8133 エネクス 2020-07-31 13:00:00
2021年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年7月31日
上場会社名 伊藤忠エネクス株式会社 上場取引所 東
コード番号 8133 URL https://www.itcenex.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)岡田 賢二
問合せ先責任者 (役職名) 財務経理部長 (氏名)井上 慎一郎 TEL 03-4233-8008
四半期報告書提出予定日 2020年8月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満四捨五入)
1.2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
当社株主に
営業活動に
売上収益
係る利益
税引前四半期利益 四半期純利益 帰属する 四半期包括利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第1四半期 148,181 △32.7 4,447 3.1 5,252 9.7 3,790 17.2 3,578 32.4 4,135 37.4
2020年3月期第1四半期 220,216 △2.7 4,312 9.5 4,787 6.5 3,234 0.8 2,701 6.2 3,009 △6.7
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
当社株主に帰属する 当社株主に帰属する
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第1四半期 31.70 -
2020年3月期第1四半期 23.93 -
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計 株主資本合計 株主資本比率
百万円 百万円 百万円 %
2021年3月期第1四半期 381,701 152,745 129,657 34.0
2020年3月期 387,657 151,884 128,333 33.1
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 21.00 - 23.00 44.00
2021年3月期 -
2021年3月期(予想) 22.00 - 22.00 44.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
基本的1株当たり
営業活動に 当社株主に帰属する
売上収益
係る利益
税引前利益
当期純利益
当社株主に帰属する
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) - - - - - - - - -
通期 710,000 △20.9 16,000 △16.9 16,700 △16.4 11,000 △8.8 97.45
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
当社の業績評価は通期ベースで作成しており、第2四半期連結累計期間の業績予想は作成しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期1Q 116,881,106株 2020年3月期 116,881,106株
② 期末自己株式数 2021年3月期1Q 4,000,584株 2020年3月期 4,000,584株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期1Q 112,880,522株 2020年3月期1Q 112,878,644株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と大きく異なる可能性があります。
業績予想の前提となる仮定及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料6ページ「1.当
四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 6
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 7
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 7
(2)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 11
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 12
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 14
(6)セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………… 14
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 当期の連結業績の概況
当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年6月30日)における日本経済は、新型コロナウイルス感
染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言発出を機に、外出自粛や各自治体からの営業自粛要請等により個人消費が急速
に減少し、経済活動が大幅に落ち込む、非常に厳しい状況が続きました。緊急事態宣言解除後も、回復に向けた動
きは鈍く、将来の見通しについては極めて不透明な状況が続いております。
当社グループにおきましては、社長を対策本部長とする「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、全社
的な対応方針並びに必要な施策の決定・遂行や、継続的な情報収集と社内外への情報発信により、適正な全社マネ
ジメントを行っています。また、「従業員の安全」、「感染防止」を最優先事項とし、在宅勤務や時差出勤を活用
し、感染リスクの低減を図るとともに、業務の遂行に必要な通信ネットワーク環境の整備を進め、業務効率化を図
っております。
