2021年3月期 決算短信〔日本基準〕（連結）
2021年5月14日
上場会社名 株式会社 リョーサン 上場取引所 東
コード番号 8140 URL https://www.ryosan.co.jp/
代表者 （役職名） 代表取締役 社長執行役員 （氏名） 稲葉 和彦
問合せ先責任者 （役職名） 取締役 上席執行役員 財経本部長 （氏名） 西浦 政秀 TEL 03-3862-2591
定時株主総会開催予定日 2021年6月25日 配当支払開始予定日 2021年6月9日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月28日
決算補足説明資料作成の有無 ： 有
決算説明会開催の有無 ： 有 (証券アナリスト・機関投資家向け)
（百万円未満切捨て）
1. 2021年3月期の連結業績（2020年4月1日∼2021年3月31日）
(1) 連結経営成績 （％表示は対前期増減率）
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2021年3月期 219,884 △3.3 4,628 48.9 5,122 75.6 4,586 284.2
2020年3月期 227,297 △9.0 3,108 △40.6 2,916 △26.6 1,193 △19.3
（注）包括利益 2021年3月期 6,081百万円 （―％） 2020年3月期 △15百万円 （―％）
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 ％ ％ ％
2021年3月期 195.78 ― 5.3 3.6 2.1
2020年3月期 50.96 ― 1.4 2.1 1.4
（参考） 持分法投資損益 2021年3月期 23百万円 2020年3月期 △2百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 ％ 円銭
2021年3月期 148,087 89,609 60.5 3,824.82
2020年3月期 137,746 84,935 61.7 3,625.21
（参考） 自己資本 2021年3月期 89,609百万円 2020年3月期 84,935百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 △3,782 1,029 △1,571 20,636
2020年3月期 17,994 △310 △7,475 24,501
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 （合計） （連結） 率（連結）
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 ％ ％
2020年3月期 ― 50.00 ― 30.00 80.00 1,874 157.0 2.2
2021年3月期 ― 30.00 ― 70.00 100.00 2,342 51.1 2.6
2022年3月期(予想) ― 30.00 ― 30.00 60.00 54.1
2020年3月期 第2四半期末配当金の内訳 普通配当金50円
2020年3月期 期末配当金の内訳 普通配当金30円
2021年3月期 第2四半期末配当金の内訳 普通配当金30円
2021年3月期 期末配当金の内訳 普通配当金30円 特別配当金40円
2022年3月期 第2四半期末配当金の内訳（予想） 普通配当金30円
2022年3月期 期末配当金の内訳(予想) 普通配当金30円
3. 2022年 3月期の連結業績予想（2021年 4月 1日∼2022年 3月31日）
（％表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率）
1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円銭
第2四半期(累計) 110,000 13.2 1,600 27.8 1,700 1.5 1,200 △19.2 51.22
通期 223,000 1.4 3,700 △20.1 3,700 △27.8 2,600 △43.3 110.98
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動） ： 無
新規 ― 社 （社名） 、 除外 ― 社 （社名）
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
(3) 発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2021年3月期 25,000,000 株 2020年3月期 25,000,000 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 1,571,434 株 2020年3月期 1,570,850 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 23,428,846 株 2020年3月期 23,429,459 株
（参考）個別業績の概要
2021年3月期の個別業績（2020年4月1日∼2021年3月31日）
(1) 個別経営成績 （％表示は対前期増減率）
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2021年3月期 138,435 △4.1 1,033 ― 4,045 388.9 3,830 ―
2020年3月期 144,381 △9.2 △652 ― 827 △22.7 △395 ―
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2021年3月期 163.49 ―
2020年3月期 △16.87 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 ％ 円銭
2021年3月期 104,674 64,447 61.6 2,750.81
2020年3月期 100,038 61,654 61.6 2,631.54
（参考） 自己資本 2021年3月期 64,447百万円 2020年3月期 61,654百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
（将来に関する記述等についてのご注意）
