8133 エネクス 2021-07-30 13:00:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年7月30日
上場会社名 伊藤忠エネクス株式会社 上場取引所 東
コード番号 8133 URL https://www.itcenex.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)岡田 賢二
執行役員CFO補佐
問合せ先責任者 (役職名) (氏名)井上 慎一郎 TEL 03-4233-8008
(兼)財務経理部長
四半期報告書提出予定日 2021年8月11日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満四捨五入)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
当社株主に
営業活動に
売上収益
係る利益
税引前四半期利益 四半期純利益 帰属する 四半期包括利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第1四半期 206,962 39.7 4,325 △2.7 4,694 △10.6 3,307 △12.8 2,666 △25.5 2,971 △28.1
2021年3月期第1四半期 148,181 △32.7 4,447 3.1 5,252 9.7 3,790 17.2 3,578 32.4 4,135 37.4
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
当社株主に帰属する 当社株主に帰属する
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第1四半期 23.62 -
2021年3月期第1四半期 31.70 -
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計 株主資本合計 株主資本比率
百万円 百万円 百万円 %
2022年3月期第1四半期 390,227 160,538 135,378 34.7
2021年3月期 408,327 161,399 136,233 33.4
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 22.00 - 28.00 50.00
2022年3月期 -
2022年3月期(予想) 23.00 - 23.00 46.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
2021年3月期期末配当金の内訳 普通配当 22円00銭 記念配当 6円00銭
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
基本的1株当たり
営業活動に 当社株主に帰属する
売上収益
係る利益
税引前利益
当期純利益
当社株主に帰属する
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) - - - - - - - - -
通期 800,000 8.2 20,500 6.0 21,200 5.8 12,500 2.7 110.74
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
当社の業績評価は通期ベースで作成しており、第2四半期連結累計期間の業績予想は作成しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q 116,881,106株 2021年3月期 116,881,106株
② 期末自己株式数 2022年3月期1Q 4,000,463株 2021年3月期 4,000,323株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期1Q 112,880,697株 2021年3月期1Q 112,880,522株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があります。
伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 8
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 8
(2)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 13
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 15
(6)セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………… 15
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 当期の連結業績の概況
当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日)における日本経済は、前第1四半期連結累計
期間同様、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛や各自治体からの営業自粛要請等により個人消費
が落ち込み、経済活動が停滞するという状況が続きました。2021年7月現在におきましても、経済活動の回復に向
けた動きは鈍く、新型コロナウイルス感染症の感染者数が再び増加するなど、将来の見通しについては極めて不透
明な状況が続いております。
当社グループとしての対応におきましては、社長を対策本部長とする「新型コロナウイルス感染症対策本部」を
設置し、全社的な対応方針並びに必要な施策の決定・遂行、継続的な情報収集と社内外への情報発信により、適切
な全社マネジメントを行っております。また、「従業員の安全」、「感染防止」を最優先事項とし、在宅勤務や時
