8133 エネクス 2021-01-29 13:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年1月29日
上場会社名 伊藤忠エネクス株式会社 上場取引所 東
コード番号 8133 URL https://www.itcenex.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)岡田 賢二
問合せ先責任者 (役職名) 財務経理部長 (氏名)井上 慎一郎 TEL 03-4233-8008
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満四捨五入)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
当社株主に
営業活動に
売上収益
係る利益
税引前四半期利益 四半期純利益 帰属する 四半期包括利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 515,679 △23.2 15,944 4.8 16,037 1.2 11,255 2.3 9,525 2.6 11,315 △2.4
2020年3月期第3四半期 671,116 △10.6 15,219 14.7 15,852 16.8 11,005 17.1 9,282 18.8 11,589 25.4
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
当社株主に帰属する 当社株主に帰属する
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 84.38 -
2020年3月期第3四半期 82.23 -
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計 株主資本合計 株主資本比率
百万円 百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 399,676 157,488 132,833 33.2
2020年3月期 387,657 151,884 128,333 33.1
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 21.00 - 23.00 44.00
2021年3月期 - 22.00 -
2021年3月期(予想) 22.00 44.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
基本的1株当たり
営業活動に 当社株主に帰属する
売上収益
係る利益
税引前利益
当期純利益
当社株主に帰属する
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 710,000 △20.9 16,000 △16.9 16,700 △16.4 11,000 △8.8 97.45
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 116,881,106株 2020年3月期 116,881,106株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 4,000,303株 2020年3月期 4,000,584株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 112,880,722株 2020年3月期3Q 112,879,808株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があります。
業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料6ページ「1.当
四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 6
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 7
(2)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 12
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 14
(6)セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………… 14
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 当期の連結業績の概況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日)における日本経済は、新型コロナウイルス感
染症の感染拡大に伴う2020年4月の緊急事態宣言発出を機に、外出自粛や各自治体からの営業自粛要請等により個
人消費が急速に落ち込み、経済活動が大幅に停滞するという、非常に厳しい状況が続きました。5月の緊急事態宣
言解除後においても、回復に向けた動きは鈍く、新型コロナウイルス感染症の感染者数が再び増加するなど、将来
の見通しについては極めて不透明な状況が続いております。
当社グループにおきましては、社長を対策本部長とする「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、全社
的な対応方針並びに必要な施策の決定・遂行、継続的な情報収集と社内外への情報発信により、適切な全社マネジ
メントを行っています。また、「従業員の安全」、「感染防止」を最優先事項とし、在宅勤務や時差出勤の活用、
事業所内における環境消毒を徹底し、感染リスクの低減を図るとともに、業務の遂行に必要な通信ネットワーク環
境の整備を進め、業務効率化を図っております。
事業面におきましては、2019年4月に公表しました2ヵ年の中期経営計画『Moving2020 翔ける』に基づき、事
業を推進しております。
中期経営計画の概要
1.計画名称:
2.期間 :2ヵ年(2019年度~2020年度)
3.基本方針:『成長戦略の推進』
① 収益基盤の維持・深化:グループシナジーの創出、顧客基盤の更なる活用
② 海外・周辺分野の開拓:海外事業への積極投資と周辺事業のM&A
③ 新規事業の創出:環境関連ビジネス等の推進
『組織基盤の進化』