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及
び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料Ｐ.4「１．経営成績等の概況（４）今後の見通し」をご覧ください。
㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
○添付資料の目次
１．経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… P.2
（１）当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… P.2
（２）当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… P.2
（３）当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… P.3
（４）今後の見通し …………………………………………………………………………………… P.4
（５）利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………… P.5
２．会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… P.5
３．連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… P.6
（１）連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… P.6
（２）連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… P.8
連結損益計算書 ………………………………………………………………………………… P.8
連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………… P.10
（３）連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… P.11
（４）連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… P.13
（５）連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… P.14
（継続企業の前提に関する注記） ………………………………………………………………… P.14
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記） ………………………………………… P.14
（セグメント情報） ………………………………………………………………………………… P.14
（１株当たり情報） ………………………………………………………………………………… P.16
（重要な後発事象） ………………………………………………………………………………… P.16
４．その他 ………………………………………………………………………………………………… P.17
（１）受注の実績 ……………………………………………………………………………………… P.17
（２）所在地別セグメント情報 ……………………………………………………………………… P.17
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１．経営成績等の概況
（１）当期の経営成績の概況
① 全体の概況
当連結会計年度（2020年４月１日～2021年３月31日）の世界経済は、上期において、新型コロナウイルス感染
抑制に向けた経済活動の制限等により、大幅に悪化しました。その後は、規制状況に左右されつつも基本的には
持ち直しの動きとなりましたが、早期に感染を抑制した中国を除き、感染抑制の程度に応じて、経済回復の状況
は地域毎にばらつきが見られました。
当社が従事していますエレクトロニクス業界も、新型コロナウイルス感染症の影響を受けました。巣ごもり需
要を受けたコンシューマ向けや中国での設備投資関連は通期を通して堅調に推移しました。一方、自動車向けは
上期において大幅に生産や販売台数が落ち込んだ影響を受けましたが、下期以降は一転して急激な回復基調とな
り、需給が逼迫しました。
このような中、当連結会計年度の業績は、売上高は上期の落ち込みを引きずった格好となり、2,198億84百万円
(前期比3.3％減)となりました。
一方、需給逼迫の中で在庫回転が進んだことに加え、在庫運用の厳格化が奏功し、同関連費用が縮小したこと
で売上総利益が増加。また、新型コロナウイルスによる事業活動停滞に伴う全般的な支出レベルの減少等の結果、
営業利益は46億28百万円(前期比48.9％増)となりました。
経常利益は外貨建負債等の評価替えに伴う為替差益の計上や支払利息の減少等で、51億22百万円(前期比75.6％
増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、政策保有株式の売却益や前期の一時費用の反動増等により、45億86百万
円(前期比284.2％増)となりました。
② セグメントの業績概況
イ．半導体事業
システムＬＳＩ、個別半導体、メモリの販売並びにシステムＬＳＩの受託開発を行っています。当連結会計
年度は、売上高は自動車向けビジネスを除き前期を上回りましたが、上期の自動車向けの落ち込みの影響が大
きく、1,318億53百万円(前期比3.2％減)となりました。一方、営業利益は在庫関連費用の縮小による売上総利
益の増加や、販売管理費の減少が寄与し、20億31百万円(前期比74.7％増)となりました。
ロ．電子部品事業
機構部品、表示デバイス、電源を販売しています。当連結会計年度は、通期を通してコンシューマや産業機
器向けビジネスが堅調に推移したことに加え、下期に自動車向けビジネスの回復もあり、売上高は756億83百万
円(前期比2.0％増)、営業利益は25億57百万円(前期比19.4％増)となりました。
ハ．電子機器事業
システム機器、設備機器を販売しています。当連結会計年度は、自動車向け大型案件が低調に推移したこと
