8165 千趣会 2020-10-30 15:00:00
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

 
                                                                              
 
                2020年12月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                              2020年10月30日
上場会社名        株式会社 千趣会                                                       上場取引所  東
コード番号        8165  URL  https://www.senshukai.co.jp
代表者          (役職名) 代表取締役社長                          (氏名)梶原     健司
問合せ先責任者      (役職名) 取締役      コーポレート本部長              (氏名)高橋      哲也       TEL  06-6881-3220
四半期報告書提出予定日           2020年11月13日                  配当支払開始予定日            -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無  
四半期決算説明会開催の有無      :無  
 
                                                                         (百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
  (1)連結経営成績(累計)                                              (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                       親会社株主に帰属する
                   売上高         営業利益                         経常利益
                                                                         四半期純利益
                        百万円         %     百万円       %      百万円       %    百万円   %
    2020月12月期第3四半期      59,502    △8.4   △1,075     -      △4,577    -   △5,070 -
    2019年12月期第3四半期      64,980   △19.8    1,257     -       1,666    -    8,372 -
 
(注)包括利益 2020年12月期第3四半期 △5,336百万円 (-%)   2019年12月期第3四半期                    7,908百万円 (-%)
 
 
                                        潜在株式調整後
                         1株当たり
                                          1株当たり
                        四半期純利益
                                         四半期純利益
                               円 銭               円 銭
  2020年12月期第3四半期             △126.15                -
  2019年12月期第3四半期              208.32            158.01
 
   (2)連結財政状態
                          総資産              純資産             自己資本比率          1株当たり純資産
                              百万円               百万円                   %              円 銭
  2020年12月期第3四半期              60,327            28,970             48.0             720.82
  2019年12月期                   73,664            42,490             57.7             880.56
 
(参考)自己資本       2020年12月期第3四半期        28,970百万円      2019年12月期   42,490百万円
 
2.配当の状況
                                                  年間配当金
 
                     第1四半期末        第2四半期末        第3四半期末           期末             合計
                            円 銭           円 銭            円 銭           円 銭           円 銭
  2019年12月期                   -            0.00            -            2.00          2.00
  2020年12月期                   -            0.00            -                       
  2020年12月期(予想)                                                         0.00          0.00
(注)1.直近に公表されている配当予想からの修正の有無:有
         詳細につきましては、本日公表の「通期業績予想の修正及び配当予想の修正(無配)に関するお知らせ」をご
         参照ください。
      2.上記「配当の状況」は、普通株式に係る配当の状況です。当社が発行する普通株式と権利関係の異なる種類株
         式(非上場)の配当状況については、後述の「(参考)種類株式の配当の状況」をご覧ください。
 
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
                                                                   (%表示は、対前期増減率)
 
                                                              親会社株主に帰属          1株当たり
                     売上高           営業利益           経常利益
                                                              する当期純利益           当期純利益
                  百万円       %    百万円        %   百万円        %   百万円         %         円 銭
        通期        82,000 △8.0 △1,300        - △4,800       - △5,300        -      △127.85
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
      詳細につきましては、本日公表の「通期業績予想の修正及び配当予想の修正(無配)に関するお知らせ」をご参照
      ください。
※  注記事項
 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
      
 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
        (注)詳細は、添付資料8ページ、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(四半期連結
             財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
 
    (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更        :無
      ②  ①以外の会計方針の変更                      :無
      ③  会計上の見積りの変更                        :無
      ④  修正再表示                                  :無
 
    (4)発行済株式数(普通株式)
       ①  期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期3Q               52,056,993株   2019年12月期     52,056,993株
       ②  期末自己株式数                       2020年12月期3Q   11,865,733株   2019年12月期     11,865,448株
       ③  期中平均株式数(四半期累計)                2020年12月期3Q   40,191,445株   2019年12月期3Q   40,190,904株
        (注)2019年6月21日に消却した業績連動型株式報酬制度に係る信託保有の当社株式173,400株は、前第3四半期連結累計期間の期中
             平均株式数の計算において控除する自己株式数に含めております。
 
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     (将来に関する記述等についてのご注意)
     上記の予想は、本資料の発表日現在において、入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想
     数値と異なる可能性があります。業績予想に関しましては、添付資料3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想
     などの将来予測情報に関する説明」をご参照ください。
 