① グループ経営の強化:連結経営管理の高度化と実効性のあるガバナンス体制の構築
② 成長を支える人材戦略:ダイバーシティの推進及びグローバル人材の育成
③ イノベーションの推進:既存事業の効率化追求とデジタル技術活用
4.定量計画(2020年度)(※1):
① 当社株主に帰属する当期純利益:110億円
② 連結配当性向:40%以上
③ 実質営業キャッシュ・フロー(※2):200億円以上
④ 2年間累計投資額:430億円
(※1)上記の定量計画は、新型コロナウイルス感染症による影響を考慮し、2020年5月15日に見直しをしております。
(※2)実質営業キャッシュ・フローとは、営業活動によるキャッシュ・フローから運転資金等を除いたものです。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
(単位:百万円)
2020年度第3四半期 2019年度第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 515,679 671,116 △155,437
営業活動に係る利益 15,944 15,219 725
当社株主に帰属する当期純利益 9,525 9,282 243
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
売上収益は5,156億7千9百万円(前年同期比23.2%の減少)となりました。これは主に、石油製品の原油価格
下落に伴う販売価格の下落や販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は159億4千4百万円(前年同期比4.8%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は95億
2千5百万円(前年同期比2.6%の増加)となりました。これは主に、新型コロナウイルス感染症の影響により全
てのセグメントにおいて販売数量が減少した一方で、巣ごもり需要により家庭用LPガス・電力の販売量が底堅く
推移したことと、石油製品の輸出入事業における原油価格の変動を捉えたオペレーション、また営業経費の削減等
によるものです。
② 当期のセグメント別の概況
セグメント別の業績は、次のとおりであります。2020年4月1日に行った組織改編に伴い、報告セグメントを変
更しております。当該組織改編により、「カーライフ事業部門」に含まれていた石油製品の輸出入事業及びタンク
ターミナル事業の区分を「産業ビジネス事業部門」に変更しております。
このため、前期との比較は、変更後の報告セグメントに基づき組み替えて行っております。
【ホームライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第3四半期 2019年度第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 52,615 60,037 △7,422
営業活動に係る利益 786 1,204 △418
当社株主に帰属する当期純利益 665 804 △139
当第3四半期連結累計期間におけるホームライフ事業部門は、LPガス事業におきましては、新型コロナウイル
ス感染症による影響や、営業権の売却が発生したものの直売顧客軒数は前期末より微増の約551,000軒となりまし
た。LPガス販売数量は、外出自粛による巣ごもり需要が発生したことにより、家庭用需要は拡大しましたが、業
務用や工業用、タクシー向けオートガスの需要は回復傾向にあるものの減少し、全体としては前年同期を下回りま
した。
家庭向け電力販売事業におきましては、顧客軒数は前期末より約12,000軒増加し約105,000軒となり、堅調に推
移しました。
産業ガス事業におきましては、飲食店を中心とする飲料用炭酸ガスや食品輸送用ドライアイスの減販、また供給
先工場等の稼働率低下の影響により、販売数量は前年同期を下回りました。
このような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は526億1千5百万円(前年同期比12.4%の減少)となりました。これは主に、LPガス輸入価格下落
に伴う販売価格の下落や経済活動の低迷によるLPガス及び産業ガス販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は7億8千6百万円(前年同期比34.7%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は6億
6千5百万円(前年同期比17.3%の減少)となりました。これは主に、家庭用LPガス需要の拡大により一定の収
益が確保できたものの、その他のLPガス及び産業ガスの販売数量が減少したことによるものです。
【カーライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第3四半期 2019年度第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 296,234 384,706 △88,472
営業活動に係る利益 5,597 6,074 △477
当社株主に帰属する当期純利益 3,091 3,302 △211
当第3四半期連結累計期間におけるカーライフ事業部門は、CS(※3)事業におきましては、CS数が前期末
より16ヵ所減少し、1,688ヵ所となりました。石油製品の販売数量は、新型コロナウイルス感染症の影響による外
出自粛や経済活動の低迷によりガソリンや軽油の販売数量が減少し、前年同期を下回りました。一方で、石油製品
の小売市況は引続き堅調に推移しました。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
自動車関連事業におきましては、自動車ディーラー事業を行っている子会社の大阪カーライフグループでは、新
型コロナウイルス感染症の影響による店舗の営業時間短縮等により、来店客数が減少し、販売台数は前年同期を下
回りましたが、10月以降は、新車販売が好調に推移したため、徐々に例年通りの販売台数に戻りつつあります。
このような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は2,962億3千4百万円(前年同期比23.0%の減少)となりました。これは主に、販売数量の減少と石
油製品の原油価格下落による販売価格の下落によるものです。