等により、売上高は123億46百万円(前期比27.1％減)、営業利益は１億86百万円(前期比51.4％減)となりまし
た。
（２）当期の財政状態の概況
① 資産
総資産は、前連結会計年度末に比べ103億40百万円増加して、1,480億87百万円となりました。これは現金及び
預金が38億16百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が174億円増加したこと等によるものであります。
② 負債
負債は、前連結会計年度末に比べ56億66百万円増加して、584億77百万円となりました。これは買掛金が45億８
百万円増加したこと等によるものであります。
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③ 純資産
純資産は、前連結会計年度末に比べ46億74百万円増加して、896億９百万円となりました。これは配当金の支払
いが14億５百万円あったものの、親会社株主に帰属する当期純利益が45億86百万円あったこと等によるものであ
ります。なお、自己資本比率は、前連結会計年度の61.7％から60.5％に減少しました。
（３）当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて38億65百万円減少し、206億36百万
円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が62億14百万円あったことに加え、仕入債務
が40億９百万円増加したものの、売上債権が163億30百万円増加したことにより、全体で37億82百万円の資金の減
少となりました。なお前連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは179億94百万円の資金の増加でし
た。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入８億１百万円等により、全体で10億29
百万円の資金の増加となりました。なお前連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは３億10百万円の
資金の減少でした。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払が14億６百万円あったこと等により、全体で15億71百万
円の資金の減少となりました。なお前連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは74億75百万円の資金
の減少でした。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
３月期 ３月期 ３月期 ３月期 ３月期
自己資本比率 (％) 67.8 57.9 59.9 61.7 60.5
時価ベースの自己資本比率 (％) 58.2 57.7 47.4 40.6 35.7
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年) ― ― 1.8 1.0 ―
インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍) ― ― 16.3 30.7 ―
自己資本比率 ： 自己資本／総資産
時価ベースの自己資本比率 ： 株式時価総額／総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 ： 有利子負債／キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ ： キャッシュ・フロー／利払い
※ 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※ 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに算出しております。
※ キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用してお
ります。
※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象として
おります。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
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（４）今後の見通し
① 全体の概況
現下の新型コロナウイルス感染症はリモートワーク等働き方の変化をもたらし、デジタル化を加速させる契
機となることが想定されます。半導体や電子部品は、短期的には斯様な環境の変化、中長期的にはＡＩ技術の利
用範囲拡大や５Ｇ通信の普及により、需要が喚起されるものと想定されます。
2019年に第10次中期経営計画を凍結して以降、当社は収益向上対応策を策定し、赤字事業の撲滅、組織の適正
化等の一連施策を通じて業務効率化を徹底。これらの効率化の結果を踏まえた人員・資産の圧縮を行うことによ
って業務コストを削減し、事業ポートフォリオの体質改善を進めてきました。
2020年、新型コロナウイルスの影響から経営計画の取りまとめが難しい状況下、当社の10年後に向けた長期ビ
ジョン「ＲＳイノベーション2030」を公表。目指すべき姿として「エレクトロニクスの領域において、社会にと
っての安心・最適を創る」ことを掲げ、ビジネスモデル・販売先（チャネル）・商材（ネットワーク）3つのイノ
ベーションを成長の柱と位置付けました。
新型コロナウイルスは依然予断を許さない状況が続くものの、収益向上対応に一定の目途を付け、今般、第11
次中期経営計画として、長期ビジョンの具体化に向けた成長戦略を取りまとめました。
この第11次中期経営計画では、商権獲得先の深堀やチャネル改革を通じた「ポートフォリオの多様化推進」、
地場出資先との協働化を通じた「中華圏ローカル事業の深化」、「先行投資商材の刈り取りと新規投資」。顧客
ニーズを起点とする製造事業を含む新規ビジネス参入等「業態変革に向けた投資」、「既存ビジネスの効率化」、
経営情報整備や教育・リスク管理・ガバナンス等の「基盤整備」等を施策の柱として取り組んでいきます。これ
までの収益改善に向けた「守備」固めモードから、事業体質変革に向けた「攻め」のモードに経営の軸足をシフ
トさせていきます。