(参考)種類株式の配当の状況
 
普通株式と権利関係の異なる種類株式に係る1株当たりの配当金の内訳は以下のとおりです。
なお、以下の種類株式は2020年7月31日に金銭を対価とする取得請求権の行使により当社が全て取得し、会社法第178条
の規定に基づく消却を行いました。
 
                                         年間配当金
      A種優先株式
                  第1四半期末   第2四半期末        第3四半期末      期末            合計
                       円 銭         円 銭       円 銭          円 銭           円 銭
  2019年12月期              - 20,000,000.00       -  20,000,000.00 40,000,000.00
  2020年12月期              -          0.00       -                      
  2020年12月期(予想)                                              -           0.00
(注)1.上記のA種優先株式は、2018年3月30日に5株発行しております。
      2.2019年12月期の配当原資には、資本剰余金が含まれております。詳細は、後述の「資本剰余金を配当原資とす
         る配当金の内訳」をご覧ください。
 
                                         年間配当金
      B種優先株式
                  第1四半期末   第2四半期末        第3四半期末      期末            合計
                       円 銭         円 銭       円 銭          円 銭           円 銭
  2019年12月期              -            -        -             -             -
  2020年12月期              -            -        -                      
  2020年12月期(予想)                                              -             -
(注)上記のB種優先株式は、2018年3月30日に9株発行しております。
       
(参考)資本剰余金を配当原資とする配当金の内訳
2019年12月期の配当のうち、資本剰余金を配当原資とする配当金の内訳は以下のとおりであります。
 
     基準日            第2四半期末
 1株当たり配当金              20,000,000円00銭
   配当金総額                     100百万円
(注)純資産減少割合 第2四半期末 0.003
 
                                      ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………       2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………       2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………       3
     (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………       3
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………       4
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………       4
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………       6
        四半期連結損益計算書                                            
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………       6
        四半期連結包括利益計算書                                          
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………       7
     (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………       8
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………       8
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………       8
       (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………………………       8
       (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………       8
       (セグメント情報) …………………………………………………………………………………………………       9
       (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………      10
    3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………      12
      継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………………      12
 




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                                         ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
      当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による個人消費の低迷や経
     済活動の停滞により大幅に悪化しました。緊急事態宣言解除後は経済活動が徐々に再開しているものの、依然とし
     て同感染症の拡大懸念があり、先行きは不透明な状態が続いております。
      小売業界におきましては、新しい生活様式の浸透により、店舗を訪問する「外出型消費」や多人数で行うリアル
     なイベント活動が縮小する一方、「巣ごもり消費」が増加するなど、消費構造にも大きな変化が生じております。
     小売業界におけるこれからの課題は、この消費構造の変化にいかに対応できるかにあると考えております。
      またブライダル業界におきましても、同感染症拡大防止のため、密集・密接・密閉の「3密」の回避や多人数で
     の飲食を控える等の消費者意識の広がりにより、非常に厳しい経営環境が続いております。
      このような経営環境の中、当第3四半期連結累計期間の当社グループは、通信販売事業においては、重点的に投
     資した集客プロモーションの奏功や継続的なオペレーション改革の実行による粗利率の改善など、中期経営計画に
     基づく事業構造改革の効果が着実に現れていることに加え、消費者の外出自粛による新たな需要の獲得もあり、増
     収増益となりました。その一方で、ブライダル事業において、同感染症拡大懸念の高まりにより、2020年4月~6
     月に予定されていた挙式披露宴の大多数が延期となり、7月以後の回復も緩やかにとどまるなど、外部環境の大き
     な変化により前年同期と比較して売上高は大きく減少いたしました。
       この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高595億2百万円(前年同期比8.4%減)、営業損失は10億
     75百万円(前年同期は12億57百万円の営業利益)となりました。また、持分法による投資損失の計上等により経常
     損失は45億77百万円(前年同期は16億66百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は50億70百万円
     (前年同期は83億72百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。なお、前年同期は固定資産売却
     益及び投資有価証券売却益等の特別利益を計上しております。
      
