8133 エネクス 2021-10-29 13:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年10月29日
上場会社名 伊藤忠エネクス株式会社 上場取引所 東
コード番号 8133 URL https://www.itcenex.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)岡田 賢二
執行役員CFO補佐
問合せ先責任者 (役職名) (氏名)井上 慎一郎 TEL 03-4233-8008
(兼)財務経理部長
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日 配当支払開始予定日 2021年12月6日
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
当社株主に
営業活動に
売上収益 税引前四半期利益 四半期純利益 帰属する 四半期包括利益
係る利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第2四半期 398,130 24.6 9,139 △10.1 9,822 △6.2 6,882 △5.5 5,527 △11.3 6,698 △11.3
2021年3月期第2四半期 319,536 △27.2 10,163 6.7 10,472 8.2 7,283 12.6 6,234 20.2 7,547 20.0
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
当社株主に帰属する 当社株主に帰属する
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第2四半期 48.96 -
2021年3月期第2四半期 55.22 -
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計 株主資本合計 株主資本比率
百万円 百万円 百万円 %
2022年3月期第2四半期 391,169 164,265 138,390 35.4
2021年3月期 408,327 161,399 136,233 33.4
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 22.00 - 28.00 50.00
2022年3月期 - 23.00
2022年3月期(予想) - 23.00 46.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
2021年3月期期末配当金の内訳 普通配当 22円00銭 記念配当 6円00銭
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
基本的1株当たり
営業活動に 当社株主に帰属する
売上収益 税引前利益 当社株主に帰属する
係る利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 800,000 8.2 20,500 6.0 21,200 5.8 12,500 2.7 110.74
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期2Q 116,881,106株 2021年3月期 116,881,106株
② 期末自己株式数 2022年3月期2Q 4,000,599株 2021年3月期 4,000,323株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期2Q 112,880,640株 2021年3月期2Q 112,880,657株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があります。
伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 7
(2)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 12
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 14
(6)セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………… 14
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 当期の連結業績の概況
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日)における日本経済は、前第2四半期連結累計
期間同様、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛や各自治体からの営業自粛要請等により個人消費
が落ち込み、経済活動が停滞するという状況が続きました。経済活動の回復に向けた動きは鈍く、新型コロナウイ
ルス感染症の感染者数が再び増加するなど、将来の見通しについては極めて不透明な状況が続いております。
当社グループとしての対応におきましては、社長を対策本部長とする「新型コロナウイルス感染症対策本部」を
設置し、全社的な対応方針並びに必要な施策の決定・遂行、継続的な情報収集と社内外への情報発信により、適切
な全社マネジメントを行っております。また、「従業員の安全」、「感染防止」を最優先事項とし、在宅勤務や時
差出勤の活用、事業所内における環境消毒を徹底し、感染リスクの低減を図るとともに、業務の遂行に必要な通信
ネットワーク環境の整備を進め、業務効率化を図っております。
事業面におきましては、2021年4月に新たに策定しました2ヵ年の中期経営計画『SHIFT!2022』に基づき、事
業を推進しております。
中期経営計画の概要
1.計画名称:
2.期間 :2ヵ年(2021年度~2022年度)
3.基本方針:『“基盤”“環境・エネルギー”“人材”』
「基盤」
・国内販売ネットワーク・顧客基盤の更なる充実
・DXを活用しBtoCビジネスの積極推進
・アジアを中心とした海外事業の展開強化