営業活動に係る利益は55億9千7百万円(前年同期比7.9%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は30億
9千1百万円(前年同期比6.4%の減少)となりました。これは主に、石油製品の販売数量の減少と自動車ディー
ラー事業の販売台数の減少やサービス収益の減少によるものです。
(※3)CSとは、カーライフ・ステーションの略であり、当社が提案する複合サービス給油所です。
【産業ビジネス事業】
(単位:百万円)
2020年度第3四半期 2019年度第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 111,570 155,006 △43,436
営業活動に係る利益 3,822 2,230 1,592
当社株主に帰属する当期純利益 3,006 1,537 1,469
当第3四半期連結累計期間における産業ビジネス事業部門は、産業用燃料販売事業及び法人向け自動車用燃料給
油カード事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による供給先である工場等の稼働率低下や営業車
の給油カード利用の減少により、販売数量は前年同期を下回りました。アスファルト事業におきましては、新型コ
ロナウイルス感染症の影響により、製油所の稼働率が低下し、アスファルトの供給体制が変化したことで販売数量
は前年同期を下回りました。船舶燃料販売事業におきましては、外航船向けの販売が堅調に推移したことにより、
販売数量は前年同期を上回りました。石油製品の輸出入事業におきましては、原油価格の変動を捉えたオペレーシ
ョンが奏功し、収益は前年同期を上回りました。
このような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は1,115億7千万円(前年同期比28.0%の減少)となりました。これは主に、産業用石油製品の原油価
格の下落に伴う販売価格の下落や販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は38億2千2百万円(前年同期比71.4%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は30億
6百万円(前年同期比95.6%の増加)となりました。これは主に、石油製品の輸出入事業における原油価格の変動
を捉えたオペレーションと営業経費の削減によるものです。
【電力・ユーティリティ事業】
(単位:百万円)
2020年度第3四半期 2019年度第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 55,260 71,367 △16,107
営業活動に係る利益 5,015 5,221 △206
当社株主に帰属する当期純利益 2,331 3,368 △1,037
当第3四半期連結累計期間における電力・ユーティリティ事業部門は、電力事業におきましては、新型コロナウ
イルス感染症の影響により電力供給先である店舗・工場等の稼働率が大きく低下したこと、また法人向け高圧契約
の減少も重なり、高圧販売量は前年同期比で減少しました。
一方、低圧販売量は、在宅率の向上により家庭用電力の消費量が増加したことに加え、家庭向けを中心とした低
圧契約件数が増加したことにより前年同期比で増加しましたが、小売電力販売量全体では前年同期を下回りまし
た。
熱供給事業(※4)におきましては、2020年2月より横浜市北仲通南地区において熱供給事業が新たに開始され
ていますが、新型コロナウイルス感染症の影響により熱供給先のテナント休業や在宅勤務が発生したことが影響
し、熱需要は前年同期を下回りました。
このような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
売上収益は552億6千万円(前年同期比22.6%の減少)となりました。これは主に、電力事業の販売・需給分野
における販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は50億1千5百万円(前年同期比3.9%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は23億
3千1百万円(前年同期比30.8%の減少)となりました。これは主に、電力事業の開発案件に係る利益の減少によ
るものです。
(※4)熱供給事業とは、熱源プラントから複数の建物、オフィスビル等に、冷房・暖房等に使用する冷水・温水を導管で供給する事業
です。
(2)財政状態に関する説明
【資産、負債及び資本の状況】
(単位:百万円)
2020年12月末 2020年3月末 増減
資産合計 399,676 387,657 12,019
負債合計 242,188 235,773 6,415
資本合計 157,488 151,884 5,604
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して120億1千9百万円増加し、
3,996億7千6百万円となりました。これは主に、運転資金等の減少により現金及び現金同等物が216億8千9百万
円増加したことによるものです。また負債合計は、前連結会計年度末と比較して64億1千5百万円増加し、2,421
億8千8百万円となりました。これは主に、原油価格の上昇に伴う仕入価格の上昇により営業債務が141億9百万
円増加したことによるものです。資本合計は、当社株主に帰属する四半期純利益による95億2千5百万円増加及び
配当金支払いによる57億5千9百万円減少等により前連結会計年度末と比較して56億4百万円増加の1,574億8千
8百万円となりました。
【キャッシュ・フローの状況】
当社グループでは、新型コロナウイルス感染症を考慮し投資内容を厳選しており、当期におきましては設備投資
を中心に実施しております。
当面の資金調達余力につきましては、潤沢な現金及び現金同等物に加え、十分な当座貸越枠並びに社債(CP)
発行枠を確保しております。また、これまでも健全な水準を維持してきたネットDERは△0.13倍となっており、
実質無借金となっております。
(単位:百万円)
2020年度第3四半期 2019年度第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
33,545 16,104 17,441
キャッシュ・フロー
投資活動による
3,826 △1,010 4,836