  セグメント別の概況は、次のとおりであります。
 (通信販売事業)
   カタログ及びインターネットを中心とする通信販売事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は488億69百万円
  (前年同期比9.0%増)、営業利益は17億63百万円(前年同期は1億42百万円の営業利益)となりました。
      当第3四半期連結累計期間においては、顧客基盤の再構築に注力した結果、減少傾向にあった主力のベルメゾン
     における購入者数は前年同期比約25%増となり、増加に転じております。具体的な施策としては、一定期間ご購入
     がないお客様や一度ご購入いただいたお客様に対するアプローチ内容を再検討し継続購買を喚起したこと、新型コ
     ロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり消費や生活様式の変化の中における新たな需要をお客様視点で検討し、
     日々を心地よく過ごすための生活用品や、お子様との一緒の時間を大切にする子供用品など、日々の暮らしの提案
     を添えた商品紹介を増やすなどの対応を行っております。この他、オペレーション改革による原価低減推進等の効
     果もあり、前年同期と比較して大幅な増収増益となりました。
  
 (ブライダル事業)
   ハウスウエディングを中心とするブライダル事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は51億64百万円(前年同
     期比65.0%減)、営業損失は33億33百万円(前年同期は6億67百万円の営業利益)となりました。
      当第3四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、挙式披露宴の延期等の発
     生や営業活動の自粛の影響が大きく、前年同期と比較して大幅な減収減益となっております。なお、この影響は同
     感染症の終息まで継続すると思われるため、挙式披露宴に対する消費者意識の変化にも対応していく必要があると
     考えております。そのため、当社ブライダル事業におきましては、継続的に販売費及び一般管理費の削減・効率化
     を図っていくとともに、衛生管理や安心・安全への対策、少人数挙式など多様化する新たなニーズへの対応等の
     「withコロナ」を前提とした取り組みを推進することにより、業績の改善を図ってまいります。
      
 (法人事業)
   法人向けの商品・サービスを提供する法人事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は38億5百万円(前年同期
     比3.9%増)、営業利益は3億62百万円(前年同期比20.6%増)となりました。
      当第3四半期連結累計期間においては、新規顧客の獲得と既存顧客の取引拡大に注力した結果、ノベルティ事業
     での新規顧客の獲得及びお届け商品にダイレクトメールを同梱する等のサービスを展開するサンプリング事業での
     売上増加の成果が得られるなど、全面的に好調に推移いたしました。
      




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                                              ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

        (保険・クレジット事業)
          ベルメゾン会員を中心に保険選びのサポートやポイント率の高いクレジットカードをご紹介するサービスを提供
         する保険・クレジット事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は3億5百万円(前年同期比26.9%減)、営業利
         益は1億31百万円(前年同期比42.3%減)となりました。
          当第3四半期連結累計期間における保険事業では、営業ルートの再検討を行い、ブライダル事業との連携や子育
         て世代へのアプローチなど新たな営業手法を実施しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う営業活動自粛
         の影響により前年同期と比較して減収減益となっております。緊急事態宣言の解除後、営業活動を徐々に再開して
         おりますが、同感染症の終息までは、対面相談や保険セミナー等での集客の減少も予想されます。
          
        (その他)
          子育て支援事業、化粧品製造販売事業等を行うその他の事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は13億57百万
         円(前年同期比2.3%増)、営業損失は0百万円(前年同期は80百万円の営業損失)となりました。
          子育て支援事業においては、2019年4月に開園した保育園2園と付加価値を追求した周辺事業として開始した学
         童保育事業の事業運営が順調に推移しております。
     
    (2)財政状態に関する説明
     (資産、負債及び純資産の状況)
          当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ133億36百万円減少し、603億27百万円
         となりました。
          流動資産は、前連結会計年度末に比べ81億67百万円減少し、341億26百万円となりました。これは、現金及び預
         金が73億29百万円、未収入金が10億52百万円それぞれ減少したことが主な要因であります。固定資産は、無形固定
         資産が4億74百万円増加した一方で、有形固定資産が8億43百万円、投資その他の資産が47億99百万円それぞれ減
         少したことにより前連結会計年度末に比べ51億69百万円減少し、262億円となりました。
          流動負債は、前連結会計年度末に比べ2億92百万円増加し、203億86百万円となりました。これは、その他が23
         億12百万円減少した一方で、短期借入金が29億46百万円増加したことが主な要因であります。固定負債は、前連結
         会計年度末に比べ1億8百万円減少し、109億69百万円となりました。これは、長期借入金が5億59百万円増加し
         た一方で、その他が6億74百万円減少したことが主な要因であります。
          純資産は、前連結会計年度末に比べ135億20百万円減少し、289億70百万円となりました。これは、2020年7月30
         日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月31日付でA種優先株式5株及びB種優先株式9株の取得及び消却を行
         った結果、資本剰余金が80億5百万円減少したこと、親会社株主に帰属する四半期純損失50億70百万円を計上した
         ことが主な要因であります。この結果、自己資本比率は48.0%となりました。
 