差出勤の活用、事業所内における環境消毒を徹底し、感染リスクの低減を図るとともに、業務の遂行に必要な通信
ネットワーク環境の整備を進め、業務効率化を図っております。
事業面におきましては、2021年4月に新たに策定しました2ヵ年の中期経営計画『SHIFT!2022』に基づき、事
業を推進しております。
中期経営計画の概要
1.計画名称:
2.期間 :2ヵ年(2021年度~2022年度)
3.基本方針:『“基盤”“環境・エネルギー”“人材”』
「基盤」
・国内販売ネットワーク・顧客基盤の更なる充実
・DXを活用しBtoCビジネスの積極推進
・アジアを中心とした海外事業の展開強化
「環境・エネルギー」
・環境商材をはじめ電力他多様なエネルギーで未開拓エリアへ進出
・再生可能エネルギーを中心に、発電から売電まで電力事業の更なる拡大
・環境技術力を高め、低炭素・脱炭素型商材拡充
「人材」
・国内外で活躍するマルチ人材の育成
・ダイバーシティ推進と多様な価値観の醸成
4.定量計画(2021年度)
「2021年度 連結業績目標」
① 当社株主に帰属する当期純利益:125億円
② ROE:9.0%以上
「経営指標」
① 実質営業キャッシュ・フロー(※1):毎期300億円以上
② 連結配当性向:40%以上
③ 新規投資額(2期累計):600億円
(※1)実質営業キャッシュ・フローとは、営業活動によるキャッシュ・フローから運転資金等を除いたものです。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2021年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 148,181 206,962 58,781
営業活動に係る利益 4,447 4,325 △122
当社株主に帰属する四半期純利益 3,578 2,666 △912
売上収益は2,069億6千2百万円(前年同期比39.7%の増加)となりました。これは主に、国内石油製品の原油
価格の上昇に伴う販売価格の上昇によるものです。
営業活動に係る利益は43億2千5百万円(前年同期比2.7%の減少)となりました。これは主に、前年同期にお
ける原油価格の変動を捉えたオペレーションによる一過性収益の反動の一方で、自動車ディーラー事業の販売回復
によるものであり、新型コロナウイルス感染症による影響は前年同期に比べ縮小し販売数量は回復基調にありま
す。
当社株主に帰属する四半期純利益は26億6千6百万円(前年同期比25.5%の減少)となりました。これは主に、
連結子会社並びに持分法会社からの取込利益の変動等によるものです。
② 当期のセグメント別の概況
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
【ホームライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2021年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 15,766 18,015 2,249
営業活動に係る利益 57 338 281
当社株主に帰属する四半期純利益 173 365 192
当第1四半期連結累計期間におけるホームライフ事業部門は、LPガス事業におきましては、新規顧客獲得活動
や営業権買収活動の推進により、直売顧客軒数は約553,000軒(前期末比約1,000軒増加)となりました。LPガス
販売数量は、前年度に新型コロナウイルス感染症による影響を受けた業務用及び工業用、オートガスの需要は回復
傾向にあるものの、巣ごもり需要が落ち着いたことによる家庭用数量の減少や卸売販売の減少により、全体として
は前年同期並みとなりました。
家庭向け電力販売事業は、LPガスとのセット販売を中心に顧客基盤の拡大を推進し、顧客軒数は約112,000軒
(前期末比約3,000軒増加)となりました。
産業ガス販売事業は、窒素ガスにおきましては、前第1四半期連結累計期間の特需による反動から、販売数量は
前年同期を下回ったものの、その他のガス種におきましては、供給先工場等の稼働率の回復に伴い、販売数量は前
年同期を上回りました。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は180億1千5百万円(前年同期比14.3%の増加)となりました。これは主に、LPガス輸入価格上昇
による販売価格の上昇によるものです。
営業活動に係る利益は3億3千8百万円(前年同期比493.0%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は3
億6千5百万円(前年同期比111.0%の増加)となりました。これは主に、LPガス輸入価格上昇に伴う在庫影響
等によるものです。
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【カーライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2021年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 81,682 115,181 33,499
営業活動に係る利益 908 1,494 586
当社株主に帰属する四半期純利益 633 730 97
当第1四半期連結累計期間におけるカーライフ事業部門は、CS(※2) 事業におきましては、CS数が前期末
より14ヵ所減少し、1,673ヵ所となりました。石油製品の販売数量は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響は依
然残っているものの、大幅に落ち込んだ前年同期と比べガソリンや軽油の販売数量はやや持ち直し、前年同期を上
回りました。
自動車関連事業におきましては、自動車ディーラー事業を行っている子会社の大阪カーライフグループでは、新
型車等の販売回復により、全体の販売台数は前年同期を上回りました。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は1,151億8千1百万円(前年同期比41.0%の増加)となりました。これは主に、国内石油製品の原油
