出 △860 △1,192
有形固定資産の売却による収入 816 1,578
無形固定資産の取得による支出 △384 △1,574
関係会社株式の取得による支出 △122 -
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
146 -
る収入
短期貸付けによる支出 △4,000 △2,530
短期貸付金の回収による収入 - 3,030
長期貸付けによる支出 △964 △75
長期貸付金の回収による収入 54 -
敷金及び保証金の差入による支出 △534 △288
敷金及び保証金の回収による収入 1,294 1,267
その他 △155 △149
投資活動によるキャッシュ・フロー △159 78
13
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 5,307 △2,005
長期借入れによる収入 - 400
長期借入金の返済による支出 △1,050 △1,223
リース債務の返済による支出 △965 △183
株式の発行による収入 8,340 -
その他 52 △24
財務活動によるキャッシュ・フロー 11,684 △3,037
現金及び現金同等物に係る換算差額 △7 △49
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 8,637 △1,584
現金及び現金同等物の期首残高 4,945 13,684
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 101 -
現金及び現金同等物の期末残高 13,684 12,100
14
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
当社グループは、「インバウンド事業」「グローバル事業」「生活ファッション事業」「エンターテインメント事
業」の4つのセグメントを報告セグメントとしています。
・インバウンド事業 国内店舗において訪日観光客を対象に、免税店ビジネスを展開する事業
日本の良質な商品を中心に、BtoC及びBtoB、リアル及びネットなどを問わず、様々
・グローバル事業
なチャネルやネットワークを通じて、貿易・グローバルECを展開する事業
婦人靴をはじめとした人々のライフスタイルに関わる生活・ファッション商品をも
・生活ファッション事業 って、カタログ通信販売、実店舗、ECなどオムニチャネルにより複合的に展開する
事業
・エンターテインメント 訪日観光客及び国内需要を対象として複合商業施設の運営、食文化を含めた体験消
事業 費型サービスを提供する事業、不動産売買及び仲介事業
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの利益は、営業利益をベースとした数値であります。セグメント間の内部売上高及び振替高は、概
ね市場実勢価格に基づいております。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
計 計上額
インバウンド グローバル 生活ファッシ エンターテイ (注)1
(注)2
事業 事業 ョン事業 ンメント事業
売上高
外部顧客への
42,520 18,951 65,674 2,373 129,520 ― 129,520
売上高
セグメント間
の内部売上高 174 70 50 70 365 △365 ―
又は振替高
計 42,694 19,022 65,724 2,444 129,886 △365 129,520
セグメント利益
1,724 △9 △1,694 △1,475 △1,454 △1,649 △3,103
又は損失(△)
セグメント資産 15,620 8,274 39,803 5,581 69,278 16,048 85,327
減価償却費 532 23 1,565 183 2,304 112 2,417
有形固定資産及
び無形固定資産 449 147 590 468 1,656 5 1,661
の増加額
(注)1 セグメント利益の調整額△1,649百万円は、各報告セグメントに分配していない全社費用であります。全社費
用は、主に報告セグメントに帰属しない人件費及び一般管理費であります。セグメント資産の調整額16,048
百万円には、セグメント間取引消去等の△14,863百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産
30,911百万円が含まれています。全社資産の主なものは、当社での現金及び預金、投資有価証券、全社共有
設備等であります。減価償却費の調整額112百万円、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額5百万
円は全て、全社資産に係るものであります。
2 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
15
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
調整額
計 計上額
インバウンド グローバル 生活ファッシ エンターテイ (注)1
(注)2
事業 事業 ョン事業 ンメント事業
売上高
外部顧客への
5,939 20,599 50,645 5,804 82,988 ― 82,988
売上高
セグメント間
の内部売上高 104 - 81 39 224 △224 ―
又は振替高
計 6,043 20,599 50,726 5,843 83,213 △224 82,988
セグメント利益
△1,582 298 158 △1,043 △2,168 △1,190 △3,359
又は損失(△)
セグメント資産 4,563 9,922 29,578 2,738 46,802 16,720 63,523
減価償却費 270 5 1,282 125 1,683 2 1,685
有形固定資産及
び無形固定資産 320 6 2,644 17 2,989 59 3,049
の増加額
(注)1 セグメント利益の調整額△1,190百万円は、各報告セグメントに分配していない全社費用であります。全社費
用は、主に報告セグメントに帰属しない人件費及び一般管理費であります。セグメント資産の調整額16,720
百万円には、セグメント間取引消去等の△7,825百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産24,546
百万円が含まれています。全社資産の主なものは、当社での現金及び預金、投資有価証券、全社共有設備等
であります。減価償却費の調整額2百万円、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額59百万円は全
て、全社資産に係るものであります。
2 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
1株当たり純資産額 475円43銭 293円31銭
1株当たり当期純損失(△) △118円58銭 △182円04銭
潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額 ― ―
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失であるため記載し
ておりません。
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ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
4.個別財務諸表
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年12月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 10,494 7,566
売掛金 4,448 3,225
たな卸資産 8,165 1,842
前渡金 497 172
前払費用 307 215
短期貸付金 3,500 3,500
未収入金 2,053 455
その他 1,708 669