経営目標は、2024年３月期の売上高2,630億円、売上総利益213億円、営業利益69億円、ＲＯＥ5.0％としていま
す。
2022年３月期の世界経済は、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響があり、不確実性が高い状況が継続す
るものと思われます。また、エレクトロニクス業界では、世界的な半導体不足が深刻化し、自動車等を中心に最
終製品の生産への影響が懸念されています。当社は、引き続き安定的な事業運営に最優先で取り組んでいきま
す。
2022年３月期の通期連結業績予想は以下のとおりであります。
売上高 2,230億円（前期比 1.4％増）
営業利益 37億円（前期比20.1％減）
経常利益 37億円（前期比27.8％減）
親会社株主に帰属する当期純利益 26億円（前期比43.3％減）
② セグメントの業績見通し
イ.半導体事業
半導体事業では、売上高は自動車向けビジネスが増加することが見込まれ、1,340億円（前期比1.6％増）、一方、
営業利益は物流コスト上昇や在庫関連費用が正常化すること等に伴い15億円（前期比26.1％減）を予想していま
す。
ロ.電子部品事業
電子部品事業では、前期に好調だったコンシューマ向けビジネスの反動減等が見込まれ、売上高は735億円（前期
比2.9％減）、営業利益は23億円（前期比10.1％減）を予想しています。
ハ.電子機器事業
電子機器事業では、情報通信向け大型案件が寄与することが見込まれ、売上高は155億円（前期比25.5％増）、営
業利益は４億円（前期比114.5％増）を予想しています。
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（５）利益配分に関する基本方針及び当期の配当・次期の配当
当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要政策の一つと認識すると共に、１株当たり当期純利益の向上に
努めています。配当につきましては、連結配当性向50％を目途に実施することを基本方針としています。
当連結会計年度の期末配当につきましては、１株当たり普通配当30円に、特別配当40円を加え、70円とさせて
いただく予定であります。これにより、中間配当を含めました年間配当は１株当たり100円となります。
次期の配当につきましては、1株当たり年間配当60円を予定しています。
２．会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財務諸表を作成
する方針であります。
なお、ＩＦＲＳの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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３．連結財務諸表及び主な注記
（１）連結貸借対照表
(単位：百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年３月31日) (2021年３月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 24,501 20,685
受取手形及び売掛金 53,687 71,088
商品及び製品 37,240 35,672
仕掛品 2 28
未収入金 6,196 4,571
その他 322 720
貸倒引当金 △152 △278
流動資産合計 121,799 132,488
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 7,401 6,773
減価償却累計額 △4,675 △4,060
建物及び構築物（純額） 2,726 2,713
土地 5,758 5,299
リース資産 1,173 1,261
減価償却累計額 △628 △790
リース資産（純額） 545 471
その他 2,082 1,937
減価償却累計額 △1,840 △1,713
その他（純額） 241 224
有形固定資産合計 9,271 8,707
無形固定資産 946 881
投資その他の資産
投資有価証券 3,517 3,587
繰延税金資産 340 330
その他 2,241 2,154
貸倒引当金 △68 △63
投資損失引当金 △301 －
投資その他の資産合計 5,729 6,009
固定資産合計 15,947 15,598
資産合計 137,746 148,087
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(単位：百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年３月31日) (2021年３月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 28,475 32,984
短期借入金 18,158 18,551
リース債務 229 226
未払金 2,005 1,985
未払費用 1,228 1,439
未払法人税等 454 844
その他 145 205
流動負債合計 50,697 56,236
固定負債
リース債務 369 285
繰延税金負債 38 485
退職給付に係る負債 1,622 1,409
資産除去債務 30 25
その他 52 33
固定負債合計 2,113 2,240
負債合計 52,810 58,477
純資産の部
株主資本
資本金 17,690 17,690
資本剰余金 19,114 19,114
利益剰余金 53,857 57,039
自己株式 △6,532 △6,533
株主資本合計 84,130 87,310
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,158 1,526
繰延ヘッジ損益 0 1
為替換算調整勘定 △300 824
退職給付に係る調整累計額 △52 △52
その他の包括利益累計額合計 805 2,299
純資産合計 84,935 89,609
負債純資産合計 137,746 148,087
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（２）連結損益計算書及び連結包括利益計算書
（連結損益計算書）