価格に連動した販売価格上昇と販売数量の増加によるものです。
営業活動に係る利益は14億9千4百万円(前年同期比64.5%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は7億
3千万円(前年同期比15.3%の増加)となりました。これは主に、自動車関連事業における収益の貢献によるもの
です。
(※2)CSとは、カーライフ・ステーションの略であり、当社が提案する複合サービス給油所です。
【産業ビジネス事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2021年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 32,262 55,863 23,601
営業活動に係る利益 1,730 797 △933
当社株主に帰属する四半期純利益 1,539 569 △970
当第1四半期連結累計期間における産業ビジネス事業部門は、アスファルト販売事業におきましては、販売数量
は減少したものの、収益性を意識した営業活動を行ってまいりました。船舶燃料販売事業におきましては、内航船
向けでは、既存顧客の新規航路向け供給を獲得し販売数量は前年同期を上回ったものの、外航船向けの販売数量が
減少したことから、前年同期を下回りました。また、法人向け自動車用燃料給油カード事業におきましては、前連
結会計年度における新規顧客開拓が奏功し、販売数量が前年同期を上回りました。環境負荷低減事業として取り組
むAdBlue®(※3) 及びGTL燃料(※4)の販売につきましては、供給体制を整備し、販路の開拓は順調に推移し
ております。次世代燃料の取り組みにつきましては、舶用アンモニア燃料の早期社会実装化を目指す協議会の設立
や、陸上輸送向けリニューアブルディーゼルの販売実証を開始いたしました。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は558億6千3百万円(前年同期比73.2%の増加)となりました。これは主に、産業用石油製品の原油
価格の上昇に伴う販売単価の上昇によるものです。
営業活動に係る利益は7億9千7百万円(前年同期比53.9%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は5億
6千9百万円(前年同期比63.0%の減少)となりました。これは主に、前第1四半期連結累計期間における原油価
格の変動を捉えたオペレーションによる一過性収益の反動等によるものです。
(※3)AdBlue®とは、ディーゼル車の排気ガスを分解して無害化する際に使われる世界標準の高品位尿素水。(®AdBlueはドイツ自動車
工業会(VDA)の登録商標です。)
(※4)Gas to Liquidsの略称。天然ガス由来の製品で、環境負荷の少ないクリーンな軽油代替燃料。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
【電力・ユーティリティ事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2021年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 18,471 17,903 △568
営業活動に係る利益 1,474 1,580 106
当社株主に帰属する四半期純利益 1,111 961 △150
当第1四半期連結累計期間における電力・ユーティリティ事業部門は、電力事業のうち、高圧の販売数量
(※5)におきましては、法人向け契約件数が増加したことにより前年同期を上回りました。低圧の販売数量にお
きましても、家庭向けを中心とした契約件数の増加が寄与し、前年同期を上回りました。
熱供給事業(※6)におきましては、昨年同様に新型コロナウイルスの感染症拡大に伴う緊急事態宣言の影響に
より、熱供給先のテナントの営業時間短縮や在宅勤務が発生したため、熱需要は前年同期とほぼ同数量となりまし
た。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は179億3百万円(前年同期比3.1%の減少)となりました。これは主に、電力事業における九州電力と
の契約形態変更に伴う会計上の処理の影響によるものです。
営業活動に係る利益は15億8千万円(前年同期比7.2%の増加)となりました。これは主に、電力販売事業の卸
売利幅の改善によるものです。当社株主に帰属する四半期純利益は9億6千1百万円(前年同期比13.5%の減少)
となりました。これは主に、持分法会社からの取込利益の減少によるものです。
(※5)電力販売量は高圧・低圧共に取次数量を含みます。
(※6)熱供給事業とは、熱源プラントから複数の建物、オフィスビル等に、冷房・暖房等に使用する冷水・温水を導管で供給する事業
です。
(2)財政状態に関する説明
【資産、負債及び資本の状況】
(単位:百万円)
2021年3月末 2021年6月末 増減
資産合計 408,327 390,227 △18,100
負債合計 246,928 229,689 △17,239
資本合計 161,399 160,538 △861
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して181億円減少し、3,902億2千7
百万円となりました。これは主に、季節要因により営業債権が123億8千8百万円減少したことによるものです。
また負債合計は、前連結会計年度末と比較して172億3千9百万円減少し、2,296億8千9百万円となりました。こ
れは主に、季節要因により営業債務が122億6千7百万円減少したことによるものです。資本合計は、当社株主に
帰属する四半期純利益による26億6千6百万円増加及び配当金支払いによる38億1千万円減少等により前連結会計