貸倒引当金 △450 △306
流動資産合計 30,723 17,340
固定資産
有形固定資産
建物 1,845 254
構築物 37 -
車両運搬具 0 0
工具、器具及び備品 601 0
土地 377 134
建設仮勘定 203 -
有形固定資産合計 3,066 388
無形固定資産
ソフトウエア 59 0
その他 1 0
無形固定資産合計 61 0
投資その他の資産
投資有価証券 112 119
関係会社株式 5,975 3,846
関係会社出資金 2,574 2,574
長期貸付金 2,138 120
関係会社長期貸付金 3,965 3,502
長期未収入金 1,280 1,968
敷金及び保証金 3,950 3,365
投資不動産 - 3,065
その他 1,505 1,862
貸倒引当金 △3,968 △5,271
投資その他の資産合計 17,534 15,154
固定資産合計 20,662 15,543
繰延資産
株式交付費 91 60
繰延資産合計 91 60
資産合計 51,477 32,944
17
ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年12月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 1,966 228
短期借入金 4,976 2,276
リース債務 18 32
未払金 860 1,166
未払費用 310 945
未払法人税等 251 333
前受金 101 80
預り金 94 186
賞与引当金 60 42
ポイント引当金 63 13
製品補償損失引当金 14 14
厚生年金基金脱退損失引当金 66 40
転貸損失引当金 - 146
契約損失引当金 - 131
その他 100 73
流動負債合計 8,885 5,713
固定負債
リース債務 44 91
繰延税金負債 1 199
退職給付引当金 488 434
役員退職慰労引当金 43 43
関係会社整理損失引当金 303 471
資産除去債務 920 1,451
その他 913 1,010
固定負債合計 2,715 3,702
負債合計 11,601 9,415
純資産の部
株主資本
資本金 26,850 23,000
資本剰余金
資本準備金 23,123 19,289
その他資本剰余金 13 13
資本剰余金合計 23,137 19,303
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 △7,685 △16,363
利益剰余金合計 △7,685 △16,363
自己株式 △2,419 △2,419
株主資本合計 39,883 23,519
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 △25 △7
評価・換算差額等合計 △25 △7
新株予約権 18 16
純資産合計 39,876 23,529
負債純資産合計 51,477 32,944
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ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(2)損益計算書
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 57,333 17,818
売上原価 39,694 14,452
売上総利益 17,639 3,365
販売費及び一般管理費 18,493 6,344
営業損失(△) △854 △2,978
営業外収益
受取利息 182 273
為替差益 - 56
その他 34 23
営業外収益合計 216 353
営業外費用
支払利息 26 34
為替差損 69 -
貸倒引当金繰入額 1,879 1,909
その他 43 115
営業外費用合計 2,018 2,059
経常損失(△) △2,656 △4,683
特別利益
固定資産売却益 10 4
関係会社株式売却益 - 72
助成金収入 - 98
違約金収入 - 35
事業構造改善引当金戻入額 256 -
その他 - 1
特別利益合計 267 213
特別損失
減損損失 1,474 490
構造改革損失 - 8,051
店舗休業損失 - 927
店舗整理損 51 77
投資有価証券評価損 389 19
関係会社株式評価損 736 1,243
関係会社整理損 1,652 306
その他 193 548
特別損失合計 4,497 11,666
税引前当期純損失(△) △6,886 △16,136
法人税、住民税及び事業税 38 29
法人税等調整額 △0 197
法人税等合計 38 226
当期純損失(△) △6,925 △16,363
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ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰
資本金 その他資本剰 資本剰余金合 余金 利益剰余金合 自己株式 株主資本合計
資本準備金
余金 計 繰越利益剰余 計
金
当期首残高 22,633 18,906 13 18,920 △760 △760 △2,419 38,374
当期変動額
新株の発行 4,217 4,217 4,217 8,434
当期純損失(△) △6,925 △6,925 △6,925
自己株式の取得 △0 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 4,217 4,217 - 4,217 △6,925 △6,925 △0 1,509
当期末残高 26,850 23,123 13 23,137 △7,685 △7,685 △2,419 39,883
評価・換算差額等
その他有価証 評価・換算差 新株予約権 純資産合計
券評価差額金 額等合計
当期首残高 6 6 13 38,393
当期変動額
新株の発行 8,434
当期純損失(△) △6,925
自己株式の取得 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △31 △31 5 △26
額)
当期変動額合計 △31 △31 5 1,482
当期末残高 △25 △25 18 39,876
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ラオックス株式会社(8202) 2020年12月期決算短信
当事業年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰
資本金 その他資本剰 資本剰余金合 余金 利益剰余金合 自己株式 株主資本合計
資本準備金
余金 計 繰越利益剰余 計
金
当期首残高 26,850 23,123 13 23,137 △7,685 △7,685 △2,419 39,883
当期変動額
減資 △3,850 △3,834 7,685 3,850 -
欠損填補 △7,685 △7,685 7,685 7,685 -
当期純損失(△) △16,363 △16,363 △16,363
自己株式の取得 △0 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 △3,850 △3,834 - △3,834 △8,678 △8,678 △0 △16,363
当期末残高 23,000 19,289 13 19,303 △16,363 △16,363 △2,419 23,519
評価・換算差額等
その他有価証 評価・換算差 新株予約権 純資産合計
券評価差額金 額等合計
当期首残高 △25 △25 18 39,876
当期変動額
減資 -
欠損填補 -
当期純損失(△) △16,363
自己株式の取得 △0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 18 18 △1 16
額)
当期変動額合計 18 18 △1 △16,347
当期末残高 △7 △7 16 23,529
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