「環境・エネルギー」
・環境商材をはじめ電力他多様なエネルギーで未開拓エリアへ進出
・再生可能エネルギーを中心に、発電から売電まで電力事業の更なる拡大
・環境技術力を高め、低炭素・脱炭素型商材拡充
「人材」
・国内外で活躍するマルチ人材の育成
・ダイバーシティ推進と多様な価値観の醸成
4.定量計画(2021年度)
「2021年度 連結業績目標」
① 当社株主に帰属する当期純利益:125億円
② ROE:9.0%以上
「経営指標」
① 実質営業キャッシュ・フロー(※1):毎期300億円以上
② 連結配当性向:40%以上
③ 新規投資額(2期累計):600億円
(※1)実質営業キャッシュ・フローとは、営業活動によるキャッシュ・フローから運転資金等を除いたものです。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
(単位:百万円)
2020年度第2四半期 2021年度第2四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 319,536 398,130 78,594
営業活動に係る利益 10,163 9,139 △1,024
当社株主に帰属する四半期純利益 6,234 5,527 △707
売上収益は3,981億3千万円(前年同期比24.6%の増加)となりました。これは主に、国内石油製品の原油価格
上昇に伴う販売価格の上昇によるものです。
営業活動に係る利益は91億3千9百万円(前年同期比10.1%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は55億
2千7百万円(前年同期比11.3%の減少)となりました。これは主に、新型コロナウイルス感染症による影響は前
年同期に比べ縮小し販売数量は回復基調にある一方で、前年同期における原油価格の変動を捉えたオペレーション
による一過性収益の反動等があったことによるものです。
② 当期のセグメント別の概況
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
【ホームライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第2四半期 2021年度第2四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 30,210 34,686 4,476
営業活動に係る利益 39 386 347
当社株主に帰属する四半期純利益 15 556 541
当第2四半期連結累計期間におけるホームライフ事業部門は、LPガス事業におきましては、新規顧客獲得活動
や営業権買収活動の推進により、直売顧客軒数は約553,000軒(前期末比約1,000軒増加)となりました。LPガス
販売数量は、業務用、工業用において、新型コロナウイルス感染症による需要減から回復傾向にあるものの卸売や
オートガスの販売数量が減少し、全体としては前年同期並みとなりました。
家庭向け電力販売事業は、LPガスとのセット販売を中心に顧客基盤の拡大を推進し、顧客軒数は約114,000軒
(前期末比5,000軒増加)となりました。
産業ガス販売事業は、窒素ガスにおきましては、前第2四半期連結累計期間の特需による反動から、販売数量は
前年同期を下回ったものの、その他のガス種におきましては、供給先工場等の稼働率の回復に伴い、販売数量は前
年同期を上回りました。
このような活動の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は346億8千6百万円(前年同期比14.8%の増加)となりました。これは主にLPガス輸入価格上昇に
よる販売価格の上昇によるものです。
営業活動に係る利益は3億8千6百万円(前年同期比889.7%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は5
億5千6百万円(前年同期は当社株主に帰属する四半期純利益1千5百万円)となりました。これは主に、経済活
動再開に伴う、産業ガス関連事業や海外事業の復調とLPガス輸入価格上昇に伴う在庫影響等によるものです。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
【カーライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第2四半期 2021年度第2四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 183,465 236,236 52,771
営業活動に係る利益 3,377 3,143 △234
当社株主に帰属する四半期純利益 1,904 1,566 △338
当第2四半期連結累計期間におけるカーライフ事業部門は、CS (※2)事業におきましては、CS数が前期末
より15ヵ所減少し、1,672ヵ所となりました。石油製品の販売数量は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響と夏
期の天候不良の影響があったものの、経済活動の再開により、大幅に落ち込んだ前年同期と比べガソリンや軽油の
販売数量はやや持ち直し、前年同期をわずかに上回りました。
自動車関連事業におきましては、自動車ディーラー事業を行っている子会社の大阪カーライフグループでは、新
型コロナウイルス感染症の拡大の影響があったものの、新型車等の販売回復により、販売台数は前年同期を上回り
ました。
このような活動の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は2,362億3千6百万円(前年同期比28.8%の増加)となりました。これは主に、国内石油製品の原油
価格に連動した販売価格上昇と販売数量の増加によるものです。
営業活動に係る利益は31億4千3百万円(前年同期比6.9%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は15億
6千6百万円(前年同期比17.8%の減少)となりました。これは主に、自動車ディーラー事業の回復があった一方