(単位：百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2020年３月31日) 至 2021年３月31日)
売上高 227,297 219,884
売上原価 209,539 200,852
売上総利益 17,757 19,031
販売費及び一般管理費
荷造運搬費 997 1,089
貸倒引当金繰入額 127 112
役員報酬 382 408
給料及び手当 4,405 4,199
賞与 1,270 1,325
退職給付費用 447 450
福利厚生費 1,016 969
減価償却費 631 596
その他 5,371 5,249
販売費及び一般管理費合計 14,649 14,403
営業利益 3,108 4,628
営業外収益
受取利息 67 43
受取配当金 77 67
持分法による投資利益 － 23
為替差益 67 341
受取賃貸料 56 53
雑収入 159 198
営業外収益合計 428 728
営業外費用
支払利息 577 199
持分法による投資損失 2 －
雑損失 40 34
営業外費用合計 620 234
経常利益 2,916 5,122
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(単位：百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2020年３月31日) 至 2021年３月31日)
特別利益
固定資産売却益 1 59
投資有価証券売却益 － 662
ゴルフ会員権売却益 － 4
関税費用補填金 187 367
特別利益合計 189 1,093
特別損失
減損損失 513 －
投資有価証券評価損 8 －
投資損失引当金繰入額 301 －
ゴルフ会員権評価損 14 1
ゴルフ会員権売却損 0 －
特別退職金 473 －
特別損失合計 1,312 1
税金等調整前当期純利益 1,793 6,214
法人税、住民税及び事業税 850 1,270
法人税等調整額 △250 356
法人税等合計 599 1,627
当期純利益 1,193 4,586
親会社株主に帰属する当期純利益 1,193 4,586
― 9 ―
㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
（連結包括利益計算書）
(単位：百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2020年３月31日) 至 2021年３月31日)
当期純利益 1,193 4,586
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △388 368
繰延ヘッジ損益 △0 1
為替換算調整勘定 △796 1,125
退職給付に係る調整額 △25 0
その他の包括利益合計 △1,209 1,494
包括利益 △15 6,081
（内訳）
親会社株主に係る包括利益 △15 6,081
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㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
（３）連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年４月１日 至 2020年３月31日)
(単位：百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 17,690 19,114 55,572 △6,531 85,846
当期変動額
剰余金の配当 △2,928 △2,928
親会社株主に帰属
1,193 1,193
する当期純利益
自己株式の取得 △1 △1
株主資本以外の項目
の当期変動額（純 19 19
額）
当期変動額合計 － － △1,714 △1 △1,716
当期末残高 17,690 19,114 53,857 △6,532 84,130
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益 純資産合計
繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 1,546 0 495 △26 2,015 87,861
当期変動額
剰余金の配当 △2,928
親会社株主に帰属
1,193
する当期純利益
自己株式の取得 △1
株主資本以外の項目
の当期変動額（純 △388 △0 △796 △25 △1,209 △1,189
額）
当期変動額合計 △388 △0 △796 △25 △1,209 △2,926
当期末残高 1,158 0 △300 △52 805 84,935
― 11 ―
㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年４月１日 至 2021年３月31日)
(単位：百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 17,690 19,114 53,857 △6,532 84,130
当期変動額
剰余金の配当 △1,405 △1,405
親会社株主に帰属す
4,586 4,586
る当期純利益
自己株式の取得 △1 △1
株主資本以外の項目
の当期変動額（純
額）
当期変動額合計 － － 3,181 △1 3,179
当期末残高 17,690 19,114 57,039 △6,533 87,310
その他の包括利益累計額
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益 純資産合計
繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 1,158 0 △300 △52 805 84,935
当期変動額
剰余金の配当 △1,405
親会社株主に帰属す
4,586
る当期純利益
自己株式の取得 △1
株主資本以外の項目
の当期変動額（純 368 1 1,125 0 1,494 1,494
額）
当期変動額合計 368 1 1,125 0 1,494 4,674
当期末残高 1,526 1 824 △52 2,299 89,609
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㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