年度末と比較して8億6千1百万円減少の1,605億3千8百万円となりました。
【キャッシュ・フローの状況】
当社グループでは、新型コロナウイルス感染症を考慮しつつも、コア事業から生みだされたキャッシュ・フロー
をもとに周辺事業の拡大・新たな事業領域への展開、並びに環境関連事業への投資を積極的に推進してまいりま
す。
当面の資金調達余力につきましては、潤沢な現金及び現金同等物に加え、十分な当座貸越枠並びに社債(CP)
発行枠を確保しております。また、これまでも健全な水準を維持してきたネットDERは△0.10倍となっており、
実質無借金となっております。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2021年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
16,317 5,925 △10,392
キャッシュ・フロー
投資活動による
8,452 △2,706 △11,158
キャッシュ・フロー
(フリー・キャッシュ・
(24,769) (3,219) (△21,550)
フロー)
財務活動による
2,928 △4,379 △7,307
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減
27,697 △1,160 △28,857
額
為替相場の変動による現金
△8 2 10
及び現金同等物への影響額
現金及び現金同等物の四半
46,932 33,683 △13,249
期末残高
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比
較して11億5千8百万円減少の336億8千3百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2021年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
16,317 5,925 △10,392
キャッシュ・フロー
運転資金等の増減 8,818 161 △8,657
実質営業キャッシュ・
7,499 5,764 △1,735
フロー※
※営業活動によるキャッシュ・フローから運転資金等を除いたもの
営業活動の結果得られた資金は59億2千5百万円となりました。主な要因は、税引前四半期利益46億9千4百万
円、減価償却費等50億9千7百万円、法人所得税の支払額41億8千6百万円によるものです。なお、獲得した資金
は油価上昇による債権の増加により前年同期比103億9千2百万円減少しております。また、実質営業キャッシ
ュ・フローにつきましては前年同期比で17億3千5百万円減少しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、これまでも投資戦略に基づき常に資本効率を意識した投資を進めております。
中期経営計画『SHIFT!2022』の2ヵ年においてはキャッシュを生み出す重要な収益基盤の維持・強化に300億
円、再生可能エネルギー関連や環境対応ビジネス関連、海外事業等の成長投資に300億円、合計600億円の投資を計
画しております。
投資活動により使用した資金は27億6百万円となりました。主な要因は、有形固定資産及び投資不動産の取得に
よる支出26億6千8百万円、無形資産の取得による支出5億4千3百万円等に使用した一方、投資(持分法で会計
処理される投資を含む)の売却及び償還による収入4億3千6百万円、有形固定資産及び投資不動産の売却による
収入2億7千3百万円等により資金が得られました。なお、使用した資金は前年同期比111億5千8百万円増加し
ております。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、企業価値向上に向けグループ全体での財務活動の効率化を目指しております。グループ金融
制度(※)の導入等によりグループ全体での財務マネジメントを強化した結果、財務活動による資金は43億7千9
百万円の支出となりました。主な要因は、リース負債の返済による支出27億9千8百万円、短期借入金の調達によ
る収入23億9千8百万円、当社株主への配当金の支払額31億6千4百万円によるものです。なお、使用した資金は
前年同期比73億7百万円増加しております。
(※)グループ金融制度とはグループ間で資金を融通しあうことで資金管理・調達コストを効率化する制度です。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第1四半期連結会計期間末
区分
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
(資産の部)
流動資産
現金及び現金同等物 34,841 33,683
営業債権 99,764 87,376
その他の短期金融資産 17,900 15,236
棚卸資産 25,495 23,963
未収法人所得税 3,055 3,806
前渡金 100 99
その他の流動資産 2,710 3,783
流動資産合計 183,865 167,946
非流動資産
持分法で会計処理されている投資 29,437 28,125
その他の投資 4,246 3,817
投資以外の長期金融資産 10,330 10,462
有形固定資産 136,291 135,438
投資不動産 12,797 12,739
のれん 521 521
無形資産 19,688 19,834
繰延税金資産 9,728 9,312
その他の非流動資産 1,424 2,033
非流動資産合計 224,462 222,281
資産合計 408,327 390,227
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(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第1四半期連結会計期間末
区分
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