事業面におきましては、2019年4月に公表しました2ヵ年の中期経営計画『Moving2020 翔ける』に基づき、事
業を推進しております。
中期経営計画の概要
1.計画名称:
2.期間 :2ヵ年(2019年度~2020年度)
3.基本方針:『成長戦略の推進』
① 収益基盤の維持・深化:グループシナジーの創出、顧客基盤の更なる活用
② 海外・周辺分野の開拓:海外事業への積極投資と周辺事業のM&A
③ 新規事業の創出:環境関連ビジネス等の推進
『組織基盤の進化』
① グループ経営の強化:連結経営管理の高度化と実効性のあるガバナンス体制の構築
② 成長を支える人材戦略:ダイバーシティの推進及びグローバル人材の育成
③ イノベーションの推進:既存事業の効率化追求とデジタル技術活用
4.定量計画(2020年度)(※1):
① 当社株主に帰属する当期純利益:110億円
② 連結配当性向:40%以上
③ 実質営業キャッシュ・フロー(※2):200億円以上
④ 2年間累計投資額:430億円
(※1)上記の定量計画は、新型コロナウイルス感染症による影響を考慮し、2020年5月15日に見直しをしております。
(※2)実質営業キャッシュ・フローとは、営業活動によるキャッシュ・フローから運転資金等を除いたものです。
当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2019年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 148,181 220,216 △72,035
営業活動に係る利益 4,447 4,312 135
当社株主に帰属する当期純利益 3,578 2,701 877
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
売上収益は1,481億8千1百万円(前年同期比32.7%の減少)となりました。これは主に、国内石油製品の原油
価格の下落に伴う販売価格の下落や販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は44億4千7百万円(前年同期比3.1%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は35億
7千8百万円(前年同期比32.4%の増加)となりました。これは主に、新型コロナウイルス感染症の影響による巣
ごもり需要で家庭用LPガス・電力の販売量が底堅く推移したことと、石油製品の輸出入事業における原油価格の
変動を捉えたオペレーション、また営業経費の削減によるものです。
② 当期のセグメント別の概況
セグメント別の業績は、次のとおりであります。2020年4月1日に行った組織改編に伴い、報告セグメントを変
更しております。当該組織改編により、「カーライフ事業部門」に含まれていた石油製品の輸出入事業及びタンク
ターミナル事業の区分を「産業ビジネス事業部門」に変更しております。
このため、前期との比較は、変更後の報告セグメントに基づき組み替えて行っております。
【ホームライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2019年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 15,766 19,819 △4,053
営業活動に係る利益 57 555 △498
当社株主に帰属する当期純利益 173 501 △328
当第1四半期連結累計期間におけるホームライフ事業部門は、LPガス事業におきましては、感染拡大防止の観
点から対面での営業活動の自粛により、直売顧客軒数は前期末に比べ微減の約550,000軒となりました。LPガス
販売数量は、外出自粛による巣ごもり需要が発生したことにより、家庭用需要は拡大しました。一方で、業務用や
工業用、タクシー向けオートガスについては、休業要請や供給先である工場の稼働率低下の影響により需要が大き
く減少し、LPガス販売数量は前年同期を下回りました。
家庭向け電力販売事業におきましては、顧客件数は約96,000軒となりました。
産業ガス販売事業におきましては、供給先工場等の稼働率低下の影響により、販売数量は前年同期を下回りまし
た。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は157億6千6百万円(前年同期比20.5%の減少)となりました。これは主に、LPガス輸入価格下落
に伴う販売価格の下落や経済活動の低迷によるLPガス及び産業ガス販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は5千7百万円(前年同期比89.7%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は1億7千
3百万円(前年同期比65.5%の減少)となりました。これは主に、LPガス輸入価格下落に伴う在庫影響やLPガ
ス及び産業ガス販売数量の減少によるものです。
【カーライフ事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2019年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 81,876 126,054 △44,178
営業活動に係る利益 910 1,928 △1,018
当社株主に帰属する当期純利益 633 1,042 △409
当第1四半期連結累計期間におけるカーライフ事業部門は、CS(※3) 事業におきましては、CS数が前期末
より2ヵ所減少し、1,702ヵ所となりました。石油製品の販売数量は、新型コロナウイルス感染症の影響による外
出自粛や経済活動の低迷によりガソリンや軽油の販売数量が減少し、前年同期を下回りました。一方で、石油製品
の小売市況は引き続き堅調に推移しました。
自動車関連事業におきましては、自動車ディーラー事業を行っている子会社の大阪カーライフグループでは、新
型コロナウイルス感染症の影響による店舗の営業時間短縮等により、来店客数が減少した結果、販売台数は前年同
期を下回りました。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
売上収益は818億7千6百万円(前年同期比35.0%の減少)となりました。これは主に、石油製品の原油価格下