（４）連結キャッシュ・フロー計算書
(単位：百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2020年３月31日) 至 2021年３月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 1,793 6,214
減価償却費 653 619
減損損失 513 －
貸倒引当金の増減額（△は減少） 77 110
退職給付に係る負債の増減額（△は減少） △91 △236
投資損失引当金の増減額（△は減少） 301 －
受取利息及び受取配当金 △144 △111
支払利息 577 199
持分法による投資損益（△は益） 2 △23
投資有価証券売却損益（△は益） － △662
有形固定資産売却損益（△は益） － △59
その他の損益（△は益） △504 △99
売上債権の増減額（△は増加） 7,809 △16,330
たな卸資産の増減額（△は増加） 6,791 2,128
仕入債務の増減額（△は減少） △898 4,009
未収入金の増減額（△は増加） 1,424 1,645
その他の資産・負債の増減額 1,137 △214
小計 19,444 △2,809
利息及び配当金の受取額 145 111
利息の支払額 △585 △207
法人税等の支払額又は還付額（△は支払） △1,009 △877
営業活動によるキャッシュ・フロー 17,994 △3,782
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △311 △224
有形固定資産の売却による収入 161 506
無形固定資産の取得による支出 △215 △110
投資有価証券の取得による支出 △15 △15
投資有価証券の売却による収入 － 801
定期預金の増減額（△は増加） － △48
会員権の売却による収入 12 14
出資金の回収による収入 0 －
投資事業組合からの分配による収入 － 21
保険積立金の積立による支出 △131 △134
保険積立金の解約による収入 188 219
投資活動によるキャッシュ・フロー △310 1,029
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額（△は減少） △4,367 16
リース債務の返済による支出 △184 △179
自己株式の取得による支出 △1 △1
配当金の支払額 △2,922 △1,406
財務活動によるキャッシュ・フロー △7,475 △1,571
現金及び現金同等物に係る換算差額 △286 458
現金及び現金同等物の増減額（△は減少） 9,921 △3,865
現金及び現金同等物の期首残高 14,580 24,501
現金及び現金同等物の期末残高 24,501 20,636
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㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
（５）連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
ａ．セグメント情報
１ 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、事業セグメント別の財務情報により作成し、最高経営責任者が定期的に業績を評価する
対象となっているものであります。
当社は、本社に商品・製品別の事業本部を置き、各事業本部は取り扱う商品・製品について国内及び海外の包括的
な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って当社は事業本部を基礎として、「半導体事業」、「電子部品事業」及び「電子機器事業」の３つを報告セグ
メントとしております。
各事業区分の主要な商品・製品の名称は下記のとおりであります。
半導体事業 ……… メモリ・システムＬＳＩ・個別半導体
電子部品事業 ……… 表示デバイス・電源・機構部品
電子機器事業 ……… システム機器・設備機器
２ 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年４月１日 至 2020年３月31日)
(単位：百万円)
報告セグメント 連結損益計
調整額
算書計上額
(注)１
半導体事業 電子部品事業 電子機器事業 計 (注)２
売上高
外部顧客への売上高 136,154 74,208 16,934 227,297 － 227,297
セグメント間の内部
－ － － － － －
売上高又は振替高
計 136,154 74,208 16,934 227,297 － 227,297
セグメント利益 1,162 2,142 383 3,688 △579 3,108
(注) １ セグメント利益の調整額△579百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。
全社費用等は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
２ セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
３ セグメント資産は、最高経営責任者が業績を評価する対象となっていないため記載しておりません。
― 14 ―
㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年４月１日 至 2021年３月31日)
(単位：百万円)
報告セグメント 連結損益計
調整額
算書計上額
(注)１
半導体事業 電子部品事業 電子機器事業 計 (注)２
売上高
外部顧客への売上高 131,853 75,683 12,346 219,884 － 219,884
セグメント間の内部
－ － － － － －
売上高又は振替高
計 131,853 75,683 12,346 219,884 － 219,884
セグメント利益 2,031 2,557 186 4,775 △146 4,628
(注) １ セグメント利益の調整額△146百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。