    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
          当社の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染症拡大に伴う影響により、合理的な業績予想の
         算定が困難であるため、2020年4月27日に一旦取り下げ、未定とさせていただいておりましたが、最近の業績動向
         や現時点において入手可能な情報や予測に基づき算定しましたので公表いたします。
          なお、詳細につきましては、本日公表の「通期業績予想の修正及び配当予想の修正(無配)に関するお知らせ」
         をご覧ください。
           
 




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                                      ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

2.四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                    (単位:百万円)
                           前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                          (2019年12月31日)          (2020年9月30日)
    資産の部                                                        
     流動資産                                                       
       現金及び預金                         22,713              15,383
       受取手形及び売掛金                       3,854               4,141
       商品及び製品                          8,641               8,381
       未収入金                            5,285               4,232
       その他                             1,947               2,099
       貸倒引当金                           △148                △111
       流動資産合計                         42,293              34,126
     固定資産                                                       
       有形固定資産                                                   
         建物及び構築物(純額)                  11,703              10,962
         土地                            6,809               6,809
         その他(純額)                         833                 730
         有形固定資産合計                     19,346              18,502
       無形固定資産                                                   
         のれん                           1,483               1,248
         その他                             944               1,653
         無形固定資産合計                      2,427               2,901
       投資その他の資産                                                 
         投資有価証券                        6,046               2,103
         その他                           3,694               2,813
         貸倒引当金                         △143                △120
         投資その他の資産合計                    9,596               4,796
       固定資産合計                         31,370              26,200
     資産合計                             73,664              60,327
 




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                                                   (単位:百万円)
                           前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                          (2019年12月31日)         (2020年9月30日)
    負債の部                                                       
     流動負債                                                      
       電子記録債務                         6,523               6,056
       買掛金                            3,495               3,713
       短期借入金                          1,240               4,186
       未払法人税等                           107                  46
       販売促進引当金                          225                 209
       役員賞与引当金                           23                  -
       賞与引当金                            233                 242
       その他                            8,244               5,931
       流動負債合計                        20,094              20,386
     固定負債                                                      
       長期借入金                          8,558               9,117
       退職給付に係る負債                          3                   4
       資産除去債務                           851                 856
       その他                            1,665                 991
       固定負債合計                        11,078              10,969
     負債合計                            31,173              31,356
    純資産の部                                                      
     株主資本                                                      
       資本金                              100                 100
       資本剰余金                         39,544              31,539
       利益剰余金                         10,891               5,644
       自己株式                          △6,800             △6,800
       株主資本合計                        43,736              30,482
     その他の包括利益累計額                                               
       その他有価証券評価差額金                     366                 181
       繰延ヘッジ損益                           49                △32
       土地再評価差額金                      △1,516             △1,516
       為替換算調整勘定                       △120                △144
       退職給付に係る調整累計額                    △24                   -
       その他の包括利益累計額合計                 △1,245             △1,511
     純資産合計                           42,490              28,970
    負債純資産合計                          73,664              60,327
 




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    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                        (単位:百万円)
                            前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年1月1日          (自 2020年1月1日
                              至 2019年9月30日)         至 2020年9月30日)
    売上高                                 64,980                59,502
    売上原価                                32,350                29,602
    売上総利益                               32,630                29,899
    販売費及び一般管理費                          31,372                30,975
    営業利益又は営業損失(△)                        1,257               △1,075
    営業外収益                                                           
     受取利息                                   18                    16
     受取配当金                                  22                    28
     持分法による投資利益                            219                    -
     債務勘定整理益                               206                   163
     貸倒引当金戻入額                                0                    58
     助成金収入                                   0                   304
     その他                                   158                    85
     営業外収益合計                               624                   655
    営業外費用                                                           
     支払利息                                   97                   103
     持分法による投資損失                             -                  3,530
     支払手数料                                  29                   361
     その他                                    88                   162
     営業外費用合計                               215                 4,157
    経常利益又は経常損失(△)                        1,666               △4,577
    特別利益                                                            
     固定資産売却益                             5,622                    -
     投資有価証券売却益                             926                    -
     関係会社株式売却益                             336                    -
     補助金収入                                 255                    18
     持分変動利益                                 -                     13
     特別利益合計                              7,141                    32
    特別損失                                                            
     固定資産除売却損                               69                    14
     固定資産圧縮損                               230                    18
     減損損失                                    1                   140
     投資有価証券評価損                              -                     38
     関係会社株式売却損                               4                    -
     事業構造改革費用                               25                    -
     災害による損失                                 7                    14
     その他                                    20                    -
     特別損失合計                                361                   226
    税金等調整前四半期純利益又は
                                         8,446               △4,771
    税金等調整前四半期純損失(△)
    法人税等                                    74                  298
    四半期純利益又は四半期純損失(△)                    8,372               △5,070
    非支配株主に帰属する四半期純利益                        -                    -
    親会社株主に帰属する四半期純利益又は
                                         8,372               △5,070
    親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
 