(負債及び資本の部)
流動負債
社債及び借入金(短期) 3,041 15,311
営業債務 102,768 90,501
リース負債 10,285 9,904
その他の短期金融負債 5,614 6,918
未払法人所得税 3,874 1,331
前受金 11,006 8,501
その他の流動負債 14,353 10,889
流動負債合計 150,941 143,355
非流動負債
社債及び借入金(長期) 14,418 4,422
リース負債 50,499 50,086
その他の長期金融負債 14,425 14,433
退職給付に係る負債 9,925 10,682
繰延税金負債 1,001 1,147
引当金 5,465 5,306
その他の非流動負債 254 258
非流動負債合計 95,987 86,334
負債合計 246,928 229,689
資本
資本金 19,878 19,878
資本剰余金 18,974 18,951
利益剰余金 99,829 99,370
その他の資本の構成要素 △576 △950
自己株式 △1,871 △1,871
株主資本合計 136,233 135,378
非支配持分 25,165 25,160
資本合計 161,399 160,538
負債及び資本合計 408,327 390,227
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(2)要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上収益 148,181 206,962
売上原価 △127,824 △186,120
売上総利益 20,357 20,842
その他の収益及び費用
販売費及び一般管理費 △15,870 △16,636
固定資産に係る損益 △27 △50
その他の損益 △13 169
その他の収益及び費用合計 △15,910 △16,517
営業活動に係る利益 4,447 4,325
金融収益及び金融費用
受取利息 11 8
受取配当金 464 82
支払利息 △274 △221
その他の金融損益 10 3
金融収益及び金融費用合計 211 △128
持分法による投資損益 594 497
税引前四半期利益 5,252 4,694
法人所得税費用 △1,462 △1,387
四半期純利益 3,790 3,307
四半期純利益の帰属
当社株主に帰属する四半期純利益 3,578 2,666
非支配持分に帰属する四半期純利益 212 641
計 3,790 3,307
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
その他の包括利益(税効果控除後)
純損益に振替えられることのない項目
FVTOCI金融資産 125 2
持分法適用会社におけるその他の包括利益 9 8
純損益に振替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 8 △2
キャッシュ・フロー・ヘッジ 10 △15
持分法適用会社におけるその他の包括利益 193 △329
その他の包括利益(税効果控除後)計 345 △336
四半期包括利益 4,135 2,971
四半期包括利益の帰属
当社株主に帰属する四半期包括利益 3,923 2,330
非支配持分に帰属する四半期包括利益 212 641
計 4,135 2,971
(単位:円)
1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益
基本的 31.70 23.62
希薄化後 - -
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 剰余金 剰余金 資本の 自己株式 合計
構成要素
2020年4月1日残高 19,878 18,934 92,761 △1,370 △1,870 128,333 23,551 151,884
四半期純利益 3,578 3,578 212 3,790
その他の包括利益 345 345 0 345
四半期包括利益 3,578 345 3,923 212 4,135
所有者との取引額
配当金 △2,599 △2,599 △675 △3,274
2020年6月30日残高 19,878 18,934 93,740 △1,025 △1,870 129,657 23,088 152,745
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 剰余金 剰余金 資本の 自己株式 合計
構成要素
2021年4月1日残高 19,878 18,974 99,829 △576 △1,871 136,233 25,165 161,399
四半期純利益 2,666 2,666 641 3,307
その他の包括利益 △336 △336 △0 △336
四半期包括利益 2,666 △336 2,330 641 2,971
所有者との取引額
配当金 △3,164 △3,164 △646 △3,810
子会社持分の追加取得による増減等 △23 △23 △23
その他の資本の構成要素から利益剰余金
39 △39 - -
への振替
自己株式の取得及び処分 △0 △0 △0
2021年6月30日残高 19,878 18,951 99,370 △950 △1,871 135,378 25,160 160,538
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 5,252 4,694
減価償却費等 4,907 5,097
固定資産に係る損益 27 50
金融収益及び金融費用 △211 128
持分法による投資損益 △594 △497
営業債権の増減 22,582 12,412
棚卸資産の増減 450 1,514
営業債務の増減 △15,524 △12,285
その他-純額 1,310 △1,480
配当金の受取額 1,597 652
利息の受取額 10 8
利息の支払額 △228 △182
法人所得税の支払額 △3,261 △4,186