落による販売価格の下落と販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は9億1千万円(前年同期比52.8%の減少)、当社株主に帰属する四半期純利益は6億3千
3百万円(前年同期比39.3%の減少)となりました。これは主に、石油製品の販売数量の減少と自動車ディーラー
事業の販売台数の減少やサービス収益の減少によるものです。
(※3)CSとは、カーライフ・ステーションの略であり、当社が提案する複合サービス給油所です。
【産業ビジネス事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2019年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 32,262 50,035 △17,773
営業活動に係る利益 1,730 256 1,474
当社株主に帰属する当期純利益 1,539 191 1,348
当第1四半期連結累計期間における産業ビジネス事業部門は、産業用燃料販売事業及び法人向け自動車用燃料給
油カード事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による供給先である工場等の稼働率低下や営業車
の給油カード利用の減少により、販売数量は前年同期を下回りました。アスファルト事業におきましては、販売数
量は前年同期を上回りましたが、原油価格の下落に伴う在庫影響を受け、収益は前年同期を下回りました。船舶燃
料販売事業では、国内外で既存先のシェア拡大を進め、販売数量は前年同期を上回りました。石油製品の輸出入事
業におきましては、原油価格の変動を捉えたオペレーションが奏功し、収益は前年同期を上回りました。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は322億6千2百万円(前年同期比35.5%の減少)となりました。これは主に、産業用石油製品の原油
価格の下落に伴う販売価格の下落や販売数量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は17億3千万円(前年同期比575.8%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は15億3
千9百万円(前年同期比705.8%の増加)となりました。これは主に、石油製品の輸出入事業における原油価格の
変動を捉えたオペレーションと営業経費の削減によるものです。
【電力・ユーティリティ事業】
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2019年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 18,277 24,308 △6,031
営業活動に係る利益 1,472 1,351 121
当社株主に帰属する当期純利益 1,111 895 216
当第1四半期連結累計期間における電力・ユーティリティ事業部門は、電力事業におきましては、新型コロナウ
イルス感染症の影響により電力供給先である店舗・工場等の稼働率が低下したこと、また法人向け大規模高圧契約
の減少も重なり、高圧販売量は前年同期比で減少しました。
一方、在宅率の向上により家庭用電力の消費量が増加したことに加え、家庭向けを中心とした低圧契約件数が増
加したことにより、低圧販売量は前年同期比で増加しました。全体では法人向け大規模高圧契約の減少が大きく、
小売電力販売量は前年同期を下回りました。
熱供給事業(※4)におきましては、気温は前年同期に比べ高く推移しましたが、新型コロナウイルス感染症の
影響により熱供給先のテナント休業が発生したことが影響し熱需要は前年同期を下回りました。
このような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりとなりました。
売上収益は182億7千7百万円(前年同期比24.8%の減少)となりました。これは主に、電力事業の販売・需給
分野における卸売販売量の減少によるものです。
営業活動に係る利益は14億7千2百万円(前年同期比9.0%の増加)、当社株主に帰属する四半期純利益は11億
1千1百万円(前年同期比24.1%の増加)となりました。これは主に、発電領域において昨年度実施していた大型
の定期修理が完了し、当年度は稼働率が上昇したことによるものです。
(※4)熱供給事業とは、熱源プラントから複数の建物、オフィスビル等に、冷房・暖房等に使用する冷水・温水を導管で供給する事業
です。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
【資産、負債及び資本の状況】
(単位:百万円)
2020年6月末 2020年3月末 増減
資産合計 381,701 387,657 △5,956
負債合計 228,956 235,773 △6,817
資本合計 152,745 151,884 861
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して59億5千6百万円減少し、
3,817億1百万円となりました。これは主に、季節要因や原油価格の下落に伴う販売価格の下落により営業債権が
225億3千4百万円減少したことによるものです。また負債合計は、前連結会計年度末と比較して68億1千7百万
円減少し、2,289億5千6百万円となりました。これは主に、季節要因や原油価格の下落に伴う仕入価格の下落に
より営業債務が155億2千4百万円減少したことによるものです。資本合計は、当社株主に帰属する四半期純利益
による35億7千8百万円増加及び配当金支払いによる32億7千4百万円減少等により前連結会計年度末と比較して
8億6千1百万円増加の1,527億4千5百万円となりました。
【キャッシュ・フローの状況】
当社グループでは、2020年度当社株主に帰属する当期純利益110億円を目標とし、コア事業から生みだされたキ
ャッシュ・フローをもとに新規事業への積極的な投資を進めております。今後もグループ経営をさらに進化させ、
バランスの取れた資産ポートフォリオを形成するとともに、事業間のシナジーが創出できる体制を構築していきま
す。
当面の資金調達余力につきましても、潤沢な現金及び現金同等物に加え、十分な当座貸越枠並びに社債(CP)
発行枠を確保しております。また、これまでも健全な水準を維持してきたネットDERは△0.10倍となっており、