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                                    ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

     (四半期連結包括利益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                    (単位:百万円)
                        前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                         (自 2019年1月1日          (自 2020年1月1日
                          至 2019年9月30日)         至 2020年9月30日)
    四半期純利益又は四半期純損失(△)               8,372                △5,070
    その他の包括利益                                                   
     その他有価証券評価差額金                   △298                  △182
     繰延ヘッジ損益                         △45                   △59
     為替換算調整勘定                           2                   △0
     持分法適用会社に対する持分相当額               △122                   △23
     その他の包括利益合計                     △463                  △266
    四半期包括利益                         7,908                △5,336
    (内訳)                                                       
     親会社株主に係る四半期包括利益                7,908                △5,336
 




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                                         ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      2020年7月30日開催の取締役会決議に基づき、2020年7月31日付で当社発行のA種優先株式5株及びB種優先株
     式9株を取得するとともに消却いたしました。これに伴い、当第3四半期連結累計期間において資本剰余金が
     8,005百万円減少しております。この結果、当第3四半期連結会計期間末において資本剰余金が31,539百万円とな
     っております。
 
    (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
    (税金費用の計算)
      税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適
     用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。ただし、
     当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効税率を使用す
     る方法によっております。
 
    (追加情報)
    (連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
        当社及び連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設されたグルー
      プ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目については、
      「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応報告第39号
      2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28
      号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法の規
      定に基づいております。
     
    (会計上の見積りの不確実性について)
        新型コロナウイルス感染症拡大の状況、及び政府より発出されました緊急事態宣言による外出自粛要請等を受
      け、ブライダル事業では、同感染症拡大防止の観点から、営業時間の短縮及び一部店舗の臨時休業等をいたしまし
      た。2020年5月25日に緊急事態宣言が全国で解除され営業活動を再開しておりますが、感染拡大前の状況に戻るに
      は一定の期間を要するものと想定しております。
        第2四半期連結会計期間末においては、当社グループへの同感染症による影響が年内まで続くと仮定しておりま
      したが、当社が現在入手している情報等を踏まえて、ブライダル事業への影響が少なくとも2021年度末まで継続
      し、その後は徐々に回復するものと仮定を変更し、固定資産の減損及び繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見
      積りを行っております。
        なお、現時点で入手可能な情報に基づいて最善の見積りを行っておりますが、今後の状況経過により影響が変化
      した場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性がありま
      す。
           




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 (セグメント情報)
   【セグメント情報】
  Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                                        (単位:百万円)
                               報告セグメント                                                                      四半期連結
                             保険・ク                                             その他                       調整額 損益計算書
              通信販売 ブライ                                                                    合計
                        法人事業 レジット                                計           (注)1                      (注)2 計上額
               事業  ダル事業                                                                                      (注)3
                              事業
売上高                                                                                                                     
 外部顧客への売上高     44,821      14,751       3,663           417     63,654        1,326       64,980          -       64,980
 セグメント間の内部
                 798            0           0           -         799             0         799         △799         -
 売上高又は振替高
      計        45,620      14,752       3,664           417     64,454        1,326       65,780        △799      64,980
セグメント利益又は
             142   667   300   227   1,338   △80   1,257     0  1,257
損失(△)
 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子育て支援事業、化粧品製造
      販売事業等であります。
    2.セグメント利益又は損失の調整額0百万円は、セグメント間取引消去であります。
    3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
     