でCS事業の小売利幅が縮小したことによるものです。
(※2)CSとは、カーライフ・ステーションの略であり、当社が提案する複合サービス給油所です。
【産業ビジネス事業】
(単位:百万円)
2020年度第2四半期 2021年度第2四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 68,500 90,378 21,878
営業活動に係る利益 2,800 2,158 △642
当社株主に帰属する四半期純利益 2,268 1,505 △763
当第2四半期連結累計期間における産業ビジネス事業部門は、アスファルト販売事業におきましては、販売数量
は減少したものの、収益性を意識した営業活動を行ってまいりました。船舶燃料販売事業におきましては、内航船
向けでは、既存顧客の新規航路向け供給を拡大し販売数量は前年同期を上回ったものの、外航船向けの販売数量が
減少したことから、数量は前年同期を下回りました。また、法人向け自動車用燃料給油カード販売事業におきまし
ては、新規顧客獲得を継続的に積み重ねたことにより、販売数量は前年同期を上回りました。環境負荷低減事業と
して取り組んでいるAdBlue®(※3)販売事業においては、埼玉県にアドブルー製造工場を新設し出荷を開始してお
り、増加する需要に対し供給体制を整備することで、拡販できる体制を構築しております。また、GTL燃料(※
4)の販売事業につきましては、供給エリアの拡大、国内建設現場への採用が進むなど販売数量は堅調に増加して
おります。
このような活動の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は903億7千8百万円(前年同期比31.9%の増加)となりました。これは主に、産業用石油製品の原油
価格の上昇に伴う販売単価の上昇によるものです。
営業活動に係る利益は21億5千8百万円(前年同期比22.9%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は15億
5百万円(前年同期比33.6%の減少)となりました。これは主に、アスファルト事業が増益した一方で、前第2四
半期連結累計期間における原油価格の変動を捉えたオペレーションによる一過性収益の反動等が大きく影響してい
ることによるものです。
(※3)AdBlue®とは、ディーゼル車の排気ガスを分解して無害化する際に使われる世界標準の高品位尿素水。(®AdBlueはドイツ自動車
工業会(VDA)の登録商標です。)
(※4)Gas to Liquidsの略称。天然ガス由来の製品で、環境負荷の少ないクリーンな軽油代替燃料。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
【電力・ユーティリティ事業】
(単位:百万円)
2020年度第2四半期 2021年度第2四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 37,361 36,830 △531
営業活動に係る利益 3,424 3,101 △323
当社株主に帰属する四半期純利益 1,763 1,738 △25
当第2四半期連結累計期間における電力・ユーティリティ事業部門は、電力事業のうち、高圧の販売数量 (※
5)におきましては、大型案件の獲得により前年同期を上回りました。低圧の販売数量におきましては、家庭向け
を中心とした契約件数の増加が寄与し、前年同期を上回り、全体での小売電力販売量は前年同期を上回りました。
熱供給事業(※6)におきましては、今夏の平均気温が前年を大きく下回ったことにより、熱需要は前年同期を
下回りました。
このような活動の結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は368億3千万円(前年同期比1.4%の減少)となりました。これは主に、電力事業における九州電力と
の契約形態変更に伴う会計上の処理の影響によるものです。
営業活動に係る利益は31億1百万円(前年同期比9.4%の減少)となりました。これは主に、今夏の熱需要減少
によるものと発電所の定期点検による稼働の低下によるものです。当社株主に帰属する四半期純利益は17億3千8
百万円(前年同期比1.4%の減少)となりました。これは主に、持分法適用会社からの取込利益等が増加した一方
で営業活動に係る利益が減少したことによるものです。
(※5)電力販売量は高圧・低圧共に取次数量を含みます。
(※6)熱供給事業とは、熱源プラントから複数の建物、オフィスビル等に、冷房・暖房等に使用する冷水・温水を導管で供給する事業
です。
(2)財政状態に関する説明
【資産、負債及び資本の状況】
(単位:百万円)
2021年3月末 2021年9月末 増減
資産合計 408,327 391,169 △17,158
負債合計 246,928 226,904 △20,024
資本合計 161,399 164,265 2,866
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して171億5千8百万円減少し、
3,911億6千9百万円となりました。これは主に、季節要因による販売数量の減少により営業債権が115億6千9百
万円減少したことによるものです。また負債合計は、前連結会計年度末と比較して200億2千4百万円減少し、
2,269億4百万円となりました。これは主に、季節要因による仕入数量の減少により営業債務が111億5千8百万円
減少したことによるものです。資本合計は、当社株主に帰属する四半期純利益による55億2千7百万円増加及び配
当金支払いによる38億1千万円減少等により前連結会計年度末と比較して28億6千6百万円増加の1,642億6千5
百万円となりました。
【キャッシュ・フローの状況】
当社グループでは、新型コロナウイルス感染症を考慮しつつも、コア事業から生みだされたキャッシュ・フロー
をもとに周辺事業の拡大・新たな事業領域への展開、並びに環境関連事業への投資を積極的に推進してまいりま
す。
当面の資金調達余力につきましては、潤沢な現金及び現金同等物に加え、十分な当座貸越枠並びに社債(CP)