キャッシュ・フロー
(フリー・キャッシュ・
(37,371) (15,094) (22,277)
フロー)
財務活動による
△15,646 △17,854 2,208
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減 21,726 △2,760 24,486
為替相場の変動による現金
△37 1 △38
及び現金同等物への影響額
現金及び現金同等物の四半
40,932 15,966 24,966
期末残高
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比
較して216億8千9百万円増加の409億3千2百万円となりました。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
(単位:百万円)
2020年度第3四半期 2019年度第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
33,545 16,104 17,441
キャッシュ・フロー
運転資金等の増減 10,334 △10,495 20,829
実質営業キャッシュ・
23,211 26,599 △3,388
フロー
営業活動の結果得られた資金は335億4千5百万円となりました。主な要因は、税引前利益160億3千7百万円、
減価償却費等148億3千2百万円、売買所要資金の減少99億7千2百万円によるものです。なお、獲得した資金は
前年同期比174億4千1百万円増加しております。なお、実質営業キャッシュ・フローにつきましては特殊要因に
より前年同期比で33億8千8百万円減少しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、これまでも投資戦略に基づき常に資本効率を意識した投資を進めております。2019年~2020
年の2ヵ年においてはキャッシュを生み出す重要な収益基盤の維持・深化に170億円、電力・ユーティリティ部門
を中心とした海外・周辺分野、新規事業に対して260億円の投資を計画しております。
投資活動により得られた資金は38億2千6百万円となりました。電力・ユーティリティ事業を中心とする投資
(持分法で会計処理される投資を含む)の取得による支出45億1百万円、有形固定資産及び投資不動産の取得によ
る支出75億9千1百万円、無形資産の取得による支出11億5千9百万円等に使用した一方、投資(持分法で会計処
理される投資を含む)の売却及び償還による収入50億9千2百万円、有形固定資産及び投資不動産の売却による収
入6億1千万円、預け金の減少による収入110億2千1百万円等により資金が得られました。なお、獲得した資金
は前年同期比48億3千6百万円増加しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、企業価値向上に向けグループ全体での財務活動の効率化を目指しております。グループ金融
制度(※)の導入等によりグループ全体での財務マネジメントを強化した結果、財務活動による資金は156億4千6
百万円の支出となりました。主な要因は、新型コロナウイルス感染症対応に伴う短期社債(CP)及び借入金によ
る調達額100億5千万円、短期社債(CP)の償還及び借入金の返済による支出143億1百万円、リース負債の返済
による支出82億1千4百万円によるものです。なお、使用した資金は前年同期比22億8百万円減少しております。
(※)グループ金融制度とはグループ間で資金を融通しあうことで資金管理・調達コストを効率化する制度です。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社の通期連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症並びに電力卸市場の取引価格高騰の影響が不透明である
ため、2020年5月15日の発表より変更しておりません。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第3四半期連結会計期間末
区分
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
(資産の部)
流動資産
現金及び現金同等物 19,243 40,932
営業債権 86,911 90,983
その他の短期金融資産 28,095 18,960
棚卸資産 24,263 24,317
未収法人所得税 98 3,577
前渡金 128 125
その他の流動資産 2,502 2,392
流動資産合計 161,240 181,286
非流動資産
持分法で会計処理されている投資 31,583 28,302
その他の投資 3,860 3,281
投資以外の長期金融資産 11,942 11,273
有形固定資産 132,870 131,779
投資不動産 13,147 12,783
のれん 521 521
無形資産 20,005 19,613
繰延税金資産 10,374 8,905
その他の非流動資産 2,115 1,933
非流動資産合計 226,417 218,390
資産合計 387,657 399,676
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第3四半期連結会計期間末
区分
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
(負債及び資本の部)
流動負債
社債及び借入金(短期) 7,024 6,096
営業債務 83,936 98,045
リース負債 9,591 9,534
その他の短期金融負債 6,216 7,184
未払法人所得税 4,172 1,587
前受金 9,437 8,500
その他の流動負債 12,848 10,790
流動負債合計 133,224 141,736
非流動負債
社債及び借入金(長期) 18,156 17,329
リース負債 52,713 51,018
その他の長期金融負債 14,225 14,465
退職給付に係る負債 10,335 10,629
繰延税金負債 1,721 1,442
引当金 5,255 5,300
その他の非流動負債 144 268
非流動負債合計 102,549 100,451
負債合計 235,773 242,188
資本
資本金 19,878 19,878
資本剰余金 18,934 18,933