実質無借金となっております。
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2019年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
16,317 △4,129 20,446
キャッシュ・フロー
投資活動による
8,452 △196 8,648
キャッシュ・フロー
(フリー・キャッシュ・
(24,769) (△4,325) (29,094)
フロー)
財務活動による
2,928 4,460 △1,532
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減 27,697 135 27,562
為替相場の変動による現金
△8 2 △10
及び現金同等物への影響額
現金及び現金同等物の四半
46,932 18,862 28,070
期末残高
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比
較して276億8千9百万円増加の469億3千2百万円となりました。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
(単位:百万円)
2020年度第1四半期 2019年度第1四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動による
16,317 △4,129 20,446
キャッシュ・フロー
運転資金等の増減 8,818 △10,245 19,063
実質営業キャッシュ・
7,499 6,116 1,383
フロー
営業活動の結果得られた資金は163億1千7百万円となりました。これは主に、税引前四半期利益52億5千2百
万円、減価償却費等49億7百万円、売買所要資金75億8百万円の増加等によるものです。なお、獲得した資金は前
年同期比204億4千6百万円増加しております。また、実質営業キャッシュ・フローにつきましても前年同期比で
13億8千3百万円上回りました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、これまでも投資戦略に基づき常に資本効率を意識した投資を進めております。2019年度~
2020年度の2ヵ年においてはキャッシュを生み出す重要な収益基盤の維持・深化に170億円、電力・ユーティリテ
ィ部門を中心とした海外・周辺分野、新規事業に対して260億円の投資を計画しております。
投資活動により得られた資金は84億5千2百万円となりました。貸付による支出2億9千万円、電力・ユーティ
リティ事業を中心とする有形固定資産及び投資不動産の取得による支出23億1千5百万円、無形資産の取得による
支出3億8千万円等に使用した一方、投資(持分法で会計処理されている投資を含む)の売却及び償還による収入
2億9千9百万円、預け金の減少による収入110億2千1百万円等により資金が得られました。なお、使用した資
金は前年同期比86億4千8百万円減少しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当社グループでは、企業価値向上に向けグループ全体での財務活動の効率化を目指しております。グループ金融
制度(※)の導入等によりグループ全体での財務マネジメントを強化した結果、財務活動により得られた資金は29
億2千8百万円となりました。これは主に、新型コロナウイルス感染症対応に伴う短期社債(CP)及び借入金に
よる調達額100億円、リース負債の返済による支出28億3千7百万円、当社株主への配当金の支払額25億9千9百
万円等によるものです。なお、獲得した資金は前年同期比15億3千2百万円減少しております。
(※)グループ金融制度とはグループ間で資金を融通しあうことで資金管理・調達コストを効率化する制度です。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社の通期連結業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響が第2四半期以降も依然として不透明であるた
め、2020年5月15日の発表より変更しておりません。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第1四半期連結会計期間末
区分
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
(資産の部)
流動資産
現金及び現金同等物 19,243 46,932
営業債権 86,911 64,377
その他の短期金融資産 28,095 18,087
棚卸資産 24,263 23,813
未収法人所得税 98 725
前渡金 128 83
その他の流動資産 2,502 1,966
流動資産合計 161,240 155,983
非流動資産
持分法で会計処理されている投資 31,583 31,119
その他の投資 3,860 4,061
投資以外の長期金融資産 11,942 11,967
有形固定資産 132,870 134,267
投資不動産 13,147 12,919
のれん 521 521
無形資産 20,005 19,786
繰延税金資産 10,374 9,039
その他の非流動資産 2,115 2,039
非流動資産合計 226,417 225,718
資産合計 387,657 381,701
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第1四半期連結会計期間末
区分
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
(負債及び資本の部)
流動負債
社債及び借入金(短期) 7,024 16,332
営業債務 83,936 68,412
リース負債 9,591 10,216
その他の短期金融負債 6,216 8,348
未払法人所得税 4,172 2,288
前受金 9,437 9,029
その他の流動負債 12,848 11,393
流動負債合計 133,224 126,018
非流動負債
社債及び借入金(長期) 18,156 17,865
リース負債 52,713 53,942
その他の長期金融負債 14,225 14,043
退職給付に係る負債 10,335 10,436
繰延税金負債 1,721 1,216