発行枠を確保しております。また、これまでも健全な水準を維持してきたネットDERは△0.17倍となっており、
実質無借金となっております。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
2020年度第2四半期 2021年度第2四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
22,104 18,113 △3,991
キャッシュ・フロー
投資活動による
5,850 △2,641 △8,491
キャッシュ・フロー
(フリー・キャッシュ・
(27,954) (15,472) (△12,482)
フロー)
財務活動による
△10,368 △9,506 862
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減
17,585 5,966 △11,619
額
為替相場の変動による現金
△20 △4 16
及び現金同等物への影響額
現金及び現金同等物の四半
36,809 40,803 3,994
期末残高
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比
較して59億6千2百万円増加の408億3百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
(単位:百万円)
2020年度第2四半期 2021年度第2四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
22,104 18,113 △3,991
キャッシュ・フロー
運転資金等の増減 5,084 △136 △5,220
実質営業キャッシュ・
17,020 18,249 1,229
フロー
営業活動の結果得られた資金は181億1千3百万円となりました。主な要因は、税引前四半期利益98億2千2百
万円、減価償却費等101億2百万円、法人所得税の支払額43億6千3百万円によるものです。なお、獲得した資金
は油価上昇等による債権債務の増減により前年同期比39億9千1百万円減少しております。また、実質営業キャッ
シュ・フローにつきましては前年同期比で12億2千9百万円増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、これまでも投資戦略に基づき常に資本効率を意識した投資を進めております。
中期経営計画『SHIFT!2022』の2ヵ年においてはキャッシュを生み出す重要な収益基盤の維持・強化に300億
円、再生可能エネルギー関連や環境対応ビジネス関連、海外事業等の成長投資に300億円、合計600億円の投資を計
画しております。
投資活動に使用した資金は26億4千1百万円となりました。主な要因は、有形固定資産及び投資不動産の取得に
よる支出51億1千4百万円、無形資産の取得による支出10億9百万円等に使用した一方、投資の売却及び償還によ
る収入16億4千9百万円、子会社の売却による収入8億2千5百万円、有形固定資産及び投資不動産の売却による
収入4億5千6百万円、その他7億4千3百万円等により資金が得られました。なお、使用した資金は前年同期比
84億9千1百万円増加しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、企業価値向上に向けグループ全体での財務活動の効率化を目指しております。グループ金融
制度 (※)の導入等によりグループ全体での財務マネジメントを強化した結果、財務活動による資金は95億6百万
円の支出となりました。主な要因は、リース負債の返済による支出55億9千1百万円、当社株主への配当金の支払
額31億6千4百万円、非支配持分への配当金の支払額6億4千6百万円によるものです。なお、使用した資金は前
年同期比8億6千2百万円減少しております。
(※)グループ金融制度とはグループ間で資金を融通しあうことで資金管理・調達コストを効率化する制度です。
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2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第2四半期連結会計期間末
区分
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
(資産の部)
流動資産
現金及び現金同等物 34,841 40,803
営業債権 99,764 88,195
その他の短期金融資産 17,900 14,235
棚卸資産 25,495 25,357
未収法人所得税 3,055 636
前渡金 100 146
その他の流動資産 2,710 1,758
流動資産合計 183,865 171,130
非流動資産
持分法で会計処理されている投資 29,437 28,751
その他の投資 4,246 4,035
投資以外の長期金融資産 10,330 9,676
有形固定資産 136,291 133,551
投資不動産 12,797 12,826
のれん 521 521
無形資産 19,688 19,671
繰延税金資産 9,728 9,045
その他の非流動資産 1,424 1,963
非流動資産合計 224,462 220,039
資産合計 408,327 391,169
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第2四半期連結会計期間末
区分
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
(負債及び資本の部)
流動負債
社債及び借入金(短期) 3,041 13,173
営業債務 102,768 91,610
リース負債 10,285 9,776
その他の短期金融負債 5,614 4,979
未払法人所得税 3,874 2,596
前受金 11,006 9,956
その他の流動負債 14,353 10,244
流動負債合計 150,941 142,334
非流動負債
社債及び借入金(長期) 14,418 4,241
リース負債 50,499 48,411
その他の長期金融負債 14,425 14,465