  2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    重要な発生及び変動はありません。
   
  Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
  1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                           (単位:百万円)
                               報告セグメント                                                                      四半期連結
                             保険・ク                                             その他                       調整額 損益計算書
              通信販売 ブライ                                                                    合計
                        法人事業 レジット                                計           (注)1                      (注)2 計上額
               事業  ダル事業                                                                                      (注)3
                              事業
売上高                                                                                                                     
 外部顧客への売上高     48,869       5,164       3,805           305     58,145        1,357       59,502          -       59,502
 セグメント間の内部
                 197           10         47            -         254             0         254         △254         -
 売上高又は振替高
      計        49,066       5,174       3,853           305     58,400        1,357       59,757        △254      59,502
セグメント利益又は
            1,763 △3,333 362 131 △1,076 △0 △1,077 1 △1,075
損失(△)
 (注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、子育て支援事業、化粧品製造
      販売事業等であります。
    2.セグメント利益又は損失の調整額1百万円は、セグメント間取引消去であります。
    3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
     
  2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
    重要な発生及び変動はありません。




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                                         ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

(重要な後発事象)
     資本業務提携及び第三者割当による自己株式の処分
     当社は、2020年9月16日開催の取締役会において、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」といいま
 す。)との間で資本業務提携(以下「本資本業務提携」といいます。)を行うこと、及び同社に対する第三者割当
 による自己株式の処分(以下「本自己株式処分」といいます。)を行うことを決議し、同日、契約を締結いたしま
 した。
  上記契約に基づき、2020年10月12日にJR東日本に対する本自己株式処分が完了いたしました。
   
 Ⅰ.本資本業務提携の概要
 1.本資本業務提携の目的及び理由
   当社は「ウーマン スマイル カンパニー(女性を笑顔にする会社)」として、設立以来一貫して、女性の一生
     を通じ、就職や結婚、出産など、さまざまなライフステージに寄り添ったビジネスを展開しており、主な事業と
     しては、通信販売事業、ブライダル事業、子育て支援事業などを営んでおります。特に通信販売事業であるベル
     メゾン事業は「女性に寄り添うマインド・女性に対する理解」「女性のニーズを商品化・サービス化する力」を
     背景に、オリジナル商品を主として衣料、雑貨、家具など幅広いラインナップの商品を取り扱い、通信販売会社
     として幅広い年代の女性に支持されてまいりました。
      2018年3月には、REVIC パートナーズ株式会社が無限責任組合員として運営管理する地域中核企業活性化投資
     事業有限責任組合(以下「REVIC ファンド」といいます。)から優先株式による出資を受け、通信販売事業の再
     構築を含む中期経営計画を策定し、着実に実行してまいりました。計画1期目である2019年度の連結決算損益
     は、営業利益772百万円(前期△4,063百万円)、経常利益1,418百万円(前期△4,277百万円)、親会社株主に帰
     属する当期純利益は8,182百万円(前期△6,027百万円)となり、通期での黒字化を当初計画よりも前倒しで達成
     することができました。
      この結果を受け、当社は、収益性の改善等に一定の目途が立ったとの判断から、今後はより事業の成長を重視
     した経営へのシフトを進めることを目的として、2020年7月31日にREVIC ファンドが保有する優先株式を全て取
     得し消却いたしました。
      また、事業の再構築と同時に、再成長に向けた取り組みとして、マーケティング施策の検討・実行単位を「商
     品軸」から「顧客軸」にシフトし、お客様のニーズに即して複数ジャンルの商品を掲載したジャンル横断カタロ
     グによるアプローチを開始するとともに、ベルメゾンのブランドスローガン「愛、のち、アイデア。」を新たに
     策定し、「愛からはじまるアイデア」の想いを込めて「#7秒ハグ」の TV CM、WEB CM を実施するなど、集客力
     の強化にも努めてまいりました。
      一方で、通信販売事業におけるデジタル化の加速、消費者が受け取る情報量の大幅な増加による顧客接点の分
     散、新型コロナウイルスの感染症拡大による世界経済の先行き不透明感等、通信販売事業における経営環境には
     大きな変化が生じており、このような状況下において事業の持続的成長及び企業価値向上を実現するためには、
     当社にない経営資源を持ったパートナーと提携することにより、従来と異なるアプローチによる各種取組みを実
     行する必要があると考えるに至りました。
      かかる状況下において、当社は2019年10月頃より、当社が営む通信販売事業において特にECサイトの利用者の
     増加やそれに伴う売上高の増加及び利益率の向上に寄与するシナジー効果が期待できる提携先の探索を開始し、
     有力な提携先候補としてJR東日本と2020年4月から資本業務提携の実現に向けた具体的検討を開始いたしまし
     た。当社とJR東日本は、協業に向けた検討及び協議を重ねた結果、相互の協力関係のもと、両社がこれまでに
     築き上げてきたノウハウ、情報及び資産等を相互に活用し、Eコマース、会員事業及び決済事業等において両社
     の経営資源を融合すること、具体的には、2.本資本業務提携の内容(2)業務提携の内容に記載の内容を着実
     に実行することにより、両社事業の拡大が可能になるとの認識で一致するとともに、本資本業務提携を行うこと
     が、両社の中長期的な事業の発展及び企業価値向上に資するとの判断に至り、当社はJR東日本を自己株式の処
     分予定先として選定し、当社とJR東日本との間で本資本業務提携契約を締結するに至りました。
  