引当金 5,255 5,228
その他の非流動負債 144 208
非流動負債合計 102,549 102,938
負債合計 235,773 228,956
資本
資本金 19,878 19,878
資本剰余金 18,934 18,934
利益剰余金 92,761 93,740
その他の資本の構成要素 △1,370 △1,025
自己株式 △1,870 △1,870
株主資本合計 128,333 129,657
非支配持分 23,551 23,088
資本合計 151,884 152,745
負債及び資本合計 387,657 381,701
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(2)要約四半期連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上収益 220,216 148,181
売上原価 △199,545 △127,824
売上総利益 20,671 20,357
その他の収益及び費用
販売費及び一般管理費 △16,476 △15,870
固定資産に係る損益 △61 △27
その他の損益 178 △13
その他の収益及び費用合計 △16,359 △15,910
営業活動に係る利益 4,312 4,447
金融収益及び金融費用
受取利息 16 11
受取配当金 58 464
支払利息 △297 △274
その他の金融損益 △36 10
金融収益及び金融費用合計 △259 211
持分法による投資損益 734 594
税引前四半期利益 4,787 5,252
法人所得税費用 △1,553 △1,462
四半期純利益 3,234 3,790
四半期純利益の帰属
当社株主に帰属する四半期純利益 2,701 3,578
非支配持分に帰属する四半期純利益 533 212
計 3,234 3,790
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
その他の包括利益(税効果控除後)
純損益に振替えられることのない項目
FVTOCI金融資産 44 125
持分法適用会社におけるその他の包括利益 9 9
純損益に振替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △1 8
キャッシュ・フロー・ヘッジ △15 10
持分法適用会社におけるその他の包括利益 △262 193
その他の包括利益(税効果控除後)計 △225 345
四半期包括利益 3,009 4,135
四半期包括利益の帰属
当社株主に帰属する四半期包括利益 2,476 3,923
非支配持分に帰属する四半期包括利益 533 212
計 3,009 4,135
(単位:円)
1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益
基本的 23.93 31.70
希薄化後 - -
(単位:百万円)
売上高 274,365 182,121
(注)売上高は、日本の会計慣行に基づいた金額であります。投資家の便宜を考慮し、当社が任意に開示する項目であ
り、IFRSで求められているものではありません。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 剰余金 剰余金 資本の 自己株式 合計
構成要素
2019年4月1日残高 19,878 18,922 86,769 △1,406 △1,873 122,290 22,276 144,566
会計方針の変更による累積的影響額 △1,146 △1,146 △389 △1,535
会計方針の変更を反映した当期首残高 19,878 18,922 85,623 △1,406 △1,873 121,144 21,887 143,031
四半期純利益 2,701 2,701 533 3,234
その他の包括利益 △225 △225 0 △225
四半期包括利益 2,701 △225 2,476 533 3,009
所有者との取引額
配当金 △2,486 △2,486 △419 △2,905
子会社持分の追加取得及び売却による増
- △30 △30
減等
2019年6月30日残高 19,878 18,922 85,838 △1,631 △1,873 121,134 21,971 143,105
当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
株主資本
非支配
その他の 資本合計
資本 利益 株主資本 持分
資本金 剰余金 剰余金 資本の 自己株式 合計
構成要素
2020年4月1日残高 19,878 18,934 92,761 △1,370 △1,870 128,333 23,551 151,884
会計方針の変更による累積的影響額 - -
会計方針の変更を反映した当期首残高 19,878 18,934 92,761 △1,370 △1,870 128,333 23,551 151,884
四半期純利益 3,578 3,578 212 3,790
その他の包括利益 345 345 0 345
四半期包括利益 3,578 345 3,923 212 4,135
所有者との取引額
配当金 △2,599 △2,599 △675 △3,274
子会社持分の追加取得及び売却による増
- -
減等
2020年6月30日残高 19,878 18,934 93,740 △1,025 △1,870 129,657 23,088 152,745
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 4,787 5,252
減価償却費等 4,778 4,907
固定資産に係る損益 61 27
金融収益及び金融費用 259 △211
持分法による投資損益 △734 △594
営業債権の増減 16,052 22,582
棚卸資産の増減 6,186 450
営業債務の増減 △30,215 △15,524
その他-純額 △2,268 1,310
配当金の受取額 628 1,597
利息の受取額 10 10
利息の支払額 △269 △228
法人所得税の支払額 △3,404 △3,261
営業活動によるキャッシュ・フロー △4,129 16,317
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の取得に
△2,806 △170
よる支出
投資(持分法で会計処理される投資を含む)の売却及