全社費用等は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
２ セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
３ セグメント資産は、最高経営責任者が業績を評価する対象となっていないため記載しておりません。
ｂ．関連情報
１ 製品及びサービスごとの情報
報告セグメントと同一区分のため、記載を省略しております。
２ 地域ごとの情報
(1) 売上高
前連結会計年度(自 2019年４月１日 至 2020年３月31日)
(単位：百万円)
日本 中国 アジア その他 連結
売上高 120,309 52,930 43,344 10,712 227,297
連結売上高に占める割合（％） 52.9 23.3 19.1 4.7 100.0
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
当連結会計年度(自 2020年４月１日 至 2021年３月31日)
(単位：百万円)
日本 中国 アジア その他 連結
売上高 113,238 58,813 37,157 10,673 219,884
連結売上高に占める割合（％） 51.5 26.7 16.9 4.9 100.0
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90％を超えるため、記載を省
略しております。
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㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
(１株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2020年３月31日) 至 2021年３月31日)
１株当たり純資産額 3,625.21円 3,824.82円
１株当たり当期純利益 50.96円 195.78円
(注) １ 潜在株式調整後１株当たり当期純利益については、潜在株式が存在していないため記載しておりません。
２ 算定上の基礎
(1) １株当たり純資産額
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2020年３月31日) (2021年３月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 84,935 89,609
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) － －
(うち非支配株主持分) (－) (－)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 84,935 89,609
１株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
23,429 23,428
の数(千株)
(2) １株当たり当期純利益
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2020年３月31日) 至 2021年３月31日)
１株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 1,193 4,586
普通株主に帰属しない金額(百万円) － －
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
1,193 4,586
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 23,429 23,428
(重要な後発事象)
(連結子会社の休眠会社化)
当社は、2021年4月27日開催の当社取締役会において、連結子会社である株式会社サクシスを2021年６月25日にて
休眠会社とし、株式会社リョーサンに事業移管することを決議しました。
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㈱リョーサン (8140) 2021年３月期 決算短信
４．その他
（１）受注の実績
(単位：百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年４月１日 (自 2020年４月１日
至 2020年３月31日) 至 2021年３月31日)
半導体事業 143,615 162,492
電子部品事業 74,688 83,956
電子機器事業 18,948 15,793
計 237,252 262,242
（２）所在地別セグメント情報
前連結会計年度(自 2019年４月１日 至 2020年３月31日)
(単位：百万円)
日本 アジア その他 計 消去又は全社 連結
売上高
(1) 外部顧客に対する売上高 125,850 90,967 10,479 227,297 － 227,297
(2) セグメント間の内部
18,531 259 17 18,807 △18,807 －
売上高又は振替高
計 144,381 91,226 10,496 246,104 △18,807 227,297
セグメント利益 △202 2,357 367 2,521 586 3,108
(注) １．国又は地域の区分は、地理的接近度によっております。
２．各区分に属する主な国又は地域
アジア ……… 香港・タイ・中国・韓国等
その他 ……… 米国等
当連結会計年度(自 2020年４月１日 至 2021年３月31日)
(単位：百万円)
日本 アジア その他 計 消去又は全社 連結
売上高
(1) 外部顧客に対する売上高 121,351 88,613 9,918 219,884 － 219,884
(2) セグメント間の内部
17,083 225 21 17,331 △17,331 －
売上高又は振替高
計 138,435 88,839 9,940 237,215 △17,331 219,884
セグメント利益 1,279 2,559 182 4,021 607 4,628
(注) １．国又は地域の区分は、地理的接近度によっております。
２．各区分に属する主な国又は地域
アジア ……… 香港・タイ・中国・韓国等
その他 ……… 米国等
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