退職給付に係る負債 9,925 10,763
繰延税金負債 1,001 1,128
引当金 5,465 5,302
その他の非流動負債 254 260
非流動負債合計 95,987 84,570
負債合計 246,928 226,904
資本
資本金 19,878 19,878
資本剰余金 18,974 18,951
利益剰余金 99,829 102,231
その他の資本の構成要素 △576 △799
自己株式 △1,871 △1,871
株主資本合計 136,233 138,390
非支配持分 25,165 25,875
資本合計 161,399 164,265
負債及び資本合計 408,327 391,169
- 8 -
伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(2)要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上収益 319,536 398,130
売上原価 △277,415 △356,470
売上総利益 42,121 41,660
その他の収益及び費用
販売費及び一般管理費 △31,947 △32,842
固定資産に係る損益 △83 △99
その他の損益 72 420
その他の収益及び費用合計 △31,958 △32,521
営業活動に係る利益 10,163 9,139
金融収益及び金融費用
受取利息 25 16
受取配当金 465 86
支払利息 △549 △465
その他の金融損益 △76 △3
金融収益及び金融費用合計 △135 △366
持分法による投資損益 444 1,049
税引前四半期利益 10,472 9,822
法人所得税費用 △3,189 △2,940
四半期純利益 7,283 6,882
四半期純利益の帰属
当社株主に帰属する四半期純利益 6,234 5,527
非支配持分に帰属する四半期純利益 1,049 1,355
計 7,283 6,882
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
その他の包括利益(税効果控除後)
純損益に振替えられることのない項目
FVTOCI金融資産 155 45
持分法適用会社におけるその他の包括利益 11 38
純損益に振替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △3 △2
キャッシュ・フロー・ヘッジ 22 13
持分法適用会社におけるその他の包括利益 79 △278
その他の包括利益(税効果控除後)計 264 △184
四半期包括利益 7,547 6,698
四半期包括利益の帰属
当社株主に帰属する四半期包括利益 6,498 5,343
非支配持分に帰属する四半期包括利益 1,049 1,355
計 7,547 6,698
(単位:円)
1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益
基本的 55.22 48.96
希薄化後 - -
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 資本の 自己株式
剰余金 剰余金 合計
構成要素
2020年4月1日残高 19,878 18,934 92,761 △1,370 △1,870 128,333 23,551 151,884
四半期純利益 6,234 6,234 1,049 7,283
その他の包括利益 264 264 0 264
四半期包括利益 6,234 264 6,498 1,049 7,547
所有者との取引額
配当金 △2,599 △2,599 △675 △3,274
子会社持分の追加取得及び売却による増
- 50 50
減
自己株式の取得及び処分 △0 △0 △0
株式に基づく報酬取引 △1 1 - -
2020年9月30日残高 19,878 18,933 96,397 △1,105 △1,870 132,232 23,975 156,207
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 資本の 自己株式
剰余金 剰余金 合計
構成要素
2021年4月1日残高 19,878 18,974 99,829 △576 △1,871 136,233 25,165 161,399
四半期純利益 5,527 5,527 1,355 6,882
その他の包括利益 △184 △184 △0 △184
四半期包括利益 5,527 △184 5,343 1,355 6,698
所有者との取引額
配当金 △3,164 △3,164 △646 △3,810
子会社持分の追加取得及び売却による増
△23 △23 △23
減
その他の資本の構成要素から利益剰余金
39 △39 - -
への振替
自己株式の取得及び処分 △0 △0 △0
2021年9月30日残高 19,878 18,951 102,231 △799 △1,871 138,390 25,875 164,265
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 10,472 9,822
減価償却費等 10,084 10,102
固定資産に係る損益 83 99
金融収益及び金融費用 135 366
持分法による投資損益 △444 △1,049
営業債権の増減 16,485 11,615
棚卸資産の増減 △1,032 120
営業債務の増減 △10,953 △10,987
その他-純額 584 △884
配当金の受取額 1,599 656
利息の受取額 24 16
利息の支払額 △532 △455
法人所得税の支払額 △4,499 △4,363
法人所得税の還付額 98 3,055
営業活動によるキャッシュ・フロー 22,104 18,113
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の取得に
△170 △266
よる支出
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の売却及
299 1,649
び償還による収入