利益剰余金 92,761 97,202
その他の資本の構成要素 △1,370 △1,310
自己株式 △1,870 △1,870
株主資本合計 128,333 132,833
非支配持分 23,551 24,656
資本合計 151,884 157,488
負債及び資本合計 387,657 399,676
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上収益 671,116 515,679
売上原価 △607,427 △451,276
売上総利益 63,689 64,403
その他の収益及び費用
販売費及び一般管理費 △49,884 △48,929
固定資産に係る損益 1 △187
その他の損益 1,413 657
その他の収益及び費用合計 △48,470 △48,459
営業活動に係る利益 15,219 15,944
金融収益及び金融費用
受取利息 43 34
受取配当金 94 502
支払利息 △839 △798
その他の金融損益 △33 △484
金融収益及び金融費用合計 △735 △746
持分法による投資損益 1,368 839
税引前四半期利益 15,852 16,037
法人所得税費用 △4,847 △4,782
四半期純利益 11,005 11,255
四半期純利益の帰属
当社株主に帰属する四半期純利益 9,282 9,525
非支配持分に帰属する四半期純利益 1,723 1,730
計 11,005 11,255
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
その他の包括利益(税効果控除後)
純損益に振替えられることのない項目
FVTOCI金融資産 212 △9
持分法適用会社におけるその他の包括利益 45 29
純損益に振替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 1 △72
キャッシュ・フロー・ヘッジ 54 28
持分法適用会社におけるその他の包括利益 272 84
その他の包括利益(税効果控除後)計 584 60
四半期包括利益 11,589 11,315
四半期包括利益の帰属
当社株主に帰属する四半期包括利益 9,866 9,585
非支配持分に帰属する四半期包括利益 1,723 1,730
計 11,589 11,315
(単位:円)
1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益
基本的 82.23 84.38
希薄化後 - -
(単位:百万円)
売上高 826,528 637,445
(注)売上高は、日本の会計慣行に基づいた金額であります。投資家の便宜を考慮し、当社が任意に開示する項目であ
り、IFRSで求められているものではありません。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 剰余金 剰余金 資本の 自己株式 合計
構成要素
2019年4月1日残高 19,878 18,922 86,769 △1,406 △1,873 122,290 22,276 144,566
会計方針の変更による累積的影響額 △1,146 △1,146 △389 △1,535
会計方針の変更を反映した当期首残高 19,878 18,922 85,623 △1,406 △1,873 121,144 21,887 143,031
四半期純利益 9,282 9,282 1,723 11,005
その他の包括利益 584 584 0 584
四半期包括利益 9,282 584 9,866 1,723 11,589
所有者との取引額
配当金 △4,859 △4,859 △419 △5,728
子会社持分の追加取得及び売却による増
- 21 21
減
その他の資本の構成要素から利益剰余金
△18 18 - -
への振替
自己株式の取得及び処分 △0 △0 △0
株式に基づく報酬取引 △3 3 - -
2019年12月31日残高 19,878 18,919 90,028 △804 △1,870 126,151 23,212 149,363
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 剰余金 剰余金 資本の 自己株式 合計
構成要素
2020年4月1日残高 19,878 18,934 92,761 △1,370 △1,870 128,333 23,551 151,884
四半期純利益 9,525 9,525 1,730 11,255
その他の包括利益 60 60 △0 60
四半期包括利益 9,525 60 9,585 1,730 11,315
所有者との取引額
配当金 △5,084 △5,084 △675 △5,759
子会社持分の追加取得及び売却による増
- 50 50
減
自己株式の取得及び処分 △0 △0 △0
株式に基づく報酬取引 △1 1 - -
2020年12月31日残高 19,878 18,933 97,202 △1,310 △1,870 132,833 24,656 157,488
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 15,852 16,037
減価償却費等 14,631 14,832
固定資産に係る損益 △1 187
金融収益及び金融費用 735 746
持分法による投資損益 △1,368 △839
営業債権の増減 △1,897 △4,090
棚卸資産の増減 6,425 △86
営業債務の増減 △10,465 14,148
その他-純額 △4,558 362
配当金の受取額 671 3,097
利息の受取額 26 34
利息の支払額 △808 △728
法人所得税の支払額 △5,672 △10,253
法人所得税の還付額 2,533 98
営業活動によるキャッシュ・フロー 16,104 33,545
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の取得に
△2,816 △4,501
よる支出
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の売却及
204 5,092
び償還による収入
子会社の取得による支出(取得時の現金受入額控除
△5,566 -
後)
子会社の取得による収入 - 11
子会社の売却による収入(売却時の現金減少額控除
2,905 -
後)
