8151 東陽テクニカ 2021-08-05 16:30:00
2021年9月期第3四半期決算説明資料 [pdf]
第69期 2021年9月期第3四半期決算説明資料
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決算トピックス
増収増益(純利益 61.7%増)
物性/エネルギー分野の「全固体電池」と「電気自動車
(以下、EV)向け急速充電」評価ソリューションが好調
新型コロナウイルス感染拡大(以下、感染拡大)の影響
は限定的
通期業績予想は据え置き
自己株式の取得
固定資産の譲渡
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目次
1. 当第3四半期 決算ハイライト
2. 当期 連結業績予想
3. 企業としての取り組み
4. はかる技術への取り組み
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
ビジネス総括
注力分野
物性/エネルギー
全固体電池、EV向け急速充電が継続して好調
情報通信/情報セキュリティ
5G/ローカル5G、自社製品SYNESIS、セキュリティが堅調
ソフトウェア開発支援
ゲーム業界向けソフトウェア構成管理ツールが堅調
海洋/特機
特機関連製品の受注が好調、売上は来期以降に貢献
中国ビジネス
市場が回復し、受注が好調
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
業績ハイライト
増収増益
(億円) (億円) 2020年9月期Q3 2021年9月期Q3
180.0 20.0
160.0 15.0
140.0 10.0
120.0 5.0
100.0 0.0
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2020年 2021年
増減額 増減率
9月期Q3 9月期Q3
売上高 173.5億円 180.8億円 7.2億円 4.2%
営業利益 10.7億円 15.9億円 5.1億円 47.5%
経常利益 12.0億円 18.8億円 6.7億円 55.8%
当期純利益 9.3億円 15.0億円 5.7億円 61.7%
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
売上高推移(セグメント別)
(億円)
200
180億円
180
173億円 情報通信/情報セキュリティ
160 機械制御/振動騒音
セキュリティ大型案件 55
140
53 自社製品SYNESIS
物性/エネルギー
120
33
EMC/大型アンテナ
100 39
80 全固体電池 38 海洋/特機
27 EV向け急速充電
60
ソフトウェア開発支援
40 25 25
8 9
20 ライフサイエンス/マテリアルズ
12 ソフトウェア構成管理ツール 14
0 8 9
2020年9月期Q3 2021年9月期Q3
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
営業利益(セグメント別)、経費
Q3営業利益 黒字化
2020年 2021年
増減
9月期Q3 9月期Q3
営業利益(合計) 10.7億円 15.9億円 5.1億円
セグメント別
情報通信/情報セキュリティ 4.1億円 7.3億円 3.1億円
機械制御/振動騒音 8.2億円 5.8億円 △2.3億円
物性/エネルギー 2.6億円 6.8億円 4.2億円
EMC/大型アンテナ 0.3億円 2.1億円 1.7億円
海洋/特機 0.7億円 1.2億円 0.5億円
ソフトウェア開発支援 1.8億円 3.3億円 1.4億円
ライフサイエンス/マテリアルズ △0.4億円 △0.1億円 0.3億円
全社費用(セグメント外費用) △6.4億円 △10.4億円 △4.0億円
経費 2021年9月期Q3 64億円(2020年9月期Q3 63億円)
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
経常利益、当期純利益
2020年 2021年
増減額 増減率
9月期Q3 9月期Q3
経常利益 12.0億円 18.8億円 +6.7億円 +55.8%
当期純利益 9.3億円 15.0億円 +5.7億円 +61.7%
経常利益 前年比較 6.7億円増(55.8%増)
主に営業利益の増加
当期純利益 前年比較 5.7億円増(61.7%増)
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
受注高推移(セグメント別)
(億円)
220
197億円 情報通信/情報セキュリティ
200
182億円
180
ローカル5G 機械制御/振動騒音
54
160 大型セキュリティ
53
140 物性/エネルギー
34
120
37 EMC/大型アンテナ
100
全固体電池 39
80 31 EV向け急速充電 海洋/特機
60
29
31 ソフトウェア開発支援
40
海洋関連製品 17
9
20 ソフトウェア構成管理ツール 14
12 ライフサイエンス/マテリアルズ
0 9 9
2020年9月期Q3 2021年9月期Q3
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
受注残高推移(セグメント別)
前年比較12億円増(14.6%増)
(億円)
100
92億円
情報通信/情報セキュリティ
大型セキュリティ
80億円 12
自社製品SYNESIS
80
機械制御/振動騒音
10 10
11 物性/エネルギー
60
全固体電池
20
EV向け急速充電
15 EMC/大型アンテナ
40
海洋/特機
29
31
ソフトウェア開発支援
20
海洋関連製品 14 ライフサイエンス/マテリアルズ
7
1 2
0 4 5
2020年9月期Q3 2021年9月期Q3
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1. 当第3四半期 決算ハイライト
為替と粗利率
粗利率 為替 円/USD
50% 70
80
45% 90
100
40%
110
粗利率 為替レート
120
35%
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2. 当期 連結業績予想
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2. 当期 連結業績予想
2021年9月期業績予想値
通期業績予想は据え置き
(億円) (億円)
280 30.0 2019年9月期
260 2020年9月期
25.0
240 2021年9月期
220 20.0
200
15.0
180
160 10.0
140
5.0
120
100 0.0
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
2021年9月期
2019年9月期 2020年9月期
予想値
売上高 255.4億円 231.0億円 250.0億円
営業利益 18.6億円 12.5億円 21.0億円
経常利益 18.6億円 14.5億円 22.0億円
当期純利益 11.4億円 14.3億円 17.0億円
*第2四半期にて、当初の当期純利益を上方修正(15.0億円⇒17.0億円)
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2. 当期 連結業績予想