 2.本資本業務提携の内容
(1)資本提携の内容
      当社は、JR東日本に対する本自己株式処分により、同社に当社の普通株式5,714,200株(議決権数57,142
     個)を割り当てております。この結果、発行済株式総数は52,056,993株、総議決権数は458,665個となり、これ
     らを基準にした場合、発行済株式総数に対する割合10.98%(小数第3位を四捨五入、以下同じです。)、総議
     決権数に対する割合12.46%となっております。
       




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                                                 ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

 (2)業務提携の内容
       当社とJR東日本は、両社の事業の発展及び企業価値向上のため、以下に掲げる事項をテーマとして業務提携
      を行うことについて合意しております。業務提携の詳細については、本資本業務提携契約締結後に設置いたしま
      す協業推進委員会を通じて、当社及びJR東日本との間で協議していく予定です。
      ①当社及びJR東日本の相互の知見・ノウハウを活用した、当社及びJR東日本のEC事業の強化
      ②当社及びJR東日本による、JR東日本が運営するECモール(以下「JRE MALL」といいます。)向け商品の共
       同開発
      ③当社の商材及び共同開発商材をJRE MALLにおいて販売すること及びJR東日本又はJR東日本のグループ会社
       が運営する商業施設(以下「駅ビル・エキナカ」といいます。)の販路を活用することによる、当社及びJRE
       MALLの売上高及び利用者数の増加
      ④当社のECサイトにおけるJR東日本が発行するポイント(以下「JRE POINT」といいます。)の付与・利用や
       両社が発行するポイントの相互交換等を可能とすることによる当社の売上高及び利用者数の増加、並びにJRE
       POINTの会員数の増加
      ⑤当社のECサイトにおけるJR東日本のグループ会社が発行するクレジットカード(以下「ビューカード」とい
       います。)の加盟店化及びビューカード決済の利用促進による当社ECサイトの利用者数の増加、並びにJR東
       日本の決済事業の強化
      ⑥当社及びJR東日本の相互の知見・ノウハウを活用したマーケティングの強化、及び新規事業の開発
   
  3.資本業務提携先の概要
(1)    名称             東日本旅客鉄道株式会社

(2)    所在地            東京都渋谷区代々木二丁目2番2号

(3)    代表者の役職・氏名      代表取締役社長        深澤     祐二

(4)    事業内容           旅客鉄道事業等

(5)    資本金            200,000百万円
   
  Ⅱ.第三者割当による自己株式の処分
  1.処分の概要
(1)処分期日                       2020年10月12日

(2)処分株式数                      普通株式5,714,200株

(3)処分価額                       1株につき350円

(4)処分価額の総額                    1,999,970,000円

(5)処分又は割当方法(処分予定先)            第三者割当の方法により、全株式をJR東日本に割り当てる。

                              上記各号については、金融商品取引法に基づく届出の効力発生を
(6)その他
                              条件とする。
   
  2.処分の目的及び理由
    前記「Ⅰ.本資本業務提携の概要 1.本資本業務提携の目的及び理由」に記載のとおり、当社は、本資本業
      務提携を行うことが、両社の中長期的な事業の発展及び企業価値向上に資するとの判断に至り、本資本業務提携
      契約を締結いたしました。
       本自己株式処分は、本資本業務提携の推進・実現を目的として行われるものであり、当社が第三者割当による
      自己株式の処分を行い、当社の普通株式5,714,200株(発行済株式総数の10.98%)、総額20億円(億円未満を四
      捨五入)をJR東日本が取得いたしました。
   