- 299
び償還による収入
子会社の取得による支出(取得時の現金受入額控除
△5,566 -
後)
貸付による支出 △113 △290
貸付金の回収による収入 195 258
有形固定資産及び投資不動産の取得による支出 △2,581 △2,315
有形固定資産及び投資不動産の売却による収入 197 291
無形資産の取得による支出 △146 △380
無形資産の売却による収入 - 113
預け金の増減-純額 10,000 11,021
その他-純額 624 △375
投資活動によるキャッシュ・フロー △196 8,452
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
区分 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債及び借入金による調達額 - 10,000
社債及び借入金の返済額 △5,433 △363
リース負債の返済による支出 △2,522 △2,837
短期借入金の増減-純額 15,350 △598
非支配持分からの子会社持分取得による支出 △30 -
当社株主への配当金の支払額 △2,486 △2,599
非支配持分への配当金の支払額 △419 △675
財務活動によるキャッシュ・フロー 4,460 2,928
現金及び現金同等物の増減額 135 27,697
現金及び現金同等物の期首残高 18,725 19,243
為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額 2 △8
現金及び現金同等物の四半期末残高 18,862 46,932
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)セグメント情報
前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 19,819 126,054 50,035 24,308 220,216 - 220,216
セグメント間収益 73 1,877 727 796 3,473 △3,473 -
売上収益合計 19,892 127,931 50,762 25,104 223,689 △3,473 220,216
売上総利益 5,270 11,339 1,417 2,645 20,671 - 20,671
営業活動に係る利益 555 1,928 256 1,351 4,090 222 4,312
税引前四半期利益 868 1,862 277 1,631 4,638 149 4,787
当社株主に帰属する
501 1,042 191 895 2,629 72 2,701
四半期純利益
その他の項目
資産合計 63,355 154,191 52,885 99,955 370,386 29,632 400,018
売上高 22,393 133,323 93,643 25,006 274,365 - 274,365
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額72百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額29,632百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
売上高は当社が任意で開示する項目であり、日本の会計慣行における売上高を表示しております。
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伊藤忠エネクス㈱ (8133) 2021年3月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
売上収益
外部顧客からの収益 15,766 81,876 32,262 18,277 148,181 - 148,181
セグメント間収益 1 1,258 1,256 933 3,448 △3,448 -
売上収益合計 15,767 83,134 33,518 19,210 151,629 △3,448 148,181
売上総利益 4,630 10,390 2,723 2,614 20,357 - 20,357
営業活動に係る利益 57 910 1,730 1,472 4,169 278 4,447
税引前四半期利益 278 809 2,179 1,741 5,007 245 5,252
当社株主に帰属する
173 633 1,539 1,111 3,456 122 3,578
四半期純利益
その他の項目
資産合計 61,749 139,230 43,998 93,708 338,685 43,016 381,701
売上高 17,183 90,367 54,017 20,554 182,121 - 182,121
(注) セグメント間の取引は、市場価格を参考にして決定しております。
当社株主に帰属する四半期純利益の調整額122百万円は、報告セグメントに配分していない全社損益であり
ます。
資産合計の調整額43,016百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
売上高は当社が任意で開示する項目であり、日本の会計慣行における売上高を表示しております。
前連結会計年度末(2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電力・ユー
ホームライフ カーライフ 産業ビジネス
ティリティ 計 調整額 連結
事業 事業 事業
事業
資産合計 67,240 148,253 49,277 91,921 356,691 30,966 387,657
(注) 資産合計の調整額30,966百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産であります。
(報告セグメントの変更等に関する事項)
当第1四半期連結会計期間において、「カーライフ事業部門」に含まれていた石油製品の輸出入事業及びタン
クターミナル事業の区分を「産業ビジネス事業部門」に変更しております。
なお、このセグメント変更に伴い、前第1四半期連結累計期間及び前連結会計年度末のセグメント情報は、変
更後の報告セグメントの区分により組み替えて表示しております。
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