配当金予想
(円)
(円/株)
45 42
40
38
35
33
30
30
26
24 期末
25 22
21
20
22
15 14
10
14 16 中間
5 12
8 8
0
2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
*第2四半期にて、当初の配当予想から2円増配(期末24円⇒26円)
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3. 企業としての取り組み
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3. 企業としての取り組み
プライム市場に適合
当社は、2021年7月、東京証券取引所からの書面通知により、「プライム市場」の
上場維持基準に適合していることを確認いたしました。
当社は従来から新市場区分に対して積極的に取り組むことを方針としており、引き続きその方針を
堅持して、東京証券取引所の定める申請スケジュールに従い手続きを進めてまいります。
更なるガバナンス強化を推進
6月1日に改訂されたCGコードに対して、全ての原則にコンプライすることを目指して、
当社のガバナンス強化を積極的に推進します。
参照URL:新市場区分の上場維持基準への適合状況に関する一次判定結果のお知らせ(toyo.co.jp)
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3. 企業としての取り組み
自己株式の取得
政策保有株式の縮減の一環として、自己株式の取得及び自己株式立会外買付
取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けを決議しました。
取得の内容
(1)取得対象株式の種類 :普通株式
(2)取得する株式の総数 :1,150,000株(上限)
発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合4.67%
(3)取得結果の公表 :2021年8月6日午前8時45分の取引時間終了後に
取得結果を公表いたします。
当社では、資本効率及び株主価値の向上を図るため、今後も自己株式の取得を
適宜検討してまいります。
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3. 企業としての取り組み
固定資産の譲渡
譲渡の理由
首都高速道路株式会社より「首都高速道路日本橋区間地下化事業」に伴い、当社テクノロジーインターフェース・
センターの存する東京都中央区の土地について収用依頼がありました。協議を重ね慎重に検討した結果、
本事業は公共性が高く、地域の景観や環境を改善するものであり、地域貢献の観点からもこれに協力するため、
譲渡することを決定いたしました。
譲渡資産の内容
所在地: 東京都中央区日本橋本石町一丁目2番地(379.28㎡)
譲渡価額: 4,496百万円 ※移転補償金を含む
帳簿価格: 957百万円 ※2021年7月末時点
今後の見通し
当連結会計年度(2021年9月期)の業績に与える影響はございません。物件の引き渡しが完了する
2024年9月期連結会計年度において特別利益を計上する見込みです。なお、代替資産の取得と、当該代替
資産の圧縮記帳による特別損失(固定資産圧縮損等)の計上を検討しております。これを実施した場合、
特別利益と特別損失が同時に計上されることにより、業績に与える影響は限定的になる見込みです。
詳細が確定次第、あらためてお知らせいたします。
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4. “はかる”技術への取り組み
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4. “はかる”技術への取り組み
全固体電池の評価技術で中国でも特許を取得
中国ビジネス拡大のため、全固体電池の電解質評価ソリューション「高周波インピーダン
ス測定システム」に搭載のプローブ技術で2021年4月に中国でも特許を取得しました。
次世代の蓄電池として、EV(電気自動車)だけでなくさまざまな用途で期待されている全固体電池。
中国では2035年までに新車販売におけるEVなどの新エネルギー
車の割合を50%以上にすると宣言しており、付随して全固体電
池の研究が活発化しています。
当社は、全固体電池の構成部材であり核となる固体電解質の性
能を評価するために自社開発した「高周波インピーダンス測定シス
テム」において、このたび日本に続き中国も特許取得したことにより、 高周波インピーダンス測定システム
中国でのビジネス拡大を図ります。 中国特許番号:CN 111226120 B
日本特許番号:特許第6324648 号
参照URL:全固体電池の研究開発を支える「高周波インピーダンス測定システム」搭載のプローブ技術 日本に続き中国での特許を取得 (toyo.co.jp)
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4. “はかる”技術への取り組み
小惑星探査機「はやぶさ2」の分析チームに参画
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下 JAXA)の小惑星探査機
『はやぶさ 2』が小惑星『リュウグウ』から採取したサンプルの初期分析プロジェクトに協力
当社は、プロジェクトチーム『石の物質分析チーム』と連携し、当社取扱
製品「XeプラズマFIB-SEM」を用いて、サンプル断面の作製・観察・分
析のサポートを2021年6月より開始しています。
「XeプラズマFIB-SEM」はXeイオンビームによる加工機能が付いた電子
顕微鏡です。他社製品と比べて、採取サンプルの広い領域をナノスケー
ルで精密に切断することができ、サンプル内部にある太陽系の歴史が記
録されている微粒子を表面に出すことが可能になります。
『リュウグウ』は水や有機物を多く含む天体と考えられているため、 XeプラズマFIB-SEM
約46億年前の太陽系形成初期の情報を多く保持しているとされていま
す。採取サンプルの分析により太陽系の起源と進化だけでなく、地球の
水の起源や⽣命誕⽣の謎に迫ることが期待されています。
当社は、本プロジェクトへの参画を通して、今後も日本の宇宙探査や分
析技術の発展・普及に貢献してまいります。
参照URL:小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」の試料初期分析プロジェクトに協力
イラスト︓木下真一郎
(toyo.co.jp)
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本資料にて開示されているデータおよび将来に関する予測は、本資料の発表日現在の判断
や入手可能な情報に基づくものであり、経済情勢や市場動向の変化等、様々な理由により
変化する可能性があります。従いまして、本資料は、記載された目標・予想の達成および将
来の業績を保証するものではありません。
お問い合わせ先
株式会社東陽テクニカ
経営企画部
toyo-ir@toyo.co.jp
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