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                                                     ㈱千趣会(8165)2020年12月期 第3四半期決算短信

      3.調達する資金の額、使途及び支出予定時期
     (1)調達する資金の額
    ①払込金額の総額                        1,999,970,000円

    ②発行諸費用の概算額                      163,000,000円

    ③差引手取概算額                        1,836,970,000円
(注)1.発行諸費用の概算額には、消費税等は含まれておりません。
      2.発行諸費用の概算額の内訳は、主にアドバイザリー手数料、弁護士費用、及び有価証券届出書等の書類作成費
        用等であります。
       
     (2)調達する資金の具体的な使途
           上記差引手取概算額1,836百万円につきましては、当社において本資本業務提携の推進・実現のために必要と
          なる設備投資資金並びに広告宣伝費及び販売促進費にそれぞれ充当します。
        具体的には、以下を予定しております。
      ①駅ビル・エキナカへの出店資金、並びに本資本業務提携に関連する当社のECサイトにおけるシステム開発資金と
       その前提となるシステム改修費用として1,038百万円(支払予定時期2020年11月~2024年3月頃)
      ②当社のECサイトにおけるJRE POINTとビューカード決済の利用促進のための広告宣伝費用、並びにJRE MALLへの
       集客の販売促進費用として798百万円(支払予定時期2021年3月~2023年3月頃)
      なお、支出予定時期までの資金管理につきましては、当社の銀行預金口座にて管理を行います。
 
3.その他
    継続企業の前提に関する重要事象等
     当社グループは、前連結会計年度において、営業利益7億72百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を81億82百万
    円計上したものの、2017年12月期及び2018年12月期において、営業損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上した
    ことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
     当社グループでは、当該事象又は状況を解消するため、2019年度より始まり2021年度を最終年度とする中期経営計画
    に基づき、通信販売事業を中心に事業構造改革を進めております。
     計画初年度の前連結会計年度におきましては、事業規模の適正化と通信販売事業を中心としたオペレーション改革に
    注力してまいりました。この結果、構造的に商品評価損の発生が抑えられたことによる粗利率の改善と固定費の削減が
    実現し、当初業績予想を上回る連結営業利益を計上いたしました。
     また、計画2年目の当連結会計年度においては、引き続きオペレーション改革を推進していくとともに、カタログ起
    点での集客モデルを強化し、会員基盤の再構築に取り組んでおり、主力のベルメゾンにおける購入者数は前年同期と比
    べて増加の傾向に転じております。
     今後も、各種の改善施策を確実に実行することにより、強固な収益基盤の構築と再成長を実現し、業績回復及び安定
    化に努めていくとともに、前連結会計年度に策定したベルメゾンブランドスローガン「愛、のち、アイデア。」に基づ
    く提供価値を基盤として、より一層、お客様に感動・信頼・共感いただける提案ができるよう努めてまいります。
     また、当第3四半期連結会計期間末において現金及び預金153億83百万円を保有しております。さらに、取引金融機
    関との総額100億円(当第3四半期連結会計期間末における未使用枠70億円)のコミットメントライン契約を締結して
    おり、十分な運転資金が確保できている状況であることから、資金繰りの懸念はありません。
     以上により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
     なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当連結会計年度におきましては、ブライダル事業の挙式披露宴
    組数の減少による業績悪化を見込んでおりますが、同事業は国内地方中堅都市を中心に出店を行っていることもあり、
    予定されていた挙式披露宴の大多数がキャンセルではなく延期となっていること、来館者数は緊急事態宣言下の状況か
    らは戻りつつあり、翌連結会計年度以後の成約者数も一定程度獲得できていることから、挙式ニーズは持続しており、
    同感染症の終息に伴い業績は改善するものと見込んでおります。今後も引き続き感染動向を注視しつつ、販売費及び一
    般管理費の削減・効率化を図り、政府及び地方公共団体からの要請等を踏まえた対策を講じていくとともに、転換点を
    迎えているブライダルマーケットにおいて、常に時代を捉え一歩先を行くサービスを創出してきた企業風土や経験、対
    応力を活かし、事業戦略の見直しや新規サービスを検討する等、同感染症終息後を見据えた対応を進めてまいります。
       




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