貸付による支出 △703 △680
貸付金の回収による収入 857 843
有形固定資産及び投資不動産の取得による支出 △8,666 △7,591
有形固定資産及び投資不動産の売却による収入 1,834 610
無形資産の取得による支出 △978 △1,159
無形資産の売却による収入 16 201
預け金の増減-純額 10,000 11,021
その他-純額 1,903 △21
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,010 3,826
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債及び借入金による調達額 - 10,050
社債及び借入金の返済額 △6,480 △14,301
リース負債の返済による支出 △8,078 △8,214
短期借入金の増減-純額 1,962 2,528
非支配持分からの払込による収入 50 50
非支配持分からの子会社持分取得による支出 △30 -
当社株主への配当金の支払額 △4,859 △5,084
非支配持分への配当金の支払額 △419 △675
自己株式の取得による支出 △0 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー △17,854 △15,646
現金及び現金同等物の増減額 △2,760 21,726
現金及び現金同等物の期首残高 18,725 19,243
為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額 1 △37
現金及び現金同等物の四半期末残高 15,966 40,932
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)セグメント情報
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 60,037 384,706 155,006 71,367 671,116 - 671,116
セグメント間収益 78 8,130 4,384 2,508 15,100 △15,100 -
売上収益合計 60,115 392,836 159,390 73,875 686,216 △15,100 671,116
売上総利益 15,293 34,826 5,489 8,081 63,689 - 63,689
営業活動に係る利益 1,204 6,074 2,230 5,221 14,729 490 15,219
税引前四半期利益 1,492 5,827 2,230 5,898 15,447 405 15,852
当社株主に帰属する
804 3,302 1,537 3,368 9,011 271 9,282
四半期純利益
その他の項目
資産合計 66,421 156,918 62,459 96,566 382,364 26,435 408,799
売上高 66,372 410,863 275,857 73,436 826,528 - 826,528
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額271百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額26,435百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
売上高は当社が任意で開示する項目であり、日本の会計慣行における売上高を表示しております。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第3四半期決算短信
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 52,615 296,234 111,570 55,260 515,679 - 515,679
セグメント間収益 4 5,699 4,231 2,664 12,598 △12,598 -
売上収益合計 52,619 301,933 115,801 57,924 528,277 △12,598 515,679
売上総利益 14,644 34,624 6,869 8,266 64,403 - 64,403
営業活動に係る利益 786 5,597 3,822 5,015 15,220 724 15,944
税引前四半期利益 1,344 5,325 4,295 4,460 15,424 613 16,037
当社株主に帰属する
665 3,091 3,006 2,331 9,093 432 9,525
四半期純利益
その他の項目
資産合計 66,491 148,682 52,049 91,814 359,036 40,640 399,676
売上高 57,324 325,156 190,053 64,912 637,445 - 637,445
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額432百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額40,640百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
売上高は当社が任意で開示する項目であり、日本の会計慣行における売上高を表示しております。
前連結会計年度末(2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
資産合計 67,240 148,253 49,277 91,921 356,691 30,966 387,657
(注) 資産合計の調整額30,966百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
(報告セグメントの変更等に関する事項)
第1四半期連結会計期間において、「カーライフ事業部門」に含まれていた石油製品の輸出入事業及びタンク
ターミナル事業の区分を「産業ビジネス事業部門」に変更しております。
なお、このセグメント変更に伴い、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度末のセグメント情報は、変
更後の報告セグメントの区分により組み替えて表示しております。
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