子会社の取得による収入 11 -
子会社の売却による収入(売却時の現金保有額控除後) - 825
貸付による支出 △462 △255
貸付金の回収による収入 511 313
有形固定資産及び投資不動産の取得による支出 △5,440 △5,114
有形固定資産及び投資不動産の売却による収入 478 456
無形資産の取得による支出 △670 △1,009
無形資産の売却による収入 197 17
預け金の増減-純額 11,021 -
その他-純額 75 743
投資活動によるキャッシュ・フロー 5,850 △2,641
- 12 -
伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債及び借入金による調達額 10,000 50
社債及び借入金の返済額 △13,908 △517
リース負債の返済による支出 △5,768 △5,591
短期借入金の増減-純額 2,532 362
非支配持分からの払込による収入 50 -
当社株主への配当金の支払額 △2,599 △3,164
非支配持分への配当金の支払額 △675 △646
自己株式の取得による支出 △0 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー △10,368 △9,506
現金及び現金同等物の増減額 17,585 5,966
現金及び現金同等物の期首残高 19,243 34,841
為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額 △20 △4
現金及び現金同等物の四半期末残高 36,809 40,803
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)セグメント情報
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス 調整額 連結
ティリティ 計
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 30,210 183,465 68,500 37,361 319,536 - 319,536
セグメント間収益 2 2,275 2,604 1,925 6,806 △6,806 -
売上収益合計 30,212 185,740 71,104 39,286 326,342 △6,806 319,536
売上総利益 9,161 22,290 4,794 5,876 42,121 - 42,121
営業活動に係る利益 39 3,377 2,800 3,424 9,640 523 10,163
税引前四半期利益 244 3,161 3,258 3,362 10,025 447 10,472
当社株主に帰属する
15 1,904 2,268 1,763 5,950 284 6,234
四半期純利益
その他の項目
資産合計 61,487 143,278 45,456 93,540 343,761 32,943 376,704
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額284百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額32,943百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第2四半期決算短信
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス 調整額 連結
ティリティ 計
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 34,686 236,236 90,378 36,830 398,130 - 398,130
セグメント間収益 33 3,107 2,538 1,644 7,322 △7,322 -
売上収益合計 34,719 239,343 92,916 38,474 405,452 △7,322 398,130
売上総利益 9,610 22,067 4,563 5,420 41,660 - 41,660
営業活動に係る利益 386 3,143 2,158 3,101 8,788 351 9,139
税引前四半期利益 1,059 2,994 2,175 3,321 9,549 273 9,822
当社株主に帰属する
556 1,566 1,505 1,738 5,365 162 5,527
四半期純利益
その他の項目
資産合計 67,103 144,448 57,221 84,778 353,550 37,619 391,169
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額162百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額37,619百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス 調整額 連結
ティリティ 計
事業 事業 事業
事業
資産合計 72,235 150,123 56,288 94,979 373,625 34,702 408,327
(注) 資産合計の調整額34,702百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
(報告セグメントの変更等に関する事項)
前第4四半期連結会計期間において、当社の子会社であったエネクスオート株式会社を、同子会社である株式
会社エネクスライフサービスが吸収合併したことに伴い、管理区分を見直し、従来「カーライフ事業部門」に含
まれていたエネクスオート株式会社の事業を、「電力・ユーティリティ事業部門」に含めて記載する方法に変更
しております。
なお、このセグメント変更に伴い、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメント
の区分により組替えて表示しております。
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