営業活動によるキャッシュ・フロー 16,317 5,925
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の取得に
△170 △119
よる支出
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の売却及
299 436
び償還による収入
貸付による支出 △290 △117
貸付金の回収による収入 258 166
有形固定資産及び投資不動産の取得による支出 △2,315 △2,668
有形固定資産及び投資不動産の売却による収入 291 273
無形資産の取得による支出 △380 △543
無形資産の売却による収入 113 1
預け金の増減-純額 11,021 -
その他-純額 △375 △135
投資活動によるキャッシュ・フロー 8,452 △2,706
- 13 -
伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債及び借入金による調達額 10,000 -
社債及び借入金の返済額 △363 △169
リース負債の返済による支出 △2,837 △2,798
短期借入金の増減-純額 △598 2,398
当社株主への配当金の支払額 △2,599 △3,164
非支配持分への配当金の支払額 △675 △646
自己株式の取得による支出 - △0
財務活動によるキャッシュ・フロー 2,928 △4,379
現金及び現金同等物の増減額 27,697 △1,160
現金及び現金同等物の期首残高 19,243 34,841
為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額 △8 2
現金及び現金同等物の四半期末残高 46,932 33,683
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)セグメント情報
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 15,766 81,682 32,262 18,471 148,181 - 148,181
セグメント間収益 1 1,258 1,256 933 3,448 △3,448 -
売上収益合計 15,767 82,940 33,518 19,404 151,629 △3,448 148,181
売上総利益 4,630 10,329 2,723 2,675 20,357 - 20,357
営業活動に係る利益 57 908 1,730 1,474 4,169 278 4,447
税引前四半期利益 278 806 2,179 1,744 5,007 245 5,252
当社株主に帰属する
173 633 1,539 1,111 3,456 122 3,578
四半期純利益
その他の項目
資産合計 61,749 139,076 43,998 93,862 338,685 43,016 381,701
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額122百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額43,016百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2022年3月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 18,015 115,181 55,863 17,903 206,962 - 206,962
セグメント間収益 16 1,912 1,317 615 3,860 △3,860 -
売上収益合計 18,031 117,093 57,180 18,518 210,822 △3,860 206,962
売上総利益 5,118 10,951 2,036 2,737 20,842 - 20,842
営業活動に係る利益 338 1,494 797 1,580 4,209 116 4,325
税引前四半期利益 676 1,428 825 1,687 4,616 78 4,694
当社株主に帰属する
365 730 569 961 2,625 41 2,666
四半期純利益
その他の項目
資産合計 67,116 144,969 55,557 88,307 355,949 34,278 390,227
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額41百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額34,278百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
前連結会計年度末(2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
資産合計 72,235 150,123 56,288 94,979 373,625 34,702 408,327
(注) 資産合計の調整額34,702百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
(報告セグメントの変更等に関する事項)
前第4四半期連結会計期間において、当社の子会社であったエネクスオート株式会社を、同子会社である株式
会社エネクスライフサービスが吸収合併したことに伴い、管理区分を見直し、従来「カーライフ事業部門」に含
まれていたエネクスオート株式会社の事業を、「電力・ユーティリティ事業部門」に含めて記載する方法に変更
しております。
なお、このセグメント変更に伴い、前第1四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメント
の区分により組替えて表示しております。
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